JP4550265B2 - 軒樋 - Google Patents
軒樋 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4550265B2 JP4550265B2 JP2000383198A JP2000383198A JP4550265B2 JP 4550265 B2 JP4550265 B2 JP 4550265B2 JP 2000383198 A JP2000383198 A JP 2000383198A JP 2000383198 A JP2000383198 A JP 2000383198A JP 4550265 B2 JP4550265 B2 JP 4550265B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- eaves
- drain
- bottom plate
- width direction
- length
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
- Building Environments (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、軒樋に係り、特に竪樋へつなぐドレンを接続する際に用いられるホールソーを痛めることが少なく、ドレン取付作業の無駄な手間がなくなり、さらにドレンの取付位置のばらつきを少なくした軒樋に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、軒樋は、内部の雨水を竪樋へ排水するため、接続具であるドレンが接続される。このドレンは、ホールソーで開けられた円孔の周縁に取り付けられるものである。
【0003】
ここで、このドレンを軒樋に取り付ける際、軒樋の底板の幅方向における中央に穴を開けることが好ましいが、中央への位置決めは作業者の技量に頼られていた。この技量の差を排除するため、軒樋の底板に目印を付ける技術が開示されている(例えば、実用新案登録第2558750号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、軒樋の内側からホールソーによって開ける際、その刃が軒樋の床板を貫くと軒樋の台座となったコンクリート等で痛められてしまうという課題があった。また、上記公報のように、床板が二重になっていたり切断部位に段差があると、円孔を開けるのに手間がかかるという課題があった。またさらに、軒樋の床板が真っ平らであるとホールソーの位置がばらつくという課題があった。
【0005】
したがって、本発明の目的は、竪樋へつなぐドレンを接続する際に用いられるホールソーを痛めることが少なく、ドレン取付作業の無駄な手間がなくなり、さらにドレンの取付位置のばらつきを少ない軒樋を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記に鑑み鋭意検討を行った結果、屋外側壁板と、屋内側壁板と、これらの底辺同士をつなぐ底板を備え、全体で縦断面コ字状に形成された軒樋において、前記底板には長手方向に沿って前記軒樋の内側へ突出した突出部が設けられ、該突出部の頂上には平坦部が設けられ、該平坦部の軒樋幅方向の長さが、竪樋への接続部材であるドレンの取付リング幅より大きく、かつ前記底板の幅方向における長さの75%以内であり、これにより上記課題を解決できることを見いだし、本発明を完成させた。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の軒樋において、前記底板には長手方向に沿って前記軒樋の内側へ突出した突出部が設けられ、該突出部の頂上に平坦部が設けられたのは、該突出部の平坦部にドレン取付用の円孔をホールソーで開けることにより、ホールソーが軒樋の内側から外側に突き抜けてもホールソーの刃を痛めることを少なくするためである。
【0008】
上記平坦部の軒樋幅方向の長さが、竪樋への接続部材であるドレンの取付リング幅より大きく設定されているのは、平坦部がドレンの取付リング幅より短いとホールソーの操作が手間取るためである。また、該平坦部の補場方向の長さがあまりに大きいとホールソーで内部から圧力をかけた際に該平坦部が歪んでしまうため、。前記底板の幅方向における長さの最大で75%以内、好ましくは66%以内であるのが好ましい。
【0009】
本発明にかかる軒樋及び軒樋吊り具の素材にあっては、従来公知の合成樹脂、金属又はこれらの複合体を採用できる。合成樹脂としては、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体等がある。
【0010】
本発明の軒樋は、前記底板には長手方向に沿って前記軒樋の内側へ突出した突出部が設けられ、該突出部の頂上には平坦部が設けられ、該平坦部の軒樋幅方向の長さがを特定し、これにより、ドレンを接続する際に用いられるホールソーを痛めることが少なく、かつドレンの取付位置のばらつきが少なくなる。
【0011】
【実施例】
本発明にかかる一実施例について、図1を参照しつつ説明する。図1は本発明にかかる軒樋の一実施例を模式的に示した説明図である。
【0012】
本実施例の軒樋は、図1のように、全体で縦断面コ字状に形成されたポリ塩化ビニル樹脂製の軒樋であり、屋外側壁板1と、屋内側壁板2と、これらの底辺同士をつなぐ底板3を備えている。ここで、前記底板3には長手方向に沿って前記軒樋の内側へ突出した突出部4が設けられ、該突出部4の頂上には平坦部5が設けられている。該平坦部5の軒樋幅方向の長さは、竪樋への接続部材であるドレン6の取付リング7幅より大きく、かつ前記底板3の幅方向における長さの65%になっている。
【0013】
本実施例にあっては、底板3に平坦部5を設けた突出部4を設けているため、ドレン6取付用の円孔をホールソーで開ける際でも該ホールソーの刃を痛めることを少なくなった。また、該平坦部5の軒樋幅方向の長さ(符号B)は、竪樋への接続部材であるドレン6の取付リング7幅(符号A)より大きく、かつ前記底板3の幅方向における長さ(符号C)の約65%(取付リング7の幅よりも最小限の長さ)であるため、ドレン6取付作業の無駄な手間がなくなると共にドレンの取付位置のばらつきが少なくなった。
【0014】
【発明の効果】
本発明にあっては、屋外側壁板と、屋内側壁板と、これらの底辺同士をつなぐ底板を備え、全体で縦断面コ字状に形成された軒樋において、前記底板には長手方向に沿って前記軒樋の内側へ突出した突出部が設けられ、該突出部の頂上には平坦部が設けられ、該平坦部の軒樋幅方向の長さが、竪樋への接続部材であるドレンの取付リング幅より大きく、かつ前記底板の幅方向における長さの75%以内であり、これにより、竪樋へつなぐドレンを接続する際に用いられるホールソーを痛めることが少なくなり、ドレン取付作業の無駄な手間がなくなり、さらにドレンの取付位置のばらつきが少なくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である軒樋を模式的に示した説明図である。
【符号の説明】
1 屋外側壁板
2 屋内側壁板
3 底板
4 突出部
5 平坦部
Claims (1)
- 屋外側壁板と、屋内側壁板と、これらの底辺同士をつなぐ底板とを備え、全体で縦断面コ字状に形成された軒樋において、
前記底板の幅方向中央部には、長手方向に沿って前記軒樋の内側へ突出した突出部が、その両側に設けられた凹部よりも幅広に形成されており、
該突出部の頂上には平坦部が設けられ、該平坦部の軒樋幅方向の長さが、竪樋への接続部材であるドレンの取付リング幅より大きく、かつ前記底板の幅方向における長さの75%以内であることを特徴とする軒樋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000383198A JP4550265B2 (ja) | 2000-12-18 | 2000-12-18 | 軒樋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000383198A JP4550265B2 (ja) | 2000-12-18 | 2000-12-18 | 軒樋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002180617A JP2002180617A (ja) | 2002-06-26 |
JP4550265B2 true JP4550265B2 (ja) | 2010-09-22 |
Family
ID=18850895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000383198A Expired - Fee Related JP4550265B2 (ja) | 2000-12-18 | 2000-12-18 | 軒樋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4550265B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS546619U (ja) * | 1977-06-17 | 1979-01-17 | ||
JPS5827427U (ja) * | 1981-08-19 | 1983-02-22 | 東洋化学株式会社 | 軒樋 |
JPH0335125U (ja) * | 1989-08-17 | 1991-04-05 | ||
JPH05302412A (ja) * | 1992-04-23 | 1993-11-16 | Sekisui Chem Co Ltd | 軒樋と竪樋の接続構造 |
-
2000
- 2000-12-18 JP JP2000383198A patent/JP4550265B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS546619U (ja) * | 1977-06-17 | 1979-01-17 | ||
JPS5827427U (ja) * | 1981-08-19 | 1983-02-22 | 東洋化学株式会社 | 軒樋 |
JPH0335125U (ja) * | 1989-08-17 | 1991-04-05 | ||
JPH05302412A (ja) * | 1992-04-23 | 1993-11-16 | Sekisui Chem Co Ltd | 軒樋と竪樋の接続構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002180617A (ja) | 2002-06-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4550265B2 (ja) | 軒樋 | |
JP3491086B2 (ja) | 溝蓋排水口用キャップ | |
JP2006316532A (ja) | 雨樋集水ます | |
JP3626355B2 (ja) | 軒樋吊具および軒樋の取付構造 | |
JPH0354257Y2 (ja) | ||
JPS5838829Y2 (ja) | 瓦「さん」用の「さん」座 | |
JP2557017Y2 (ja) | 軒先端部の被覆部材 | |
JP3096203U (ja) | 排水口の養生カバー | |
JPH044430Y2 (ja) | ||
JP3104429U (ja) | 溝蓋排水穴用キャップ | |
JP3779546B2 (ja) | 建物用水切り材 | |
JPH021330U (ja) | ||
JPS6340591Y2 (ja) | ||
JPS6017456Y2 (ja) | 集水器 | |
GB2314354A (en) | Weephole extension devices | |
JPH0810618Y2 (ja) | 軒天一体型樋 | |
JPS643428Y2 (ja) | ||
JP3044344U (ja) | 通気胴縁 | |
JPS6015050Y2 (ja) | 換気装置 | |
JPH0739407Y2 (ja) | ビニ−ルハウス用雨水取入具 | |
JPS6217556Y2 (ja) | ||
JP6308932B2 (ja) | 防御壁を用いた壁止り役物及びこれを用いた屋根構造 | |
JPS5854501Y2 (ja) | 鎖樋用集水器 | |
JPH0138182Y2 (ja) | ||
JP2523019Y2 (ja) | 木製ブロックの敷設枠 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071203 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100317 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100413 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100607 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20100607 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100629 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100708 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130716 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |