JP2010133593A - 貯湯式給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】貯湯式給湯装置のCOPを向上しつつ、貯湯タンク内に貯留される湯水、ひいては貯湯タンクから給湯される湯水の衛生性を簡易にして効率的に且つ確実に向上することができる貯湯式給湯装置を提供する。
【解決手段】貯湯式給湯装置(1)は、貯湯タンク(6)の一端部から高温水域(26)の湯水を流出させる給湯手段と、貯湯タンクの他端部からヒートポンプ(2)に向けて流出される湯水の温度を検出する温度検出手段(18b)と、温度検出手段にて検出された湯水の温度が所定の沸き終い温度になるまで貯湯タンクの他端部から湯水をヒートポンプに向けて流出させ、ヒートポンプを用いて沸き上げる沸き上げ手段とを備え、沸き上げ手段は、所定の周期にて所定の沸き終い温度を少なくとも所定の温度帯を超える温度に設定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、貯湯式給湯装置に係り、詳しくは、貯湯タンクに中温水域が形成される貯湯式給湯装置に関する。
この種の貯湯式給湯装置は、ヒートポンプを用いて沸き上げられた湯水を貯留して使用する貯湯式給湯装置であって、ヒートポンプを用いて沸き上げられた高温水が上端部から流入されるとともに低温水が下端部から流入され、内部の湯水が上端部から、高温水が滞留する高温水域、高温水よりも低温で且つ低温水よりも高温となる所定の温度帯の中温水が滞留する中温水域、及び低温水が滞留する低温水域の順に層状をなして貯留される貯湯タンクと、貯湯タンクの上端部から高温水域の湯水を流出させる給湯手段と、貯湯タンクの下端部から湯水をヒートポンプに向けて流出させ、ヒートポンプを用いて沸き上げる沸き上げ手段とを備えている。
そして、中温水域の中温水を沸き上げる貯湯式給湯装置が知られている(例えば特許文献1、2参照)。
特開2005−55149号公報 特開2007−71409号公報
しかしながら、上記各従来技術は、あくまでも中温水を優先的に利用するべく沸き上げるものであり、中温水を頻繁に沸き上げることは、ヒートポンプへの入水温度が高い湯水を沸き上げることとなるため、貯湯式給湯装置のCOP(成績係数)が低下するとの問題がある。
また、上記特許文献2では、貯湯タンク内の湯水の利用が長時間停滞することが想定されるとき、中温水の流出を禁止しているため、中温水域が長期間貯留されたままになることによってレジオネラ菌を含む微生物が貯湯タンク内に増殖するおそれがあり、貯湯タンク内に貯留される湯水、ひいては貯湯タンクから給湯される湯水の衛生性向上について依然として課題が残されている。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、貯湯式給湯装置のCOPを向上しつつ、貯湯タンク内に貯留される湯水、ひいては貯湯タンクから給湯される湯水の衛生性を簡易にして効率的に且つ確実に向上することができる貯湯式給湯装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するべく、請求項1の貯湯式給湯装置は、ヒートポンプを用いて沸き上げられた湯水を貯留して使用する貯湯式給湯装置であって、ヒートポンプを用いて沸き上げられた高温水が一端部から流入されるとともに低温水が他端部から流入され、内部の湯水が一端部から、高温水が滞留する高温水域、高温水よりも低温で且つ低温水よりも高温となる所定の温度帯の中温水が滞留する中温水域、及び低温水が滞留する低温水域の順に層状をなして貯留される貯湯タンクと、貯湯タンクの一端部から高温水域の湯水を流出させる給湯手段と、貯湯タンクの他端部からヒートポンプに向けて流出される湯水の温度を検出する温度検出手段と、温度検出手段にて検出された湯水の温度が所定の沸き終い温度になるまで貯湯タンクの他端部から湯水をヒートポンプに向けて流出させ、ヒートポンプを用いて沸き上げる沸き上げ手段とを備え、沸き上げ手段は、所定の周期にて所定の沸き終い温度を少なくとも所定の温度帯を超える温度に設定することを特徴としている。
また、請求項2の発明では、請求項1において、所定の周期は、中温水域にて増殖される所定の微生物の増殖数が中温水域の形成から略最大になる周期であることを特徴としている。
更に、請求項3の発明では、請求項2において、所定の微生物はレジオネラ菌とその宿主アメーバとであって、所定の周期は1週間であることを特徴としている。
請求項1の本発明の貯湯式給湯装置によれば、沸き上げ手段は、所定の周期にて所定の沸き終い温度を少なくとも所定の温度帯を超える温度に設定する。これにより、低温水域のみならず、中温水域の湯水も貯湯タンクの他端部からヒートポンプに向けて定期的に流出させ、ヒートポンプを用いて沸き上げることができる。従って、所定の温度帯をなす中温水域の環境において増殖する微生物を定期的に死滅させることができるため、従来の沸き上げ手段の所定の沸き終い温度の設定を変更するだけの簡易な構成で、貯湯タンク内に貯留される湯水、ひいては貯湯タンクから給湯される湯水の衛生性を向上することができる。
しかも、低温水域のみならず、中温水域の湯水も貯湯タンクの他端部からヒートポンプに向けて流出させることにより、このときには、貯湯タンクにおける高温水域の容量を大きく確保することができ、沸き上げ手段を効率的に発動させることができる。
また、中温水域を所定の周期で定期的に沸き上げるため、沸き上げ手段の動作のたびに中温水域を毎回沸き上げる場合に比して、貯湯式給湯装置の全体としてのCOP(成績係数)を向上することができる。
更に、請求項2の発明によれば、所定の周期は、中温水域にて増殖される所定の微生物の増殖数が中温水域の形成から略最大になる周期である。これにより、微生物が中温水域の形成から略最大に増殖したタイミングにおいて効率的にすべて死滅させることができるため、貯湯式給湯装置のCOPを向上しつつ、貯湯タンク内に貯留される湯水、ひいては貯湯タンクから給湯される湯水の衛生性を簡易にして効率的に向上することができる。
更にまた、請求項3の発明によれば、所定の微生物はレジオネラ菌とその宿主アメーバとであって、所定の周期は1週間である。これにより、レジオネラ菌が1週間程度で爆発的に増殖するとの実験データがあることから、人体に危害を及ぼし、死にも至らしめるレジオネラ菌を効率的にすべて死滅させることができるため、貯湯式給湯装置のCOPを向上しつつ、貯湯タンク内に貯留される湯水、ひいては貯湯タンクから給湯される湯水の衛生性を簡易にして確実に向上することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1には、本発明に係る貯湯式給湯装置の概略構成図が示されている。この給湯装置1は、湯水を加熱して沸き上げるヒートポンプ2を有するヒートポンプユニット4と、ヒートポンプユニット4にて沸き上げられた湯水が貯留される貯湯タンク6を有するタンクユニット8とから構成されており、貯湯タンク6に貯留された湯水を使用して、図示しない風呂の湯張り及び追い焚きや、風呂、台所、洗面所、シャワー等の図示しない給湯栓への給湯等を行う。
ヒートポンプユニット4は、湯水の循環路10に、貯湯タンク6からの湯水の流れ方向から順に、循環ポンプ12、ヒートポンプ2のガスクーラ14、バイパス弁16が介挿されている。
ヒートポンプ2は、圧縮機、ガスクーラ14、膨張弁、蒸発器(ガスクーラ以外図示せず)を超臨界状態となるCO冷媒が循環する冷凍サイクルを構成し、圧縮機にて超臨界状態まで圧縮された高温高圧のCO冷媒をガスクーラ14において貯湯タンク6の湯水で冷却、液化することにより、湯水をCO冷媒との熱交換によって加熱して沸き上げる公知のものであり、詳しい説明は省略する。
バイパス弁16は、循環路10のうち、ヒートポンプ2にて沸き上げられた高温水が流れる高温水路10aと、ヒートポンプ2にて沸き上げられる前の低温水が流れる低温水路10bとを接続し、湯水をタンクユニット8をバイパスしてヒートポンプユニット4内で内部循環可能とする三方弁である。
また、高温水路10aのヒートポンプ2の近傍には、ガスクーラ14、換言するとヒートポンプ2から貯湯タンク6の上端部(一端部)に向けて流出される湯水の出湯温度Toを検出する出口サーミスタ18aが設けられ、一方、低温水路10bのヒートポンプ2の近傍には、貯湯タンク6の下端部(他端部)からガスクーラ14、換言するとヒートポンプ2に向けて流出される湯水の入水温度Tiを検出する入口サーミスタ(温度検出手段)18bが設けられている。
このように構成されるヒートポンプユニット4は、ヒートポンプユニット4、ひいては給湯装置1を総合的に制御する制御ユニット20を備え、制御ユニット20には循環ポンプ12、及びサーミスタ18a、18bが電気的に接続されている。
一方、タンクユニット6は、貯湯タンク4の上端部に高温水路10aが接続され、また、この上端部には湯水を流出させて上記給湯栓等への給湯を行う給湯路22が接続されており、一方、貯湯タンク4の下端部に低温水路10bが接続され、また、この下端部には市水等の外部の図示しない給水源から延びる給水路24が接続されて構成されている。
即ち、貯湯タンク4には、その上端部からヒートポンプ2を用いて沸き上げられた所定の温度T(例えば70℃程度)の高温水が高温水路10aを介して流入されるとともに、その下端部から市水等の所定の温度T(例えば15℃程度)の低温水が給水路24を介して流入され、内部の湯水が上端部から、高温水が滞留する高温水域26、この高温水よりも低温で且つ低温水よりも高温となる所定の温度帯TMZONE(例えば32℃程度〜37℃程度)の中温水が滞留する中温水域28、及び低温水が滞留する低温水域30の順に層状をなして貯留される。
以下、このように構成された給湯装置1の作動について説明する。
先ず、貯湯タンク6内には高温水域26、中温水域28、低温水域30の順に温度帯の異なる湯水が満たされている状態で、ユーザの給湯要求によって貯湯タンク6内の高温水域26の湯水が給湯路22を介して出湯される(給湯手段)。
一方、制御ユニット20にて行われる給湯装置1の学習制御等に応じて、ヒートポンプ2及び循環ポンプ12が周期的に作動され、低温水域30の湯水が低温水路10bを介してヒートポンプ2に向けて流出され、ヒートポンプ2にて湯水の沸き上げ動作が行われる(沸き上げ手段)。
ここで、通常の沸き上げ動作では、サーミスタ18bにて検出された湯水の温度が低温水温度Tを超え中温水温度帯TMZONE未満に設定される沸き終い温度T(例えば30℃程度)になるまで循環ポンプ12を駆動し、サーミスタ18bにて検出された湯水の温度がこの沸き終い温度Tを超えた時点で循環ポンプ12を停止することにより、少なくとも低温水域30の15℃程度になる湯水のすべてを貯湯タンク6から抜き取って沸き上げる。この状態においては、貯湯タンク6内には高温水域26及び中温水域28のみが形成されている。
そして、上記沸き上げ動作によってヒートポンプ2にて加熱され高温に沸き上げられた高温水は貯湯タンク6内にその上端部から流入され、貯湯タンク6内の高温水域26の容量が拡大され、一方、給水源から給水路24を介して低温水が適宜補充供給されることにより、貯湯タンク6内に再び低温水域30が形成される。
ところで、本実施形態では、制御ユニット20において、沸き終い温度Tを所定の周期にて少なくとも中温水温度帯TMZONEを超える温度に設定して沸き上げ動作を行う中間水域28のサニテーション制御を実行している。
当該サニテーション制御では、中温水域28にて増殖されるレジオネラ菌とその宿主アメーバとを含む微生物を沸き上げ動作によって定期的に死滅させるべく、沸き終い温度Tを少なくとも中温水温度帯TMZONEを超える45℃程度、好ましくは、より高温水温度Tに近く、レジオネラ菌を確実に死滅させることができる55℃程度に設定して上記沸き上げ動作を行う。
図2は、25℃程度の水が通過するフィルターに付着したレジオネラ菌を含む一般細菌の増殖傾向を示した実験データの一例であり、増殖する菌数(個/ml)を経過日数(日)で表している。
図2に示されるように、一般細菌の増殖は、菌の誘導期から約1週間程度で増殖期を終えて定常期、衰退期に移るものの、次の増殖期に入ると菌の総数は前回の増殖期のときよりも増大する傾向にあることから、当該サニテーション制御は、制御ユニット20にて行われる学習制御において、1週間ごとに定期的に行われるように予め設定される。即ち、沸き終い温度Tを中間水温度帯TMZONEを超える温度に設定して沸き上げ動作を行う周期は、中温水域28にて増殖される微生物の増殖数が中温水域28の形成から略最大になる周期となっている。
このように、サニテーション制御を定期的に行うことにより、貯湯タンク4から低温水域30のみならず、中間水域28の湯水も抜き出され、中間水域28の湯水はヒートポンプ2により70℃程度の高温水に沸き上げられて殺菌される。
以下、図3のフローチャートを参照して、制御ユニット20において実行される上記サニテーション制御の制御ルーチンについて説明する。
先ず、本制御が開始されるとS1(Sはステップを表し、以下同様とする。)に移行し、S1では、制御ユニット20において行われる学習制御等に応じて、沸き上げ動作要求が有るか否かを判定し、判定結果が真(Yes)で沸き上げ動作要求が有ると判定された場合にはS2に移行し、判定結果が偽(No)で沸き上げ動作要求が無いと判定された場合には再びS1に戻る。
S2では、沸き終い温度Tを通常の30℃から中間水温度帯TMZONEを超える例えば55℃に設定して沸き上げ動作、即ち初回のサニテーション制御を実行し、S3に移行する。
S3では、前回のサニテーション制御の実行から1週間が経過したか否かを判定し、判定結果が真(Yes)で前回のサニテーション制御の実行から1週間が経過したと判定された場合にはS4に移行し、判定結果が偽(No)で前回のサニテーション制御の実行から1週間が経過していないと判定された場合には再びS3に戻る。尚、前回のサニテーション制御の実行から1週間が経過していない間に沸き上げ動作要求が有った場合には、沸き終い温度Tを30℃にして通常の沸き上げ動作が行われる。
S4では、S2のときと同様に、沸き終い温度Tを中間水温度帯TMZONEを超える55℃に設定してサニテーション制御を実行し、S5に移行する。
S5では、サニテーション制御が解除されたか否かを判定し、判定結果が真(Yes)でサニテーション制御が解除されたと判定された場合には本制御を終了し、判定結果が偽(No)でサニテーション制御が解除されていないと判定された場合には再びS3に戻り、1週間毎に定期的にサニテーション制御を行う。
以上のように、本実施形態では、上記サニテーション制御を行うことにより、低温水域30のみならず、中温水域28の湯水も貯湯タンク6の下端部からヒートポンプ2に向けて定期的に流出させ、ヒートポンプ2を用いて沸き上げることができる。従って、中間水域28の中温水温度帯TMZONEの環境において増殖した微生物を定期的に死滅させることができるため、従来の沸き上げ動作の沸き終い温度Tの設定を変更するだけの簡易な構成で、貯湯タンク6内に貯留される湯水、ひいては貯湯タンク6から給湯される湯水の衛生性を向上することができる。
しかも、上記サニテーション制御を行うときには、低温水域30のみならず、中温水域28の湯水も貯湯タンク6の下端部からヒートポンプ2に向けて流出させることにより、貯湯タンク6における高温水域26の容量を大きく確保することができ、沸き上げ動作を効率的に発動させることができる。
また、中温水域28を1週間毎に定期的に沸き上げるため、沸き上げ動作のたびに中温水域28を毎回沸き上げる場合に比して、給湯装置1全体としてのCOP(成績係数)を向上することができる。
更に、上記サニテーション制御を行う周期を中温水域28にて増殖される微生物の増殖数が中温水域28の形成から略最大になる周期である1週間に設定することにより、微生物が中温水域28の形成から略最大に増殖したタイミングにおいて効率的にすべて死滅させることができるため、給湯装置1のCOPを向上しつつ、貯湯タンク6内に貯留される湯水、ひいては貯湯タンク6から給湯される湯水の衛生性を簡易にして効率的に向上することができる。
更にまた、上記サニテーション制御を行う周期を微生物であるレジオネラ菌を対象として1週間に設定していることから、人体に危害を及ぼし、死にも至らしめるレジオネラ菌を効率的にすべて死滅させることができるため、給湯装置1のCOPを向上しつつ、貯湯タンク6内に貯留される湯水、ひいては貯湯タンク6から給湯される湯水の衛生性を簡易にして確実に向上することができる。
以上で本発明の一実施形態についての説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更ができるものである。
例えば、上記実施形態では、サニテーション制御は、制御ユニット20にて行われる学習制御において、1週間ごとに定期的に行われるように予め設定されるが、これに限らず、例えば、1週間のうちの湯水の使用量が多い曜日、換言すると、沸き上げ動作の実行される回数が多い曜日を上記学習制御において学習させ、当該曜日に上記サニテーション制御を行うようにしても良い。また、沸き上げ動作が長期間行われず貯湯タンク6内に貯留される高温水域30の高温水温度Tが例えば40℃以下の低温になったときに、上記サニテーション制御を行うようにしても良い。
また、上記実施形態では、タンクユニット8は貯湯タンク6のみを有しているが、高温タンクと低温タンクとを備え2タンク構成にしても上記と同様の効果を得ることができるのは勿論である。
本発明の一実施形態に係る貯湯式給湯装置の概略構成図である。 25℃程度の水が通過するフィルターに付着したレジオネラ菌を含む一般細菌の増殖数を経過日数で表した実験データである。 図1の制御ユニットにて行われるサニテーション制御の制御ルーチンを示したフローチャートである。
符号の説明
1 貯湯式給湯装置
2 ヒートポンプ
6 貯湯タンク
18b 入口サーミスタ(温度検出手段)
26 高温水域
28 中温水域
30 低温水域

Claims (3)

  1. ヒートポンプを用いて沸き上げられた湯水を貯留して使用する貯湯式給湯装置であって、
    前記ヒートポンプを用いて沸き上げられた高温水が一端部から流入されるとともに低温水が他端部から流入され、内部の湯水が前記一端部から、前記高温水が滞留する高温水域、該高温水よりも低温で且つ前記低温水よりも高温となる所定の温度帯の中温水が滞留する中温水域、及び前記低温水が滞留する低温水域の順に層状をなして貯留される貯湯タンクと、
    前記貯湯タンクの前記一端部から前記高温水域の湯水を流出させる給湯手段と、
    前記貯湯タンクの前記他端部から前記ヒートポンプに向けて流出される湯水の温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段にて検出された湯水の温度が所定の沸き終い温度になるまで前記貯湯タンクの前記他端部から湯水を前記ヒートポンプに向けて流出させ、該ヒートポンプを用いて沸き上げる沸き上げ手段とを備え、
    前記沸き上げ手段は、所定の周期にて前記所定の沸き終い温度を少なくとも前記所定の温度帯を超える温度に設定することを特徴とする貯湯式給湯装置。
  2. 前記所定の周期は、前記中温水域にて増殖される所定の微生物の増殖数が該中温水域の形成から略最大になる周期であることを特徴とする請求項1の貯湯式給湯装置。
  3. 前記所定の微生物はレジオネラ菌とその宿主アメーバとであって、前記所定の周期は1週間であることを特徴とする請求項2の貯湯式給湯装置。
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