JP2007023975A - ギヤ式のオイルポンプ - Google Patents

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秀行 梅田
Akihiko Kita
昭彦 喜多
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Abstract

【課題】 ドリブンギヤの軸方向に対する傾斜や押付けを防ぐことが可能なギヤ式のオイルポンプを提供する。
【解決手段】 ギヤ式のオイルポンプには、ポンプボディ12のギヤ収納穴11をカバーにより閉塞することで形成されるギヤ収納部に、互いに噛合するドライブギヤ21とドリブンギヤ20とが備えられている。ドライブギヤ21が駆動軸により回転駆動されると、ギヤ収納穴11の内周面11aに沿ってドリブンギヤ20が回転駆動し、ドライブギヤ21とドリブンギヤ20との間に形成される移動油室25によって、吸入口よりオイルを吸入し、排出口よりオイルを圧縮排出する。このドリブンギヤ20に、外周部分近傍の両側面に作用する油圧を軸方向に対して均等化する丸溝60を備え、ドリブンギヤ20の両側面に作用する油圧の差圧をなくし、ドリブンギヤ20の軸方向に対する傾斜や押付けを防ぐ。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば車輌に搭載される自動変速機等に備えられるギヤ式のオイルポンプに係り、詳しくは、ドリブンギヤの姿勢向上を図ったギヤ式のオイルポンプに関する。
従来、例えば自動車等の車輌に搭載される自動変速機においては、各種の油圧制御や潤滑油の供給のために油圧を発生させるオイルポンプが備えられている。このようなオイルポンプには、駆動軸上で回転するドライブギヤと、該ドライブギヤに噛合し、ギヤ収納部の内周面に沿って偏心した位置で回転するドリブンギヤとで移動油室を形成し、吸入口の部分でオイルを吸入して排出口の部分で圧縮排出するギヤ式のオイルポンプが多く採用されている。
ところで、このギヤ式のオイルポンプにあっては、ドリブンギヤの外周面がギヤ収納部の内周面に対して回転支持されており、ギヤ収納部内がオイルに浸されている状態であるものの、ドリブンギヤの外周面とギヤ収納部の内周面とが摺動することによる磨耗が生じる虞がある。そこで、ドリブンギヤの外周面に螺旋状の溝を備え、ドリブンギヤの外周面とギヤ収納部の内周面とにより多くのオイルを潤滑油として供給し、耐久性の向上を図ったものが提案されている(特許文献1参照)。
また、ギヤ式のオイルポンプにあっては、ギヤ収納部内の内圧が高まり、ドリブンギヤの外周面には内周側への油圧が略均等に作用し、一方で、ドリブンギヤの内周面には吸入側より排出側の油圧が高まり、ドリブンギヤ全体として径方向に対しては排出側に向けて押圧されて、ドリブンギヤの排出側における外周面がギヤ収納部の内周面に押付けられることによる磨耗を生じる虞がある。そこで、ドリブンギヤの吸入側における外周面と吸入口とを連通する径方向の溝(以下、「径方向溝」とする。)を備え、ドリブンギヤの吸入側の外周面における油圧を減圧することで、ドリブンギヤ全体として径方向に作用する油圧の均等化を図ったものが提案されている(特許文献2参照)。
特開2003−176790号公報 特開2002−048074号公報
ところで、上述した従来のギヤ式のオイルポンプは、ドリブンギヤの外周面とギヤ収納部の内周面との磨耗を減少させ、耐久性の向上を図ったものであるが、ドリブンギヤの軸方向における両側面に異なる油圧が作用すると、ドリブンギヤが軸方向に対して傾斜して部分的に押付けられたり、一方側に全体的に押付けられたりする虞がある。このような押付けが生じると、摩擦抵抗増大による効率低下や耐久性の低下が生じる虞がある。
上述のようなドリブンギヤの両側面に異なる油圧が生じる原因の一つとしては、上述した径方向溝を片側に設けた場合等がある。勿論、径方向溝をドリブンギヤに対して両側に設ければ、ドリブンギヤの径方向のみならず、軸方向に対しても油圧の均等化が図られるが、径方向溝はギヤ収納部の内圧を吸入口に排圧するものであるため、両側に2箇所の径方向溝を設けることは、オイルの漏れ量が増加し、オイルポンプの効率低下を招いてしまうという問題がある。また、一般にギヤ収納部は、ポンプボディに円筒形凹状に形成された穴をカバーにより閉塞することで形成されている。このため、上記径方向溝を形成する場合、カバー側に形成する径方向溝は容易に切削加工等で形成することが可能であるが、ポンプボディ側に形成する径方向溝は、穴の底面においてギヤ収納部の内周面より外側に向けて刳り抜く形となり、その加工が容易ではなく、加工コストが高くなってしまうという問題がある。このような問題を鑑みると、径方向溝はドリブンギヤに対して片側だけ(特にカバー側)に設ける方が好ましいが、ドリブンギヤの姿勢向上の妨げになるという問題がある。
また、上述の螺旋状の溝をドリブンギヤの外周面に備えたものは、各溝によりドリブンギヤの両側面を連通するものの、連通する位置は周方向で異なるものである。例えば上述のような径方向溝を設けた場合等、吸入側と排出側とで油圧が異なる場合には、その連通する位置の相異からドリブンギヤの両側面の軸方向位置において作用する押圧力が相異し、つまりドリブンギヤの両側面にねじれた位置で押圧力が作用してしまう。そのため、ドリブンギヤの姿勢向上の妨げになるという問題がある。
そこで本発明は、上記事情に鑑み、ドリブンギヤの外周部分近傍の両側面に作用する油圧を軸方向に対して均等化する側面油圧均等化手段を備え、もって上記課題を解決するギヤ式のオイルポンプを提供することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は(例えば図1乃至図13参照)、駆動軸(70)に対して偏心した位置を中心軸とする円筒凹状のギヤ収納穴(11)が形成されたポンプボディ(12)と、
環状に形成され、前記円筒凹状のギヤ収納穴(11)に回転自在に収納されると共に、中空部分に内歯(20a)を有するドリブンギヤ(20)と、
前記ドリブンギヤ(20)の内歯(20a)に噛合する外歯(21a)を有すると共に、前記駆動軸(70)上に配設されたドライブギヤ(21)と、
前記ギヤ収納穴(11)を閉塞してギヤ収納部(18)を形成するカバー(13)と、
前記ポンプボディ(12)と前記カバー(13)との少なくとも一方に形成された吸入口(30a,30b)及び排出口(40a,40b)と、を備えたギヤ式のオイルポンプ(1)において、
前記ドリブンギヤ(20)の外周部分近傍の両側面(20d,20e)に作用する油圧を軸方向(X1−X2方向)に対して均等化する側面油圧均等化手段(60,61,62,65)を備えた、
ことを特徴とするギヤ式のオイルポンプ(1)にある。
請求項2に係る本発明は(例えば図1乃至図13参照)、前記カバー(13)に形成され、前記吸入口(30a,30b)と前記ドリブンギヤ(20)の外周側(20c)とを連通する径方向溝(50)を備えた、
ことを特徴とする請求項1記載のギヤ式のオイルポンプ(1)にある。
請求項3に係る本発明は(例えば図1乃至図10参照)、前記側面油圧均等化手段は、前記ドリブンギヤ(20、20、20)の外周部分近傍の両側面(20d,20e)を連通するように、前記ドリブンギヤ(20、20、20)の外周面(20c)に前記駆動軸(70)と平行(即ちX1−X2方向)に形成された外周面溝(60,61,62)である、
ことを特徴とする請求項1又は2記載のギヤ式のオイルポンプ(1)にある。
請求項4に係る本発明は(例えば図1乃至図10参照)、前記外周面溝(60,61,62)は、前記ドリブンギヤ(20、20、20)の外周面(20c)における周方向均等な位置に複数形成されてなる、
ことを特徴とする請求項3記載のギヤ式のオイルポンプ(1)にある。
請求項5に係る本発明は(例えば図11乃至図13参照)、前記側面油圧均等化手段は、前記ドリブンギヤ(20)の外周部分近傍の両側面(20d,20e)を連通するように、前記ポンプボディ(12)の前記ギヤ収納穴(11)の内周面(11a)に前記駆動軸(70)と平行(即ちX1−X2方向)に形成された内周面溝(65)である、
ことを特徴とする請求項1又は2記載のギヤ式のオイルポンプ(1)にある。
請求項6に係る本発明は(例えば図11乃至図13参照)、前記内周面溝(65)は、前記ギヤ収納穴(11)の内周面(11a)における周方向均等な位置に複数形成されてなる、
ことを特徴とする請求項5記載のギヤ式のオイルポンプ(1)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の構成に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、側面油圧均等化手段がドリブンギヤの外周部分近傍の両側面に作用する油圧を軸方向に対して均等化するので、ドリブンギヤの両側面における軸方向に作用する油圧に差圧が生じることを防ぐことができる。これにより、ドリブンギヤの軸方向に対する姿勢を安定させることができ、ドリブンギヤがポンプボディやカバーへの押付けられることで生じる、摩擦抵抗増大によるエネルギー損失の増大や磨耗を防ぐことができて、効率向上や耐久性の向上を図ることができる。
請求項2に係る本発明によると、カバーに形成され、吸入口とドリブンギヤの外周側とを連通する径方向溝を備えても、側面油圧均等化手段によりドリブンギヤの両側面に差圧が生じることを防ぐことができるので、ドリブンギヤの径方向に対する押付けを防ぐものでありながら、ドリブンギヤの軸方向に対する押付けも防ぐことができる。また、カバー側にだけ径方向溝を形成することを可能にするので、ポンプボディ側にも径方向溝を加工する場合に比して加工が容易になり、コストダウンも可能とすることができる。
請求項3に係る本発明によると、側面油圧均等化手段が、ドリブンギヤの外周部分近傍の両側面を連通するようにドリブンギヤの外周面に軸方向に形成された外周面溝であるので、ドリブンギヤの両側面における軸方向に作用する油圧に差圧が生じることを防ぐことができるものでありながら、ドリブンギヤの外周面とギヤ収納部の内周面とを潤滑することができ、更に耐久性の向上を図ることができる。
請求項4に係る本発明によると、外周面溝がドリブンギヤの外周面における周方向に均等な位置に複数形成されているので、ドリブンギヤの回転位置に拘らず、両側面の周方向の同じ位置において油圧を均等化することができる。
請求項5に係る本発明によると、側面油圧均等化手段が、ドリブンギヤの外周部分近傍の両側面を連通するようにギヤ収納部の内周面に軸方向に形成された内周面溝であるので、ドリブンギヤの両側面における軸方向に作用する油圧に差圧が生じることを防ぐことができるものでありながら、ドリブンギヤの外周面とギヤ収納部の内周面とを潤滑することができ、更に耐久性の向上を図ることができる。
請求項6に係る本発明によると、内周面溝がギヤ収納部の内周面における周方向に均等な位置に複数形成されているので、ドリブンギヤの回転位置に拘らず、両側面の周方向で同じ位置において油圧を均等化することができる。
<第1の実施の形態>
以下、本発明に係る第1の実施の形態を図1乃至図8に沿って説明する。ギヤ式のオイルポンプ1は、例えば車輌に搭載される自動変速機等に備えられるものであり、自動変速機の油圧制御装置等に作動油や潤滑油を供給するものである。本ギヤ式のオイルポンプ1は、例えばエンジンの回転に連動して駆動するものであり、不図示のトルクコンバータと自動変速機構との間に位置し、駆動軸70がトルクコンバータのポンプインペラを介してエンジンのクランク軸に接続されている。
図1に示すように、オイルポンプ1は、大まかに、上記ポンプインペラに接続された駆動軸70と、トルクコンバータ側に配置されたポンプボディ12と、自動変速機構側に配置されたカバー13と、該駆動軸70上に配置されたドライブギヤ21と、該ドライブギヤ21に噛合するドリブンギヤ20とを備えて構成されている。
上記駆動軸70は、中空軸状に形成されており、上述のようにトルクコンバータのポンプインペラに接続されて、エンジンの回転に連動して回転駆動される。該駆動軸70の中空部分には、トルクコンバータのステータを支持するステータ軸(図示省略)と、タービンランナに接続される自動変速機構の入力軸(図示省略)とが入れ子状に配設されている。該駆動軸70は、詳しくは後述するポンプボディ12の貫通孔15とカバー13の貫通孔16とに貫通配置されており、ポンプボディ12側はボールベアリング71で、カバー13側は軸受ブッシュ72で、それぞれ貫通孔15,16に対して回転自在に支持されている。また、駆動軸70のドライブギヤ21に対応する部分には、外周側にスプライン70Sが形成されており、後述のドライブギヤ21の内周側のスプライン21Sにスプライン係合している。
上記ポンプボディ12は、全体視略円盤状に形成されており、カバー13の接合面13aに接合される接合面12aを有している。該ポンプボディ12の接合面12a側には、図1、図2(a)及び図2(b)に示すように、円筒形凹状に形成され、内周面11aと底面11bとを有するギヤ収納穴11が形成されている。該ギヤ収納穴11は、その内周面11aの径が詳しくは後述するドリブンギヤ20の外周面20cの大きさに対応するように形成され、また、底面11bの接合面12aに対する深さがドリブンギヤ20及びドライブギヤ21の厚みと略同じに形成されて、それらドリブンギヤ20及びドライブギヤ21を収納し得るように形成されている。
上記ギヤ収納穴11の底面11bには、図1及び図2(b)に示すように、軸方向視略三日月状の吸入口30aと排出口40aとが形成されている。吸入口30aは、図1に示すように、ポンプボディ12に形成された開口部33aとカバー13に形成された開口部33bとが合さって形成される油路33に連通しており、該油路33を介して例えば自動変速機の下部に配設されたオイルパンのオイル吸引口(不図示)に接続されている。一方の排出口40aは、同様にポンプボディ12に形成された開口部43aとカバー13に形成された開口部43b(図3参照)とが合さって形成される油路43に連通しており、該油路43を介して例えば不図示の油圧制御装置内の油圧回路等に接続されている。
上記カバー13は、図1、図3(a)及び図3(b)に示すように、全体視略円板状に形成されており、上述のポンプボディ12の接合面12aに接続される接合面13aを有して、該ポンプボディ12の接合面12aを覆うように接合される。これにより、上記ポンプボディ12のギヤ収納穴11が閉塞され、ドリブンギヤ20及びドライブギヤ21を密閉して収納する空間であるギヤ収納部18が形成される。
上記接合面13aには、図1及び図3(b)に示すように、軸方向視略三日月状の吸入口30bと排出口40bとが、上述のポンプボディ12の吸入口30a及び排出口40aと軸方向で対向する同じ位置に同じ形状で形成されている。そして、上述の吸入口30a及び排出口40aと同様に、吸入口30bは上記油路33に連通しており、排出口40bは上記油路43に連通している。
また、該カバー13の吸入口30bの外周部分には、接合面13aにおいて、径方向外周側に向けて、詳しくは後述するドリブンギヤ20の外周面20cと該吸入口30bとを連通(バイパス)する径方向溝50が形成されている。該径方向溝50の形成位置は、ドリブンギヤ20が内周側及び外周側により全体として受ける油圧が、径方向に対してバランスが良くなるように、排出口40bの略真ん中からドリブンギヤ20の回転中心Pを介して反対側に位置するように形成されている。該径方向溝50は、少なくともドリブンギヤ20の外周面20cと吸入口30bとを連通するため、ポンプボディ12にカバー13が接合された際、ギヤ収納穴11の内周面11aよりも外周側に突出する長さに形成されている。
上記ドライブギヤ21は、図1、図2(a)及び図3(a)に示すように、駆動軸70の中心でもある中心O上に配置されており、歯先部21a及び歯底部21bからなるトロコイド歯形状の外歯を有している。本実施の形態では歯数は例えば7枚である。該ドライブギヤ21の中心孔17には、スプライン21Sが形成されており、該スプライン21Sが上記駆動軸70の外周面に形成されたスプライン70Sにスプライン係合し、つまり駆動軸70からの回転駆動が伝達されるように構成されている。
上記ドリブンギヤ20は、図2(a)、図3(a)、及び図8に示すように、上記ドライブギヤ21の中心Oに対して平行に偏心した位置を中心Pとした中空環状に形成されており、歯先部20a及び歯底部20bからなる内歯と、ギヤ収納穴11の内周面11aに回転自在に遊嵌されて摺動する外周面20cと、ギヤ収納穴11の底面11bと摺動する側面20dと、カバー13の接合面13aと摺動する側面20eとを有して構成されている(図1、図2(a)、図3(a)参照)。なお、本実施の形態では歯数は例えば8枚である。
そして、該外周面20cには、周方向において均等な位置(等間隔)に、本発明に係る軸方向視半円形状の丸溝(外周面溝)60が駆動軸70と平行な方向である軸方向(図1に示すX1−X2方向)に形成されて備えられている。該丸溝60は、ドリブンギヤ20に充分な強度を確保するため、歯底部20bの肉厚の薄い部分を避け、歯先部20aの頂上部分に対応する外周部分に形成されている。これにより、丸溝60は、歯数と同じ8箇所に形成されていることになる。なお、丸溝60の形成位置は、ドリブンギヤ20の強度に影響がなければ、どのような位置に形成してもよく、軸方向に向けて形成されてればよい。
以上のように構成されたオイルポンプ1は、例えばエンジンの回転がポンプインペラ等を介して駆動軸70に伝達され、該駆動軸70が回転駆動されると、スプライン70S,21Sを介して駆動回転がドライブギヤ21に伝達されて、オイルポンプとして作動される。ドライブギヤ21が、図2(a)及び図3(a)に示すように、中心Oを軸としたωo方向に回転駆動されると、ドリブンギヤ20は、ギヤ収納穴11の内周面11aに沿って中心Pを軸としたωp方向に従動回転される。
すると、ドリブンギヤ20の内歯とドライブギヤ21の外歯との間には、両ギヤの回転駆動に伴い、図2中下方側より図2中右側を経由して図2中上方側(図3においては左右逆方向)にかけて吸入口30a,30bに軸方向で対応する吸入領域で広がっていき、図2中上方側より図2中左側を経由して図2中下方側(図3においては左右逆方向)にかけて排出口40a,40bに軸方向で対応する排出領域で狭まっていくような移動油室25が形成される。これにより、吸入領域で移動油室25内にオイルが吸入され、排出領域で吸入されたオイルが圧縮排出される。つまり、オイルポンプ1は、油路33のオイルを吸入し、油路43にオイルを圧縮排出して、油圧を発生させる。
続いて、図4乃至図7に沿ってオイルポンプ作動時のドリブンギヤに作用する油圧について説明する。なお、図4乃至図7はドリブンギヤに作用する圧力分布を示すものであるが、位置方向関係を理解し易くするため、ギヤ収納部18の軸方向の両側面であるギヤ収納穴11の底面11b、又はカバー13の接合面13aを示している。また、図中の油圧を示す矢印において、長さは圧力の大きさ(即ち押圧強さ)を示し、符号における「y」は径方向、「x」は軸方向、「数字」は周方向で同じ位置関係を示している。
例えば上述したカバー13に径方向溝50を形成せず、かつドリブンギヤ20の外周面20cに丸溝60を形成しなかった場合は、ドリブンギヤ20の両側面20d,20eとギヤ収納部18との隙間(図1乃至図3参照)より排出領域側(矢印Y1側)にて外周側へ漏れた油圧によって、該ギヤ収納部18の内圧が高まる。これにより、図4(a)に示すように、ドリブンギヤ20の外周面20cには、僅かに吸入領域側(矢印Y2側)にて低くなるものの、矢印ya1,ya2,ya3,ya4,ya5,ya6,ya7,ya8で示すような略々全体的な油圧が作用する。一方、ドリブンギヤ20の内周面(即ち内歯の面)には、図4(b)に示すように、排出領域における移動油室の圧縮排出に伴い、矢印yb1,yb2,yb7,yb8で示すような図中左側(矢印Y1)方向だけの油圧が作用する。
即ち、外周面20cと内周面とに作用する油圧を総合すると、ドリブンギヤ20全体としては、径方向における矢印Y1方向に油圧が作用することになる。このため、ドリブンギヤ20は、径方向において排出領域側に押圧され、排出領域側にてドリブンギヤ20の外周面20cとギヤ収納穴11の内周面11aとが押付けられることになる。
ここで、上述のドリブンギヤ20の外周面20cと吸入口30a,30bとをバイパスする径方向溝50をカバー13に形成すると、ドリブンギヤ20の内周面に作用する油圧は、図5(b)に示すように、同じであるが、図5(a)に示すように、ドリブンギヤ20の外周面20cに作用する油圧は、矢印yc1,yc2,yc3,yc4,yc5,yc6,yc7,yc8で示すようになり、特に吸入領域側である矢印yc3,yc4,yc5,yc6,yc7において油圧が減圧される。
これにより、ドリブンギヤ20の外周面20cに作用する油圧は、矢印Y2方向に作用し、外周面20cと内周面とに作用する油圧を総合すると、ドリブンギヤ20全体として、径方向においては略々バランスが取れ、上述した外周面20cと内周面11aとの押付けは低減することが可能となる。
しかしながら、上述したような加工の困難性、それに伴うコストアップ、効率低減等の問題から、ポンプボディ12に径方向溝を形成せず、カバー13にだけ径方向溝50を形成すると、ポンプボディ12のギヤ収納穴11の底面11bからドリブンギヤ20の側面20d(図1参照)の外周部分近傍に作用する油圧は、図6(a)に示す矢印xc1b,xc2b,xc3b,xc4b,xc5b,xc6b,xc7b,xc8bのようになり、反対に、カバー13の接合面13aからドリブンギヤ20の側面20e(図1参照)の外周部分近傍に作用する油圧は、図6(b)に示す矢印xc1c,xc2c,xc3c,xc4c,xc5c,xc6c,xc7c,xc8cのようになる。これは、径方向溝50によって、ドリブンギヤ20の外周面20cにおける軸方向の矢印X2方向側(側面20e側)が大きく減圧され、矢印X1方向側(側面20d側)の減圧が小さくなるからである。
このため、ドリブンギヤ20の両側面20d,20eには差圧が生じ、特に排出領域側の差圧が吸入領域側の差圧より大きいと(例えば{(xc1b+xc2b+xc8b)−(xc1c+xc2c+xc8c)}>{(xc5b+xc4b+xc6b)−(xc5c+xc4c+xc6c)}となると)、例えば中心P(図2(a)参照)付近を支点として、ドリブンギヤ20の排出領域側の外周部分がカバー13側に傾斜して該外周部分の角部分が押付けられ、それに伴い、ドリブンギヤ20の吸入領域側の外周部分が底面11b側(ポンプボディ12側)に傾斜して該外周部分の角部分が押付けられる。なお、ドリブンギヤ20の両側面20d,20eの差圧が略均等である場合は、ドリブンギヤ20全体がカバー13の接合面13aに押付けられることになる。
このように、カバー13側だけに径方向溝50を形成したことにより、ドリブンギヤ20の両側面20d,20eの外周部分近傍に差圧が生じて、該ドリブンギヤ20が軸方向に対して傾斜して部分的に押付けられたり、一方側に全体的に押付けられたりすると、摩擦抵抗増大による効率低下や磨耗による耐久性の低下が生じる虞がある。
しかし、本発明においては、軸方向の丸溝60をドリブンギヤ20の外周面20cに形成することで、ドリブンギヤ20の両側面20d,20eの外周部分近傍における油圧がバイパスされ、図7(a)及び図7(b)に示す矢印xc1,xc2,xc3,xc4,xc5,xc6,xc7,xc8のように油圧が均等化される。これにより、ドリブンギヤ20の両側面20d,20eに差圧が生じることを防ぎ、摩擦抵抗低減による効率向上や耐久性の向上が図られる。また同時に、丸溝60にはオイルが流されるので、ドリブンギヤ20の外周面20cとギヤ収納穴11の内周面11aとの間が適度に潤滑され、これによる耐久性の向上も図られる。
以上のように、本発明の実施の形態に係るギヤ式のオイルポンプ1によると、ドリブンギヤ20の外周部分近傍の両側面20d,20eに作用する油圧を軸方向に対して均等化するので、ドリブンギヤ20の両側面20d,20eにおける軸方向に作用する油圧に差圧が生じることを防ぐことができる。これにより、ドリブンギヤ20の軸方向に対する姿勢を安定させることができ、ドリブンギヤ20がポンプボディ12やカバー13への押付けられることで生じる、摩擦抵抗増大によるエネルギー損失の増大や磨耗を防ぐことができて、効率向上や耐久性の向上を図ることができる。
また、カバー13に形成され、吸入口30bとドリブンギヤ20の外周面20cとを連通する径方向溝50を備えても、ドリブンギヤ20の両側面20d,20eに差圧が生じることを防ぐことができるので、ドリブンギヤ20の径方向に対する押付けを防ぐものでありながら、軸方向に対する押付けも防ぐことができる。また、カバー13側にだけ径方向溝50を形成することを可能にするので、ポンプボディ12側にも径方向溝を加工する場合に比して加工が容易になり、コストダウンも可能とすることができる。
また、丸溝60は、ドリブンギヤ20の両側面20d,20eにおける軸方向に作用する油圧に差圧が生じることを防ぐものでありながら、ドリブンギヤ20の外周面20cとギヤ収納穴11の内周面11aとを潤滑することができ、更に耐久性の向上を図ることができる。
更に、丸溝60はドリブンギヤ20の外周面20cにおける周方向に均等な位置に複数形成されているので、ドリブンギヤ20の回転位置に拘らず、両側面20d,20eの周方向の同じ位置において油圧を均等化することができる。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態を図9に沿って説明する。なお、本第2の実施の形態においては、一部の変更を除き、第1の実施の形態と同様な部分に、同符号を付して、その説明を省略する。
本第2の実施の形態に係るギヤ式のオイルポンプ1は、第1の実施の形態に比して、ドリブンギヤ20の外周面に形成した溝の断面形状を変更したものである。図9(a)及び図9(b)に示すように、ドリブンギヤ20の外周面20cには軸方向に軸方向視角形状の角形溝(外周面溝)61が、該ドリブンギヤ20の外周面20cにおける周方向均等な位置に複数形成されている。また、本第2の実施の形態でも、第1の実施の形態と同様に、ドリブンギヤ20に充分な強度を確保するため、ドリブンギヤ20の肉厚の大きい部分、つまり歯先部20aに対応する位置に角形溝61が形成されている。
なお、本第2の実施の形態においては、この他の構成、作用、及び効果は第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
<第3の実施の形態>
次に、本発明の第3の実施の形態を図10に沿って説明する。なお、本第3の実施の形態においては、一部の変更を除き、第1及び第2の実施の形態と同様な部分に、同符号を付して、その説明を省略する。
本第3の実施の形態に係るギヤ式のオイルポンプ1は、第2の実施の形態と同様に、ドリブンギヤ20の外周面に形成した溝の断面形状を変更したものである。図10(a)及び図10(b)に示すように、ドリブンギヤ20の外周面20cには軸方向に軸方向視V字形状のV形溝(外周面溝)62が、該ドリブンギヤ20の外周面20cにおける周方向均等な位置に複数形成されている。また、本第3の実施の形態でも、第1及び第2の実施の形態と同様に、ドリブンギヤ20に充分な強度を確保するため、ドリブンギヤ20の肉厚の大きい部分、つまり歯先部20aに対応する位置にV形溝62が形成されている。
なお、本第3の実施の形態においては、この他の構成、作用、及び効果は第1及び第2の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
なお、以上説明した第1乃至第3の実施の形態において、ドリブンギヤ20の外周面20cに形成した外周面溝の断面形状が、丸形状、角形形状、V字形状であるものを例に説明したが、溝が軸方向に形成されていれば、どのような断面形状であってもよいことは、勿論のことである。
<第4の実施の形態>
次に、本発明の第4の実施の形態を図11乃至図13に沿って説明する。なお、本第4の実施の形態においては、一部の変更を除き、第1、第2、及び第3の実施の形態と同様な部分に、同符号を付して、その説明を省略する。
本第4の実施の形態に係るギヤ式のオイルポンプ1は、例えば第1の実施の形態に比して、ドリブンギヤ20の外周面20cに丸溝を形成するのではなく、ポンプボディ12のギヤ収納穴11に丸溝65を形成したものである。
図11乃至図13に示すように、ポンプボディ12のギヤ収納穴11の内周面11aには、軸方向である矢印X1−X2方向に軸方向視半円形状の丸溝(内周面溝)65が形成されており、該丸溝65は、該内周面11aの周方向において均等な(等間隔の)位置に複数(例えば8箇所に)形成されている。また反対に、ドリブンギヤ20の外周面20cは、平滑な曲面に形成されており、つまり該外周面20cには溝が形成されていない。これにより、本第4の実施の形態に係るオイルポンプ1においては、ドリブンギヤ20の回転位置に拘らず、ドリブンギヤ20の両側面20d,20eの外周部分近傍の油圧を均等化することができる。
なお、本第4の実施の形態における丸溝65は、周方向の位置によりポンプボディ12の強度に大きく影響することがないため、丸溝65の本数や周方向における位置は、どのような本数や位置であってもよい。また、丸溝65は、排出領域及び吸入領域に対して移動することがないので、ドリブンギヤ20の両側面20d,20eに生じる差圧が大きくなる位置に対応して溝の本数を多くしてよい。更に、本第4の実施の形態における内周面溝は、軸方向視半円形上の丸溝に形成されているが、勿論、角形状やV形状に形成されていてもよく、これらに限らず、溝が軸方向に形成されているものであれば、どのような形状に形成されていてもよい。
以上説明した本第4の実施の形態においては、この他の構成、作用、及び効果は第1、第2、及び第3の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
なお、以上説明した第1乃至第4の実施の形態に係るギヤ式のオイルポンプ1は、車輌等に搭載される自動変速機に用いられるものとして説明したが、ギヤ式のオイルポンプであれば、例えばドライブギヤの外歯とドリブンギヤの内歯との間にクレセントを備えたもの等、トロコイド以外の歯形のものにも本発明を適用し得るのは勿論のこと、どのようなものにも本発明を適用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るオイルポンプを示す断面図。 図1のA−A矢視断面図で、(a)はポンプボディにギヤを組付けた状態を示す図、(b)はポンプボディ単体を示す図。 図1のB−B矢視断面図で、(a)はカバーとギヤとの状態を示す図、(b)はカバー単体を示す図。 径方向溝を設けない場合の径方向の油圧分布を示す説明図で、(a)はドリブンギヤの外周側の圧力分布を示す図、(b)はドリブンギヤの内周側の圧力分布を示す図。 径方向溝を設けた場合の径方向の油圧分布を示す説明図で、(a)はドリブンギヤの外周側の圧力分布を示す図、(b)はドリブンギヤの内周側の圧力分布を示す図。 カバー側だけに径方向溝を設けた場合の軸方向の油圧分布を示す説明図で、(a)はポンプボディ側を示す図、(b)はカバー側を示す図。 カバー側だけに径方向溝を設け、かつ本発明に係る外周面溝を設けた場合の軸方向の油圧分布を示す図で、(a)はポンプボディ側を示す図、(b)はカバー側を示す図。 本発明のドリブンギヤを示す図で、(a)ドライブギヤに噛合した状態を示す斜視図、(b)は側面図、(c)は(b)における外周面溝部分の拡大図。 第2の実施の形態に係るオイルポンプのドリブンギヤを示す図で、(a)は側面図、(b)は(a)における外周面溝部分の拡大図。 第3の実施の形態に係るオイルポンプのドリブンギヤを示す図で、(a)は側面図、(b)は(a)における外周面溝部分の拡大図。 本発明の第4の実施の形態に係るオイルポンプを示す断面図。 図11のC−C矢視断面図で、(a)はポンプボディにギヤを組付けた状態を示す図、(b)はポンプボディ単体を示す図。 本発明の第4の実施の形態に係るポンプボディを示す斜視図。
符号の説明
1 オイルポンプ
11 ギヤ収納穴
12 ポンプボディ
13 カバー
18 ギヤ収納部
20 ドリブンギヤ
20a 内歯(歯先部)
20d ドリブンギヤの側面
20e ドリブンギヤの側面
21 ドライブギヤ
21a 外歯
30a 吸入口
30b 吸入口
40a 排出口
40b 排出口
50 径方向溝
60 外周面溝(丸溝)
61 外周面溝(角形溝)
62 外周面溝(V形溝)
65 内周面溝(丸溝)
70 駆動軸(オイルポンプ軸)

Claims (6)

  1. 駆動軸に対して偏心した位置を中心軸とする円筒凹状のギヤ収納穴が形成されたポンプボディと、
    環状に形成され、前記円筒凹状のギヤ収納穴に回転自在に収納されると共に、中空部分に内歯を有するドリブンギヤと、
    前記ドリブンギヤの内歯に噛合する外歯を有すると共に、前記駆動軸上に配設されたドライブギヤと、
    前記ギヤ収納穴を閉塞してギヤ収納部を形成するカバーと、
    前記ポンプボディと前記カバーとの少なくとも一方に形成された吸入口及び排出口と、を備えたギヤ式のオイルポンプにおいて、
    前記ドリブンギヤの外周部分近傍の両側面に作用する油圧を軸方向に対して均等化する側面油圧均等化手段を備えた、
    ことを特徴とするギヤ式のオイルポンプ。
  2. 前記カバーに形成され、前記吸入口と前記ドリブンギヤの外周側とを連通する径方向溝を備えた、
    ことを特徴とする請求項1記載のギヤ式のオイルポンプ。
  3. 前記側面油圧均等化手段は、前記ドリブンギヤの外周部分近傍の両側面を連通するように、前記ドリブンギヤの外周面に前記駆動軸と平行に形成された外周面溝である、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のギヤ式のオイルポンプ。
  4. 前記外周面溝は、前記ドリブンギヤの外周面における周方向均等な位置に複数形成されてなる、
    ことを特徴とする請求項3記載のギヤ式のオイルポンプ。
  5. 前記側面油圧均等化手段は、前記ドリブンギヤの外周部分近傍の両側面を連通するように、前記ポンプボディの前記ギヤ収納穴の内周面に前記駆動軸と平行に形成された内周面溝である、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のギヤ式のオイルポンプ。
  6. 前記内周面溝は、前記ギヤ収納穴の内周面における周方向均等な位置に複数形成されてなる、
    ことを特徴とする請求項5記載のギヤ式のオイルポンプ。
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