JP3943969B2 - 紙葉類分離排出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、紙幣や有価証券類やチケットなどの紙葉類を積層して収容する収納部から1枚づつ分離して排出する紙葉類分離排出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動販売機等では、紙幣挿入口に挿入された紙幣の種類(金額など)を判別して種類ごとに異なる収納部に搬送する搬送装置が組込まれている。また多くの場合、挿入された金額の紙幣に対してお釣りを排出する必要があるから、このお釣りに紙幣が含まれる場合には収納部に入った金種の紙幣を計算して排出口に戻す(すなわち排出する)ようにすることも必要である。
【0003】
収納部から紙幣を排出する場合には、従来は図12、13に示すような分離排出装置によって紙幣を1枚づつ分離して排出している。これらの図において符号1は収納箱であり紙幣2を収容する。紙幣2は水平な押え板3の上に積まれている。押え板3は、コイルばね4、4によって上向きに押されている。
【0004】
収納箱1の上方には一対のけり出しローラ5、5が設けられている。けり出しローラ5、5の外周の一部にはゴム製の摩擦材5A、5Aが固定されている。このけり出しローラ5、5が図12、13で時計方向に回動し、摩擦材5A、5Aが紙幣2の上面に接触すると、摩擦材5A、5Aによって最上層の紙幣2が図1、2で左方向に送られる。
【0005】
収納箱1には、このようにしてけり出しローラ5、5が送り出す紙幣2を1枚づつ分離して排出するゲートローラ6、6が設けられている。各ゲートローラ6は、上下一対のフィードローラ6Aおよび反転ローラ6Bで形成される。上のフィードローラ6Aは図上で時計方向すなわち紙幣2の排出方向に回転駆動される。下の逆転ローラ6Bは一方向クラッチを内蔵し、紙幣2を戻す方向(図上で時計方向)のみに回転可能である。
【0006】
従って紙幣2がゲートローラ6、6の両ローラ6A、6B間から収納箱1内に搬入される時には、上のフィードローラ6Aは反時計方向に回転駆動され、下の逆転ローラ6Bは上のフィードローラ6Aに接触して時計方向(矢印方向)に回転している。この時には、逆転ローラ6Bの一方向クラッチに作用により、逆転ローラ6Bはその支軸上で空転している。
【0007】
紙幣2を排出する時には、けり出しローラ5、5が同期して時計方向に所定角度(例えば1回転)回転し、最上層の紙幣2をゲートローラ6へ送り出す。この時紙幣2同志の間の摩擦により、最上層の紙幣2と共にその下方の紙幣2も、同方向に移動する。図12はこの状態を示している。
【0008】
最上層およびその下の数枚の紙幣2がフィードローラ6Aと逆転ローラ6Bの間に入ると、最上層の紙幣2のみがフィードローラ6Aにより排出方向へ送られ、その下の紙幣2は逆転ローラ6Bによって阻止される。この結果紙幣2はゲートローラ6において1枚づつ分離されて排出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
図12に示すように、多数の紙幣2が収容されている時には、最上層の紙幣2は円滑に排出され得る。しかし収容枚数が少なくなり、例えば1枚になると、紙幣2の排出が円滑に行えなくなることがあることが解った。
【0010】
図13はこの排出不良の動作説明図である。紙幣2の収納枚数が1枚になると、けり出しローラ5によりゲートローラ6方向に送られた紙幣2の先端が下方へ折曲し、正しくゲートローラ6の間に進入しないことがあり得るのである。この現象はゲートローラ6付近で収納箱1と押え板3との間にできる間隙7に紙幣2が入り込むために発生する。前記図12の状態では、多数の紙幣2が積層されているため、最上層の紙幣2と間隙7との間には2枚以下の紙幣2が最上層の紙幣2を下で支えることになるため、このような現象が生じていないものと考えられる。
【0011】
この発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、図13に示すような現象、すなわち収納部の残り枚数が少なくなった紙葉類の排出時に紙葉類がゲートローラと押え板との間で折曲する現象が発生するのを防ぎ、円滑な排出を可能にする紙葉類の分離排出装置を提供することを目的とする。
【0012】
【発明の構成】
この発明によればこの目的は、収納部に積まれて収容された同一寸法の紙葉類を、けり出しローラでゲートローラに送り、前記ゲートローラで前記紙葉類を1枚づつ分離して排出する紙葉類の分離排出装置において、前記紙葉類の積層体をけり出しローラに押圧する押え板と、この押え板と前記積層体との間に挟まれ前記紙葉類と少くとも長さを略同一にしたガイド板とを備え、前記ガイド板と前記紙葉類との間の摩擦係数を前記ガイド板と前記押え板との間の摩擦係数よりも大きくしたことを特徴とする紙葉類分離排出装置、により達成される。
【0013】
ここに紙葉類は紙幣や小切手などの有価証券類や、チケットなどである。けり出しローラは収納部の上方から積層体の上面に接触し、押え板はばねによって積層体を上方へ押し上げるように構成することができる。逆に、けり出しローラは収納部の下方から積層体の下面に接触し、積層体の上面に載せた押え板は重りによって積層体を下方へ押し下げるようにしてもよい。この場合、重りは、押え板自身の自重などを利用したものであってもよい。
【0014】
押え板およびガイド板には、積層体の積層方向に連通する窓を形成し、これらの窓を通してセンサによって紙葉類の有無を検出するようにしてもよい。センサは例えばこれらの窓を通過する光をフォトセンサで検出するものとすることができる。
【0015】
【実施態様】
図1は本発明の一実施態様を適用した紙幣の収納排出装置を示す斜視図、図2はその内部機構を示す側面図、図3は同じく紙幣の搬送系路の配置図、図4はリジェクト部付近の側面図(A)と背面図(B)、図5は本発明の一実施態様である分離排出装置の側面図、図6は同じくゲートローラのローラ配置図、図7および図8は同じく動作説明図、図9は収納部に紙幣を搬入する状態を示す図、図10は紙幣を排出する状態を示す図である。
【0016】
図1〜3において符号10は紙葉類搬送装置としての紙幣搬送装置であり、これはタバコや飲料缶などの自動販売機の中に収納されている。この紙幣搬送装置10は縦長の筐体12内に組込まれ、この筐体12の一側面(左側面)は開閉可能な扉14となっている。筐体10の前面には、水平な紙幣挿入口16および紙幣排出口18が上下に並設されている。
【0017】
筐体12内には、挿入口16から挿入された紙幣20の種類を判別する識別部22と、この紙幣20を識別した種類ごとに分けて異なる収納部24、26、28に導く搬送部30と、釣り銭となる紙幣20を排出する一時保留・排出部32とを備える。収納部24は「1万円札」を収納し、収納部26は「5千円札」を収納し、収納部28は「1千円札」を収納する。
【0018】
挿入口16から投入された紙幣20は、その種類が識別部22で識別される。搬送部30はこの紙幣20を搬送ベルトに挟んで下方へ送り、途中に設けたフラッパ34、36がその進路を変更してそれぞれの収納部24、26、28に導く(図2、3参照)。釣り銭となるのは「5千円札」と「1千円札」であるから、これらの紙幣の収納部26、28の間に設けた千円・5千円払出し部38は収納部26、28のいずれかから紙幣20を1枚ずつ抜き出して搬送部30に送り出す。搬送部30はフラッパ34、36およびフラッパ40によって一時保留・排出部32に送る。すなわちこの搬送部30は、紙幣20を収納部24、26、28に導く収納搬送と、収納部26、28から紙幣排出口18に導く排出搬送とを行う。
【0019】
ここに千円・5千円払出し部38は、図2に示すように、収納部26に対しては上方から5千円札を1枚ずつ押し下げて収容すると共に上から1枚ずつ取り出して搬送部30に導く一方、収納部28に対しては下方から千円札を1枚ずつ押し上げて収容すると共に1枚ずつ下から取出して搬送部30に導く。排出用の紙幣20はフラッパ34、36、40を通り一時保留・排出部32に一時保留され、釣り銭となる全ての紙幣20がここに留まるとまとめて排出口18に排出される。すなわちここに導かれた紙幣20の上面には押えローラ32Aが昇降自在に設けられ、この押えローラ32Aは通常は上昇位置で紙幣を取込み、釣り銭となる所定の種類と所定枚数の紙幣がたまるとこの押えローラ32Aが下降して紙幣20を上から押さえ、複数枚の紙幣20をまとめて排出するものである。
【0020】
なお千円・5千円払出し部38から搬送部30に導かれた紙幣20は、重送検出センサ42、42によって重送か否かが検出される。すなわち2枚以上の紙幣20が重なったまま送られているか否かを検出する。重送と判定した時には、フラッパ40はこの紙幣20が一時保留・排出部32に入るのを防ぐと共に、その下流側の他のフラッパ44が回動して紙幣20をリジェクト部46に導く。
【0021】
搬送部30には適宜の位置で紙幣20の通過を検出する紙幣検出センサ48が取付けられている。これらの紙幣検出センサ48および前記の重送検出センサ42は、光学式のものであり、紙幣20の通路を挟んで対向する発光素子と受光素子で構成される。搬送部30から1万円札の収納部24と、一時保留・排出部32と、リジェクト部46とにそれぞれ紙幣20を排出する排出口の回転軸50、52、54には弾性を持つ羽根50A、52A、54Aが取付けられている(図2)。これらの羽根50A、52A、54Aは、搬送部30から排出される紙幣20を上から押さえてその浮遊を防止する。
【0022】
次に搬送部30の一部分を図4を用いて説明する。図4は重なった紙幣20を搬送部30からリジェクト部46に導く部分を示すものである。千円・5千円払出し部38から搬送部30に戻った紙幣20は、図1、2に示す縦方向の長いベルト56とこれに対向して走行するベルト58とに挟まれて上昇する。図4に示すように、回転軸54と回転軸60とに掛回されたベルト62は、長いベルト56に接触している。ベルト62には、フラッパ44を遊動可能に支持する回転軸64と回転軸66とに掛回されたベルト68が上方から接触している。なお回転軸54には一方向クラッチが組込まれている。
【0023】
なおベルト56、62、68は走行方向が両方向に変化する。すなわち紙幣20を収納する収納搬送時には、図4でベルト56は下方へ、ベルト62は反時計方向に走行し、紙幣20を排出する時にはベルト56は上方へ、ベルト62は時計方向にそれぞれ走行する。従って回転軸60は紙幣20の搬送方向に対応して正逆転する。
【0024】
次に本発明に係る紙幣分離排出装置である千円・五千円払出し部38および収納部28、26を説明する。この実施態様では千円・五千円払出し部38は千円・五千円の紙幣20を取込んで収納部28、26に別々に積層して収納すると共に、これらの収納部28、26から紙幣20を1枚づつ分離して排出する。
【0025】
払出し部38は図12、13に説明した装置とほぼ同様に構成されている。図5に示すように、摩擦部材105A、105Aを有する一対のけり出しローラ105、105と、下の収納部26に対するゲートローラ106と、上の収納部28に対するゲートローラ116とを備える。ゲートローラ106はフィードローラ106Aと逆転ローラ106Bとで形成される。ゲートローラ116は、フィードローラ116Aと逆転ローラ116Bとで形成される。
【0026】
フィードローラ106A、116Aおよび逆転ローラ106B、116Bは図6に示すように、中央部が互いに間隙を持って軸方向に交互に噛み合い、この間隙に紙幣20を通す際に紙幣20を波打つように折曲させると共に、両端部がベルト106C、106D、116C、116D(図2参照)を巻掛けるプーリとなっている。なおこの図は、図5においてゲートローラ106、116を左側から見た図である。
【0027】
ローラ106Aと106Bの間隙、およびローラ116Aと116Bの間隙で紙幣20を波打たせるのは、紙幣20を分離し易くしてその重送を防ぐためである。なお逆転ローラ106B、116Bの中央部は前記図12、13で説明したように一方向クラッチによって一方向へのみ回転可能である。両端のプーリは軸に対して両方向に回転可能である。
【0028】
五千円の紙幣20の収納部26の底面には、コイルばね104、104を介して押え板103が水平に支持されている。押え板103の上面には五千円の紙幣20と長さおよび幅がほぼ同寸法のガイド板200が載せられ、このガイド板200の上に五千円紙幣20の積層体L1が載せられている。
【0029】
なお積層体L1の上方には、けり出しローラ105よりも幅方向外側で積層体202の幅方向の両縁に係合可能な札押えアーム202が、上下動可能に取付けられている。この札押えアーム202は、図5、図7に示したその上昇位置では、けり出しローラ105の下縁より上方に位置する。このためコイルばね104によって押し上げられている積層体L1は、その上面がけり出しローラ202に当接する。
【0030】
札押えアーム202の幅方向内側には、紙幣20の波打ちを防ぐための紙幣20の長さ方向に長いダイ204が取付けられている。ダイ204は二分割されたけり出しローラ105の間と、その幅方向の両外側とにあって、合計3本に分かれている。
【0031】
札押えアーム202が下降すると、図8に示すように、このアーム202が積層体L1の幅方向の両縁に上から係合し、ばね104を圧縮しながら積層体L1を押し下げる。この状態では積層体L1はけり出しローラ105から離隔し、この積層体L1とけり出しローラ105との間隙には、搬送部30およびゲートローラ106によって送られて来た紙幣20が入る。図8、9はこの状態を示す。なおこの時にはフィードローラ106Aは反時計方向に回転する。
【0032】
このようにして紙幣20を収納部26に取込んだ後、紙幣20を排出する時は、札押えアーム202が上昇する。図7、10はこの状態を示す。この札押えアーム202の上昇途中で、積層体L1の上面に位置する紙幣20、すなわち図8、9に示す状態で取込まれた紙幣20は、けり出しローラ105に押付けられる。札押えアーム202がさらに上昇すると、このアーム202は、けり出しローラ105で押さえられた積層体L1の最上層の紙幣20の両縁をダイ204との間で扱きながらこの紙幣20の上方へ移動する。従ってこの状態でけり出しローラ105が時計方向に回転すれば、積層体L1の最上層に位置する紙幣20を1枚づつ排出することができる。
【0033】
この実施態様では、押え板103の上にガイド板200を載せている。このガイド板200は、その上の積層体L1の紙幣20との間の摩擦係数(μ1)が、ガイド板200と押え板103との間の摩擦係数(μ2)よりも大きく設定することが重要である。
【0034】
例えばガイド板200の下面に摩擦係数が小さい樹脂を塗布したりフィルムを貼り付けることが考えられる。またガイド板200の上面に摩擦係数が大きい樹脂を塗布したりフィルムを貼ってもよい。ガイド板200の上面に細かい溝や突条を設けて、紙幣20との物理的あるいは機械的な係合を利用して実質的に摩擦係数を大きくしてもよい。
【0035】
このようにガイド板200の上・下面の摩擦係数を設定することにより、積層体L1の最下層の紙幣20(ガイド板200に接する紙幣20)の排出時に、この紙幣20と共にこのガイド板200をゲートローラ106側へ移動させることができる。このガイド板200は最下層の紙幣20の先端(ゲートローラ106側の端)が前記図13において説明したように折曲するのを防ぐ。このため紙幣20の先端が折れ曲がって円滑な排出ができなくなるのを防ぐことができる。
【0036】
なお押え板103およびガイド板200には、図5に示すように、積層体L1の積層方向(厚さ方向)に貫通する窓206、208を設け、この窓206、208を通して収納部26に収容された紙幣20の有無を確認できるようにするのがよい。例えば、これらの窓206、208に下方から発光素子210が射出する光を通し、窓206、208の通過光をフォトセンサ212で検出するように構成することができる。
【0037】
この実施態様における払出し装置38は、その下方の収納部26から五千円札の収納・排出を行うと共に、その上方の千円札収納部28に対して千円札の収納・検出も行う。図5、7、8においてL2は千円札の積層体を示す。この機構は前記した五千円札の収納部26の機構とほぼ上下対称に構成されている。従って収納部26の対応する部分に同一の符号を付すことにより、その説明は繰り返さない。両者が異なるのは、収納部26では押え板103をコイルばね104で押し上げていたのに対し、収納部28では押え板103をその上に載せた重り214によって押し下げている点である。
【0038】
この収納部28においては、ガイド板200に接する最後に残った紙幣(千円札)20を排出する際に、この紙幣20と共にガイド板200がゲートローラ116側へ移動する。このためこの紙幣20の先端が上方へ折れ曲がるのがガイド板200によって防止される。
【0039】
一般に一枚の紙幣20を排出する際には、その先端がゲートローラ116やその周辺のケースなどに当って折曲し易い。この折曲方向は紙幣20自身に付いた折り目やしわによって変化する。従って紙幣20の先端は、前記図13に示したように押え板103側へ折曲するだけでなく反対側に折曲することもあり得る。収納部28に設けたガイド板200はこのような押え板103の反対側(上方)への折曲を防ぐ作用を持つ。
【0040】
【他の実施態様】
図11は他の実施態様を示す図である。この実施態様はガイド板200と押え板103との間にローラ216を介在させることにより、ガイド板200と押え板103との間の摩擦係数を実質的に小さくしたものである。
【0041】
この実施態様によれば、ガイド板200は紙幣20と共に一層移動し易くなり、使用条件(湿度や気温や汚れなど)の変化に対して動作が安定する。ここにローラ216はガイド板200または押え板103に回転自在に保持してもよいし、複数のローラ216をこれらの間隙を一定に保持するスぺーサを介して保持するものであってもよい。
【0042】
【発明の効果】
この発明によれば、積層して収容した紙葉類を押え板でけり出しローラに押し付けながらゲートローラに送り、このゲートローラで1枚づつ分離しながら最上層のけり出しローラに接触する1枚だけを排出する場合に、押え板と積層体との間に少くとも紙葉類とほぼ同じ長さのガイド板を介在させ、このガイド板と紙葉類との間の摩擦係数を、ガイド板と押え板との間の摩擦係数よりも大きくしたものであるから、最後に残った少数枚(例えば1枚)の紙葉類を排出する際にこの紙葉類と共にガイド板がガイドローラに送られることになり、この紙葉類の先端が折れ曲がるのをこのガイド板によって防ぐことができる。このため最後の1枚まで紙葉類を円滑に排出することができる。。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様を示す斜視図
【図2】その内部機構を示す側面図
【図3】同じく紙幣の搬送系路の配置図
【図4】リジェクト部付近の側面図(A)と背面図(B)
【図5】紙幣分離排出装置の一実施態様を示す側面図
【図6】ゲートローラのローラ配置を示す図
【図7】紙幣の排出時の動作説明図
【図8】紙幣の収納時の動作説明図
【図9】紙幣の搬入動作を示す側面図
【図10】紙幣の排出動作を示す側面図
【図11】他の実施態様を示す側面図
【図12】従来装置の正常な排出動作を示す側面図
【図13】従来装置の排出動作不良を示す側面図
【符号の説明】
10 紙幣搬送装置
16 紙幣挿入口
18 紙幣排出口
20 紙幣
26、28 収納部
30 搬送部
38 払出し部
103 押え板
104 コイルばね
105 けり出しローラ
106、116 ゲートローラ
200 ガイド板
206、208 窓
212 センサ
214 重り
1、L2 積層体

Claims (4)

  1. 収納部に積まれて収容された同一寸法の紙葉類を、けり出しローラでゲートローラに送り、前記ゲートローラで前記紙葉類を1枚づつ分離して排出する紙葉類の分離排出装置において、
    前記紙葉類の積層体をけり出しローラに押圧する押え板と、この押え板と前記積層体との間に挟まれ前記紙葉類と少くとも長さを略同一にしたガイド板とを備え、前記ガイド板と前記紙葉類との間の摩擦係数を前記ガイド板と前記押え板との間の摩擦係数よりも大きくしたことを特徴とする紙葉類分離排出装置。
  2. けり出しローラは収納部の上方から積層体の上面に接触し、押え板はばねによって積層体を上方へ押し上げている請求項1の紙葉類分離排出装置。
  3. けり出しローラは収納部の下方から積層体の下面に接触し、押え板は重りによって積層体を下方へ押し下げている請求項1の紙葉類分離排出装置。
  4. 押え板およびガイド板には積層体の積層方向に連通する窓がそれぞれ形成され、これらの窓を通して紙葉類の無い状態を判別するセンサを設けた請求項1〜3のいずれかの紙葉類分離排出装置。
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