JP3104429U - 溝蓋排水穴用キャップ - Google Patents

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俊明 吉田
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株式会社エイチ・エスコーポレーション
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Abstract

【課題】キャップを排水穴に挿入した姿勢のまま、ボルトを回動するだけで簡単に取り付けることができる新規なキャップの提供。
【解決手段】天板1の中央下面から略左右対称に対峙した状態で下方に向かって一体的に垂下された左右一対の脚部材2、2と、この脚部材2、2の間で垂直に配置されたボルト4と、脚部材2、2の間で前記ボルト4に螺合されたナット部材3とからなり、脚部材2の下端部に前記排水穴Cの側面に係合する係合爪2aが形成され、ボルト4を回動することによりナット部材3が上昇し、または下降して左右の脚部材2、2を外方向に拡張し、係合爪2aが排水穴Cの内側面に強く係合してキャップを排水穴Cに簡単に固定することができるようにした。
【選択図】図1

Description

本考案は、道路に掘削された溝の上面をカバーする溝蓋の排水穴を閉じるためのキャップに関するものである。
従来、各種ケーブルや管を地中に埋設するときに、掘削した溝や、或いは恒久的な排水穴の上面をカバーするために、主としてコンクリートで作られた多数の四角形の溝蓋が溝上面に敷設されている。この溝蓋には施工時に指やリフトハンガー等の爪を係合させるためと、降水時に溝内に溜まり水を排水させるための細長い排水穴が、隣接する溝蓋縁部に形成されている。この排水穴Cは歩行者のつま先や子供の足を引掛けたり、ハイヒールのかかとが嵌り込んだり、或いは障害者用の車椅子の小さな前輪がはまり込んだりして危険であるので、例えば特許文献1に示すようなキャップが排水穴に取り付けられている。
上記公知のキャップは、排水穴(C)に取り付ける際にフック片(3a)を備えた脚部材(3)を排水穴(C)にさし込んだ後、キャップと共に脚部材(3)を水平方向に90度回転させてフック片(3a)が排水穴(C)を形成する溝蓋の下縁に係合する姿勢にした状態でボルト(4)を回動して脚部材(3)を上昇させ、フック片(3a)を溝蓋の下面に圧接する構造となっている。
特許3491086号公報
しかし上記の公知手段では、脚部材を排水穴に挿入した姿勢でキャップを90度回転させる操作が面倒であるとともに、キャップをスムーズに90度回転させるためには、脚部材のフック片と溝蓋下縁との隙間をできるだけ大きくとる必要があり、従って締め付ける際にその隙間分だけボルトを多く回動させなければならないので、作業に手間が掛かるといった問題点があった。
そこで本考案は、キャップを排水穴に挿入した姿勢のまま、即ちキャップを90度回転させることなく排水穴に挿入した姿勢で簡単に排水穴に固定することのできる新規なキャップを簡単な構造で安価に提供することを主たる目的とするものである。
上記目的を達成するために本考案では次のような技術的手段を講じた。即ち本考案は、隣接する溝蓋B、B間に形成された排水穴Cを閉じるためのキャップであって、前記排水穴Cを閉じるに十分な面積を有し且つ水抜き用の小穴1aを備えた平板状の天板1と、該天板1の中央下面から下方に向かって一体的に垂下された左右一対の脚部材2、2と、この脚部材2、2の間で垂直に配置されたボルト4と、脚部材2、2の間で前記ボルト4に螺合されたナット部材3とからなり、脚部材2、2は略左右対称に対峙した状態で且つ下方が互いに遠のく方向に拡開可能に形成され、その下端部に前記排水穴Cの側面に係合する係合爪2aが形成されており、前記ボルト4は回動可能に天板1に保持され且つボルト4を回動させるための工具が嵌合する嵌合部4aが天板1の上面に形成され、前記ナット部材3は左右の脚部材2に面接してボルトとの共回りを阻止する当接面を備え、且つボルト4を回動することによってナット部材3が上昇し、または下降して脚部材2、2を外方向に押し広げるように形成されている構造とした。これにより、キャップを排水穴Cに挿入して上方からボルト4を回動するだけでナット部材3が上昇して左右の脚部材2、2が外方向に拡張し、係合爪2aが排水穴Cの内側面に強く係合してキャップを排水穴Cに簡単に固定することができるようにしたものである。
前記ナット部材3の当接面を直角に交わる二つの方向に向かって形成し、且つ夫々の当接面3a、3bのボルト軸芯からの距離を異ならせて形成するのがよい。これにより排水穴Cの巾寸法に応じてナット部材3を90度回転させることにより、左右の脚部材2、2の可変拡張寸法を変えることができる。
前記脚部材3はステンレススチールや防錆処理を施した鋼材等の適度な強度と弾性復元力を有する金属板から選択される。また天板1は金属もしくは合成樹脂材のいずれであってもよいが、天板1に形成される水抜き用の小穴1aはハイヒールのかかと等が嵌り込まないような小さな穴で形成するのがよい。
本考案では、キャップを排水穴Cに挿入した姿勢のまま上方からボルト4を回動するだけでナット部材3が上昇してまたは下降して左右の脚部材2、2が外方向に拡張し、これにより係合爪2aが排水穴Cの内側面に強く係合してキャップを排水穴Cに簡単に固定することができるから取付作業の簡略化とランニングコストの低減化を図ることができる。また、係合爪2aが溝蓋Bの排水穴Cの内側面に係合する構造となっているから、厚みの大きな溝蓋に対しても全く同じ操作でキャップを排水穴Cに固定することができるといった利点がある。
以下本考案の第1実施例について図1乃至図5に基づいて説明する。
図において符号B、Bは、道路脇等に形成された溝の上面開口部を閉じる為に敷設されたコンクリート製の溝蓋であって一般に周知のものである。この溝蓋B、Bの隣接する縁部には細長い排水穴Cが設けられている。本考案はこの排水穴Cを閉じるためのキャップであって、前記排水穴Cを閉じるに十分な面積を有し且つ水抜き用の小穴1aを備えた長方形状の平らな天板1を備え、この天板1の中央下面から下方に向かって垂下された左右一対の金属板製の脚部材2、2が鋲5等によって天板1に一体的に固定されている。
前記脚部材2、2は、ステンレススチールや鋼材等の適度な強度と弾性復元力を有する薄い金属板によって形成され、且つ略並行に対峙した状態で且つ非使用状態において下方が互いに遠のく下広がり方向に傾斜した状態で配置されており、その下端部に前記排水穴Cの側面に係合する係合爪2aが外向きに突出して形成されている。
符号4はボルトであって、前記脚部材2、2の中間位置に垂直に配置され、回動可能な状態で天板1に保持されている。またボルト4の上端面は天板1の上面に露出してこれにドライバー等の回動工具を嵌合する嵌合部4aが形成されている。
更に、脚部材2、2の間で前記ボルト4にナット部材3が螺合されている。本実施例にあってはこのナット部材3は図5に示すように、平面視長方形で形成されていて直角に交差する二つの方向に向いた夫々の端面が選択的に左右の脚部材2の内面に当接してボルト4との共回りを阻止する長さの異なる二つの当接面3a、3bを形成している。即ち、直角に交差する二つの方向に向いた夫々の当接面3a、3bのボルト軸芯からの距離が異なって形成されている。また何れの当接面が当接している場合でもボルト4を回動することによってナット部材3が上昇して脚部材2、2を外方向に押し広げることができる寸法に形成されている。
下端に係合爪3aを有する脚部材3の長さは、対応するコンクリート製溝蓋の厚みによって定められる。通常溝蓋Bの厚みは7cm〜15cmであるから、最低の厚みの溝蓋、即ち7cmの厚みの溝蓋に適応できる寸法で設定する。これにより、全ての厚みの溝蓋に適応させることができる。
上記キャップの天板1はステンレススチールや防錆処理をした鉄等の金属材料が好ましい。しかし十分な強度を有するものであれば合成樹脂材で成形することも可能である。また、天板1に形成される水抜き用の小穴1aはハイヒールのかかと等が嵌り込まないような小さな穴で多数形成するのがよい。
上記のごとく構成されたキャップを排水穴Cに取り付ける場合は、キャップを図1の状態から図3のように排水穴Cに差し込み、その姿勢のままボルト4を回動するだけでよい。これにより図4に示すように、ナット部材3が上昇して左右の脚部材2、2が外方向に拡張し、係合爪2aが排水穴Cの内側面に強く係合してキャップを排水穴Cに簡単に固定することができるものである。また、排水穴Cの巾寸法が少し広い場合は、ナット部材3を90度回転させて他の当接面3bが脚部材2の内面に当接するようにすることにより、左右の脚部材2、2の可変拡張寸法を大きくすることができて確実に固定することが可能な範囲を増大させることができるようにしてある。
図6及び図7は第2実施例を示した図であって、該実施例に示した脚部材2、2は、左右対称的に相対峙した非使用状態において、下方部分が互いに近づく下狭まり方向に傾斜した状態で配置されており、その下端部に排水穴Cの側面に係合する係合爪2aが互いに外向きに突出して形成されている。
而して、図7に示したように、ボルト4の回動によってナット部材3が下降して左右の脚部材2、2を外方向に拡張し、下端部の係合爪2aが排水穴Cの内側面に係合してキャップを排水穴Cに固定することができるようにしたものである。その他の点については前記第1実施例に準ずる。
このように本考案にいうところの脚部材2、2は、非使用状態において下広がりのものとしてナット部材3を引き上げることによって下端部の係合爪2a、2aを外側に押し広げる手段と、非使用状態において下狭まりのものとしてナット部材3を押し下げることによって下端部の係合爪2a、2aを外側に押し広げる手段との何れの手段を講じたものであってもほぼ同様に使用することができる。しかしながら、後者第2実施例のものとした場合には、ナット部材3で係合爪2a、2aにより近い箇所を押し広げることができる点で脚部材2、2の強度が少なくてもよい利点がある。
上記各実施例では、ナット部材3の当接面を直角に交わる二つの方向に向かって形成し、且つ夫々の当接面3a、3bのボルト軸芯からの距離を異なって形成した例を示したが、この当接面は一方向のみ、即ち当接面3a若しくは当接面3bの何れか一方のみであってもよい。その他本考案では、その構成要件を備え、且つ効果を有する範囲内で適宜変更して実施できることは勿論である。
本考案に係るキャップの第1実施例を示す斜視図。 図1におけるA−A線に沿った断面図。 図2におけるD−D線に沿った断面図であって排水穴へ挿入した状態を示す。 図3の状態から脚部材を拡張させた状態を示す。 上記キャップの背面図。 キャップの第2実施例を示す図3相当の断面図。 同実施例の図4相当の断面図。
符号の説明
1 天板
2 脚部材
3 ナット部材
3a ナットの当接面
3b ナットの他の当接面
4 ボルト
4a 嵌合部

Claims (2)

  1. 隣接する溝蓋(B)、(B)間に形成された排水穴(C)を閉じるためのキャップであって、前記排水穴(C)を閉じるに十分な面積を有し且つ水抜き用の小穴(1a)を備えた平板状の天板(1)と、該天板(1)の中央下面から下方に向かって一体的に垂下された左右一対の脚部材(2)、(2)と、この脚部材(2)、(2)の間で垂直に配置されたボルト(4)と、脚部材(2)、(2)の間で前記ボルト(4)に螺合されたナット部材(3)とからなり、脚部材(2)、(2)は略左右対称に対峙した状態で且つ下方が互いに遠のく方向に拡開可能に形成され、その下端外面に前記排水穴(C)の側面に係合する係合爪(2a)が形成され、前記ボルト(4)は回動可能に天板(1)に保持され且つボルト(4)を回動させるための工具が嵌合する嵌合部(4a)が天板(1)上面に形成され、前記ナット部材(3)は左右の脚部材(2)に面接してボルトとの共回りを阻止する当接面を備え、且つボルト(4)を回動することによってナット部材(3)が上昇し、または下降して脚部材(2)、(2)を外方向に押し広げるように形成されている溝蓋排水穴用キャップ。
  2. ナット部材(3)の当接面が直角に交わる二つの方向に向かって形成され、且つ夫々の当接面(3a)、(3b)のボルト軸芯からの距離が異なって形成されている請求項1に記載の溝蓋排水穴用キャップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022059753A (ja) * 2020-10-02 2022-04-14 株式会社淀川製鋼所 溝蓋穴閉塞キャップ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022059753A (ja) * 2020-10-02 2022-04-14 株式会社淀川製鋼所 溝蓋穴閉塞キャップ

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