JP2006180140A - デジタルカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】特に煩雑な作業を要せずカメラ機能の使用制限の設定又は解除を容易に行うことのできるデジタルカメラを提供する。
【解決手段】デジタルカメラ1(又は20,31)はキー検出部8(又は35)を備え、カメラ所有者は認証信号としてキーAを出力する専有のキー出力装置12(又は15,25,32)によりデジタルカメラ1にキーAを設定した後、親族又は友人のようなキーBの人や、キーなしの人が使用する場合のカメラ動作機能の使用制限を設定する。キーAは万能キーで制限がなく、キーA以外の人の場合は、例えば撮影はオートモードでのみ、再生は、キーBではキーB又はキーなしで撮影した画像のみ、キーなしでは全て再生不可、その他のキー操作では、キーBではキーBで撮影した画像についてのみ、キーなしでは全て操作不可、消去は、キーB及びキーなし共に不可、きなどを設定できる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、紛失又は盗難に会っても記録されている画像データを保護でき且つ所望の画像データの誤消去を防止することができるデジタルカメラに関する。
従来、所定の送信機から識別コードを一定の強度で送信し、機器(携帯機器や自動車等)に組み込まれた受信機がその識別信号を受信した場合は機器の使用制限を解除し、送信機が機器から離れ、機器の受信機が識別信号を受信できない場合は、機器の使用を制限するという技術が知られている。(例えば、特許文献1参照。)
また、ID情報(網膜、指紋、音声、ID)が記録された外部記憶媒体)をカメラが照合した時のみカメラを使用可能とする技術も知られている。(例えば、特許文献2参照。)
また、カメラの状態(ゲイン、シャッタスピード、レンズの絞り等の画質情報)の値を利用してパスワード入力を行い、カメラに記憶されたパスワードとの認証を行い、カメラを使用可能とする技術も知られている。(例えば、特許文献3参照。)
第2931276号特許公報 特開2000−147623号公報 特開2002−077710号公報
特許文献1の技術は、送信機をカメラと一緒に常に持ち歩かなければ撮影することができないという取り扱い上の不便がある。また、いちいち送信機をカメラと別体で持ち歩くのが煩雑であるからといって、送信機をカメラのストラップなどに括りつけてカメラと一体に持ち歩くようにすると、カメラに付帯されている折角の使用制限機能が無能力化されてしまって不都合である。
また、特許文献2の技術は、予めカメラに登録した者しかカメラを使用できず、初期設定で複数のユーザ登録を行っておかないと、仲間同士でカメラを交換して撮影し合うという通常に行われることも出来ないという不便が発生する。また、周囲の人に撮影してもらうということもできない。また、外部記録媒体にIDが記録されている場合は、その外部記録媒体がカメラに装着された状態で、カメラを紛失した又は盗難に会った場合、記録された画像データを保護することができない。
また、特許文献3の技術は、カメラの3種類もの状態情報を表示装置に表示させ、その中から予めパスワードとして設定した値と同一の値を選択して表示させる合わせ込みの方法であり、パスワードの入力方法としては決して簡単な入力方法ではない。
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、特に煩雑な作業を要せずカメラ機能の使用制限の設定又は解除を容易に行うことのできるデジタルカメラを提供することである。
先ず、第1の発明のデジタルカメラは、認証によりカメラ機能の使用制限を設定又は解除する認証手段を備え、該認証手段により認証された認証対象により上記カメラ機能の使用制限の設定が可能となるように構成される。
このデジタルカメラは、例えば上記認証手段により認証される認証対象は複数存在し、該複数の認証対象それぞれに異なる上記使用制限の設定が可能であるように構成される。
この場合、複数の上記認証対象の中で上位の認証対象は、例えば下位の認証対象に対する上記使用制限の設定が可能であるように構成される。
また、上記認証手段は、例えばカメラ本体に認証信号を無線で送信する送信ユニットと、カメラ本体に設けられ上記送信ユニットからの上記認証信号を受信し認識する受信認識手段と、から成るように構成される。
この場合、上記送信ユニットは、例えばカメラリモコンに内蔵されているように構成してもよく、また、例えばカメラ本体に付帯され該カメラ本体に着脱自在なクレイドルに内蔵されているように構成しても良い。
また、上記認証手段は、例えばカメラ本体に付帯され該カメラ本体に着脱自在なクレイドルに設けられた上記カメラ本体との電気的接続接点であるように構成しても良い。
また、このデジタルカメラにおいては、例えば複数の上記認証対象の中の1つの認証対象のみが上記カメラ機能の上記使用制限を設定できるように構成される。
上記カメラ機能の上記使用制限の設定は、例えば上記認証手段により認証された認証対象によりカメラ本体の設定手段を用いて行われるように構成される。
そして、使用制限される上記カメラ機能は、例えば撮影モードに係わるモード選択機能であり、また、例えば記憶装置に記録された画像データの再生機能であり、また、例えば記憶装置に記録された画像データの外部機器への転送及び/又はプリントを含むファイル操作機能であり、また、例えば記憶装置に記録された画像データの消去機能であるように構成される。
また、このデジタルカメラにおいて、例えば複数の上記認証対象の中で最上位の認証対象以外の認証対象により、使用制限が設定されているカメラ機能が選択されたとき、カメラ本体の表示手段に警告が表示されるように構成される。
この場合、上記警告は、例えば文章表示であるように構成してもよく、また、例えばマーク表示であるよういに構成してもよく、また、例えば文章とマークの表示であるように構成してもよい。
次に、第2の発明のデジタルカメラは、認証によりカメラ機能の使用制限を設定又は解除する認証手段を備え、該認証手段により認証された認証対象により記憶装置へ撮影画像データを記録する際に上記記憶装置からのデータ読み出し禁止の設定又は解除が可能となるように構成される。
上記第1及び第2の発明のデジタルカメラにおいて、上記記憶装置は、例えばデジタルカメラ内蔵メモリ及び/又はデジタルカメラに着脱可能な外部記憶装置であるように構成される。
また、第3の発明のプログラムは、データ処理装置により読み取り可能なプログラムであって、画像データの読み出しを禁止設定された記憶装置から上記画像データの読み出しを可能にするように構成される。
このプログラムは、例えばコンピュータにダウンロードされて起動され、該コンピュータに画像データの読み出し禁止設定された記憶装置を接続されたとき、上記読み出し禁止設定を検知し、パスワードの入力を上記コンピュータの操作者に催告するように構成される。
また、このプログラムは、例えば画像データの読み出し禁止設定された記憶装置から上記画像データを読み出すためのパスワードの設定処理が可能であるように構成される。
更に、このプログラムは、例えば上記設定処理により予め設定されたパスワードを入力されることにより、上記記憶装置からの上記画像データの上記読み出し禁止設定を解除するように構成される。
この第3の発明のプログラムにおいて、上記記憶装置は、例えばデジタルカメラ内蔵メモリ及び/又はデジタルカメラに着脱可能な外部記憶装置であるように構成される。
更に、第4の発明のカメラは、上記第3の発明のプログラムを付帯するように構成される。この場合、上記プログラムは、例えばカメラ本体に付帯される画像閲覧ソフトウエアに組み込まれているように構成してもよい。
本発明よれば、デジタルカメラに認証によりカメラ機能の使用制限を設定又は解除する認証手段を備えるので、この認証手段の認証に基づいて画像データの読み出しを禁止する使用制限を設定することにより、カメラを紛失したり又は盗難に会ってもカメラの記憶装置に記録された画像データを第3者から保護することができる。
更に、消去機能に使用制限を設定することにより、カメラの記憶装置に記録された大切な画像データを誤って消去する危険を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1A及びBは、本発明の認証手段としての構成の一部である受信装置が組み込まれたデジタルカメラの概略構成を示す図であり、図1Aはそのデジタルカメラの前面からの外観の概略を示す斜視図、図1Bはデジタルカメラ内部の主要部の配置状態を示す斜視図である。
図1Aに示すように、デジタルカメラ1は、前面右上隅に撮影レンズ窓2を備え、その左方にストロボ照射窓3を備えている。また、上面の左端部近傍にはレリーズボタン4が設けられている。尚、ズームボタンその他の操作ボタンは図示を省略している。
図1Bに示すように、デジタルカメラ1の内部には、右側に、カメラ全体のほぼ1/3を占めて撮像光学系が内蔵された撮像ユニット5が配置されている。撮像ユニット5の撮像光学系は、図1Aの撮影レンズ窓2から入射する被写体からの光束を、ほぼ直角に下方に折り曲げるように反射させる。下方に折り曲げられた入射光束は、撮像ユニット5の下端部に焦点面を形成し、その焦点面には撮像素子6が配置されている。
デジタルカメラ1の内部左側には、撮像ユニット5に隣接して回路基板7が配置されている。この回路基板7の一部には、認証手段としての認証信号受理部を構成する受信装置8が組み込まれている。また、デジタルカメラ1の左端部には、着脱可能な電池9やフラッシュメモリ等の外部記憶装置11が内蔵されている。
[実施例1]
図2は、上記デジタルカメラ1の受信装置8に対応して第1の実施形態における認証手段としての構成の一部である認証信号発信部を構成するカード型送信器を示す図である。図2に示すカード型送信器12は、例えばクレジットカード程度の大きさの寸法を有するカード状の送信器であり、その内部には、認証信号(ID)を送信する送信回路を組み込まれた送信用基板13、及びその送信回路を駆動する駆動用電池14が内蔵されている。
このカード型送信器12の送信回路から無線で送信される認証信号がデジタルカメラ1の受信装置8により受信されて、デジタルカメラ1によるカメラ取扱者への認証が行われる。
このカード型送信器12は、寸法がクレジットカード程度の大きさであり、財布や定期券入れなどに入れて、又はそのまま裸でポケットに入れて常に持ち歩いても邪魔にはならず、したがって、カメラ認証用の送信器を常に持ち歩くという煩わしさを感じることがない。
[実施例2]
図3は、上記デジタルカメラ1の受信装置8に対応して第2の実施形態における認証手段としての構成の一部である認証信号発信部を構成するカメラリモコンを示す外観斜視図である。図3に示すように、カメラリモコン15は、本体外面に少なくとも2個のズームボタン16と1個のレリーズボタン17を備えている。
そして、このカメラリモコン15の内部には、特には図示しないが、デジタルカメラ1を遠隔操作するための操作信号を送信する送信回路のほかに図2に示したと同様の認証信号を送信する送信回路を組み込まれた送信用基板が内蔵され、更にそれらの送信回路を駆動する駆動用電池が内蔵されている。
この場合も、このカメラリモコン15の送信回路から無線で送信される認証信号がデジタルカメラ1の受信装置8により受信されて、デジタルカメラ1によるカメラ取扱者への認証が行われる。
カメラリモコンを有するカメラの使用者は、通常、カメラリモコンをカメラと一緒に持ち歩く習慣が身に付いているので、この場合も、カメラ認証用の送信器を常に持ち歩くという煩わしさを感じることがない。
尚、上記第1及び第2の実施形態における認証手段としての認証信号発信部の構成は、いずれも無線送信装置で構成されているが、信号ケーブルを用いる有線送信装置で構成しても良いことは言うまでも無い。
また、上記第1及び第2の実施形態における認証手段としての認証信号発信部の構成はいずれもカメラと一緒に持ち歩く携帯型で構成されているが、自宅でのみで認証を行うことができる構成としてもよい。これについて第3及び第4の実施の形態として以下に説明する。
[実施例3]
図4Aは、デジタルカメラの受信装置に対応して第3の実施形態における認証手段としての認証信号発信部を内蔵するカメラクレイドルを示す外観斜視図であり、図4Bはそのカメラクレイドルにデジタルカメラを装着した状態を示す図である。
図4Aに示すように、カメラクレイドル18には、図4Bに示すデジタルカメラ20に内蔵の外部記憶装置(図1Bの外部記憶装置11参照)に記録された画像データを読み出すため、更にデジタルカメラ20に対する電源の供給、及び内蔵の電池(図1Bの電池9参照)への充電を行うためのカメラコネクタ19が配置されている。
また、カメラクレイドル18の側面(図4A、Bでは左側面)には、パーソナルコンピュータへの画像データの転送を行う例えばUSBコネクタ21、AC/DC変換器から電源を受給するためのDC電源コネクタ22、Audio/Video出力コネクタ23等が設けられている。
カメラクレイドル18内部には、クレイドル基板24が組み込まれており、このクレイドル基板24の一部には、認証信号発信部25が組み込まれている。
他方の図4Bに示すデジタルカメラ20には、図では陰になって見えない低部にカメラクレイドル18のカメラコネクタ19に連結するためのクレイドルコネクタが設けられている(後述する図5B参照)。また、内部には、特には図示しないが、図1Bに示した無線の受信装置8に代わって有線の受信装置が配設されている。
図4Bに示すように、デジタルカメラ20をカメラクレイドル18に装着することにより、カメラクレイドル18の認証信号発信部25から、クレイドル基板24の回路配線、カメラコネクタ19、デジタルカメラ20のクレイドルコネクタ及びカメラ回路基板(図1Bの回路基板7参照)を介して送信される認証信号が、デジタルカメラ20の受信装置により受信されて、デジタルカメラ20によるカメラ取扱者への認証が行われる。
認証が行われると、図4Bに示すように、デジタルカメラ20の背面に設けられている各種操作ボタン26や十字キー27による操作、及び液晶表示装置28への撮影画像の表示を用いて、カメラ操作者は、上記の認証の順位に応じた処理を行うことができるようになる。
通常、カメラの持ち主であっても、必ずしも第1又は第2の実施形態に示した認証信号発信器を持って、或いは認証信号をカメラに入力して撮影するとは限らない。そのような場合、本例のように、必ず自宅に置いてあるカメラクレイドルに認証信号発信器が取り付けられていれば、撮影後の画像データの処理が自宅において容易にできる。
そして、万一、戸外でカメラを紛失する又は盗難に会った場合でも、認証信号発信器が取り付けられているカメラクレイドルが無い限り、撮影後の画像データの処理が出来ないから、セキュリティ上において極めて安全である。
[実施例4]
図5A、Bは、第4の実施形態における認証手段としての認証機構を示す図である。図5Aは、その認証機構を有するカメラクレイドルの外観斜視図であり、図5Bは、カメラクレイドルの認証機構に接続するデジタルカメラの底部の構造を示す図である。尚、図5Bに示すデジタルカメラの底部は、図4Bの場合を例にとれば矢印aの方向に見た図となる。
図5Aに示す本例のカメラクレイドル29には、図5Bに示すデジタルカメラ31に内蔵の外部記憶装置(図1Bのデジタルカメラ1の外部記憶装置11参照)に記録された画像データを読み出すため、及びデジタルカメラ31に対する電源の供給や内蔵の電池(図1Bのデジタルカメラ1の電池9参照)への充電を行うための図4Aの場合と同様のカメラコネクタ19が配置され、その近傍に、本例の認証手段としての認証機構である認証接点部32が配設されている。
また、図5Aに示すように、上記のカメラクレイドル29の一方の側面(図5Aでは左側面)には、図4Aのカメラクレイドル18の場合と同様のUSBコネクタ21、DC電源コネクタ22、Audio/Video出力コネクタ23等が設けられており、内部にはクレイドル基板33が組み込まれている。
このカメラクレイドル29には、上記のように認証接点部32がある代わりに、内部のクレイドル基板33には、図4Aのカメラクレイドル18のような認証信号発信部25は組み込まれていない。
他方、図5Bに示すデジタルカメラ31は、その前面(図5Bでは上部面)に、図4Bにも示した各種操作ボタン26、十字キー27、液晶表示装置28が備えられている。尚、図5Bでは、各種操作ボタン26は十字キー27の陰になって見えない。
また、図5Bにおいてデジタルカメラ31の底部の図で見て左側には、図5Aに示すカメラクレイドル29のカメラコネクタ19及び認証接点部32に連結するためのクレイドルコネクタ34及び認証接点部35が設けられ、右側には電池及び外部記憶装置の装着部蓋36が配設されている。
尚、図5Bに示すクレイドルコネクタ34は、図1A、Bに示したデジタルカメラ1及び図4Bに示したデジタルカメラ20にも配設されている。
図5Bに示すデジタルカメラ31を、図5Aに示すカメラクレイドル29に、図4Bの場合と同様な状態で装着すると、カメラクレイドル29の認証接点部32とデジタルカメラ31の認証接点部35との接続状態が、デジタルカメラ31側によって認識され、認証が行われる。
この認証は、接点間の導通の組合わせ(on/offの組合わせ)により行われるものであり、認証接点は本例では10個設けられているので、1024通りの認証が可能である。
したがって、デジタルカメラ31の工場出荷台数が販売1区域当たり1024台未満であれば、同一販売区域で認証が重複することはなく、また、販売後にユーザによって区域外に持ち歩かれ、紛失した又は盗難に会った場合でも、その紛失した又は盗難に会ったデジタルカメラ31が、同一の認証接点を備えたカメラクレイドル29を有するユーザの手に渡る確率は殆ど無視できるほど極めて低いものであり、十分セキュリティ性に対応できる。勿論、認証接点の接点数は10個と限るものではなく11以上何個でもよい。
(共通構成の説明)
図6Aは、図1A、Bに示したデジタルカメラ1、図4Bに示したデジタルカメラ20、及び図5Bに示したデジタルカメラ31に共通の詳しい外観斜視図であり、図6Bは、その撮影モードダイヤルの拡大平面図である。
図6Aに示す撮影モードダイヤル37には、その上面周囲に、撮影モードマーク38が刻印又は印刷されている。撮影モードマーク38は、例えば図6Bに示すように、全ての処理が自動設定されるオートモードによる撮影を示すマーク38−1、ビデオ撮影を示すマーク38−4、夜間撮影を示すマーク38−6、風景撮影を示すマーク38−7、ポートレート撮影を示すマーク38−10など10種類の撮影モードが示されている。
通常は、デジタルカメラ1(又は20又は31)の使用者が、撮影モードダイヤル37の周囲に形成されている細かい刻み39に指先を押し付けて撮影モードダイヤル37を回転させ、所望のマーク38(38−1〜38−10)を、カメラ本体側に設けられている指標41に合わせることにより、その指標41に合わせられた撮影モードでの撮影が可能になるようにカメラ内部の各部が設定される。図6Bに示す例では、オートモードによる撮影を示す「AUTO」のマーク38−1が指標41に合わせられている。
図7は、デジタルカメラ1(又は20又は31、以下同様)のシステム構成を示すブロック図である。図7に示すようにデジタルカメラ1のシステムは、CPU(central processing unit)42と、このCPU42にデータバス43を介して接続された撮像回路44、AE(automatic exposure:オート露出(シャッタも含む))部45、AF(automatic focus:オートフォーカス)部46、画像処理回路47、着脱メモリ(図1の外部記憶装置11)、及び外部I/F(interface)(クレードル18又は29のカメラコネクタ19に連結されるクレードルコネクタ34)を備えている。
更にデジタルカメラ1のシステムは、CPU42に直接接続された内蔵メモリ48、パワースイッチ49、表示駆動回路51、操作部52、図6A、Bに示したモードダイヤル37、及びキー検出部(図1Bに示した受信装置8又は図5Bに示した認証接点部35)を備えている。
上記のAE部45は、外部からの操作により変化する電気系の信号検出と、その信号検出に基づく露出とシャッタの駆動を制御する。露出及びシャッタ装置は、レンズ部5のレンズ系のシャッタ位置に配設されている。
また、AF部46は、外部からの操作により自動焦点が指定されたとき、カメラと被写体との距離を自動的に認識して、レンズ部5の焦点用レンズに対して合焦の制御を行う。
そして撮像回路44は、図1Bにも示した撮像素子6を駆動する回路であり、撮像素子6は、レンズ部(図1Bに示した撮像ユニット5)を通って撮像素子6の撮像面に焦点を結んだ被写体の映像を光電変換して撮像回路44に出力する。
撮像回路44は、その光電変換されたデジタルの画像データを画像処理回路47に出力する。画像処理回路47は、画像データにγ補正やWB処理を施し、CPU42からの指示により、その処理された画像データを更に圧縮処理して着脱メモリ11に格納する。
内蔵メモリ48は、RAM(Random Access Memory)及びROM(read only memory)から成る。ROMにはCPU42のための制御プログラムが格納され、RAMにはCPU42が処理中のデータが一時的に記憶される。
パワースイッチ49は、電源スイッチであり、パワースイッチ49が閉じることにより電池9の電力が電源回路53により適宜の電圧に変換されて上記の各部に供給される。
表示駆動回路51は、表示部(液晶表示装置28)を表示駆動する回路であり、撮像回路44からデータバス43に出力された画像データ、又は着脱メモリ11から読み出され画像処理回路47により解凍された画像データを表示部28に表示する。
操作部52は、レリーズボタン4、各種操作ボタン26、十字キー27等の操作イベントを検出してCPU42に通知する。
キー検出部8又は35は、カード型送信器12、カメラリモコン15、又は認証信号発信部25等のキー出力装置から送信される認証信号を検出して、又は認証接点部32の各接点との接続状態の信号を検出して、その検出した信号をIDキーとしてCPU42に通知する。
(動作)
続いて、上記構成のデジタルカメラ1の使用制限機能の動作について説明する。
[実施例5]
本例では、IDキーを、デジタルカメラ1の持ち主に割り当てられる「キーA」、家族又は同行の友人などに割り当てられる「キーB」の2種類があるもとし、これら2種類のキーA又はキーBを有する場合と、キーなしの場合の3段階においてカメラ使用の制限機能が設定されるように構成される。
図8は、そのようなキーA、キーB、又はキーなしの3段階のカメラ使用制限機能を一覧にして示す図表である。図8の図表54において、左側の動作機能欄55には縦に7種類の動作機能が、1.電源入力、2.撮影準備、3.撮影、4.再生、5.ファイル操作(通信/プリント等)、6.消去、7.使用制限機能選択/解除、と示されている。
これらのカメラ動作機能に対して、動作機能欄55の右に続くキーA欄56、キーB欄57、及びキーなし欄58には、それぞれキーA又はキーBを有する場合と、キーなしの場合の3段階におけるカメラ使用制限機能の設定条件が「○」、「△」、「×」、「××」で示されている。
上記の「○」は、制限の設定がなく常に動作機能の使用が許可される場合を示し、「△」は動作機能の一部使用許可とその制限解除の設定が可能であることを示し、「×」は動作機能の使用不許可とその制限解除の設定が可能であることを示し、「××」は制限の設定が常になされており使用が許可されない場合を示している。
同図の例では、デジタルカメラ1の持ち主のみが有するキーAに対しては、上記7種類の動作機能の全てに対して「○」が示されている。つまり、それら7種類の動作機能の全てに対して使用許可となっている。
特に、7番目の使用制限機能選択/解除の動作機能に対してはキーAにのみ許可の「○」が示されているのは、デジタルカメラ1の持ち主のみが、他のキーBやキーなしに対して使用制限を設定又は解除できることを示している。そして、キーBやキーなしに対して「××」が示されているのは、キーBやキーなしでは、使用制限機能選択/解除の動作機能を使用できない(常に操作が許可されない)ことを示している。
一般に、デジタルカメラを紛失した、あるいは盗難に会ったといった場合に気になるのは、デジタルカメラに記録されている画像を他人に見られること、また他人によって意図しない用途に勝手に使用されることなどである。
また、将来、デジタルカメラ本体から直接ネット経由で画像を送信する機能が一般化すれば、転送先のアドレス(すなわち個人情報)を盗用される虞がでてくる。
そこで、上述したように何らかの認証手段を設け、認証されて初めて記録メディアからの画像データの読み出し、画像データの送信といった予め制限(禁止)されていた動作機能の制限を解除するようにすれば、デジタルカメラのセキュリティー性が向上するようになる。
図8において、キーBを割り当てられている人に対しては、電源入力と撮影準備に対しては「○」であり、自由に操作可能であるように設定されている。これはキーなし欄58に示すように、キーなしの人にも電源入力と撮影準備に対しては「○」である。
これは、キーを忘れた時、デジタルカメラが使えなくなってしまうのでは、はなはだ使い勝手が悪い。しかし、少なくとも内蔵または着脱式の記録メディアへの書き込みが許可になっていれば、撮影だけはできる。
そこで、電源入力と撮影準備については、キーの有無によらず「○」として誰にでも撮影ができるようにし、後日、キーBの入力により認証を行い、又はキーAの人からの許可により、記録メディア内の画像データに対する種々の操作を行うことができるようにしたものである。
尚、撮影準備の「○」は、撮影準備に対してだけでなく、サムネイル表示やクイックレビュー等も許可の中に含まれるようにしても良い。
また、図8において、キーBを割り当てられている人に対しては、撮影については「△」が設定されている。これはAUTO(オート)モードのみの使用許可を示している。
勿論、制限を設定せずにAUTOモード以外の撮影を許可しても良いが、デジタルカメラの中には、「Mymode」というユーザが好みの撮影条件を予め設定し記憶させておき、その設定で撮影をしたい場合は、モード設定ダイヤルを「Mymode」に合わせるだけで好みの撮影条件で撮影できる機能を有しているものがある。
このような場合、この「Mymode」をカメラの持ち主(キーAの持ち主)以外の人がカメラを使用するに際して変更してしまうと、その後、持ち主が「Mymode」で撮影した場合に、自分が設定した撮影条件とは異なった条件で撮影が行われることになり、意図する撮影条件で写真が撮れなくなってしまうという問題が発生する。
したがって、AUTOモード以外の撮影を不許可にする使用制限を設定るすことにより上記のように、キーA以外の人が「Mymode」設定ができないようにすることができるようになっている。
このように、限定された撮影モードのみ使用可能とする設定を設けておくと、キーA以外の人にデジタルカメラ1を自由に使用させても、キーAの人によって設定された制限が効いているので、キーAの人の撮影画像データが誤って壊わされる虞がない。
尚、この設定には「Mymode」設定制限だけではなく、或いは「Mymode」ではなく、例えばカメラに不慣れなユーザには難しいマニュアルモード制限、露出補正制限等の制限が設定できるようにしても良い。
また、図8に示したキーBやキーなしの撮影に対する場合のオートモードのみ使用可能といった設定に対しては、撮影モードダイアル37がどの撮影条件に設定されていても、内部設定がオートモードに自動的に設定される構成にしても良い。
これにより、キーAの持ち主が設定した撮影条件をキーAの持ち主以外が変更することができず、持ち主は好みの撮影条件を簡単な操作で間違いなく呼び出すことができる。又、持ち主以外のカメラに不慣れなユーザが使用する際、撮影モードダイアルがどの位置にあってもオートモードで撮影されるので、カメラに不慣れなユーザであっても設定ミスによる失敗のない写真をとることができる。
また、図8に示す再生については、キーB欄57に示すキーBの人の場合、「△」が設定されており、「キーB、及びキーなしで撮影した画像のみ再生許可」と「キーBで撮影した画像のみ再生許可」の2通りの設定をすることができるようになっている。
上記の「キーB、及びキーなしで撮影した画像のみ再生許可」は、キーBのユーザは、デジタルカメラの持ち主であるキーAのユーザからキーBを渡されている例えば家族又は友人等であることから、キーなしで撮影した画像の再生を許可する選択肢を与えられているものである。
そうは言っても、デジタルカメラの持ち主であっても撮影時に常にキーAを携帯している、或いはキーAを入力して撮影するとは限らない。すなわち、デジタルカメラの持ち主によるキーなし撮影の画像データもカメラの記録メディアには記録されている。そして、それらの中には他人に見られたくない画像もあることであろうから、「キーBで撮影した画像のみ再生許可」の選択肢も設けられているものである。
勿論、「△」の設定を解除して、制限を設定せずにキーAで撮影したものにも再生を許可することもできる。
また、キーなし欄58に示すキーなしの人に対しては、再生については「キーなしで撮影した画像のみ再生許可」と「再生不可(たとえ自分が撮影したものでも再生は不可)」の2通りを選択することができるようになっている。
これは、前述のようにデジタルカメラの持ち主であっても、必ずしもキーAを持って、或いはキーAを入力して撮影するとは限らないことから、図表54の出荷時設定欄59に示すように、工場出荷時はキーなしユーザに対しては再生不可の「×」の設定になっており、これにより、置き忘れや盗難に会っても、記録された画像を第3者に再生される虞がなくなる。
また、図8に示すファイル操作(通信、プリント等)については、キーBのユーザについては「キーB、又キーなしで撮影した画像のみファイル操作許可」と「キーBで撮影した画像のみファイル操作許可」の2通りの設定をすることができるようになっている。
上記の「キーB、又キーなしで撮影した画像のみファイル操作許可」は、キーBのユーザがキーなしで撮影した画像を操作できるようにした選択肢であり、「キーBで撮影した画像のみファイル操作許可」は、デジタルカメラの持ち主であってもキーなしで撮影することもあり得るので、そのようにデジタルカメラの持ち主がキーなしで撮影した画像を、キーBのユーザにより操作されることを制限できるように、このような選択肢の設定が設けられている。
また、図8に示すファイル操作(通信、プリント等)について、キーなしユーザに対しては、プライバーシー保護の観点から「ファイル操作不可」の設定のみとする。
通常、ファイル操作は、パーソナルコンピュータや外部記録装置への画像データの転送、プリンタによる画像データのプリント等であり、パーソナルコンピュータやプリンタ等の機材は、自宅の室内に置いてあるのが一般的である。
したがって、デジタルカメラの持ち主、又はキーBのユーザは、自分のキーを持っている、或いはパーソナルコンピュータ又はプリンタ等にキーを内蔵させてある。したがって、キーなしで撮影した画像データのファイル操作を禁止しても、使い勝手の上で問題となる可能性は極めて低い。
尚、デジタルカメラの持ち主であっても、必ずしもキーAを持って、或いはキーAを入力して撮影するとは限らないことは前述した通であり、図表54の工場出荷時設定欄59に示すように工場出荷時は、キーなしユーザに対してファイル操作不可の「×」の設定にしておくことにより、置き忘れや盗難に会ってもデジタルカメラ内に記録された画像ファイルを第3者によって操作される虞は解消される。
また、また、図8に示す消去について、キーBのユーザに対しては「キーB、又キーなしで撮影した画像のみ消去許可」と「キーBで撮影した画像のみファイル消去許可」の2通りの設定をすることができるようになっている。
上記の「キーB、又キーなしで撮影した画像のみ消去許可」は、キーBのユーザがキーなしで撮影した画像を消去できるようにした選択肢であり、「キーBで撮影した画像のみファイル消去許可」は、前述したようにデジタルカメラの持ち主であってもキーなしで撮影することもあり得るので、そのようなキーなしで撮影した画像をキーBのユーザにより消去されることを制限できるように選択肢を設けたものである。
また、キーなしユーザに対しては誤消去防止の観点から「消去不可」の設定のみとする。
尚、前述したようにデジタルカメラの持ち主であっても、必ずしもキーAを持って、或いはキーAを入力して撮影するとは限らないから、図表54の工場出荷時設定欄59に示すように、工場出荷時はキーBのユーザでは「キーBで撮影した画像のみファイル消去許可」の設定とし、キーなしユーザに対して「消去不可」の設定にしておくことにより、デジタルカメラの持ち主が撮影した画像を誤って他の人に消去される危険が解消される。
また、図8に示す出荷時設定欄59には、既に説明してきたように、キーBとキーなしの人に対する動作機能制限の初期設定が示されている。
ここで工場出荷時の初期設定を纏めると、キーBの人に対しては電源入力と撮影準備については全面許可の「○」、撮影についてはAUTO(オート)モードのみの使用を許可する「△」、再生、ファイル操作、及び消去についてはキーBの人による撮影データに対してのみ許可する「△」が設定されている。
また、キーなしの人に対する設定では、電源入力と撮影準備については全面許可の「○」、撮影についてはAUTO(オート)モードのみの使用を許可する「△」、再生、ファイル操作、及び消去については全面禁止の「×」が設定されている。
このように、工場出荷時は、設定可能な全機能が、キーB、及びキーを持たないユーザに対し使用制限が設定されている。そして、これらの使用制限の設定/解除は、デジタルカメラの持ち主が有するキーAがなければできないようになっている。このキーAによって、キーB及びキーを持たないユーザが使用する各機能の使用制限の設定及び解除を行うことができる。
尚、この使用制限の設定及び解除は、例えばデジタルカメラのメニューボタンから「使用制限の設定/解除」を選択し、表示された各機能にチェックマークを付けて、チェックマークがついた機能が制限されるようにし、これにより使用制限を設定することができる。解除は、チェックマークを外せばよい。
[実施例6]
ところで、上記のように、デジタルカメラ1の動作機能に対してキーAの人によって制限設定がなされているときに、キーBの人又はキーなしの人が、制限設定によって禁止されている操作を行ったときには、キーBの人又はキーなしの人に対して禁止されている操作であることを示す何らかの報知が必要である。
本例では、液晶表示装置(表示部)28に警告報知が表示されるにように構成されている。その液晶表示装置(表示部)28の動作の例を以下に説明する。
図9A、B、Cは、キーBの人が最上位のキーAによる制限設定により禁止されている操作を行ったときにデジタルカメラの表示部に表示される警告報知の例を示す図である。
図10A、B、Cは、キーB又はキーなしの人が同じく最上位のキーAよる制限設定により禁止されている操作を行ったときにデジタルカメラの表示部に表示される警告報知の例を示す図である。図9A、B、C及び図10A、B、Cについて、以下に一括して説明する。尚、本例では、デジタルカメラ1には「Mymode」の動作機能が備えられているものとする。
先ず、図9Aは、キーBの人がデジタルカメラ1で「Mymode」の設定を行おうとした場合の警告報知の表示例を示している。図9Aに示す例では、デジタルカメラ1の表示部28に、禁止マークにオーバーラップして「認証されたキーが“B”であることから、Mymodeの設定はできません。」と警告のメッセージが表示されている。
また、図9Bは、キーBの人がキーAの人が撮影した画像データを、デジタルカメラ1から例えばパーソナルコンピュータやプリンタに転送を行おうとした場合の警告報知の表示例を示している。図9Bに示す例では、デジタルカメラ1の表示部28に、禁止マークにオーバーラップして「認証されたキーが“B”であることから、キー“A”で撮影した画像を転送することはできません。」と警告のメッセージが表示されている。
更に、図9Cは、キーBの人がAUTOモード以外の撮影モードを選択しようとした場合の警告報知の表示例を示している。図9Cに示す例では、デジタルカメラ1の表示部28に、禁止マークにオーバーラップして「認証されたキーが“B”であることから、AUTOモードのみの撮影となります。」と警告のメッセージが表示されている。
また、図10Aは、キーBの人が露出補正を行おうとして場合の警告報知の表示例を示している。図10Aに示す例では、デジタルカメラ1の表示部28に、禁止マークにオーバーラップして「認証されたキーが“B”であることから、露出補正機能は使用できません。」と警告のメッセージが表示されている。
また、図10Bは、キーなしの人が画像の再生を行おうとして場合の警告報知の表示例を示している。図10Bに示す例では、デジタルカメラ1の表示部28に、禁止マークにオーバーラップして「キーが認証できませんでした。キー“A”及び“B”で撮影した画像の再生はできません。」と警告のメッセージが表示されている。
更に、図10Cは、キーなしの人が画像のプリントを行おうとして場合の警告報知の表示例を示している。図10Cに示す例では、デジタルカメラ1の表示部28に、禁止マークにオーバーラップして「キーが認証できませんでした。キー“A”及び“B”で撮影した画像のプリントはできません。」と警告のメッセージが表示されている。
尚、図8では、キーなしの人には、プリント等のファイル操作は全面禁止の設定を示しているが、ここでは、再生の場合と同様に、キーなしで撮影した画像のプリントのみ許可されて、キー“A”及び“B”で撮影した画像のプリントは禁止となっている。
[実施例7]
上記の実施例では、デジタルカメラ1の動作機能に対してキーAの人以外の人が行おうとする禁止されている操作に対する警告報知の例を示したが、次に、デジタルカメラ1の使用者によって動作機能が選択されたとき、認証されたキーに対して使用が許可されている機能が表示部28の被写体の画像に邪魔にならない例えば上下の限られた領域に表示される例を説明する。
図11A、B、Cは、認証されたキーに対して使用が許可されている機能が撮影モードのメニューとして表示部に表示される例を示す図である。図11Aは、キーAにより、撮影モードとして「ポートレートモード」が選択された場合の機能(撮影モードのメニュー)の表示の例を示している。
図11Aに示すように、表示部28の表示画面には、上部の撮影モード表示領域61に選択された「ポートレートモード」を示す女性の横顔を象ったマークが表示されている。また、その横のシャッタスピード表示領域62には「1/1000」とシャッタスピードが表示され、更にその横の絞り値表示領域63には「2.8」と絞り値が表示され、その横の露出補正値表示領域64には「+0.3」と露出補正値が表示されている。また、右下の撮影可能枚数表示領域65には「30」と撮影可能枚数が表示されている。
また、図11Bは、同じくキーAにより、撮影モードとして「オートモード」が選択された場合の機能(撮影モードのメニュー)の表示の例を示している。図11Bに示すように、表示部28の表示画面には、上部の撮影モード表示領域61に選択された「オートモード」を示す「AUTO」の英文字が表示されている。また、その横のシャッタスピード表示領域62と絞り値表示領域63、及び右下の撮影可能枚数表示領域65の表示は、図11Aの場合と変わりはないが、選択された撮影モードが「オートモード」であるため露出補正機能は無効となっており、露出補正値表示領域64には何も表示されていない。
また、図11Cは、キーB、又はキーなしの人によって、「オートモード」以外の撮影モードが選択された場合の例を示している。図8でも説明したように、キーB、又はキーなしの人については、撮影モードに対して「オートモード」以外の選択の余地は無いのであり、したがって、たとえ「オートモード」以外の撮影モードを選択しても、図11Cに示すように、図11Bのように「オートモード」を選択した場合と同様の機能(撮影モードのメニュー)表示画面が表示される。
[実施例8]
図12は、上述したような表示部28への表示を伴って進行するデジタルカメラ1のCPU42による処理の動作を説明するフローチャートである。
尚、以下に示す処理においては、認証のためのID(以下、キーという)について特定するものではないが、一般的にキーとしては「暗証番号の入力」、「生体認証」、「物理的な鍵」、「無線によるカードキー入力」等、種々考えられる。
本例においては、構成の実施形態の実施例1〜3に示した専用カードキー、カメラリモコン内蔵キー、充電/送信機能付クレイドル内蔵キーを用いた「無線によるキー」や、構成の実施形態の実施例4に示した「物理的な鍵」を用いることにする。
また、本処理では、認証キーの入力と、選択された動作機能に対して、つまり入力操作により設定された動作モードに対して、認証キーに応じた動作モードの処理を行う。
図12において、先ず、「PWSW ON」の処理が行われる(S1)。この処理は、図7で説明したパワースイッチ49が閉じた(入力操作された)ことを確認する処理である。パワースイッチ49が閉じると、図7で説明したように、電池9の電力が電源回路53により適宜の電圧に変換されてデジタルカメラ1の各部に供給される。
次に、「INT A」の処理が行われる(S2)。この処理は、デジタルカメラ1のメモリを除く各部を初期設定する処理である。
そして、「REMSW ON」の処理が行われる(S3)。この処理は、図3に示したカメラリモコン15の電源スイッチがオンとなって、認証信号が発信されているかをチェックする処理である。
続いて、「FID←0」の処理が行われる(S4)。この処理は、内蔵メモリ48のRAM領域、又は着脱メモリ11の所定の領域に設けられているIDフラグレジスタFIDを「0」に初期設定する処理である。これにより、初期値として、FID=0、すなわち認証キーとして「キーなし」がIDフラグレジスタFIDに設定される。
続いて、「IDIN CHK」の処理が行われる(S5)。この処理は、入力バッファIDINに、外部からキーが入力されているかを参照する処理である。
そして、「IDIN?」の処理を行う(S6)。この処理は、上記参照した入力バッファIDINの値を判別する処理である。
この判別で、入力バッファIDINの値がキー「A」であれば、IDフラグFIDにキー「A」を格納し(S7)、入力バッファIDINの値がキー「B」であれば、IDフラグFIDにキー「B」を格納し(S8)、入力バッファIDINにキーが入力されていなければ、キーなしとして、IDフラグFIDに「0」を格納する(S9)。
続いて、「KEY CHK」の処理を行う(S10)。この処理は、上記IDフラグFIDに格納したキーの値を参照する処理である。
そして、更に、「MODE?」の処理を行う(S11)。この処理は、例えば表示部28に表示されるメニュー表示の中から図4Bに示した各種操作ボタン26や十字キー27により処理モードが選択される、或いは専用の操作ボタンによって処理モードが選択されるまで待機する処理である。
また、この処理では、図8に示した撮影、再生、ファイル処理、消去等の処理モードがユーザにより選択され設定される。
続いて、上記設定されたモードによる処理が行われる(S12)。これらの処理については後述する。
上記設定されたモードによる処理を終了すると「OFF?」の処理が行われる(S13)。この処理は、パワースイッチ49がオフに操作されたか否かを判別する処理である。
そして、パワースイッチ49がオンのままであれば(S13がNO)、その場合は、次に、キー設定の変更が指示されているか否かを判別する(S16、「ID変更?」の処理)。
そして、キー設定の変更が指示されていなければ(S16がNO)、処理S11の処理に戻って、処理S11〜S16を繰り返す。これにより、同一キーによる撮影、再生、その他の操作が継続して行われる。
他方、キー設定の変更が指示されていれば(S16がYES)、処理S4の処理に戻って、処理S4〜S16を繰り返す。これにより、新たに設定されるキーに基づくデジタルカメラ1の操作可能状態が設定されて、その設定された状態におけ操作が行われるようになる。
他方、処理S13の判別で、パワースイッチ49がオフに操作されていれば(S13がYES)、その場合は、先ず、IDフラグFIDに「0」を格納する(S14、「FID←0」の処理)。
これにより、カメラ内部のキー設定が「キーなし」となり、この後、例えば第三者がキー入力なしのまま再びデジタルカメラ1を用いるときは、撮影は「AUTO」モードのみとなり、その他の操作すなわち、再生、ファイル操作、消去、使用制限機能の選択/解除等の操作は一切できないため、デジタルカメラ内の画像データのセキュリィーが保証される。
この後、CPU42は、電源回路53への電源供給を遮断して本体各部の電源をOFFにして(S15、「OFF処理」の処理)、処理を終了する。
図13は、同じく表示部28への表示を伴って進行するデジタルカメラ1のCPU42による処理の動作を説明するフローチャートであり、上記の処理S12における設定モードによる処理が「撮影モード」による処理である場合の詳細なフローチャートである。
図13に示す撮影モードおいて、先ず、どの撮影モードが選択されているかを判別する(S101、「撮影モード選択」の処理)。この処理では、カメラの使用者により回転操作された撮影モードダイヤル37の撮影モードの中のどの撮影モードが指標41に合わせて選択されているかが判別される。
尚、上記S101の「撮影モード選択」の処理では、図6A,Bに示したデジタルカメラの構成の撮影モードダイヤル37を例にとって説明しているが、撮影モードのメニューを表示部28に表示して、十字キー27でメニュー選択と設定の確定を行う構成のデジタルカメラにおいても、上記と同様に判別し、以下の述べるように処理できるのは勿論である。
そして、撮影モードの中のいずれかの撮影モードが選択されていれば(S101がYES)、その場合は、続いて、メニューの表示が指示されているか否かを判別する(S102、「MENU」の処理)。この処理では、図11A、B、又はCに示したような表示部28へのメニュー表示が、カメラの使用者から指示入力されているか否かが判別される。
そして、メニュー表示が指示されていれば(S102がYES)、その場合は、先ず、IDフラグレジスタFIDの値が「A」となっているかを参照する(S103)。そして、IDフラグレジスタFIDの値が「A」でれば(S103がYES)、その場合は、機能選択1の処理を行う(S104)。
この処理では、上記のようにIDフラグレジスタFIDの値が「A」、すなわちデジタルカメラ1にキーAが設定されていることにより、図8のキーA欄56に示したように、動作機能欄55に表示されている全ての機能が選択可能であり、キーAのユーザによる選択と設定の入力操作により、ユーザ所望の機能が設定され、図11A又はBに例示されるように、選択された撮影モードのメニューが表示部28の所定の位置に表示される。
そして、CPU42は、その設定された撮影モードのメニューによって示されている機能に基づく撮影を実行する(S105)。そして、撮影が実行されると、その撮影画像データを記録装置に記録して(S106)、図12の処理に戻って、図12の処理S13の判別処理に移る。
尚、上記S106の記録処理では、図7に示したように着脱メモリ11を備える形式のデジタルカメラの場合は着脱メモリ11に撮影画像データが記録され、メモリ装置を固定して内蔵する形式のデジタルカメラでれば、その固定して内蔵されているメモリ装置に記録される。
また、上記の処理S103の判別で、IDフラグレジスタFIDの値が「A」でないときは(S103がNO)、その場合は、続いてIDフラグレジスタFIDの値が「B」であるか否かを判別する(S107)。そして、IDフラグレジスタFIDの値が「B」でれば(S107がYES)、その場合は、機能選択2の処理を行う(S108)。
この処理では、上記のようにIDフラグレジスタFIDの値が「B」、すなわちデジタルカメラ1にキーBが設定されていることにより、図8のキーB欄57に示したように、動作機能欄55に表示されている機能の選択が制限されており、その制限の範囲で機能の選択が可能である。
そして、キーBのユーザによる選択と設定の入力操作により選択された撮影モードのメニューが、例えば図11Cに示されたように、キーBのユーザに許可されている範囲で表示部28の所定の位置に表示される。
尚、キーBのユーザによってキーBのユーザに許可されていない撮影モード、例えば「AUTO」以外の撮影モードが選択された場合は、例えば図9Cに示したような警告表示がなされ、その選択された「AUTO」以外の撮影モードのメニュー表示処理は無視される。
また、更に、「AUTO」の撮影モードが強制設定されているにも関わらず、キーBのユーザによって「露出補正」が選択された場合は、例えば図10Aに示したような警告表示がなされ、その露出補正の撮影モードのメニュー表示処理は無視される。
そして、CPU42により、キーBのユーザに許可されている上記設定された撮影モードのメニューによって示されている機能に基づいて、処理S105における撮影処理が実行される。
また、上記の処理S107の判別で、IDフラグレジスタFIDの値が「B」でないときは(S107がNO)、その場合は、IDフラグレジスタFIDの値が「A」でもなく「B」でもないのであるから、キー設定は「キーなし」となっている。したがって、この場合は、機能選択3の処理を行う(S109)。
この処理では、上記のようにIDフラグレジスタFIDの値が「0」、すなわちデジタルカメラ1にキーなしが設定されていることにより、図8のキーなし欄58に示したように、動作機能欄55に表示されている機能の選択が著しく制限されているが、その制限の範囲で機能の選択が可能である。
そして、キーなしのユーザによる選択と設定の入力操作により選択された撮影モードのメニューが、例えば図11Cに示されたように、キーなしのユーザに許可されている範囲で表示部28の所定の位置に表示される。尚、この場合も、キーなしのユーザに許可されていない撮影モードの選択には、図10Aと同様な警告が表示され、その選択された撮影モードのメニュー表示処理は無視される。
そして、この場合も、CPU42により、キーなしのユーザに許可されている上記設定された撮影モードのメニューによって示されている機能に基づいて、処理S105における撮影処理が実行される。
尚、上記S101の撮影モード判別処理において、撮影モードが選択されていないときは(S101がNO)、その場合は、直ちに図12の処理に戻る。
また、上記S102のメニュー表示判別処理において、メニュー表示が指定されていないときは(S102がNO)、直ちにS105の撮影の処理に移る。
この場合の撮影処理では、図12のS10の処理において識別しているキーの認証基準に基づいて、つまり表示部28への撮影モードのメニュー表示は行わないが、図13のS104、S108、又はS109の処理で撮影モードのメニュー表示をしたときと同様の撮影モードのメニューに基づいて撮影が実行される。
図14は、同じく表示部28への表示を伴って進行するデジタルカメラ1のCPU42による処理の動作を説明するフローチャートであり、上記の処理S12における設定モードによる処理が「再生モード」による処理である場合の詳細なフローチャートである。
尚、以下の処理では、前述したIDフラグレジスタFIDの値、及び画像データファイルに個々に記録されているIddフラグの値が参照される。Iddフラグの値は、IDフラグレジスタFIDの値に対応する値であり、画像データファイルの規格として設けられているメーカーノートと呼ばれるカメラメーカーが任意に利用できる付帯データ領域に記録される。
図14に示す再生モードおいて、CPU42は、先ず、カメラの使用者によりメニューの表示指示が入力されているか否かを判別する(S201)。この処理では、上記のメニューは、「再生」以外の操作メニュー、例えば図8に示した「使用制限機能の選択/解除」のためのメニューなどである。
ここでメニューの表示指示が入力されていれば(S201がYES)、その場合は、続いて、IDフラグレジスタFIDを参照し、IDフラグレジスタFIDの値が「A」であるか否かを判別する(S218)。
そして、IDフラグレジスタFIDの値が「A」であれば(S218がYES)、その場合は、設定メニューの処理に移行する(S219)。
この処理では、特には図示しないが、例えば「使用制限機能の選択/解除」のためのメニューが表示され、キーAのユーザによる操作キーの入力操作により、キーBのユーザ又はキーなしのユーザに対してキーAのユーザが所望する図8の図表54に示された種々の機能制限の設定又は解除の操作が行われ、その操作に基づいて、CPU42により機能制限の設定又は解除がデジタルカメラ1に設定される。
そして、その後、「KEYIN」の処理に移行する(S206)。
他方、上記S218の判別で、IDフラグレジスタFIDの値が「A」でないときは(S218がNO)、禁止表示の処理を行う(S220)。この禁止表示の処理では、図9又は図10に示した表示に準拠した警告表示が行われる。
そして、その後、「KEYIN」の処理に移行する(S206)。
また、上記S201の判別処理で、メニューの表示指示が入力されていないときは(S210がNO)、画像データの再生処理を実行する。すなわち、先ず、所定の操作キーによる入力操作によってINDEX表示が指示されているか否かを判別する(S202)。
そして、INDEX表示が指示されていれば(S202がYES)、次に、IDフラグレジスタFIDの値が「A」であるか否かを判別する(S203)。
そして、IDフラグレジスタFIDの値が「A」であれば(S203がYES)、最上位の認証キーであるキーAのユーザであるので、デジタルカメラ1の記録メディアに記録されている全部の画像データ(以下、コマともいう)を選択する(S204)。
続いて、その選択したコマをインデックス表示する(S205)。この処理では、例えば一度に最大9枚のサムネイル画像が表示部28に表示される。
そして、ユーザからの操作キーの入力操作に応じて処理を実行する(S206)。この処理では、ユーザは、例えば十字キー27を操作して、9枚のサムネイル画像表示を次の9枚の表示に切り換えたり、前の9枚の表示に切り換えることができる。また、表示中の9枚の中の所望のサムネイル画像を指定して拡大表示させることができる。
この後、CPU42は、画像再生に関わるキー以外の操作キーが操作されているか否かを判別し(S207)、画像再生に関わるキー以外の操作キーが操作されていないときは(S207がNO)、処理S201の処理に戻って、処理S201〜S207の処理を繰り返す。
また、上記S203の判別で、IDフラグレジスタFIDの値が「A」でないときは(S203がNO)、次に、IDフラグレジスタFIDの値が「B」であるか否かを判別し(S208)、IDフラグレジスタFIDの値が「B」であれば(S208がYES)、その場合は、メモリの画像データファイル群を検索し、Iddフラグの値が「B」となっている画像データ(コマ)を抽出する(S209)。
そして、上記のS206の処理に進む。この場合、次のS207の判別がNOである場合は、処理S201の処理に戻って、処理S201、S202、S203、S208、S209、S205、S206、S207の処理を繰り返す。
また、上記S208の判別で、IDフラグレジスタFIDの値が「B」でないときは(S208がNO)、IDフラグレジスタFIDの値が「A」でも「B」でもないのであるから、キーなしであると判別し、この場合は、メモリの画像データファイル群を検索してIddフラグの値が「0」となっている画像データ(コマ)を抽出する(S210)。
そして、上記のS206の処理に進む。この場合、次のS207の判別がNOである場合は、処理S201の処理に戻って、処理S201、S202、S203、S208、S210、S205、S206、S207の処理を繰り返す。
また、上記S202の判別で、INDEX表示が指示されていないときは(S202がNO)、1コマごとの表示が指定されているのであり、この場合は、先ず、IDフラグレジスタFIDの値が「A」であるか否かを判別する(S211)。
そして、IDフラグレジスタFIDの値が「A」であれば(S211がYES)、最上位の認証キーであるキーAのユーザであるので、デジタルカメラ1の記録メディアに記録されている全部の画像データについて1コマごとの再生準備をして(S212)、S206の処理に進む。
この場合は、S206の処理では、ユーザは、例えば十字キー27を操作して、1コマごとの画像表示を、1コマごと昇順に又は降順に表示させたり、一定時間間隔ごとに自動的にコマ送りして表示させたりすることができる。そして、
この後、CPU42は、S207の処理で、画像再生に関わるキー以外の操作キーが操作されているか否かを判別し、画像再生に関わるキー以外の操作キーが操作されていないときは、処理S201の処理に戻って、処理S201、S202、S211、S212、S206、S207の処理を繰り返す。
また、上記S211の判別で、IDフラグレジスタFIDの値が「A」でないときは(211がNO)、続いて、IDフラグレジスタFIDの値が「B」であるか否かを判別する(S213)。
そして、IDフラグレジスタFIDの値が「B」であれば(S213がYES)、その場合は、メモリの画像データファイル群を検索し、Iddフラグの値が「B」となっている画像データ(コマ)があるか否かを判別する(S214)。
そしてIddフラグの値が「B」となっている画像データ(コマ)がなければ(S214がNO)、なにもせずに直ちにS206の処理に移行する。この場合、例えば図9や図10に示した警告表示に準拠した警告表示を行うようにしても良い。
他方、Iddフラグの値が「B」となっている画像データ(コマ)があれば(S214がYES)、デジタルカメラ1の記録メディアに記録されているIddフラグの値が「B」となっている画像データについて1コマごとの再生準備をして(S215)、キーAの場合と同様にS206の処理に進む。
尚、キーAのユーザにより、図8の動作機能欄55の「4.再生」に対応するキーB欄57に示したように、予め「キーB撮影、及びキーなし撮影のみ可」の制限設定が設定されているときは、上記S214の判別では、Iddフラグの値が「B」又は「0」となっている画像データ(コマ)が検索されて、あればそれらの画像データが抽出される。
また、 また、上記S213の判別で、IDフラグレジスタFIDの値が「B」でないときは(213がNO)、IDフラグレジスタFIDの値が「A」でも「B」でもないのであるから、キーなしであると判別し、この場合は、メモリの画像データファイル群を検索してIddフラグの値が「0」となっている画像データがあるか否かを判別する(S216)。
そしてIddフラグの値が「0」となっている画像データ(コマ)がなければ(S216がNO)、なにもせずに直ちにS206の処理に移行する。この場合は、例えば図10Bに示した警告表示を行うようにしても良い。
他方、Iddフラグの値が「0」となっている画像データ(コマ)があれば(S216がYES)、デジタルカメラ1の記録メディアに記録されているIddフラグの値が「0」となっている画像データについて1コマごとの再生準備をして(S217)、キーA、キーBの場合と同様にS206の処理に進む。
尚、キーの形態として、実施例1〜4(第1〜第4の実施形態)のようなカメラとは別の物理的なキーが無くても、例えば暗証番号入力や生体認証等によりカメラ本体だけで認証が可能な場合には、キーなしユーザによる画像データの再生は「再生不可」のみとしておき、キーを持つユーザがキーによる認証を行わずに撮影した画像データを再生する場合は、キーによる認証を行ってから再生するといった形態が、本発明の活用方法としては有効な活用方法となる。
また、上記実施例5〜8の説明では、主として撮影モードと再生モードについて、それぞれ各認証キーに対応する動作を説明しているが、これに限ることなく、他の操作、すなわちファイル操作、消去、使用制限機能の選択と解除、についても、特には図示して説明しなかったが、撮影、再生の場合と同様に動作する。
尚、使用制限機能の選択と解除については、図14のS218及びS219の処理で部分的には説明している。また、ファイル操作については、図8に示したように、画像データの転送のような通信操作と、プリント出力の操作がある。
画像データの転送ではパーソナルコンピュータ、外付け記録メディア、ネットワーク等にカメラから直接転送するようにすることが可能である。
また、プリント出力についても、画像データをパーソナルコンピュータに出力してパーソナルコンピュータ経由でプリンタを駆動する場合と、画像データをプリンタに直接出力してプリントを実行する方法とが実現しているが、これらについても、キーA、キーB、及びキーなしの場合についての制限を設けるようにする。
ところで、上述した各実施の形態では、いずれもカメラ本体に記録メディアが入っている状態(着脱式メモリ又は固定的に内蔵されているメモリのいずれでもよい)のままで、カメラ本体での再生、ファイル操作、消去の機能についての制限を行っている。
しかし、記録メディアが着脱式メモリの場合は、画像データの再生、ファイル操作、及び消去は、記録メディアをカメラ本体から抜き取り、例えばパーソナルコンピュータのカードスロットに挿入し、画像閲覧ソフトにより画像データの再生、ファイル操作、及び消去を行うと言う方法がある。これでは、画像データの再生、ファイル操作、消去の機能を制限して画像データを保護することができなくなる。
そこで、カメラ本体側での設定により、各機能制限が選択された場合には、選択されたそれぞれの機能に従い、画像データを記録メディアに記録する際、画像ファイルそのものに「制限された機能」、及びそれを解除できるキーを書き込むことが出来るようにしてもよい。
そうすれば、記録メディア単体でも画像データの保護が可能となるようにすることができる。このような記録メディアへの特殊なデータの書き込みは、画像データファイルの規格として設けられているメーカーノートと呼ばれるカメラメーカーが任意に利用できる付帯データ領域に記録するようにすれば容易に実現できる。
また、この場合、パーソナルコンピュータでの再生、ファイル操作、データ消去時に、キーAのユーザ又はキーBのユーザが必ずしも自分のキーを持っているとは限らないから、そのような場合に備えて、例えばカメラに添付されている閲覧ソフトに、各機能に制限がかかっている記録メディアがパーソナルコンピュータに挿入された場合、それを検知してユーザにパスワード入力を促すメッセージを表示し、パスワードが入力された場合に限り、再生、ファイル操作、データ消去、といった機能が制限されていても、その制限を解除して、それらの操作が可能になるように構成してもよい。
尚、上記のパスワードは、キーA、及びキーBのユーザが、それぞれ予め閲覧ソフト上で設定しておくものとし、パスワードの変更は、各キーのパスワードを入力した後の画面のみで行うことができるようにし、対応するキーのパスワードのみ変更が可能となるように構成するのが好ましい。
また、カメラの製品出荷時は、例えば「キーA」、「キーB」といったデフォルト値を設定しておいても良い。
このように、記録メディアへの画像データの記録時に、制限された機能、及び解除キーを記録メディアに画像データと共に書き込んでおくようにすれば、記録メディアを紛失したり又は盗難等に会っても、記録メディアに記録されている画像データを第3者に見られたり、撮影者が予期しない用途に勝手に使われてしまうといったことを防止することができる。
また、画像データの入った記録メディアを、そのまま知人に贈る場合も考えられる。この場合、記録メディアの制限を解除して渡す必要がある。撮影前に予め制限を解除しておけば良いが、制限設定を解除しないまま撮影してしまうのが一般的であるから、記録済み制限設定画像の制限を解除する方法を準備しておく必要がある。
その方法としては、先ず、カメラに「記録済み制限設定画像の制限解除」機能を設ける。そして、制限設定解除操作の手順としては、例えばメニュー画面から「記録済み制限設定画像の制限解除」を選択し、パスワードを入力することにより記録済み制限設定画像の制限を解除できるにようにするとよい。
これであると、記録メディアをカメラに挿入した状態で操作を行って、再生、ファイル操作、消去といった制限を解除することができるので、記録メディアを即座に知人に渡すことができる。
ただし、上記の方法であると、設定されている制限を解除した後で記録メディアを紛失したり盗難に会った場合は、記録されている画像データを第3者に見られてしまう虞がある。
これに対処する方法としては、先ず、機能制限の設定がされているカメラに記録メディアを挿入した時点で、カメラが自動的に記録メディアに制限解除機能を書き込むことができるようにするとよい。
このようにすれば、この記録メディアを知人に渡した後、E−mail等により制限設定の解除パスワードを送付し、知人は、記録メディアを自分のパーソナルコンピュータに挿入し、記録メディアに書き込まれた制限解除機能を起動し、その案内に従って解除パスワードを入力することによって、記録メディアの制限設定を解除できるようになる。
これで、知人の手元に渡るまでの間の記録メディアのセキュリディが保証されると共に知人による記録メディアの画像データの再生、ファイル操作、消去が容易に行うことができるようになる。
尚、記録メディアの制限解除機能により、再度設定されていた制限状態に戻すことができるようにしておいても良い。
A及びBは本発明の認証手段としての構成の一部である受信装置が組み込まれたデジタルカメラの概略構成を示す図である。 第1の実施形態における認証手段としての構成の一部である認証信号発信部を構成するカード型送信器を示す図である。 第2の実施形態における認証手段としての構成の一部である認証信号発信部を構成するカメラリモコンを示す外観斜視図である。 Aは第3の実施形態における認証手段としての構成の一部である認証信号発信部を内蔵するカメラクレイドルを示す外観斜視図、Bはそのカメラクレイドルにデジタルカメラを装着した状態を示す図である。 A及びBはそれぞれ第4の実施形態における認証手段としての構成の一部である認証機構を示す図である。 Aは第1〜第4の実施形態におけるデジタルカメラに共通の詳しい外観斜視図、Bはその撮影モードダイヤルの拡大平面図である。 第1〜第4の実施形態におけるデジタルカメラに共通のシステム構成を示すブロック図である。 キーA、キーB、又はキーなしの3段階のカメラ使用制限機能を一覧にして示す図表である。 A、B、CはキーBの人がキーAによる制限設定により禁止されている操作を行ったときにデジタルカメラの表示部に表示される警告報知の例を示す図である。 A、B、CはキーB又はキーなしの人がキーAよる制限設定により禁止されている操作を行ったときにデジタルカメラの表示部に表示される警告報知の例を示す図である。 A、B、Cは認証されたキーに対して使用が許可されている機能が表示部に表示される例を示す図である。 表示部への表示を伴って進行するデジタルカメラのCPUによる処理の動作を説明するフローチャート(その1)である。 表示部への表示を伴って進行するデジタルカメラのCPUによる処理の動作を説明するフローチャート(その2)である。 表示部への表示を伴って進行するデジタルカメラのCPUによる処理の動作を説明するフローチャート(その3)である。
符号の説明
1 デジタルカメラ
2 撮影レンズ窓
3 ストロボ照射窓
4 レリーズボタン
5 撮像ユニット(レンズ部)
6 撮像素子
7 回路基板
8 受信装置
9 電池
11 外部記憶装置(着脱メモリ)
12 カード型送信器
13 送信用基板
14 駆動用電池
15 カメラリモコン
16 ズームボタン
17 レリーズボタン
18 カメラクレイドル
19 カメラコネクタ
20 デジタルカメラ
21 USBコネクタ
22 DC電源コネクタ
23 Audio/Video出力コネクタ
24 クレイドル基板
25 認証信号発信部
26 各種操作ボタン
27 十字キー
28 液晶表示装置(表示部)
29 カメラクレイドル
31 デジタルカメラ
32 認証接点部
33 クレイドル基板
34 クレイドルコネクタ(外部I/F(interface))
35 認証接点部
36 装着部蓋
37 撮影モードダイヤル
38 撮影モードマーク
38−1 オートモードによる撮影を示すマーク
38−4 ビデオ撮影を示すマーク
38−6 夜間撮影を示すマーク
38−7 風景撮影を示すマーク
38−10 ポートレート撮影を示すマーク
39 刻み
41 指標
42 CPU(central processing unit)
43 データバス
44 撮像回路
45 AE(automatic exposure:オート露出(シャッタ))部
46 AF(automatic focus:オートフォーカス)部
47 画像処理回路
48 内蔵メモリ
49 パワースイッチ
51 表示駆動回路
52 操作部
53 電源回路
54 3段階のカメラ使用制限機能を一覧にして示す図表
55 動作機能欄
56 キーA欄
57 キーB欄
58 キーなし欄
59 出荷時設定欄

Claims (26)

  1. 認証によりカメラ機能の使用制限を設定又は解除する認証手段を備え、
    該認証手段により認証された認証対象により前記カメラ機能の使用制限の設定が可能となることを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 前記認証手段により認証される認証対象は複数存在し、該複数の認証対象それぞれに異なる前記使用制限の設定が可能であることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
  3. 複数の前記認証対象の中で上位の認証対象は、下位の認証対象に対する前記使用制限の設定が可能であることを特徴とする請求項2記載のデジタルカメラ認証システム。
  4. 前記認証手段は、カメラ本体に認証信号を無線で送信する送信ユニットと、カメラ本体に設けられ前記送信ユニットからの前記認証信号を受信し認識する受信認識手段と、から成ることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
  5. 前記送信ユニットは、カメラリモコンに内蔵されていることを特徴とする請求項4記載のデジタルカメラ。
  6. 前記送信ユニットは、カメラ本体に付帯され該カメラ本体に着脱自在なクレイドルに内蔵されていることを特徴とする請求項4記載のデジタルカメラ。
  7. 前記認証手段は、カメラ本体に付帯され該カメラ本体に着脱自在なクレイドルに設けられた前記カメラ本体との電気的接続接点であることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
  8. 複数の前記認証対象の中の1つの認証対象のみが前記カメラ機能の前記使用制限を設定できることを特徴とする請求項2記載のデジタルカメラ。
  9. 前記カメラ機能の前記使用制限の設定は、前記認証手段により認証された認証対象によりカメラ本体の設定手段を用いて行われることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
  10. 使用制限される前記カメラ機能は、撮影モードに係わるモード選択機能であることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
  11. 使用制限される前記カメラ機能は、記憶装置に記録された画像データの再生機能であることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
  12. 使用制限される前記カメラ機能は、記憶装置に記録された画像データの外部機器への転送及び/又はプリントを含むファイル操作機能であることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
  13. 使用制限される前記カメラ機能は、記憶装置に記録された画像データの消去機能であることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
  14. 複数の前記認証対象の中で最上位の認証対象以外の認証対象により、使用制限が設定されているカメラ機能が選択されたとき、カメラ本体の表示手段に警告が表示されることを特徴とする請求項2記載のデジタルカメラ。
  15. 前記警告は、文章表示であることを特徴とする請求項14記載のデジタルカメラ。
  16. 前記警告は、マーク表示であることを特徴とする請求項14記載のデジタルカメラ。
  17. 前記警告は、文章とマークの表示であることを特徴とする請求項14記載のデジタルカメラ。
  18. 認証によりカメラ機能の使用制限を設定又は解除する認証手段を備え、
    該認証手段により認証された認証対象により記憶装置へ撮影画像データを記録する際に前記記憶装置からのデータ読み出し禁止の設定又は解除が可能となることを特徴とするデジタルカメラ。
  19. 前記記憶装置は、デジタルカメラ内蔵メモリ及び/又はデジタルカメラに着脱可能な外部記憶装置であることを特徴とする請求項11、12、13又は18記載のデジタルカメラ。
  20. データ処理装置により読み取り可能なプログラムであって、画像データの読み出しを禁止設定された記憶装置から前記画像データの読み出しを可能にすることを特徴とするプログラム。
  21. 請求項20記載のプログラムを付帯することを特徴とするデジタルカメラ。
  22. 前記プログラムは、カメラ本体に付帯される画像閲覧ソフトウエアに組み込まれていることを特徴とする請求項21記載のデジタルカメラ。
  23. コンピュータにダウンロードされて起動され、該コンピュータに画像データの読み出し禁止設定された記憶装置を接続されたとき、前記読み出し禁止設定を検知し、パスワードの入力を前記コンピュータの操作者に催告することを特徴とする請求項20記載のプログラム。
  24. 画像データの読み出し禁止設定された記憶装置から前記画像データを読み出すためのパスワードの設定処理が可能であることを特徴とする請求項20記載のプログラム。
  25. 前記設定処理により予め設定されたパスワードを入力されることにより、前記記憶装置からの前記画像データの前記読み出し禁止設定を解除することを特徴とする請求項24記載のプログラム。
  26. 前記記憶装置は、デジタルカメラ内蔵メモリ及び/又はデジタルカメラに着脱可能な外部記憶装置であることを特徴とする請求項20、23、24又は25記載のプログラム。


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