JP4549719B2 - リン脂質組成物の製造方法及びこれを用いた医薬品組成物、化粧品組成物、又は食品組成物 - Google Patents

リン脂質組成物の製造方法及びこれを用いた医薬品組成物、化粧品組成物、又は食品組成物 Download PDF

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Description

本発明は、残存するアミノ酸量が低減もしくは除去されたリン脂質組成物の製造方法及びこれを用いた医薬品組成物、化粧品組成物、又は食品組成物に関する。
リン脂質組成物は医薬品用添加物として、例えば静脈投与に供する脂肪乳剤製剤用の乳化剤として、また化粧品原料として、例えば乳液等の皮膚用化粧料の乳化剤として用いられている。また食品原料や食品添加物として広く加工食品に用いられている。しかし、リン脂質組成物には微量の天然原料由来のアミノ酸、特に遊離アミノ酸が残存することが知られている。これが原因でリン脂質組成物の製造過程において、また保存中に着色するという問題があった。またリン脂質組成物を配合することにより、特に透明もしくは白色の医薬品製剤、化粧料、食品の色調に悪影響を与えるという不都合が生じた。
リン脂質組成物の褐変の問題を解決する方法として特許文献1(特開昭54−109920号公報)には、二酸化炭素を吹き込みつつ加熱する方法、特許文献2(特開昭54−112825号公報)には、無水酢酸等を加熱前、もしくは加熱中に混合する方法、特許文献3(特許第1380165号公報)には、コハク酸もしくはコハク酸ナトリウムを加熱前、もしくは加熱中に混合する方法が開示されている。
しかしいずれもリン脂質組成物を製造する工程中での、加熱による褐変を防止することを目的としており、リン脂質組成物そのものの長期保存中での着色を防止するものではない。また本法はいずれもリン脂質組成物製造工程において加熱する必要があり、工程が煩雑であるに加え、得られるリン脂質組成物の品質劣化を招く要因となりうる。さらには添加物を完全に除去することは困難で、リン脂質組成物のpHや乳化性等、物性や特性に影響を及ぼすという課題があった。
また特許文献4(特開平01−16794号公報)にはホスファチジルコリンの製造方法として、アルミナシリケートの1種であるゼオライトを反応触媒として用い、塩基性触媒存在下、グリセロホスファチジルコリンを活性化脂肪酸によってアシル化反応を促進する方法が開示されているが、本発明とは方法、目的を異にする。
この他にも、特許文献5(特開2001−72693号公報)にはジメチルエーテルを用いることにより選択的にリン脂質のみを抽出し、抗原性物質であるタンパク質含量を低減させる方法が知られている。この方法ではジメチルエーテルは常温で気体となるため、高圧ガス容器内で高圧として液化する実施例が示されているが、実際の生産を考えた場合大規模な設備を要し、また工程作業上危険を伴うという問題がある。
特開昭54−109920号公報 特開昭54−112825号公報 特許第1380165号公報 特開平01−16794号公報 特開2001−72693号公報
そこで本発明の目的は、リン脂質組成物を製造する際、特に高価な設備や煩雑な工程を用いることなく、リン脂質組成物の保存中の褐変要因物質である、残存アミノ酸量を低減もしくは除去することができる、リン脂質組成物の製造方法及びこれを用いた医薬品組成物、化粧品組成物、又は食品組成物を提供するものである。
本発明者等は、上記目的を達成すべく使用原料及び各工程等、様々な諸条件について鋭意研究を重ねた結果、リン脂質組成物の製造工程において、原料のリン脂質組成物を溶剤に溶解させた状態で、ケイ素を含有する多孔性無機粒子、好ましくはアルミナシリケートと接触させるという簡便な方法で、意外にも残存アミノ酸を低減もしくは除去されたリン脂質組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(1)リン脂質含量が20質量%以上のリン脂質組成物であって、天然のリン脂質含有物から抽出して得られる粗製の原料リン脂質組成物、或いは該粗製のリン脂質組成物を更に精製して得られる精製した原料リン脂質組成物を、溶媒に溶解させた状態で、ケイ素を含有する多孔性無機粒子に接触処理した後、溶媒を除去してリン脂質組成物を得ることを特徴とするリン脂質組成物の製造方法。
(2)リン脂質含量が20質量%以上のリン脂質組成物であって、乾燥卵黄をアルコールで抽出して得られる粗製の原料リン脂質組成物、或いは該粗製の原料リン脂質組成物を更にアセトン処理して得られるアセトン不溶物からアセトンを除去して得られる精製した原料リン脂質組成物を、溶媒に溶解させた状態で、ケイ素を含有する多孔性無機粒子に接触処理した後、溶媒を除去してリン脂質組成物を得ることを特徴とするリン脂質組成物の製造方法。
(3)(1)又は(2)のいずれかに記載の製造方法であって、得られるリン脂質組成物に含まれる総アミノ酸含量が50mg質量%以下であることを特徴とするリン脂質組成物の製造方法。
(4)前記ケイ素を含有する多孔性無機粒子の総量が、原料リン脂質組成物に対して5質量%以上である、(1)乃至(3)のいずれかに記載のリン脂質組成物の製造方法。
(5)前記ケイ素を含有する多孔性無機粒子の接触処理工程一回に用いる量が、原料リン脂質組成物に対して5質量%以上である、(1)乃至(4)のいずれかに記載のリン脂質組成物の製造方法。
(6)前記ケイ素を含有する多孔性無機粒子がアルミナシリケートである、(1)乃至(5)のいずれかに記載のリン脂質組成物の製造方法。
(7)(1)乃至(6)のいずれかに記載の製造方法で得られるリン脂質組成物を含有することを特徴とする医薬品組成物。
(8)(1)乃至(6)のいずれか一項に記載の製造方法で得られるリン脂質組成物を含有することを特徴とする化粧品組成物。
(9)(1)乃至(6)のいずれか一項に記載の製造方法で得られるリン脂質組成物を含有することを特徴とする食品組成物。
本発明の製造方法は、原料のリン脂質組成物を単に溶媒に溶解させた状態でケイ素を含有する多孔性無機粒子に接触処理することにより、残存アミノ酸が容易に低減もしくは除去されることから簡便性に優れている。また、本発明により得られるリン脂質組成物は残存アミノ酸が低減もしくは除去されているリン脂質組成物であるため、リン脂質組成物の加熱や経時による色調変化が小さくなるという効果を奏する。この効果より、本発明により得られるリン脂質組成物を、医薬品組成物、化粧品組成物、食品組成物の原料として配合した場合、製造時、各製品の本来の色調を損なうことなく、またこれらの製品の保存中においても色調の変化の少ない医薬品組成物、化粧品組成物、食品組成物を提供することが可能となるため、リン脂質組成物及びその用途の更なる利用拡大が期待される。
以下本発明を詳細に説明する。
本発明は、リン脂質含量が20質量%以上のリン脂質組成物であって、天然のリン脂質含有物から抽出して得られる粗製の原料リン脂質組成物、或いは該粗製のリン脂質組成物を更に精製して得られる精製した原料リン脂質組成物を、溶媒に溶解させた状態で、ケイ素を含有する多孔性無機粒子に接触処理した後、溶媒を除去してリン脂質組成物を得ることを特徴とする
本発明において「原料リン脂質組成物」とは、天然のリン脂質含有物、例えば卵黄、大豆、或いは微生物などから製造しているが、その製法は供給源により異なる。
具体的には、卵黄の場合、有機溶剤(アルコール等)で抽出して得られた通常少なくとも20質量%のリン脂質を含んだもの(粗製の原料リン脂質組成物に該当する)、或いはこれを精製してリン脂質含有量80質量%以上となるよう精製したもの(精製した原料リン脂質組成物に該当する)、また大豆の場合、大豆サラダ油製造工程中の脱ガム工程で得られる含水ガム質を脱水して得られた通常少なくとも50質量%のリン脂質を含んだもの(粗製の原料リン脂質組成物に該当する)、或いはこれを精製してリン脂質含有量80質量%以上となるよう精製したもの(精製した原料リン脂質組成物に該当する)を原料リン脂質組成物として用いるものである。
またこれら原料リン脂質組成物をホスフォリパーゼ等の酵素で処理し、塩基置換等合成を施されたものを用いても良い。
例えば卵黄の場合は、乾燥卵黄にアルコール(一般的には含水アルコール)を作用させてリン脂質成分を抽出し、ついでアルコールを除去して製造するのが効果的である。これはリン脂質の抽出効率が優れているためである。中でもメタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等の低級アルコールが更に好ましく、食品原料として使用できることを考慮するとエタノールが最も好ましい。その際必要に応じて更にアセトン沈殿法にて中性脂質を除去し、分別、精製することも一般的に行われている。「乾燥卵黄」とは水分含量5質量%以下であって、スプレードライ法、フリーズドライ法、ドラムドライ法、真空連続乾燥法等により食品工業的に製されるものをいい、前処理としてプロテアーゼやホスフォリパーゼ等での処理、コレステロール含有量を低減させるため超臨界ガス抽出等を行っても良い。
本発明における「リン脂質」とは、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジルセリン、ホスファチジン酸、これらのリゾ化物、およびスフィンゴミエリン等を構成成分とするものである。また「リン脂質組成物」とはこれらのリン脂質を1種又は2種以上含有し、リン脂質含有率が20質量%以上で、その他の成分は中性脂質やコレステロールを含むこともある組成物をいう。
本発明において「ケイ素を含有する多孔性無機粒子」とは、化学構造にケイ素を含有し、あるいは一般的にはケイ酸として含まれ、粒子表面及び内部に微細小な空洞がトンネル状に構成されている無機粒子をいう。その微小な空洞の径は一般的には数Å〜150Åであるが、好ましくは3〜50Å、更に好ましくは5〜15Åの範囲である。
「ケイ素を含有する多孔性無機粒子」とは、例えばシリカゲルやアルミナシリケート等があげられる。本発明の目的であるアミノ酸の吸着除去の効率よりアルミナシリケートを用いるのが好ましい。その処理の程度としては、得られるリン脂質組成物の加熱や経時による色調変化を考慮し、リン脂質組成物に含まれる総アミノ酸含量が50mg質量%以下となるように処理することが好ましい。具体的には、その使用する総量は、処理を施す原料リン脂質組成物の5質量%以上用いるのが好ましく、10質量%以上用いるのが好ましい。
また「ケイ素を含有する多孔性無機粒子」を接触処理する工程は、使用する総量の範囲内で複数回行うことができるが、工程の煩雑をさけるため、1回とするのが好ましい。この際1回に用いる「ケイ素を含有する多孔性無機粒子」の量は原料リン脂質組成物の5質量%以上であるのが好ましく、10質量%以上がより好ましい。
ここで「アルミナシリケート」とは、アルミニウムとケイ酸を含有する結晶性の無機物である。一般的には結晶水を構造中に含む含水アルミナシリケートであるゼオライトがあげられる。ゼオライトは天然の鉱物と合成ゼオライトに分類される。合成ゼオライトは化学式NaO・AlO・2〜3SiO・nHOで表されるX型合成ゼオライト、化学式NaO・AlO・3〜6SiO・nHOで表されるY型合成ゼオライトに分類される。本発明においてゼオライトの種類は特に限定するものではないが、好ましくは合成ゼオライト、更に好ましくはY型合成ゼオライトを用いるのがアミノ酸除去を行う上で効果的である。
Y型ゼオラオトの性状の一例を記すと、比表面積:600〜900m2/g、細孔容積0.35〜0.40ml/g、有効細孔径8Åである。
なお、得られるリン脂質組成物に含まれる総アミノ酸は総アミノ酸分析法により定量分析を行う。具体的には、得られたリン脂質組成物を脱脂後、6Nの塩酸で24時間分解後、アミノ酸自動分析計にて定量する。
原料のリン脂質組成物を溶解する溶剤としては当該組成物を透明溶解させる溶媒であればいずれのものでも良く、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等のアルコール類、ジクロロメタン、ヘキサン、クロロホルム、エーテル類等があげられる。これらを適宜混合し用いることもできる。工業的にはイソプロパノールもしくはヘキサン・エタノールを用いるのが良い。
次に本発明の代表的な製造方法について詳述する。尚、本発明はこれに限定するものではない。
乾燥卵黄(卵黄液をスプレードライにて乾燥して得られる、水分含量4質量%のもの)1質量部に対し、5〜10容量部の含水エタノール(水分含量1〜10容量%)を加え、ホモミクサー等の高回転可能な攪拌装置を用い攪拌する。これをろ過による固液分離後、ろ液より減圧蒸留装置を用い溶剤を除去し、粗製の原料リン脂質組成物を得る。
この粗製の原料リン脂質組成物100質量部に対し、200〜600容量部のイソプロピルアルコールを加え、溶解後する。これにゼオライト5〜40質量部を添加し、10〜60分間攪拌する。珪藻土を加えろ過することによりゼオライトを除去し、メンブレンフィルターにて精密ろ過することにより澄明なリン脂質溶液を得る。これを減圧濃縮することによりリン脂質組成物を得る。
更に精製するには、得られたリン脂質組成物1質量部に対し、2〜5容量部のアセトンを仕込み、ホモミクサー等で均質に分散後、静置することによりリン脂質組成物を沈殿させ、上澄みの溶媒を除去し、真空下で脱溶剤することにより、精製したリン脂質組成物を得る。
また粗製の原料リン脂質組成物を予め上記方法にてアセトン沈殿法による分別を行い、純度の高い精製リン脂質組成物を得、これにイソプロピルアルコールを加え、溶解後、同様の方法にてゼオライトの接触処理を行うことにより、より精製されたリン脂質組成物を得ることができる。
さらに、本発明は上述した製造方法で得られたリン脂質組成物を含有する医薬品組成物、化粧品組成物、又は食品組成物である。具体的には、例えば脂肪乳剤やリポ化製剤、リポソーム製剤等の医薬品組成物、皮膚用乳液やスキンクリーム等の化粧品組成物、ココア飲料やホワイトシチュー、流動食等の食品組成物、もしくはこれらを製するための中間原料も各組成物に含まれる。
上述した製造方法で得られたリン脂質組成物は、残存アミノ酸含量が低減されていることから、前記各組成物は、組成物製造過程又は保存中において、製品本来の色調を損なうことなく良好な色調の組成物が得られる。
以下、本発明のリン脂質組成物の製造方法及びこれを用いた各組成物について、実施例及び試験例に基づき具体的に説明する。尚、本発明はこれら実施例及び試験例に限定するものではない。
乾燥卵黄(卵黄液をスプレードライにて乾燥させて得られる、水分含量3質量%のもの)より含水エタノール(含水量1容量%)を用い抽出したリン脂質組成物を原料とした。このリン脂質含量の総計は35質量%で、リン脂質組成はホスファチジルコリン27.8質量%、ホスファチジルエタノールアミン4.0質量%であった。
この原料リン脂質組成物50gを、イソプロパノール200mlに溶解し50℃に昇温する。これに合成ゼオライト(Y型;水澤化学工業(株)製)10gを加え10分間攪拌する。次に珪藻土6gを添加し更に10分間攪拌する。これを加圧ろ過(濾紙No.2;東洋濾紙(株)製)し、ろ液を得る。これを減圧濃縮しリン脂質組成物42.1gを得た。
得られたリン脂質組成物の色調は黄色〜橙色を呈する良好な色調であった。これに含まれる総アミノ酸含量は9mg質量%であり、リン脂質含量は35.6質量%、ホスファチジルコリン28.1質量%、ホスファチジルエタノールアミン3.8質量%であった。
これをアルミ袋(酸素透過性のないアルミを含有するラミネートシートよりなる)に充填し、バキュームシーラーにより密封後、25℃にて3ヵ月保存した。保存後の色調は黄色〜橙色を呈する良好な色調を維持した。
なお、リン脂質組成物に含有されるホスファチジルコリンやホスファチジルエタノールアミン、及び中性脂質等の脂質組成の割合は、リン脂質組成物をTLC−FID法にて測定し、求めた。
詳しくは、イアトロスキャン(TH−10:(株)三菱化学ヤトロン製)を用い、得られたリン脂質組成物の試料0.1gをクロロホルム:メタノール(2:1)溶液に溶解し、これをクロマロッドにインジェクションし、クロロホルム:メタノール:水(70:30:3)溶液で展開し乾燥後、次にヘキサン:ジエチルエーテル:蟻酸(90:10:0.1)溶液で展開する。
これをスキャンスピード30にて脂質組成の分析を行う。
乾燥卵黄(卵黄液をスプレードライにて乾燥させて得られる、水分含量3質量%のもの)より含水エタノール(含水量4容量%)を用い抽出したリン脂質組成物を原料とした。このリン脂質含量の総計は63質量%で、リン脂質組成はホスファチジルコリン53.8質量%、ホスファチジルエタノールアミン8.1質量%であった。
この原料リン脂質組成物50gを、イソプロパノール200mlに溶解し50℃に昇温する。これに合成ゼオライト(Y型;水澤化学工業(株)製)10gを加え20分間攪拌する。次に珪藻土6gを添加し更に10分間攪拌する。これを加圧ろ過(濾紙No.2;東洋濾紙(株)製)し、ろ液を得る。これを減圧濃縮しリン脂質組成物40.6gを得た。このリン脂質組成物40gに、アセトン100mlを仕込み、TKホモミクサー(特殊機化工業(株)製)で均質に分散後、静置することによりリン脂質組成物を沈殿させ、上澄みの溶媒を除去し、真空下で脱溶剤することにより、精製したリン脂質組成物を得た。この工程を再度繰り返し、更に精製されたリン脂質組成物34.4gを得た。
得られたリン脂質組成物の色調は淡黄色を呈する良好な色調であった。これに含まれる総アミノ酸含量は7mg質量%であり、リン脂質含量は98.4質量%、ホスファチジルコリン82.3質量%、ホスファチジルエタノールアミン15.0質量%であった。
これをアルミ袋(酸素透過性のないアルミを含有するラミネートシートよりなる)に充填し、バキュームシーラーにより密封後、25℃にて3ヵ月保存した。保存後の色調は淡黄色を呈する良好な色調を維持した。
乾燥卵黄(卵黄液をスプレードライにて乾燥させて得られる、水分含量3質量%のもの)より含水エタノール(含水量4容量%)を用い抽出したリン脂質組成物を原料とした。このリン脂質含量の総計は63質量%で、リン脂質組成はホスファチジルコリン53.8質量%、ホスファチジルエタノールアミン8.1質量%であった。
この原料リン脂質組成物50gに、アセトン150mlを仕込み、TKホモミクサー(特殊機化工業(株)製)で均質に分散後、静置することによりリン脂質組成物を沈殿させ、上澄みの溶媒を除去し、真空下で脱溶剤することにより、精製したリン脂質組成物を得た。この工程を再度繰り返し、更に精製されたリン脂質組成物42.4gを得た。得られたリン脂質組成物40gをイソプロパノール150mlに溶解し50℃に昇温する。これに合成ゼオライト(Y型;水澤化学工業(株)製)10gを加え10分間攪拌する。次に珪藻土6gを添加し更に10分間攪拌する。これを加圧ろ過(濾紙No.2;東洋濾紙(株)製)し、ろ液を得る。これを減圧濃縮しリン脂質組成物37.1gを得た。
得られたリン脂質組成物の色調は淡黄色を呈する良好な色調であった。これに含まれる総アミノ酸含量は7mg質量%であり、リン脂質含量は98.6質量%、ホスファチジルコリン82.6質量%、ホスファチジルエタノールアミン14.8質量%であった。
これをアルミ袋(酸素透過性のないアルミを含有するラミネートシートよりなる)に充填し、バキュームシーラーにより密封後、25℃にて3ヵ月保存した。保存後の色調は淡黄色を呈する良好な色調を維持した。
卵黄をホスフォリパーゼA処理を行いリン脂質の脱アシル化を行った後の卵黄液を、スプレードライにて乾燥させて得られる乾燥卵黄を原料とし、これに含水エタノール(含水量5容量%)を用い抽出することによりリン脂質組成物を得た。これにはリン脂質が総計55質量%含まれ、リン脂質組成はリゾホスファチジルコリン45.1質量%、リゾホスファチジルエタノールアミン6.5質量%であった。
このリン脂質組成物50gを、ヘキサン/エタノール(9/1)混液150mlに溶解し50℃に昇温する。これに合成ゼオライト(Y型;水澤化学工業(株)製)5gを加え30分間攪拌する。次に珪藻土4gを添加し更に10分間攪拌する。これを加圧ろ過(濾紙No.2;東洋濾紙(株)製)し、ろ液を得る。これを減圧濃縮しリン脂質組成物42.7gを得た。
得られたリン脂質組成物の色調は黄色〜橙色を呈する良好な色調であった。これに含まれる総アミノ酸含量は8mg質量%であり、リン脂質含量は56.1質量%、リゾホスファチジルコリン46.4質量%、リゾホスファチジルエタノールアミン6.9質量%であった。
これをアルミ袋に充填し、バキュームシーラーにより密封後、25℃にて3ヵ月保存した。保存後の色調は黄色〜橙色を呈する良好な色調を維持した。
[参考例]
大豆油製造工程中の脱ガム工程で得られた含水ガム質を5倍量のアセトンで処理し、リン脂質組成物を得た。これにはリン脂質総計82質量%が含まれ、ホスファチジルコリン28.1質量%、ホスファチジルエタノールアミン23.2質量%であった。このリン脂質組成物50gを、エタノール200mlに溶解し50℃に昇温する。これにシリカゲル(水澤化学工業(株)製)15gを加え60分間攪拌する。次に珪藻土9gを添加し更に10分間攪拌する。これを加圧ろ過(濾紙No.2;東洋濾紙(株)製)し、ろ液を得る。これを減圧濃縮しリン脂質組成物33.6gを得た。
得られたリン脂質組成物の色調は淡黄色を呈する良好な色調であった。これに含まれる総アミノ酸含量は26mg質量%であり、リン脂質含量は83.1質量%、ホスファチジルコリン27.8質量%、ホスファチジルエタノールアミン22.9質量%であった。
これをアルミ袋に充填し、バキュームシーラーにより密封後、25℃にて3ヵ月保存した。保存後の色調は淡黄色を呈する良好な色調を維持した。
[比較例1]
実施例1で用いた卵黄由来の粗製の原料リン脂質組成物(リン脂質含量の総計:35質量%、リン脂質組成;ホスファチジルコリン:27.8質量%、ホスファチジルエタノールアミン:4.0質量%)50gをイソプロパノール200mlに溶解し50℃に昇温する。これに活性炭(浦野(株)製)10gを加え20分間攪拌する。次に珪藻土6gを添加し更に10分間攪拌する。これを加圧ろ過(濾紙No.2;東洋濾紙(株)製)し、ろ液を得る。これを減圧濃縮しリン脂質組成物41.6gを得た。
得られたリン脂質組成物の色調は黄色〜橙色を呈する良好な色調であった。これに含まれる総アミノ酸含量は162mg質量%であり、リン脂質含量は34.8質量%、ホスファチジルコリン26.9質量%、ホスファチジルエタノールアミン3.9質量%であった。総アミノ酸含量は実施例1〜3に対し高いことが確認できた。
これをアルミ袋に充填し、バキュームシーラーにより密封後、25℃にて3ヵ月保存した。保存後の色調は暗い橙色を呈し、保存前と比べ変化が確認できた。
比較例1については残存する総アミノ酸含量が高く、25℃にて3ヵ月の保存により色調変化を認めた。これに対し、実施例1〜5については残存アミノ酸含量が低減されているため、25℃にて3ヵ月の保存においても色調変化を認めず良好な色調を維持した。
[試験例1]
添加するゼオライトの量とその接触処理時間による、残存する総アミノ酸含量とリン脂質組成の変化を調べるため、次の試験を行った。つまり、実施例1の方法に従い、乾燥卵黄よりエタノールを用い抽出した脂質組成物を、リン脂質組成物(リン脂質含量の総計:35質量%、リン脂質組成;ホスファチジルコリン:27.8質量%、ホスファチジルエタノールアミン:4.0質量)50gを、イソプロパノール200mlに溶解し50℃に昇温する。これに合成ゼオライト(Y型;水澤化学工業(株)製)2.5、5、10、20gを加え30分間攪拌する。対照として無添加で同様の操作を行う。次に珪藻土6gを添加し更に10分間攪拌する。これを加圧ろ過(濾紙No.2;東洋濾紙(株)製)し、ろ液を得た。これを減圧濃縮しリン脂質組成物の試料を得た。
各試料において、リン脂質組成物に含まれる総アミノ酸含量及びリン脂質組成を測定した。
その結果を表1に記す。
Figure 0004549719
ゼオライトの添加量においてはこの条件下では、原料である粗製リン脂質組成物に対し20質量%までは添加量に依存して残存総アミノ酸量は低下した。また20質量%以上では一定となった。
この結果より、ゼオライトの添加量は、リン脂質組成物の量に対し5質量%以上とするのが好ましい。
[試験例2]
試験例1で得られた各種リン脂質組成物を、ソフトカプセルに充填し、卵黄レシチン製剤(医薬品組成物)を調製した。
試験例1と同様の方法で、原料となるリン脂質組成物の仕込み量を3kgとし各種条件にてリン脂質組成物の調製を行った。溶剤やゼオライトの量はリン脂質組成物と同割合でスケールアップするものとする。得られたリン脂質組成物2.5kg、ビタミンE製剤0.1kg、植物油脂0.3kg、精製ミツロウ0.1kgを加温溶解し、TKホモミクサー(特殊機化工業(株)製)にて攪拌する。別にソフトカプセル基材としてゼラチン0.9kg、グリセリン0.5kg、水0.6kgを加温溶解し、TKホモミクサーにて攪拌し、脱泡する。これをロータリーダイ式カプセル充填機にてソフトカプセルを調製する。これをタンブラー乾燥し、ソフトカプセル製剤(300mg/粒)約10000粒を得る。
得られた卵黄リン脂質組成物のソフトカプセル製剤「卵黄レシチン製剤」100粒を、除湿剤としてシリカゲルタブレットを付したプラスティック容器に密閉し、温度40℃、相対湿度75%の恒温高湿器にて15日間保存し、5日毎に色調を評価した。尚、保存前の色調は各試料とも良好であった。
その結果を表2に記す。
Figure 0004549719
対照である試料1においては温度40℃、相対湿度75%の恒温高湿器にて保存した結果、保存5日目から褐変が生じた。これに対し、ゼオライトを5質量%以上添加し、処理した試料2〜5においては橙色を維持し、特にゼオライトを10質量%以上添加し、処理した試料3〜5においては明るい橙色を維持し、保存前と色調の変化は認められず、いずれも良好な結果を得た。
[試験例3]
試験例1で得られた各種リン脂質組成物を、以下の処方の皮膚用化粧料であるO/W型の乳液(化粧品組成物)に添加し、50℃にて保存後の色調を評価した。

〔処方〕 ステアリン酸 25(g)
セチルアルコール 15
ワセリン 50
流動パラフィン 100
ポリオキシエチレン(10モル)
モノオレイン酸エステル 20
ポリエチレングリコール1500 30
トリエタノールアミン 10
卵黄リン脂質組成物(試料1〜5) 20
精製水 725
香料 5
防腐剤 適量

上記処方において、精製水にポリエチレングリコール、トリエタノールアミン、卵黄リン脂質組成物(試料1〜5)を加え加熱溶解し70℃に保つ(水相)。次に他の成分を混合し、加熱溶解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え予備乳化を行い、TKホモミクサーで均一に乳化し、乳化後30℃まで冷却する。
これをキャップ付きガラス瓶に充填し、キャップを密閉後、50℃にて1ヵ月保存し、10日毎に性状を確認した。
Figure 0004549719
対照である試料1においては温度50℃の条件にて保存した結果、保存10日目から色調が黄みを帯び、20日目以降は製品として適さない色調変化をきたした。これに対し、ゼオライトを5質量%以上添加し、処理した試料2〜5においては乳白色を維持し、特にゼオライトを10質量%以上添加し、処理した試料3〜5においては保存前との色調変化が認められず、いずれも良好な結果を得た。
[試験例4]
試験例1で得られた各種リン脂質組成物を、以下の処方のプロテイン飲料(食品組成物)に添加し、レトルト殺菌直後の色調及び35℃保存後の色調変化を評価した。

〔処方〕 分離状大豆蛋白質 50(g)
果糖・ブドウ糖液糖 50
デキストリン(DE25) 100
精製大豆油 40
卵黄リン脂質組成物(試料1〜5) 20
香料 5
乳化剤(ショ糖脂肪酸エステル) 2
増粘安定剤 2
精製水 全量 1000ml

上記処方において、精製水をTKホモミクサーにて攪拌しながら、分離状大豆蛋白質、果糖・ブドウ糖液糖、デキストリン、卵黄リン脂質組成物(試料1〜5)、香料、乳化剤、増粘安定剤を加え完全に溶解する。これに精製大豆油を徐々に加え1次乳化を行う。この液を80℃まで加熱し、高圧ホモゲナイザー((株)イズミフードマシナリ製)にて400kg/cm2fの条件で2次乳化を行う。得られた乳化液200mlを、アルミ層を有する多層フィルムで構成されるスタンディングパウチに充填し、密封ヒートシールを行う。
これをレトルト殺菌機にて121℃30分の加熱処理を行う。35℃1ヵ月間保存し、殺菌直後の色調と比較し、評価した。
Figure 0004549719
対照である試料1においては殺菌直後より濃い色調を呈し、温度35℃の条件にて保存した結果、保存15日目以降は製品として適さない褐変変化をきたした。これに対し、ゼオライトを5質量%以上添加し、処理した試料2〜5においてはミルク紅茶様の色調を維持し、特にゼオライトを10質量%以上添加し、処理した試料3〜5においては保存前との色調変化が認められず、いずれも良好な結果を得た。
試験例2〜4の結果より、対照である試料1で得られたリン脂質組成物を配合した医薬品組成物、化粧品組成物、食品組成物は保存中に色調変化を生じ、製品として不適な色調を呈した。
これに対し、ケイ酸含有多孔性無機粒子に接触処理して製した試料2〜5で得られたリン脂質組成物を原料として用いた医薬品組成物、化粧品組成物、食品組成物は、それぞれ製品固有の色調を維持することが確認できた。

Claims (6)

  1. リン脂質含量が20質量%以上のリン脂質組成物であって、天然のリン脂質含有物から抽出して得られる粗製の原料リン脂質組成物、或いは該粗製のリン脂質組成物を更に精製して得られる精製した原料リン脂質組成物を、溶媒に溶解させた状態で、微小な空洞の径が5〜15Åであるゼオライトを原料リン脂質組成物に対して総量で10質量%以上用いて接触処理した後、溶媒を除去して総アミノ酸含量が16mg質量%以下のリン脂質組成物を得ることを特徴とするリン脂質組成物の製造方法。
  2. リン脂質含量が20質量%以上のリン脂質組成物であって、乾燥卵黄をアルコールで抽出して得られる粗製の原料リン脂質組成物、或いは該粗製の原料リン脂質組成物を更にアセトン処理して得られるアセトン不溶物からアセトンを除去して得られる精製した原料リン脂質組成物を、溶媒に溶解させた状態で、微小な空洞の径が5〜15Åであるゼオライトを原料リン脂質組成物に対して総量で10質量%以上用いて接触処理した後、溶媒を除去して総アミノ酸含量が16mg質量%以下のリン脂質組成物を得ることを特徴とするリン脂質組成物の製造方法。
  3. 前記ゼオライトの接触処理工程一回に用いる量が、原料リン脂質組成物に対して10質量%以上である、請求項1又は2のいずれか一項に記載のリン脂質組成物の製造方法。
  4. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の製造方法で得られリン脂質組成物を添加する工程を含む医薬品組成物の製造方法
  5. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の製造方法で得られリン脂質組成物を添加する工程を含む化粧品組成物の製造方法
  6. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の製造方法で得られリン脂質組成物を添加する工程を含む食品組成物の製造方法
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