JP4557391B2 - 内接歯車ポンプ - Google Patents

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【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は内接歯車ポンプに関する。この内接歯車ポンプは油圧ポンプとして車両のCVT(無段変速機)に用いて好適である。
【0002】
【従来の技術】
従来、特開平7−71373号公報等により、図6に示すように、ハウジング91内にインナーギア92とアウターギア93とを収容した内接歯車ポンプが知られている。
【0003】
この内接歯車ポンプでは、インナーギア92は、外歯92aを有し、駆動軸94により回転駆動されるようになっている。また、アウターギア93は、インナーギア92の外歯92aと噛合する内歯93aを有し、インナーギア92により回転従動されるようになっている。そして、ハウジング91は、外歯92aと内歯93aとが噛合しない非噛合領域で外歯92aの歯先及び内歯93aの歯先と摺接する仕切片91aを有している。
【0004】
また、ハウジング91には、インナーギア92とアウターギア93とがなす歯面間に作動油等の作動流体を吸入させる吸入ポート91bが形成されているとともに、歯面間から作動流体を吐出させる吐出ポート91cが形成されている。吸入ポート91bはハウジング91に形成された吸入路91dにより外部と連通され、吐出ポート91cはやはりハウジング91に形成された吸入路91dと略平行な吐出路91eにより外部と連通されている。
【0005】
この内接歯車ポンプでは、駆動軸94によりインナーギア92を回転駆動すると、アウターギア93がインナーギア92により回転従動することとなる。この際、仕切片91aは外歯92aと内歯93aとが噛合しない非噛合領域で外歯92aの歯先及び内歯93aの歯先と対向している。これにより、インナーギア92とアウターギア93とがなす歯面間は、インナーギア92の一回転で容積の拡大と縮小とを生じることとなる。このため、吸入ポート91bに供給される作動流体は、歯面間に吸入された後、吐出ポート91cから吐出されることとなる。この間、外部より吸入路91dを経て吸入ポート91bに供給された作動流体は、インナーギア92の一回転により吐出ポート91cに移動し、吸入路91dと略平行な吐出路91eを経て外部に吐出されることとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の内接歯車ポンプでは、吐出ポート91cにさらに高圧の作動流体を作用させた場合の耐圧性が十分でなく、図7に示すように、アウターギア93の外周面93bや端面93c、93dがハウジング91との間で焼き付きを生じるおそれがある。この原因は、アウターギア93が作動流体の圧力によってラジアル方向に移動するためである。
【0007】
すなわち、上記従来の内接歯車ポンプでは、図6に示すように、ハウジング91とアウターギア93の外周面93bとの摺接部を吐出路91eと対面させない吐出側ブリッジ91fを有するものの、その摺接部は吸入路91dとは直に対面している。このため、この内接歯車ポンプでは、ハウジング91とアウターギア93の外周面93bとの間に吸入路91d内の作動流体から吸入圧力が作用し、アウターギア93が吸入路91d側のラジアル方向(図中、略右下方向)に引かれることとなる。
【0008】
ここで、アウターギア93が吸入路91d側のラジアル方向に強く引かれれば、図7に示すように、アウターギア93の外周面93bがハウジング91に強く押し付けられ、そこで焼き付きを生じるおそれがある。
【0009】
また、図6に示すように、上記のようにインナーギア92の一回転で作動流体の高圧化を行う関係等から、吸入路91dと吐出路91eとは略平行で接近しており、しかもハウジング91とアウターギア93の外周面93bとの間隙は極めて小さいことから、アウターギア93が吸入路91d側のラジアル方向に引かれれば、このアウターギア93は吐出ポート91c及び吐出路91e側にも移動し、吐出路91e付近でもアウターギア93の外周面93bがハウジング91に強く押し付けられてしまうこととなる。そして、吐出ポート91c内は外部の配管を介して極めて高圧になっており、図8に示すように、ハウジング91とアウターギア93の外周面93bとの間に間隙があれば、端面93c側と端面93d側とで圧力がバランスされるものの、図7に示すように、ハウジング91とアウターギア93の外周面93bとの間の間隙が無くなってしまうと、端面93c側と端面93d側との圧力バランスがとれず、ここでの作動流体はアウターギア93の端面93dをハウジング91側に強く押し付け、アウターギア93の端面93dがハウジング91と焼き付きを生じるおそれもある。
【0010】
この点、特開平8−334092号公報記載の内接歯車ポンプのように、ハウジングとアウターギアの外周面との摺接部を吸入路と対面させない吸入側ブリッジをハウジングに形成することも考えられる。こうであれば、アウターギアには吸入路内の作動流体から吸入圧力が作用せず、アウターギアが吸入路側のラジアル方向に引かれ難くなる。このため、アウターギアの外周面がハウジングに強く押し付けられ難く、そこでの焼き付きが防止され得る。また、アウターギアは吐出ポート及び吐出路側にも移動し難いことから、アウターギアの端面とハウジングとの焼き付きも防止され得る。
【0011】
特に、同公報記載の内接歯車ポンプでは、吐出ポートの一部がアウターギアの外周面と対面する押し返し領域とされており、この押し返し領域に作用する高圧の作動流体によりアウターギアを対角側に押し返している。このため、アウターギアのラジアル方向への移動が調整され、より一層の焼き付きの防止を実現している。
【0012】
しかしながら、こうして吐出ポートの一部をアウターギアのラジアル方向の移動を押し返すための押し返し領域とすると、押し返し領域に作用する作動流体が高圧であることから、製造誤差等による押し返し領域の微妙な寸法変化や、ハウジングとアウターギアの外周面との間の間隙の変化により、アウターギアに加わるラジアル方向の荷重を大きく変化させてしまう。つまり、押し返し領域が微妙に長ければ、アウターギアが大きく対角側に押し返されることとなり、押し返し領域が微妙に短ければ、アウターギアがあまり対角側に押し返されない。また、押し返し領域とアウターギアの中心との角度変位によっては、アウターギアが他の方向に押し返されることともなる。このことは、CVT用の油圧ポンプのように、非常に高圧の吐出圧力が求められている場合により顕著である。このため、厳格な寸法管理が要求され、コスト高を招くこととなる。
【0013】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、低コストを実現しつつ、アウターギアとハウジングとの焼き付きを確実に防止可能な内接歯車ポンプを提供することを解決すべき課題としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の内接歯車ポンプは、外歯を有し、回転駆動されるインナーギアと、該外歯と噛合する内歯を有し、該インナーギアにより回転従動されるアウターギアと、該インナーギア及び該アウターギアを収容し、該外歯と該内歯とが噛合しない非噛合領域で該外歯の歯先及び該内歯の歯先と摺接する仕切片を有し、該インナーギアと該アウターギアとがなす歯面間に作動流体を吸入させる吸入ポートが形成されているとともに、該歯面間から該作動流体を吐出させる吐出ポートが形成されたハウジングとを備え、該ハウジングに該吸入ポートが外部と連通する吸入路と、該吐出ポートが外部と連通する吐出路とが略平行に形成された内接歯車ポンプにおいて、
【0015】
前記ハウジングは、該ハウジングと前記アウターギアの外周面との摺接部を前記吸入路と対面させない吸入側ブリッジと、該摺接部を前記吐出路と対面させない吐出側ブリッジとを有し、前記吸入ポートは、該アウターギアの中心軸に対して前記吐出ポートと対角をなす部分が該摺接部と対面して該アウターギアを吸引する吸引領域とされ、該吐出ポートは該摺接部と対面していないことを特徴とする。
【0016】
本発明の内接歯車ポンプでは、ハウジングとアウターギアの外周面との摺接部を吸入路と対面させない吸入側ブリッジをハウジングが有していることから、アウターギアには吸入路内の作動流体から吸入圧力が作用せず、アウターギアが吸入路側のラジアル方向に引かれ難くなる。このため、アウターギアの外周面がハウジングに強く押し付けられ難く、そこでの焼き付きが防止され得る。また、アウターギアは吐出ポート及び吐出路側にも移動し難いことから、アウターギアの端面とハウジングとの焼き付きも防止され得る。
【0017】
また、この内接歯車ポンプでは、アウターギアの中心軸に対して、吸入ポートの吐出ポートと対角をなす部分が摺接部と対面する吸引領域とされており、この吸引領域に作用する低圧の作動流体によりアウターギアを対角側から吸引している。このため、アウターギアのラジアル方向への移動が調整され、より一層の焼き付きの防止を実現している。
【0018】
この際、この内接歯車ポンプでは、吸入ポートの一部をアウターギアのラジアル方向の移動を吸引するための吸引領域としており、吸引領域に作用する作動流体が低圧であることから、吸引領域や間隙に微妙な寸法変化があっても、アウターギアに加わるラジアル方向の荷重変化はごく軽微である。つまり、吸引領域が微妙に長くても、アウターギアは大きく対角側から吸引されることはなく、吸引領域が微妙に短くても、アウターギアはそれなりに対角側から吸引される。また、吸引領域とアウターギアの中心との角度変位を生じても、アウターギアは他の方向から吸引され難い。このため、厳格な寸法管理が要求されず、低コストを実現することができる。
【0019】
したがって、本発明の内接歯車ポンプによれば、低コストを実現しつつ、アウターギアとハウジングとの焼き付きを確実に防止できる。このため、この内接歯車ポンプによれば、吐出ポートにさらに高圧の作動流体を作用させた場合でも、優れた耐圧性を発揮することができる。
【0020】
ハウジングがインナーギア及びアウターギアを収容する第1ハウジングと、この第1ハウジングを閉塞する第2ハウジングとからなる場合、吸引領域は第2ハウジングの吸入ポートに形成されていることができる。
【0021】
吸引領域の両端はアウターギアの外周面と直交していることが好ましい。吸引領域の両端をアウターギアの外周面と直交させた方が両端の位置が正確となり、吸引領域の微妙な変位を生じないからである。
【0022】
ハウジングは、ハウジングとアウターギアの外周面との摺接部を吐出路と対面させない吐出側ブリッジを有する。こうであれば、アウターギアには吐出路内の作動流体から高圧が作用せず、アウターギアが吐出路側からラジアル方向に押され難くなる。このため、アウターギアの外周面や端面がハウジングに強く押し付けられ難く、そこでの焼き付きがより防止され得る。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施形態を図面を参照しつつ説明する。
【0024】
実施形態の内接歯車ポンプでは、図1に示すように、内部にポンプ室1を形成するリアハウジング2とフロントハウジング3とがボルト4により締結されている。リアハウジング2とフロントハウジング3とには回転不能にシャフト5が設けられている。
【0025】
シャフト5にはラジアル軸受6を介してポンプ室1内に位置するインナーギア7が回転駆動可能に設けられており、インナーギア7は、図3に示すように、外歯7aを有している。また、ポンプ室1内にはアウターギア8が回転従動可能に設けられており、アウターギア8はインナーギア7の外歯7aと噛合する内歯8aを有している。
【0026】
そして、インナーギア7及びアウターギア8を収容するリアハウジング2には、外歯7aと内歯8aとが噛合しない非噛合領域で外歯7aの歯先及び内歯8aの歯先と摺接する仕切片1aを有している。また、図2に示すように、リアハウジング2及びフロントハウジング3には、インナーギア7とアウターギア8とがなす歯面間に作動油を吸入させる吸入ポート1bが形成されているとともに、歯面間から作動油を吐出させる吐出ポート1cが形成されている。吸入ポート1bは各ハウジング2、3に形成された吸入路1dにより外部と連通され、吐出ポート1cはやはり各ハウジング2、3に形成された吸入路1dと略平行な吐出路1eにより外部と連通されている。
【0027】
ここで、この内接歯車ポンプの最も特徴的な構成として、各ハウジング2、3は、リアハウジング2とアウターギア8の外周面81との摺接部を吸入路1dと対面させない吸入側ブリッジ1fを有するとともに、その摺接部を吐出路1eと対面させない吐出側ブリッジ1gを有している。これら吸入側ブリッジ1f及び吐出側ブリッジ1gは各ハウジング2、3の鋳造時に中子を使用することにより形成したものである。
【0028】
また、フロントハウジング3の吸入ポート1bは、アウターギア8の中心軸Oに対して吐出ポート1cと対角をなす部分、すなわち吐出ポート1cから略最も離れた角度位置がリアハウジング2とアウターギア8の外周面81との摺接部と対面する吸引領域1hとされている。なお、インナーギア7の中心軸はPである。吸引領域1hの両端には円形の盗み部1i、1jが形成され、これにより吸引領域1hの両端がアウターギア8の外周面81と直交されている。
【0029】
この内接歯車ポンプでは、インナーギア7を回転駆動すると、アウターギア8がインナーギア7により回転従動することとなる。この際、仕切片1aは外歯7aと内歯8aとが噛合しない非噛合領域で外歯7aの歯先及び内歯8aの歯先と対向している。これにより、インナーギア7とアウターギア8とがなす歯面間は、インナーギア7の一回転で容積の拡大と縮小とを生じることとなる。このため、吸入ポートbに供給される作動油は、歯面間に吸入された後、吐出ポート1cから吐出されることとなる。この間、外部より吸入路1dを経て吸入ポート1bに供給された作動油は、インナーギア7の一回転により吐出ポート1cに移動し、吸入路1dと略平行な吐出路1eを経て外部に吐出されることとなる。
【0030】
ここで、この内接歯車ポンプでは、リアハウジング2とアウターギア8の外周面81との摺接部を吸入路1dと対面させない吸入側ブリッジ1fを各ハウジング2、3が有していることから、アウターギア8の外周面81には吸入路1d内の作動油から吸入圧力が作用せず、アウターギア8が吸入路1d側のラジアル方向(図中、略左下方向)に引かれ難くなっている。また、この内接歯車ポンプでは、その摺接部を吐出路1eと対面させない吐出側ブリッジ1gを各ハウジング2、3が有していることから、アウターギア8の外周面81には吐出路1e内の作動油から高圧が作用せず、アウターギア8が吐出路1e側からラジアル方向に押され難くなっている。
【0031】
このため、図4に示すように、アウターギア8の外周面81がリアハウジング2に強く押し付けられ難く、そこでの焼き付きが防止され得る。また、アウターギア8は吐出ポート1c及び吐出路1e側にも移動し難いことから、アウターギア8の端面82、83とリアハウジング2との焼き付きも防止され得る。
【0032】
また、この内接歯車ポンプでは、フロントハウジング3の吸入ポート1bに吸引領域1hが設けられ、この吸引領域1hに作用する低圧の作動油によりアウターギア8を対角側から吸引している。このため、吐出ポート1c側において、リアハウジング2とアウターギア8の外周面81との間に間隙が確保され、より一層の焼き付きの防止を実現している。
【0033】
この際、この内接歯車ポンプでは、フロントハウジング3の吸入ポート1bの一部を吸引領域1hとしており、吸引領域1hに作用する作動油が低圧であることから、製造誤差等により吸引領域1hの微妙な寸法変化や、リアハウジング2とアウターギア8の外周面81との間の間隙の変化があっても、アウターギア8に加わるラジアル方向の荷重変化はごく軽微である。しかも、この内接歯車ポンプでは、図5に示すように、吸引領域1hの両端が円形の盗み部1i、1jによりアウターギア8の外周面と直交しているため、両端の位置が正確となっている。すなわち、仮に円形の盗み部1i、1jを設けないと、吸引領域1hの両端は面取りのためにΔ程度の誤差を生じてしまう。これに対し、円形の盗み部1i、1jを設ければ、吸引領域1hの両端がアウターギア8の外周面と直交し、精度を確保できる。
【0034】
このため、吸引領域1hの微妙な変化を生じにくい。このため、吸引領域1hが微妙に長くても、アウターギア8は大きく対角側から吸引されることはなく、吸引領域1hが微妙に短くても、アウターギア8はそれなりに対角側から吸引される。また、吸引領域1hとアウターギア8の中心との角度変位を生じても、アウターギア8は他の方向から吸引され難い。このため、厳格な寸法管理が要求されず、低コストを実現することができる。
【0035】
したがって、この内接歯車ポンプによれば、低コストを実現しつつ、アウターギア8とリアハウジング2との焼き付きを確実に防止できる。このため、この内接歯車ポンプによれば、吐出ポート1cにさらに高圧の作動流体を作用させた場合でも、優れた耐圧性を発揮することができる。
【0036】
発明者らの試験結果によれば、従来の内接歯車ポンプに比べて最大耐圧を3倍以上としたこの内接歯車ポンプにおいても焼き付きを防止でき、CVTへの十分な適用が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の内接歯車ポンプの縦断面図である。
【図2】実施形態の内接歯車ポンプに係り、ハウジングの平面図である。
【図3】実施形態の内接歯車ポンプに係り、インナーギア、アウターギア及びハウジングの平面図である。
【図4】実施形態の内接歯車ポンプに係り、アウターギアとハウジングとの要部拡大断面図である。
【図5】実施形態の内接歯車ポンプに係り、アウターギアとハウジングとの要部拡大平面図である。
【図6】従来の内接歯車ポンプに係り、インナーギア、アウターギア及びハウジングの平面図である。
【図7】従来の内接歯車ポンプに係り、アウターギアとハウジングとの要部拡大断面図である。
【図8】従来の内接歯車ポンプに係り、アウターギアとハウジングとの要部拡大断面図である。
【符号の説明】
7…インナーギア
7a…外歯
8…アウターギア
8a…内歯
2、3…ハウジング(2…リアハウジング、3…フロントハウジング)
1a…仕切片
1b…吸入ポート
1c…吐出ポート
1d…吸入路
1e…吐出路
1f…吸入側ブリッジ
1h…吸引領域
1g…吐出側ブリッジ

Claims (3)

  1. 外歯を有し、回転駆動されるインナーギアと、該外歯と噛合する内歯を有し、該インナーギアにより回転従動されるアウターギアと、該インナーギア及び該アウターギアを収容し、該外歯と該内歯とが噛合しない非噛合領域で該外歯の歯先及び該内歯の歯先と摺接する仕切片を有し、該インナーギアと該アウターギアとがなす歯面間に作動流体を吸入させる吸入ポートが形成されているとともに、該歯面間から該作動流体を吐出させる吐出ポートが形成されたハウジングとを備え、該ハウジングに該吸入ポートが外部と連通する吸入路と、該吐出ポートが外部と連通する吐出路とが略平行に形成された内接歯車ポンプにおいて、
    前記ハウジングは、該ハウジングと前記アウターギアの外周面との摺接部を前記吸入路と対面させない吸入側ブリッジと、該摺接部を前記吐出路と対面させない吐出側ブリッジとを有し、前記吸入ポートは、該アウターギアの中心軸に対して前記吐出ポートと対角をなす部分が該摺接部と対面して該アウターギアを吸引する吸引領域とされ、該吐出ポートは該摺接部と対面していないことを特徴とする内接歯車ポンプ。
  2. ハウジングは、インナーギア及びアウターギアを収容する第1ハウジングと、該第1ハウジングを閉塞する第2ハウジングとからなり、吸引領域は該第2ハウジングの吸入ポートに形成されていることを特徴とする請求項1記載の内接歯車ポンプ。
  3. 吸引領域の両端はアウターギアの外周面と直交していることを特徴とする請求項1又は2記載の内接歯車ポンプ。
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