JP2004257700A - コージェネレーションシステムの制御装置 - Google Patents

コージェネレーションシステムの制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004257700A
JP2004257700A JP2003051107A JP2003051107A JP2004257700A JP 2004257700 A JP2004257700 A JP 2004257700A JP 2003051107 A JP2003051107 A JP 2003051107A JP 2003051107 A JP2003051107 A JP 2003051107A JP 2004257700 A JP2004257700 A JP 2004257700A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
water supply
days
heating
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003051107A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4000073B2 (ja
Inventor
康二 ▲高▼倉
Koji Takakura
Yukinori Hanada
幸紀 花田
Shin Iwata
伸 岩田
Masahito Ochi
雅人 越智
博司 ▲高▼木
Hiroshi Takagi
Masahiro Yoshimura
正博 吉村
Satoru Yoshida
哲 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Saibu Gas Co Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Chofu Seisakusho Co Ltd
Toho Gas Co Ltd
Original Assignee
Saibu Gas Co Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Chofu Seisakusho Co Ltd
Toho Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Saibu Gas Co Ltd, Osaka Gas Co Ltd, Chofu Seisakusho Co Ltd, Toho Gas Co Ltd filed Critical Saibu Gas Co Ltd
Priority to JP2003051107A priority Critical patent/JP4000073B2/ja
Publication of JP2004257700A publication Critical patent/JP2004257700A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4000073B2 publication Critical patent/JP4000073B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/30Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/14Combined heat and power generation [CHP]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

【課題】レジオネラ属菌感染を予防することができるコージェネレーションシステムの制御装置の提供。
【解決手段】エンジン発電機等の排熱装置の排熱を貯湯タンクの加熱などに利用すると共に給湯温度が低すぎる場合には補助熱源を用いて貯湯タンク内のお湯を加熱するコージェネレーションシステムの制御装置であって、前記制御装置は、前記コージェネレーションシステム全体を制御する中央処理装置71を有し、前記中央処理装置71は、給湯非動作状態の日数が所定日数を経過したか否かを判定する経過日数判定手段713と、給湯非動作状態の日数が所定日数を経過した場合に補助熱源の温度を所定温度以上に維持する補助熱源制御手段714と、給湯水量制御等の給湯制御を行う給湯制御手段715とを有する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、都市ガス、LPガス等を用いてガスエンジン発電機や燃料電池発電機を運転し電気を発生し、副産物として発生した熱を貯湯式の湯水の加熱などに利用すると共に給湯温度が低すぎる場合には補助熱源を用いて貯湯タンクのお湯を加熱するコージェネレーションシステムの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1は、(特許文献1)に記載された従来のコージェネレーションシステムを示す構成図である。
図1において、1は温度成層を形成して貯湯を行う貯湯系統、2はガスエンジン発電機の排熱を利用して(例えばガスエンジン発電機のウォータージャケットからの湯を利用して)貯湯系統1における湯水の加熱等を行うエンジン排熱系統、3は床暖房を行う床暖房系統、4は高温暖房を行う高温暖房系統(補助熱系統)、5は風呂の追焚きのための熱交換を行う風呂加熱系統、6は風呂の追焚きを行う風呂追焚き系統、7は全体を制御する制御装置、8は都市ガス・LPガスを用いて発電と排熱を行う(すなわち電気と熱を併給する)排熱装置としてのガスエンジン発電機、9は浴槽、9Aは給湯を行う給湯系統、31、32、35は開放・閉鎖(オン・オフ)の動作を行う開閉弁、33、34は湯が供給され床暖房の対象となる床、36は浴室暖房換気扇やファンコンベクタ等の高温暖房機である。
【0003】
貯湯系統1は、貯湯タンク101、循環ポンプ102、逆流防止の逆止弁102a、湯水の温度を計測する貯湯サーミスタ103〜106、通水水量を連続的に制御する水量制御弁107、循環する湯水の温度を計測する循環サーミスタ109、温度成層を形成するためのじゃま板110、111、熱の供給側124aと受給側124bとから成る熱交換器124、循環ポンプ102から吐出される湯水をバイパスする貯湯弁125を有する。
また、エンジン排熱系統2は、排熱ポンプ201、湯が100℃を越えないようにするために大気に開放された湯水タンク202、床暖房系統3との間において熱の供給を行う供給側204aと熱の受給側204bとを有する熱交換器204、排熱サーミスタ205、ガスエンジン発電機8の発電能力に余剰が生じた場合にその余剰電力を回収して熱源として使用するための余剰電力回収用ヒータ206、排熱ポンプ201からの湯水が吐出される往路口207、ガスエンジン発電機8のウォータージャケットからの湯水が供給される戻り口208を有する。
【0004】
さらに、床暖房系統3は、暖房ポンプ301、高温暖房系統4側に配設された熱供給側302aと床暖房系統3側に配設された熱受給側302bとから成る熱交換器302、暖房サーミスタ303、バイパス管304、湯水タンク306、往路口307、戻り口308を有する。
さらに、高温暖房系統(補助熱系統)4は、方向性のある水流センサ(方向性水流センサ、図示せず)を有する補助熱源401、加熱サーミスタ402、高温暖房系統4を作動させるためのオン、オフ動作の暖房弁403、温水タンク306内の水位が低下したときに湯を供給する暖房補給水弁404、補助熱系統4における加熱水量を測定する補助熱源水量センサ405を有する。
さらに、風呂加熱系統5は、熱の供給側501aと熱の受給側501bとから成る熱交換器501、風呂加熱系統5を作動させるためのオン、オフ動作の風呂弁502を有する。
さらに、風呂追焚き系統6は、風呂循環ポンプ601、浴槽9へ追焚用の湯を供給する往路口602、浴槽9からの湯水が供給される戻り口603、湯張りの湯が給湯系統9Aの湯張り弁114、逆止弁115、116から供給される湯供給管604、浴槽9との間を循環する湯水の温度を計測する風呂循環サーミスタ605を有する。
【0005】
さらに、給湯系統9Aは、逆流防止の逆止弁115、116、122、通水水量を連続的に制御する水量制御弁(給湯側水量制御弁)113、通水のオン、オフ制御を行う湯張り弁114、貯湯タンク101からの湯と給水口118からの水とを混合する混合弁112、給湯口117、圧力調整の減圧弁119、給水温度を計測する給水サーミスタ120、水量を計測する水量センサ121、排水口123を有する。
ここで、各部の温度について説明する。ガスエンジン発電機8から熱交換器124へ供給される湯の温度は75〜80℃程度であり、熱交換器204へ供給される湯の温度は65〜70℃程度である。また、補助熱源401から熱交換器302や501へ供給される湯の温度は80℃程度である。
【0006】
以上のように構成されたコージェネレーションシステムについて、その動作を説明する。
まず、貯湯系統1および給湯系統9Aの動作について説明する。
貯湯動作においては、貯湯ポンプ102は図示しないモータにより駆動され、また熱交換器124は熱交換を行い、水量制御弁107は、貯湯タンク101の上部から貯湯タンク101内に流入する湯水の量が適量となるように、その開度を制御される。熱交換器124で熱交換されて加熱された湯は循環サーミスタ109を経て循環ポンプ102から貯湯タンク101へ供給され、水量制御弁107→熱交換器124というように循環する。この循環ポンプ102→貯湯タンク101→水量制御弁107→熱交換器124の循環路を第1の循環路と呼ぶ。循環ポンプ102から貯湯タンク101への供給量は、水量制御弁107の開度により制御されるが、貯湯タンク101内で温度成層を形成するように50リットル/時間程度に制御される。水量制御弁107で制御可能な水量の分解能は100リットル/時間程度であるので、この分解能を例えば10リットル/時間程度に向上させるために貯湯弁125でバイパスさせる。また貯湯弁125は循環ポンプ102や熱交換器124などと共に循環路(第2の循環路)を形成しており、第1の循環路における湯水の温度が低い場合には、水量制御弁107を閉鎖状態(オフ状態)として第2の循環路のみを形成し、熱交換器124による温度上昇を待つ。給湯口117や湯張り弁114の開放により貯湯タンク101内の貯湯量が減少した場合には、給水口118からの給水圧が貯湯タンク101の底部の水圧に対して相対的に高まり、給水が行われる。給水口118からの給水は減圧弁119や水量センサ121などを経由して行われる。
【0007】
給湯時においては、貯湯タンク101内の湯は、補助熱源401と混合弁112と給湯側水量制御弁113を経由して給湯口117から供給される。補助熱源401は、貯湯サーミスタ103の計測温度が低く、内蔵の水流センサが水流を検知したときに、通水を加熱する。したがって、貯湯タンク101の貯湯の温度が低い場合には補助熱源401で加熱された湯が給湯口117から供給されることになり、低温湯が供給されることを防止することができる。なお、湯張り弁114は浴槽9への湯張りのための弁である。
【0008】
次に、エンジン排熱系統2について説明する。
ガスエンジン発電機8からの湯(75℃〜80℃程度の湯)は、戻り口208から余剰電力回収用ヒータ206を経由して熱交換器124に達し、熱交換器124において貯湯系統1に対して熱供給を行う。熱交換器124を通過した湯(65℃〜70℃程度の湯)は、低温暖房用熱交換器204に達し、熱交換器204において床暖房系統3に対して熱供給を行う。低温暖房用熱交換器204を経由した湯は、開放型の湯水タンク202を経由して排熱ポンプ201により往路口207からガスエンジン発電機8側へ吐出される。開放型の湯水タンク202は通過する湯の温度を100℃以下に抑えるためのものである。これにより、貯湯系統1における湯が100℃を越えることが防止される。
【0009】
次に、床暖房系統3について説明する。
暖房ポンプ301からの湯水は熱交換器204でエンジン排熱系統2からの熱を受給し、熱交換器302に達する。熱交換器302は浴室暖房換気扇やファンコンベクタ等の高温暖房機36を使用する高温の暖房を行うためのものであり、低温床暖房の場合には湯は、熱交換器302で熱交換が行われることなく通過し往路口307から吐出される。床側では、開閉弁31がオンであれば床33に供給され、開閉弁32がオンであれば床34に供給される。床を経由して戻り口308から供給される湯水は暖房サーミスタ303、湯水タンク306を経由して再度、暖房ポンプ301から吐出される。バイパス管304は開閉弁31、32、35が共にオフ状態のときに熱交換器204、302で熱交換した湯の温度が検知できなくなることを防止するためのものである。温水タンク306内の水位が所定の水位より下がった場合には暖房補給水弁404から湯水タンク306に湯が供給される。
【0010】
次に、高温暖房を行う高温暖房系統4について説明する。
高温暖房系統4は暖房弁403のオンにより動作を開始する。暖房弁403をオンにすると、循環ポンプ102→補助熱源401→高温暖房用熱交換器302→暖房弁403の循環路が形成され、加熱サーミスタ402の計測温度が所定温度(例えば80℃)以下の場合には補助熱源401が動作し、湯水が加熱される。熱交換器302においては床暖房系統3に対して熱の供給が行われ、開閉弁35の開放により高温暖房機36に高温の湯が通水され、高温の暖房が可能となる。
【0011】
次に、風呂の追焚きのための熱交換を行う風呂加熱系統5について説明する。風呂加熱系統5は風呂弁502のオンにより動作を開始する。風呂弁502をオンにすると、循環ポンプ102→補助熱源401→風呂追焚き用熱交換器501→風呂弁502→貯湯用熱交換器124の循環路が形成され、加熱サーミスタ402の計測温度が所定温度(例えば60℃)以下の場合には補助熱源401が動作し、熱交換器501において熱の供給が行われ、風呂の追焚きが行われる。
【0012】
次に、風呂の追焚きを行う風呂追焚き系統6について説明する。
風呂循環ポンプ601の吐出湯水は、風呂追焚き用熱交換器501から熱を受給し、加熱され、往路口602から浴槽9へ湯が供給される。浴槽9からの戻り湯は戻り口603、風呂循環サーミスタ605を経由して風呂循環ポンプ601に戻る。風呂循環ポンプ601を所定時間(例えば20分)おきに一定時間(例えば1分)運転させることにより風呂循環サーミスタ605の計測温度が所定温度(例えば40℃)以下になれば自動的に追焚きを行うようにすることもできる。湯張り用管604は給湯系統9Aの開閉弁114からの湯により湯張りを行うためのものである。
なお、ここでは、熱と電気を発生するものとしてガスエンジン発電機8について記載したが、これに限らず、同じく熱と電気を発生する燃料電池などについても同様に適用でき、同様の効果を奏するものである。
【特許文献1】
特開2002−364919号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
近年、循環式の温泉などの風呂においてレジオネラ属菌に感染し、肺炎を引き起こし、死に至るという問題が発生している。このレジオネラ属菌は、自然界の土壌や淡水中の自然生活菌であって、ヒトの皮膚・粘膜に寄生したり感染しなくても生存できる。しかし、レジオネラ属菌は70℃のお湯に直接接触すれば5秒以内に死滅することが知られている。
【0014】
しかしながら、上記従来のコージェネレーションシステムでは、上記レジオネラ属菌への対策は特に無く、その予防策が要望されていた。
【0015】
本発明は、上記課題を解決するため、レジオネラ属菌感染を予防することができるコージェネレーションシステムの制御装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明のコージェネレーションシステムの制御装置は、エンジン発電機等の排熱装置の排熱を貯湯タンクの加熱などに利用すると共に給湯温度が低すぎる場合には補助熱源を用いて貯湯タンクのお湯を加熱するコージェネレーションシステムの制御装置であって、制御装置は、コージェネレーションシステム全体を制御する中央処理装置を有し、中央処理装置は、給湯非動作状態の日数が所定日数を経過したか否かを判定する経過日数判定手段と、給湯非動作状態の日数が所定日数を経過した場合に補助熱源の温度を所定温度以上に維持する補助熱源制御手段と、給湯水量制御等の給湯制御を行う給湯制御手段とを有する構成を備えている。
これにより、レジオネラ属菌感染を予防することができるコージェネレーションシステムの制御装置が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載のコージェネレーションシステムの制御装置は、エンジン発電機等の排熱装置の排熱を貯湯タンクの加熱などに利用すると共に給湯温度が低すぎる場合には補助熱源を用いて貯湯タンク内のお湯を加熱するコージェネレーションシステムの制御装置であって、制御装置は、コージェネレーションシステム全体を制御する中央処理装置を有し、中央処理装置は、給湯非動作状態の日数が所定日数を経過したか否かを判定する経過日数判定手段と、給湯非動作状態の日数が所定日数を経過した場合に補助熱源の温度を所定温度以上に維持する補助熱源制御手段と、給湯水量制御等の給湯制御を行う給湯制御手段とを有することとしたものである。
この構成により、貯湯タンクのお湯や配管の湯水においてレジオネラ属菌が発生する可能性のある所定日数を経過した場合には補助熱源を用いて貯湯タンクのお湯を所定温度まで加熱して出湯することができるので、レジオネラ属菌を確実に死滅させることができ、その感染を予防することができるという作用を有する。
【0018】
請求項2に記載のコージェネレーションシステムの制御装置は、給湯制御手段は、給湯側水量制御弁を所定開度に制御する水量制御弁制御手段と、補助熱源における加熱水量が所定水量未満になるように給湯水量を制御する給湯水量制御手段とを有することとしたものである。
この構成により、給湯側水量制御弁の開度を制御して貯湯タンクのお湯や配管の湯水の加熱時間を制御することができるので、補助熱源通過中に発生したレジオネラ属菌を確実に死滅させることができるという作用を有する。
【0019】
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図6を用いて説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1によるコージェネレーションシステムの構成は従来例と同様に図1に示す構成である。
【0020】
図2は、本発明の実施の形態1によるコージェネレーションシステムの制御装置7を示すブロック図である。
図2において、71はコージェネレーションシステム全体を制御する中央処理装置(CPU)、72は文字やデータなどを入力する入力装置、73は文字や図形などを表示する表示装置、74は一時的にデータを保存するRAM、75はプログラムやデータを格納するROMである。
【0021】
図3は、CPU71がROM75に格納されたプログラムを実行することにより実現される機能を示す機能ブロックである。
図3において、711は給湯系統9Aが動作状態か非動作状態かを判定する給湯状態判定手段、712は給湯非動作状態の経過時間・経過日数を測定するための給湯タイマ(図示せず)の動作を指示する給湯タイマ動作指示手段、713は給湯非動作状態の日数が所定日数を経過したか否かを判定する経過日数判定手段、714は給湯非動作状態の日数が所定日数を経過した場合に補助熱源401の温度を所定温度以上に維持する補助熱源制御手段、715は給湯水量制御等の給湯制御を行う給湯制御手段である。
【0022】
図4は、図3の給湯制御手段715を示す機能ブロック図である。
図4において、7151は給湯側水量制御弁113の開度を判定する水量制御弁開度判定手段、7152は給湯側水量制御弁113を所定開度に制御する水量制御弁制御手段、7153は補助熱源401の通過水量(加熱水量または加熱湯量)をカウントする水量センサカウント手段、7154は補助熱源401における加熱水量が所定水量未満になるように給湯水量を制御する給湯水量制御手段である。
【0023】
このように構成されたコージェネレーションシステムの制御装置7のCPU71について、その動作を図5、図6を用いて説明する。図5はCPU71の動作を示すフローチャートであり、図6は給湯制御処理(給湯制御手段715の動作)を示すフローチャートである。
【0024】
図5において、まず、給湯状態判定手段711は給湯系統9Aが動作状態(オン状態)か非動作状態(オフ状態)かを判定する(S1)。動作状態か非動作状態かの判定は混合弁112や水量制御弁113の動作状態により判定する。非動作状態と判定したときは給湯タイマ動作指示手段712は給湯タイマの計時開始または計時継続(既に計時開始しているとき)を指示する(S2)。ステップS1で動作状態と判定したときは次に経過日数判定手段713は給湯タイマにおける経過時間または経過日数を検出して給湯非動作状態の経過日数(経過時間)が30日(所定日数)を経過しているか否かを判定し(S3)、30日を経過していないと判定した場合には給湯系統に関する通常運転を行う。30日を経過したと判定した場合には次に補助熱源制御手段714は補助熱源401の温度を75℃(所定温度)以上に維持する制御を行う(S5)。補助熱源401の温度を75℃以上とするのは、補助熱源401を通過する湯の温度をレジオネラ属菌の死滅温度である70℃以上にするためである。次に、給湯制御手段715は給湯水量制御等の給湯制御(図6で説明する)を行い(S6)、その結果により、給湯タイマをリセットしたり(S7)、ステップS5へ戻ったりする。
【0025】
次に、給湯制御手段715の動作を図6を用いて説明する。
図6において、まず、水量制御弁開度判定手段7151は給湯側水量制御弁113の開度を判定し(S11)、所定開度でない場合には水量制御弁制御手段7152は給湯側水量制御弁113を所定開度に制御する(S12)。所定開度とは、貯湯系統1や補助熱系統4、給湯系統9Aにおいてレジオネラ属菌を死滅させるために、70℃以上の湯に5秒以上接触させるための開度である。ステップS11で所定開度であると判定したときは次に水量センサカウント手段7153は補助熱源401の加熱水量のカウントを開始し(S13)、給湯水量制御手段7154は補助熱源401における加熱水量が貯湯タンク101の貯湯量である150リットル(所定水量)以上か否かを判定し(S14)、150リットル以上であると判定した場合には給湯側水量制御弁113の制御を通常制御に戻し(S15)、図5のステップS7へ戻る。そうでない場合には図5のステップS5へ戻る。
【0026】
以上のように本実施の形態によれば、給湯非動作状態の日数が所定日数を経過したか否かを判定する経過日数判定手段713と、給湯非動作状態の日数が所定日数を経過した場合に補助熱源401の温度を所定温度(75℃)以上に維持する補助熱源制御手段714と、給湯水量制御等の給湯制御を行う給湯制御手段715とを有することにより、貯湯タンクのお湯や配管の湯水においてレジオネラ属菌が増殖する可能性のある所定日数(30日)を経過した場合には補助熱源401を用いて貯湯タンクのお湯を所定温度まで加熱して出湯することができるので、レジオネラ属菌を確実に死滅させることができ、その感染を予防することができる。
【0027】
また、給湯制御手段715は、給湯側水量制御弁113を所定開度に制御する水量制御弁制御手段7151と、補助熱源401における加熱水量が所定水量(9リットル/分)未満になるように給湯水量を制御する給湯水量制御手段7154とを有することにより、給湯側水量制御弁113の開度を制御して貯湯タンクのお湯や配管の湯水の加熱時間を制御することができるので、補助熱源通過中に発生したレジオネラ属菌を確実に死滅させることができる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項1に記載のコージェネレーションシステムの制御装置によれば、エンジン発電機等の排熱装置の排熱を貯湯タンクの加熱などに利用すると共に給湯温度が低すぎる場合には補助熱源を用いて貯湯タンク内のお湯を加熱するコージェネレーションシステムの制御装置であって、制御装置は、コージェネレーションシステム全体を制御する中央処理装置を有し、中央処理装置は、給湯非動作状態の日数が所定日数を経過したか否かを判定する経過日数判定手段と、給湯非動作状態の日数が所定日数を経過した場合に補助熱源の温度を所定温度以上に維持する補助熱源制御手段と、給湯水量制御等の給湯制御を行う給湯制御手段とを有することにより、貯湯タンクのお湯や配管の湯水においてレジオネラ属菌が発生する可能性のある所定日数を経過した場合には補助熱源を用いて貯湯タンクのお湯を所定温度まで加熱して出湯することができるので、レジオネラ属菌を確実に死滅させることができ、その感染を予防することができるという有利な効果が得られる。
【0029】
請求項2に記載のコージェネレーションシステムの制御装置によれば、給湯制御手段は、給湯側水量制御弁を所定開度に制御する水量制御弁制御手段と、補助熱源における加熱水量が所定水量未満になるように給湯水量を制御する給湯水量制御手段とを有することにより、給湯側水量制御弁の開度を制御して貯湯タンクのお湯や配管の湯水の加熱時間を制御することができるので、補助熱源通過中に発生したレジオネラ属菌を確実に死滅させることができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的なコージェネレーションシステムを示す構成図
【図2】本発明の実施の形態1によるコージェネレーションシステムの制御装置を示すブロック図
【図3】CPUがROMに格納されたプログラムを実行することにより実現される機能を示す機能ブロック図
【図4】図3の給湯制御手段を示す機能ブロック図
【図5】CPUの動作を示すフローチャート
【図6】給湯制御処理(給湯制御手段の動作)を示すフローチャート
【符号の説明】
1 貯湯系統
2 エンジン排熱系統
3 床暖房系統
4 高温暖房系統(補助熱系統)
5 風呂加熱系統
6 風呂追焚き系統
7 制御装置
8 ガスエンジン発電機
9 浴槽
9A 給湯系統
31、32、35 開閉弁
33、34 床
36 高温暖房機
71 CPU(中央処理装置)
72 入力装置
73 表示装置
74 RAM
75 ROM
101 貯湯タンク
102 循環ポンプ
102a、115、116、122 逆止弁
103、104、105、106 貯湯サーミスタ
107 水量制御弁
109 循環サーミスタ
110、111 じゃま板
112 混合弁
113 水量制御弁(給湯側水量制御弁)
114 湯張り弁
117 給湯口
118 給水口
119 減圧弁
120 給水サーミスタ
121 水量センサ
123 排水口
124、204、302、501 熱交換器
124a、204a、302a、501a 熱の供給側
124b、204b、302b、501b 熱の受給側
125 貯湯弁
201 排熱ポンプ
202、306 湯水タンク
205 排熱サーミスタ
206 余剰電力回収用ヒータ
207、307、602 往路口
208、308、603 戻り口
301 暖房ポンプ
303 暖房サーミスタ
304 バイパス管
401 補助熱源
402 加熱サーミスタ
403 暖房弁
404 暖房補給水弁
405 水量センサ
502 風呂弁
601 風呂循環ポンプ
604 湯供給管
605 風呂循環サーミスタ
711 給湯状態判定手段
712 給湯タイマ動作指示手段
713 経過日数判定手段
714 補助熱源制御手段
715 給湯制御手段
7151 水量制御弁開度判定手段
7152 水量制御弁制御手段
7153 水量センサカウント手段
7154 給湯水量制御手段

Claims (2)

  1. エンジン発電機等の排熱装置の排熱を貯湯タンクの加熱などに利用すると共に給湯温度が低すぎる場合には補助熱源を用いて貯湯タンク内のお湯を加熱するコージェネレーションシステムの制御装置であって、
    前記制御装置は、前記コージェネレーションシステム全体を制御する中央処理装置を有し、
    前記中央処理装置は、給湯非動作状態の日数が所定日数を経過したか否かを判定する経過日数判定手段と、前記給湯非動作状態の日数が所定日数を経過した場合に補助熱源の温度を所定温度以上に維持する補助熱源制御手段と、給湯水量制御等の給湯制御を行う給湯制御手段とを有することを特徴とするコージェネレーションシステムの制御装置。
  2. 前記給湯制御手段は、給湯側水量制御弁を所定開度に制御する水量制御弁制御手段と、前記補助熱源における加熱水量が所定水量未満になるように給湯水量を制御する給湯水量制御手段とを有することを特徴とする請求項1に記載のコージェネレーションシステムの制御装置。
JP2003051107A 2003-02-27 2003-02-27 コージェネレーションシステムの制御装置 Expired - Fee Related JP4000073B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003051107A JP4000073B2 (ja) 2003-02-27 2003-02-27 コージェネレーションシステムの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003051107A JP4000073B2 (ja) 2003-02-27 2003-02-27 コージェネレーションシステムの制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004257700A true JP2004257700A (ja) 2004-09-16
JP4000073B2 JP4000073B2 (ja) 2007-10-31

Family

ID=33116339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003051107A Expired - Fee Related JP4000073B2 (ja) 2003-02-27 2003-02-27 コージェネレーションシステムの制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4000073B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006349323A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Noritz Corp コージェネレーションシステム
JP2007046824A (ja) * 2005-08-09 2007-02-22 Osaka Gas Co Ltd 排熱回収装置
JP2007071412A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 貯湯式給湯装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3321548B1 (en) 2010-10-06 2019-12-11 Eagle Industry Co., Ltd. Sliding part

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006349323A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Noritz Corp コージェネレーションシステム
JP4559307B2 (ja) * 2005-06-20 2010-10-06 株式会社ノーリツ コージェネレーションシステム
JP2007046824A (ja) * 2005-08-09 2007-02-22 Osaka Gas Co Ltd 排熱回収装置
JP4608391B2 (ja) * 2005-08-09 2011-01-12 大阪瓦斯株式会社 排熱回収装置
JP2007071412A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 貯湯式給湯装置
JP4635787B2 (ja) * 2005-09-05 2011-02-23 パナソニック株式会社 貯湯式給湯装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4000073B2 (ja) 2007-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4287838B2 (ja) 貯湯式給湯システム
JP4256857B2 (ja) 貯湯式給湯システム
JP2007205590A (ja) 貯湯式給湯装置
JP2004257700A (ja) コージェネレーションシステムの制御装置
JP2008218354A (ja) 燃料電池発電システム
JP6944831B2 (ja) 給気予熱暖房システム
JP4398653B2 (ja) コージェネレーションシステムの制御装置
JP2004211927A (ja) コージェネレーションシステム
JP4247171B2 (ja) コージェネレーションシステム
JP6551062B2 (ja) コージェネレーションシステム
JP4094625B2 (ja) コージェネレーションシステム
JP4000074B2 (ja) コージェネレーションシステムの制御装置
JP4160066B2 (ja) コージェネレーションシステム
JP2002364918A (ja) コージェネレーションシステム
JP4226576B2 (ja) コージェネレーションシステム
JP3970209B2 (ja) 給湯暖房熱源装置及びその制御方法
JP4203431B2 (ja) 学習機能付き給湯装置
JP4669156B2 (ja) コージェネレーションシステム
JP4664533B2 (ja) コージェネレーションシステム
JP2004225926A (ja) ヒートポンプ式給湯装置及びヒートポンプ式給湯暖房装置
JP2004263940A (ja) コージェネレーションシステムの制御装置
JP2003021392A (ja) コージェネレーションシステム
JP2006183960A (ja) コージェネレーションシステム
JP4639059B2 (ja) 給湯熱源システム
JP3984126B2 (ja) コージェネレーションシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051028

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070306

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070719

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070810

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4000073

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100817

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130817

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees