JPH0630490U - ベーンタイプポンプ - Google Patents
ベーンタイプポンプInfo
- Publication number
- JPH0630490U JPH0630490U JP7133992U JP7133992U JPH0630490U JP H0630490 U JPH0630490 U JP H0630490U JP 7133992 U JP7133992 U JP 7133992U JP 7133992 U JP7133992 U JP 7133992U JP H0630490 U JPH0630490 U JP H0630490U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- vane
- rotor
- side wall
- type pump
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01C—ROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
- F01C21/00—Component parts, details or accessories not provided for in groups F01C1/00 - F01C20/00
- F01C21/08—Rotary pistons
- F01C21/0809—Construction of vanes or vane holders
- F01C21/0818—Vane tracking; control therefor
- F01C21/0854—Vane tracking; control therefor by fluid means
- F01C21/0863—Vane tracking; control therefor by fluid means the fluid being the working fluid
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高回転域においてもロータに対するベーンの
追従性が高く、ひいては効率が高い非圧縮性流体用のベ
ーンタイプポンプを提供する。 【構成】 円筒状の側壁と側壁の両端を密封する一対の
端壁とを有するケーシングと、ケーシングの端壁を回転
可能に貫通してケーシングと同軸に延在する回転軸と、
回転軸に偏心して固着され、ケーシングの一方の端壁に
一方の端部が当接し、ケーシングの他方の端壁に他方の
端部が当接し、周壁の一部がケーシングの側壁の一部に
当接する円板状のロータと、ケーシングの側壁に形成さ
れた凹部内に径方向に摺動可能に収容されたベーンと、
前記凹部内に収容されベーンの径方向内方の端部を常時
ロータに圧接させるバネとを設け、ロータとケーシング
とベーンとにより形成される加圧室と、前記凹部とベー
ンの径方向外方の端部とで形成される室とを連通する連
通路を設ける。
追従性が高く、ひいては効率が高い非圧縮性流体用のベ
ーンタイプポンプを提供する。 【構成】 円筒状の側壁と側壁の両端を密封する一対の
端壁とを有するケーシングと、ケーシングの端壁を回転
可能に貫通してケーシングと同軸に延在する回転軸と、
回転軸に偏心して固着され、ケーシングの一方の端壁に
一方の端部が当接し、ケーシングの他方の端壁に他方の
端部が当接し、周壁の一部がケーシングの側壁の一部に
当接する円板状のロータと、ケーシングの側壁に形成さ
れた凹部内に径方向に摺動可能に収容されたベーンと、
前記凹部内に収容されベーンの径方向内方の端部を常時
ロータに圧接させるバネとを設け、ロータとケーシング
とベーンとにより形成される加圧室と、前記凹部とベー
ンの径方向外方の端部とで形成される室とを連通する連
通路を設ける。
Description
【0001】
本考案は、非圧縮性流体用のベーンタイプポンプに関するものである。
【0002】
円筒状の側壁と側壁の両端を密封する一対の端壁とを有するケーシングと、ケ ーシングの端壁を回転可能に貫通してケーシングと同軸に延在する回転軸と、回 転軸に偏心して固着されてケーシング内に収容され、ケーシングの一方の端壁に 一方の端部が当接し、ケーシングの他方の端壁に他方の端部が当接し、周壁の一 部がケーシングの側壁の一部に当接する円板状のロータと、ケーシングの側壁に 形成された凹部内に径方向に摺動可能に収容されたベーンと、前記凹部内に収容 されベーンの径方向内方の端部を常時ロータに圧接させるバネとを備え、ロータ とケーシングとベーンとにより、ロータの回転方向に見て、ロータの周壁とケー シングの側壁との当接部の前方に加圧室が、後方に吸入室がそれぞれ形成された 非圧縮性流体用のベーンタイプポンプが従来から知られている。
【0003】
従来の非圧縮性流体用のベーンタイプポンプにあっては、吐出圧すなわち加圧 室内の流体圧が高い高回転域において、ベーンに加わる加圧室内の流体圧の径方 向分力、すなわちベーンをロータから引き離そうとする付勢力が大となり、ロー タに対するベーンの追従性が低下し、ベーンとロータの当接部のシール性が低下 して、ポンプの効率が低下するという問題があった。 本考案は上記問題に鑑みてなされたものであり、高回転域においてもロータに 対するベーンの追従性が高く、ひいては効率が高い非圧縮性流体用のベーンタイ プポンプを提供することを目的とする。
【0004】
上記課題を解決するために、本考案においては、円筒状の側壁と側壁の両端を 密封する一対の端壁とを有するケーシングと、ケーシングの端壁を回転可能に貫 通してケーシングと同軸に延在する回転軸と、回転軸に偏心して固着されてケー シング内に収容され、ケーシングの一方の端壁に一方の端部が当接し、ケーシン グの他方の端壁に他方の端部が当接し、周壁の一部がケーシングの側壁の一部に 当接する円板状のロータと、ケーシングの側壁に形成された凹部内に径方向に摺 動可能に収容されたベーンと、前記凹部内に収容されベーンの径方向内方の端部 を常時ロータに圧接させるバネとを備え、ロータとケーシングとベーンとにより 、ロータの回転方向に見て、ロータの周壁とケーシングの側壁との当接部の前方 に加圧室が、後方に吸入室がそれぞれ形成され、更に前記凹部とベーンの径方向 外方の端部とで形成される室と加圧室とを連通する連通路が形成されている非圧 縮性流体用のベーンタイプポンプを提供する。
【0005】
本考案にあっては、ベーンに加わる加圧室内の流体圧の径方向分力は、連通路 を介してベーンを収容する凹部とベーンの径方向外方の端部とで形成された室に 導入された加圧室内の流体圧の径方向分力によって相殺される。従って、高回転 域においてもロータに対するベーンの追従性は低下しない。
【0006】
本考案の実施例に係るベーンタイプオイルポンプを、図1〜3に基づいて説明 する。 円筒状の側壁1と側壁1の両端を密封する一対の端壁2、3とにより、ケーシ ング4が形成されている。ケーシング4はコンプレッサ等の内部部品Aに固定さ れている。コンプレッサ等の回転軸、ひいてはポンプの回転軸5が、ケーシング の端壁2、3を貫通して、ケーシング4と同軸に延在している。短軸で円柱状の ロータ6がケーシング4内に収容されている。ロータ6はその軸心を回転軸5の 軸心に偏心させて、回転軸5に固着されている。ロータ6は、一方の端部がケー シングの端壁2に当接し、他方の端部がケーシングの端壁3当接し、周壁の一部 がケーシングの側壁1の一部に当接しており、各当接部によりシール面が形成さ れている。
【0007】 摺動羽根、すなわちベーン7が、端壁2、3にわたってケーシングの側壁1に 穿設された長孔1a内に径方向に摺動可能に収容されている。ベーン7は、径方 向外方の端部が長孔1a内に収容されたバネ8により付勢され、径方向内方の端 部がロータ6の周壁に常時圧接している。ロータ6とケーシング4とベーン7と により、図2の矢印で示すロータ6の回転方向に見て、ロータ6の周壁とケーシ ングの側壁1との当接部の前方に加圧室4aが、後方に吸入室4bがそれぞれ形 成されている。ケーシング4には、ベーン7の近傍に、且つロータ6の回転方向 に見てベーン7の前方に、吸入室4bに連通する吸入口9が形成され、ベーン7 の近傍に、且つロータ6の回転方向に見てベーン7の後方に、加圧室4aに連通 する吐出口10が形成されている。 図2、3に示すごとく、ベーン7の加圧室4aに接する側面には、径方向に延 在する溝7aが形成されている。溝7aは、長孔1aとベーン7の径方向外方の 端部とによって形成される室11と加圧室4aとを連通させる。図2から分かる ごとく、溝7aはベーン7とロータ6との当接部から離隔して形成されているの で、溝7aによって、ベーン7とロータ6との当接部のシール性能が阻害される おそれは無い。
【0008】 本ベーンタイプオイルポンプにあっては、オイルが吸入口9を通って吸入室4 b内に流入する。ロータ6が図2の矢印方向へ回転するのに伴って、オイルは、 加圧室4a内で加圧され、吐出口10を通って加圧室4aから吐出される。 ベーン7に加わる加圧室4a内の油圧の径方向分力、すなわちベーン7をロー タ6から径方向外方に引き離そうとする付勢力は、ベーン7に形成された溝7a を介して加圧室4aから室11に流入したオイルがベーン7に印加する油圧の径 方向分力、すなわちベーン7をロータ6に押し付ける付勢力によって相殺される 。従って、高回転域においても、ロータ6に対するベーン7の追従性は低下しな い。
【0009】 上記実施例では、ベーン7に径方向に延在する溝7aを形成したが、図4に示 すように、ベーン7の加圧室4aに接する側面の面取り部7bを大きくして、加 圧室4aと室11とを連通させる連通路を形成しても良い。あるいは、加圧室4 a側の側壁1のベーン7に接する面、すなわち長孔1aの内面に径方向に延在す る溝1bを形成して、加圧室4aと室11とを連通させる連通路を形成しても良 い。
【0010】
以上説明したごとく、本考案にあっては、ベーンに加わる加圧室内の流体圧の 径方向分力、すなわちベーンをロータから引き離そうとする付勢力は、連通路を 介して加圧室からベーンを収容する凹部とベーンの径方向外方の端部とで形成さ れた室に導入された流体がベーンに印加する流体圧の径方向分力、すなわちベー ンをロータに押し付ける付勢力によって相殺される。従って、高回転域において もロータに対するベーンの追従性は低下しない。 従って本考案により、高回転域においてもロータに対するベーンの追従性が高 く、ひいては効率が高い非圧縮性流体用のベーンタイプポンプが提供される。
【図1】本考案の第1実施例に係るベーンタイプポンプ
の側断面図である。
の側断面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】図2のIII−III矢視図である。
【図4】本考案の第2実施例に係るベーンタイプポンプ
の図3に相当する図である。
の図3に相当する図である。
【図5】本考案の第3実施例に係るベーンタイプポンプ
の図3に相当する図である。
の図3に相当する図である。
1 ケーシングの側壁 1a 長孔 1b 溝 2、3 ケーシングの端壁 4 ケーシング 4a 加圧室 4b 吸入室 5 回転軸 6 ロータ 7 ベーン 7a 溝 7b 面取り部 8 バネ 11 室
Claims (4)
- 【請求項1】 円筒状の側壁と側壁の両端を密封する一
対の端壁とを有するケーシングと、ケーシングの端壁を
回転可能に貫通してケーシングと同軸に延在する回転軸
と、回転軸に偏心して固着されてケーシング内に収容さ
れ、ケーシングの一方の端壁に一方の端部が当接し、ケ
ーシングの他方の端壁に他方の端部が当接し、周壁の一
部がケーシングの側壁の一部に当接する円板状のロータ
と、ケーシングの側壁に形成された凹部内に径方向に摺
動可能に収容されたベーンと、前記凹部内に収容されベ
ーンの径方向内方の端部を常時ロータに圧接させるバネ
とを備え、ロータとケーシングとベーンとにより、ロー
タの回転方向に見て、ロータの周壁とケーシングの側壁
との当接部の前方に加圧室が、後方に吸入室がそれぞれ
形成され、更に前記凹部とベーンの径方向外方の端部と
で形成される室と加圧室とを連通する連通路が形成され
ている非圧縮性流体用のベーンタイプポンプ。 - 【請求項2】 前記連通路は、ベーンに形成された径方
向の溝によって形成される請求項1に記載のベーンタイ
プポンプ。 - 【請求項3】 前記連通路は、ベーンに形成された寸法
の大きな面取り部によって形成される請求項1に記載の
ベーンタイプポンプ。 - 【請求項4】 前記連通路は、ケーシングの側壁に形成
された径方向の溝によって形成される請求項1に記載の
ベーンタイプポンプ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7133992U JPH0630490U (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | ベーンタイプポンプ |
EP93307361A EP0592119A1 (en) | 1992-09-21 | 1993-09-17 | Rotary piston fluid displacement apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7133992U JPH0630490U (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | ベーンタイプポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0630490U true JPH0630490U (ja) | 1994-04-22 |
Family
ID=13457652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7133992U Pending JPH0630490U (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | ベーンタイプポンプ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0592119A1 (ja) |
JP (1) | JPH0630490U (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5602361A (en) * | 1994-03-18 | 1997-02-11 | Oea, Inc. | Hybrid inflator |
US5630618A (en) * | 1994-03-18 | 1997-05-20 | Oea, Inc. | Hybrid inflator with a valve |
US5711546A (en) * | 1994-03-18 | 1998-01-27 | Oea, Inc. | Hybrid inflator with coaxial chamber |
US5616883A (en) * | 1994-03-18 | 1997-04-01 | Oea, Inc. | Hybrid inflator and related propellants |
US5821448A (en) * | 1994-03-18 | 1998-10-13 | Oea, Inc. | Compact hybrid inflator |
DE19918393B4 (de) | 1998-05-04 | 2013-12-05 | Ixetic Hückeswagen Gmbh | Hydraulische Fördereinrichtung |
CN101639064B (zh) * | 2009-08-04 | 2010-09-15 | 王德良 | 机械运动与流体运动的互转换装置 |
KR101641814B1 (ko) | 2012-04-12 | 2016-07-21 | 에머슨 클라이미트 테크놀로지스 (쑤저우) 코., 엘티디. | 로터 펌프 및 로터 펌프를 포함하는 회전 기계 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59229090A (ja) * | 1983-06-10 | 1984-12-22 | Matsushita Refrig Co | 回転式圧縮機 |
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US3221665A (en) * | 1962-01-11 | 1965-12-07 | Hartmann Mfg Co | Hydraulic pump or motor with hydraulic pressure-responsive vane |
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JPS6487891A (en) * | 1987-09-30 | 1989-03-31 | Toshiba Corp | Rotary compressor |
JPH01262395A (ja) * | 1988-04-11 | 1989-10-19 | Daikin Ind Ltd | 回転式圧縮機 |
-
1992
- 1992-09-21 JP JP7133992U patent/JPH0630490U/ja active Pending
-
1993
- 1993-09-17 EP EP93307361A patent/EP0592119A1/en not_active Withdrawn
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59229090A (ja) * | 1983-06-10 | 1984-12-22 | Matsushita Refrig Co | 回転式圧縮機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0592119A1 (en) | 1994-04-13 |
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