JP2800575B2 - ベーンポンプ - Google Patents

ベーンポンプ

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JP2800575B2 JP21148492A JP21148492A JP2800575B2 JP 2800575 B2 JP2800575 B2 JP 2800575B2 JP 21148492 A JP21148492 A JP 21148492A JP 21148492 A JP21148492 A JP 21148492A JP 2800575 B2 JP2800575 B2 JP 2800575B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動変速機のオイルポン
プ等に用いられるベーンポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ベーンポンプは一般に、回転駆動される
ロータをカムリングに内装し、該ロータに対し径方向進
退可能に設けた複数のベーンをロータの回転中カムリン
グに内接させて、相隣れるベーンとロータ及びカムリン
グとで区画されたポンプ室の容積変化によりポンプ作用
を行うよう構成する。そして、ポンプ室の両側壁は、ロ
ータ、カムリング及びベーンを内包するポンプハウジン
グと、該ポンプハウジングの開口を塞ぐポンプカバーと
で構成する。
【0003】ところで、この種ポンプは確実なポンプ作
用を得るためには、ポンプ室が良好にシールされて、こ
れへの流体の吸入及びこれからの流体の吐出が所定通り
になされる必要がある。この目的のため従来は、例えば
実開平1ー131879号公報に記載の如く、ポンプ吐
出圧を各ベーンの内周端面が臨むベーン押し出し用室に
供給してこれらベーンをカムリングの内周に圧接させる
ようにし、またロータ、カムリング及びベーンの両側面
にサイドプレートをポンプ吐出圧で圧接させるようにし
た型式のベーンポンプが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
ベーンポンプにあっては、サイドプレートをポンプ吐出
圧でロータ、カムリング及びベーンの側面に圧接させる
に当り、サイドプレートの両側におけるポンプ吐出圧の
受圧面積差に応じた力でサイドプレートをロータ、カム
リング及びベーンの側面に圧接させる構成のため、以下
の問題を生ずる。
【0005】即ち、この構成では上記受圧面積差が一定
であることにより、サイドプレートの押し付け力がポン
プ吐出圧に応じて変化することとなる。しかして、ポン
プ吐出圧は必ずしもポンプ室の流体洩れ量に対応せず、
この洩れ量に対応して変化させるべきサイドプレートの
押し付け力が過不足を生じる。サイドプレートの押し付
け力が過大な時は、サイドプレートと、回転しているロ
ータ及びベーンとの間の摩擦抵抗が大きくなって、ポン
プの機械効率が悪化し、逆にサイドプレートの押し付け
力が不足すると、ポンプ室に対する流体の洩れ量が多く
なって、ポンプの容積効率が悪化する。
【0006】本発明は、サイドプレートのロータ及びベ
ーンに対する押し付け力が、ポンプ室に対する流体の洩
れ量に正確に対応するようベーンポンプを構成して、ト
レードオフの関係にあるポンプの機械効率と容積効率と
を高次元で両立させ、もって上述の問題を解消すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的のため本発明
は、回転駆動されるロータをカムリングに内装し、該ロ
ータに対し径方向進退可能に設けた複数のベーンをロー
タの回転中カムリングに内接させて、相隣れるベーンと
ロータ及びカムリングとで区画されたポンプ室の容積変
化によりポンプ作用を行い、ポンプ吐出圧を前記各ベー
ンの内周端面が臨むベーン押し出し用室に供給してこれ
らベーンをカムリングの内周に圧接させるようにしたベ
ーンポンプにおいて、前記ロータ、カムリング及びベー
ンの少なくとも一方の側面に圧接されて前記ポンプ室の
側壁を構成するサイドプレートを設け、前記ベーン押し
出し用室にポンプ吐出圧を供給するための通路中にオリ
フィスを挿入し、該オリフィスの上流側圧力をロータ、
カムリング及びベーンから遠い前記サイドプレートの側
に作用させ、下流側圧力をサイドプレートの反対側に作
用させるようにした構成に特徴づけられる。
【0008】
【作用】ロータを回転駆動すると、ベーンがカムリング
に内接されてポンプ室が画成され、相隣れるベーンとロ
ータ及びカムリングとで区画されたポンプ室の容積変化
によりポンプ作用が生ずる。
【0009】この間ポンプ吐出圧は、ベーン押し出し用
室に至ってベーンをカムリングの内周に圧接させると共
に、サイドプレートをロータ、カムリング及びベーンの
側面に圧接させて、ポンプ室を封止し、上記のポンプ作
用を確実ならしめる。
【0010】ところで、ベーン押し出し用室にポンプ吐
出圧を供給するための通路中に挿入したオリフィスの上
流側圧力をロータ、カムリング及びベーンから遠いサイ
ドプレートの側に作用させ、下流側圧力をサイドプレー
トの反対側に作用させて、オリフィス前後の圧力差によ
りサイドプレートの上記圧接を行う構成にしたから、こ
の圧力差がポンプ室の流体洩れ量に対応することに起因
して、サイドプレートの圧接力を該流体洩れ量に応じた
過不足のないものにすることができ、ポンプの機械効率
と、容積効率とを高次元で両立させ得る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1は前記文献に記載のベーンポンプに対し
て本発明の着想を適用した一実施例で、1はポンプハウ
ジング、2はその開口を塞ぐポンプカバーをそれぞれ示
す。ポンプハウジング1内にサイドプレート3及びカム
リング4を順次嵌合し、カムリング4にロータ5を内包
する。ロータ5にはその外周から径方向進退可能に突出
する複数のベーン6を設け、これらロータ5及びベーン
6をカムリング4と共に、前記サイドプレート3及び別
の可撓性サイドプレート7間に隙間なく挟み、相隣れる
ベーン6間にロータ5の回転中容積変化するポンプ室8
を画成する。なおサイドプレート7は、ポンプハウジン
グ1及びポンプカバー2の合体時両者間に共締めする。
【0012】ポンプハウジング1、サイドプレート3、
ロータ5及びサイドプレート7を貫通してポンプカバー
2に至るポンプ駆動軸9を設け、これをポンプハウジン
グ1及びポンプカバー2にベアリング10,11を介し
て回転自在に軸承する。そして、この軸9にロータ5を
スプライン結合し、ロータ5を外部動力で回転駆動可能
とする。
【0013】カムリング4、ロータ5及びベーン6から
遠いサイドプレート3の側にローディング室12を画成
するために、ポンプハウジング1に窪み1aを形成し、
このローディング室12にポンプ吐出圧を導くための透
孔3aをサイドプレート3に形成する。サイドプレート
3には更に、カムリング4、ロータ5及びベーン6に近
い側に、各ベーン6の内周端面が臨むベーン押し出し用
室13を相互に連通させる条溝3bを形成し、この条溝
をローディング室12に通ずる透孔3cをサイドプレー
ト3に穿設する。そして、これら透孔3c中にオリフィ
ス14を挿置する。
【0014】カムリング4、ロータ5及びベーン6から
遠いサイドプレート7の側に圧力室15を設定し、この
圧力室はサイドプレート7に形成した窪み7aとポンプ
カバー2との間に画成すると共に、図2に示す如き内外
周シールリング16,17によって限定する。なお、圧
力室15にもポンプ吐出圧を導くこととし、このために
サイドプレート7に透孔7bを穿設する。そして、上記
の限定に当たっては、圧力室15の受圧面積がベーン押
し出し用室13も含めたサイドプレート7のポンプ室側
受圧面積とほぼ同じになるよう当該限定を行う。サイド
プレート7には更に図3に示す如く、カムリング4、ロ
ータ5及びベーン6に近い側に、ベーン押し出し用室1
3を相互に連通する弓形溝7c及び連絡溝7dを形成す
る。
【0015】上記実施例の作用を次に説明する。外部動
力により軸9を介してロータ5を回転駆動すると、この
ロータと共に回転される各ベーン6が遠心力によりカム
リング4に内接され、相隣れるベーン6とロータ5及び
カムリング4とでサイドプレート3,7間にポンプ室8
が区画される。各ポンプ室8はロータ5の回転に伴って
容積変化を惹起し、容積増大中に流体を吸入し、容積減
少中に流体を吐出するポンプ作用を行う。
【0016】この間ポンプ吐出圧は、一方で透孔3aを
経てローディング室12に至り、その後オリフィス1
4、条溝3bを経てベーン押し出し用室13及び弓形溝
7cに至る。他方でポンプ吐出圧は、透孔7bを経て圧
力室15にも達する。
【0017】ベーン押し出し用室13に至った圧力はベ
ーン6をカムリング4の内周に圧接させ、ポンプの容積
効率を高める。
【0018】ここで、カムリング4、ロータ5及びベー
ン6に近い両サイドプレート3,7の側にはオリフィス
14の下流側圧力が作用し、カムリング4、ロータ5及
びベーン6から遠い両サイドプレート3,7の側にはオ
リフィス14の上流側圧力、つまりポンプ吐出圧そのも
のが作用していることから、以下の作用効果が得られ
る。
【0019】ポンプ室8の流体洩れ量がなければ、ベー
ン押し出し用室13からの流体流出もなく、オリフィス
14を流体が通流しないため、該オリフィスの前後差圧
も発生しない。よって、この差圧に応動するサイドプレ
ート3,7はカムリング4、ロータ5及びベーン6の側
面にほとんど圧接されないか、若しくは極く僅かな力で
接するのみである。従って、ポンプ室8の流体洩れ量が
ないにもかかわらずサイドプレート3,7が不必要に圧
接されてポンプの機械効率を悪化させるようなことがな
い。
【0020】逆に、ポンプ室8の流体洩れがある場合、
ベーン押し出し用室13から対応した量の流体が流出
し、オリフィス14を同量の流体が通流するため、該オ
リフィスの前後間にポンプ室8の流体洩れ量に応じた差
圧が発生する。よって、この差圧に応動するサイドプレ
ート3,7はポンプ室8の流体洩れ量に対応した力でカ
ムリング4、ロータ5及びベーン6の側面に圧接され
る。従って、ポンプ室8の流体洩れがある場合は、その
量に応じたサイドプレート3,7の圧接力により、この
洩れを減ずることができ、ポンプの容積効率が悪化する
のを防止することができる。
【0021】オリフィス14の前後圧力差によりサイド
プレート3,7の上記圧接を行う本例の構成によれば、
この圧力差がポンプ室8の流体洩れ量に対応することに
起因して、サイドプレート3,7の圧接力を該流体洩れ
量に応じた過不足のないものにすることができ、ポンプ
の機械効率を悪化させない範囲内で、容積効率を最大限
高めることができ、両者を高次元で両立させ得る。
【0022】図4及び図5は自動変速機の可変容量ベー
ンポンプに対して本発明の着想を適用した例で、図中図
1乃至図3におけると同様に機能する部分を同一符号に
て示す。本例では、カムリング4をピン21で枢支する
と共に、ばね22により図4に示す最大ポンプ容量位置
(ロータ5に対する偏心量が最大の位置)に弾支し、カ
ムリング4を室23への制御圧によりばね22に抗して
回動変位させることによってポンプ容量を変更可能とす
る。そして、ポンプハウジング1に吸入ポート24及び
吐出ポート25を形成する。
【0023】サイドプレートとしては、ポンプハウジン
グ1及びポンプカバー2の合体時両者間に共締めするサ
イドプレート7のみを設けることとし、これと、ポンプ
ハウジング1の底面との間にカムリング4、ロータ5及
びベーン6を隙間なく挟設する。カムリング4、ロータ
5及びベーン6に近いサイドプレート7の側にベーン押
し出し用室13を臨ませ、カムリング4、ロータ5及び
ベーン6から遠いサイドプレート7の側に圧力室15を
設定する。この圧力室15の設定に当たり本例では、ポ
ンプカバー2に窪み2aを形成して当該設定を行い、従
って該圧力室15を制限するシールリング16,17を
同じくポンプカバー2に設ける。これらシールリング1
6及び17は図6に示す如く、ポンプ室側においてサイ
ドプレート7に作用するポンプ吐出圧作用領域に対応さ
せて、圧力室15の幅が吸入側で狭く、吐出側で広くな
る形状とするが、圧力室15の受圧面積がポンプ室8に
近い側の吐出圧受圧面積にほぼ等しくなるようにする。
【0024】そして、サイドプレート7に、ポンプ吐出
圧を圧力室15に導く透孔7bを形成すると共に、圧力
室15をベーン押し出し室13に通ずるオリフィス14
を設ける。
【0025】本実施例の作用を、図7の概略図を併せ参
照しつつ次に説明する。図示せざるポンプ駆動軸により
ロータ5をエンジン駆動すると、このロータと共に回転
される各ベーン6がカムリング4の内周に沿って摺接
し、相隣れるベーン6とロータ5及びカムリング4とで
区画された各ポンプ室8はロータ5の回転に伴って容積
変化を惹起し、容積増大中に吸入ポート24から流体を
吸入し、容積減少中に吐出ポート25より流体を吐出す
るポンプ作用を行う。かかるポンプ作用中、制御室23
に供給する制御圧を高めることにより、カムリング4は
ばね22に抗して回動されてロータ5との偏心量を小さ
くされ、ポンプ容量を減ずることができる。
【0026】この間ポンプ吐出圧は、透孔7bを経て圧
力室15に至り、その後オリフィス14を経てベーン押
し出し用室13に至る。ベーン押し出し用室13に至っ
た圧力はベーン6をカムリング4の内周に圧接させ、ポ
ンプの容積効率を高める。
【0027】ここで、カムリング4、ロータ5及びベー
ン6に近いサイドプレート7の側にはオリフィス14の
下流側圧力が作用し、カムリング4、ロータ5及びベー
ン6から遠いサイドプレート7の側にはオリフィス14
の上流側圧力、つまりポンプ吐出圧そのものが作用して
いることから、以下の作用効果が得られる。
【0028】ポンプ室8の流体洩れ量がなければ、ベー
ン押し出し用室13からの図7に矢印で示す流体流出も
なく、オリフィス14を流体が通流しないため、該オリ
フィスの前後差圧も発生しない。よって、この差圧に応
動するサイドプレート7はカムリング4、ロータ5及び
ベーン6の側面ににほとんど圧接されないか、若しくは
極く僅かな力で接するのみである。従って、ポンプ室8
の流体洩れ量がないにもかかわらずサイドプレート7が
不必要に大きな力で圧接されてポンプの機械効率を悪化
させるようなことがない。
【0029】逆に、ポンプ室8の流体洩れがある場合、
ベーン押し出し用室13から対応した量の流体が図7に
矢印で示す如くに流出し、オリフィス14を同量の流体
が通流するため、該オリフィスの前後間にポンプ室8の
流体洩れ量に応じた差圧が発生する。よって、この差圧
に応動するサイドプレート7はポンプ室8の流体洩れ量
に対応した力でカムリング4、ロータ5及びベーン6の
側面に圧接される。従って、ポンプ室8の流体洩れがあ
る場合は、その量に応じたサイドプレート7の圧接力に
より、この洩れを減ずることができ、ポンプの容積効率
が悪化するのを防止することができる。
【0030】本例でもオリフィス14の前後圧力差によ
りサイドプレート3,7の上記圧接を行うことから、こ
の圧力差がポンプ室8の流体洩れ量に対応することに起
因して、サイドプレート7の圧接力を該流体洩れ量に応
じた過不足のないものにすることができ、ポンプの機械
効率を悪化させない範囲内で、容積効率を最大限高める
ことができ、両者を高次元で両立させ得る。
【0031】なお、本実施例において、カムリング4の
内径を90mmとし、ベーン押し出し用室13の内径を
50mm、外径を75mmとした場合の実験データを表
すと、オリフィス14の内径をパラメータとして図8の
如きものとなる。かかる実験データを基に本例では、ベ
ーン押し出し用室13からの洩れ流量に対するサイドプ
レート7の圧接力特性が、上記の両立を図る上で最も好
適な特性となるようオリフィス14の内径を決定するの
が良いこと勿論である。
【0032】
【発明の効果】かくして本発明のベーンポンプは請求項
1に記載の如く、ロータ、カムリング及びベーンの少な
くとも一方の側面に圧接されてポンプ室の側壁を構成す
るサイドプレートを、ベーン押し出し用室にポンプ吐出
圧を供給するための通路中に挿入したオリフィスの前後
差圧によりロータ、カムリング及びベーンに圧接する構
成としたから、該オリフィスの前後差圧がポンプ室の流
体洩れ量に応じたものであることに起因して、サイドプ
レートの上記圧接をポンプ室の流体洩れ量に応じた適切
な力で行うこととなり、ポンプの機械効率が悪化しない
範囲内で容積効率を最大限高めることができ、これら機
械効率と容積効率とを高次元で両立させ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ベーンポンプの一実施例を示す縦断側面
図である。
【図2】同例のベーンポンプにおけるサイドプレートを
ポンプカバー側から見た側面図である。
【図3】同サイドプレートをポンプハウジング側から見
た側面図である。
【図4】本発明ベーンポンプの他の実施例を、ポンプカ
バーが除去された状態で示す正面図である。
【図5】同例におけるベーンポンプを図4のA−A線上
で断面として示す縦断側面図である。
【図6】同例のベーンポンプにおけるサイドプレートを
ポンプハウジング側から見た側面図である。
【図7】同例のオリフィス部分に係わる作用説明用概略
線図である。
【図8】同例においてベーン押し出し用室からの洩れ流
量に対するサイドプレート圧接力の変化特性を示す実験
データ線図である。
【符号の説明】
1 ポンプハウジング 2 ポンプカバー 3 サイドプレート 4 カムリング 5 ロータ 6 ベーン 7 サイドプレート 8 ポンプ室 9 ポンプ駆動軸 12 ローディング室 13 ベーン押し出し室 14 オリフィス 15 圧力室 16 シールリング 17 シールリング 21 カムリング枢支軸 22 カムリングリターンスプリング 23 ポンプ容量制御室 24 吸入ポート 25 吐出ポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F04C 2/30 - 2/352 F04C 18/30 - 18/352 F04C 15/00 F04C 27/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動されるロータをカムリングに内
    装し、該ロータに対し径方向進退可能に設けた複数のベ
    ーンをロータの回転中カムリングに内接させて、相隣れ
    るベーンとロータ及びカムリングとで区画されたポンプ
    室の容積変化によりポンプ作用を行い、ポンプ吐出圧を
    前記各ベーンの内周端面が臨むベーン押し出し用室に供
    給してこれらベーンをカムリングの内周に圧接させるよ
    うにしたベーンポンプにおいて、 前記ロータ、カムリング及びベーンの少なくとも一方の
    側面に圧接されて前記ポンプ室の側壁を構成するサイド
    プレートを設け、 前記ベーン押し出し用室にポンプ吐出圧を供給するため
    の通路中にオリフィスを挿入し、 該オリフィスの上流側圧力をロータ、カムリング及びベ
    ーンから遠い前記サイドプレートの側に作用させ、下流
    側圧力をサイドプレートの反対側に作用させたことを特
    徴とするベーンポンプ。
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