JPH04182251A - 紙葉類堆積装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は紙葉類取扱装置に係り、特に現金自動取引装置
の紙幣堆積機構等順次送られて来ろ紙葉類を堆積貯留す
る機構の信頼度向上に好適な構成に関する。

〔従来の技術〕

従来の紙葉類堆積装置に於ける羽根付ローラは、特開昭
６１−６０５６１−公報に記載のように、搬送されてく
る紙葉類を収納部へ堆積させる際、後続紙葉との１−渉
を防止するため、羽根付ローラを回転することにより先
行紙葉の後端上部を羽根部ではたき落とすことを目的と
して実装され、また特開昭６：３−２３１０３公報に記
載のように上記目的に加えて、羽根付ローラの回転によ
り羽根部で堆積紙葉後端をたたき、紙葉類搬送方向と平
行な方向の堆積紙葉整列性を向」ニさせることを目的と
して使用されていた。

また、上記従来技術等紙葉類堆積装置は、紙葉類を収納
部へ堆積する堆積機構に加えて、堆積した紙葉類を］枚
１枚分離し次段へと送り出す繰出し機構を組合せて用い
ることが多い。

〔発明が解決しようとする課題〕

技術の発達に伴い、装置の小形化、収納容量の増大、信
頼度向上といったことがより求められるようになり、」
１記［１的を考慮に入れると従来技術は下記のような問
題を生じてくる。

まず第１は、堆積紙葉の整列の乱れである。装置の小形
化を考えると、羽根付ローラ羽根部の回転半径の一部と
堆積紙葉上端をオーバラップさせ羽根部を堆積紙葉に当
接させて弾性変形させながら回転させる様な配置が好適
となるが、この様な構成とした場合、羽根部が堆積紙葉
後端をたたくこと、同時にこの羽根部が堆積紙葉を後ろ
側に引き込むことが原因で前記第１の問題を生ずること
となる。第２は紙葉類堆積高さのアンバランスである。

紙葉類がしわや折れぐせ等のあるもので堆積した時の様
に、高さが弾性的に変化する様な場合には、羽根部が堆
積紙葉後端を押し下げながらたたくことによって前側が
盛り上がってしまう。

これが第２の問題の原因であるが、この第２の問題は、
紙葉と収納部前後壁との抵抗を不安定にするため次段の
繰出し動作が不安定となり、また所定面に対して傾いて
堆積するため紙葉の前後位置を規制する収納部前後壁に
対して紙葉前後方向の自由度が増加し整列性が乱れ、さ
らには所定面に対して平行に堆積した時に比べ堆積高さ
が増すため所定１法内の収納容量の減少にもつながる。

本発明の目的は、安価な方法で堆積紙葉の整列性を向上
し信頼性を高め、所定寸法内に収納容量の増大を図るこ
とにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するため本発明は、所定位置に羽根部回
転軌跡規制部材なるものを配設することによって、羽根
付ローラ羽根部と堆積紙葉後端との当接位置を規制し、
その結果当接により羽根部が堆積紙葉に及ぼす力を緩和
するものである。

〔作用〕

上記、羽根部回転軌跡規制部材は、羽根付ローラの回転
による羽根部の既堆積紙菓との当接位置を規制するよう
な位置に配設されており、羽根部が所定の位置または堆
積紙葉を押し下げてくると上記羽根部回転軌跡規制部材
に当接し、これより下方へ堆積紙葉を押し下げようとす
る力を緩和するような構造となっているので、羽根部が
紙葉類を後側へ引き込んで堆積紙葉の整列性が乱れたり
、羽根部の必要以上の堆積紙葉後側押し下げにより前側
が盛り上がってしまうといった問題を解決することが可
能になる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。

第１図は本実施例の構成を示す側断面図であり、第２図
は本実施例の動作を示す第１図を矢印Ｚ方向から見た正
面図である。

まず第１図を用いて本実施例の構成を説明する。

本発明の一実施例である紙葉堆積機構は、紙葉１を挾持
搬送する搬送ベルト２、及びガイドローラ３．４．．５
と、図示しない暉動源により収納部１０への送り込み、
または次段への受は渡しの切換えを行うゲー１−〇とか
ら成る紙葉搬送手段と、相対向しかつ圧力を持って接し
ている挾持ローラ７゜８と、紙葉１を収納部１０の保持
板１１上に案内するためのガイド９と、挾持ローラ８の
駆動軸に複数取り付けられ挾持ローラ８と同じ図示しな
い駆動源により駆動する合成樹脂等の弾性を有する部材
ててきた複数の羽根部１３を放射状に配した羽根ローラ
１４とから成る紙葉堆積手段とで構成されており、本発
明である羽根部回転軌跡規制部材２０は円筒状丸棒で羽
根付ローラ１４の回転軸】５と平行に紙葉］−の堆積面
よりやや上方に、羽根部１３と当接して羽根部１：３の
回転軌跡を規制、即ち、羽根部１３と堆積紙葉１２との
当接力を緩和する様取付けられている。次に第１図、第
２図、第３図を用いて本実施例の動作を説明する。ここ
で、第３図は本実施例である羽根部回転軌跡規制部側２
０の作用を示す前記第１図の羽根付ローラ１４付近の部
分側断面図である。まず第１図において紙葉堆積時、前
段より送られてきた紙葉］は、搬送ベルト２、及びガイ
ドローラ３，４．５により第１図右方向へ搬送−され、
ゲート６により取込まれ、挾持ローラ７゜８、及びガイ
ド９に支持され、矢印Ａ方向へ向かう。

矢印入方向から収納部１０へ送られてきた紙葉］は、駆
動軸１５で１紙葉］−の進入方向と同じ方向に回転する
ように支持されている羽根付ローラ１４の回転によって
第２図のごとく強制的に波形に変形させられ、紙葉１が
腰の弱い紙葉てあったり、折れぐせの強い紙葉てあった
場合にも、収納部１０侵入の際堆積紙葉１２との当接で
ジャムが発生しないだけの剛性が作られる。そして紙葉
１が挾持ローラ７．８から外れると、第１図矢印Ｂ方向
へ羽根付きローラ１４の羽根部１３が紙葉１後端をはた
き落とすことにより後続紙葉との干渉を防止している。

その直後、つまり羽根付ローラ１４の羽根部１３が紙葉
１後端干渉防止のために堆積紙葉１２最上面まではたき
落とし、所定の位置まで達すると、第３図（１）のごと
く羽根部１３は本発明である羽根部回転軌跡規制部材２
０に当接し、前記のように弾性を有している羽根部１３
は第３図（２）のごとく変形し堆積紙葉１２との接触を
規制されて回転してゆく。なお、収納部１０は紙葉１の
堆積により堆積紙葉］２最上面位置が上昇するため、図
示しない堆積位置検出センサにてこれを検出し、堆積紙
葉１２を保持する保持板１１を図示しない動力源で適宜
下降制御しながら堆積紙葉１２最」−面位置を一定に保
ち、紙葉１の堆積動作安定化を図っている。

第４図は、従来の羽根付ローラを用いた紙葉類堆積装置
で問題となる現象を示した図である。

以下、この現象を説明する。装置の小形化、収納容量増
大等の要求に伴い、羽根付ローラ１４を用いた装置では
、羽根付ローラ１４の羽根部１３の回転半径の一部と堆
積紙葉〕２上端をオーバラップさせ羽根部］３を堆積紙
葉１２に当接させて弾性変形させながら回転させる様な
構造が好適となる。しかし、このような構造とした時、
従来の装置では下記問題を生じてくる。１ まず、送り込まれる紙葉］が断続的で羽根付ローラ１４
がすてに収納した堆積紙葉１２に当接しながら空回りす
るような時には、第４図（１）に示すように羽根部１３
が堆積紙葉１２後端をたたく力で堆積紙１１１２を紙葉
］′のごとく後ろ側へ引き込んでしまうことがあり堆積
紙葉１２の整列性が乱れ、繰出しの際に不具合の原因と
なる。また、流通した紙幣の様に折れぐせ、しわが有り
、堆積した高さが弾性的に変化するような場合は、上記
羽根部１３と堆積紙葉１２上端とのオーバラップにより
羽根部１３が堆積紙葉１２後端を押し下げながらたたく
ので、第４図（２）のように堆積紙葉１２前端が盛り上
がってしまい、堆積紙葉１２最上面の前端と後端の間に
高さｈになる差が生じ、堆積紙葉１２の前後位置を規制
する収納部１０前後壁１６．１７に対して堆積紙葉１２
前後方向の自由度が増し整列性が乱れる。また同一枚数
を所定面に対して平行に堆積した時に比へ堆積高さが増
すため所定寸法内の収納容量が減少する。第５図は、本
発明である羽根部回転軌跡規制部材２０の効果を示す第
１図羽根付ローラ１４付近の部分側断面図であり、第６
図はその応用を説明するための第２図羽根部回転軌跡規
制部材２０付近の部分拡大図である。」１記問題を解決
するに当り、第５図にて本発明を用いた時の効果を説明
する。

羽根部１３と堆積紙葉１２の配置をオーバラップさせる
ことにより、紙葉１あるいは堆積紙葉１２には、羽根付
ローラ１４の回転で第５図に示すように、Ｆ□（羽根部
１３が後続紙葉干渉防止のために紙葉１をはたき落す力
）に加えて新たにＦ、ｌ（羽根部１３が堆積紙葉１２後
端をたたいて後ろ側に引き込む力）、ｒ’　３（羽根部
１３が堆積紙葉１２をたたいて押し下げる力）が発生す
るようになる。

つまり」１記Ｆ２．Ｆ３という２つの力の影響で、前記
第３図で説明の、堆積紙葉１２後ろ側引き込み、堆積紙
葉１２前側盛り上りといった問題が発生すると考えられ
る。ここで本発明である羽根部回転軌跡規制部材２０は
羽根部１３と堆積紙葉１２後端との当接位置を規制し、
上記Ｆ２．　ＦＪという力を適度に緩和するような位置
に取（−Ｊけられているため、前記堆積紙葉１２後ろ側
引き込み、堆積紙葉１２１）１ｆ側盛り」ユリといった
問題が解決できる。

また、本実施例の羽根部回転軌跡規制部材２０は、簡単
な細い丸棒なるもので構成され、第２図に示すごとく軸
方向に複数取付けられた羽根付ローラ１４の両端２箇所
のみに配設されているが、第６図のごとく、この羽根部
回転軌跡規制部材２０ａ　、　ｂ、または２０ａ、ｂ、
ｃ等といった範囲に取付けたり、部分的に高さ等位置を
変更することにより力Ｆｚ＋Ｆ３を適度に調節すること
かでき、取扱う紙葉の状況に応じた最適の紙葉類堆積装
置を構成することができる。

〔発明の効果〕

本発明である羽根部回転軌跡規制部材は、例えば、細い
丸棒の様な簡単、低コスＩ・の構成であり、小スペース
にも実装可能である上に、羽根部と堆積紙葉との干渉を
緩和して整列性、収納容量の安定した小形の堆積装置が
実現できる。

特に紙葉類繰出し動作時には紙葉類の搬送異常等を未然
に防止でき、信頼度向上にもなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本実施例の構成及び動作を示す図、第２図は本
実施例の動作を示す、第１゜図を矢印Ｚ方向から見た正
面図、第３図は本発明である羽根部回転軌跡規制部材の
作用を示す第１図羽根付ローラ１４付近の部分図、第４
図は羽根付ローラ１４を用いた装置で問題となる現象を
説明する図、第５図は本発明である羽根部回転軌跡規制
部材２０の効果を示す第１図羽根付ローラ１４付近の部
分図、第６図は本発明である羽根部回転軌跡規制部材２
０の応用を説明する第２図羽根部回転軌跡規制部材２０
付近の部分拡大図である。 １−　・紙葉、　　　　　　２・・収納部、１１−・保
持板、　　　　　１２・堆積紙葉、１３・羽根部、　　
　　　１４・羽根付ローラ、２０・・羽根部回転軌跡規
制部材。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、紙葉類収納部上方に、前段より送り込まれる紙葉類
   を所定位置まで取り込む為の、弾性体から成る羽根を複
   数放射状に配した羽根ローラと、相対向しかつ圧力をも
   って接している挟持ローラにて構成される紙葉類堆積手
   段を有する紙葉類堆積機構に於いて、上記羽根付ローラ
   の回転時の、羽根付ローラ羽根部と既堆積紙葉との当接
   位置を、羽根部回転軌跡規制部材を設けることにより規
   制したことを特徴とする紙葉類堆積装置。