JP4551447B2 - タイヤ製造方法 - Google Patents

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Description

本発明はタイヤを製造する方法に関する。
特に、本発明は、少なくとも1つの構造要素を含む空気圧タイヤを製造する方法に関する。該構造要素は、同じ未加工(crude)エラストマ材料から造られ、互いに軸方向に間隔を空けて配置される、少なくとも2つの部分から形成される。
さらに、本発明は、トレッドバンドを備えたタイヤを製造する方法に関する。該トレッドバンドは、同じ未加工エラストマ材料から造られ、互いに軸方向に間隔を空けて配置される少なくとも、2つの部分を含む。
さらに、本発明は、帯電防止タイヤを製造する方法に関する。該帯電防止タイヤは、互いに軸方向に間隔を空けて配置され、第1の未加工エラストマ材料から造られた少なくとも2つの部分、及び前記少なくとも2つの部分の間に配置され、第1の未加工エラストマ材料と異なる第2の未加工エラストマ材料から造られた、少なくとも1つの他の部分を有するトレッドバンドを含み、前記第1のエラストマ材料が電気的に絶縁性であるが、前記第2のエラストマ材料は導電性である。
少なくとも2つの異なるエラストマ材料から造られた少なくとも1つの構造要素を備えているタイヤが当技術分野で知られている。
例えば、異なるエラストマ材料から造られた区別できる(distinct)部分を有するトレッドバンドは、一般に、ドライ、ウエット又は雪で覆われた路面で、又は高動作速度(例えば、200km/hよりも速い)、及び/又は極端な運転条件を伴う場合に満足できるトラクション性を維持しつつ、低転がり抵抗、十分なキロメトリックイールド(kilometric yield)、快適性及び路面操作性(road handling)などの異なる特性のまずまずの妥協点を確保できるタイヤを得るように提供される。
異なるエラストマ材料から造られた少なくとも2つの区別できる部分をそなえたトレッドバンドは、例えば、米国特許第4,319,620号明細書やEP864,447号明細書(同出願人名義の)で開示されている。
従来のタイヤ製造方法において、タイヤ構造(すなわち、構成)要素−例えば、カーカスプライ、ベルト層、トレッドバンド−は、タイヤ組み立て作業の前に別に且つ大量に準備される、(場合によってスチール又は繊維コードなどの補強要素と組み合わされる)半製品、すなわちエラストマ材料の連続シートを使用することによって、得られる。
前記従来の方法によれば、各タイヤ構成要素に対し、製造方法は、構築ドラム上に所定エラストマシートを巻き、ドラムの円周に略等しい長さに前記シートを切断し、さらに構築ドラム上で直接、前記シート長さ部分の周方向対向端部を接続するステップを含む。
最近になって、前記半製品の予備製造をなくす、又は少なくとも減少させるタイヤ製造方法に特別な注意が払われている。例えば、欧州特許EP928,680号明細書(同出願者名義の)は、タイヤ構造要素を連続的に製造し、トロイダル支持体上で共に組み立てることによるタイヤの製造を開示する。詳しく言えば、タイヤは、トロイダル支持体上で帯状要素(strip-like element)の巻きを軸方向に重複及び/又は半径方向に積み重ねることによって製造され、前記帯状要素はエラストマ材料だけの帯状体、又は補強要素(典型的に繊維又は金属コード)が埋め込まれたエラストマ材料の帯状体、又はゴム引き金属ワイヤ又はコードである。
前記方法によれば、トロイダル支持体は、好ましくは自動化システムによって、移動されて、複数の作業ステーションに順次到達し、そこで自動化シーケンスを通じて、タイヤの異なる構築ステップが行われる。
その製造方法は、未加工タイヤに所望トレッドパターンを与えることができるように、それを成形する連続ステップ、及びタイヤそれ自体を形成するエラストマ材料を硬化させることによってその幾何学的形状を安定させることができるように、その未加工タイヤを硬化させるステップをさらに含む。このようなタイヤ製造方法は、例えば、欧州特許EP976,533号明細書(同出願者名義の)に記載されている。
上述の欧州特許EP928,680号明細書で開示されたタイヤ製造方法によれば、異なる寸法及び/又は異なる内部構造(例えば、異なる数のカーカスプライ又はベルト層、タイヤ構造の特定領域におけるエラストマ又は補強インサートの存在)を持ったタイヤが、(所定順序にしたがって連続的に動作する)作業ステーションの適当な電子制御、及び同作業ステーションの大きな製造柔軟性のおかげで、同じプラント内で同時に製造できる。
上述の前記最近の方法によれば、幾つかのタイヤ構造要素(例えば、トレッドバンド又はライナなど)は、一般に、軸方向に横並びに配置された及び/又は半径方向に積み重ねられた複数のコイルを形成できるように、未加工材料から造られた連続細長要素を、形成されたタイヤ上又は支持装置上に直に巻くことによって、得られる。
タイヤ構造要素が、同じエラストマ材料から造られ、互いに軸方向に間隔を空けて配置された少なくとも2つの独特な部分を含む場合、周知のタイヤ製造方法によれば、前記タイヤ構造要素を提供するステップは、連続細長要素の提供及びその巻き作業が、タイヤ構造要素の第1の部分が完成されると中断され、その後、タイヤ構造要素の第2の部分が提供されなければならない、軸方向に間隔を空けた位置に対応して、再び開始される必要がある。
特に、タイヤ構造要素が、第1の未加工エラストマ材料から造られ、互いに軸方向に間隔を空けて配置された、少なくとも第1の部分及び第2の部分、及び前記第1のエラストマ材料と異なる第2の未加工エラストマ材料から造られ、前記第1の部分と前記第2の部分との間に挟まれた、第3の部分を有する場合、周知のタイヤ製造方法によれば、前記タイヤ製造要素を提供するステップは、前記第1のエラストマ材料から造られた連続細長要素が、第1の伸長装置(erogating device)、例えば押出機によって伸長され、軸方向に横並びに配置及び/又は半径方向に積み重ねられた複数のコイルを形成することによって巻かれてタイヤ構造要素の第1の部分を得ることが必要となる。第1の部分が完成すると、前記第1のエラストマ材料から造られた連続細長要素の伸長及びその巻きが中断され、続いて前記第1の部分から軸方向に間隔を空けた位置で再び開始されて、タイヤ構造要素の第2の部分を得る。続いて、前記第2のエラストマ材料から造られた連続細長要素は、第2の伸長装置によって伸長され、タイヤ構造要素を完成させるための第3の部分を形成できるように、第1の部分と第2の部分との間に画定された空間で巻かれる。
あるいは、タイヤ構造要素の第3の部分の形成は、その第1及び第2の部分の形成前に実行できる。前記代替方法によれば、第2のエラストマ材料から造られた連続細長要素は、伸長され、巻かれてタイヤ構造要素の第3の部分を形成する。続いて、第1の未加工エラストマ材料から造られた連続細長要素は、伸長され、巻かれて、タイヤ構造要素の第1の部分を形成する。第1の部分が完成されると、第1の未加工エラストマ材料から造られた連続細長要素の伸長及び巻きは、タイヤと伸長装置との間で相対的運動ができるように停止されるので、第2の部分が提供されなければならない位置に対応して伸長装置を位置決めできる。次に、第1の未加工エラストマ材料から造られた連続細長要素の伸長及び巻きは再び開始されて、第3の部分が前記第1の部分と第2の部分との間に配置される状態で、第1の部分から軸方向に間隔を空けて第2の部分を形成する。
このような方法は、例えば、未硬化高導電性ゴムリボンを使用することによって形成される導電層を備えたタイヤトレッドを製造する方法を開示しているEP1,175,992号明細書に記載されている。前記リボンは、タイヤの回転下での半径方向の所定高さの少なくとも1つの最外層としてタイヤの周囲に巻かれ、その未硬化トレッドゴムは、前記リボンの巻きの前又は後にタイヤの周囲に巻かれる。
本出願人は、上述の方法がタイヤ構造要素の製造時間、したがって前記構造要素を備えるタイヤの全製造時間を著しく増加させることに気付いた。
詳しく言えば、本出願人は、タイヤ構造要素の製造が中断され、タイヤ構造要素を形成する区別できる部分を得るために続いて再び開始されるときにはいつでも製造時間が著しく増加することに気付いた。
本出願人は、タイヤ構造要素の製造時間の増加が少なくとも2つの異なる理由のためであることに気付いた。
第1に、連続細長要素の伸長が中断される度に、支持装置(タイヤがその上で形成される)と伸長装置(連続細長要素を提供する)との間の少なくとも1回の相対的運動が、支持装置から伸長装置を離すように移動させ、次にタイヤ構造要素の巻きつけが再び開始されなければならない位置まで伸長装置を接近させるために要求される。これは、タイヤの全製造時間を増加させる(This increases the overall manufacturing of the tyre)。
第2に、伸長装置は、伸長が開始又は中断される度に遷移状態にされる。事実、伸長装置内の圧力は、所定且つ一定の伸長速度を得るか又は伸長速度をゼロまで減速させるために、次第に増加又は減少される必要がある。その結果、一定の時間が、遷移状態を完了させるのに必要となり、その時間は、伸長装置の出力断面(すなわち、細長要素の横寸法に)だけでなく、使用される主にエラストマ材料の流量(flow rate)又は粘度にも依存する。
したがって、上述の周知の方法によれば、少なくとも2つの追加遷移状態が、同じエラストマ材料から造られた第1及び第2の部分の堆積ステップ中に必要となる。
このことは、上述のステップに時間がかかり、非生産的であるので、タイヤ構造要素の全製造時間が増加することを意味している。
したがって、本出願人は、タイヤ製造プラントの製造速度の著しい向上が、互いに軸方向に間隔を空けて配置され、同じエラストマ材料から造られた少なくとも2つの区別できる部分を含むタイヤ構造要素の製造時間を減少させることによって、得られることに気付いた。
特に、本出願人は、そのようなタイヤ構造要素の製造時間が、前記少なくとも2つの区別できる部分を得るために使用される連続細長要素の伸長や巻きを中断や再開始することなく前記タイヤ構造要素を連続的に形成することによって、著しく短縮されることに気付いた。
特に、本出願人は、伸長装置と未加工タイヤとの間の相対的回転/並進運動(roto-translational movement)を提供しながら連続細長要素を連続的に伸長し、巻くことによる前記少なくとも2つの区別できる部分の形成が、伸長装置と、タイヤがその上で形成される支持装置との間の幾つかの相対的運動だけでなく、伸長装置の幾つかの遷移状態をなくすようにするので、タイヤの全製造時間を著しく短縮できることに気付いた。
タイヤを製造する方法において、該タイヤが、少なくとも1つの構造要素を含み、該構造要素が、未加工エラストマ材料から造られ、互いに軸方向に間隔を空けて配置される少なくとも1つの第1の部分と1つの第2の部分とを含む場合、本出願人は、前記構造要素が、タイヤと前記細長要素を供給する伸長装置との間の回転/並進運動によって、(前記第1の未加工エラストマ材料から造られた)連続細長要素を巻き付けることによって、少なくとも1つの第1の部分を形成し、さらに前記連続細長要素を供給し続けながら前記第1の部分から軸方向に間隔を空けた位置に連続細長要素を貼り付けることによって、連続的に少なくとも1つの第2の部分を形成することによって、連続的に得られることを発見した。
より詳しくは、タイヤを製造する方法は:支持装置上に未加工タイヤを形成し、前記未加工タイヤを成形し、硬化させることを含み、前記未加工タイヤを形成するステップは、タイヤの少なくとも1つの構造要素を提供することを含み、該構造要素は:
・ 第1の未加工エラストマ材料から造られた少なくとも1つの第1の部分、及び
・ 前記第1の未加工エラストマ材料から造られた少なくとも1つの第2の部分を含み、前記少なくとも1つの第2の部分が、前記少なくとも1つの第1の部分から軸方向に間隔を空けて配置され、
前記少なくとも1つの構造要素を提供する前記ステップは:
・ 前記支持装置と、前記少なくとも1つの連続細長要素を供給する少なくとも1つの伸長装置との間の回転/並進運動によって前記第1の未加工エラストマ材料から造られた少なくとも1つの連続細長要素を巻き付けることによって前記少なくとも1つの第1の部分を形成することと;
・ 前記少なくとも1つの第2の部分を形成できるように前記少なくとも1つの連続細長要素を供給し続けながら前記少なくとも1つの第1の部分から軸方向に間隔を空けた位置に連続細長要素を貼り付け始めることと、
・ 前記支持装置と前記少なくとも1つの伸長装置との間の回転/並進運動によって前記第1の未加工エラストマ材料から造られた前記少なくとも1つの連続細長要素を巻くことによって前記少なくとも1つの第2の部分を形成することとを含む。
好ましくは、タイヤ構造要素の前記第1の部分が完成すると、前記支持装置と前記伸長装置との間の相対的回転/並進運動が、連続細長要素を供給し続けながら、増分される。
より詳しくは、回転/並進運動は相対的並進速度と組み合わされた相対的回転速度から生じ、タイヤ構造要素の前記第1の部分を形成するステップの終了時に、相対的回転速度は、前記第2の部分の堆積が開始されなければならない位置に対応して、連続的に伸長される細長要素を提供するように、増加される。
さらに好ましくは、前記支持装置の回転速度は増加される。前記支持装置の回転速度の増加は、その並進速度の増加に対応するので、タイヤ構造要素の前記第2の部分が提供されなければならない所定位置に前記伸長装置を位置決めするために、前記支持装置は前記伸長装置に対し高速で移動される。
好ましくは、前記支持装置の回転速度は、前記伸長装置によって供給される連続細長要素の伸長速度を一定に維持しながら増加される。したがって、タイヤ構造要素の前記第1の部分が完成される位置からその前記第2の部分が開始される位置までを通過する間に、前記細長要素は、その断面積、特に前記細長要素の幅を減少させる、延伸作用を受ける。
本発明によれば、連続細長要素を巻くステップは、前記タイヤ構造要素の一部分を形成するために軸方向に横並びに配置及び/又は半径方向に積み重ねられた複数のコイルを形成するステップを含む。
前記タイヤ構造要素が、少なくとも2つの部分の第1のエラストマ材料と異なる第2の未加工エラストマ材料から造られ、前記第1の部分と第2の部分との間に配置される少なくとも1つの第3の部分を含む場合、本発明の製造方法は、前記第2の未加工エラストマ材料から造られる少なくとも1つの他の連続細長要素を巻くことによって前記第3の部分を形成するステップさらに含む。前記他のステップは、前記支持装置と、前記他の連続細長要素を供給するために提供される少なくとも1つの他の伸長装置との間の回転/並進運動によって実行される。
好ましくは、前記第3の部分を形成するステップは、第1の部分を形成するステップの前に実行される。
あるいは、前記第3の部分を形成するステップは、前記タイヤ構造要素の前記第1及び第2の部分を形成するステップの後に実行される。
本発明の実施形態によれば、本発明の方法で得られるタイヤ構造要素は、タイヤトレッドバンドであり、それは、互いに間隔を空けて配置され、同じエラストマ材料から造られる第1の部分と第2の部分とを含む。
好ましくは、前記トレッドバンドは、前記第1の部分と第2の部分との間に配置され、前記第1及び第2の部分の第1のエラストマ材料と異なる第2のエラストマ材料から造られる第3の部分をさらに含む。
本発明の方法は、帯電防止タイヤ、すなわち、走行中に車体に蓄積された静電気を地面に放電できるタイヤを製造するのに特に適している。
静電気が放電されない場合、それらは複数の欠点を生じさせる。
例えば、車体が人又は物体によって触れられ、それによって、車体と地面との間に導電接続を造る瞬間に、それ以前に蓄積された静電エネルギーは、完全に且つ突然に放出され、(高電位の−例えば、25KV程度の−但し非常に低い強度の−mA程度の)放電が生じる。
さらに、前記静電気放電は、給油作業中、放電が自動車の車体構造と給油ガンとの間で起こるので、大きな危険要因となる。
さらに、前記静電気は、自動車の異なる部品間に頻繁な放電をも生じさせ、車載のラジオ及び/又は他の電気又は電子装置の許容できない動作ノイズの原因となる。
大量のシリカ及び少量のカーボンブラックを含有するエラストマブレンドから造られるタイヤトレッドバンドは電気的に絶縁性であり、それゆえ、静電気が車体からタイヤを経由して地面に流れさせないことが知られている。トレッドバンドの低抵抗性は、トレッドバンドの厚み方向に配置され、好ましくはタイヤの全周方向伸長部にわたり広がる、少なくとも1つの電気的導電性インサートを導入することによって通常克服される。導電性インサートは、タイヤ構造を通過することによって−リムを経由して−車体を地面に電気的に接続する導電路の一部となる。このような技術的解決法は、同出願人名義の、EP658,452号明細書に、開示されている。
前記実施形態によれば、前記第1及び第2の部分の第1のエラストマ材料は、電気的に絶縁性であるが、前記トレッドバンドの第3の部分(すなわち、上述のインサート)は、導電性の第2のエラストマ材料から造られる。
好ましくは、前記第2のエラストマ材料は、10キロオーム・メートルを超えない電気抵抗率を有する。
他の実施形態によれば、本発明の方法で得られるタイヤ構造要素は、ライナ、すなわち、タイヤ膨張流体の保持を確実にするのに適しているエラストマ層である。
他の実施形態によれば、本発明の方法で得られるタイヤ構造要素は、タイヤ構造に提供できる任意のエラストマインサートである。
例えば、本発明によるタイヤ製造方法は、通常ではトラックタイヤに対してベルト構造下に軸方向外縁部に提供されるエラストマインサートを形成するステップを含むことができる。前記インサートは、ベルト層の軸方向縁部を支持及び保護するために使用され、それによってベルト縁部に対応してタイヤ引き裂き抵抗を増加する。
他の実施形態によれば、本発明によるタイヤ製造方法は、通常ではトラックタイヤのベルト構造の軸方向外縁部に提供されるエラストマインサートを、前記軸方向外縁部とトレッドバンドとの間に形成するステップを含むことができる。一般に、トレッドバンドの一部であるが、トレッドバンドのエラストマ材料と異なるエラストマ材料(低ヒステリシス材料)から造られるこれらのインサートは、ベルト構造の軸方向外縁部に対応するトレッドバンドの熱状態を低下させるために使用される。
他の実施形態によれば、本発明によるタイヤ製造方法は、タイヤ、好ましくは自動車用タイヤに対して、空気の抜けた状態下で走るときそのタイヤに自立性をもたらすために提供されるエラストマインサートを形成するステップを含むことができる。前記インサートは、一般に、加圧膨張空気によって加えられた半径方向の力がタイヤのパンクが原因で著しく減少したときにサイドウォールの曲げ剛性を増加できるように、ライナとカーカスプライとの間に提供される。前記インサートは、例えば、同出願人名義の、EP475,258号明細書及びEP542,252号明細書で開示されている。
好ましくは、本発明の方法は、少なくとも1つのカーカスプライを少なくとも2つの輪状補強構造と組み立てることによって未加工カーカス構造を提供するステップをさらに含む。
好ましくは、本発明の方法は、前記カーカス構造の半径方向外部の位置にベルト構造を提供するステップをさらに含む。
本発明の追加の特徴や利点は、本発明によるタイヤ製造方法の幾つかの好ましい実施形態の以下の説明からより明らかになる。該説明は、非限定的な例により、添付図面を参照して行われる。
図1は、従来形のタイヤ製造方法で得られたカーカス構造2を備えるタイヤ1の部分断面図を示す。カーカス構造2は、1つのカーカスプライ2aを含み、その対向側縁部は、通常ビードコアとして知られているそれぞれの輪状補強構造3の周りで外側に折り曲げられる。
あるいは(この実施形態は図示しないが)、各カーカスプライ2aは、その両端が、上述の欧州特許EP928,680号明細書で開示されるように、それぞれのビードコア3に一体的に関連付けられる。
ビードコア3は、空気圧タイヤ1の内周縁部に沿って画定されたビード4内に封入され、該ビードにおいて空気圧タイヤが車輪の一部を形成するリム(図示せず)に装着される。
タイヤ1は、カーカス構造2に対し軸方向対向位置に配置される一対のサイドウォール7を備える。
タイヤ1は、カーカス構造2の半径方向外部の位置にトレッドバンド6をも備える。図1に示されたトレッドバンド6は、3つの区別できる部分6a、6b及び6cを備える。詳しくは、部分6a、6bは第1のエラストマ材料から造られ、互いに軸方向に間隔を空けて配置される。部分6cは、前記2つの第1の部分6aと第2の部分6cとの間に配置され、第1のエラストマ材料と異なる第2のエラストマ材料から造られる。
さらに、トレッドバンド6は、タイヤ製造方法の硬化及び成形ステップの終了時にタイヤ接地用に形成される隆起パターンを備えている。図1において、トレッドバンド6は、タイヤトレッドパターンの複数のリブ及びブロックを画定する複数の溝11を備えている。
タイヤ1は、カーカス構造2とトレッドバンド6との間に位置決めされる、通常ベルト構造として知られている補強構造5をさらに含む。好ましくは、ベルト構造5は、通常では金属材料の補強コードを備えたゴム引布の、少なくとも2つの半径方向に積み重ねられた層8、9を含む。該補強コードは、各層毎に互いに平行に且つ隣接層のコードと直交する関係で配置され、好ましくはタイヤの赤道面π−πに対し対称に配置される。ベルト構造5は、前記ベルト層8、9の半径方向外部位置に、実質的に周方向に配置された繊維又は金属コードの少なくとも1つのさらなる層10をさらに備えることが好ましく、前記コードは、ベルト層8、9に対し半径方向外部位置においてらせん状に及び同軸上に巻き付けられる。
図1に示された実施形態において、タイヤ1は、トレッドバンド6とベルト構造5との間に配置される適当なエラストマ材料の層12をさらに備えている。その層12は、トレッドバンド6とベルト構造5との間の接着力を改良する機能を有する。
最後に、チューブレスタイヤの、すなわち、空気内部ブラダを欠いている、タイヤでは、半径方向内部エラストマ層13、すなわち、タイヤ気密性を保証する不透過性の特徴を有するライナが存在する。
図2、3、4を参照するに、それぞれの作業ステーションは、一般に図2及び3では参照記号16で、図4では参照記号17で示され、それらは、本発明の製造方法にしたがってタイヤのトレッドバンド6を製造するために提供される。
図2で示された実施形態において、自動化作業ステーション16は、空気圧タイヤ製造用の従来形製造プラントに連動される。前記従来形プラントは、それ自体周知であるので詳細に示されない。
このようなプラントにおいて、装置(それ自体周知である、ゆえに図示されない)は、例えば、製造ドラム18などの、略トロイダル構成を持つことができる支持装置上で、カーカス構造2及びそれに連結された輪状補強構造3を製造するため、ならびに続いてカーカス構造2に対し半径方向外部位置にベルト構造5を形成するために提供される。
作業ステーション16は、コンベアベルト19又は任意の他の適当な搬送手段の終端部に画定されたピックアップ位置20から、トレッドバンド6の分配位置まで、カーカス構造2、輪状補強構造3及びベルト構造5を支持する各ドラム18をピックアップすることを目的とした、好ましくは7軸の関節式の、自動化アーム21を備える。
図2において、作業ステーション16は、タイヤトレッドバンド6の部分6a、6bを製造するのに適している連続細長要素24(適当な断面寸法を有する)を提供する押出機23の分配部材22をさらに備える。
作業ステーション16及び図2を参照するに、タイヤ製造方法は、作業ステーション16の上流で実行される複数の準備ステップを含む。特に、輪状補強構造3及びベルト構造5を含むカーカス構造2は、製造中の空気圧タイヤの略トロイダル形状に想定され、従って該形状を決定するドラム18上で製造され、成形される。前記ドラム18は、次にコンベアベルト19によってピックアップ位置20まで搬送される。
次のステップにおいて、自動化アーム21は、トレッドバンド6の第1の部分6a及び第2の部分6bを得ることを目的とした細長要素24の分配部材22において画定された分配位置に、ドラム18を位置決めする。
このような分配位置において、自動化アーム21は、ドラム18をその回転軸X−X回りで回転させ、ドラム18に前述の回転軸X−Xと実質的に平行な方向に沿う並進運動をも与えることによって、分配部材22とドラム18との間での相対的移動を実行する。
ドラム18の回転及び並進運動と同時に、分配部材22は、例えば、本出願人と同名義の欧州特許EP928,680号明細書又は国際公開第03/070454号パンフレットに開示されるように、ベルト層5に対する半径方向外部位置に細長要素24を分配する。
ドラム18の回転及び並進運動は、複数のコイル又は巻きを形成するために少なくとも1つの連続細長要素の堆積を実行できるように適当に駆動され、これらのコイル又は巻きは、トレッドバンド6の部分6a、6bを画定できるように、軸方向に重ねられ、及び/又は半径方向に積み重ねられる。
より詳しくは、本発明の好ましい実施形態によれば、連続細長要素24の伸長及びそれに続く巻きは、第1の部分6aの軸方向外部位置及び半径方向内部位置に対応するポイントAにおいて開始される。巻きは、第1の部分6aの軸方向外部位置及び半径方向外部位置に対応するポイントBにおいて終了される。
本発明によれば、部分6aの形成の終了時において、連続細長要素24の伸長は中断されない。また、伸長装置、すなわち、分配部材22は、連続細長要素24の巻きが部分6bを形成することを開始する位置に対応して、配置される。
図1に示された実施形態によれば、支持装置、すなわち、ドラム18は、第2の部分6bの軸方向外部位置及び半径方向内部位置に対応するポイントCにおいて平行移動され、ここで第2の部分6bの形成が開始される。続いて、連続細長要素24の伸長及び巻きは、第2の部分6bの軸方向外部位置及び半径方向外部位置に対応するポイントDにおいて中断され、ここで第2の部分6bの形成が完成される。
あるいは、連続細長要素24の伸長及びそれに続く巻きは、第1の部分6aの軸方向内部及び半径方向内部位置に対応するポイントA’において開始される。巻きは、第1の部分6aの軸方向内部及び半径方向外部位置に対応するポイントB’において終了される。
続いて、部分6aの形成の終了時において、連続細長要素24の伸長は中断されずに、支持装置、すなわち、ドラム18は、第2の部分6bの軸方向内部及び半径方向内部位置に対応するポイントC’において平行移動され、ここで第2の部分6bの形成が開始される。
そして、連続細長要素24の伸長及び巻きは、第2の部分6bの軸方向内部及び半径方向外部位置に対応するポイントD’において中断され、ここで第2の部分6bの形成が終了される。
前記実施形態によれば、分配部材22は静止しており、分配部材22と未加工タイヤとの間の相対的運動は、支持装置に回転/並進運動を与えることによって得られる。
好ましくは、支持装置の平行移動は、支持装置の回転速度を変更することによって得られる。より好ましくは、支持装置の平行移動は、支持装置の回転速度を増加することによって得られる。
トレッドバンド6の前記第1の部分6a及び第2の部分6bの堆積ステップの終了時に、自動化アーム21は、押出機26の第2の分配部材25において画定された第2の分配位置にドラム18を位置決めする。第2の分配部材25は、トレンドバンド6の第3の部分6cを形成することを目的とした第2のエラストマ材料から造られる他の連続細長要素27を供給する。
第1及び第2の部分6a、6bの形成の場合のように、自動化アーム21は、補助ドラム18をその回転軸X−Xの回りで回転させ、前述の回転軸X−Xと実質的に平行な方向に沿って補助ドラム18に並進運動をも与えて、分配部材25と補助ドラム18との間の相対的移動を実行する。
補助ドラム18の回転及び並進運動と同時に、第2の分配部材25は、トレッドバンド6を完成できるように、第1の部分6aと第2の部分6bとの間に含まれる空間に細長要素27を分配する。
この場合もまた、細長要素27の分配は、軸方向に横並びに配置された及び/又は半径方向に積み重ねられた複数のコイルを形成することによって実行される。
あるいは(この実施形態は図示しないが)、トレッドバンド堆積ステップの終了時に、自動化アーム21は、(未加工タイヤを支える)ドラム18をコンベア手段上に降ろす。続いて、回転搬送装置、例えば、マニピュレータは、コンベア手段からドラム18を取り、上述のように第2の分配部材25の近くにドラム18を位置決めする。
トレッドバンドの形成の終了時に、本発明による製造方法は、成形及び硬化ステップが実行される前に完成未加工タイヤを格納するステップを含むことができる。
あるいは、トレッドバンドの形成の終了時に、ドラム18で支えられた未加工タイヤは、(それ自体周知の、図示されない方法で)プラントの次の作業ステーション、例えば、成形及び硬化作業ステーションまで運ばれる。
本発明の方法の前の実施形態の変形によれば、該実施形態は図3に示されており、略円筒状補助ドラム18’が使用されて、この略円筒状補助ドラム18’上にベルト構造5が組み立てられる。補助ドラム18’は、前に説明されたドラム18と実質的に同様に移動される。
より詳しくは、補助ドラム18’は押出機23の分配部材22の近くに位置決めされる。続いて、第1のエラストマ材料の細長要素24は、好ましくは、上述のようにトレッドバンド6の第1の部分6a及び第2の部分6bを形成できるように、分配部材22と補助ドラム18’との間で相対的移動を実行して、ベルト構造5上に分配部材22によって分配される。
続いて、補助ドラム18’は第2のエラストマ材料の第2の分配部材25の近くに位置決めされ、分配部材25によって分配された細長要素27は、好ましくは、トレッドバンド6の第3の部分6cを形成できるように、第2の分配部材25と補助ドラム18’との間の相対的移動を実行して、第1の部分6aと第2の部分6bとの間に配置される。
この実施形態でも、エラストマ材料の上述の細長要素24、27を分配するステップは、補助ドラム18’をその回転軸の回りで回転させることによって実行されることが好ましい。
同様に、上述の分配ステップは、トレッドバンド6の部分6a、6b及び6cを画定できるように軸方向に横並びに配置及び/又は半径方向に積み重ねられた複数のコイルを形成することによって実行される。
好ましくは、最後に、分配部材22及び25と補助ドラム18’との間の相対的移動は、実質的にその回転軸と平行な方向の並進運動を補助ドラム18’に与えることによって実行される。
好ましくは、前記並進運動は、補助ドラム18’を保持する自動化アーム21によって起こされる。あるいは(図示せず)、補助ドラム18’は、分配部材22及び25の近くに補助ドラム18’を移動させる支持構造によって保持される。
トレッドバンド6の堆積の終了時に、ベルト構造/トレッドバンドアセンブリは、異なる製造ドラム上で製造されているタイヤの残りの構成要素と連結される。したがって、未加工タイヤの成形とそれに続く最後の組み立てによって、成形及び硬化されるのに適している完成未加工タイヤが得られることになる。
本発明による方法のこれらの好ましい実施形態(図2及び3に示される)には、従来形の生産ラインを活用したいとき、有利で効果的な用途がある。従来形の生産ラインは、少なくとも1つの製造ドラムを使用し、該製造ドラム上では、空気圧タイヤを構成する、半製品が少なくとも部分的に形成される。前記従来形の生産ラインは、トレッドバンドを製造するための最終自動化作業ステーションと一体化されている。
図4に示された実施形態において、空気圧タイヤ1のトレッドバンド6を製造することを目的とした作業ステーションは、一般に参照記号17で示されている。
作業ステーション17は、空気圧タイヤを製造するための、又は空気圧タイヤの生産サイクルで予想される作業動作の一部を実行するための高度自動化プラントと連動される。前記プラントは詳細に示されない。このような製造方法についての更なる詳細は、例えば、上述の欧州特許EP928,680号明細書に記載されている。
前記方法によれば、空気圧タイヤ1の異なる構造要素の製造は、支持体28上で直接実行される。該支持体28は、空気圧タイヤの内部構成にしたがって実質的に形成される外部表面28a、28bを有し、略トロイダル状で好ましくは実質的に硬質である。
このようなプラント内に、自動化作業ステーション(図4に示されず)は、輪状補強構造3を含むカーカス構造2をトロイダル支持体28上で製造するため、及びカーカス構造2に対する半径方向外部位置にベルト構造5を続いて形成するためにも、存在する。
作業ステーション17は、一般に参照記号29で示され、好ましくは7軸の関節式の、それ自体周知の自動化アームを含む。該自動化アームは、カーカス構造2、輪状補強構造3及びベルト構造5を台31又は任意の適当な支持手段の2つの支持アーム36、37の端部で画定されたピックアップステーション30からトレッドバンド部分の分配位置まで運ぶ各支持体28を、持ち上げることを目的とする。
より詳しくは、トレッドバンド6の分配位置は、トレッドバンド6の第1の部分6a及び第2の部分6bを得るための少なくとも1つの連続細長要素(図4に示されず)を提供する押出機33の分配部材32において画定される。
自動化アーム29の他の構造的及び機能的細部は、例えば、同出願人名義の国際公開第00/35666号パンフレットに記載されている。
上述の作業ステーション17及び図4を参照して、本発明による空気圧タイヤを製造する方法の他の好ましい実施形態は、以下で説明される。
詳しく言えば、前記方法は、複数の自動化ステーションによって作業ステーション17の上流で実行される複数の準備ステップを含む。前記複数の自動化ステーションは、カーカス構造2、輪状補強構造3及びベルト構造5の製造を行い、これらは(トロイダル支持体28で支えられ)ピックアップステーション30まで連続的に運ばれる。
次ステップにおいて、自動化アーム29は、分配部材32において画定された分配位置の近くにトロイダル支持体28を位置決めする。該分配部材32は、トレッドバンド6の第1の部分6a及び第2の部分6bを形成することを目的とした第1のエラストマ材料から造られた連続細長要素を提供する。
このような分配位置において、自動化アーム29は、支持体28をその回転軸X−Xの回りで回転させ、図2及び3で示された方法を参照して開示されたように、支持体28に前述の回転軸X−Xと実質的に平行な方向に沿う並進運動をも与えることで、分配部材32と支持体28との間の相対的移動を実行する。
支持体28の回転及び並進運動と同時に、分配部材32は、2つのトレッドバンド部分6a、6bを形成できるようにベルト層5に対し半径方向外部位置に連続細長要素を(押出機33によって)分配する。
好ましくは、細長要素の分配は、前記トレッドバンド部分を画定できるように軸方向に横並びに配置された及び/又は半径方向に積み重ねられた複数のコイルを形成することによって実行される。
次ステップにおいて、図2及び3の実施形態を参照して説明されたステップ順序によれば、自動化アーム29は、押出機35の第2の分配部材34において画定された第2の分配位置の近くにトロイダル支持体28を位置決めし、分配部材34は、第2のエラストマ材料から造られた少なくとも第2の連続細長要素(図4では見えない)を提供するようになっている。
この第2の分配位置において、自動化アーム29は、トロイダル支持体28をその回転軸X−Xの回りで回転させ、前述の回転軸X−Xと実質的に平行な方向に沿う並進運動をもトロイダル支持体28に与えることで、分配部材34とトロイダル支持体28との間の相対的移動を実行する。
トロイダル支持体28の回転及び並進運動と同時に、第2の分配部材34は、トレッドバンド6の第3の部分6cを形成できるように、第1の部分6aと第2の部分6bとの間に含まれる空間に細長要素を分配する。
この場合も、細長要素の分配は、軸方向に横並びに配置された及び/又は半径方向に積み重ねられた複数のコイルを形成することによって実行されることが好ましい。
トレッドバンド堆積ステップの終了時に、未加工タイヤは、支持体28をプラントの次の作業ステーション、例えば、成形及び硬化作業ステーションに搬送することによって、完成される。
本発明による方法のこの異なる好ましい実施形態(図4に示された)には、半製品の生産及び保管を最小限に抑え、可能なら無くすようにする生産技術を利用したいとき、特に、有利で効果的な活用法がある。該生産技術では、例えば、複数の自動化ステーションによって所定のシーケンスにしたがって製造された空気圧タイヤに個々の構成要素を直接貼り付けることによってこれらを製造できる方法を採用する。
上述のように、本発明の方法は、図5に概略的に示された帯電防止タイヤ50を製造するのに特に有利となる。
説明の簡素化のため、添付図面内では、同様又は同一の構成要素には同参照記号が付される。
帯電防止タイヤ50は、ベルト構造5からタイヤの接地表面まで半径方向に延びる導電性インサート6cを含むトレッドバンド6を有する。すなわち、前記インサートはタイヤトレッドバンド6の全厚みにわたり半径方向に延びる。
詳しく言えば、タイヤ50のトレッドバンド6は、2つの部分6a、6bを含み、これらは、第1のエラストマ材料から造られ、互いに軸方向に間隔を空けて配置される。また、及び前記第1の部分6aと第2の部分6bとの間に配置され、第1のエラストマ材料と異なる第2のエラストマ材料から造られる第3の部分6cを含む。第1のエラストマ材料は電気的に絶縁性であるが、第2のエラストマ材料は導電性である。
本発明の第1の実施形態によれば、製造方法は、図2〜4で説明された任意の方法を参照して上述したように、第1のエラストマ材料から造られた連続細長要素の伸長及び巻きを中断することなくタイヤトレッドバンド6の第1の部分6a及び第2の部分6bを形成するステップを含む。続いて、タイヤ製造方法は、第1の部分6aと第2の部分6bとの間に含まれた隙間に第2のエラストマ材料から造られた他の連続細長要素を伸長及び巻くことによってトレッドバンド第3の部分6cを形成するステップを含む。
あるいは、本発明の他の実施形態によれば、製造方法は、第2のエラストマ材料から造られた他の連続細長要素を伸長及び巻くことによって前もってトレッドバンド第3の部分6cを形成するステップを含む。続いて、タイヤ製造方法は、第1のエラストマ材料から造られた連続細長要素の伸長及び巻きを中断することなくタイヤトレッドバンド6の第1の部分6a及び第2の部分6bを形成するステップを含む。
前記実施形態によれば、第1及び第2の部分6a、6bは、導電性第3の部分6cがすでに形成されているときに形成されるので、周方向に延ばされた第3の部分6cの限定された面積だけがその巻き作業中に第1のエラストマ材料から造られた連続細長要素によって重ね合わされることを確実にすることによって、連続細長要素の巻きが実行されなければならない。事実、帯電防止タイヤが静電気の放電を適当に実行することを確実にするために、第3の部分の導電性エラストマ材料の少なくとも一部分がタイヤの回転中に地面と接触しなければならない。
前記目的は、例えば、第1のエラストマ材料から造られた連続細長要素の巻き方向が、タイヤ赤道面に対し約5°から約85°まで、より好ましくは約30°から60°までに含まれる角度傾けられる半径面にあるように提供することによって、達成される。一般に、前記角度の値が、タイヤフットプリントの(長手方向の)長さ(ゆえにタイヤ寸法)及び細長要素の幅及び導電性第3の部分6cの幅に依存することは、注目されなければならない。
あるいは、前記目的は、例えば、連続細長要素の伸長速度を一定に保ちながら、支持装置の回転速度を著しく増加させることによって達成される。このような方法では、事実、上述のように、細長要素は、その断面積を低減する延伸作用を受け、それによって、すでに形成されている第3の部分(導電性の第2のエラストマ材料から造られる)との細長要素(電気的に絶縁性の第1のエラストマ材料から造られる)の重複を低減する。したがって、静電気の適当な放電は、タイヤ回転中、十分な量の導電性エラストマ材料がタイヤフットプリント面積内に存在することを確実にすることで得られる。
好ましくは、帯電防止タイヤ50は、導電性インサート6cと同じ導電性エラストマ材料から造られる層51をさらに備えており、導電性インサート6cが前記層51と電気的及び物理的接触状態にあるように、前記層はベルト構造5とトレッドバンド6との間に配置される。
本発明の好ましい実施形態によれば、タイヤ製造方法は、トレッドバンド6の第1及び第2の部分6a、6bを形成するステップの前に、層51及び第3の部分6c(すなわち導電性インサート)−全て同じ第2のエラストマ材料から造られる−を形成するステップを含む。
詳しく言えば、好ましい実施形態によれば、層51及び第3の部分6cを形成するステップは、層51の第1の部分51b、例えば、トレッドバンドの第2の部分6bと接触状態となる層部分を形成するステップを含む。層51の前記第1の部分51bが完成されると、他の連続細長要素の伸長及び巻きが中断され、層51の第2の部分51aが開始されなければならない位置に対応して伸長装置が配置されるように、支持装置が平行移動される。したがって、層51の第2の部分51aが完成され、トレッドバンドの第3の部分6cの形成が第2の部分51aの軸方向内縁部の近くで実行される。
本発明の製造方法はまた、タイヤ構造に提供されるエラストマインサートの形成を実行するのに特に有利である。
例えば、図6は、カーカス構造61、前記カーカス構造61の周りを周方向に延びるベルト構造62、前記ベルト構造62の半径方向外部の位置に貼り付けられるトレッドバンド63、及びカーカス構造61の対向面に横方向に貼り付けられ、トレッドバンド63の側縁部63aからカーカス構造61の半径方向内縁部の近くまで延びる2つのサイドウォール64を含む、トラック用タイヤ60の部分断面図を示す。
カーカス構造は、ビードコア66及び前記ビードコア66の半径方向外部の位置にエラストマ充填材67をそれぞれ含む2つのビード65を備える。
タイヤ60は、カーカス構造61とベルト構造62との間に配置される少なくとも2つのインサート68(図6では1つだけが示されている)をさらに含み、各インサートはベルト構造62の軸方向対向縁部62aの近くに配置される。
より詳しく言えば、各インサート68は、カーカスプライ69とベルト構造62との間に配置され、タイヤの赤道面π−πに向かって先細状にされる軸方向内部部分68a、及びカーカスプライ69と対応サイドウォール64との間に配置され、タイヤの回転軸に向かって先細状にされる軸方向外部部分68bを含む。
図7に示された実施形態によれば、ベルト構造62は、半径方向に積み重ねられ、通常では金属材料の補強コードを含む、2つのベルト層62a、62bを含む。該補強コードは、各層で互いに平行に及び隣接層のコードと交差した関係で配置され、好ましくはタイヤの赤道面π−πに対し対称に配置される。
さらに、ベルト構造62は、前記ベルト層62a、62bの半径方向外部位置及びその各軸方向外縁部に配置される2つのベルト片62cを含み、前記ベルト片62cは、実質的に周方向に向けられるコードで補強されている。
さらに、ベルト構造62は、ベルト層62a、62bの半径方向外部にあり、ベルト片62cの間に配置される他のベルト層62dを含む。前記他のベルト層62dは、周方向に対し傾けられるコードを備え、前記ベルト層は、トレッド溝に閉じ込められ、ベルト層62a、62b、さらにカーカスプライ69までも損傷させ得る小石や砂利からの保護層として働く。
上述のように、タイヤ60のインサート68は、本発明の方法により1回のステップで有利に製造できる。
他の実施形態によれば、本発明の製造方法は、図7に示されたトラック用タイヤ70のインサート71、72を形成するステップを含むことができる。
インサート71、72は、トレッドバンド63の一部であり、強化領域、すなわち、トレッドバンドの軸方向対向縁部がタイヤのそれぞれのサイドウォールに接合される領域に対応して配置される。通常では、インサート71、72は、カーカス構造、ベルト構造、トレッドバンド及びサイドウォールの間に配置される。
詳しく言えば、各インサート71、72は、ベルト構造62とトレッドバンド63との間に配置され、タイヤの赤道面π−πに向かって先細状にされる軸方向内部部分71a、72a、及びカーカスプライ69と対応サイドウォール64との間に配置され、タイヤの回転軸に向かって先細状にされる軸方向外部部分71b、72bを含む。
上述のように、タイヤ70のインサート71、72は、本発明の方法に従って1回のステップで有利に製造できる。
本発明による方法で得られた空気圧タイヤの部分断面図である。 本発明の方法に基づく、空気圧タイヤのトレッドバンドを製造する自動化作業ステーションの部分概略平面図ある。 図2に示された方法の他の実施形態に基づく、空気圧タイヤのトレッドバンドを製造する自動化作業ステーションの概略平面図である。 実質的に硬質なトロイダル支持体を利用する本発明の方法に基づく、空気圧タイヤのトレッドバンドを製造する自動化作業ステーションの概略斜視図である。 本発明による方法で得られた帯電防止空気圧タイヤの部分断面図である。 本発明による方法で得られた2つの空気圧タイヤの部分断面図である。 本発明による方法で得られた2つの空気圧タイヤの部分断面図である。

Claims (39)

  1. タイヤ(1;50;60;70)を製造する方法であって:支持装置(18;18’;28)上で未加工タイヤを形成し、前記未加工タイヤを成形し、硬化させるステップを含み、前記未加工タイヤを形成するステップが、少なくとも1つの構造要素(6;68;71,72)を提供することを含み、該構造要素が:
    ・ 第1の未加工エラストマ材料から造られた少なくとも1つの第1の部分(6a;68;71)、及び
    ・ 前記第1の未加工エラストマ材料から造られた少なくとも1つの第2の部分(6b;72)を含み、前記少なくとも1つの第2の部分は、前記少なくとも1つの第1の部分から軸方向に間隔を空けて配置され、
    前記少なくとも1つの構造要素を提供する前記ステップが:
    ・ 支持装置と少なくとも1つの連続細長要素を供給するための少なくとも1つの伸長装置(22;32)との間の回転/並進運動によって前記第1の未加工エラストマ材料から造られた前記少なくとも1つの連続細長要素(24)を巻くことによって前記少なくとも1つの第1の部分を形成することと;
    前記第1の部分の形成の終了時に、前記少なくとも1つの伸長装置を、前記少なくとも1つの連続細長要素の伸長を中断せずに、前記少なくとも1つの第2の部分を形成できるように前記少なくとも1つの連続細長要素を供給し続けながら前記少なくとも1つの第1の部分から軸方向に間隔を空けた位置に配置することと、
    ・ 前記支持装置と前記少なくとも1つの伸長装置との間の回転/並進運動によって前記第1の未加工エラストマ材料から造られた前記少なくとも1つの連続細長要素を巻くことによって前記少なくとも1つの第2の部分を形成することとを含む方法。
  2. 前記少なくとも1つの構造要素が前記第1のエラストマ材料と異なる第2の未加工エラストマ材料から造られた少なくとも1つの第3の部分(6c)を含み、前記方法が、前記支持装置(18;18’;28)と少なくとも1つの他の連続細長要素を供給するための少なくとも1つの他の伸長装置(25;34)との間の回転/並進運動によって前記第2の未加工エラストマ材料から造られた少なくとも1つの他の連続細長要素(27)を巻くことによって前記少なくとも1つの第3の部分を形成するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記第3の部分(6c)が前記少なくとも1つの第1の部分(6a)と前記少なくとも1つの第2の部分(6b)との間に配置される請求項2に記載の方法。
  4. 前記少なくとも1つの第3の部分(6c)を形成するステップが、前記少なくとも1つの第1の部分(6a)を形成するステップの前に実行される請求項2に記載の方法。
  5. 前記少なくとも1つの第3の部分(6c)を形成するステップが、前記少なくとも1つの第1の部分(6a)を形成するステップ及び前記少なくとも1つの第2の部分(6b)を形成するステップの後に実行される請求項2に記載の方法。
  6. 前記回転/並進運動が相対的並進速度と組み合わされた相対的回転速度によって生じる請求項1に記載の方法。
  7. 前記少なくとも1つの第1の部分(6a)を提供するステップの終了時に前記少なくとも1つの連続細長要素(24)を供給し続けながら相対的回転速度を増加させるステップをさらに含む請求項6に記載の方法。
  8. 前記少なくとも1つの第1の部分(6a)を提供するステップの終了時に前記少なくとも1つの連続細長要素(24)を供給し続けながら相対的並進速度を増加させるステップをさらに含む請求項6に記載の方法。
  9. 少なくとも1つのカーカスプライ(69)を少なくとも2つの輪状補強構造(3;66)と組み立てることによって未加工カーカス構造(2;61)を提供するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
  10. 前記カーカス構造(2;61)の半径方向外部の位置にベルト構造(5;62)を提供するステップをさらに含む請求項9に記載の方法。
  11. 前記巻きのステップが軸方向に横並びに配置された及び/又は半径方向に積み重ねられた複数のコイルを形成するステップを含む請求項1に記載の方法。
  12. 前記カーカス構造(2;61)を提供するステップが前記支持装置(18;28)上で実行される請求項9に記載の方法。
  13. 前記ベルト構造(5;62)を提供するステップが前記支持装置(18;18’;28)上で実行される請求項10に記載の方法。
  14. 前記伸長装置(22、25;32、34)の近くに前記支持装置(18;18’;28)を位置決めするステップをさらに含む請求項12又は13に記載の方法。
  15. 前記支持装置(18;18’;28)の近くに前記伸長装置(22、25;32、34)を位置決めするステップをさらに含む請求項12又は13に記載の方法。
  16. 前記伸長装置(22、25;32、34)によって前記少なくとも1つの細長要素(24;27)を分配するステップをさらに含む請求項14又は15に記載の方法。
  17. 前記分配のステップが前記伸長装置(22、25;32、34)と前記支持装置(18;18’;28)との間の相対的移動を実行しながら行われる請求項16に記載の方法。
  18. 前記分配のステップが前記支持装置(18;18’;28)をその回転軸(X−X)回りで回転させながら行われる請求項17に記載の方法。
  19. 前記伸長装置(22、25;32、34)と前記支持装置(18;18’;28)との間の相対的移動が、前記支持装置(18;18’;28)にその回転軸(X−X)と実質的に平行な方向に沿う並進運動を与えることによって実行される請求項18に記載の方法。
  20. 前記位置が前記第2の部分(6b)の軸方向外部位置及び半径方向内部位置(C)に対応する請求項1に記載の方法。
  21. 前記第2の部分(6b)を形成するステップが、前記第2の部分(6b)の軸方向外部位置及び半径方向外部位置(D)における前記連続細長要素(24)の巻きを完成することによって実行される請求項20に記載の方法。
  22. 前記第1の部分(6a)を形成するステップが、前記第1の部分の軸方向外部位置及び半径方向内部位置(A)における前記連続細長要素(24)の巻きを開始することによって実行される請求項1に記載の方法。
  23. 前記第1の部分(6a)を形成するステップが、前記第1の部分の軸方向外部位置及び半径方向外部位置(B)における前記連続細長要素(24)の巻きを完成させることによって実行される請求項22に記載の方法。
  24. 前記ベルト構造(5;62)の半径方向外部の位置に少なくとも1つの層(51)を提供するステップをさらに含み、前記層が導電性エラストマ材料から造られている請求項10に記載の方法。
  25. 前記少なくとも1つの第3の部分(6c)が、前記導電層(51)から前記タイヤ(50)の接地表面まで半径方向に延びている請求項2及び24に記載の方法。
  26. 前記導電層(51)が前記少なくとも1つの他の細長要素(27)を巻くことによって得られる請求項25に記載の方法。
  27. 前記少なくとも1つの他の細長要素(27)を巻くステップが:
    ・ 前記少なくとも1つの他の細長要素の複数のコイルを軸方向に横並びに配置及び/又は半径方向に積み重ねることによって前記少なくとも1つの導電層(51)の第1の部分(51b)を形成するステップと;
    ・ 前記少なくとも1つの他の細長要素の複数のコイルを軸方向に横並びに配置及び/又は半径方向に積み重ねることによって前記少なくとも1つの導電層(51)の第2の部分(51a)を形成するステップと;
    ・ 前記少なくとも1つの他の細長要素(27)の複数のコイルを軸方向に横並びに配置及び/又は半径方向に積み重ねることによって前記第3の部分(6c)を形成するステップとをさらに含む請求項26に記載の方法。
  28. 前記支持装置(18;18’;28)が製造ドラム(18)、補助ドラム(18’)又はトロイダル支持体(28)から成る請求項12又は13に記載の方法。
  29. 前記カーカス構造(2;61)を提供するステップが、トロイダル支持体(28)上でカーカス構造を製造し、組み立てるステップを含む請求項9及び28に記載の方法。
  30. 前記ベルト構造(5;62)を提供するステップが、トロイダル支持体(28)上でベルト構造を製造し、組み立てるステップを含む請求項10及び28に記載の方法。
  31. 前記トロイダル支持体(28)が実質的に硬質である請求項28に記載の方法。
  32. 前記第1のエラストマ材料から造られた前記連続細長要素(24)の巻き方向が、タイヤ赤道面(II−II)に対し約5°から約85°までに含まれる角度で傾斜している半径面にある請求項1に記載の方法。
  33. 前記少なくとも1つの構造要素がトレッドバンド(6)である請求項1に記載の方法。
  34. 前記第1のエラストマ材料が電気的絶縁材料である請求項1に記載の方法。
  35. 前記第2のエラストマ材料が導電性材料である請求項2に記載の方法。
  36. 前記少なくとも1つの構造要素がライナである請求項1に記載の方法。
  37. 前記少なくとも1つの構造要素が、前記ベルト構造(62)の下、その軸方向外縁部に配置されるエラストマインサート(68)である請求項1及び10に記載の方法。
  38. 前記少なくとも1つの構造要素が、前記ベルト構造(62)の軸方向外縁部と前記トレッドバンド(63)との間に配置されるエラストマインサート(71、72)である請求項1及び10に記載の方法。
  39. 前記少なくとも1つの構造要素が、タイヤサイドウォール(7;64)に配置されるエラストマインサートである請求項1に記載の方法。
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