JP4551675B2 - 紙葉類処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、紙葉類を装置内部に取り込み、計数や分類等の各種処理を施す紙葉類処理装置に関する。
紙幣等の紙葉類を装置内部に取り込んで各処理部に搬送し、例えば計数や分類等の処理を行う紙葉類処理装置においては、処理済みの紙葉類の集積機構として羽根車方式を採用した装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この方式の集積機構では、一般に、装置内の集積部における紙葉類の取込口に羽根車が設置される。この羽根車は、回転軸の周面から可とう性を有する複数の羽根が放射状に延びており、取込口から取り込まれる紙葉類と各羽根とが、上記回転軸の回転に伴って各々摺接しつつ紙葉類を集積する。詳細には、まず、一枚目の紙葉類は、羽根で下側へ押し付けられながら搬送され集積部まで送られる。この際、紙葉類の後端が、羽根車にかかる位置としてあるので、羽根車の回転によって、一枚目の紙葉類の後端が上方にかきあげられる。二枚目の紙葉類は、一枚目の紙葉類と同様に羽根の下側を通り、後端がかきあげられている一枚目の紙葉類の下に搬送される。以降の紙葉類も二枚目の紙葉類と同様に、前に集積された紙葉類の下方に順次集積される。
特開平8−123993号公報
ここで、このような従来の集積機構において、長さの異なる紙葉類を混合して集積させる場合や、紙葉類の取り込み力を向上させる場合、羽根車の羽根の全長を長くする必要がある。しかしながら、羽根を長くした場合、羽根車の回転中心への羽根の巻き付き量が増え、見た目の直径が増えてしまうのと同時に、隣接する羽根どうしの間での紙葉類の挟持力が必要以上に高まってしまうことになる。
このように羽根間の挟持力が必要以上に高まると、隣接する羽根どうしの間から、紙葉類が放出され難くなり、羽根車の中心部分への紙葉類の巻込みが生じるおそれがある。また、羽根車の見た目の直径が増えると、パスラインの幅が狭くなり紙葉類を搬送し難くなる。この場合、スキューの発生、紙葉類の折れ曲り、又は紙葉類が破れてしまうこと等を招き、さらには、これらの要因でジャム等も発生し易くなることが懸念される。
そこで本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、紙葉類の損傷やジャム等の発生を抑えつつ装置内部へ取り込まれた紙葉類の安定した集積を実現する紙葉類処理装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る紙葉類処理装置は、紙葉類が集積される集積部と、前記集積部側に向けて紙葉類を搬送する搬送機構と、回転軸の周面に列設されて前記搬送機構により搬送される紙葉類と各々摺接しつつ該紙葉類を前記集積部に集積する複数の羽根を有し、且つ隣接する前記羽根どうしの回転軌跡の重なりを部分的に回避するように前記各羽根を配置した羽根車とを具備し、前記羽根車の有する複数の羽根は、前記回転軸の軸方向へ傾けて配置された第1の羽根と前記回転軸の軸方向へ前記第1の羽根の傾きよりも大きく傾けて配置された第2の羽根とからなり、且つこれら第1の羽根と第2の羽根とが互いに隣接するように前記回転軸の周面上に交互に配置されている、ことを特徴とする。
また、本発明に係る紙葉類処理装置は、紙葉類が集積される集積部と、前記集積部側に向けて紙葉類を搬送する搬送機構と、回転軸の周面に列設されて前記搬送機構により搬送される紙葉類と各々摺接しつつ該紙葉類を前記集積部に集積する複数の羽根を有し、且つ隣接する前記羽根どうしの回転軌跡の重なりを部分的に回避するように前記各羽根を配置した羽根車とを具備し、前記羽根車の有する複数の羽根は、基端部側が前記回転軸の軸方向へ折り曲げられた形状を有する第1の羽根と、基端部側が前記回転軸の軸方向へ前記第1の羽根よりもより大きく折り曲げられた形状を有する第2の羽根と、からなり、且つこれら第1の羽根と第2の羽根とが互いに隣接するように前記回転軸の周面上に交互に配置されている、ことを特徴とする。
すなわち、本発明では、互いに隣接する羽根どうしの回転軌跡の重なりが少なくとも部分的に回避されたかたちで羽根車の各羽根が回転軸の周面に列設されているので、隣接する羽根どうしの間での紙葉類の挟持力が回転軸の軸方向に分散され、羽根車の中心部分へ紙葉類が巻込まれてしまうこと等を抑制することができる。したがって、本発明によれば、羽根車による紙葉類の集積動作の際に紙葉類が破れたり座屈したりすることや、ジャムが発生すること等を抑えることができる。
また、本発明によれば、隣接する羽根間での紙葉類の挟持力が、局所的に集中することなく、回転軸の軸方向に分散される構造なので、紙葉類の集積動作に適切な羽根間の挟持力を容易に設定することができる。これにより、羽根車の羽根の全長を長く採ることが可能になるので、紙葉類の取り込み力の向上を図ることや、また、長さの異なる紙葉類を個別に集積する必要がある場合でも、これらの紙葉類を安定したかたちで集積できる。
さらに、本発明では、前記羽根車は、前記搬送機構により搬送される紙葉類の幅方向の各辺部近傍の表面と各々摺接するように前記回転軸上に一対で設けられ、且つ複数の羽根を備えた当該一対の羽根車どうしは、互いに対称の姿勢で対向配置されていることを特徴とする。これにより、紙葉類の幅方向の辺部に均等に搬送力が作用し紙葉類を安定且つ確実に集積できる。
このように本発明によれば、紙葉類の損傷やジャム等の発生を抑えつつ装置内部へ取り込まれた紙葉類の安定した集積を実現する紙葉類処理装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る紙葉類処理装置としての券売機を概略的に示す図である。
同図に示すように、この券売機1は、例えば鉄道の利用客が使用する駅務機器であって、乗車券や定期券等の購入の際に利用客が紙幣等を投入して取引を行なう紙幣自動受払い装置である。すなわち、券売機1は、挿入分離/集積排出部2と、監査部3と、準備金カセットを兼用する紙幣回収金庫部5と、千円紙幣還流金庫部6と、壱万円紙幣還流金庫部7と、弐千円紙幣循環部8と、五千円紙幣循環部9と、弐千円・五千円紙幣一次保留部10と、鑑別エラー券退避部11と、操作表示部12と、電源14とを主に備えている。
挿入分離/集積排出部2は、搬入/搬出口15より例えば複数枚一括挿入された紙葉類としての紙幣等を一枚ずつ分離して装置内部に取り込むとともに、例えばお釣としての紙幣を上記搬入/搬出口15より返却する機構部分である。監査部3は、取り込まれた紙幣の金種鑑別、真偽鑑別、重送検知、スキュー検知(紙葉類の搬送姿勢の傾き)等を行う。上記壱万円紙幣還流金庫部7、五千円紙幣循環部9、及び弐千円・五千円紙幣一次保留部10、並びに千円紙幣還流金庫部6、弐千円紙幣循環部8、及び鑑別エラー券退避部11は、監査部3を通る搬送路21の後段に互いに対向するように配置されている。搬送路21を通過して装置内部を搬送される紙葉類Pは、モータ19、20等により駆動される各種搬送ローラ、及びこれらのローラに架け渡された搬送ベルトに挟持されつつ搬送される。つまり、これらモータ19、20、各種搬送ローラ、及び搬送ベルト等は、壱万円紙幣還流金庫部7や千円紙幣還流金庫部6に紙葉類Pを搬送する搬送機構として機能する。
また、上記金庫部や循環部に搬送される紙葉類Pは、ソレノイド18等により切替制御される各切替ゲート25、26、27により、その搬送方向が切替えられる。上記紙幣回収金庫部5へ搬送される紙葉類Pは、切替ゲート25を通じて搬送方向の切替が行われる。準備金カセットを兼用するこの紙幣回収金庫部5には、ハンドル付きメカ引出し部16が設けられており、準備金としての紙幣が収容される。また、紙幣回収金庫部5には、千円紙幣還流金庫部6や壱万円紙幣還流金庫部7等において満杯になった紙幣等も収容される。また、弐千円紙幣循環部8及び五千円紙幣循環部9では、取引中において各種紙幣が一枚ずつ循環するかたちで搬送される。弐千円・五千円紙幣一次保留部10には、一取引が終了するまでの期間、弐千円紙幣及び五千円紙幣が保留される。鑑別エラー券退避部11には、鑑別の結果、エラーとなった紙葉類が収容される。操作表示部12は、例えば駅係員が、券売に関する各種処理を行うために設けられている。
次に、千円紙幣還流金庫部6の構造について説明する。なお、壱万円紙幣還流金庫部7は、千円紙幣還流金庫部6とほぼ同一構造であるため、その説明を省略する。ここで、図2(a)は、千円紙幣還流金庫部6を紙葉類Pの搬入側からみた図、図2(b)は、その側面図、図3は、千円紙幣還流金庫部6内の羽根車により紙葉類が集積される動作を説明するための図である。
これらの図に示すように、千円紙幣還流金庫部6に内蔵されるケーシング36内には、下方部分に紙葉類(紙幣)Pの集積部31が、その上方部分に紙葉類Pの収容部32が、それぞれ設けられている。集積部31のさらに下方には、昇降自在なプッシャ38が設けられている。このプッシャ38は、一取引毎に昇降移動し、集積部31に集積された紙葉類Pを、一取引終了後、上方の収容部32に移動させる。また、集積部31に集積された紙葉類Pは、必要に応じて、千円紙幣還流金庫部6の搬出口に設けられた一対の搬出ローラ41、42により挟持されつつ搬出される。また、集積部31と収容部32との間には、セパレータ39が設けられている。このセパレータ39は、収容部32に収容された紙葉類Pを下方から支持する。
ここで、千円紙幣還流金庫部6は、羽根車方式の集積機構を備えている。すなわち、上記搬送ベルトにより挟持されつつ前段側より搬送されてくる紙葉類Pの当該千円紙幣還流金庫部6内への搬入口には、可とう性を有する一対の羽根車50が設けられている。これらの羽根車50は、モータ19等により駆動される回転軸49に取り付けられている。羽根車50には、回転軸49の周面に列設され、搬送される紙葉類Pと各々摺接しつつこの紙葉類Pを集積部31に集積する複数、例えば計8枚の羽根51、52が設けられている。羽根の枚数としては、例えば4枚〜8枚等の枚数が例示される。また、この回転軸49上の各羽根車50の外側には、一対の駆動ローラが37が同軸的に取り付けられている。羽根車50の下方には、これと対向するように配置された一対の無端ベルト35が配置されている。これら無端ベルト35は、ベルト搬送ローラ33、34の間に架け渡されている。ベルト搬送ローラ33、34は、モータ19等により駆動される回転軸48に取り付けられている。
ここで、紙葉類Pを集積する際の羽根車50の動作について簡単に説明する。
一対の羽根車50は、図2に示すように、装置内の前段より搬送される紙葉類の幅方向の各辺部近傍の表面(上面及び後端縁)と各々摺接するように回転軸49上に設けられている。すなわち、羽根車50は、図3に示すように、無端ベルト35により下方から支持されつつ搬送されてくる紙葉類(集積部31に集積すべき例えば一枚目の紙葉類)Pの上面と摺接しつつ、紙葉類Pの先端面がストッパ43に当接するまで、当該紙葉類Pの取り込み処理を行う。次いで、羽根車50は、先端面がストッパ43に当接した一枚目の紙葉類(集積位置に集積された紙葉類)Pの後端縁と摺接することで、一枚目の紙葉類Pの後端縁を跳ね上げるように作用して集積空間Sを形成する。後続の二枚目以降の紙葉類Pは、このようにして形成される集積空間Sに順次介在されるようにして集積されて行く。
次に、羽根車50の構造について詳述する。ここで、図4(a)は、羽根車50を回転軸の径方向からみた図、図4(b)は、羽根車50を回転軸の軸方向からみた図である。なお、上記壱万円紙幣還流金庫部7、弐千円・五千円紙幣一次保留部10、及び鑑別エラー券退避部11等にも同一構造の羽根車50が設けられている。
図4(a)、図4(b)に示すように、対向配置された一対の羽根車50は、複数、つまり計8枚の羽根51、52が回転軸49の径方向からみて千鳥状に配置されている。羽根51、52は、それぞれ細長い薄板形状で形成されている。羽根52は、対向配置された羽根車50の内側において、回転軸49上の周面に羽根支持部53を介してそれぞれ放射状に延びている。一方、羽根51は、対向配置された羽根車50の外側において、回転軸49上の周面に羽根支持部53を介してそれぞれ放射状に延びている。千鳥状に配置される羽根51、52は、羽根車50の円周方向において交互に配置され、且つ回転軸49の径方向に位置ズレが生じるように配置されている。つまり、羽根車50は、隣接する羽根51、52どうしの回転軌跡の重なりが回避されるように各羽根51、52が配置されている。
したがって、集積機構にこのような羽根車50を備える券売機1では、隣接する羽根51、52どうしの間での紙葉類Pの挟持力が回転軸49の軸方向に分散され、羽根車50の中心部分へ紙葉類Pが巻込まれてしまうこと等を抑制することができる。したがって、券売機1によれば、羽根車50による紙葉類Pの集積動作の際に紙葉類Pが破れたり座屈したりすることや、ジャム(紙葉類Pの搬送詰まり)が発生すること等を抑えることができる。また、券売機1によれば、隣接する羽根51、52間での紙葉類Pの挟持力が、局所的に集中することなく、回転軸49の軸方向に分散される構造なので、紙葉類の集積動作に適切な羽根間の挟持力を容易に設定することができる。これにより、羽根車50の羽根51、52の全長を長く採ることが可能になるので、紙葉類Pの取り込み力の向上を図ることや、また、長さの異なる紙葉類Pを個別に集積する必要がある場合でも、これらの紙葉類Pの安定した集積を行うことができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。ここで、図5(a)は、この実施形態に係る券売機の集積機構に設けられた羽根車を回転軸の径方向からみた図、図5(b)は、この羽根車を回転軸の軸方向からみた図である。
これらの図に示すように、この実施形態の券売機が備える羽根車60では、互いに隣接する羽根61、62が、回転軸49の軸方向に傾けられて配置されている。詳細には、羽根61は、回転軸49の軸方向(対向配置された羽根車60の外側方向)に僅かに傾斜させたかたちで回転軸49の周面に羽根支持部63を介してそれぞれ放射状に延びている。一方、羽根62は、回転軸49の軸方向(対向配置された羽根車60の外側方向)に、羽根61よりも大きく傾けて回転軸49の周面に羽根支持部63を介してそれぞれ放射状に延びている。ここで、互いに隣接する羽根61、62の一方のみを、回転軸49の軸方向に傾けて配置してもよい。
したがって、このような羽根車60を備える本実施形態の券売機では、互いに隣接する羽根61、62どうしの回転軌跡の重なりが少なくとも部分的に回避されたかたちで羽根車60の各羽根61、62が回転軸49の周面に列設されているので、第1の実施形態と同様、隣接する羽根61、62どうしの間での紙葉類Pの挟持力が回転軸49の軸方向に分散され、羽根車60の中心部分へ紙葉類Pが巻込まれてしまうこと等を抑制することができる。これにより、紙葉類Pが破れたり折れ曲ったりすること等を抑えることが可能となる。また、回転軌跡の重なりを回避するために羽根を例えば湾曲させて羽根車60を構成してもよい。さらに、本実施形態の券売機では、傾けて配置された羽根61、62を有する一対の羽根車60どうしは、搬送される紙葉類Pの幅方向の各辺部近傍の表面と各羽根61、62がそれぞれ摺接するように、互いに対称の姿勢で対向配置されている。これにより、紙葉類Pの幅方向の辺部に均等に搬送力が作用し紙葉類Pを安定且つ確実に集積できる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。ここで、図6(a)は、この実施形態に係る券売機の集積機構に設けられた羽根車を回転軸の径方向からみた図、図6(b)は、この羽根車を回転軸の軸方向からみた図である。
これらの図に示すように、この実施形態の券売機が備える羽根車70では、互いに隣接する羽根71、72が、回転軸49の軸方向に折曲された折曲部71a、71bをそれぞれ有している。詳細には、羽根71は、回転軸49の軸方向(対向配置された羽根車70の外側方向)に僅かに基端部が傾けられ、且つ僅かに折曲された折曲部71aを有し、回転軸49の周面に羽根支持部73を介してそれぞれ放射状に延びている。一方、羽根72は、回転軸49の軸方向(対向配置された羽根車60の外側方向)に、羽根71よりも大きく基端部が傾けられ、且つ羽根71よりも大きく折曲された折曲部72aを有し、回転軸49の周面に羽根支持部73を介してそれぞれ放射状に延びている。ここで、互いに隣接する羽根71、72の一方にのみ折曲部を設けてもよい。
したがって、このような羽根車70を備える本実施形態の券売機においても、隣接する羽根71、72どうしの回転軌跡の重なりが少なくとも部分的に回避されるので、羽根71、72間での紙葉類の挟持力が分散され、紙葉類の巻込み等を抑制できる。また、本実施形態の券売機では、折曲部71a、71bを持つ羽根71、72が列設された一対の羽根車60どうしは、互いに対称の姿勢で対向配置されているので、紙葉類Pの幅方向の辺部に均等に搬送力が作用し紙葉類の安定した集積を実現できる。
以上、本発明を各実施の形態により具体的に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上述した実施形態では、本発明を券売機について適用した例について説明したが、これに代えて、ATM、自動販売機類、又は帳票の処理装置等にも本発明を適用することが可能である。つまり、本発明の紙葉類処理装置で処理可能な紙葉類としては、例えば、紙幣の他、帳票、小切手、商品券、有価証券等が例示される。
本発明の第1の実施形態に係る券売機を概略的に示す図である。 (a)は、図1に示す券売機が備える千円紙幣還流金庫部を紙葉類の搬入側からみた図、(b)は、その側面図である。 図2に示す千円紙幣還流金庫部内の羽根車により紙葉類が集積される動作を説明するための図である。 (a)は、図2に示す千円紙幣還流金庫部に設けられた羽根車を回転軸の径方向からみた図、(b)は、その羽根車を回転軸の軸方向からみた図である。 (a)は、図4に示す羽根車と構造の異なる羽根車を回転軸の径方向からみた図、(b)は、その羽根車を回転軸の軸方向からみた図である。 (a)は、図3及び図4に示す羽根車と構造の異なる羽根車を回転軸の径方向からみた図、(b)は、その羽根車を回転軸の軸方向からみた図である。
符号の説明
1…券売機、6…千円紙幣還流金庫部、7…壱万円紙幣還流金庫部、31…集積部、35…無端ベルト、48,49…回転軸、50,60,70…羽根車、51,52,61,62,71,72…羽根、71a,72a…折曲部、P…紙葉類、S…集積空間。

Claims (3)

  1. 紙葉類が集積される集積部と、
    前記集積部側に向けて紙葉類を搬送する搬送機構と、
    回転軸の周面に列設されて前記搬送機構により搬送される紙葉類と各々摺接しつつ該紙葉類を前記集積部に集積する複数の羽根を有し、且つ隣接する前記羽根どうしの回転軌跡の重なりを部分的に回避するように前記各羽根を配置した羽根車とを具備し、
    前記羽根車の有する複数の羽根は、前記回転軸の軸方向へ傾けて配置された第1の羽根と前記回転軸の軸方向へ前記第1の羽根の傾きよりも大きく傾けて配置された第2の羽根とからなり、且つこれら第1の羽根と第2の羽根とが互いに隣接するように前記回転軸の周面上に交互に配置されている、
    とを特徴とする紙葉類処理装置。
  2. 紙葉類が集積される集積部と、
    前記集積部側に向けて紙葉類を搬送する搬送機構と、
    回転軸の周面に列設されて前記搬送機構により搬送される紙葉類と各々摺接しつつ該紙葉類を前記集積部に集積する複数の羽根を有し、且つ隣接する前記羽根どうしの回転軌跡の重なりを部分的に回避するように前記各羽根を配置した羽根車とを具備し、
    前記羽根車の有する複数の羽根は、基端部側が前記回転軸の軸方向へ折り曲げられた形状を有する第1の羽根と、基端部側が前記回転軸の軸方向へ前記第1の羽根よりもより大きく折り曲げられた形状を有する第2の羽根と、からなり、且つこれら第1の羽根と第2の羽根とが互いに隣接するように前記回転軸の周面上に交互に配置されている、
    ことを特徴とする紙葉類処理装置。
  3. 前記羽根車は、前記搬送機構により搬送される紙葉類の幅方向の各辺部近傍の表面と各々摺接するように前記回転軸上に一対で設けられ、且つ複数の羽根を備えた当該一対の羽根車どうしは、互いに対称の姿勢で対向配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の紙葉類処理装置。
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