JP2007112601A - 紙葉類分離装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
従来のサイズが異なる紙葉類の分離機構においては、しかしながら、取り扱う紙葉類の繰り出し方向の長さが短い場合には、上記従来例に示されるように予備送出手段をピックアップローラの反繰り出し方向に設けることができない場合がある。
【解決手段】
ピックアップローラには、紙葉類の繰り出し時にフィードローラの高摩擦部材の位置と同位相となる位置に第一の高摩擦部設け、かつ、前記のフィードローラ高摩擦部と同期しない位置に第二の高摩擦部を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、紙葉類分離機構に関するものである。
近年、サイズ種類が多い海外紙幣を取り扱うことが可能な紙幣分離装置の要求が高いことから、サイズが異なる紙葉類を一枚ずつに分離して繰り出す従来の紙葉類分離機構の例としては、例えば特開2002−347961号公報に記載された紙葉類繰り出し装置がある。
この紙葉類繰出し装置は、長短入り混じった紙幣を繰り出す際に、紙葉類繰り出し部においてゲート部に対して紙幣の先端が揃っていないと繰り出し時に最上位の紙幣が繰り出されずに2枚目の紙幣が繰り出されてゲート部に進入することになり、その結果生じる2枚繰出し(重送)を防ぐことを目的としたものである。
上記従来例では、重送を防ぐために、ステージ上に集積された紙葉類の最上位のものを、フィードローラの高摩擦部以外の低摩擦面に突き当たる状態までゲートローラへ送る予備送出手段と、フィードローラと予備送出手段との間に設けられ、周囲の一部に高摩擦部を有していて、フィードローラと同期して間歇駆動されるキッカローラ(以後はピックアップローラと称する)が設けられている。このように、予備送出手段をピックアップローラより反繰り出し方向に設けることによって、集積紙葉類中に繰り出し方向長さの短い紙葉類が存在した場合であっても、その紙葉類とゲート部との間隔が大きい時、その短い紙葉類を前記予備送出手段により所定の繰り出し可能位置へ送るように工夫することで重送を防いでいる。
特開2002−347961号公報
上記従来例は、予備送出手段をピックアップローラより反繰出し方向に設けた構成となっている。上記従来例では、紙幣が紙葉類の一例として挙げられ、最短のユーロ紙幣の長さが120mm、最長のユーロ紙幣の長さが160mmと記載されている。これらの値は、紙幣の長い辺の寸法である。すなわち、従来例では、紙幣の短辺を先端、後端とした姿勢で紙幣を繰出すような、紙葉類の繰り出し方向の長さが比較的長いものに対する繰出し装置で有効な発明である。
しかしながら、取り扱う紙葉類の繰出し方向の長さが短い場合には、上記従来例に示されるように予備送出手段をピックアップローラの反繰出し方向に設けることができない場合がある。例えば、ユーロ紙幣の短辺方向の最短寸法は62mm、最長寸法は82mmであり、紙幣の長辺を先端、後端とした姿勢で紙幣を繰出すような分離機構では、予備送出手段が紙幣の短辺長さの範囲に設けることが困難な場合も生じる。
また、他の課題として、上記従来例では予備送出手段がピックアップローラの反繰り出し方向に設けられた構成となっており、なおかつ、最上位の紙葉類を予備送出手段によって所定の繰り出し可能位置へ送る場合にはピックアップローラは紙葉類に接触しない構成となっている。このような構成においては、紙葉類の先端部と予備送出手段により繰り出し力が作用する位置の間の距離が長くなるため、紙葉類を所定の繰り出し可能位置へ送る場合に、折れくせがある紙幣や剛性の低い紙葉類では座屈による変形が生じやすく正常な繰り出しができなくなる問題もある。
本発明の目的は、重送を防止した紙葉類分離装置を提供することにある。
上記目的は、集積された紙葉類に搬送力を付与する搬送手段と、前記紙葉類に搬送抵抗力を付与する搬送抵抗手段と、前記紙葉類を積載する積載手段と、外周の一部に高摩擦部材を有するフィードローラと、外周の一部に高摩擦部材を有するピックアップローラと、その外周が高摩擦部材からなるゲートローラと、前記フィードローラとゲートローラから構成されるゲート部と、このゲート部より繰り出される前記紙葉類を下流部へ搬送する搬送手段とを備えた紙葉類分離装置において、前記紙葉類の繰り出し時に前記フィードローラの高摩擦部材の位置と同位相となる位置に第一の高摩擦部と前記フィードローラ高摩擦部と同期しない位置に第二の高摩擦部を前記ピックアップローラに設けたことにより達成される。
また、上記目的は、前記フィードローラと前記ゲートローラから構成されるゲート位置から前記ピックアップローラが積載台上に集積された紙葉類に接触する位置までの距離をx、前記ゲート位置から前記ホッパ部繰り出し方向下流側位置までの距離をy、前記ホッパ部の紙葉類収納部分の繰り出し方向長さをB、繰り出される紙葉類の内で繰り出し方向の長さがもっとも短いものの寸法をLminとした場合、前記xの値がy+B−Lminの値以上となる位置に前記ピックアップローラを設けたことにより達成される。
また、上記目的は、前記フィードローラと前記ゲートローラから構成されるゲート位置から前記ピックアップローラが積載台上に集積された紙葉類に接触する位置までの距離をx、前記ゲート位置から前記ホッパ部繰り出し方向下流側位置までの距離をy、前記ホッパ部の紙葉類収納部分の繰り出し方向長さをB、繰り出される紙葉類の内で繰り出し方向の長さがもっとも短いものの寸法をLmin、ピックアップローラの第一の高摩擦部の長さをRp1、第二の高摩擦部の長さをRp2、フィードローラの高摩擦部の長さをRfとした時、前記xの値がy+B−Lminの値以上となる位置にピックアップローラを設け、また、前記Rp1とRfをほぼ同じ寸法とし、Rp1の寸法はy以上で、かつLmin−xの値以下とし、さらにRp2の寸法はx以下としたことにより達成される。
また、上記目的は、前記フィードローラの径の径に対して概略2分の1の径で、かつ同じ2倍の回転速度で回転され、やはりその外周の一部に高摩擦部材を有するピックアップローラと、その外周が高摩擦部材からなるゲートローラと、前記フィードローラとゲートローラから構成されるゲート部より下流側に設けられ、ゲート部から繰り出されてくる紙葉類をさらに下流部へ搬送する搬送手段と、前記ピックアップローラには、紙葉類の繰り出し時に前記フィードローラの高摩擦部材の位置と2回転のうち1回は紙葉類の繰り出しが可能ような同期する位置に高摩擦部を設け、前記フィードローラと前記ゲートローラから構成されるゲート位置から前記ピックアップローラが積載台上に集積された紙葉類に接触する位置までの距離をx、前記ゲート位置から前記ホッパ部繰り出し方向下流側位置までの距離をy、前記ホッパ部の紙葉類収納部分の繰り出し方向長さをB、繰り出される紙葉類の内で繰り出し方向の長さがもっとも短いものの寸法をLminとした時、前記xの値がy+B−Lminの値以上となる位置にピックアップローラを設けたことにより達成される。
また、上記目的は、前記フィードローラと前記ゲートローラから構成されるゲート位置から前記ピックアップローラが積載台上に集積された紙葉類に接触する位置までの距離をx、前記ゲート位置から前記ホッパ部繰り出し方向下流側位置までの距離をy、前記ホッパ部の紙葉類収納部分の繰り出し方向長さをB、繰り出される紙葉類の内で繰り出し方向の長さがもっとも短いものの寸法をLmin、ピックアップローラの高摩擦部の長さをRp、フィードローラの高摩擦部の長さをRfとした時、前記xの値がy+B−Lminの値以上となる位置にピックアップローラを設け、また、前記Rp1とRfをほぼ同じ寸法とし、Rpの寸法はy以上で、かつLmin−xの値以下としたにより達成される。
本発明によれば、重送を防止した紙葉類分離装置を提供できる。
以下に、本発明における実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施例を備えた紙葉類分離装置の側面図である。
図1において、1は紙葉類の分離装置である。102は、集積された紙葉類101の最上位の紙葉類101Aに繰出し時に繰出し力を作用させる繰出し手段としてのピックアップローラである。103は繰出される紙葉類に搬送力を付与する搬送手段としてのフィードローラである。104は複数枚の紙葉類が同時に繰出されることを防ぐために紙葉類に搬送抵抗力を付与する搬送抵抗手段としてのゲートローラである。105は一枚づつ繰出された紙葉類をさらに下流側へ搬送するための搬送ローラである。106は集積される紙葉類を積載すると共に、分離時には紙葉類101を前記ピックアップローラ102に押し付ける機能を有する積載台である。107は紙葉類を集積するためのボックス107から構成される。
ピックアップローラ102とフィードローラ103は、その外周の一部がゴム材料で構成される高摩擦部102A、103Aを有しており、これらの高摩擦部の位相は繰出しの際に紙葉が問題無く繰出されるように同期するように調整されている。また、ピックアップローラ102の外周部の周速度とフィードローラ103の外周部の周速度はほぼ同じとなるような寸法となっている。さらに、これらのピックアップローラ102とフィードローラ103は、図示されない駆動源から図示されないギアやベルト等から成る駆動機構によって駆動力が伝達され同期して回転運動するように構成されている。これらのピックアップローラ102とフィードローラ103は両方向に回転可能なように駆動される。回転方向の変更は、例えば駆動源がステッピングモータである場合、図示されない制御部により、ステッピングモータの回転方向が指定されて決定される。
図2は本発明の一実施例を備えた紙葉類の分離集積装置の正面図である。
図2において、前記フィードローラ103の間には、前記ゲートローラ104がフィードローラに入れ子の状態で配置されるオーバラップ方式とよばれるものである。本実施例の紙葉類の分離集積装置1は、軸108の軸方向に4個のフィードローラ103が配置されている。また、軸109の軸方向には、2個のゲートローラ104がフィードローラ103とオーバラップするように配置されている。ゲートローラ104は軸109に対してワンウェイクラッチ111を介して取り付けられており、紙葉類の集積方向に対しては回転するが、紙葉類の繰出し方向には回転しないように構成されている。
図3はゲートローラとフィードローラとの間に紙葉類が侵入した状態を示す図である。
図3において、紙葉類110がフィードローラ103部を通過する際には波形の変形を生じるようになっている。繰出しの際にフィードローラ103が紙葉類に作用させる搬送力は、この紙葉類に生じる波形変形による変形力によって発生するフィードローラ103と紙葉類間の摩擦力である。オーバラップの量は、取り扱う紙葉類の剛性、ゲートローラ104の半径方向の弾性(圧力特性)、隣り合うフィードローラ間の寸法、ゲートローラ104の幅寸法等から、適正な繰出し時の分離特性となるように設定されている。
次に本実施例の紙葉類分離装置におけるピックアップローラ位置について図4を用いて説明する。
図4は紙葉類分離装置の側面図である。
図4において、フィードローラ103とゲートローラ104の軸中心を結ぶ線と、ピックアップローラ102の軸中心を結ぶ線との間隔をx、フィードローラ103とゲートローラ104の軸中心を結ぶ線とボックス107の繰り出し側の内壁までの距離をy、ボックスの紙葉類収納空間の繰り出し方向の幅寸法をB、この紙葉類分離機構で取り扱い紙葉類の最小のものの繰り出し方向の寸法をLminとした場合、ピックアップローラ102のフィードローラ103とゲートローラ104を結ぶ線からの取り付け位置xは、xの値がy+B−Lminの値以上となる位置に配置されている。これは、図4に示すように、最小寸法の紙葉が、反繰出し方向に最大限にずれた場合であっても、二枚目以降の紙葉類に繰出し力を作用させない位置である。また、ピックアップローラ102の設置位置xの最大値はLminの値以下である。これは、最小寸法の紙葉が繰出し側に最大限にずれた場合であっても二枚目以降の紙葉類に繰出し力を作用させない位置である。
次に、本実施例におけるピックアップローラ102とフィードローラ103の径や高摩擦部の寸法について図5を用いて説明する。
図5は、ピックアップローラとフィードローラの形状を示す図である。
図5において、前述したように、本実施例における紙葉類分離装置では、フィードローラ103とピックアップローラ102の周速度が同じとなるようにおのおののローラの径DfとDpが定められている。また、フィードローラ103の高摩擦部103Aの長さをRf、ピックアップローラ102の高摩擦部のうち、フィードローラ103の高摩擦部103Aに同期した位置の高摩擦部102Aの長さをRp1、同期しない位置の高摩擦部102Bの長さをRp2としたとき、RfとRp1はほぼ同じ寸法である。また、Rp1の寸法は、2Lmin−y−Bの値を超えない値となるように設定されている。これは高摩擦部102Aが二枚目以降の紙葉に繰出し力を作用させない位置である。さらに、ピックアップローラ102の高摩擦部102Bの長さRp2も、2Lmin−y−Bの値を超えない値となるように設定されている。なお、RfとRp1の寸法は、フィードローラ103とげートローラ104の軸中心を結ぶ線と、隣接した設置される下流側の搬送ローラの位置までの距離zよりは大きい値である。
図6は、分離時のピックアップローラとフィードローラの動作について説明する図である。
図6において、分離動作を行う場合には、一旦積載台106は下降し、最上位の紙葉類101Aがピックアップローラ102に接触しないように制御される。そのご、ピックアップローラ102とフィードローラ103が回転されるとこによって位置調整される。調整される位置は、ピックアップローラ102とフィードローラ103が紙葉類の繰り出し方向に回転したとき、まずピックアップローラの高摩擦部102Bが最初に紙葉類に接触する位置である。このための位相制御は、図2に示す軸108に取り付けられた位相板112を図示されないセンサで位置を検出し、この信号をもとに図示されない駆動源を停止することで位置制御を行う。
次に、積載台106が上方へ上昇し、紙葉類101が所定の圧力でピックアップローラ102へ押し付けられた時点で停止する。圧力の検出は、図示されない圧力検出センサで圧力や、あるいは圧力に対応した位置の情報検出で行われる。検出された圧力信号をもとに図示されない駆動源を停止することで積載台は106は停止される。
図7は、その後のピックアップローラとフィードローラの動きを示す図である。
図7において、搬送ローラ105が矢印で示されるような紙葉類の繰り出し方向へ回転駆動される。このとき、最小寸法の紙葉類が反繰り出し方向に最大限ずれた場合、ピックアップローラ102の高摩擦部102Bによって、フィードローラ103とゲートローラ104で形成されるオーバラップ部近傍へ搬送される。紙葉類が最大限ずれていない場合は、高摩擦部102Bによって紙葉類はオーバラップ部へ搬送されるが、高摩擦部102Bの搬送力は、紙葉類がオーバラップへ進入してもフィードローラの高摩擦部以外から受ける搬送力がきわめて小さいようにフィードローラ103の材質が定められていることと、ゲートローラによる搬送抵抗力よりも小さい値となるように設定されているため、紙葉類がオーバラップ部から大きく繰り出されることはない。また、この際フィードローラ103とゲートローラ104の軸中心を結ぶ線と、下流側の搬送ローラの位置までの距離zは、上記の場合であっても紙葉類が搬送ローラ105にかみこまないように設定されている。さらに、上述の場合において、高摩擦部102Bによる搬送力は、取り扱う紙葉類に座屈変形が発生しない値となるように高摩擦部の材料や圧力の設定がなされている。
図8は、最上位の紙葉類が繰り出し方向側によった場合のピックアップローラとフィードローラの動きを示す図である。
図8において、最上位の紙葉類が最大寸法の場合や、最上位の紙葉類が繰り出し方向側によったような場合であっても、上述したように、高摩擦部102Bの搬送力は小さい値となるように設定されているので、オーバラップ部を大きく超えて繰出されたり、紙葉類に座屈を生じさせることはない。
図9は、フィードローラの高摩擦部と同期したピックアップローラの高摩擦部が最上位の紙葉類に接触し搬送力を作用たときのピックアップローラとフィードローラの動きを示す図である。
図9において、ピックアップローラ102とフィードローラ103が回転し、今度はフィードローラ103の高摩擦部103Aと同期したピックアップローラ高摩擦部102Aが最上位の紙葉類に接触し搬送力を作用させる。最上位の紙葉類は高摩擦部102Aとフィードローラ103の高摩擦部103Aの搬送力によって搬送ローラ105へ繰出される。このとき二枚目以降の紙葉類が一枚目と同時に連れ出されることがあっても、二枚目以降の紙葉類はゲートローラ104による搬送抵抗力によって繰出されることはない。
最上位の紙葉類が最大寸法の場合や、最上位の紙葉類が繰り出し方向側によったような場合であっても、上述したように、高摩擦部102Bの搬送力は小さい値となるように設定されているので、オーバラップ部を大きく超えて繰出されたり、紙葉類に座屈を生じさせることはない。
図10は、紙葉類分離装置の他の実施例を示した図である。
図10において、紙葉類の分離装置2では、集積された紙葉類201の最上位の紙葉類201Aに繰出し時に繰出し力を作用させる繰出し手段としてのピックアップローラ202と、繰出される紙葉類に搬送力を付与する搬送手段としてのフィードローラ203と、複数枚の紙葉類が同時に繰出されることを防ぐために紙葉類に搬送抵抗力を付与する搬送抵抗手段としてのゲートローラ204と、一枚づつ繰出された紙葉類をさらに下流側へ搬送するための搬送ローラ205、集積される紙葉類を積載すると共に、分離時には紙葉類201を前記ピックアップローラ202に押し付ける機能を有する積載台206、および紙葉類を集積するためのボックス207から構成される。
ピックアップローラ202とフィードローラ203は、フィードローラ203が1回転する間にピックアップローラ202は2回転する寸法となっている。これらのピックアップローラ202とフィードローラ203は、図示されない駆動源から図示されないギアやベルト等から成る駆動機構によって駆動力が伝達され同期して回転運動するように構成されているが、ピックアップローラ202の外周部の周速度とフィードローラ203の外周部の周速度はほぼ同じとなるような角速度となる駆動機構となっているが。これらのピックアップローラ202とフィードローラ203は両方向に回転可能なように駆動される。回転方向の変更は、例えば駆動源がステッピングモータである場合、図示されない制御部により、ステッピングモータの回転方向が指定されて決定される。
またピックアップローラ202とフィードローラ203はその外周の一部がゴム材料で構成される高摩擦部202A、203Aを有しており、これらの高摩擦部の位相はピックアップローラ202が二回転する内の1回は、フィードローラ203の高摩擦部203Aと繰出しの際に紙葉が問題無く繰出されるように同期するように調整されている。
本発明の紙葉類の分離集積装置も、実施例1の場合と同様に図2に示すように、前記フィードローラ203の間には、前記ゲートローラ204がフィードローラに入れ子の状態で配置されるオーバラップ方式とよばれるものである。ゲートローラ204は軸209に対してワンウェイクラッチを介して取り付けられており、紙葉類の集積方向に対しては回転するが、紙葉類の繰出し方向には回転しないように構成されている。このような構成とすることで、紙葉類がフィードローラ203部を通過する際には図3に示すように波形の変形を生じるようになっている。繰出しの際にフィードローラ203が紙葉類に作用させる搬送力は、この紙葉類に生じる波形変形による変形力によって発生するフィードローラ203と紙葉類間の摩擦力である。オーバラップの量は、取り扱う紙葉類の剛性、ゲートローラ204の半径方向の弾性(圧力特性)、隣り合うフィードローラ間の寸法、ゲートローラ204の幅寸法等から、適正な繰出し時の分離特性となるように設定されている。
図11は、本実施例の紙葉類分離装置におけるピックアップローラ位置について説明する図である。
図11において、フィードローラ203とゲートローラ204の軸中心を結ぶ線と、ピックアップローラ202の軸中心を結ぶ線との間隔をx、フィードローラ203とゲートローラ204の軸中心を結ぶ線とボックス207の繰り出し側の内壁までの距離をy、ボックスの紙葉類収納空間の繰り出し方向の幅寸法をB、この紙葉類分離機構で取り扱い紙葉類の最小のものの繰り出し方向の寸法をLminとした場合、ピックアップローラ202のフィードローラ203とゲートローラ204を結ぶ線からの取り付け位置xは、xの値がy+B−Lminの値以上となる位置に配置されている。これは、図11に示すように、最小寸法の紙葉が、反繰出し方向に最大限にずれた場合であっても、二枚目以降の紙葉類に繰り出し力を作用させない位置である。また、ピックアップローラ202の設置位置xの最大値はLminの値以下である。これは、最小寸法の紙葉が繰り出し側に最大限にずれた場合であっても二枚目以降の紙葉類に繰り出し力を作用させない位置である。
図12は、本実施例におけるピックアップローラとフィードローラの径や高摩擦部の寸法について説明する図である。
図12において、前述したように、本実施例における紙葉類分離装置では、フィードローラ203とピックアップローラ202の周速度が同じとなるようにおのおののローラの径Df2とDp2が定められている。また、フィードローラ203の高摩擦部203Aの長さをRf2、ピックアップローラ202の高摩擦部202Aの長さをRp3としたとき、Rf2とRp3はほぼ同じ寸法である。また、Rp3の寸法は、2Lmin−y−Bの値を超えない値となるように設定されている。これは高摩擦部202Aが二枚目以降の紙葉に繰り出し力を作用させない位置である。
図13は、本実施例の分離時の動作について説明する図である。
図13において、分離動作を行う場合には、一旦積載台206を下降し、最上位の紙葉類201Aがピックアップローラ202に接触しないように制御される。その後、ピックアップローラ202とフィードローラ203が回転されるとこによって位置調整される。調整される位置は、ピックアップローラ202とフィードローラ203が紙葉類の繰出し方向に回転したとき、まずピックアップローラの高摩擦部202Aが最初に紙葉類に接触して紙葉るいをオーバラップ部へ搬送してきても、フィードローラ203の高摩擦部203Aはピックアップローラ202Aと同期しない位置である。このための位相制御は、図2に示す軸108に取り付けられた位相板112と同様に、やはり軸208にとり付けられた図示されない位相版の位置を図示されないセンサで位置を検出し、この信号をもとに図示されない駆動源を停止することで位置制御を行う。
次に、積載台206が上方へ上昇し、紙葉類201が所定の圧力でピックアップローラ202へ押し付けられた時点で停止する。圧力の検出は、図示されない圧力検出センサで圧力や、あるいは圧力に対応した位置の情報検出で行われる。検出された圧力信号をもとに図示されない駆動源を停止することで積載台は206は停止される。
図14に示すように、その後、ピックアップローラ202とフィードローラ203、および搬送ローラが矢印で示されるような紙葉類の繰り出し方向へ回転駆動される。このとき、図14に示すように、最小寸法の紙葉類が反繰り出し方向に最大限ずれた場合、ピックアップローラ202の高摩擦部202Bによって、フィードローラ203とゲートローラ204で形成されるオーバラップ部近傍へ搬送される。紙葉類が最大限ずれていない場合は、高摩擦部202Aによって紙葉類はオーバラップ部へ搬送されるが、高摩擦部202Aの搬送力は、紙葉類がオーバラップへ進入してもフィードローラの高摩擦部以外から受ける搬送力がきわめて小さいようにフィードローラ203の材質が定められていることと、ゲートローラによる搬送抵抗力よりも小さい値となるように設定されているため、紙葉類がオーバラップ部から大きく繰り出されることはない。また、この際フィードローラ203とゲートローラ204の軸中心を結ぶ線と、下流側の搬送ローラの位置までの距離zは、上記の場合であっても紙葉類が搬送ローラ205にかみこまないように設定されている。さらに、上述の場合において、高摩擦部202Aによる搬送力は、取り扱う紙葉類に座屈変形が発生しない値となるように高摩擦部の材料や圧力の設定がなされている。
図15に示すように、さらにピックアップローラ202とフィードローラ203が回転し、今度はフィードローラ203の高摩擦部203Aと同期したピックアップローラ高摩擦部202Aが最上位の紙葉類に接触し搬送力を作用させる。最上位の紙葉類は高摩擦部202Aとフィードローラ203の高摩擦部203Aの搬送力によって搬送ローラ205へ繰り出される。このとき二枚目以降の紙葉類が一枚目と同時に連れ出されることがあっても、二枚目以降の紙葉類はゲートローラ204による搬送抵抗力によって繰り出されることはない。
最上位の紙葉類が最大寸法の場合や、最上位の紙葉類が繰り出し方向側によったような場合であっても、上述したように、高摩擦部202Aの搬送力は小さい値となるように設定されているので、オーバラップ部を大きく超えて繰出されたり紙葉類に座屈を生じたりすることはない。
このように、本発明は紙幣等の紙葉類を取り扱う装置に関わり、束状の状態で収納、あるいは集積された紙葉類を一枚づつに分離して繰り出す分離機構に関するものであり、特にサイズが異なる紙幣に有効である。
以上のごとく本発明は、
1.集積された紙葉類に搬送力を付与する搬送手段と、前記紙葉類に搬送抵抗力を付与する搬送抵抗手段と、前記紙葉類を積載する積載手段と、外周の一部に高摩擦部材を有するフィードローラと、外周の一部に高摩擦部材を有するピックアップローラと、その外周が高摩擦部材からなるゲートローラと、前記フィードローラとゲートローラから構成されるゲート部と、このゲート部より繰り出される前記紙葉類を下流部へ搬送する搬送手段とを備えた紙葉類分離装置において、前記紙葉類の繰り出し時に前記フィードローラの高摩擦部材の位置と同位相となる位置に第一の高摩擦部と前記フィードローラ高摩擦部と同期しない位置に第二の高摩擦部を前記ピックアップローラに設けたものである。
2.前記フィードローラと前記ゲートローラから構成されるゲート位置から前記ピックアップローラが積載台上に集積された紙葉類に接触する位置までの距離をx、前記ゲート位置から前記ホッパ部繰り出し方向下流側位置までの距離をy、前記ホッパ部の紙葉類収納部分の繰り出し方向長さをB、繰り出される紙葉類の内で繰り出し方向の長さがもっとも短いものの寸法をLminとした場合、前記xの値がy+B−Lminの値以上となる位置に前記ピックアップローラを設けたものである。
3.前記フィードローラと前記ゲートローラから構成されるゲート位置から前記ピックアップローラが積載台上に集積された紙葉類に接触する位置までの距離をx、前記ゲート位置から前記ホッパ部繰り出し方向下流側位置までの距離をy、前記ホッパ部の紙葉類収納部分の繰り出し方向長さをB、繰り出される紙葉類の内で繰り出し方向の長さがもっとも短いものの寸法をLmin、ピックアップローラの第一の高摩擦部の長さをRp1、第二の高摩擦部の長さをRp2、フィードローラの高摩擦部の長さをRfとした時、前記xの値がy+B−Lminの値以上となる位置にピックアップローラを設け、また、前記Rp1とRfをほぼ同じ寸法とし、Rp1の寸法はy以上で、かつLmin−xの値以下とし、さらにRp2の寸法はx以下としたものである。
4.前記フィードローラの径の径に対して概略2分の1の径で、かつ同じ2倍の回転速度で回転され、やはりその外周の一部に高摩擦部材を有するピックアップローラと、その外周が高摩擦部材からなるゲートローラと、前記フィードローラとゲートローラから構成されるゲート部より下流側に設けられ、ゲート部から繰り出されてくる紙葉類をさらに下流部へ搬送する搬送手段と、前記ピックアップローラには、紙葉類の繰り出し時に前記フィードローラの高摩擦部材の位置と2回転のうち1回は紙葉類の繰り出しが可能ような同期する位置に高摩擦部を設け、前記フィードローラと前記ゲートローラから構成されるゲート位置から前記ピックアップローラが積載台上に集積された紙葉類に接触する位置までの距離をx、前記ゲート位置から前記ホッパ部繰り出し方向下流側位置までの距離をy、前記ホッパ部の紙葉類収納部分の繰り出し方向長さをB、繰り出される紙葉類の内で繰り出し方向の長さがもっとも短いものの寸法をLminとした時、前記xの値がy+B−Lminの値以上となる位置にピックアップローラを設けたものである。
5.前記フィードローラと前記ゲートローラから構成されるゲート位置から前記ピックアップローラが積載台上に集積された紙葉類に接触する位置までの距離をx、前記ゲート位置から前記ホッパ部繰り出し方向下流側位置までの距離をy、前記ホッパ部の紙葉類収納部分の繰り出し方向長さをB、繰り出される紙葉類の内で繰り出し方向の長さがもっとも短いものの寸法をLmin、ピックアップローラの高摩擦部の長さをRp、フィードローラの高摩擦部の長さをRfとした時、前記xの値がy+B−Lminの値以上となる位置にピックアップローラを設け、また、前記Rp1とRfをほぼ同じ寸法とし、Rpの寸法はy以上で、かつLmin−xの値以下としたものである。
これにより、本発明はフィードローラの高摩擦部と同期しないピックアップローラの高摩擦部によって、紙葉類の先端位置が繰り出される前に揃えられ、長短入り混じった紙幣を繰り出す際に、紙葉類繰り出し部においてゲート部に対して紙幣の先端が揃っていないと繰り出し時に最上位の紙幣が繰り出されずに2枚目の紙幣が繰り出されてゲート部に進入することで生じる重送を防ぐことができる。
本発明の一実施例を備えた紙葉類分離機構を説明する図である。 本発明の一実施例を備えた紙葉類分離機構のオーバラップ部を説明する図である。 本発明の一実施例を備えた紙葉類分離時の紙葉類の変形状態を説明する図である。 本発明の一実施例を備えた紙葉類分離機構の諸寸法を説明する図である。 本発明の一実施例を備えた紙葉類分離機構の各ローラ寸法を説明する図である。 本発明の一実施例を備えた紙葉類分離集積機構の繰出し動作を説明する図である。 本発明の一実施例を備えた紙葉類分離集積機構の繰出し動作を説明する図である。 本発明の一実施例を備えた紙葉類分離集積機構の繰出し動作を説明する図である。 本発明の一実施例を備えた紙葉類分離集積機構の繰出し動作を説明する図である。 本発明の他の実施例を備えた紙葉類分離機構を説明する図である。 本発明の他の実施例を備えた紙葉類分離機構の諸寸法を説明する図である。 本発明の他の実施例を備えた紙葉類分離機構の各ローラ寸法を説明する図である。 本発明の他の実施例を備えた紙葉類分離集積機構の繰出し動作を説明する図である。 本発明の他の実施例を備えた紙葉類分離集積機構の繰出し動作を説明する図である。 本発明の他の実施例を備えた紙葉類分離集積機構の繰出し動作を説明する図である。
符号の説明
1…紙葉類分離装置、101…紙葉類、102…ピックアップローラ、103…フィードローラ、104…ゲートローラ、105…搬送ローラ、106…積載台、107…収納ボックス、108…軸、109…軸、110…搬送ガイド、111…ワンウェイクラッチ、112…位相板、2…紙葉類分離装置、201…紙葉類、202…ピックアップローラ、203…フィードローラ、204…ゲートローラ、205…搬送ローラ、206…積載台、207…収納ボックス、208…軸、209…軸、210…搬送ガイド、211…ワンウェイクラッチ。

Claims (5)

  1. 集積された紙葉類に搬送力を付与する搬送手段と、前記紙葉類に搬送抵抗力を付与する搬送抵抗手段と、前記紙葉類を積載する積載手段と、外周の一部に高摩擦部材を有するフィードローラと、外周の一部に高摩擦部材を有するピックアップローラと、その外周が高摩擦部材からなるゲートローラと、前記フィードローラとゲートローラから構成されるゲート部と、このゲート部より繰り出される前記紙葉類を下流部へ搬送する搬送手段とを備えた紙葉類分離装置において、
    前記紙葉類の繰り出し時に前記フィードローラの高摩擦部材の位置と同位相となる位置に第一の高摩擦部と前記フィードローラ高摩擦部と同期しない位置に第二の高摩擦部を前記ピックアップローラに設けたことを特徴とする紙葉類分離装置。
  2. 請求項1記載の紙葉類分離装置において、
    前記フィードローラと前記ゲートローラから構成されるゲート位置から前記ピックアップローラが積載台上に集積された紙葉類に接触する位置までの距離をx、前記ゲート位置から前記ホッパ部繰り出し方向下流側位置までの距離をy、前記ホッパ部の紙葉類収納部分の繰り出し方向長さをB、繰り出される紙葉類の内で繰り出し方向の長さがもっとも短いものの寸法をLminとした場合、前記xの値がy+B−Lminの値以上となる位置に前記ピックアップローラを設けたことを特徴とする紙葉類分離装置。
  3. 請求項1記載の紙葉類分離装置において、
    前記フィードローラと前記ゲートローラから構成されるゲート位置から前記ピックアップローラが積載台上に集積された紙葉類に接触する位置までの距離をx、前記ゲート位置から前記ホッパ部繰り出し方向下流側位置までの距離をy、前記ホッパ部の紙葉類収納部分の繰り出し方向長さをB、繰り出される紙葉類の内で繰り出し方向の長さがもっとも短いものの寸法をLmin、ピックアップローラの第一の高摩擦部の長さをRp1、第二の高摩擦部の長さをRp2、フィードローラの高摩擦部の長さをRfとした時、前記xの値がy+B−Lminの値以上となる位置にピックアップローラを設け、また、前記Rp1とRfをほぼ同じ寸法とし、Rp1の寸法はy以上で、かつLmin−xの値以下とし、さらにRp2の寸法はx以下としたことを特徴とする紙葉類分離装置。
  4. 請求項3記載の紙葉類分離装置において、
    前記フィードローラの径の径に対して概略2分の1の径で、かつ同じ2倍の回転速度で回転され、やはりその外周の一部に高摩擦部材を有するピックアップローラと、その外周が高摩擦部材からなるゲートローラと、前記フィードローラとゲートローラから構成されるゲート部より下流側に設けられ、ゲート部から繰り出されてくる紙葉類をさらに下流部へ搬送する搬送手段と、前記ピックアップローラには、紙葉類の繰り出し時に前記フィードローラの高摩擦部材の位置と2回転のうち1回は紙葉類の繰り出しが可能ような同期する位置に高摩擦部を設け、前記フィードローラと前記ゲートローラから構成されるゲート位置から前記ピックアップローラが積載台上に集積された紙葉類に接触する位置までの距離をx、前記ゲート位置から前記ホッパ部繰り出し方向下流側位置までの距離をy、前記ホッパ部の紙葉類収納部分の繰り出し方向長さをB、繰り出される紙葉類の内で繰り出し方向の長さがもっとも短いものの寸法をLminとした時、前記xの値がy+B−Lminの値以上となる位置にピックアップローラを設けたことを特徴とする紙葉類分離装置。
  5. 請求項4記載の紙葉類分離装置において、
    前記フィードローラと前記ゲートローラから構成されるゲート位置から前記ピックアップローラが積載台上に集積された紙葉類に接触する位置までの距離をx、前記ゲート位置から前記ホッパ部繰り出し方向下流側位置までの距離をy、前記ホッパ部の紙葉類収納部分の繰り出し方向長さをB、繰り出される紙葉類の内で繰り出し方向の長さがもっとも短いものの寸法をLmin、ピックアップローラの高摩擦部の長さをRp、フィードローラの高摩擦部の長さをRfとした時、前記xの値がy+B−Lminの値以上となる位置にピックアップローラを設け、また、前記Rp1とRfをほぼ同じ寸法とし、Rpの寸法はy以上で、かつLmin−xの値以下としたことを特徴とする紙葉類分離装置。
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