JP4554257B2 - Idカード入力用撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、IDカードに表示される証明写真等の撮影を行いIDカードに画像データを入力するIDカード入力用撮影装置に関する。
学生証,社員証,運転免許証等のIDカードを作成するために用いられる撮影装置としては、特許文献1に記載されたデジタルカメラが知られている。このデジタルカメラは、テンキーなどからなるキー部からユーザのID番号(免許証なら免許証番号)を入力しておき、撮影したユーザの顔写真(証明写真)とID番号とを関連付けてメモリカードに記憶する。
そして、このメモリカードを印刷機に装着する。この印刷機には、ユーザが提出した申請書の記載データ(ユーザデータ)をID番号に対応して登録してあるホストコンピュータが接続されている。印刷機は、ユーザのID番号に基づいてホストコンピュータからユーザデータを呼び出し、証明写真とユーザデータとを合成して一枚のカードに印刷し、IDカードを発行する。
一方、属性情報(ID情報)の変更に際しても再発行することなく更新可能な名札カードとして使用できるIDカードが知られている(特許文献2)。このIDカードの表面には、電子ペーパー等を用いたリライト表示部が設けてあり、これに証明写真と経歴等のID情報とが表示される。また、前記IDカードにはICチップが埋め込まれており、これに証明写真の画像データとID情報とが記憶されている。例えば、ユーザのID情報が変わったら、ICチップに記憶されているID情報を書き換えることにより、IDカードのリライト表示部に表示されているID情報が変更される。
特開2000−280662号公報 特開2001−312710号公報
上記特許文献1では、上述したような印刷機及びホストコンピュータ等の大掛かりな設備と、これらを管理運営する複数の人員とが必要であり、多大な設備費用と運営費用とがかかるという問題点がある。そこで、証明写真をユーザが自身で所有しているデジタルカメラを用いて撮影し、上記特許文献2記載のIDカードのICチップに記憶させることが考えられるが、ユーザが勝手にIDカードの証明写真を更新できるとすれば、IDカードとしての信用性及びセキュリティを確保できなくなる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、IDカードの信用性及びセキュリティを確保した上で、適宜、簡単にユーザ自身でIDカードの証明写真を更新できるIDカード入力用撮影装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のIDカード入力用撮影装置は、表示パネルを備えたカード形状のIDカードに入力するためのIDカード入力用画像の画像データを撮影する証明写真モードと、前記IDカード入力用画像以外の画像データを撮影する通常のカメラ撮影モードとを有し、前記カメラ撮影モード時にはメモリカードが挿入され、前記証明写真モード時には、前記メモリカードの代わりに、前記IDカードに接続された接続ケーブルのコネクタが挿入されるメモリカードスロットと前記証明写真モード時に撮影されたIDカード入力用画像の画像データを、前記IDカードを発行した所定のIDカード発行機関に送信し、このIDカード発行機関にて前記画像データが承認された場合、この承認された画像データをIDカードに入力するマイクロコンピュータとを備えたことを特徴とする。
また、前記IDカード入力用画像は、前記IDカードによる承認を得て撮影が許可されることを特徴とする。また、前記IDカードによる承認は、予め内部メモリに記憶されている承認用の情報と同じ情報をIDカードも収納し、これらの情報同士を照合することにより行われることを特徴とする。また、前記承認用の情報は、所定のIDカード発行機関から承認されたカメラ暗証番号であることを特徴とする。
また、前記IDカードによる承認は、1個のIDカード入力用画像の画像データがIDカードに入力される毎に実施されることを特徴とする。また、前記IDカード入力用画像の画像データは、暗号化してからIDカードに入力されることを特徴とする。また、前記IDカードとの接続は、メモリカード装着用のメモリカードスロットに、メモリカードの代わりに接続ケーブルを装着することにより行われることを特徴とする。
本発明のIDカード入力用撮影装置によれば、IDカードと電気的に接続した状態で撮影したIDカード入力用画像の画像データをIDカード発行機関にて承認された上でIDカードに入力するので、IDカードの信用性及びセキュリティを確保した上で、適宜、簡単に利用者自身でIDカードの証明写真を更新できる。
また、前記IDカード入力用画像は、IDカードによる承認を得て撮影が許可されるので、IDカードの信用性及びセキュリティを確保した上で、適宜、簡単にユーザ自身でIDカードの証明写真を更新できる。また、前記IDカードによる承認は、予め内部メモリに記憶されている承認用の情報と同じ情報をIDカードも収納し、これらの情報同士を照合することにより行われるので、IDカードの信用性及びセキュリティを確保した上で、適宜、簡単にユーザ自身でIDカードの証明写真を更新できる。また、前記承認用の情報は、所定のIDカード発行機関から承認されたカメラ暗証番号であるから、IDカードの信用性が確保できる。
また、前記IDカードによる承認は、1個のIDカード入力用画像の画像データがIDカードに入力される毎に実施されるから、例えばIDカード入力モードになったままの撮影装置を他のIDカードに接続して証明写真を撮影するような不正行為を未然に防止でき、セキュリティの確保に寄与できる。また、IDカード入力用画像の画像データは、暗号化してからIDカードに入力されるので、セキュリティの確保に寄与できる
本発明のIDカード入力用撮影装置としてのデジタルカメラに接続されるIDカードとしてのマルチカードを示す図1において、マルチカード10のカード形状をしたカード本体11の前面には、大小2つの液晶パネル14,15と、表示ボタン17,メニューボタン18,送りボタン19,戻しボタン20及びテンキー21が設けられている。また、左側面には、電源用のバッテリを収納するバッテリ室の蓋24と、デジタルカメラと接続して画像データの入出力等を行う外部入出力端子25とが設けられている。なお、太陽電池を用いて電源用バッテリを省略してもよい。
前記大液晶パネル14には、IDカード入力用画像としての証明写真(例えば顔写真)が表示される。また、前記小液晶パネル15には、前記証明写真に写っている人物に関するID情報が表示される。このID情報としては、前記人物に関する略歴、所属している学校名や校章又は会社名や社章,CI(corporate identity)マーク等がある。
マルチカード10の電気的な構成を示す図2において、マイクロコンピュータ30が、前記表示ボタン17,メニューボタン18,送りボタン19,戻しボタン20及びテンキー21からなる操作部31の操作に応答してマルチカード10全体の制御を行う。
内蔵メモリ32には、証明写真の画像データ及び前記ID情報と、これらが所定のIDカード発行機関によって承認されたことを示すIDカード暗証番号とが1セットとして、複数セットが記憶されている。すなわち、IDカード暗証番号は、各IDカード発行機関毎に決められており、IDカード暗証番号の照合が行われると、該当するIDカード発行機関に割り当てられたID情報のみの書換えが可能になる。また、内蔵メモリ32には、所有者を特定するパスワードを記憶してあり、これをテンキー21で入力しないと、マルチカード10を使用することができない。なお、IDカード暗証番号及びパスワードは、液晶パネル14,15のいずれにも表示されない。
前記画像データは、デジタル信号処理装置(DSP)33によって圧縮,伸長,暗号化,復号化等の処理が施される。伸長された画像データは、LCDドライバ34によって大液晶パネル14に表示される。また、前記ID情報はLCDドライバ35よって小液晶パネル15に表示される。
また、電源用のバッテリ37は、前記バッテリ室の内部に設けられたバッテリソケット38に装着される。このバッテリソケット38には電源ユニット39が接続され、バッテリ37からの電圧電流が電源ユニット39によって増幅され、マイクロコンピュータ30をはじめ各部に送られる。
なお、バッテリ37をバッテリソケット38に装着した時から微弱な待機電流がマルチカード10内の各部に常時流れており、テンキー21等の操作によってマルチカード10の電源がオンになる。また、操作部31のいずれも操作せずに、例えば、30秒以上経過すると、マルチカード10の電源がオフになる。また、前記外部入出力端子25は、インターフェース(I/F)41を介してマイクロコンピュータ30に接続され、画像データの入出力やID情報の更新などに使用される。
このように構成されたマルチカード10を社員証と運転免許証とに使用する場合について説明する。なお、社員証のIDカード発行機関は、ユーザの勤め先の会社であり、運転免許証のIDカード発行機関は、管轄区域の公安委員会(例えば東京都公安委員会)である。まず、テンキー21を用いてパスワードを入力する。テンキー21の操作に伴ってマルチカード10の電源がオンになる。
マイクロコンピュータ30は、内蔵メモリ32に予め記憶されているパスワードと照合して合致している場合にのみ、表示ボタン17の押圧による液晶パネル14,15の画面表示を許容する。もし、テンキー21で入力されたパスワードが異なっている場合には、いくら表示ボタン17を押しても液晶パネル14,15には何も表示されない。
正しいパスワードを入力してから表示ボタン17を押すと、大液晶パネル14には、マルチカード10の所有者(ユーザ)の証明写真が表示され、小液晶パネル15には、マルチカード10を社員証として使用する場合には、カード所有者が社員であることを示す氏名,社名,社員番号,社章(マーク)等のID情報が表示される。また、マルチカード10を運転免許証として使用する場合には、住所,氏名,交付日,有効期限,免許証番号等のID情報が小液晶パネル15に表示される。
前記社員証と運転免許証との切り換えは、送りボタン19又は戻しボタン20を押すことにより行われる。また、証明写真とID情報とは関連付けがされており、内蔵メモリ32に記憶されている。証明写真は、社員証用と運転免許証用とで違っていてもよく、また同じであってもよい。社員証用と運転免許証用とで証明写真が違っている例としては、撮影時期の相違によるものの他、運転免許証では眼鏡使用のため当然に眼鏡をかけた顔であるが、社員証では眼鏡を外した顔であるというような場合である。
次に、前記マルチカード10の証明写真をユーザ自身で変更できる本発明のデジタルカメラについて説明する。図3に示すように、マルチカード10の外部入出力端子25に接続ケーブル45の一方のコネクタ45aを接続し、他方のコネクタ45bをデジタルカメラ50のメモリカードスロット52に差し込む。コネクタ45bは、内部のメディアソケット53に接続される(図4参照)。
前記メモリカードスロット52には、コネクタ45bと二者択一的に、メモリカード54が挿入されるから、IDカード入力用画像である証明写真を撮影する際には、デジタルカメラ50から私用のメモリカード54に勝手に証明写真の画像データが記憶されることが防止される。
デジタルカメラ50のカメラ本体51の背面には、画像や各種設定画面が表示される液晶パネル55が設けられ、また電子ビューファインダ(EVF)57が設けられている。また、カメラ本体51の背面には、デジタルカメラ50の各種機能を設定するために設けられた操作部58が設けられている。
前記操作部58は、液晶パネル55にモード設定等を行うメニュー画面を表示するとともに実行キーの機能を兼用するメニュー/実行ボタン61,操作を途中でやめる際に操作されるキャンセルボタン62,メニュー画面ではカーソルキーとしてまた撮影時にはズームボタンとしてまた各種モードの設定キーとして機能する十字ボタン63からなる。
また、カメラ本体51の上部には、シャッタボタン65の他、セルフポートレイトを撮影する際等に操作されるセルフタイマーボタン66が設けられている。また、カメラ本体51の側面には、前記メモリカードスロット52の他に、外部入出力端子としてのUSBコネクタ67が設けられている。このUSBコネクタ67には、パーソナルコンピュータ等が接続され、通常は画像データ等の入出力に使用されるが、デジタルカメラ50でIDカード入力用画像である証明写真を撮影する際には、画像データの入出力端子として使用することが禁じられる。
デジタルカメラ50の電気的な構成を示す図4において、マイクロコンピュータ69は、操作部58から入力される操作信号、シャッタボタン65又はセルフタイマー70から入力されるレリーズ信号に基づいて、デジタルカメラ10の各部を制御する。なお、セルフタイマー70は、前記セルフタイマーボタン66の操作によって起動され、例えば10秒間経過後にレリーズ信号をマイクロコンピュータ69に出力する。
撮影レンズ71の背後にCCD72が配置されており、撮影レンズ71のピント合わせによりCCD72の光電面には被写体画像が結像される。CCD72は光電変換により被写体像を電気信号に変換して撮像信号を相関二重サンプリング回路(CDS)73に出力する。
CDS73は、アナログ信号である撮像信号のノイズを除去し、さらにAMP74が撮像信号を増幅する。その後、撮像信号は、A/D変換器75にてアナログ信号からデジタル信号に変換され、画像データとしてデジタル信号処理部(DSP)76に入力される。
マイクロコンピュータ69は、DSP76を制御して、シャッタボタン65又はセルフタイマー70からのレリーズ信号を受信した瞬間の画像データを、IDカード入力モードである証明写真モードでは内部メモリ77に、また通常のカメラ撮影モードではメモリカード54にそれぞれ記憶する。
内部メモリ77には、画像データの他に、カメラ暗証番号が記憶される。このカメラ暗証番号は、デジタルカメラ50が所定のIDカード発行機関によって承認された証明写真撮影用カメラであることを示すもので、USBコネクタ67に接続されたパーソナルコンピュータからUSBコネクタ67,USBコントローラ79及びDSP76を介して内部メモリ77に記憶される。
DSP76は、入力された画像データに圧縮,伸長,暗号化等の処理を施して、OSD80に送る。このOSD80は、画像データに基づいて液晶パネル55,EVF57のそれぞれについて画面の位置、輝度や明るさ、色度調整、コントラストなどの調節・設定を行い、カメラ撮影モード又はムービー撮影モードであれば、スルー画の画像データをEVFドライバ81に送り、また再生モードであれば、メモリカード54又は内部メモリ77から読み出された画像データをLCDドライバ82に送る。EVFドライバ81はEVF57を駆動し、LCDドライバ82は液晶パネル55を駆動する。
次に、上記構成により証明写真を更新する場合のシーケンスについて、図5に示すフローチャートを参照して説明を行う。なお、マルチカード10及びデジタルカメラ50の両方に予めカメラ暗証番号を入力して記憶させておく。また、マルチカード10とデジタルカメラ50とを予め接続ケーブル45で接続しておく。
まず、テンキー21を用いてパスワードを入力する(st1)。このパスワードが正しい場合には、マルチカード10の使用が許可される(st2)。表示ボタン17を押し、更新したい社員証の証明写真をマルチカード10の大液晶パネル14に表示すると(st3)、これに関連するID情報が小液晶パネル15に表示される。次に、メニューボタン18を押し、大液晶パネル14にメニュー選択画面を表示させる(st4)。ここで、証明写真取り込みモードを選択する(st5)。もし、証明写真取り込みモード以外のモードを選択すると、他の制御フローへ移行する(st6)。
証明写真取り込みモードを選択すると、IDカード暗証番号の入力をユーザに要求するメッセージ「IDカード暗証番号を入力して下さい」が表示される(st7)。ユーザはテンキー21を操作して社員証のIDカード暗証番号を入力する。マイクロコンピュータ30は、内蔵メモリ32から予め記憶されているIDカード暗証番号を読み出して、入力されたIDカード暗証番号と照合する(st8)。この照合がNGの場合には、不正使用と認識してメニュー選択画面が表示された状態に戻る。また、前記照合がOKの場合には、デジタルカメラ50にカメラ暗証番号の要求信号を送信する(st9)。
一方、デジタルカメラ50の電源をオンにして(st10)、証明写真モードにセットしておく(st11)。これ以外を選択した場合には、通常のカメラモードに移行する(st12)。証明写真モードでは、マルチカード10以外との画像データ通信を禁止する(st13)。すなわち、具体的には、USBコネクタ67経由で画像データの入出力を行うことが禁止される。そして、マルチカード10からのカメラ暗証番号の要求信号待機状態になる(st14)。また、撮影画像のサイズ,圧縮率,フォーマット等が証明写真モードに対応して設定される。
デジタルカメラ50のマイクロコンピュータ69は、マルチカード10からカメラ暗証番号の要求信号を受信すると、カメラ暗証番号をマルチカード10側へ送信し(st15)、照合待ち状態になる(st16)。
マルチカード10のマイクロコンピュータ30は、デジタルカメラ50からカメラ暗証番号を受信すると(st17)、これと、内蔵メモリ32に予め記憶されているカメラ暗証番号とを照合する(st18)。この照合結果がNGの場合には、接続したデジタルカメラ50が証明写真撮影用カメラでないと認識して、メニュー選択画面表示に戻る。また、照合結果がOKの場合には、そのことをデジタルカメラ50側に通知し、画像データ受信待ち状態に移行する(st19)。
デジタルカメラ50は、照合OKを受信した後、カメラ撮影モードに移行する(st20)。この後、ユーザは、セルフタイマーボタン66を押すか、家族にシャッタボタン65を押してもらい、セルフポートレイトを撮影する。この撮影は、セルフタイマーボタン66又はシャッタボタン65のいずれか一方を1回押圧することにより完了する。
前記撮影が完了して得られた画像データを内部メモリ77に一旦記憶した後(st21)、DSP76は、ランダムに暗号化キーコードを発生し(st22)、この暗号化キーコードに基づいて、前記画像データをJPEGの圧縮画像データに変換する(st23)。
そして、マイクロコンピュータ69は、DSP76を駆動して、前記暗号化キーコード及び圧縮画像データをメディアソケット53,接続ケーブル45を介してマルチカード10に送る(st24)。この後、デジタルカメラ50は電源オン直後の初期状態に戻る。このように、デジタルカメラ50は、1回の撮影が完了する毎に、初期状態に戻るから、セキュリティの確保に寄与できる。なお、カメラ撮影モードに移行後、ある一定時間が経過してもレリーズ信号がマイクロコンピュータ69に入力されない場合は、デジタルカメラ50は初期状態に戻る。
マルチカード10は、前記暗号化キーコード及び圧縮画像データを受信すると(st25)、前記暗号化キーコードに基づいて圧縮画像データを伸長して(st26)、画像を大液晶パネル14に表示する(st27)。そして、ユーザに確認を要求するメッセージを小液晶パネル15に表示する(st28)。
ユーザがNGと判断したら、テンキー21の「0」を押し(st29)、IDカード暗証番号の入力(st7)から繰り返す。また、ユーザがOKと判断したら、テンキー21の「1」を押し(st30)、画像の登録を完了して(st31)、マルチカード10はメニュー選択画面に戻る。なお、カメラ暗証番号の照合OK後(st18)、ある一定時間経過しても暗号化キーコード及び圧縮画像データの受信がなければ、マルチカード10はメニュー選択画面に戻る。
前記画像の登録では、内蔵メモリ32に記憶されていた社員証用の旧い画像データに新しく撮影した画像データが上書き保存される。この時、旧画像データに関連付けられていたID情報は、そのまま新画像データに関連付けられる。なお、他のIDカード発行機関用の証明写真、例えば公安委員会用の証明写真の画像データが上書きされないのは勿論である。
また、デジタルカメラ50のメモリカードスロット52から接続ケーブル45を抜き、代わりにメモリカード54をメモリカードスロット52に差し込めば、周知の一般的なデジタルカメラと同様に、撮影した画像データをメモリカード54に記憶させることができる。
次に、IDカード発行機関の承認を得る方法について説明する。IDカード発行機関との通信は、パーソナルコンピュータ又はサーバー等で行う。本システムの構成を示す図6において、マルチカード10とデジタルカメラ50との接続は、前述と同様とする。更に、デジタルカメラ50のUSBコネクタ67にUSBケーブル91が差し込まれ、パーソナルコンピュータ90とUSB接続される。パーソナルコンピュータ90はIDカード発行機関のサーバー93とインターネット94経由で接続されている。
以下、図7に示すフローチャートを参照して説明する。なお、前述の図5に示すフローチャートと共通するシーケンスには同じステップ番号(st1〜31)を付して説明を省略する。カメラ暗証番号の照合(st18)がOKの場合には、マルチカード10内にあるID関連情報をデジタルカメラ50及びパーソナルコンピュータ90経由でIDカード発行機関のサーバー93に送信する(st50〜53)。送信のタイミングは、撮影完了して画像データの圧縮を行った後とする(st23)。その後、デジタルカメラ50から暗号化キーコード及び圧縮画像データが送信され(st54)、IDカード発行機関のサーバー93で受信される(st55)。なお、前記ID関連情報は、例えばマルチカードの型番,シリアルナンバー,ソフトウエアのバージョン,メモリ容量などであり、液晶パネル14,15のいずれにも表示されない。
IDカード発行機関では、画像データを閲覧し、証明写真の変更に関して問題がないかどうか判定する(st56)。承認されれば、承認OKの通知をデジタルカメラ50に送信する(st57)。それを受けて、デジタルカメラ50は暗号化キーコード及び圧縮画像データをマルチカード10に送信する(st24)。なお、IDカード発行機関では、承認した画像データを保存する。更に、承認した画像データによりID関連情報を更新して再度マルチカード10に送信するようにしてもよい。
また、承認NGの場合には、承認NGの通知をデジタルカメラ50に送信する(st58)。その際に、エラーメッセージを同時に送信して、パーソナルコンピュータ90に表示させる。デジタルカメラ50は、マルチカード10に承認NGを通知する(st59)。マルチカード10,デジタルカメラ50は、共に承認NGを受信すると、それぞれの初期状態(マルチカード10はメニュー選択画面表示,デジタルカメラ50は電源オン直後)に戻る。
このように、本システムでは、IDカード発行機関での承認を受けた証明写真のみ、マルチカード10に保存される。更に、承認確認がOKとなった場合に課金が発生し、その通知をユーザ側のパーソナルコンピュータ90に送信する(st60)。なお、承認確認がOKとなった場合に、ユーザ側のパーソナルコンピュータ90に通知し、ユーザの課金許可(支払い許可)を受理した後、画像データ承認OK信号を発行するようにしてもよい。また、前記課金は、ユーザからの画像送信があった直後に行うようにしてもよい。
本システムによれば、ユーザはマルチカードの証明写真の更新を在宅したままで実施することができる。また、IDカード発行機関では、撮影装置や印刷装置等を含むIDカード作成設備が不用になる。
以上説明した実施形態では、IDカード入力用画像を撮影する際には、メモリカードを使用できないように、メモリカードの代わりにメモリカードスロットに差し込まれる接続ケーブルを用いてマルチカード(IDカード)と接続したが、IDカード入力モードではIDカード以外の媒体に画像データを入力しないように、マイクロコンピュータが制御(ソフトウエア)するようにしてもよい。この場合には、メモリカードスロットとは別に接続ケーブル用のコネクタ等を設けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、マルチカードとデジタルカメラとの電気的な接続をメモリカードスロットに差し込まれる接続ケーブルで行ったが、本発明はこれに限定されることなく、例えば赤外線通信やブルートゥース(商標)によって接続してもよい。また、例えば周知のPCカードスロットのような接続端子をデジタルカメラに設け、この接続端子にダイレクトにIDカードを差し込むようにすれば、接続ケーブルを省略できる。
また、上記実施形態では、デジタルカメラに接続するIDカードとして、社員証と運転免許証とを切り換えて使用できるマルチカードを用いたが、例えば免許証のみとして使用されるIDカードを用いてもよい。
また、上記実施形態では、マルチカード(IDカード)に既に記憶されている証明写真の更新にデジタルカメラを用いたが、本発明はこれに限定されることなく、予め所定のIDカード発行機関から承認されたカメラ暗証番号を取得しておけば、デジタルカメラで新規に証明写真を撮影することができる。
また、上記実施形態では、カメラ暗証番号の照合OK後、そのままカメラ撮影モードに移行していたが、この直前に、接続ケーブルが抜かれていないことを確認するシーケンスを追加すると、セキュリティ上より好ましい。
また、上記実施形態では、IDカード入力用撮影装置としてデジタルカメラを用いたが、本発明はこれに限定されることなく、カメラ付き携帯電話等の携帯端末でもよい。
マルチカードの外観を示す斜視図である。 マルチカードの電気的構成を示すブロック図である。 マルチカードとデジタルカメラを接続する様子を示す斜視図である。 デジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。 マルチカードの証明写真をデジタルカメラで撮り直すシーケンスを示すフローチャートである。 マルチカードをデジタルカメラ,パーソナルコンピュータ及びインターネットを経由してIDカード発行機関のサーバーに接続した状態を示す説明図である。 IDカード発行機関の承認を得る際のシーケンスを示すフローチャートである。
符号の説明
10 マルチカード
14 大液晶パネル
15 小液晶パネル
30,69 マイクロコンピュータ
32 内蔵メモリ
50 デジタルカメラ
90 パーソナルコンピュータ
93 サーバー

Claims (6)

  1. 表示パネルを備えたカード形状のIDカードに入力するためのIDカード入力用画像の画像データを撮影する証明写真モードと、前記IDカード入力用画像以外の画像データを撮影する通常のカメラ撮影モードとを有し、
    前記カメラ撮影モード時にはメモリカードが挿入され、前記証明写真モード時には、前記メモリカードの代わりに、前記IDカードに接続された接続ケーブルのコネクタが挿入されるメモリカードスロットと
    前記証明写真モード時に撮影されたIDカード入力用画像の画像データを、前記IDカードを発行した所定のIDカード発行機関に送信し、このIDカード発行機関にて前記画像データが承認された場合、この承認された画像データをIDカードに入力するマイクロコンピュータと
    を備えたことを特徴とするIDカード入力用撮影装置。
  2. 前記IDカード入力用画像は、前記IDカードによる承認を得て撮影が許可されることを特徴とする請求項1記載のIDカード入力用撮影装置。
  3. 前記IDカードによる承認は、予め内部メモリに記憶されている承認用の情報と同じ情報をIDカードも収納し、これらの情報同士を照合することにより行われることを特徴とする請求項2記載のIDカード入力用撮影装置。
  4. 前記承認用の情報は、所定のIDカード発行機関から承認されたカメラ暗証番号であることを特徴とする請求項3記載のIDカード入力用撮影装置。
  5. 前記IDカードによる承認は、1個のIDカード入力用画像の画像データがIDカードに入力される毎に実施されることを特徴とする請求項2ないし4いずれか記載のIDカード入力用撮影装置。
  6. 前記IDカード入力用画像の画像データは、暗号化してからIDカードに入力されることを特徴とする請求項1ないし5いずれか記載のIDカード入力用撮影装置。
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