JP2002369119A - 電子画像装置 - Google Patents

電子画像装置

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JP2002369119A
JP2002369119A JP2001170967A JP2001170967A JP2002369119A JP 2002369119 A JP2002369119 A JP 2002369119A JP 2001170967 A JP2001170967 A JP 2001170967A JP 2001170967 A JP2001170967 A JP 2001170967A JP 2002369119 A JP2002369119 A JP 2002369119A
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JP2001170967A
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English (en)
Inventor
Yosuke Kusaka
洋介 日下
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影した画像や外部から受信した画像をメモ
リに記憶する電子カメラ等の電子画像装置において、メ
モリの空き容量を増やしたり、画像を外部に送信してバ
ックアップしたりする際に、メモリに記憶した画像の中
から目的に応じた所望の画像を効率よく短時間に選択す
る。 【解決手段】 メモリに記憶された画像に対し、個別に
消去禁止や送信禁止の設定を行うとともに、画像の消去
や送信を行う際には、メモリに記憶された画像を表示部
に再生表示し、再生表示された画像を参照しながら、消
去や送信の対象となる画像を選択するとともに、前記消
去禁止や送信禁止が設定された画像に対しては、前記表
示部に表示することを禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子カメラ等の電
子画像装置およびそれらを用いた電子画像システムに関
し、特に電子画像を外部と送信・受信を行うとともに、
外部と送信・受信を行った電子画像を再生・消去等する
電子画像装置および電子画像システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、撮像素子を介して撮像された電子
画像(デジタル画像)をメモリカードなどの記録媒体に
記録する電子カメラが知られている。このように電気的
な信号に変換された電子画像は通信等の電子的な処理に
も適しており、撮影された電子画像を電話回線やインタ
ーネットを通じ、通信機能付きの電子カメラや画像表示
機能付きの携帯電話などの携帯型電子画像装置間でお互
いに送信・受信を行ったり再生・消去することにより、
携帯型電子画像装置の使用者間のコミュニケーションを
はかる電子画像システムも知られている。先般は、通信
回線の高速・大容量化に伴い、比較的データ容量の大き
い画像も携帯電話等を用いて個人間でますます盛んにや
りとりされるようになってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の電子画像装置および電子画像システムにおいては、以
下のような欠点があった。 ・通信回線を用いて個人間で画像が頻繁に送信・受信さ
れると、PDA(Pe rsonal Digital Assistant)や画
像表示機能付き携帯電話等の小型携帯電 子画像装置で
は画像格納用メモリの記憶容量を圧迫するので、画像格
納用 メモリに一旦格納された画像の中から所望の画像
を抽出し、今後必要な画 像を外部に送信してバックア
ップとったり、不要になった画像を消去する といった
処理を頻繁に行わなう必要があるが、従来の電子画像装
置および 電子画像システムではこのような処理を効率
的に短時間で行うことができ なかった。 ・またこのように個人用途の小型携帯電子画像装置の画
像格納用メモリにあ まりにも多くの画像を詰め込みす
ぎると、所望の画像を選択して再生・送 信・消去等の
処理を行うのに多くの操作と時間がかかるので、手軽に
画像 を用いたコミュニケーションを楽しむことができ
なかった。また画像の再 生・消去・送信等の処理を簡
便化するために全画像を一括して処理した場 合には、
所望の画像以外の画像に対し誤って再生・消去・送信等
の操作を 行う危険性があった。 ・また個人用途の小型携帯電子画像装置は複数の人で共
有して使用する場合 が多いが、個人間で画像をやりと
りする際に、個人単位の画像の保存・再 生・消去・送
信・受信等の画像操作のセキュリティが不十分で、受信
した 画像を知らないうちに他人に画像を見られたり、
送信した画像を見ず知ら ずの人に転送されてしまう危
険性があり、画像を介したコミュニケーショ ンの発展
を阻害していた。 ・またこのように個人間で画像やりとりする際に、画像
送信・受信時のユー ザーインターフェース情報が不足
していたため、効率的(通信時間、通信 料金)な画像
送信・受信を行うことができず、画像送信・受信の送信
先や 画像選択等の各種設定に時間がかかるとともに、
同じ送信先に2度同じ画 像を送信したり、高額な送信
料金がかかったりする無駄があった。 ・またこのように個人間で画像やりとりする際に、受信
した画像の送信元ま たは撮影元または所有元を必要に
応じて効率的かつ直感的に確認すること ができず、送
信元または撮影元または所有元の確認に時間がかかって
いた 。
【0004】そこで本発明は、以下に示すことが可能な
主として携帯型の電子画像装置およびそれらを用いた電
子画像システムを提供することを目的とする。 ・通信回線を用いて送信・受信される画像を画像のバッ
クアップや消去等の 目的に応じて効率的(短時間、簡
便)に抽出できるとともに、誤って意図 しない画像を
再生・消去・送信等してしまうことを防止する。 ・画像の保存・再生・消去・送信・受信等の操作のセキ
ュリティを向上する ことにより、画像が不特定多数に
見られたり流布されたりすることを防止 する。 ・通信機能付き電子カメラや画像表示機能付き携帯電話
等の携帯型電子画像 装置を使用した画像送信・受信時
のユーザーインターフェース情報を強化 することによ
り、効率的でタイムリーな画像送信・受信を行うことが
でき る、画像を用いた良好なコミュニケーション環境
を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明による電子画像装置では、複
数の電子画像情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段
に記憶された電子画像情報を表示する表示手段と、前記
表示手段により表示された電子画像情報を参照して所望
の電子画像情報を選択する選択手段と、前記選択手段に
より選択された電子画像情報に所定の処理を加える処理
手段とを備える電子画像装置において、前記電子画像情
報に対する前記処理手段による処理を禁止する禁止情報
を個々の電子画像情報に設定する設定手段と、前記選択
手段による電子画像情報の選択の際には、前記設定手段
により前記禁止情報が設定された電子画像情報を前記表
示手段により表示することを禁止する制御手段とを備え
ることを特徴とする。
【0006】請求項2に記載の発明による電子画像装置
では、請求項1に記載の電子画像装置において、前記処
理手段は、前記選択手段により選択された電子画像情報
を外部に送信する通信手段であり、前記禁止情報は、前
記通信手段による外部への電子画像情報の送信を禁止す
る送信禁止情報であることを特徴とする。
【0007】請求項3に記載の発明による電子画像装置
では、請求項1に記載の電子画像装置において、前記処
理手段は、前記選択手段により選択された電子画像情報
を前記記憶手段から消去する消去手段であり、前記禁止
情報は、前記消去手段による電子画像情報の消去を禁止
する消去禁止情報であることを特徴とする。
【0008】請求項4に記載の発明による電子画像装置
では、複数の電子画像情報を記憶する記憶手段と、前記
記憶手段に記憶された電子画像情報を表示する表示手段
と、前記表示手段により表示された電子画像情報を参照
して所望の電子画像情報を選択する選択手段と、前記選
択手段により選択された電子画像情報を外部に送信する
通信手段とを備える電子画像装置において、前記通信手
段による電子画像情報の外部への送信の際には、送信さ
れた電子画像情報に対して送信済み情報を記録する記録
手段と、前記選択手段による電子画像情報の選択の際に
は、前記送信済み情報が記録された電子画像情報を前記
表示手段により表示することを禁止する制御手段とを備
えることを特徴とする。
【0009】請求項5に記載の発明による電子画像装置
では、複数の電子画像情報を記憶する記憶手段と、前記
通信手段による電子画像情報の送信先を設定する設定手
段と、前記設定手段による電子画像情報の送信先が設定
された後に、前記記憶手段に記憶された電子画像情報を
表示する表示手段と、前記表示手段により表示された電
子画像情報を参照して所望の電子画像情報を選択する選
択手段と、前記選択手段により選択された電子画像情報
を前記設定手段により設定された送信先に送信する通信
手段と、を備える電子画像装置において、前記設定手段
により設定された送信先への前記通信手段による電子画
像情報の送信の際には、送信された電子画像情報に対し
て該電子画像情報が送信された送信先を示す送信先情報
を記録する記録手段と、前記設定手段により設定された
送信先と同じ送信先情報が記録された電子画像情報を前
記表示手段により表示することを禁止する制御手段とを
備えることを特徴とする。
【0010】請求項6に記載の発明による電子画像装置
では、電子画像情報を記憶する記憶手段と、外部から送
信された電子画像情報を受信し、受信した電子画像情報
を前記記憶手段に記憶させる通信手段と、前記記憶手段
に記憶された電子画像情報を表示する表示手段と、前記
前記記憶手段に記憶された電子画像情報を消去する消去
手段とを備えた電子画像装置において、前記表示手段に
よる電子画像情報の表示の際には、表示された電子画像
情報に対して表示済み情報を記録する記録手段と、前記
表示済み情報が記録されていない受信電子画像情報を前
記消去手段により前記記憶手段から消去することを禁止
する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0011】請求項7に記載の発明による電子画像装置
では、電子画像情報を記憶する記憶手段と、外部から送
信された電子画像情報を受信し、該受信電子画像情報を
前記記憶手段に記憶させる通信手段と、前記記憶手段に
記憶された電子画像情報を消去する消去手段と、前記通
信手段による電子画像情報の受信の際に、該受信電子画
像情報に対し、前記消去手段による該受信電子画像情報
の消去を禁止する消去禁止を自動的に設定する自動設定
手段と、前記消去禁止が設定された受信電子画像情報を
前記消去手段により前記記憶手段から消去することを禁
止する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0012】請求項8に記載の発明による電子画像装置
では、請求項7に記載の電子画像装置において、前記記
憶手段に記憶された電子画像情報を表示する表示手段を
備え、前記自動設定手段は、前記表示手段による受信電
子画像情報の表示の際に、該受信電子画像情報に消去禁
止の設定がなされていた場合には、前記消去禁止の設定
を自動的に解除することを特徴とする。
【0013】請求項9に記載の発明による電子画像装置
では、請求項7および請求項8に記載の電子画像装置に
おいて、前記記憶手段に記憶された個々の電子画像情報
に対し、前記消去禁止を手動により設定または解除する
手動設定手段を備えることを特徴とする。
【0014】請求項10に記載の発明による電子画像装
置では、電子画像情報を記憶する記憶手段と、前記記憶
手段に記憶された電子画像情報を外部に送信する通信手
段と、前記記憶手段に記憶された電子画像情報を消去す
る消去手段と、前記記憶手段に記憶された個々の電子画
像情報に対し、前記消去手段による電子画像情報の消去
禁止を設定する禁止手段と、前記通信手段による電子画
像情報の送信の際に、該送信電子画像情報に消去禁止の
設定がなされていた場合には、該送信電子画像情報の消
去禁止の設定を自動的に解除する解除手段と、前記禁止
手段または前記解除手段により前記電子画像情報になさ
れた消去禁止の設定または解除の情報に基づき、前記電
子画像情報を前記消去手段により前記記憶手段から消去
することを禁止または許可する制御手段とを備えること
を特徴とする。
【0015】請求項11に記載の発明による電子画像装
置では、請求項6から請求項10の電子画像装置におい
て、時計手段と、前記時計手段により生成される時刻情
報または時間情報に基づき前記消去手段を自動的に起動
させる起動手段を備えることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1は、本発明を適用した電
子カメラと該電子カメラを利用した電子画像送受信シス
テムの概念図である。図1において、電子カメラ100
は無線通信機能を備え、無線携帯電話回線110により
無線基地局120と交信する。無線基地局120は有線
または無線の一般公衆電話回線またはインターネット1
30により個人使用のパソコン140、画像データベー
ス150接続され、無線基地局160を介し更に他の電
子カメラ170に接続している。
【0017】このような構成において、電子カメラ10
0により撮影された電子的(デジタル)な画像データ
は、無線携帯電話回線110、無線基地局120、一般
公衆電話回線またはインターネット130を経由し、パ
ソコン140、画像データベース150に送信・保存さ
れるとともに、無線基地局120を経由し、電子カメラ
170に送信・保存される。また逆にパソコン140、
画像データベース150に保存された画像データや電子
カメラ170で撮影された画像データは、一般公衆電話
回線またはインターネット130、無線基地局120、
160、無線携帯電話回線110を経由して、電子カメ
ラ100に受信され保存される。
【0018】図2は、図1に示した本発明を適用した電
子画像送受信システムのブロック構成図であり、画像デ
ータを伝送する通信媒体(図1の無線携帯電話回線11
0、無線基地局120、160、一般公衆電話回線また
はインターネット130)は省略して示してある。図2
において、電子カメラ100は、制御回路102を介し
て撮像回路101で撮影した画像データを電子カメラ1
00に装着されたメモリカード104に画像ファイル1
05として記憶する。また制御回路102は画像データ
を含む画像ファイルを送受信するための通信回路103
を備えている。電子カメラ170は、電子カメラ100
と同様な構成であり、制御回路172を介して撮像回路
171で撮影した画像データを電子カメラ170に装着
されたメモリカード174に画像ファイル175として
記憶する。また制御回路172は画像データを含む画像
ファイルを送受信するための通信回路173を備えてい
る。
【0019】個人用のパソコン140は、メモリ141
に画像ファイル142を保存する。画像データベース1
50は、メモリ151に画像ファイル152を格納す
る。以上のような構成において、電子カメラ100によ
って撮影された画像データは一旦メモリカード104に
保存された後、通信回路103を介しパソコン140、
画像データベース150、電子カメラ170に画像ファ
イルとして送信され、それぞれのメモリに保存される。
また電子カメラ100は通信回路103を介し、パソコ
ン140、画像データベース150、電子カメラ170
から送信される画像ファイルを受信し、メモリカード1
04に保存する。
【0020】図3、図4は、図2に示した電子カメラ1
00の一実施形態の外観図(正面視および背面視)であ
る。図3に示すように電子カメラ100の前面には被写
体像を形成するための撮影レンズ10、撮影画面を確認
するためのファインダ11、撮影時に被写体を照明する
ためのストロボ12、被写体の明るさを検知するための
測光回路13、記録された音声情報を出力するためのス
ピーカ14、音声情報を入力するためのマイクロフォン
15、上面には撮影開始を指示するためのレリーズボタ
ン16、電子カメラ100の電源のON/OFF制御を
行うための電源スイッチ17、側面には音声情報の記録
のON/OFF制御を行うための録音スイッチ18が備
えられる。
【0021】図4に示すように、電子カメラ100の背
面には、ファインダ11の接眼部、スピーカ14、マイ
クロフォン15、電子カメラの動作モードを選択するた
めに回転可能なモードダイヤル19とモードダイヤル1
9の設定位置を指示するためのドット20、テキストお
よび画像表示用の略四角形の画面を備えた左LCD(左
画面)21とテキストおよび画像表示用の略四角形の画
面を備えた右LCD(右画面)22が配置され、左LC
D21の左側面近傍には左画面21に表示される画像を
切り換えたり、右画面22に表示される選択項目の位置
を上下させるための上方向ボタン23と下方向ボタン2
4、右LCD22と左LCD21の下側にはカメラの各
動作モード中に表示動作等の切換に用いられる切換ボタ
ン25、画像データの送信や消去の操作に用いられる送
信/消去ボタン26、カメラの各動作モード中に決定操
作等に用いられるOKボタン27、左LCD21の上側
には電子カメラ100に装着されたメモリカード104
内に電子カメラ100以外からカメラ使用者宛に受信し
た未再生の受信画像がある旨を表示するためのLED2
8と左画面21に表示されている画像がカメラ100以
外から受信した受信画像である旨を表示するためのLE
D29が配置されている。側面にはメモリカード104
を装着するためのメモリカードスロット30が備えられ
る。
【0022】なおレリーズボタン16、録音スイッチ1
8、動作モードダイヤル19、上方向ボタン23、下方
向ボタン24、切換ボタン25、送信/消去ボタン2
6、OKボタン27は全てユーザーによって操作される
操作キーである。なお右LCD22および左LCD21
の表面上には、指の接触操作により指示された位置に対
応する位置データを出力する、いわゆるタッチタブレッ
ト66が配置され、画面上に表示されたアイテムの選択
や、テキストデータの入力に用いられる。このタッチタ
ブレット66はガラス樹脂等の透明材料によって構成さ
れ、ユーザーはタッチタブレット66の内側に形成され
る画像やテキストを、タッチタブレット66を通して観
察することができる。
【0023】図5は、図3および図4に示した電子カメ
ラ100の内部の電気構成例を示すブロック図であっ
て、各構成要素は各種情報データおよび制御データを伝
送するためのデータ/制御バス51を介して互いに接続
されている。CPU50(中央処理ユニット)は電子カ
メラ100全体の制御を行う手段であって、操作キー6
5からの入力情報、タッチタブレット66からの入力情
報に応じて電子カメラ100の動作制御を行う。
【0024】電子カメラ100が撮影モードに設定され
た場合には、被写体からの光束は撮影レンズ10により
光量調節のための絞り53を介し、CCD55上に被写
体像として形成され、この被写体像はCCD55により
撮像される。複数の画素を備えたCCD55(チャージ
カップルドデバイス)は被写体像を撮像するための電荷
蓄積型イメージセンサーであり、CCD55上に形成さ
れた被写体像の強度に応じた電気的な画像信号を出力す
る。DSP59(デジタルシグナルプロセッサ)は、C
CD55に水平駆動パルスを供給するとともに、CCD
駆動回路56を制御し、CCD55にCCD垂直駆動パ
ルスを供給させる。
【0025】画像処理部57はCPU50に制御されC
CD55が光電変換した画像信号を所定のタイミングで
サンプリングし、そのサンプリングした信号を、所定の
レベルに増幅する。CPU50は、ROM67(リード
オンリメモリ)に記憶されている制御プログラムに従い
各部を制御する。A/D変換回路58(アナログデジタ
ル変換回路)は画像処理部57でサンプリングした画像
信号をデジタル化することにより画像データに変換し、
この画像データをバッファメモリ60に供給して一旦記
憶させる。CPU50はバッファメモリ60に記憶され
た画像データを表示用データに変換してフレームメモリ
69に記憶させ、左画面21に表示させる。なおバッフ
ァメモリ60およびフレームメモリ69はDRAM(ダ
イナミックランダムアクセスメモリ)等の揮発性メモリ
により構成される。レリーズボタン15が操作されるま
では以上の動作を繰り返し、スルー画面が左画面21に
表示され続ける。
【0026】測光回路13は被写体の輝度を測定し、そ
の測定結果である測光データをCPU50に出力する。
CPU50は測光データに応じて、CCD55の露光時
間、感度をCCD駆動回路56により設定するととも
に、絞り53の絞り値を絞り制御回路54により制御す
る。
【0027】撮影モードの場合には、CPU50はレリ
ーズボタン15の操作に応じて撮影動作を行う。CPU
50は測光データに基づき被写体が暗い場合には、撮影
時にストロボ駆動回路72によりストロボ12を発光さ
せる。CPU50は撮影動作によりCCD55からバッ
ファメモリ60に送られ記憶された画像データを、メモ
リカード104に転送して記憶させる。CPU50は撮
影時の撮影情報データ(絞り値、シャッター速度など)
を画像データに付随してメモリカード104に転送して
記憶させる。
【0028】マイクロフォン15は被写体側または撮影
者側から音声情報を入力し、その音声情報をA/Dおよ
びD/A回路73(デジタルアナログ回路)に供給す
る。A/DおよびD/A回路73は音声情報を音声デー
タにデジタル化し、CPU50に出力する。画像撮影時
には、CPU50は音声データをメモリカード104に
上記画像データとともに転送して記憶させる。
【0029】GPS回路61(グローバルポジショニン
グシステム回路)は、地球の周りを周回している複数の
衛星からの情報を用いて電子カメラ100の位置情報を
検出し、CPU50に供給する。画像撮影時には、CP
U50はこの位置情報あるいは加工した位置情報(場所
名、地名等)をメモリカード104に画像データととも
に転送して記憶させることも可能である。
【0030】姿勢検出回路62は、撮影時の電子カメラ
100の姿勢を検出するために周知の姿勢センサなどか
ら構成され、姿勢情報をCPU50に供給する。姿勢情
報は撮影時に画面のどちらが天を向いているか(天地情
報)を示す。画像撮影時には、CPU50はこの姿勢情
報(天地情報)をメモリカード104に画像データとと
もに転送して記憶させることも可能である。
【0031】個人識別回路75は、電子カメラ100の
使用者を特定する回路であり、例えば無線通信回路71
を介して使用者の携帯している無線通信機能を備えた携
帯端末と交信し、携帯端末側に記憶保存された個人識別
データを入手することにより個人識別する。個人識別デ
ータに基づき、メモリカード104のアクセス領域が制
限される。
【0032】タイマ74は時計回路を内蔵し、現在の時
刻に対応する時間情報をCPU50に供給する。画像撮
影時には、CPU50は撮影時の時間情報をメモリカー
ド104に画像データとともに転送して記憶させること
も可能である。またCPU50はバッファメモリ60に
格納された画像データのコントラストから検出された被
写体像の焦点調節状態に応じてレンズ駆動回路52によ
り撮影レンズ10を自動焦点調節させる。
【0033】CPU50は無線通信回路71を介してメ
モリカード104に格納された画像ファイルを外部に送
信したり、外部から画像ファイルを受信し、画像の送信
元などの受信情報データとともに受信した画像ファイル
をメモリカード104に保存する。
【0034】画像データを再生表示する再生モードおよ
び消去モードの一部(個別消去モード)および送信モー
ドの一部(個別送信モード)の場合には、CPU50は
メモリカード104から画像データを読み出し、該画像
データを表示データに加工し、フレームメモリ69にセ
ットし、左画面21に表示する。またCPU50は操作
キー65の操作に応じて、再生する画像データを切り換
える。
【0035】再生された画像データが外部から受信した
受信画像データの場合は、CPU50はLED29を点
灯することにより表示画像が受信画像であることを表示
する。またCPU50は動作モードに関わらず、個人識
別データに応じてメモリカード104にカメラ使用者宛
の未再生の受信画像ファイルが存在するか否かを判別
し、存在する場合は、LED28を点灯することにより
未再生の受信画像ファイルが存在することを表示し、使
用者に未再生受信画像データを再生して確認するように
促す。
【0036】CPU50は画像データを再生表示する際
には、画像データに付随して記憶されている姿勢情報
と、姿勢検出回路62が検出した姿勢情報に応じて、右
LCD22または左LCD21に表示する画像データの
天方向が電子カメラ100の天方向と一致するように表
示する。
【0037】CPU50は画像データを再生表示する際
には、画像データに付随して記憶されている撮影情報デ
ータ、送信情報データ、受信情報データなどを、必要に
応じて右画面22に表示する。CPU50は画像データ
を再生表示する際には、必要に応じて画像データに付随
して記憶されている音声情報をAD/DA変換回路73
によりスピーカ14に出力し、スピーカ14は外部に音
声を出力する。
【0038】消去モードの場合には、CPU50は操作
キー65の操作に応じて、メモリカード104に保存さ
れた画像ファイルを消去する。送信モードの場合には、
CPU50は操作キー65の操作に応じて、メモリカー
ド104に保存された画像ファイルを無線通信回路71
により外部のパソコン140、画像データベース15
0、電子カメラ170等に送信する。
【0039】EEPROM68(電気的消去書き込み可
能ROM)は不揮発性のメモリであって、電子カメラ1
00の動作に必要な送信先情報等を記憶している。CP
U50はタッチタブレット66から入力されるテキスト
情報に基づき、画像データに関するメッセージ・キーワ
ードの入力や、画像データの送信先の入力等を行うこと
も可能であり、入力されたテキスト情報は画像データに
付随してメモリカード104やEEPROM68に記憶
される。
【0040】また電子カメラ100の動作設定を行う場
合は、右画面22に表示される項目に従って操作キー6
5から入力される情報に基づいてCPU50が動作設定
を行う。電源スイッチ17は電源制御のためにユーザー
により操作される操作部材であって、このスイッチの操
作情報がCPU50に供給される、CPU50はこの操
作情報に応じて、電源制御回路64により電子カメラシ
ステムの電源63のON/OFF制御を行う。またCP
U50電源制御回路64により、電池等からなる電源6
3の電源供給能力状況をチェックすることができる。
【0041】図6〜図12はメモリカード104内に保
存される画像ファイルの階層構造および画像ファイルの
内部データ構成を示す。図6はメモリカード104内に
保存される画像ファイルの階層構造であって、一番上位
の階層は個人別のフォルダとなっており、2番目の階層
は個人別フォルダ毎に画像の属性に応じたフォルダ(電
子カメラ100で撮影した撮影画像のフォルダと電子カ
メラ100が外部から受信した受信画像のフォルダ)と
なっている。各撮影画像フォルダおよび受信画像フォル
ダの下に個別の画像ファイルが格納される。
【0042】各画像ファイルは、図7に示すように、画
像データと画像データに付随される付加情報データ(画
像の属性情報データ)からなる。付加情報データは、図
8に示すように、画像データを外部に送信した際の送信
情報データ、画像データを受信した際の受信情報デー
タ、画像データを撮影した際の撮影情報データ、ファイ
ル識別のために自動または手動で設定される画像ファイ
ル名データ、撮影時または撮影後にマイクロフォン15
から入力された音声情報データ、撮影時にGPS回路6
1により検出された位置情報データ、撮影時に姿勢検出
回路62により検出された姿勢データ、撮影時にタイマ
74により出力された撮影時間データ、撮影後に撮影者
によりタッチタブレット66等から入力されたメッセー
ジ情報データ、画像検索を容易にするために自動または
手動で入力されたキーワード情報データ、撮影者を識別
するための個人識別データ、送信元を簡便に認識させる
ための添付画像データ等からなる。
【0043】送信情報データは、図9に示すように、画
像種類(画像データが撮影画像データか受信画像データ
を示す)、送信有無(画像データを過去に送信したこと
があるかを示す)、送信禁止(画像データが送信禁止に
設定されているかを示す)、消去禁止(画像データが消
去禁止に設定されているかを示す)、添付設定(画像デ
ータが他の画像データの送信時に添付される画像データ
として設定されているかを示す)、送信履歴(画像デー
タの過去の送信先などの情報)からなる。
【0044】送信履歴は、図10に示すように、画像デ
ータを送信した日時を示す送信時間データと送信先を示
す送信先データと送信先で送信した画像が再生されたか
を示す送信先再生有無のデータと再生時刻のデータがセ
ットとなって構成され、画像送信時に送信時間データと
送信先データが記録されるとともに、送信先再生有無デ
ータを“なし”で再生時刻を未定に設定し、画像の送信
先から画像を再生した旨の通知が届いた際に再生時刻デ
ータを記録し、送信先再生有無データを“あり”に書き
換えるようになっている。
【0045】受信情報データは、図11に示すように、
添付画像の有無(受信画像データに送信元を識別させる
ための画像が添付されているかを示す)、転送禁止(受
信画像データが転送禁止に設定されているかを示す、な
おこのデータは書き換え不能である)、再生有無(受信
画像データが再生されたかを示す)、受信日時データ、
送信元データ(受信画像データの送信元を示すデータ:
電話番号、IPアドレス、URL:Uniform Resource L
ocator等)からなる。
【0046】撮影情報データは、図12に示すように、
撮影した電子カメラ100の個体識別データおよび撮影
時の各種設定情報が格納される。以下図面に従って上述
した電子カメラ100およびCPU50の動作を説明す
る。
【0047】なお電子カメラ100には図13に示すよ
うにモードダイヤル19により設定される動作モードと
して4つのモード(撮影モード、再生モード、消去モー
ド、送信モード)がある。なお上記4つの動作モード
は、個人識別回路75により識別された個人識別結果に
応じて、図6に示す個人別フォルダが動作の対象とな
る。
【0048】撮影モードでは、レリーズボタン16の操
作に応じて撮影が行われ、撮影された画像データが付加
情報データとともに画像ファイルとしてメモリカード1
04に格納される。再生モードにおいては、メモリカー
ド104に格納されている画像データや付加情報データ
が左LCD21、右LCD22に表示される。画像デー
タは方向ボタン23、24の操作に応じて選択すること
が可能である。再生モードには、撮影画像再生モード
(そのカメラで撮影した画像ファイルのみを再生対象と
する)、受信画像再生モード(そのカメラで受信した画
像ファイルのみを再生対象とする)、全画像再生モード
(全ての画像ファイルを再生対象とする)の3つのモー
ドがある。
【0049】消去モードにおいては、メモリカード10
4に格納されている画像ファイルのうち消去許可に設定
された画像ファイルが送信/消去ボタン26の操作によ
り消去される。消去モードには、個別消去モード(全画
像ファイルを個別に選択して消去する)、一括消去モー
ド:全画像(全画像ファイルを一括して消去する)、一
括消去モード:撮影画像(撮影画像ファイルを一括して
消去する)、一括消去モード:受信画像(受信画像ファ
イルを送信元毎に一括して消去する)、一括消去モー
ド:送信済み画像(送信済みの全画像ファイルを一括し
て消去する)、一括消去モード:送信済み撮影画像(送
信済みの撮影画像ファイルを送信先毎に一括して消去す
る)、一括消去モード:送信済み受信画像(送信済みの
受信画像ファイルを送信先毎に一括して消去する)の7
つのモードがある。
【0050】送信モードにおいては、メモリカード10
4に格納されている画像ファイルのうち送信許可に設定
された画像ファイルが送信/消去ボタン26の操作によ
り選択された送信先である外部のパソコン、画像データ
ベース、電子カメラなどに送信される。送信モードに
は、個別送信モード(全画像ファイルを個別に選択して
送信する)、一括送信モード:全画像(全画像ファイル
を一括して送信する)、一括送信モード:撮影画像(撮
影画像ファイルを一括して送信する)、一括送信モー
ド:受信画像(受信画像ファイルを送信元毎に一括して
送信する)、一括送信モード:未送信画像(全ての未送
信の画像ファイルを一括して送信する)、一括送信モー
ド:未送信撮影画像(未送信の撮影画像ファイルを一括
して送信する)、一括送信モード:未送信受信画像(未
送信の受信画像ファイルを一括して送信する)の7つの
モードがある。なお送信先のデータは予めタッチタブレ
ット66等により電子カメラ100に入力され、送信先
リストとしてEEPROM68に記憶されている。
【0051】図14は、CPU50のメイン動作フロー
チャートであって、S0で電源スイッチ17のONによ
り動作を開始する。S10の個人識別サブルーチンで
は、個人識別回路75により個人識別を行う。図6に示
すように、個人識別結果に応じた個人別フォルダ内の画
像ファイルに以下のサブルーチンの操作対象が限定され
る。S30ではモードダイヤル19の設定位置に応じて
設定されている動作モードを検出し、検出結果に応じて
S100の撮影モードサブルーチン、S200の再生モ
ードサブルーチン、S300の消去モードサブルーチ
ン、S400の送信モードサブルーチンに分岐する。
【0052】なお各サブルーチン中においてモードダイ
ヤル19が操作された場合には、S20のモードダイヤ
ル割込がかかりS30に戻る。図15は個人識別サブル
ーチンであって、S10により起動すると、S11で電
子カメラ100の使用者が携帯している個人識別データ
が記憶された無線携帯端末と無線通信回路71との間で
交信が行われ、個人識別回路75は個人識別データを入
手する。S12では、個人識別回路75は入手した個人
識別データとEEPROM68に予め登録記録されてい
る個人識別データを比較し、一致した場合には入手した
個人識別データに応じたフォルダを設定する。一致しな
い場合はデフォルトのフォルダを設定する。また上記個
人識別データはその後に撮影された画像ファイルの個人
識別データに書き込まれる。S13でリターンする。
【0053】図16は無線通信回路71が外部から情報
送信の要求を受けた場合の受信割込処理であって、S4
0で受信割込が発生すると、S41で送信要求が画像再
生通知であるかチェックし、画像再生通知でない場合は
S42で画像ファイルを受信する。また送信情報データ
(画像種類:受信画像、送信有無:未送信、送信禁止:
許可、但し受信した画像データに添付された転送禁止デ
ータが転送禁止の場合は送信禁止、消去禁止:許可、添
付設定:非設定、送信履歴なし)と、受信情報データ
(再生有無:無、受信日時データ、送信元データ、転送
禁止:受信した画像データに添付された転送禁止デー
タ、添付画像:添付画像データの有無に応じて設定)を
作成し、受信した画像ファイルとともに、画像ファイル
に添付された送信先データに対応したメモリカード10
4の個人別フォルダの下の受信画像フォルダに格納す
る。また受信した画像ファイルが電子カメラ100の現
時点での使用者宛であった場合には、LED28を点灯
することにより未再生の画像ファイルが存在する旨を表
示する。S43でリターンする。
【0054】S41で送信要求が画像再生通知である場
合は、S44で画像再生通知に含まれた画像ファイル名
データと画像再生通知の送信元のデータと再生時刻デー
タに基づき、該画像ファイルの送信履歴に含まれる再生
時刻データを記録し、送信先再生有無を“あり”に書き
換える。例えば図10において画像再生通知の送信元が
送信先データ1である場合には、再生時刻データ1を書
き込み、送信先再生有無1を“あり”に書き換える。
【0055】図17は切換ボタン25が操作された場合
の切換割込であって、S50で切換割込が発生すると、
S51で切換ボタン25が切換操作された時点で設定さ
れている動作モードに応じて、右画面22に選択項目を
表示する。撮影モード中に切換ボタン25を操作した場
合には、右画面22の表示更新なしにそのままリターン
する。
【0056】再生モード中に切換ボタン25を操作した
場合には、図18に示すように右画面22に表示される
選択項目は、再生モード選択、消去禁止設定、送信禁止
設定、添付設定、詳細情報表示、音声再生である。消去
モード中に切換ボタン25を操作した場合には、図19
に示すように右画面22に表示される選択項目は、消去
モード選択、詳細情報表示(個別消去モード時のみ)で
ある。
【0057】送信モード中に切換ボタン25を操作した
場合には、図20に示すように右画面22に表示される
選択項目は、送信モード選択、詳細情報表示(個別送信
モード時のみ)である。右画面22に表示された項目を
方向ボタン23、24の操作により選択(図18、図1
9、図20において選択された項目を□で囲んで表示
し、方向ボタン23、24の操作で□の位置が上下す
る。)し、OKボタン27の操作により選択された項目
が決定される。その後選択・決定された項目に応じた処
理に分岐する。
【0058】再生モードが選択された場合には、S52
で再生モード選択のためにS201へジャンプする。消
去モードが選択された場合には、S53で消去モード選
択のためにS301へジャンプする。送信モードが選択
された場合には、S54で送信モード選択のためにS4
01へジャンプする。
【0059】詳細情報表示が選択された場合は、図21
に示すようにS55で左画面21に表示されている画像
の詳細情報(撮影データ等)を右画面22に表示する。
S56でOKボタン27の操作で切換割込からリターン
する。消去禁止設定が選択された場合は、図22に示す
ようにS57で左画面21に表示されている画像に対し
て右画面22に消去禁止有無の設定項目を表示する。S
58で方向ボタン23、24により消去禁止有無を選択
し、OKボタン27の操作に応じて選択された設定を送
信情報データに書き込み、切換割込からリターンする。
【0060】送信禁止設定が選択された場合は、図23
に示すようにS59で右画面22に送信禁止有無の設定
項目を表示する。S60で方向ボタン23、24により
送信禁止有無を選択し、OKボタン27の操作に応じて
選択された設定を送信情報データに書き込み、切換割込
からリターンする。なお転送禁止が設定された受信画像
ファイルに対しては、送信禁止設定により送信許可に設
定変更することはできない。また転送禁止の設定データ
自体も書き換えることができない。
【0061】添付設定が選択された場合は、図24に示
すようにS61で右画面22に添付画像の設定の設定項
目を表示する。S62で方向ボタン23、24により添
付画像の設定/非設定を選択し、OKボタン27の操作
に応じて選択された設定を送信情報データに書き込み、
切換割込からリターンする。なお添付画像の設定は1つ
の画像データにのみ設定可能であって、最新に添付画像
に設定された画像データが有効となる。
【0062】音声再生が選択された場合には、S63で
左画面21に表示されている画像に添付されている音声
データをスピーカ14により再生し、音声再生終了後に
切換割込からリターンする。図25は、撮影モードサブ
ルーチンのフローチャートであって、S100で起動す
ると、S101に進み、CCD55により撮像している
スルー画像データを図26に示すように左画面21に表
示するとともに右画面22には設定されている撮影デー
タを表示し続ける。
【0063】撮影モード中にレリーズボタン16を操作
すると、図27に示すレリーズ割込処理が行われる。S
110でレリーズ割込が起動すると、S111で動作モ
ードをチェックし、撮影モード以外の場合はS113で
リターンする。撮影モードの場合は、S112でCCD
55により撮像動作を行い、画像データを取得する。ま
た付加情報データとして送信情報データ(画像種類:撮
影画像、送信有無:未送信、送信禁止:許可、消去禁
止:許可、添付設定:非設定、送信履歴なし)と受信情
報データ(添付画像:なし、転送禁止:許可、再生有
無:あり、受信日時データ:なし、送信元データ:な
し)と撮影情報データとその他データ(画像ファイル名
データ、音声情報データ、位置情報データ、姿勢デー
タ、撮影時間データ、メッセージ情報データ、キーワー
ド情報データ、個人識別データ)等を作成し、画像デー
タとともに画像ファイルとしてメモリカード104の個
人別フォルダの下の撮影画像フォルダに格納する。格納
された画像データを左画面21、撮影データを右画面2
2に確認用として一定時間表示した後、S113でリタ
ーンする。
【0064】図28は、再生モードサブルーチンのフロ
ーチャートであって、S200で起動すると、S201
で図29に示すように右画面22に再生モード選択のた
めに再生モードの一覧を表示する。右画面22に表示さ
れた再生モードを方向ボタン23、24の操作により選
択(図29において選択された項目を□で囲んで表示
し、方向ボタン23、24の操作で□の位置が上下す
る。)し、OKボタン27の操作により選択された再生
モードが決定される。撮影画像再生モードが選択された
場合にはS210の撮影画像再生モードサブルーチンに
分岐する。受信画像再生モードが選択された場合にはS
220の受信画像再生モードサブルーチンに分岐する。
全画像再生モードが選択された場合にはS230の全画
像再生モードサブルーチンに分岐する。
【0065】図30は、撮影画像再生モードサブルーチ
ンであり、S210で起動すると、S211ではメモリ
カード104の個人別フォルダの下の撮影画像フォルダ
に格納されている画像データを一画像ずつ図31に示す
ように左画面21に表示する。また左画面21に表示さ
れた撮影画像データに対応した撮影データや消去禁止設
定の状態、送信禁止設定の状態を右画面22に表示す
る。画像データの表示の順番はまず最新の撮影日時の画
像データを表示し、その後方向ボタン23、24の操作
により撮影日時の順に従って過去の画像データに向かっ
て、あるいは最新の画像データに向かって画像データを
切り換えて表示する。
【0066】図32は、受信画像再生モードサブルーチ
ンであり、S220で起動すると、S221ではメモリ
カード104の個人別フォルダの下の受信画像フォルダ
に格納されている画像データを一画像ずつ図33に示す
ように左画面21に表示する。また左画面21に表示さ
れた受信画像データに対応した添付画像データ(顔画像
など)やメッセージを右画面22に表示する。添付画像
データがない場合には、画像の送信元を示すデータまた
は個人識別データを表示する。画像データの表示の順番
はまず最新の受信日時の画像データを表示し、その後方
向ボタン23、24の操作により受信日時の順に従って
過去の画像データに向かって、あるいは最新の画像デー
タに向かって画像データを切り換えて表示する。また受
信画像データを左画面21に表示する際にはLED29
を点灯し画像データが受信画像である旨を表示する。な
お電子カメラ100に使用者宛の未再生の受信画像デー
タがあった場合は、受信日時よる順番よりも未再生の受
信画像データを優先して表示するようにする。また未再
生の受信画像データを再生した場合には、その画像デー
タに付随する受信情報データの再生有無を“あり”に変
更するとともに、該受信画像の送信元対し、受信した画
像の再生を行った旨を通知する。該画像再生通知には、
画像ファイル名データと通知の送信元のデータと再生時
刻のデータが含まれる。また画像再生により使用者宛の
未再生の受信画像データがなくなった場合にはLED2
8を消灯し、未再生の受信画像データがない旨を表示す
る。なお未再生画像ファイルは図9に示す送信情報デー
タの再生有無の設定状態に基づいて判別される。
【0067】図34は、全画像再生モードサブルーチン
であり、S230で起動すると、S231ではメモリカ
ード104の個人別フォルダに格納されている全画像デ
ータ(撮像画像と受信画)を一画像ずつ左画面21に表
示する。また左画面21に表示された撮影画像データの
種類(撮影画像/受信画像)に対応して、撮影画像デー
タの場合は撮影データや消去禁止設定の状態、送信禁止
設定の状態を、受信画像データの場合は添付画像データ
やメッセージを右画面22に表示する。添付画像データ
がない場合には、画像の送信元を示すデータまたは個人
識別データを表示する。画像データの表示の順番は時系
列であってまず最新の撮影日時または受信日時の画像デ
ータを表示し、その後方向ボタン23、24の操作によ
り時系列の順に従って過去の画像データに向かって、あ
るいは最新の画像データに向かって画像データを切り換
えて表示する。また受信画像データを左画面21に表示
する際にはLED29を点灯し画像データが受信画像で
ある旨を表示する。なお使用者宛の未再生の受信画像デ
ータがあった場合は、撮影日時、受信日時よる順番より
も未再生の受信画像データを優先して表示するようにす
る。また未再生の受信画像データを再生した場合には、
その画像データに付随する受信情報データの再生有無を
“あり”に変更するとともに、該受信画像の送信元対
し、受信した画像の再生を行った旨を通知する。該画像
再生通知には、画像ファイル名データと通知の送信元の
データと再生時刻のデータが含まれる。また画像再生に
より使用者宛の未再生の受信画像データがなくなった場
合にはLED28を消灯し、未再生の受信画像データが
ない旨を表示する。なお未再生画像ファイルは図9に示
す送信情報データの再生有無の設定状態に基づいて判別
される。
【0068】なお上記再生モードの各モードにおいて再
生可能な画像ファイルがない場合は、その旨を右画面2
2で表示する。図35は、消去モードサブルーチンのフ
ローチャートであって、S300で起動すると、S30
1で図36に示すように右画面22に消去モード選択の
ために消去モードの一覧を表示する。右画面22に表示
された消去モードを方向ボタン23、24の操作により
選択(図36において選択された項目を□で囲んで表示
し、方向ボタン23、24の操作で□の位置が上下す
る。)し、OKボタン27の操作により選択された消去
モードが決定される。個別消去モードが選択された場合
にはS310の個別消去モードサブルーチンに分岐す
る。一括消去モード:全画像が選択された場合にはS3
20の一括消去モード:全画像サブルーチンに分岐す
る。一括消去モード:撮影画像が選択された場合にはS
330の一括消去モード:撮影画像サブルーチンに分岐
する。一括消去モード:受信画像が選択された場合には
S340の一括消去モード:受信画像サブルーチンに分
岐する。一括消去モード:送信済み画像が選択された場
合にはS350の一括消去モード:送信済み画像サブル
ーチンに分岐する。一括消去モード:送信済み撮影画像
が選択された場合にはS360の一括消去モード:送信
済み撮影画像サブルーチンに分岐する。一括消去モー
ド:送信済み受信画像が選択された場合にはS370の
一括消去モード:送信済み受信画像サブルーチンに分岐
する。
【0069】図37は、個別消去モードサブルーチンで
あり、S310で起動すると、S311ではメモリカー
ド104の個人別フォルダに格納されている全画像デー
タ(消去許可設定されている画像ファイルのみ)を一画
像ずつ図38に示すように左画面21に表示する。また
右画面22には、左画面21に表示されている画像のデ
ータ容量と個別消去モードの画像消去操作の説明を表示
する。画像データの表示の順番は時系列であってまず最
新の撮影日時または受信日時の画像データを表示し、そ
の後方向ボタン23、24の操作により時系列の順に従
って過去の画像データに向かって、あるいは最新の画像
データに向かって画像データを切り換えて表示する。ま
た受信画像データを左画面21に表示する際にはLED
29を点灯し画像データが受信画像である旨を表示す
る。また未再生の受信画像データを再生表示した場合に
は、その画像データに付随する受信情報データの再生有
無を“あり”に変更するとともに、該受信画像の送信元
対し、受信した画像の再生を行った旨を通知する。該画
像再生通知には、画像ファイル名データと通知の送信元
のデータと再生時刻のデータが含まれる。また消去画像
を選択するための画像再生により使用者宛の未再生の受
信画像データがなくなった場合にはLED28を消灯
し、未再生の受信画像データがない旨を表示する。送信
/消去ボタン26の操作に応じて、その時左画面21に
表示されている画像ファイルをメモリカード104から
消去する。なお画像ファイルが消去許可か消去禁止か
は、図9に示す送信情報データの消去禁止の設定状態に
基づいて判別される。
【0070】図39は、一括消去モード:全画像サブル
ーチンであり、S320で起動すると、S321では図
40に示すように左画面21には画像データを表示せず
に、右画面22に消去対象画像の総データ容量と一括消
去モード:全画像モードの画像消去操作の説明を表示す
る。送信/消去ボタン26の操作に応じて、個人別フォ
ルダに格納されている全画像ファイル(消去許可が設定
された画像ファイル、但し未再生の受信画像ファイルを
除く)をメモリカード104から消去して、S301の
消去モード選択に戻る。OKボタン27を操作した場合
は、一括消去モード:全画像をキャンセルして、S30
1の消去モード選択に戻る。
【0071】図41は、一括消去モード:撮影画像サブ
ルーチンであり、S330で起動すると、S331では
図42に示すように左画面21には画像データを表示せ
ずに、右画面22に消去対象画像の総データ容量と一括
消去モード:撮影画像モードの画像消去操作の説明を表
示する。送信/消去ボタン26の操作に応じて、個人別
フォルダの下の撮影画像フォルダに格納されている全て
の撮影画像ファイル(消去許可が設定された画像ファイ
ル)をメモリカード104から消去して、S301の消
去モード選択に戻る。OKボタン27を操作した場合
は、一括消去モード:撮影画像をキャンセルして、S3
01の消去モード選択に戻る。
【0072】図43は、一括消去モード:受信画像サブ
ルーチンであり、S340で起動すると、S341では
図44に示すように左画面21には画像データを表示せ
ずに、右画面22に受信画像の送信元を選択させるため
に送信元一覧と、該送信元から送られてきた受信画像フ
ァイルの総データ容量を表示する。右画面22に表示さ
れた送信元を方向ボタン23、24の操作により選択
(図36において選択された送信元を□で囲んで表示
し、方向ボタン23、24の操作で□の位置が上下す
る。)し、OKボタン27の操作によりS342に進
む。S342では図45に示すように左画面21には画
像データを表示せずに、右画面22に選択された送信元
のデータと消去対象画像の総データ容量と一括消去モー
ド:受信画像モードの画像消去操作の説明を表示する。
送信/消去ボタン26の操作に応じて、個人別フォルダ
の下の受信画像フォルダに格納されている選択された送
信元から送られた全ての受信画像ファイル(消去許可が
設定された受信画像ファイル、但し未再生の受信画像フ
ァイルは除く)をメモリカード104から消去して、S
301の消去モード選択に戻る。OKボタン27を操作
した場合は、一括消去モード:受信画像をキャンセルし
て、S301の消去モード選択に戻る。
【0073】図46は、一括消去モード送信済み画像サ
ブルーチンであり、S350で起動すると、S351で
は図47に示すように左画面21には画像データを表示
せずに、右画面22に消去対象画像の総データ容量と一
括消去モード:送信済み画像モードの画像消去操作の説
明を表示する。送信/消去ボタン26の操作に応じて、
個人別フォルダに格納されている全ての送信済み画像フ
ァイル(消去許可が設定された画像ファイル、但し未再
生の受信画像ファイルを除く)をメモリカード104か
ら消去して、S301の消去モード選択に戻る。OKボ
タン27を操作した場合は、一括消去モード:送信済み
画像をキャンセルして、S301の消去モード選択に戻
る。なお送信済み画像ファイルは図9に示す送信情報デ
ータの送信有無の設定状態に基づいて判別される。
【0074】図48は、一括消去モード:送信済み撮影
画像サブルーチンであり、S360で起動すると、S3
61では図49に示すように左画面21には画像データ
を表示せずに、右画面22に撮影画像の送信先を選択さ
せるために送信先一覧と、該送信先に送った撮影画像フ
ァイルの総データ容量を表示する。右画面22に表示さ
れた送信先を方向ボタン23、24の操作により選択
(図49において選択された送信先を□で囲んで表示
し、方向ボタン23、24の操作で□の位置が上下す
る。)し、OKボタン27の操作によりS362に進
む。S362では図50に示すように左画面21には画
像データを表示せずに、右画面22に選択された送信先
のデータと消去対象画像の総データ容量と一括消去モー
ド:送信済み撮影画像モードの画像消去操作の説明を表
示する。送信/消去ボタン26の操作に応じて、個人別
フォルダの下の撮影画像フォルダに格納されている選択
された送信先に送られた全ての撮影画像ファイル(消去
許可が設定された撮影画像ファイル)をメモリカード1
04から消去して、S301の消去モード選択に戻る。
OKボタン27を操作した場合は、一括消去モード:送
信済み撮影画像をキャンセルして、S301の消去モー
ド選択に戻る。
【0075】図51は、一括消去モード:送信済み受信
画像サブルーチンであり、S370で起動すると、S3
71では図52に示すように左画面21には画像データ
を表示せずに、右画面22に受信画像の送信先を選択さ
せるために送信先一覧と、該送信先に送った受信画像フ
ァイルの総データ容量を表示する。右画面22に表示さ
れた送信先を方向ボタン23、24の操作により選択
(図52において選択された送信先を□で囲んで表示
し、方向ボタン23、24の操作で□の位置が上下す
る。)し、OKボタン27の操作によりS372に進
む。S372では図53に示すように左画面21には画
像データを表示せずに、右画面22に選択された送信先
のデータと消去対象画像の総データ容量と一括消去モー
ド:送信済み受信画像モードの画像消去操作の説明を表
示する。送信/消去ボタン26の操作に応じて、個人別
フォルダの下の受信画像フォルダに格納されている選択
された送信先に送られた全ての受信画像ファイル(消去
許可が設定された撮影画像ファイル、但し未再生の受信
画像ファイルは除く)をメモリカード104から消去し
て、S301の消去モード選択に戻る。OKボタン27
を操作した場合は、一括消去モード:送信済み受信画像
をキャンセルして、S301の消去モード選択に戻る。
【0076】なお上記送信モードの各モードにおいて消
去可能な画像ファイルがない場合またはなくなった場合
は、その旨を右画面22で表示する。図54は、送信モ
ードサブルーチンのフローチャートであって、S400
で起動すると、S401で図55に示すように右画面2
2に送信モード選択のために送信モードの一覧を表示す
る。右画面22に表示された送信モードを方向ボタン2
3、24の操作により選択(図55において選択された
項目を□で囲んで表示し、方向ボタン23、24の操作
で□の位置が上下する。)し、OKボタン27の操作に
より選択された送信モードが決定される。個別送信モー
ドが選択された場合にはS410の個別消去モードサブ
ルーチンに分岐する。一括送信モード:全画像が選択さ
れた場合にはS420の一括送信モード:全画像サブル
ーチンに分岐する。一括送信モード:撮影画像が選択さ
れた場合にはS430の一括送信モード:撮影画像サブ
ルーチンに分岐する。一括送信モード:受信画像が選択
された場合にはS440の一括送信モード:受信画像サ
ブルーチンに分岐する。一括送信モード:未送信画像が
選択された場合にはS450の一括送信モード:未送信
画像サブルーチンに分岐する。一括送信モード:未送信
撮影画像が選択された場合にはS460の一括送信モー
ド:未送信撮影画像サブルーチンに分岐する。一括送信
モード:未送信受信画像が選択された場合にはS470
の一括送信モード:未送信受信画像サブルーチンに分岐
する。
【0077】図56は、個別送信モードサブルーチンで
あり、S410で起動すると、S411では図57に示
すように左画面21には画像データを表示せずに、右画
面22に画像の送信先を選択させるために送信先一覧を
表示する。右画面22に表示された送信先を方向ボタン
23、24の操作により選択(図57において選択され
た送信先を□で囲んで表示し、方向ボタン23、24の
操作で□の位置が上下する。)し、OKボタン27の操
作によりS412に進む。なお送信先は基本的に装置単
位ではなく、個人別単位に設定される。
【0078】S412ではメモリカード104の個人別
フォルダに格納されている全画像データ(送信許可設定
されている画像ファイルのみ)を一画像ずつ図58に示
すように左画面21に表示する。この時選択された送信
先に既に送信済みの画像ファイルは表示されないように
する。また右画面22には選択された送信先と送信履歴
と予想送信料金と予想送信時間と撮影日時と操作の説明
を表示する。
【0079】なお予想送信料金と予想送信時間は電子カ
メラ100と送信先との位置関係や距離関係と、使用す
る通信回線のデータ送信速度(データ転送速度)、回線
の混雑状況、送信画像の総データ容量、画像の送信先に
応じた通信回線の単位時間あたりの使用料金、時間帯な
どの情報に基づいて電子カメラ100が算出する。電子
カメラ100と送信先との位置関係や距離関係を算出す
るために、GPS回路61により検出された位置情報デ
ータ、無線通信回路71が無線基地局120との交信に
より得た位置情報データが用いられる。また使用回線の
データ送信速度や回線の混雑状況や通信回線の単位時間
あたりの使用料金などの情報は、無線通信回路71と無
線基地局120との交信により得る。またタイマ74に
より時間帯の情報を得る。
【0080】画像データの表示の順番は時系列であって
まず最新の撮影日時または受信日時の画像データを表示
し、その後方向ボタン23、24の操作により時系列の
順に従って過去の画像データに向かって、あるいは最新
の画像データに向かって画像データを切り換えて表示す
る。また受信画像データを左画面21に表示する際には
LED29を点灯し画像データが受信画像である旨を表
示する。また未再生の受信画像データを再生表示した場
合には、その画像データに付随する受信情報データの再
生有無を“あり”に変更するとともに、該受信画像の送
信元対し、受信した画像の再生を行った旨を通知する。
該画像再生通知には、画像ファイル名データと通知の送
信元のデータと再生時刻のデータが含まれる。また送信
画像を選択するための画像再生により使用者宛の未再生
の受信画像データがなくなった場合にはLED28を消
灯し、未再生の受信画像データがない旨を表示する。O
Kボタン27の操作に応じて、その時左画面21に表示
されている画像ファイルが送信される画像ファイルとし
て確定し、S413に進む。
【0081】S413では、図59に示すように送信さ
れるべき画像データを左画面21に表示するとともに、
送信の際に画像データを添付するか否かを選択させるた
めに、右画面22に画像添付有無の設定項目を表示す
る。方向ボタン23、24により画像添付有無を選択
し、OKボタン27の操作に応じてS414に進む。S
414では、図60に示すように送信されるべき画像デ
ータを左画面21に表示するとともに、送信する画像デ
ータを転送許可・禁止を選択させるために、右画面22
に転送許可・禁止の設定項目を表示する。方向ボタン2
3、24により転送許可・禁止を選択し、OKボタン2
7の操作に応じてS415に進む。
【0082】S415では、図61に示すように送信さ
れるべき画像データを左画面21に表示するとともに、
右画面22には送信先データと送信対象画像のデータ容
量と個別送信モードの画像送信操作の説明を表示する。
送信/消去ボタン26の操作に応じて、その時左画面2
1に表示されている画像ファイルを選択された送信先に
送信する。また送信される画像ファイルには、添付画像
ありを選択した場合には既に添付画像に設定されている
添付画像を添付するとともに、選択された転送許可・禁
止のデータと送信元データを添付する。画像ファイル送
信後に、送信された画像ファイルの送信情報データの送
信有無を送信済みに設定するとともに、送信履歴に送信
先と送信日時を追加し、S411の送信先選択に戻る。
またOKボタン27を操作した場合は、左画面21に表
示されている画像ファイルの送信をキャンセルして、S
411の送信先選択に戻る。なお画像ファイル送信時に
は付加情報データのうち送信情報データと受信情報デー
タを除いた付加情報データと設定された転送禁止/許可
データと添付画像ありの場合は添付画像データと送信元
を識別するための送信元データが画像情報に添付され
る。
【0083】図62は、一括送信モード:全画像サブル
ーチンであり、S420で起動すると、S421では図
63に示すように左画面21には画像データを表示せず
に、右画面22に画像の送信先を選択させるために送信
先一覧を表示する。右画面22に表示された送信先を方
向ボタン23、24の操作により選択(図63において
選択された送信先を□で囲んで表示し、方向ボタン2
3、24の操作で□の位置が上下する。)し、OKボタ
ン27の操作によりS422に進む。
【0084】S422では図64に示すように左画面2
1には画像データを表示せずに、右画面22に選択され
た送信先と予想送信料金と予想送信時間と送信対象画像
の総データ容量と一括送信モード:全画像モードの画像
送信操作の説明を表示する。送信/消去ボタン26の操
作に応じて、個人別フォルダに格納されている全画像フ
ァイル(送信許可が設定された画像ファイル)を送信先
に送信する。画像ファイル送信後に、送信された画像フ
ァイルの送信情報データの送信有無を送信済みに設定す
るとともに、送信履歴に送信先と送信日時を追加し、S
401の送信モード選択に戻る。OKボタン27を操作
した場合は、一括送信モード:全画像をキャンセルし
て、S401の送信モード選択に戻る。なお画像ファイ
ルが送信許可か送信禁止かは図9に示す送信情報データ
の送信禁止の設定状態に基づいて判別される。なお画像
ファイル送信時には付加情報データのうち送信情報デー
タと受信情報データを除いた付加情報データと送信元を
識別するための送信元データが画像情報に添付される。
【0085】図65は、一括送信モード:撮影画像サブ
ルーチンであり、S430で起動すると、S431では
左画面21には画像データを表示せずに、右画面22に
画像の送信先を選択させるために送信先一覧を表示す
る。右画面22に表示された送信先を方向ボタン23、
24の操作により選択し、OKボタン27の操作により
S432に進む。
【0086】S432では左画面21には画像データを
表示せずに、右画面22に選択された送信先と予想送信
料金と予想送信時間と送信対象画像の総データ容量と一
括送信モード:撮影画像モードの画像送信操作の説明を
表示する。送信/消去ボタン26の操作に応じて、個人
別フォルダの下の撮影画像フォルダに格納されている全
ての撮影画像ファイル(送信許可が設定された撮影画像
ファイル)を送信先に送信する。画像ファイル送信後
に、送信された画像ファイルの送信情報データの送信有
無を送信済みに設定するとともに、送信履歴に送信先と
送信日時を追加し、S401の送信モード選択に戻る。
OKボタン27を操作した場合は、一括送信モード:撮
影画像をキャンセルして、S401の送信モード選択に
戻る。なお画像ファイル送信時には付加情報データのう
ち送信情報データと受信情報データを除いた付加情報デ
ータと送信元を識別するための送信元データが画像情報
に添付される。
【0087】図66は、一括送信モード:受信画像サブ
ルーチンであり、S440で起動すると、S441では
左画面21には画像データを表示せずに、右画面22に
画像の送信先を選択させるために送信先一覧を表示す
る。右画面22に表示された送信先を方向ボタン23、
24の操作により選択し、OKボタン27の操作により
S442に進む。
【0088】S442では図67に示すように左画面2
1には画像データを表示せずに、右画面22に受信画像
の送信元を選択させるために送信元一覧と、該送信元か
らの送られてきた受信画像ファイルの総データ容量を表
示する。右画面22に表示された送信元を方向ボタン2
3、24の操作により選択(図67において選択された
送信元を□で囲んで表示し、方向ボタン23、24の操
作で□の位置が上下する。)し、OKボタン27の操作
によりS443に進む。
【0089】S443では図68に示すように左画面2
1には画像データを表示せずに、右画面22に選択され
た送信先と送信元と予想送信料金と予想送信時間と送信
対象画像の総データ容量と一括送信モード:受信画像モ
ードの画像送信操作の説明を表示する。送信/消去ボタ
ン26の操作に応じて、個人別フォルダの下の受信画像
フォルダに格納されている画像ファイルのうち選択され
た送信元から送られてきた受信画像ファイル(送信許可
が設定された受信画像ファイル)を選択された送信先に
送信する。画像ファイル送信後に、送信された画像ファ
イルの送信情報データの送信有無を送信済みに設定する
とともに、送信履歴に送信先と送信日時を追加し、S4
01の送信モード選択に戻る。OKボタン27を操作し
た場合は、一括送信モード:受信画像をキャンセルし
て、S401の送信モード選択に戻る。なお画像ファイ
ル送信時には付加情報データのうち送信情報データと受
信情報データを除いた付加情報データと送信元を識別す
るための送信元データが画像情報に添付される。
【0090】図69は、一括送信モード:未送信画像サ
ブルーチンであり、S450で起動すると、S451で
は左画面21には画像データを表示せずに、右画面22
に画像の送信先を選択させるために送信先一覧を表示す
る。右画面22に表示された送信先を方向ボタン23、
24の操作により選択し、OKボタン27の操作により
S452に進む。
【0091】S452では図70に示すように左画面2
1には画像データを表示せずに、右画面22に選択され
た送信先と予想送信料金と予想送信時間と送信対象画像
の総データ容量と一括送信モード:未送信画像モードの
画像送信操作の説明を表示する。送信/消去ボタン26
の操作に応じて、個人別フォルダに格納されている全て
の未送信画像ファイル(送信許可が設定された画像ファ
イル)を選択された送信先に送信する。画像ファイル送
信後に、送信された画像ファイルの送信情報データの送
信有無を送信済みに設定するとともに、送信履歴に送信
先と送信日時を追加し、S401の送信モード選択に戻
る。OKボタン27を操作した場合は、一括送信モー
ド:未送信画像をキャンセルして、S401の送信モー
ド選択に戻る。なお未送信画像ファイルは、図9に示す
送信情報データの送信有無の設定状態に基づいて判別さ
れる。なお画像ファイル送信時には付加情報データのう
ち送信情報データと受信情報データを除いた付加情報デ
ータと送信元を識別するための送信元データが画像情報
に添付される。
【0092】図71は、一括送信モード:未送信撮影画
像サブルーチンであり、S460で起動すると、S46
1では左画面21には画像データを表示せずに、右画面
22に画像の送信先を選択させるために送信先一覧を表
示する。右画面22に表示された送信先を方向ボタン2
3、24の操作により選択し、OKボタン27の操作に
よりS462に進む。
【0093】S462では図72に示すように左画面2
1には画像データを表示せずに、右画面22に選択され
た送信先と予想送信料金と予想送信時間と送信対象画像
の総データ容量と一括送信モード:未送信画像モードの
画像送信操作の説明を表示する。送信/消去ボタン26
の操作に応じて、個人別フォルダの下の撮影画像フォル
ダに格納されている選択された送信先への未送信撮影画
像ファイル(送信許可が設定された画像ファイル)を選
択された送信先に送信する。画像ファイル送信後に、送
信された画像ファイルの送信情報データの送信有無を送
信済みに設定するとともに、送信履歴に送信先と送信日
時を追加し、S401の送信モード選択に戻る。OKボ
タン27を操作した場合は、一括送信モード:撮影画像
をキャンセルして、S401の送信モード選択に戻る。
なお選択された送信先への未送信撮影画像ファイルは図
9に示す送信情報データの送信履歴に基づいて判別され
る。なお画像ファイル送信時には付加情報データのうち
送信情報データと受信情報データを除いた付加情報デー
タと送信元を識別するための送信元データが画像情報に
添付される。
【0094】図73は、一括送信モード:未送信受信画
像サブルーチンであり、S470で起動すると、S47
1では左画面21には画像データを表示せずに、右画面
22に画像の送信先を選択させるために送信先一覧を表
示する。右画面22に表示された送信先を方向ボタン2
3、24の操作により選択し、OKボタン27の操作に
よりS472に進む。
【0095】S472では左画面21には画像データを
表示せずに、右画面22に選択された送信先と予想送信
料金と予想送信時間と送信対象画像の総データ容量と一
括送信モード:未受信画像モードの画像送信操作の説明
を表示する。送信/消去ボタン26の操作に応じて、個
人別フォルダの下の受信画像フォルダに格納されている
選択された送信先への未送信受信画像ファイル(送信許
可が設定された画像ファイル)を選択された送信先に送
信する。画像ファイル送信後に、送信された画像ファイ
ルの送信情報データの送信有無を送信済みに設定すると
ともに、送信履歴に送信先と送信日時を追加し、S40
1の送信モード選択に戻る。OKボタン27を操作した
場合は、一括送信モード:受信画像をキャンセルして、
S401の送信モード選択に戻る。なお選択された送信
先への未送信受信画像ファイルは図9に示す送信情報デ
ータの送信履歴に基づいて判別される。なお画像ファイ
ル送信時には付加情報データのうち送信情報データと受
信情報データを除いた付加情報データと送信元を識別す
るための送信元データが画像情報に添付される。
【0096】なお上記送信モードの各モードにおいて送
信可能な画像ファイルがない場合またはなくなった場合
は、その旨を右画面22で表示する。以上説明した実施
形態においては、個人識別回路75により電子カメラ1
00の使用者を識別し、個人識別結果に応じて個人別フ
ォルダを作成し、該個人別フォルダに撮影した画像や受
信した画像を個人別に格納するとともに、画像の再生、
消去、送信などの操作を該個人別フォルダ内の画像に制
限しているので、複数の人が電子カメラ100を共用し
て使用する場合に、以下のようなメリットがある。 ・画像再生時に、他人に自分の画像を見られずプライバ
シーを守れる。 ・画像再生・消去・送信時に、全画像ファイルから自分
の画像ファイルを探 す手間が省け、効率的に画像を再
生・消去・送信できる。 ・画像消去・送信時に、他人の画像を誤って消去・送信
することを防止でき る。
【0097】上記実施形態においては、電子カメラ10
0で撮影した画像と電子カメラ100が外部から受信し
た画像を別々のフォルダに格納するとともに、再生・消
去・送信のモードを全画像・撮影画像・受信画像に対し
て設けているので、以下のようなメリットがある。 ・画像再生・消去・送信時に、撮影画像と受信画像を分
別して再生・消去・ 送信することが容易になり、使用
者の意図に応じて効率的に画像再生・消 去・送信を行
うことができる。 ・例えば自分で撮影した画像のみを外部に送信すること
により、撮影画像の バックアップが簡便に行える。ま
た受信画像のみを再生することにより、 受信画像のチ
ェックを簡便に行える。
【0098】上記実施形態においては、カメラの使用者
宛の未再生の受信画像が存在する場合にはLED28を
点灯し、その旨を表示するので、以下のようなメリット
がある。 ・カメラ使用者は画像撮影・再生・消去・送信時にも、
外部からの自分宛の 画像の受信を直ちに認知でき、必
要に応じて該受信画像をすぐに再生表示 することが可
能になる。 ・未再生受信画像の再生忘れを防止することができる。
【0099】上記実施形態においては、受信画像再生モ
ード、全画像再生モードにおいて未再生の受信画像を優
先的に再生表示するので、以下のようなメリットがあ
る。 ・未再生受信画像の再生忘れを防止することができる。 ・確認の必要な未再生受信画像を効率よく再生すること
ができる。
【0100】上記実施形態においては、撮影画像再生モ
ードでは撮影画像と撮影データを左画面21と右画面2
2に同時表示するので、以下のようなメリットがある。 ・撮影データと撮影結果との因果関係を一目で把握で
き、効率的な撮影技術 の習得が可能になる。
【0101】上記実施形態においては、全画像再生モー
ド・個別消去モード・個別送信モードでは受信画像を再
生する場合にはLED29を点灯し、再生する画像が受
信画像である旨を表示するので、以下のようなメリット
がある。 ・使用者は再生された画像が撮影画像か受信画像かを瞬
時に判別でき、判別 結果に応じて画面送り、消去、送
信等の処置を直ちに実行することができ る。
【0102】上記実施形態においては、受信画像再生モ
ード・全画像再生モードでは受信画像を再生する場合に
は、右画面22に該画像の送信元に関連する添付画像や
メッセージを表示するので、以下のようなメリットがあ
る。 ・顔画像やアイコン等の送信元の特徴を視覚的に識別可
能な添付画像により 送信元を表示することにより、テ
キストデータ等で送信元を表示する場合 に比較して、
受信者が送信元または送り主を直感的に認識することが
でき る。 ・顔画像やアイコン等を添付画像として表示することに
より、コミュニケー ションの手段としてより親近度を
増すことができる。
【0103】上記実施形態においては、消去・送信モー
ドでは消去・送信動作が実行される前に、右画面22に
消去または送信の対象となる画像の総データ容量を表示
するので、以下のようなメリットがある。 ・使用者は消去・送信動作の前に、予め画像消去実行の
結果メモリカード1 04の記憶容量にどの程度空きが
生ずるか、または画像送信のデータ容量 がどの程度に
なるかを把握できるので、把握結果と現在状況に応じて
消去 ・送信を実行すべきか否かや消去・送信の追加実
行の要否を判断すること ができる。 ・例えば画像消去による記憶容量の増加が、これから撮
影しようとする画像 のデータ容量に比較して少ない場
合には、更なる画像消去を追加実行する ことができ
る。また送信対象の画像のデータ容量が多く、送信中に
次の撮 影を行わなければならない可能性が高い場合
は、該画像の送信をキャンセ ルする等の処置を行うこ
とができる。
【0104】上記実施形態においては、個別消去モード
では消去禁止設定されている画像を左画面21に表示せ
ず、初めから消去対象から外しているので、以下のよう
なメリットがある。 ・消去許可設定されている画像のみが左画面21に表示
され、方向ボタン2 3、24により選択することがで
きるので、効率的に画像の選択・消去を 行うことがで
きる。
【0105】上記実施形態においては、一括消去モー
ド:全画像、受信画像、送信済み画像、送信済み受信画
像では未再生の受信画像を消去対象から外しているの
で、以下のようなメリットがある。 ・未再生の受信画像を誤って消去してしまうことを防止
できる。 ・未再生の受信画像を選別する手間なく再生済みの画像
を一括消去できる。
【0106】上記実施形態においては、一括消去モー
ド:受信画像または一括送信モード:受信画像では送信
元を選択し、受信画像を送信元毎に分別して一括して消
去・送信できるので、以下のようなメリットがある。 ・受信画像を送信元単位で一括消去することにより、効
率的かつきめ細かに 受信画像の整理を行うことが可能
になる。 ・例えば仕事上の画像を送信してくる仕事関連の送信元
とプライベートな画 像を送信してくる個人関連の送信
元がある場合には、重要性の低い個人関 連の送信元か
ら受信した画像のみを一括消去するようなことができ
る。 ・また例えば特定の送信元から送られてくる受信画像の
みを外部の画像デー タベースに送信してバックアップ
しておくことが容易に可能となる。
【0107】上記実施形態においては、一括消去モー
ド:受信画像または一括送信モード:受信画像では送信
元選択の際に、送信元毎の受信画像の総データ容量を表
示するので、以下のようなメリットがある。 ・使用者は受信画像を送信元毎に分別して消去・送信動
作を実行する前に、 予め送信元毎の受信画像消去実行
の結果メモリカード104の記憶容量に どの程度空き
が生ずるか、または画像送信のデータ容量がどの程度に
なる かを把握できるので、把握結果と現在状況に応じ
て消去・送信を実行すべ きか否かや消去 ・送信の追加実行の要否をきめ細かく効率的に判断する
こ とができる。 ・例えば特定の送信元からの受信画像消去による記憶容
量の増加が、これか ら撮影しようとする画像のデータ
容量に比較して少ない場合には、更なる 受信画像消去
を追加実行することができる。また送信対象となる特定
の送 信元からの受信画像のデータ容量が多く、送信中
に次の撮影を行わなけれ ばならない可能性が高い場合
は、該画像の送信をキャンセルする等の処置 を行うこ
とができる。
【0108】上記実施形態においては、一括消去モー
ド:送信済み画像、送信済み撮影画像、送信済み受信画
像では送信済み画像のみを分別して消去できるので、以
下のようなメリットがある。 ・送信済みの画像を手動で選別する必要なく自動的に一
括して消去できるの で、画像を外部パソコン等に送信
してバックアップした後に、効率的に送 信済みの画像
を消去することが可能である。 ・未送信の画像を外部にバックアップすることなく誤っ
て消去することを防 止できる。
【0109】上記実施形態においては、一括消去モー
ド:送信済み撮影画像、送信済み受信画像では送信済み
画像を送信先毎に分別して消去できるので、以下のよう
なメリットがある。 ・送信済み画像を送信先単位で一括消去することによ
り、効率的かつきめ細 かに送信済み画像の整理を行う
ことが可能になる。 ・例えば画像をひとつのメインとなる外部装置に送信し
て画像データベース を構築する場合、該外部装置に送
信した画像のみを消去することが可能に なり、その他
の外部装置に送信した画像については誤って消去するこ
とを 防止することができる。
【0110】上記実施形態においては、一括消去モー
ド:送信済み撮影画像、送信済み受信画像では、送信先
を選択する際に、送信先毎の送信済み画像の総データ容
量を表示するので、以下のようなメリットがある。 ・使用者は送信済み画像を送信先毎に分別して消去動作
を実行する前に、予 め送信先毎の送信済み画像消去実
行の結果メモリカード104の記憶容量 にどの程度空
きが生ずるかを把握できるので、把握結果と現在状況に
応じ て消去を実行すべきか否かや消去の追加実行の要
否をきめ細かく効率的に 判断することができる。 ・例えば特定の送信先への送信済み画像消去による記憶
容量の増加が、これ から撮影しようとする画像のデー
タ容量に比較して少ない場合には、更な る画像消去を
追加実行することができる。
【0111】上記実施形態においては、送信モードでは
転送禁止設定されている受信画像の送信を禁止している
ので、以下のようなメリットがある。 ・受信画像が転送禁止設定されていた場合には、電子カ
メラ100が自動的 に送信禁止設定するとともに、送
信禁止設定の書き換えを禁止しているの で、誤ってま
たは意図的に転送禁止設定された受信画像を外部に送信
する ことを防止できる。 ・従って不特定多数に流布されたくない画像について
は、転送禁止設定を行 うことにより安心して送信する
ことができる。 ・また受信画像に添付されている転送禁止設定は、受信
した電子カメラ側で は書き換えができないようになっ
ているので、さらにセキュリティが向上 する。
【0112】上記実施形態においては、送信モードでは
送信する画像ファイルの総データ容量に応じて、予想送
信料金と予想送信時間を表示するので、以下のようなメ
リットがある。 ・使用者は画像送信に必要な送信時間と送信料金を、種
々の状況を勘案して 自ら算出する必要なく自動的に予
め把握できるので、把握結果と現在状況 に応じて送信
実行の要否をきめ細かく効率的に判断することができ
る。 ・例えば送信料金が高額な場合はその時点での画像送信
を中止し、異なる時 点(例えば通信料金が低下する夜
間)に送信する等の処置を講ずることが できる。 ・また送信時間が予想以上であり、通信終了前に次の撮
影を開始しなければ ならないような場合には、その時
点での画像送信を中止し、別時点で画像 送信を行う等
の処置を講ずることができる。 ・個別送信モードでは、画像と予想送信時間および予想
送信料金が同時に表 示され一目で確認できるので、そ
の画像を送信するか否かの判断を瞬時に 行うことがで
きる。
【0113】上記実施形態においては、個別送信モード
では送信禁止設定されている画像を左画面21に表示せ
ず、初めから送信対象より外しているので、以下のよう
なメリットがある。 ・送信許可設定されている画像のみが左画面21に表示
され、方向ボタン2 3、24により選択することがで
きるので、より短時間で効率的に画像の 選択・送信を
行うことができる。
【0114】上記実施形態においては、個別送信モード
では選択された送信先に既に送信済みの画像を左画面2
1に表示せず、初めより送信対象から外しているので、
以下のようなメリットがある。 ・選択された送信先に未送信の画像のみが左画面21に
表示され、方向ボタ ン23、24により選択すること
ができるので、効率的に画像の選択・送 信を行うこと
ができる。 ・例えば画像を特定の送信先に送信して画像データベー
スを構築する際には 、該送信先へ送信済みの画像を誤
って再送信することを防止できる。
【0115】上記実施形態においては、個別送信モード
では送信実行前に送信対象となっている画像の送信履歴
を表示するので、以下のようなメリットがある。 ・既に特定の送信先に送信してバックアップした画像
を、誤って別の送信先 に送信して再度バックアップす
るようなことを防止できる。 ・また送信履歴は画像データと同時に自動的に表示され
るので、送信先、送 信日時と画像データの確認が簡便
にできるとともに、送信履歴を確認する ための操作や
操作部材が不要となる。
【0116】上記実施形態においては、個別送信モード
では選択された送信先への画像送信の直前に転送禁止の
設定と添付画像の有無の設定を行っているので、以下の
ようなメリットがある。 ・送信先毎に送信画像の転送禁止の設定と添付画像の有
無をきめ細かに設定 することができる。 ・例えば親しい間柄の人の送信先に画像を転送する場合
は、その画像を不特 定多数に転送される危険がなく、
その人の友達関係に転送してもらっても 構わないの
で、転送禁止は解除するとともに、添付画像を付けて親
近度を 表すことができる。 ・また素性が明確でない人の送信先に画像を転送する場
合には、転送禁止に 設定することにより不特定多数へ
の転送の危険を防止するとともに、添付 画像なしに設
定することによりビジネスライクな関係を維持すること
が可 能になる。
【0117】上記実施形態においては、一括送信モード
では送信対象となる画像を選択した送信先にまとめて送
信するので、以下のようなメリットがある。 ・画像を個別に送信する場合に比較して、送信先の設定
を個々に行う必要が ないので、短時間に送信の設定が
できるとともに、個々の画像送信に送信 先との画像送
信前後の交信が不要となり、画像送信全体の時間を短く
でき るため、送信料金を低価格に抑えることが可能で
ある。
【0118】上記実施形態においては、一括送信モー
ド:未送信画像、未送信撮影画像、未送信受信画像では
未送信画像のみを分別して送信できるので、以下のよう
なメリットがある。 ・未送信画像を手動で選別する必要なく自動的に一括し
て送信できるので、 画像を外部パソコン等に送信して
バックアップしたり、画像データベース を構築する際
に、短時間に効率的に未送信画像を送信することが可能
であ る。 ・送信済みの画像を含めて一括送信した場合に生ずる送
信時間と送信料金の 無駄をなくすことができる。
【0119】上記実施形態においては、一括送信モー
ド:未送信撮影画像、未送信受信画像では未送信画像を
送信先毎に分別して送信できるので、以下のようなメリ
ットがある。 ・未送信画像を送信先単位で一括送信することにより、
効率的かつきめ細か に未送信画像の送信を行うことが
可能になる。 ・例えば画像をひとつのメインとなる外部装置に送信し
て画像データベース を構築する場合、該外部装置に未
送信の画像のみを送信することにより、 短時間に効率
的に未送信画像を送信することが可能である。 ・特定の送信先に送信済みの画像を含めて一括送信した
場合に生ずる送信時 間と送信料金の無駄をなくすこと
ができる。 ・特定の送信先に未送信な画像を手動で検索する手間が
省け、短時間に効率 的に画像送信することができる。
【0120】(変形形態の説明)本発明は以上説明した
実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可
能である。上記実施形態において、電子カメラ100が
無線通信回路71を内蔵し、該無線通信回路71を介し
て直接無線基地局120と無線交信することにより撮影
した画像を外部に送信したり、外部から画像を受信して
いるが、電子カメラ100が無線通信回路71を内蔵せ
ず、携帯電話等の外部無線通信装置と有線で接続し、該
携帯電話等の外部無線通信装置を介して無線基地局12
0と無線交信することにより撮影した画像を外部に送信
したり、外部から画像を受信するようにしても構わな
い。このようにすれば、電子カメラ100に無線通信回
路71が不要になるので、電子カメラ100をコンパク
トに構成できるとともに、コストを低く押さえることが
できる。また電子カメラ100がブルーツース等の近距
離無線手段を内蔵し、外部の機器と直接画像を送信、受
信するようにしてもよい。このようにすれば、ショッピ
ングモールなどに設置されたブルーツース等の近距離無
線送信機器から、商品画像などの商品情報を直接受信で
きるので、短時間に無料で画像通信を行うことができ
る。
【0121】上記実施形態において、電子カメラ100
と外部のパソコン、画像データベース、電子カメラとの
間で画像の送信・受信を行うシステムとなっているが、
画像の表示・送信・受信を行える携帯機器に電子カメラ
100を置き換えたシステムとすることも可能である。
例えば画像表示の可能な携帯電話間での画像の送信・受
信や携帯型デジタル端末(PDA)間の画像の送信・受
信やデジタル画像鑑賞用の小型携帯型電子アルバム間の
画像の送信・受信などにも上記実施形態を適用すること
ができる。このような実施形態においては、セキュリテ
ィが確保された画像の送信・受信が可能になるので、屋
外や出先で主として用いられる携帯機器に適用すること
により、携帯機器としての特性をより向上させることが
できるとともに、携帯機器を使用したコミュニケーショ
ンの内容をより豊かにすることができる。また先般頻繁
になってきた携帯機器を使用した電子商取引における商
品画像のやりとりにおいても、セキュリティが高くしか
も効率的な画像操作が可能になる。
【0122】特に撮像機能を有した電子カメラやカメラ
付き携帯電話などの携帯機器においては、撮影した画像
を直ぐに高セキュリティに効率的良く外部に送信するこ
とができるので、送信画像を通じてリアルタイムで臨場
感が高くしかも安全性の高いコミュニケーションを促進
させることができる。
【0123】また本発明は一般の人が使用する電子カメ
ラや携帯電話や携帯端末などの携帯型画像機器に有効で
あるが、パソコン、ワークステーション、画像データベ
ース等の専門家が使用する電子画像機器に対してももち
ろん有効である。上記実施形態において、有線または無
線の一般公衆電話回線またはインターネットを用いて電
子カメラ100と外部のパソコン、画像データベース、
電子カメラとの間で画像の送信・受信を行うシステムと
なっているが、個人別に全ての使用機器のIPアドレス
を設定するとともに、該IPアドレスに基づき画像の送
信・受信を全てインターネット網により行うシステムと
してもよい。このようにすれば、一部または全て電話回
線を使用して画像の送信・受信を行う場合に比較して、
情報の転送速度が飛躍的に向上するため、画像の送信・
受信を短時間にストレスなく行うことができる。また暗
号化等のインターネット上での高度なセキュリティ技術
を使用できるので、画像の送信・受信のセキュリティが
向上するとともに、電話回線を利用した画像の送信・受
信より通信コストを低く押さえることができる。また画
像の送信・受信には電話回線やインターネット以外にも
専用回線やイーサネット(登録商標)等のLAN回線等
も使用できる。
【0124】上記実施形態において、電子カメラ100
から静止画像を外部に送信しているが、動画像を外部に
送信するようにしてもよい。また添付画像は送信先が識
別できればよいので、画像情報(本画像)よりも高い圧
縮率や解像度が粗い記録モードによる画像でよい。また
添付画像を動画像とする場合は、データ容量を削減する
ために、フレームを間引いて粗い動きの画像にするよう
にしてもよい。
【0125】上記実施形態において、撮影した画像や受
信した画像を電子カメラ100に対し取り外し可能な携
帯型のメモリカード104に格納しているが、電子カメ
ラ100に組み込まれた不揮発性の内蔵メモリ(フラッ
シュメモリなど)に画像を格納するようにしてもよい。
このようにすれば、メモリカード104の装着機構が不
要となるので、電子カメラ100をよりコンパクトに
し、携帯性を向上させることができる。
【0126】上記実施形態において、受信画像は個人別
フォルダの下の受信画像フォルダに格納されているが、
受信画像フォルダに下にさらに送信元毎のフォルダを設
け、受信画像ファイルを送信元毎に分別して送信元毎の
フォルダに格納するようにしてもよい。このようにすれ
ば、一括消去モード:受信画像や一括送信モード:受信
画像の場合に、送信元毎の受信画像の消去、送信の操作
を容易にすることができる。
【0127】上記実施形態において、図7に示すように
同じ画像ファイルの中に画像データと付加情報データを
格納しているが、画像データと付加情報データを別々の
ファイルにするとともに、画像データを格納したファイ
ルと付加情報データを格納したファイルを関連づけるリ
ストを用いて管理するようにしてもよい。このようにす
れば、画像データのみを独立して操作できるために、画
像ファイル構造の異なる画像システム間での画像データ
のやりとりが簡便になる。
【0128】上記実施形態において、左画面21および
右画面22をLCDにより構成しているが、自己発光型
の有機EL(エレクトロルミネッセント)表示デバイス
等他の表示デバイスを用いることもできる。上記実施形
態において、撮影時の電子カメラ100の位置をGPS
回路61により検出しているが、位置検出手段として無
線通信回路71を用い、無線基地局120との交信によ
り電子カメラ100の位置情報を得るようにしてもよ
い。このようにすれば、GPSを用いた位置検出よりも
検出精度は落ちるが、GPS回路71が不要になるの
で、電子カメラ100をコンパクトかつ低価格にするこ
とができる。
【0129】上記実施形態において、左画面21に画像
情報を表示し、右画面22にデータ情報を表示している
が、画面を1つにするとともに、データ情報を画像情報
の上にスーパーインポーズ表示(重畳した表示)するよ
うにしても構わない。例えば左画面21に表示されてい
る画像情報にデータ情報をスーパーインポーズする際に
は、データ情報表示のサイズを本画像のサイズより小さ
く(本画像の視認性を確保するために、画面の1/4程
度以下のサイズが望ましい)するとともに、データ情報
表示を画面の周辺(本画像の視認性を確保するために、
略四角形の画面の4隅の1つが望ましい)に配置する。
【0130】またCPU50が表示されている画像情報
を画像解析することにより、データ情報を表示する最適
な位置(本画像の鑑賞を妨げないような位置)を選択し
て、該選択した位置にデータ情報をスーパーインポーズ
表示するようにしてもよい。例えば画像情報の中で比較
的輝度変化(コントラスト変化)の少ない領域(空等の
背景である頻度が高い領域)を選択することにより、デ
ータ情報のスーパーインポーズ表示による本画像の視認
性の低下を防止することができる。またスーパーインポ
ーズするデータ情報を目立たせるために、選択した領域
が比較的高輝度の領域であった場合は、データ情報を黒
のテキストで表示し、選択した領域が比較的低輝度の領
域であった場合は、データ情報を白のテキストで表示す
るようにしてもよい。また選択した領域の色相を検出
し、該色相に対して目立つ色相でデータ情報をスーパー
インポーズ表示するようにしてもよい。また本画像に対
するデータ情報の識別を明確にするために、本画像がカ
ラーであった場合にはデータ情報を白黒で表示したり、
データ情報の表示部分を枠で囲って表示するようにして
もよい。また画像解析により画像情報の中の人物または
顔部分(主要被写体である可能性が高い部分)を抽出
し、該人物または顔の部分以外の領域にデータ情報をス
ーパーインポーズ表示するようにしてもよい。
【0131】また本画像の鑑賞の邪魔にならないよう
に、上記データ情報のスーパーインポーズ表示を、デー
タ情報の表示を開始してから所定時間(〜5秒程度以
内)で消すようにしてもよい。またデータ情報は必ずし
も本画像と重畳する必要はなく、同一画面内で本画像と
同時に本画像より小さなサイズで画面周辺の位置に表示
するようにすればよい。
【0132】このようにすれば、本画像の鑑賞を著しく
損なうことなく、データ情報を本画像の重要度が低い領
域に視認性よくスーパーインポーズ表示することができ
る。またLCD(液晶表示画面)を1つに統一できるた
め、電子カメラ100をコンパクトにできるとともに、
価格を低く抑えることができる。
【0133】上記実施形態において、受信画像再生モー
ドおよび全画像再生モードではカメラの使用者宛の新し
い画像ファイルを外部より受信した場合には、その時点
で画面に表示されている画像ファイルに替えて、受信し
た画像を直ちに画面に表示するようにしても構わない。
このようにすれば受信した画像に対する対応処置(返信
等)を時間遅れなく行うことが可能になる。
【0134】上記実施形態において、撮影モード、再生
モード、消去モード、送信モードではLED28を点灯
することにより使用者宛の未再生受信画像があることを
表示しているが、左画面21に本画像を再生中に該本画
像に重畳して、未再生受信画像の送信元をテキスト表示
したり、未再生受信画像に添付された顔画像などを表示
することにより、未再生受信画像の存在を使用者に報知
してもよい。
【0135】例えば図74に示すように左画面21に表
示された本画像に未再生受信画像に添付された顔画像等
をスーパーインポーズする際には、顔画像や送信元のテ
キスト表示のサイズを本画像のサイズより小さく(本画
像の視認性を確保するために、画面の1/4程度以下の
サイズが望ましい)するとともに、顔画像や送信元のテ
キスト表示を画面の周辺(本画像の視認性を確保するた
めに、略四角形の画面の4隅の1つが望ましい)に配置
する。
【0136】またCPU50が表示されている画像情報
を画像解析することにより、顔画像や送信元のテキスト
表示を表示する最適な位置(本画像の鑑賞を妨げないよ
うな位置)を選択して、該選択した位置に顔画像や送信
元のテキスト表示をスーパーインポーズ表示するように
してもよい。例えば画像情報の中で比較的輝度変化(コ
ントラスト変化)の少ない領域(空等の背景である頻度
が高い領域)を選択することにより、顔画像や送信元の
テキスト表示のスーパーインポーズ表示による本画像の
視認性の低下を防止することができるとともに、顔画像
や送信元のテキスト表示の視認性を良好にすることがで
きる。またスーパーインポーズする送信元のテキスト表
示を目立たせるために、選択した領域が比較的高輝度の
領域であった場合は、送信元のテキスト表示を黒色で表
示し、選択した領域が比較的低輝度の領域であった場合
は、送信元のテキスト表示を白色で表示するようにして
もよい。また選択した領域の色相を検出し、該色相に対
して目立つ色相で顔画像や送信元のテキスト表示をスー
パーインポーズ表示するようにしてもよい。また本画像
に対する顔画像や送信元のテキスト表示の識別を明確に
するために、本画像がカラーであった場合には顔画像や
送信元のテキスト表示を白黒で表示したり、顔画像や送
信元のテキスト表示を枠で囲って表示するようにしても
よい。また画像解析により画像情報の中の人物または顔
部分(主要被写体である可能性が高い部分)を抽出し、
該人物または顔の部分以外の領域に顔画像や送信元のテ
キスト表示をスーパーインポーズ表示するようにしても
よい。
【0137】また本画像の鑑賞の邪魔にならないよう
に、上記顔画像や送信元のテキスト表示のスーパーイン
ポーズ表示を、顔画像や送信元のテキスト表示の表示を
開始してから所定時間(〜5秒程度以内)で消すように
してもよい。顔画像や送信元のテキスト表示を表示する
タイミングは一定時間おきでもいいし、操作キー65に
よる操作が行われた場合でもよい。
【0138】また上記顔画像や送信元のテキスト表示は
必ずしも本画像と重畳する必要はなく、同一画面内で本
画像と同時に本画像より小さなサイズで画面周辺の位置
に表示するようにすればよい。このようにすれば、使用
者は未再生の受信画像の存在をLED28なしで知るこ
とができるとともに、本画像の鑑賞を著しく損なうこと
なく、上記顔画像や送信元のテキスト表示を本画像の重
要度が低い領域に視認性よくスーパーインポーズ表示す
ることができる。未再生受信画像の送信元の情報も知る
ことができるので、いますぐ再生したほうがいいか、後
で再生しても構わないかの判断を即座に下すことが可能
になる。
【0139】上記実施形態において、例えばファインダ
11の接眼部にハーフミラーを介して組み込まれた虹彩
検出手段により取り込んだ撮影者の虹彩イメージパター
ンと、予め登録された個人の虹彩イメージパターンを比
較することにより個人識別を行うようにしても構わな
い。このようにすれば電子カメラ100のファインダ1
1を利用して、コンパクトに虹彩検出手段を組み込むこ
とが可能になる。その他、指紋認識、顔画像認識、音声
認識などにより個人識別を行うことが可能である。
【0140】上記実施形態において、個人識別は電源O
N時に行っているが、一定時間毎に個人識別を行った
り、電子カメラ100の操作部材(操作キー)の操作時
に個人識別を行うようにしてもよい。このようにすれ
ば、電源ON中に使用者が変更になった場合にも対応で
きるようになる。例えばレリーズボタン16を2段押し
(半押しと全押し)の構成とし、半押しで個人識別を行
い、全押しで撮影を行うようにすれば、撮影する際には
必ず半押し行われるため、誰により撮影された画像なの
かを確実に識別することができる。
【0141】上記実施形態において、個人識別結果に応
じて画像が格納される個人別フォルダを切り換えている
が、個人識別結果に応じて自動的に画像の送信先を決定
するようにしてもよい。このようにすれば、例えば電子
カメラ100で撮影した画像の送信先が常に自宅にある
個人のパソコンである場合には、送信先の設定が不要と
なるので、効率的な画像送信が可能になる。
【0142】また顔画像の解析により個人識別を行う場
合には、撮影された顔画像を解析して個人識別し、個人
識別結果に応じて撮影された人物あてに撮影画像を自動
的に送信するようにしてもよい。また被写体となる人物
が携帯している携帯端末と電子カメラ100との間で無
線通信などにより個人識別が行える場合には、撮影時に
被写体となる人物の携帯している携帯端末から個人識別
データを入手し、個人識別データに従って撮影した画像
を撮影された人物あてに撮影画像を自動的に送信するよ
うにしてもよい。
【0143】上記実施形態において、個人識別結果に応
じて画像が個人別のフォルダに格納されているが、フォ
ルダにより画像と個人との対応関係を判別するのではな
く、図8の付加情報データに格納される個人識別データ
で画像と個人との対応関係を判別してもよい。例えば撮
影した画像データには撮影時の個人識別結果に応じて、
付加情報データの中の個人識別データが記録される。ま
た受信情報データにも個人識別データを設け、受信した
画像データについては、画像の宛先に応じて個人識別が
なされ、識別結果に応じて受信情報データのなかの個人
識別データに記録される。このようにすれば、個人別フ
ォルダの管理の手間を省くことができる。
【0144】上記実施形態において、LED29を点灯
することにより左画面21に表示された画像が受信画像
である旨を表示しているが、左画面21に表示する受信
画像の縁部を特定の色またはパターンで表示することに
より識別を行ってもよい。このように受信画像の表示形
態を撮影画像の表示形態と異ならせることにより、受信
画像識別表示用のLEDを不要にすることができる。こ
れ以外でも音声やテキスト表示により受信画像識別を行
なうようにしてもよい。
【0145】上記実施形態において、受信した画像を再
生する場合には、受信した画像に添付された顔画像やア
イコンを同時に表示することにより、受信画像の送信元
を直感的に認知させているが、画像受信側の電子カメラ
において予め送信元毎のアイコンや顔画像を送信元に関
連付けてメモリに記憶しておき、外部から画像を受信し
た場合には、画像の送信元の情報を受信した画像ととも
にメモリに記憶するとともに、受信画像を再生表示する
場合には、再生表示する受信画像の送信元情報に対応し
た顔画像やアイコンを、受信画像と同時に再生表示する
ようにしてもよい。このようにすれば、画像毎に顔画像
等を添付する場合に比較して、メモリのデータ記憶容量
を有効に活用できるとともに、画像の送信時間を短縮で
き、送信料金を低く抑えることができる。
【0146】上記実施形態において、送信画像に添付さ
れる画像は図9に示す送信情報データの添付設定が設定
とされている1つの画像に限定されていたが、複数の画
像に対し添付設定の設定を可能にし、画像送信時に画像
添付を選択した場合には、複数の添付画像候補のなかか
ら1つまたは複数の添付画像を選択するようにしてもよ
い。このようにすれば送信する画像の種類(業務/プラ
イベート)に応じて、最適な添付画像を簡便に選択して
添付することが可能になる。また添付画像としては、動
画像を添付してもよい。このようにすれば、画像受信側
での送信元の識別能力をより一層向上させることができ
る。
【0147】また送信画像の撮影者を撮影時に記録され
た個人識別データや画像送信時に個人識別回路75で得
られる個人識別結果に基づいて撮影者または送信者を判
別し、該個人識別データや個人識別結果に応じて予め登
録されているアイコン画像または顔画像の中から該送信
画像の撮影者または送信者に対応するアイコン画像また
は顔画像を選択し、該選択したアイコン画像または顔画
像を自動的に添付するようにしてもよい。アイコン画像
は必要に応じて、インターネットによりアイコン画像サ
イトからダウンロードするようにしてもよい。このよう
にすれば添付画像の選択の手間を省き、効率的に画像送
信が可能になる。
【0148】またアイコン画像または顔画像は、画像の
撮影者または送信者だけでなく、画像の所有者、著作権
者などを現すのに使用することもできる。画像に添付さ
れたアイコン画像または顔画像が、画像の撮影者、所有
者、著作権者を現す場合には、画像の受信側では該添付
画像を消去したり、新たな添付画像に更新することは禁
止され、受信した画像を更に外部に転送する場合でも、
画像を受信した際に添付されてきた添付画像をそのまま
添付するようにする。このようにすれば、画像の受信者
は受信画像の撮影者、所有者、著作権者の情報を簡便に
識別することができるので、画像の著作権に関するトラ
ブルを未然に防ぐことができる。
【0149】上記実施形態において、画像を外部に送信
する場合には、送り主を視覚により直感的に認識できる
ように顔画像を添付しているが、CPU50は添付画像
に設定された顔画像から画像処理により背景を除いた顔
部分のみを抽出して添付画像として送信してもよい。こ
のようにすれば背景がなくなるため、より一層認識率を
あげることができる。またCPU50は画像合成処理に
より、抽出した顔部分に予め設定された背景画像を合成
して、添付画像として送信してもよい。このようにすれ
ば、元の顔画像の背景によらず、送り主の趣味に合った
見やすい背景を選んで顔画像を添付することができる。
【0150】上記実施形態において、受信画像再生モー
ドまたは全画像再生モードでは左画面21に受信画像再
生時は、右画面22に添付画像を同時に表示している
が、受信画像再生モード/全画像再生モード/個別消去
モード/個別送信モードにおいて、外部から受信した画
像を再生する場合には、左画面21に表示された受信画
像に添付画像や撮影場所の情報等をスーパーインポーズ
してもよい。
【0151】例えば図74や図75に示すように左画面
21に表示された受信画像に該受信画像に添付された顔
画像や該受信画像の撮影場所の情報等をスーパーインポ
ーズする際には、顔画像や撮影場所のテキスト表示のサ
イズを本画像のサイズより小さく(本画像の視認性を確
保するために、画面の1/4程度以下のサイズが望まし
い)するとともに、顔画像や撮影場所のテキスト表示を
画面の周辺(本画像の視認性を確保するために、略四角
形の画面の4隅の1つが望ましい)に配置する。
【0152】またCPU50が表示されている画像情報
を画像解析することにより、顔画像や撮影場所のテキス
ト表示を表示する最適な位置(本画像の鑑賞を妨げない
ような位置)を選択して、該選択した位置に顔画像や撮
影場所のテキスト表示をスーパーインポーズ表示するよ
うにしてもよい。例えば画像情報の中で比較的輝度変化
(コントラスト変化)の少ない領域(空等の背景である
頻度が高い領域)を選択することにより、顔画像や撮影
場所のテキスト表示のスーパーインポーズ表示による本
画像の視認性の低下を防止することができるとともに、
顔画像や撮影場所のテキスト表示の視認性を良好にする
ことができる。またスーパーインポーズする撮影場所の
テキスト表示を目立たせるために、選択した領域が比較
的高輝度の領域であった場合は、撮影場所のテキスト表
示を黒色で表示し、選択した領域が比較的低輝度の領域
であった場合は、撮影場所のテキスト表示を白色で表示
するようにしてもよい。また選択した領域の色相を検出
し、該色相に対して目立つ色相で顔画像や撮影場所のテ
キスト表示をスーパーインポーズ表示するようにしても
よい。また本画像に対する顔画像や撮影場所のテキスト
表示の識別を明確にするために、本画像がカラーであっ
た場合には顔画像や撮影場所のテキスト表示を白黒で表
示したり、顔画像や撮影場所のテキスト表示を枠で囲っ
て表示するようにしてもよい。また画像解析により画像
情報の中の人物または顔部分(主要被写体である可能性
が高い部分)を抽出し、該人物または顔の部分以外の領
域に顔画像や撮影場所のテキスト表示をスーパーインポ
ーズ表示するようにしてもよい。
【0153】また上記顔画像や撮影場所のテキスト表示
は必ずしも本画像と重畳する必要はなく、同一画面内で
本画像と同時に本画像より小さなサイズで画面周辺の位
置に表示するようにすればよい。また本画像の鑑賞の邪
魔にならないように、上記顔画像や撮影場所のテキスト
表示のスーパーインポーズ表示を、顔画像や撮影場所の
テキスト表示の表示を開始してから所定時間(〜5秒程
度以内)で消すようにしてもよい。顔画像や撮影場所の
テキスト表示を表示するタイミングは一定時間おきでも
いいし、操作キー65による操作が行われた場合でもよ
い。また受信画像の鑑賞の邪魔になるので、一度再生表
示された受信画像については上記顔画像や撮影場所のテ
キスト表示のスーパーインポーズ表示をしないようにし
てもよい。また左画面21に表示された受信画像に添付
画像や撮影場所の情報等をスーパーインポーズする代わ
りに、受信画像の送信元の情報をテキスト表示で受信画
像にスーパーインポーズするようにしてもよい。また撮
影場所の情報を、撮影場所を表す代表的なシンボル画像
としてスーパーインポーズ表示するようにしてもよい。
【0154】このようにすれば2つの画面を備えること
なく、受信画像の再生の際に、受信画像の送信先や撮影
場所を受信者に直感的に認識させることが可能になる。
また受信画像と同時に送信元や撮影場所を確認すること
ができるので、確認のための手間を省いて短時間に確認
することが可能になるとともに、画面表示用のLCDを
ひとつにすることができるので、電子カメラ100をコ
ンパクトで低価格にすることができる。また使用者によ
る本画像の鑑賞を著しく損なうことなく、上記顔画像や
撮影場所のテキスト表示を本画像の重要度が低い領域に
視認性よくスーパーインポーズ表示することができる。
【0155】また図76に示すようメッセージなどを顔
画像の近傍に配置した吹き出しの中に入れて表示すれ
ば、面白みを演出できるとともに、より一層親近感を醸
し出すことができる。またメッセージを音声情報で画像
情報に添付するとともに、顔画像の表示時に該メッセー
ジをスピーカ14により音声により出力するようにして
もよい。また画像認識により顔画像の口の部分を判別
し、音声の発生に連動して顔画像の口部分の画像を変形
することにより、あたかもしゃべっているように表示す
るようにしてもよい。このようにすれば、視覚および聴
覚を通じて多角的に情報を伝えられるので、コミュニケ
ーションの密度を一層高めることができる。
【0156】また未再生受信画像を再生する場合にの
み、受信画像に添付された添付画像を自動的にスーパー
インポーズして表示するようにし、再生済みの受信画像
を再生する場合は添付画像のスーパーインポーズ表示
は、操作部材の操作によって行うようにしてもよい。こ
のようにすれば、未再生の受信画像を初めて再生する場
合には、画像の送信先を示す添付画像のスーパーインポ
ーズ表示が自動的に行われるので送信先の確認が簡便に
できるとともに、2回目以降の受信画像の再生では邪魔
な添付画像なしに画像をじっくり鑑賞でき、必要に応じ
て送信先を確認することもできる。
【0157】上記実施形態において、CPU50はマイ
クロフォン15から入力される音声情報を音声認識・解
析してテキスト情報に変換し、該テキスト情報をメッセ
ージ情報データとしてメモリカード104に格納するよ
うにしてもよい。このようにすれば、メッセージ情報の
入力を容易に行うことができる。
【0158】上記実施形態において、受信画像再生モー
ドまたは全画像再生モードで受信画像を再生する際には
図33に示すように、右画面22に画像の送信元を識別
するための顔画像情報とメッセージ情報を表示している
が、図77に示すように顔画像情報と撮影場所情報と撮
影日時情報を右画面22に表示するようにしてもよい。
撮影場所情報と撮影日時情報は受信した画像ファイルの
付加情報データに含まれる位置情報データと撮影時間デ
ータに基づいて作成される。撮影場所データをさらにわ
かりやすいように撮影場所を表すアイコン情報または画
像情報にして表示してもよい。例えば撮影場所がニュー
ヨークであった場合は、自由の女神の画像を利用するこ
とができる。このようにすれば、送信元と同時に撮影場
所や撮影日時も確認することができるので、似たような
受信画像が多くある場合に、所望の画像を検索すること
が容易になる。また送信元の識別や撮影場所を識別する
ために表示される情報が言語に依存しないので、ワール
ドワイドで画像を利用したコミュニケーションを推進す
ることができる。さらに右画面22には撮影情報データ
などのそのほかの情報を表示してもよい。
【0159】上記実施形態において、再生モード、個別
消去モード、個別送信モードでは1画面に1つの画像を
表示し、方向ボタン23、24の操作により画像を切り
換えて選択しているが、1画面に多数の画面を表示する
サムネイル画像表示を行って選択するようにしてもよ
い。この場合画像の選択はタッチタブレット66等によ
り行う。このようにすれば、方向ボタン23、24を用
いて画像を順次送りながら選択するよりも容易に短時間
で画像選択を行うことができる。
【0160】上記実施形態において、再生モードで画像
毎に手動で消去禁止/許可、送信禁止/許可を設定して
いるが、画像の操作に応じて自動的に消去禁止/許可、
送信禁止/許可の設定を行うことができる。例えば図1
6に示す受信割込処理サブルーチンのS42において、
受信画像を一律に消去禁止または送信禁止としたり、送
信モードにおいて画像送信時に送信を行った画像が消去
禁止であった場合は消去許可に変更したり、再生モード
/消去モード/送信モードにおいて画像再生した際に再
生した画像が消去禁止であった場合は消去許可に変更し
たり、撮影モードにおいて撮影時に撮影した画像を一律
に消去禁止としたり、再生モード/消去モード/送信モ
ードにおいて画像再生されていない未再生画像を一律消
去禁止するとともに、画像再生された画像を自動的に消
去許可に変更するようにしてもよい。このようにすれ
ば、個々の画像を選択して消去禁止、送信禁止の設定を
手動で行う必要がなくなるので、設定の手間が省けると
ともに、設定忘れを防止することができる。また受信画
像を誤って外部に送信したり、消去してしまうことを防
止できるので、セキュリティを向上することができる。
またタイマ74の計時情報に基づいて、CPU50がメ
モリカード104からの画像の消去を設定された時間間
隔または設定された時刻に自動的に行う場合には、上記
のように画像の操作に応じて自動的に消去禁止/許可、
送信禁止/許可上記の設定を行うことにより、不用意に
必要な画像を消去することを防止できるとともに、必要
のなくなった画像については手間なく消去することがで
きる。
【0161】上記実施形態において、再生モードで画像
毎に消去禁止、送信禁止を設定しているが、画像の印刷
を禁止、画像の加工を禁止、画像の表示を禁止したりし
てもよい。このようにすれば、画像のセキュリティを更
に向上することができる。上記実施形態において、再生
モードで画像毎に消去禁止、送信禁止を設定している
が、複数画像を一括して消去禁止、送信禁止の設定を行
うようにしてもよい。例えば全て受信画像を一括して送
信禁止、消去禁止にすることにより、受信画像の消去禁
止、送信禁止の設定忘れを防止することができる。
【0162】上記実施形態において、個別消去モード、
一括消去モードで、手動により消去許可が設定されてい
る画像を消去しているが、消去許可が設定されている画
像を自動的に消去してもよい。例えばCPU50はタイ
マ74の計時情報を基に、無線通信回路71によりメモ
リカード104に格納されている画像を所定時間毎に消
去したり、指定された日時に消去したり、最後に再生さ
れた日時から所定時間経過した画像を消去したり、メモ
リカード104に格納された日時から所定時間経過した
画像を消去したり、再生頻度(単位時間あたりの再生回
数)の低い画像を消去するようにしてもよい。また自動
的に消去する画像の対象を消去許可になっている画像で
はなく、消去許可になっている受信画像とか、消去許可
となっている送信済みの画像などに限定するようにして
もよい。このようにすれば、画像消去の手間が省けると
ともに、消去忘れも防止でき、メモリを有効に活用する
ことができる。また不要となった画像の消去忘れも防止
できるので、セキュリティを向上させることができる。
【0163】上記実施形態において、一括消去モード、
一括送信モードでは左画面21に画像を表示していない
が、図78に示すように消去または送信の対象となる画
像のサムネイル画像を配列して表示したり、図79に示
すようによう消去または送信の対象となる画像の代表と
なる画像(最新の撮影画像または受信画像)を左画面2
1に表示するようにしてもよい。このようにすれば、一
括消去または一括送信の際に消去または送信の対象とな
る画像を大まかに確認することができるので、所望の画
像でない画像を誤って消去・送信することを防止でき
る。
【0164】上記実施形態において、個別送信モード、
一括送信モードで、手動により送信許可が設定されてい
る画像を送信しているが、送信許可が設定されている画
像を自動的に送信してもよい。例えばCPU50はタイ
マ74の計時情報を基に、無線通信回路71によりメモ
リカード104に格納されている画像を所定時間毎に外
部に送信したり、指定された日時に外部にするようにし
てもよい。また自動的に送信する画像の対象を送信許可
になっている画像ではなく、送信許可になっている受信
画像とか、送信許可となっている未送信の画像などに限
定するようにしてもよい。このようにすれば、画像送信
の手間が省けるとともに、送信忘れも防止できる。
【0165】上記実施形態において、一括送信モードで
は画像添付や転送禁止の設定していないが、一括して画
像添付と転送禁止の設定を行うようにしてもよい。この
ようにすれば、画像を一括送信する場合でも、画像の受
信者が画像の送信元の識別を容易にすることができると
ともに、不特定多数への画像の流出を防止することがで
きる。
【0166】上記実施形態において、個別送信モードで
は手順として画像の送信先を選定した後に送信画像の選
択を行っているが、送信画像の選択を行った後に送信先
を選定してもよい。このようにすれば、送信履歴を見な
がら画像選択を行うことにより、同じ送信先に同じ画像
をだぶって送ることを防止できる。
【0167】上記実施形態において、個別送信モードで
は1つの送信先に1つの画像を送信しているが、複数の
選定した送信先に1つの画像を選択して送信してもいい
し、1つの送信先を選定して複数の画像を選択して送信
してもいいし、複数の選定した送信先に複数の画像を選
択して送信してもいい。
【0168】上記実施形態において、個別送信モードで
は送信する画像毎に転送禁止を設定しているが、一律に
送信する画像を転送禁止設定するようにしてもよい。こ
のようにすれば、転送禁止の設定の手間が省けるととも
に、設定忘れや設定間違いを防止できるので、セキュリ
ティを更に向上することができる。
【0169】上記実施形態において、個別送信モードで
は転送禁止を設定することにより、送信先から送信した
画像を外部に転送することを防止しているが、外部への
転送以外でも送信先内部における送信した画像ファイル
のコピーや移動を禁止するようにしてもよい。また例え
ば送信する画像に印刷禁止を設定し、画像の受信側では
印刷禁止が設定された画像を印刷できないようなシステ
ムにしておいてもよい。このようにすれば印刷媒体で画
像が外部に流出することを防止できる。また例えば送信
する画像に画像加工禁止を設定し、送信先において送信
した画像が加工されるのを禁止するようなシステムにし
ておいてもよい。このようにすれば、画像送信先で撮影
者の意図に反して画像が加工されることを防止でき、著
作権侵害を未然に防ぐことができる。また例えば送信す
る画像に表示禁止を設定し、送信先において送信した画
像が表示されるのを禁止するようなシステムにしておい
てもよい。画像の表示禁止の解除は画像の送信者のみ行
えるようにしておく。あるいは送信する画像に表示制限
を設定し、画像送信の宛先に指定された使用者しか該画
像を表示できないようにしたり、画像送信の宛先に指定
された使用者以外には受信画像の詳細が分からないよう
に解像度の粗い画像(モザイク画像など)で表示するよ
うにする。使用者の識別は個人識別回路75で行っても
良いし、画像送信者と画像受信者により設定されたパス
ワードによって行っても良い。このようにすれば、画像
送信先に送信した画像を他人に見られることを防止でき
る。
【0170】上記実施形態において、個別送信モードで
は転送禁止を設定することにより、画像の送信先から更
に画像を他に送信することを防止しているが、送信する
画像に自己消去の設定を行うことにより、送信した画像
が受信されてから一定期間経過すると自動的に自分自身
を消去するようにしてもよい。例えば図80に示すよう
にカメラAからカメラBに画像Xを送信する場合、消去
プログラムを添付して送付する。この消去プログラムは
一定時間の経過を検知し、カメラBに受信された画像X
を消去する。このようにすれば送信した画像を不特定多
数の送信先に流布される危険性を少なくするこができる
とともに、画像を受信した側としては、時間経過ととも
に重要性が急激に減少する画像(ニュース画像)やコミ
ュニケーションの手段としての役割が強い画像(カメラ
付き携帯電話間で送受信される画像)を時間経過後に手
動で消去する手間が省けるというメリットがある。消去
プログラムを添付するのではなく、消去までの時間デー
タを添付し、カメラB側に組み込まれたプログラムによ
り、画像Xを消去するようにしても、同じ効果が得られ
る。また受信した画像の自己消去の設定とは無関係に、
外部から受信した画像を受信してから一定期間経過する
と自動的に消去するようにしてもよい。このようにすれ
ば、消去の手間をかけずにメモリを有効活用することが
できる。また自動的に受信画像を消去する際に、画面に
消去の対象となる画像を自動的に表示し、使用者に消去
する画像を確認させたり、使用者の操作に基づき消去の
実行をキャンセル可能にするようにしてもよい。このよ
うにすれば、使用者の意図しない受信画像を自動的に消
去することを防止できる。
【0171】また一定時間経過後に画像を消去するので
はなく、カメラAが画像Xに消去指定日時の情報を添付
することにより、カメラBが指定された日時に受信した
画像Xを自動的に消去してもよい。あるいはカメラAが
画像Xに再生回数の情報を添付することにより、カメラ
Bが指定された日時に受信した画像Xを指定された回数
だけ再生した場合、再生終了後に画像Xを自動的に消去
するようにしてもよい。
【0172】また一定時間経過後に画像を消去するので
はなく、カメラAが画像Xの送信先であるカメラBを記
憶しておき、送信後にカメラAから画像Xを消去したい
場合には、カメラAは画像Xの送信先を記憶した送信先
から呼び出し、画像Xを指定してカメラBに消去命令を
送信する。カメラBは画像Xの消去命令をカメラAから
受け取ると、その消去命令が画像Xの送信元であるカメ
ラAからの消去命令であること確認した場合には、カメ
ラBにおいて消去プログラムが起動し、画像Xを自動的
に消去するようにしてもよい。なお画像Xの指定は画像
ファイル名により行う。このようにすればカメラAの使
用者は任意な時点でカメラBに送信した画像を消去する
ことができるので、画像送信後に状況の変化により送信
した画像を消去する必要が生じたような場合に有効であ
る。消去プログラムは予めカメラBに組み込まれていて
も良い。またカメラAが出す指令は消去命令以外でも、
転送禁止、印刷禁止、表示禁止、表示制限、加工禁止、
コピー禁止などの画像の操作を制限する指令でもよい。
【0173】上記実施形態における画像の転送禁止設定
の代わりに、送信回数の制限や転送回数の制限を行うよ
うにしてもよい。例えば図81ではカメラAからカメラ
Bに画像Xを送信する場合、送信回数制限を2回とした
送信回数制限プログラムを添付して送付する。カメラB
では送信回数制限プログラムの制御のもとに、受信した
画像Xを2回だけ送信できる。図81ではカメラCとカ
メラDに画像Xを送信している。但しカメラBから画像
Xを送信する際には転送禁止設定がなされて送信され
る。また例えば図82ではカメラAからカメラBに画像
Xを送信する場合、転送回数制限を1回とした転送回数
制限プログラムを添付して送付する。カメラBでは転送
回数制限プログラムの制御のもとに、受信した画像Xを
送信できる。図82ではカメラCに画像Xを送信してい
る。但しカメラBから画像Xを送信する際には転送回数
制限が1だけ減らされて転送回数制限プログラムが添付
される。この例ではカメラCに送られた画像Xの転送回
数制限は0すなわち転送禁止となる。カメラBに送信回
数制限プログラムや転送回数制限プログラムが予め組み
込まれており、カメラAからカメラBには送信回数制限
データや転送回数制限データを添付するようにしてもよ
い。
【0174】上記実施形態において、送信画像に転送禁
止設定を行うことにより不特定多数に送信画像が流出す
ることを防止しているが、例えば図83に示すようにカ
メラAが画像XをカメラBに送る場合、画像Xに暗号化
要求を添付する。画像Xと暗号化要求を受け取ったカメ
ラBはパスワードbを用いて画像Xを暗号化した画像を
メモリに保存する。暗号化した画像Xを表示する場合に
はパスワードbを入力して暗号化を解除して画像Xを表
示する。ただし暗号化要求の添付された画像Xは生の画
像では保存できないようにしておく。このようにすれ
ば、画像を受信した機器を所有者以外の他人が操作する
ことにより、受信した画像を他人に見られてしまう危険
性を回避できる。
【0175】また例えば図84に示すようにカメラAが
画像XをカメラBに送る場合、カメラAがカメラBのパ
スワードbを予め入手し、パスワードbで画像Xを暗号
化してカメラBに送り、カメラBは暗号化された画像X
をパスワードbで解除して画像Xを得る。このようにす
れば、カメラAからカメラBの通信経路で画像Xを他人
に傍受される危険性を回避できる。
【0176】上記実施形態において、電子カメラ100
は外部から送信されてきた画像を全て受信しているが、
予め電子カメラ100のEEPROM68に特定の送信
元データを登録しておき、外部の送信元から電子カメラ
100への画像送信要求を無線通信回路71が受信した
場合に、CPU50は該画像送信要求を行った送信元の
データとEEPROM68に登録された送信元データと
を比較し、一致した場合のみ該送信元から送られる画像
を無線通信回路71にて受信し、メモリカード104に
格納するようにしてもよい。一致しない場合(特定の送
信元以外の送信元)は、電子カメラ100は送信元デー
タのみを表示し、使用者に特定送信元以外からの画像送
信要求があったことを報知する。このようにすれば登録
された送信元以外からの画像を受け付けないので、見ず
知らずの送信元から送られてくる画像を受信してしまう
ことによりメモリカード104のデータ記憶容量が圧迫
されることがない。さらに画像受信に先立って、受信画
像の総データ容量(相手が画像を一括送信してきた場
合)を確認し、受信画像の総データ容量が所定量よりも
大きい場合には受け付けないようにしてもよい。このよ
うにすれば、メモリカード104のデータ記憶容量を圧
迫するような大きなデータ容量の画像のみを拒絶するこ
とが可能になる。
【0177】上記実施形態において、電子カメラ100
は外部から送信されてきた画像を全て受信しているが、
メモリカード104の受信画像フォルダの上限の総デー
タ記憶容量を固定し、画像受信により該総データ記憶容
量を越える場合はCPU50は外部の送信元から送られ
る画像を無線通信回路71により受信しないようにして
もよい。あるいは無線通信回路71が外部から画像送信
の要求を受け取った時に、まずCPU50は受信画像の
データ容量を確認し、該受信画像を受信すると、受信画
像フォルダの総データ記憶容量を越えてしまう場合に
は、受信画像フォルダに格納されている受信画像のうち
受信日時が古い順に消去することにより、新しい受信画
像ファイルを記憶するための領域を確保するようにして
もよい。このようにすれば、受信画像以外のためのメモ
リ領域を常にメモリカード104上に確保することがで
きるので、外部から多量の受信画像を受け取った場合で
も、撮影画像を格納する等の機能が損なわれることがな
い。また消去される受信画像の対象を、送信済みの受信
画像または再生済みの受信画像に限定することにより、
バックアップの済んでいない受信画像や再生による確認
が済んでいない受信画像を誤って消去することを防止で
きる。
【0178】上記実施形態において、送信画像に添付さ
れる付加情報データとして、画像を撮影した際の環境デ
ータ(温度、湿度、明るさ、風速)や被写体の視覚、聴
覚以外の感覚データ(匂い、味、感触)を添付してもよ
い。これらのデータは電子カメラ100に内蔵されたセ
ンサーによって検出するようにしてもいいし、電子カメ
ラ100以外の検出装置から電子カメラ100に送信す
るようにしてもいい。例えばこのような付加情報データ
が添付された画像を受け取ったパソコンは、受信画像を
再生する際に該付加情報データをエアコン、香り発生装
置、味覚発生装置、照明装置などの外部装置に送信し、
外部装置は該付加情報データに応じて、温度、湿度、風
速、照明輝度、香りの特性、味の特性を制御する。また
付加情報データが香りまたは匂いのデータであった場合
には、この付加情報が添付された画像を印刷する際に、
複数種類の香剤を用意しておき、香りデータに応じて香
剤を選択または調合し、それを印刷インクに混入して印
刷するようにしてもよい。このようにすれば撮影時と同
じ臨場感を味わいながら、受信画像を鑑賞することがで
きる。
【0179】上記実施形態において、送信モードでは図
57に示すようにテキストデータで送信先を右画面22
に表示して選択しているが、図85に示すように送信先
を顔画像や送信先を視覚的に識別可能なアイコンにより
左画面21に表示し、タッチタブレット66等により所
望の送信先を選択するようにしてもよい。このようにす
れば、送信先を視覚により直感的に選択できるので、短
時間に効率的に送信先を選択できるとともに、送信先を
誤って選択することを防止することができる。送信先を
識別するための顔画像やアイコンは、送信者側で作成し
てもいいし、受信画像に添付された添付画像を利用して
もいい。また送信先のアイコンを、送信する画像にスー
パーインポーズして表示してもよい。また送信先のアイ
コンをは必ずしも本画像と重畳する必要はなく、同一画
面内で本画像と同時に本画像より小さなサイズで画面周
辺の位置に表示するようにすればよい。
【0180】上記実施形態において、個別送信モードで
は図58に示すように送信履歴をテキストデータにより
右画面22に表示しているが、図86に示すように送信
履歴における送信先を顔画像や識別可能なアイコンによ
り右画面22に表示するようにしてもよい。このように
すれば、送信先の履歴が視覚により直感的に認識きるの
で、短時間に効率的に送信先の履歴を確認できる。送信
先を識別するための顔画像やアイコンは、送信者側で作
成してもいいし、受信画像に添付された添付画像を利用
して作成してもいい。例えば相手先から送られてきた顔
画像を画像処理して、似顔絵画像や漫画風顔画像を作成
して、送信先や送信元の識別用のアイコン画像として用
いることができる。
【0181】上記実施形態において、送信モードでは予
想送信時間と予想送信料金を右画面22に数値データで
表示しているが、視覚的に送信時間の長短、送信料金の
多少が識別できるアイコンやグラフにより表示してもよ
い。例えば個別送信モードにおいて図87に示すように
左画面21に表示された画像にスーパーインポーズして
予想送信時間のアイコン32(時計アイコン)、予想送
信料金のアイコン31(円マーク)を表示する。時計ア
イコン32のサイズを予想送信時間が長い程大きくする
とともに、円マークアイコン31のサイズを予想送信料
金が高くなるほど大きくする。予想送信時間のアイコン
画像や予想送信料金のアイコン画像をスーパーインポー
ズ表示する際には、アイコン画像のサイズを本画像のサ
イズより小さく(本画像の視認性を確保するために、画
面の1/4程度以下のサイズが望ましい)するととも
に、アイコン画像を画面の周辺(本画像の視認性を確保
するために、略四角形の画面の4隅の1つが望ましい)
に配置する。
【0182】またCPU50が表示されている画像情報
を画像解析することにより、アイコン画像を表示する最
適な位置(本画像の鑑賞を妨げないような位置)を選択
して、該選択した位置にアイコン画像をスーパーインポ
ーズ表示するようにしてもよい。例えば画像情報の中で
比較的輝度変化(コントラスト変化)の少ない領域(空
等の背景である頻度が高い領域)を選択することによ
り、アイコン画像のスーパーインポーズ表示による本画
像の視認性の低下を防止することができるとともに、ア
イコン画像の視認性を良好にすることができる。またス
ーパーインポーズするアイコン画像を目立たせるため
に、選択した領域が比較的高輝度の領域であった場合
は、アイコン画像を黒色で表示し、選択した領域が比較
的低輝度の領域であった場合は、アイコン画像を白色で
表示するようにしてもよい。また選択した領域の色相を
検出し、該色相に対して目立つ色相でアイコン画像をス
ーパーインポーズ表示するようにしてもよい。また本画
像に対するアイコン画像の識別を明確にするために、本
画像がカラーであった場合にはアイコン画像を白黒で表
示したり、アイコン画像を枠で囲って表示するようにし
てもよい。また画像解析により画像情報の中の人物また
は顔部分(主要被写体である可能性が高い部分)を抽出
し、該人物または顔の部分以外の領域にアイコン画像を
スーパーインポーズ表示するようにしてもよい。
【0183】また本画像の鑑賞の邪魔にならないよう
に、上記アイコン画像のスーパーインポーズ表示を、ア
イコン画像の表示を開始してから所定時間(〜5秒程度
以内)で消すようにしてもよい。アイコン画像を表示す
るタイミングは一定時間おきでもいいし、操作キー65
による操作が行われた場合でもよい。
【0184】またアイコン画像は必ずしも本画像と重畳
する必要はなく、同一画面内で本画像と同時に本画像よ
り小さなサイズで画面周辺の位置に表示するようにすれ
ばよい。このようにすれば、2つの画面を備えることな
く、送信時間、送信料金を直感的に把握できるので、初
心者でも簡単に使用することができる。また本画像と同
時に送信時間や送信料金を確認することができるので、
確認のための手間を省いて短時間に確認することが可能
になるとともに、画面表示用のLCDをひとつにするこ
とができるので、電子カメラ100をコンパクトで低価
格にすることができる。また使用者による本画像の鑑賞
を著しく損なうことなく、上記アイコン画像を本画像の
重要度が低い領域に視認性よくスーパーインポーズ表示
することができる。
【0185】上記実施形態において、再生モード、個別
消去モード、個別送信モードでは切換ボタン25および
方向ボタン23、24の操作に応じて、図21に示すよ
うに左画面21に表示された画像データに関する詳細情
報(撮影データなど)を右画面22に表示しているが、
図10に示す送信履歴の情報に基づき、図88に示すよ
うに左画面21に表示された画像データに関する送信履
歴の情報を右画面22に表示するようにしてもよい。こ
のようにすれば、外部に送信した画像の送信先や送信日
時を確認できるとともに、送信した画像が送信先で再生
されたか否かや再生された時刻を確認できるので、確認
結果に応じて効率的に画像に対する処置を行うことがで
きる。例えば送信した画像が相手先で再生されていない
場合には、再生を促す通知を行うとともに、相手先で再
生されないまま誤って消去された場合に備えて、送信し
た画像を消去禁止にしておき、送信した画像が相手先で
再生されたという通知を受け取った場合には、送信した
画像を自動的に消去許可にしたり、送信した画像を自動
的に消去することにより、メモリを有効に活用すること
ができる。
【0186】また再生モード、個別消去モード、個別送
信モードにおいて、表示された画像情報が送信済みの画
像で情報である場合には、画像切換ボタン25および方
向ボタン23、24の操作の操作なしに、図89に示す
ように選択された画像の表示にスーパーインポーズして
送信先をアイコン画像で表示するとともに、送信先での
再生の有無や再生時刻を表示してもよい。送信先のアイ
コン画像や送信先での再生の有無や再生時刻のテキスト
表示をスーパーインポーズ表示する際には、送信先のア
イコン画像や送信先での再生の有無や再生時刻のテキス
ト表示のサイズを本画像のサイズより小さく(本画像の
視認性を確保するために、画面の1/4程度以下のサイ
ズが望ましい)するとともに、送信先のアイコン画像や
送信先での再生の有無や再生時刻のテキスト表示を画面
の周辺(本画像の視認性を確保するために、略四角形の
画面の4隅の1つが望ましい)に配置する。
【0187】またCPU50が表示されている画像情報
を画像解析することにより、送信先のアイコン画像や送
信先での再生の有無や再生時刻のテキスト表示を表示す
る最適な位置(本画像の鑑賞を妨げないような位置)を
選択して、該選択した位置に送信先のアイコン画像や送
信先での再生の有無や再生時刻のテキスト表示をスーパ
ーインポーズ表示するようにしてもよい。例えば画像情
報の中で比較的輝度変化(コントラスト変化)の少ない
領域(空等の背景である頻度が高い領域)を選択するこ
とにより、送信先のアイコン画像や送信先での再生の有
無や再生時刻のテキスト表示のスーパーインポーズ表示
による本画像の視認性の低下を防止することができると
ともに、送信先のアイコン画像や送信先での再生の有無
や再生時刻のテキスト表示の視認性を良好にすることが
できる。またスーパーインポーズする送信先のアイコン
画像や送信先での再生の有無や再生時刻のテキスト表示
を目立たせるために、選択した領域が比較的高輝度の領
域であった場合は、送信先のアイコン画像や送信先での
再生の有無や再生時刻のテキスト表示を黒色で表示し、
選択した領域が比較的低輝度の領域であった場合は、送
信先のアイコン画像や送信先での再生の有無や再生時刻
のテキスト表示を白色で表示するようにしてもよい。ま
た選択した領域の色相を検出し、該色相に対して目立つ
色相で送信先のアイコン画像や送信先での再生の有無や
再生時刻のテキスト表示をスーパーインポーズ表示する
ようにしてもよい。また本画像に対する送信先のアイコ
ン画像や送信先での再生の有無や再生時刻のテキスト表
示の識別を明確にするために、本画像がカラーであった
場合には送信先のアイコン画像や送信先での再生の有無
や再生時刻のテキスト表示を白黒で表示したり、送信先
のアイコン画像や送信先での再生の有無や再生時刻のテ
キスト表示を枠で囲って表示するようにしてもよい。ま
た画像解析により画像情報の中の人物または顔部分(主
要被写体である可能性が高い部分)を抽出し、該人物ま
たは顔の部分以外の領域に送信先のアイコン画像や送信
先での再生の有無や再生時刻のテキスト表示をスーパー
インポーズ表示するようにしてもよい。
【0188】また本画像の鑑賞の邪魔にならないよう
に、上記送信先のアイコン画像や送信先での再生の有無
や再生時刻のテキスト表示のスーパーインポーズ表示
を、送信先のアイコン画像や送信先での再生の有無や再
生時刻のテキスト表示の表示を開始してから所定時間
(〜5秒程度以内)で消すようにしてもよい。送信先の
アイコン画像や送信先での再生の有無や再生時刻のテキ
スト表示を表示するタイミングは一定時間おきでもいい
し、操作キー65による操作が行われた場合でもよい。
また本画像の鑑賞の邪魔にならないように、送信先にお
いて再生された送信済み画像を再生する場合は、送信先
からの再生通知が届いた後の最初の再生時のみ送信先の
アイコン画像や送信先での再生の有無や再生時刻のテキ
スト表示をスーパーインポーズ表示するようにしてもよ
い。
【0189】また送信先のアイコン画像や送信先での再
生の有無や再生時刻のテキスト表示は必ずしも本画像と
重畳する必要はなく、同一画面内で本画像と同時に本画
像より小さなサイズで画面周辺の位置に表示するように
すればよい。このようにすれば、面倒な操作なしに画像
送信先での再生有無を確認することができるとともに、
確認が終了した後には邪魔なスーパーインポーズ表示な
しに画像情報をじっくり鑑賞することができる。また本
画像と同時に該画像の送信先での再生の有無や再生時間
を直感的に把握することができるので、確認のための手
間を省いて短時間に確認することが可能になるととも
に、画面表示用のLCDをひとつにすることができるの
で、電子カメラ100をコンパクトで低価格にすること
ができる。また使用者による本画像の鑑賞を著しく損な
うことなく、上記送信先のアイコン画像や送信先での再
生の有無や再生時刻のテキスト表示を本画像の重要度が
低い領域に視認性よくスーパーインポーズ表示すること
ができる。
【0190】上記実施形態において、画像送信時に画像
ファイルをそのまま相手先に送信しているが、相手先の
電子画像装置の特性や仕様に合わせて画像のファイル形
式(JPEG、TIFF、ビットパターン等)や圧縮率
等の画像記録特性を変更して送信するようにしてもよ
い。また画像送信時のファイル形式や圧縮率のデータを
送信履歴に書き込んでおき、同じ画像を次ぎに送信する
際に図58に示す送信履歴の表示に追加してこれらのフ
ァイル形式や圧縮率のデータを表示することにより、送
信しようとする画像のファイル形式や圧縮率をどのよう
に設定したらいいかの参考にすることができ、設定を短
時間に行うことができる。
【0191】上記実施形態において、画像ファイルを送
信する際に、音声情報も添付しているが、音声情報を解
析してテキストデータに変換して送信するようにしても
よい。このようにすれば音声情報のまま送信するより送
信データ容量を少なくでき、送信時間を短くできるとと
もに、送信料金を低コストにすることができる。
【0192】上記実施形態において、画像ファイルを送
信する際に、受信情報データを除いて送信しているが、
画像ファイルに受信情報データも添付して送信先に送
り、送信先では該受信情報データを引き継いで送信先で
の受信情報データを新規に作成するようにしてもよい。
このようにすれば、受信情報データをたどることによ
り、画像情報の送信経路や画像情報の発信源を確認で
き、不正に画像が流布された場合等の調査が容易にでき
る。
【0193】上記実施形態において、送信モードでは図
58に示すように予想送信時間と予想送信料金を表示す
ることにより、画像の送信を実行するかいなかの判断を
サポートしているが、送信時間と送信料金に影響を与え
る複数の送信条件に対してそれぞれ送信時間と送信料金
を予想し、予想された送信時間と送信料金に基づいて複
数の送信条件の中から最適な送信条件を選択するように
してもよい。
【0194】例えば画像送信時の画像データの圧縮率を
変更可能な場合には、図90に示すように画面22に圧
縮率毎に送信時間と送信料金を表示して、利用者に選択
させるようにしてもよい。この場合CPU50は送信す
る画像のデータ容量に応じて各圧縮率毎のデータ容量を
算出し、算出したデータ容量と通信回線のデータ送信速
度と通信回線の単位時間当たりの使用料金に基づき、各
圧縮率で画像情報を送信した場合の予想送信時間と、予
想送信料金を算出する。このようにすれば、利用者は画
像の送信先での用途と送信時間または送信料金を勘案し
て、最適な圧縮率を選択して画像送信を行うことができ
るので、送信時間の短縮化と送信料金に低減を図ること
ができる。
【0195】また画像送信時の画像データのファイル形
式または記録フォーマット形式(例えばJPEG、TI
FF、GIF、BMP:ビットパターン等)を送信時に
変更可能な場合には、図91に示すように画面22にフ
ォーマット形式毎に送信時間と送信料金を表示して、利
用者に選択させるようにしてもよい。この場合CPU5
0は送信する画像のデータ容量に応じて各フォーマット
形式に変換した場合のデータ容量を算出し、算出したデ
ータ容量と通信回線のデータ送信速度と通信回線の単位
時間当たりの使用料金に基づき、各フォーマット形式で
画像情報を送信した場合の予想送信時間と、予想送信料
金を算出する。このようにすれば、利用者は画像の送信
先での用途(フォーマット形式)と送信時間または送信
料金を勘案して、最適なファイル形式を選択して画像送
信を行うことができるので、送信時間の短縮化と送信料
金に低減を図ることができる。
【0196】以上の他に画像送信先の表示画面の大きさ
(大きさに応じて解像度が異なる)、解像度、色(カラ
ー、白黒)、特性(動画、静止画)によってデータ容量
が異なるので、画像送信先の表示画面の大きさ(大きさ
に応じて解像度が異なる)、解像度、色(カラー、白
黒)、特性(動画、静止画)の別に予想送信時間と予想
送信料金を表示して、利用者に選択させるようにしても
よい。
【0197】以上のように圧縮率、記録フォーマット形
式(符号化形式)、表示画面の大きさ、解像度、カラー
/白黒、動画/静止画などの画像情報のデータ形式に応
じて、該データ形式での予想送信時間と予想送信料金を
表示することにより、利用者は送信される画像の特性と
送信時間または送信料金とのバランスをとった画像情報
のデータ形式で画像情報を送信できる。
【0198】また画像送信時の通信回線を選択可能な場
合には、図92に示すように画面22に通信回線毎に送
信時間と送信料金を表示して、利用者に選択させるよう
にしてもよい。この場合CPU50は送信する画像のデ
ータ容量と各回線毎のデータ送信速度と各回線毎の単位
時間当たりの使用料金に基づき、各回線を用いて画像情
報を送信した場合の予想送信時間と、予想送信料金を算
出する。このようにすれば、利用者は通信回線の種類と
送信時間または送信料金を勘案して、最適な通信回線を
選択して画像送信を行うことができるので、送信時間の
短縮化と送信料金に低減を図ることができる。
【0199】また画像送信時の送信先を選択可能な場合
には、送信先毎に送信時間と送信料金を表示して、利用
者に選択させるようにしてもよい。この場合CPU50
は送信する画像のデータ容量と各送信先毎のデータ送信
速度と各送信先への通信回線の単位時間当たりの使用料
金に基づき、各送信先へ画像情報を送信した場合の予想
送信時間と、予想送信料金を算出する。このようにすれ
ば、画像送信を行う場所が変わった場合でも、利用者は
送信先と送信時間または送信料金を勘案して、最適な送
信先を選択して画像送信を行うことができるので、送信
時間の短縮化と送信料金に低減を図ることができる。
【0200】また画像送信をいますぐ行わなくてもいい
場合には、図93に示すように画面22に通信時間帯毎
に送信時間と送信料金を表示して、利用者に選択させる
ようにしてもよい。この場合CPU50は送信する画像
のデータ容量と各時間帯での回線のデータ送信速度と回
線の単位時間当たりの使用料金に基づき、各時間帯で画
像情報を送信した場合の予想送信時間と、予想送信料金
を算出する。またはCPU50選択された時間帯を記憶
するとともに、タイマ74等の計時手段により時刻を計
時し、選択された時間帯になったことを検知して自動的
に指定された画像情報の外部への送信を実行する。なお
各時間帯での回線のデータ送信速度や回線の単位時間当
たりの使用料金の情報については、無線通信回路71を
通じて通信回線の管理部門よりダウンロードしたり、過
去の画像送信時の実績値をモニターして記録しておくこ
とにより求めることができる。このようにすれば、利用
者は通信時間帯(現在から通信が行われるまでの遅れ時
間)と送信時間または送信料金を勘案して、最適な時間
帯を選択して画像送信を行うことができるので、送信時
間の短縮化と送信料金に低減を図ることができる。
【0201】また画像送信をいますぐ行わなくてもいい
場合には、図94に示すように画面22に通信モード
(送信料金優先モード、送信時間優先モード)毎に送信
時間と送信料金を表示して、通信モードを利用者に選択
させるようにしてもよい。送信料金優先モードでは最低
の送信料金になる送信条件(画像圧縮率/画像解像度/
画像のフォーマット形式/画像の色/通信回線/送信先
/時間帯等)が電子カメラ100により自動的に選択さ
れて、選択された送信条件に基づき画像送信が行われ
る。また送信時間優先モードでは最短の送信時間になる
送信条件(画像圧縮率/画像解像度/画像のフォーマッ
ト形式/画像の色/通信回線/送信先/時間帯等)が電
子カメラ100により自動的に選択されて、選択された
送信条件に基づいて画像送信が行われる。このようにす
れば、利用者は画像送信の目的に応じて最適な通信モー
ドを選択して画像送信を行うことができるので、送信料
金の節約や通信時間の短縮を行うことができる。
【0202】また送信時間優先モードや送信料金優先モ
ードの設定を画像送信の度に行わず、一度設定したら変
更されるまで同じ優先モードを維持するようにし、画像
送信時には予想送信時間や予想送信時間に基づき自動的
に送信条件を選択して画像送信を行うようにしてもよ
い。このようにすれば、画像送信の度に画像の送信条件
を選択する手間が省けるとともに、常に最適な送信条件
で画像送信を行うことができる。
【0203】また所定時間間隔または所定の時刻に自動
的に外部に画像を送信する場合に、送信時点において送
信する画像のデータ容量と各種送信条件に応じて予想送
信時間や予想送信時間を求め、該予想送信時間や予想送
信時間に基づき自動的に最適な送信条件を選択し、選択
した送信条件で画像送信を自動的に行うようにしてもよ
い。この時最適な送信条件での予想送信時間や予想送信
時間が予め定めておいた基準送信時間または基準送信料
金を越える場合には、予想送信時間や予想送信時間を使
用者に表示して告知し、画像送信を実行するかいなかを
使用者に判断してもらうようにしてもよい。このように
すれば、電子カメラ100の使用者の手を煩わせること
なく、自動的に最適条件で画像を送信できるとともに、
送信時間や送信料金が基準以上となった場合には、使用
者は送信を実行するか否かの判断を行うことができるの
で、むやみに送信時間が長くなったり、送信料金が高く
なったりすることを防止できる。
【0204】また上記のように自動的に最適な送信条件
を選択して画像送信を行う場合に、利用者は送信条件の
所望の項目については最低線を予め指定できるようにし
てもよい。例えば画像解像度や画像圧縮率はあまり画像
が粗いと送信先での使用に支障が出るので、画像解像度
や画像圧縮率の最低値を指定しておいたり、画像の色に
ついてはカラーを指定しておいたり、送信時間帯につい
ては今から何時間以内という指定を行うことができる。
このようにすれば、利用者は常に良好な送信条件で画像
を送信できるとともに、送信時間の短縮や送信料金の低
減を行うことができる。
【0205】また送信条件を組み合わせて予想送信時間
や予想送信時間を算出し、1つの送信条件の組み合わせ
を選択するようにしてもよい。例えば複数の通信回線と
複数の時間帯のマトリックスの送信条件に対し、予想送
信時間や予想送信時間を算出することができる。
【0206】また上記説明において通信回線のデータ送
信速度や単位時間当たりの通信料金が画像の送信先や画
像の送信先と画像の送信元との距離や位置関係に応じて
変わる場合は、CPU50は画像の送信先や画像の送信
先と画像の送信元との距離や位置関係に応じた通信回線
のデータ送信速度や単位時間当たりの通信料金を用い
て、予想送信時間や予想送信料金を算出する。
【0207】また電子カメラ100の利用者が送信時間
または送信料金を指定するとともに、CPU50は複数
の送信条件に対し送信時間または送信料金を予想し、予
想した送信時間また送信料金が指定された送信時間また
は送信料金内に収まる送信条件の中で一番画質のよい送
信条件を選択し、該送信条件で画像を外部に送信するよ
うにしてもよい。例えば送信料金が指定された場合、画
像を各解像度または各圧縮率で送信した場合の送信料金
が予想され、予想された送信料金の中で、指定送信料金
以下で最高となる予想送信料金を選択し、該予想送信料
金に対応する解像度または圧縮率で画像を送信すること
により、指定送信料金内で最高の画質の画像を送信する
ことができる。このようにすれば、利用者が送信条件を
選択する手間が省けるとともに、良好な画質の画像送信
を行うことができる。
【0208】また電子カメラ100がひとつの表示画面
しか備えていない場合は、送信条件毎の予想送信時間と
予想送信料金の表示に画像をスーパーインポーズ表示す
るようにしてもよい。例えば個別送信モードにおいて図
95に示すように略四角形の画面22上に、画像圧縮率
に対する予想送信時間と予想送信料金を表示するととも
に、送信対象となっている画像を画面22の周辺(予想
送信時間と予想送信料金の表示の視認性を確保するため
に、略四角形の画面の4隅の1つが望ましい)に画面2
2より小さなサイズ(予想送信時間と予想送信料金の表
示の視認性を確保するために、画面の1/4程度以下の
サイズが望ましい)で表示する。
【0209】また送信対象となっている画像は必ずしも
予想送信時間と予想送信料金の表示と重畳する必要はな
く、同一画面内で予想送信時間と予想送信料金の表示と
同時に予想送信時間と予想送信料金の表示より小さなサ
イズで画面周辺の位置に表示するようにすればよい。
【0210】このようにすれば画面を1つにした場合で
も、予想送信時間と予想送信料金の表示と送信対象とな
っている画像を同時に確認することができるので、電子
カメラ100を低価格かつコンパクトにすることができ
る。上記実施形態において、送信モードでは送信指令が
出された場合には一律に画像の送信を実行しているが、
CPU50は電源制御回路64により電源63の状況を
チェックして、予想送信時間の長さと電源63の現在の
電源供給能力を比較し、送信時間中に電源63がダウン
する可能性があると判断した場合には、LEDの点滅や
画面に警告文を表示するようにしてもよい。このように
すれば、電池等を電源とする携帯型の電子画像装置にお
いて、画像送信中に電池がダウンすることにより画像送
信が中断してしまうような事故を防ぐことができる。
【0211】上記実施形態において、電源スイッチ17
がOFFの場合、電子カメラ100は外部から送信され
る画像を受信できないが、電子カメラ100は電源スイ
ッチ17がOFFの場合に電源制御回路64を制御し、
電源スイッチ17OFF中もCPU50と無線通信回路
71に電源を供給するようにしてもよい。無線通信回路
71は外部から画像送信要求を受け取ると、CPU50
に受信割込をかけてウェークアップさせ、CPU50は
電源制御回路64を制御して画像受信に必要な回路(メ
モリカード104など)に電源を供給させるとともに、
無線通信回路71を通じて外部より受信した画像をメモ
リーカード104に格納する。CPU50は受信画像を
格納した後に、電源制御回路64を制御してメモリカー
ド104等の電源供給をやめ、CPU50は消費電力の
少ないスリープモードになる。このようにすれば、電池
等の電源の節電を行うことができるとともに、電源OF
F中でも自動的に外部から画像を受信できる。
【0212】上記実施形態において、再生モードの場
合、再生対象となる画像は、全画像・撮影画像・受信画
像であるが、再生対象画像を更に細かく分類してもよ
い。例えば未再生画像、未再生受信画像、送信済み画
像、送信済み撮影画像、送信済み受信画像、未送信画
像、未送信撮影画像、未送信受信画像、消去許可画像、
消去禁止画像、送信許可画像、送信禁止画像、転送許可
画像、転送禁止画像、印刷許可画像、印刷禁止画像など
を再生対象とする再生モードを設定することができる。
なお画像の未再生・再生済み、未送信・送信済み、消去
許可・禁止、送信許可・禁止、転送許可・禁止、印刷許
可・禁止などは、画像データに添付されている付加情報
データの設定状態に基づいて判別される。このようにす
れば所望の再生モードを選択するだけで、複雑な画像検
索の手間なく所望の画像を対象とした画像再生を効率よ
く行うことができる。
【0213】上記実施形態において、消去モードには、
個別消去モード(全画像ファイルを個別に選択して消去
する)、一括消去モード:全画像(全画像ファイルを一
括して消去する)、一括消去モード:撮影画像(撮影画
像ファイルを一括して消去する)、一括消去モード:受
信画像(受信画像ファイルを送信元毎に一括して消去す
る)、一括消去モード:送信済み画像(送信済みの全画
像ファイルを一括して消去する)、一括消去モード:送
信済み撮影画像(送信済みの撮影画像ファイルを送信先
毎に一括して消去する)、一括消去モード:送信済み受
信画像(送信済みの受信画像ファイルを送信先毎に一括
して消去する)の7つのモードがあるが、消去の対象と
なる画像を更に細かく分類してもよい。例えば未再生画
像、未再生受信画像、再生済み画像、再生済み受信画
像、未送信画像、未送信撮影画像、未送信受信画像、送
信許可画像、送信禁止画像、転送許可画像、転送禁止画
像、印刷許可画像、印刷禁止画像などを消去対象とする
消去モードを設定することができる。なお画像の未再生
・再生済み、未送信・送信済み、消去許可・禁止、送信
許可・禁止、転送許可・禁止、印刷許可・禁止などは、
画像データに添付されている付加情報データの設定状態
に基づいて判別される。このようにすれば所望の消去モ
ードを選択するだけで、複雑な画像検索の手間なく所望
の画像を対象とした画像消去を効率よく行うことができ
る。
【0214】上記実施形態において、送信モードには、
個別送信モード(全画像ファイルを個別に選択して送信
する)、一括送信モード:全画像(全画像ファイルを一
括して送信する)、一括送信モード:撮影画像(撮影画
像ファイルを一括して送信する)、一括送信モード:受
信画像(受信画像ファイルを送信元毎に一括して送信す
る)、一括送信モード:未送信画像(全ての未送信の画
像ファイルを一括して送信する)、一括送信モード:未
送信撮影画像(未送信の撮影画像ファイルを一括して送
信する)、一括送信モード:未送信受信画像(未送信の
受信画像ファイルを一括して送信する)の7つのモード
があるが、送信の対象となる画像を更に細かく分類して
もよい。例えば未再生画像、再生済み画像、未再生受信
画像、再生済み受信画像、消去許可画像、消去禁止画
像、印刷許可画像、印刷禁止画像などを再生対象とする
再生モードを設定することができる。なお画像の未再生
・再生済み、未送信・送信済み、消去許可・禁止、送信
許可・禁止、転送許可・禁止、印刷許可・禁止などは、
画像データに添付されている付加情報データの設定状態
に基づいて判別される。このようにすれば所望の消去モ
ードを選択するだけで、複雑な画像検索の手間なく所望
の画像を対象とした画像消去を効率よく行うことができ
る。
【0215】上記実施形態において、画像送信側は画像
送信時に、送信画像に転送禁止情報を添付したり、画像
送信後に画像識別情報と転送禁止情報を指令することに
より、画像を受信した側から更に外部に特定の画像が転
送されることを禁止しているが、画像送信側は画像送信
時または画像送信後に転送禁止情報に宛先情報を添付し
て画像送信先へ送信することにより、画像を受信した側
が該宛先情報に応じた宛先へ特定の画像の転送を禁止し
たり、該宛先情報に応じた宛先以外へ特定画像の転送を
禁止するようにしてもよい。また画像送信側は画像送信
時または画像送信後に転送禁止情報に時間情報または日
時情報を添付して画像送信先へ送信することにより、画
像を受信した側が特定の画像を受信してからまたは転送
禁止情報を受信してから該時間情報に応じた時間経過以
降または以前の特定画像の転送を禁止したり、該日時情
報に応じた日時以降または以前の特定画像の転送を禁止
するようにしてもよい。このようにすれば、よりきめ細
かく送信画像の転送について制御することが可能になる
ため、画像のセキュリティを向上させることができる。
【0216】また上記転送禁止情報と同様に、表示禁止
情報に個人識別情報を添付することにより、画像受信側
が該個人識別情報に応じた個人への特定の画像の表示を
禁止したり、該個人識別情報に応じた個人以外への特定
の画像の表示を禁止するようにしてもよい。
【0217】また上記転送禁止情報と同様に、印刷禁止
情報、加工禁止情報、表示禁止情報に時間情報または日
時情報を添付して画像送信先へ送信することにより、画
像受信側が特定の画像を受信してからまたは印刷禁止情
報、加工禁止情報、表示禁止情報を受信してから該時間
情報に応じた時間経過以降または以前の特定の画像の印
刷、加工、表示を禁止したり、該日時情報に応じた日時
以降または以前の特定の画像の印刷、加工、表示を禁止
するようにしてもよい。また予め処理の内容が合意され
ている場合は、時間情報または日時情報のみを画像送信
先へ送信することにより、画像受信側が特定の画像を受
信してからまたは時間情報または日時情報を受信してか
ら該時間情報に応じた時間経過以降または以前の特定の
画像の印刷、加工、表示、消去、送信などの処理を禁止
したり、該日時情報に応じた日時以降または以前の特定
の画像の印刷、加工、表示、消去、送信等の処理を禁止
するようにしてもよい。
【0218】上記実施形態において、画像送信側は画像
送信後に、画像受信側に特定の送信画像の消去を指令す
ることにより、画像受信側が特定の画像を消去するよう
にしているが、画像送信側は画像送信時または画像送信
後に、消去指令に時間情報または日時情報を添付して画
像送信先に送信することにより、画像受信側が特定の画
像を受信してからまたは消去指令を受信してから該時間
情報に応じた時間経過後に該画像を消去したり、該日時
情報に応じた時日時に該画像を消去するようにしてもよ
い。このようにすれば、よりきめ細かく送信画像の転送
について制御することが可能になるため、画像のセキュ
リティを向上させることができる。
【0219】上記実施形態において、画像送信側は画像
送信後に、画像受信側に特定の送信画像の送信禁止、転
送禁止、消去、印刷禁止、加工禁止、表示制限を指令し
ているが、画像送信側は画像送信前または後に、画像の
特定をしないで、所定の送信元から送られた画像すべて
に対する送信禁止、転送禁止、消去、印刷禁止、加工禁
止、表示制限を指令するようにしてもよい。
【0220】上記実施形態において、画像受信側は画像
受信後に画像送信側から送られてきた特定画像を指定し
た処理指令(送信禁止、転送禁止、消去、印刷禁止、加
工禁止、表示制限)を受信し、該処理指令の送信者が該
指定された画像の送信者であった場合は、該処理指令を
受け付けるようにしているが、画像送信者と処理指令の
送信者が別であっても、無条件に該処理指令を受け付け
るようにしたり、所定の条件を満足する場合(例えばパ
スワード)には該処理指令を受け付けるようにしても構
わない。例えば、画像送信時にパスワードを付けて送信
するとともに、処理指令送信時にも同じパスワードを付
けて送信することにより、画像受信側は画像に添付され
たパスワードと処理指令に添付されたパスワードが一致
すれば処理指令を受け付けたり、処理指令の送信者が受
信側で予め登録されている送信者の場合は処理指令を無
条件に受け付けるようにしてもよい。このようにすれ
ば、一旦送信した画像に対し、画像送信者以外(画像デ
ータベースの管理者等)も画像の処理指令を画像受信側
に行うことができるようになる。
【0221】上記実施形態において、画像を送信する際
に添付するアイコン画像や顔画像のような添付画像にア
イコン画像や顔画像の主の氏名、会社名、各種アドレス
等の情報を含めるようにし、必要に応じてこれらの情報
を利用できるようにしてもよい。例えば受信した画像に
対する返信メールの宛先を、受信画像の表示の際にスー
パーインポーズ表示される前記アイコン画像または顔画
像をタッチタブレット66で指定することにより、該ア
イコン画像または顔画像に含まれたメールアドレス情報
が読み込まれて、自動的に返信メールの宛先がセットさ
れるようにする。
【0222】このようにすれば、受信した画像を商用で
使用したい場合でも画像の撮影者、所有者、著作権者な
どとすぐに連絡をとることができるので、大変便利であ
る。
【0223】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による電子
画像装置においては、送信する画像を選択する際に送信
済み画像や送信禁止の画像を送信画像選択の画面に表示
しないようにしたため、送信対象となる画像のみの中か
ら所望の画像を短時間に効率的に選択できるとともに、
同じ画像をだぶって送信したりすることを防止できる。
【0224】また消去する画像を選択する際に消去禁止
の画像を消去画像選択の画面に表示しないようにしたた
め、消去対象となる画像のみの中から所望の画像を短時
間に効率的に選択できる。また未再生の受信画像を消去
することを禁止したため、間違って再生表示することな
しに、受信画像を消去してしまうことを防止できる。
【0225】また外部から画像を受信した時点で、受信
した画像に対し自動的に消去禁止の設定を行うために、
間違って受信画像を消去してしまうことを防止できる。
また一度再生した受信画像は自動的に消去禁止を解除す
るため、手動による消去禁止設定解除の手間が省ける。
【0226】また外部に送信した画像に対し自動的に消
去禁止解除を行うために、送信により外部にバックアッ
プを取った画像を手動で消去禁止の設定を解除する手間
が省ける。また上記のように所定の条件を満足する画像
を自動的に消去禁止としているため、画像の消去を所定
時刻、所定時間間隔で自動的に行う場合に、不用意に必
要性のある画像を消去してしまうことを防止できる。
【0227】以上のように、本発明による電子画像装置
においては、個々の画像に対してなされている各種操作
設定や個々の画像に対してなされた過去の操作記録の情
報を用いて、画像の消去・送信・表示等の処理を確実に
かつ効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のシステム構成を示す概念図
である。
【図2】本発明の実施形態のシステム構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】本発明による電子カメラの一実施形態の外観図
(正面視)である。
【図4】本発明による電子カメラの一実施形態の外観図
(背面視)である。
【図5】本発明による電子カメラの一実施形態の電気構
成を示すブロック図である。
【図6】メモリカード内のフォルダ構成図である。
【図7】画像ファイルの構成図である。
【図8】付加情報データの構成図である。
【図9】送信情報データの構成図である。
【図10】送信履歴の構成図である。
【図11】受信情報データの構成図である。
【図12】撮影情報データの構成図である。
【図13】動作モードの構成図である。
【図14】メイン動作フローチャートである。
【図15】個人識別サブルーチンの動作フローチャート
である。
【図16】受信割込処理の動作フローチャートである。
【図17】切換割込処理の動作フローチャートである。
【図18】切換割込の画面表示例である。
【図19】切換割込の画面表示例である。
【図20】切換割込の画面表示例である。
【図21】切換割込の画面表示例である。
【図22】切換割込の画面表示例である。
【図23】切換割込の画面表示例である。
【図24】切換割込の画面表示例である。
【図25】撮影モードサブルーチンの動作フローチャー
トである。
【図26】撮影モードの画面表示例である。
【図27】レリーズ割込処理の動作フローチャートであ
る。
【図28】再生モードサブルーチンの動作フローチャー
トである。
【図29】再生モードの画面表示例である。
【図30】撮影画像再生モードサブルーチンの動作フロ
ーチャートである。
【図31】撮影画像再生モードの画面表示例である。
【図32】受信画像再生モードサブルーチンの動作フロ
ーチャートである。
【図33】受信画像再生モードの画面表示例である。
【図34】全画像再生モードサブルーチンの動作フロー
チャートである。
【図35】消去モードサブルーチンの動作フローチャー
トである。
【図36】消去モードの画面表示例である。
【図37】個別消去モードサブルーチンの動作フローチ
ャートである。
【図38】個別消去モードの画面表示例である。
【図39】一括消去モード:全画像サブルーチンの動作
フローチャートである。
【図40】一括消去モード:全画像の画面表示例であ
る。
【図41】一括消去モード:撮影画像サブルーチンの動
作フローチャートである。
【図42】一括消去モード:撮影画像の画面表示例であ
る。
【図43】一括消去モード:受信画像サブルーチンの動
作フローチャートである。
【図44】一括消去モード:受信画像の画面表示例であ
る。
【図45】一括消去モード:受信画像の画面表示例であ
る。
【図46】一括消去モード:送信済み画像サブルーチン
の動作フローチャートである。
【図47】一括消去モード:送信済み画像の画面表示例
である。
【図48】一括消去モード:送信済み撮影画像サブルー
チンの動作フローチャートである。
【図49】一括消去モード:送信済み撮影画像の画面表
示例である。
【図50】一括消去モード:送信済み撮影画像の画面表
示例である。
【図51】一括消去モード:送信済み受信画像サブルー
チンの動作フローチャートである。
【図52】一括消去モード:送信済み受信画像の画面表
示例である。
【図53】一括消去モード:送信済み受信画像の画面表
示例である。
【図54】送信モードサブルーチンの動作フローチャー
トである。
【図55】送信モードの画面表示例である。
【図56】個別送信モードサブルーチンの動作フローチ
ャートである。
【図57】個別送信モードの画面表示例である。
【図58】個別送信モードの画面表示例である。
【図59】個別送信モードの画面表示例である。
【図60】個別送信モードの画面表示例である。
【図61】個別送信モードの画面表示例である。
【図62】一括送信モード:全画像サブルーチンの動作
フローチャートである。
【図63】一括送信モード:全画像の画面表示例であ
る。
【図64】一括送信モード:全画像の画面表示例であ
る。
【図65】一括送信モード:撮影画像サブルーチンの動
作フローチャートである。
【図66】一括送信モード:受信画像サブルーチンの動
作フローチャートである。
【図67】一括送信モード:受信画像の画面表示例であ
る。
【図68】一括送信モード:受信画像の画面表示例であ
る。
【図69】一括送信モード:未送信画像サブルーチンの
動作フローチャートである。
【図70】一括送信モード:未送信画像の画面表示例で
ある。
【図71】一括送信モード:未送信撮影画像サブルーチ
ンの動作フローチャートである。
【図72】一括送信モード:未送信撮影画像の画面表示
例である。
【図73】一括送信モード:未送信受信画像サブルーチ
ンの動作フローチャートである。
【図74】顔画像の画面表示例である。
【図75】顔画像の画面表示例である。
【図76】顔画像の画面表示例である。
【図77】顔画像の画面表示例である。
【図78】サムネイル画像の画面表示例である。
【図79】代表画像の画面表示例である。
【図80】本発明の別実施形態の説明図である。
【図81】本発明の別実施形態の説明図である。
【図82】本発明の別実施形態の説明図である。
【図83】本発明の別実施形態の説明図である。
【図84】本発明の別実施形態の説明図である。
【図85】送信先の画面表示例である。
【図86】送信履歴の画面表示例である。
【図87】予想送信時間、予想送信料金の画面表示例で
ある。
【図88】送信履歴の画面表示例である。
【図89】送信履歴の画面表示例である。
【図90】送信モードの圧縮率選択の画面表示例であ
る。
【図91】送信モードのファイル形式選択の画面表示例
である。
【図92】送信モードの通信回線選択の画面表示例であ
る。
【図93】送信モードの通信時間帯選択の画面表示例で
ある。
【図94】送信モードの通信モード選択の画面表示例で
ある。
【図95】送信モードの圧縮率選択の画面表示例であ
る。
【符号の説明】
10 撮影レンズ 19 モードダイヤル 21 左LCD(左画面) 22 右LCD(右画面) 23 上方向ボタン 24 下方向ボタン 25 切換ボタン 26 送信/消去ボタン 27 OKボタン 28 LED 29 LED 50 CPU 55 CCD 61 GPS回路 62 姿勢検出回路 68 EEPROM 71 無線通信回路 75 個人識別回路 104 メモリカード 100 電子カメラ 120 無線基地局 140 パソコン 150 画像データベース 170 電子カメラ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電子画像情報を記憶する記憶手段
    と、前記記憶手段に記憶された電子画像情報を表示する
    表示手段と、前記表示手段により表示された電子画像情
    報を参照して所望の電子画像情報を選択する選択手段
    と、前記選択手段により選択された電子画像情報に所定
    の処理を加える処理手段とを備える電子画像装置におい
    て、前記電子画像情報に対する前記処理手段による処理
    を禁止する禁止情報を個々の電子画像情報に設定する設
    定手段と、前記選択手段による電子画像情報の選択の際
    には、前記設定手段により前記禁止情報が設定された電
    子画像情報を前記表示手段により表示することを禁止す
    る制御手段とを備えることを特徴とする電子画像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子画像装置におい
    て、前記処理手段は、前記選択手段により選択された電
    子画像情報を外部に送信する通信手段であり、前記禁止
    情報は、前記通信手段による外部への電子画像情報の送
    信を禁止する送信禁止情報であることを特徴とする電子
    画像装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の電子画像装置におい
    て、前記処理手段は、前記選択手段により選択された電
    子画像情報を前記記憶手段から消去する消去手段であ
    り、前記禁止情報は、前記消去手段による電子画像情報
    の消去を禁止する消去禁止情報であることを特徴とする
    電子画像装置。
  4. 【請求項4】 複数の電子画像情報を記憶する記憶手段
    と、前記記憶手段に記憶された電子画像情報を表示する
    表示手段と、前記表示手段により表示された電子画像情
    報を参照して所望の電子画像情報を選択する選択手段
    と、前記選択手段により選択された電子画像情報を外部
    に送信する通信手段とを備える電子画像装置において、
    前記通信手段による電子画像情報の外部への送信の際に
    は、送信された電子画像情報に対して送信済み情報を記
    録する記録手段と、前記選択手段による電子画像情報の
    選択の際には、前記送信済み情報が記録された電子画像
    情報を前記表示手段により表示することを禁止する制御
    手段とを備えることを特徴とする電子画像装置。
  5. 【請求項5】 複数の電子画像情報を記憶する記憶手段
    と、前記通信手段による電子画像情報の送信先を設定す
    る設定手段と、前記設定手段による電子画像情報の送信
    先が設定された後に、前記記憶手段に記憶された電子画
    像情報を表示する表示手段と、前記表示手段により表示
    された電子画像情報を参照して所望の電子画像情報を選
    択する選択手段と、前記選択手段により選択された電子
    画像情報を前記設定手段により設定された送信先に送信
    する通信手段と、を備える電子画像装置において、前記
    設定手段により設定された送信先への前記通信手段によ
    る電子画像情報の送信の際には、送信された電子画像情
    報に対して該電子画像情報が送信された送信先を示す送
    信先情報を記録する記録手段と、前記設定手段により設
    定された送信先と同じ送信先情報が記録された電子画像
    情報を前記表示手段により表示することを禁止する制御
    手段とを備えることを特徴とする電子画像装置。
  6. 【請求項6】 電子画像情報を記憶する記憶手段と、外
    部から送信された電子画像情報を受信し、受信した電子
    画像情報を前記記憶手段に記憶させる通信手段と、前記
    記憶手段に記憶された電子画像情報を表示する表示手段
    と、前記前記記憶手段に記憶された電子画像情報を消去
    する消去手段と、を備えた電子画像装置において、前記
    表示手段による電子画像情報の表示の際には、表示され
    た電子画像情報に対して表示済み情報を記録する記録手
    段と、前記表示済み情報が記録されていない受信電子画
    像情報を前記消去手段により前記記憶手段から消去する
    ことを禁止する制御手段とを備えることを特徴とする電
    子画像装置。
  7. 【請求項7】 電子画像情報を記憶する記憶手段と、外
    部から送信された電子画像情報を受信し、該受信電子画
    像情報を前記記憶手段に記憶させる通信手段と、前記記
    憶手段に記憶された電子画像情報を消去する消去手段
    と、前記通信手段による電子画像情報の受信の際に、該
    受信電子画像情報に対し、前記消去手段による該受信電
    子画像情報の消去を禁止する消去禁止を自動的に設定す
    る自動設定手段と、前記消去禁止が設定された受信電子
    画像情報を前記消去手段により前記記憶手段から消去す
    ることを禁止する制御手段とを備えることを特徴とする
    電子画像装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の電子画像装置におい
    て、前記記憶手段に記憶された電子画像情報を表示する
    表示手段を備え、前記自動設定手段は、前記表示手段に
    よる受信電子画像情報の表示の際に、該受信電子画像情
    報に消去禁止の設定がなされていた場合には、前記消去
    禁止の設定を自動的に解除することを特徴とする電子画
    像装置。
  9. 【請求項9】 請求項7および請求項8に記載の電子画
    像装置において、前記記憶手段に記憶された個々の電子
    画像情報に対し、前記消去禁止を手動により設定または
    解除する手動設定手段を備えることを特徴とする電子画
    像装置。
  10. 【請求項10】 電子画像情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された電子画像情報を外部に送信す
    る通信手段と、前記記憶手段に記憶された電子画像情報
    を消去する消去手段と、前記記憶手段に記憶された個々
    の電子画像情報に対し、前記消去手段による電子画像情
    報の消去禁止を設定する禁止手段と、前記通信手段によ
    る電子画像情報の送信の際に、該送信電子画像情報に消
    去禁止の設定がなされていた場合には、該送信電子画像
    情報の消去禁止の設定を自動的に解除する解除手段と、
    前記禁止手段または前記解除手段により前記電子画像情
    報になされた消去禁止の設定または解除の情報に基づ
    き、前記電子画像情報を前記消去手段により前記記憶手
    段から消去することを禁止または許可する制御手段とを
    備えることを特徴とする電子画像装置。
  11. 【請求項11】 請求項6から請求項10の電子画像装
    置において、時計手段と、前記時計手段により生成され
    る時刻情報または時間情報に基づき前記消去手段を自動
    的に起動させる起動手段を備えることを特徴とする電子
    画像装置。
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