JP4549647B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電話機などの携帯端末に用いられる撮像装置に関するものである。
近年、ディジタルカメラおよびディジタルカメラが搭載された携帯端末装置が普及している。最近では、携帯端末装置としての携帯電話機に搭載されるディジタルカメラの画素分解能も100万画素を越えるものが市場に出回るようになり、携帯端末装置に搭載される撮像装置の撮像性能が急速に向上している。また、近年、さらに、動画(ムービー)撮影が可能なディジタルカメラおよび携帯電話機も実用に供されている。
したがって、このように向上した撮像性能を、暗所において十分に発揮すべく、照射性能の向上が要望される。
しかしながら、現在実用化されている撮像装置においては、発光源として、放電管を用いたストロボ光源、または、LEDのどちらか一方しか備えていないので、ユーザにとって満足のいくものとはなっていなかった。
すなわち、ストロボ光源は、静止画の撮影では暗所においても鮮明な画像を得ることが可能であるが、一度発光させてから再発光のためにコンデンサを充電する時間が必要であることから、静止画の連続撮影(連写撮影)や動画撮影においては、使用することが難しいという問題がある。
また、LEDは、ストロボ光源と異なり、一度発光させてから再発光のための充電用コンデンサが必要ないことから、連写撮影や動画撮影において、連続点灯させることが可能であるが、ストロボ光源と比較すると輝度が低いため、静止画撮影における照射性能が劣るという問題がある。
本発明の第1の目的は、暗所において連写撮影や動画撮影を行ったとしても、画質の良い画像が得られる撮像装置を提供することにある。
さらに、本発明の第2の目的は、ユーザにとっても被写体にとっても、暗所での撮影動作が視認しやすい撮像装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の第1の観点は、非連続的な画像を得る第1の撮影モードと、連続した画像を得る第2の撮影モードとを選択可能な撮像装置であって、前記第1の撮影モードにおいて発光される第1の光源と、複数色の発光が可能かつ連続発光可能な第2の光源と、撮影時における発光要求の有無を入力する発光要求入力手段と、前記第1の光源および前記第2の光源をそれぞれ発光させるか否かを制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記発光要求入力手段により発光要求有が選択されている場合前記第2の撮影モードにおいて撮影を行う際、撮影による画像取り込みの開始から撮影による画像取り込みの終了までの間、前記第2の光源を前記複数色のうち最も輝度の高い第1の色に発光させ、前記発光要求入力手段により発光要求無が選択されている場合、前記第2の撮影モードにおいて撮影を行う際、撮影による画像取り込みの開始から撮影による画像取り込みの終了までの間、前記第2の光源を前記第1の色と異なる第2の色に発光させる。
上記目的を達成するために本発明の第2の観点は、非連続的な画像を得る第1の撮影モードと、連続した画像を得る第2の撮影モードとを選択可能な撮像装置であって、前記第1の撮影モードにおいて発光される第1の光源と、複数色の発光が可能かつ連続発光可能な第2の光源と、撮影時における発光要求の有無を入力する発光要求入力手段と、前記第1の光源および前記第2の光源をそれぞれ発光させるか否かを制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記発光要求入力手段により発光要求有が選択されている場合、前記第2の撮影モードにおいて撮影を行う間、前記第2の光源を発光させ、当該撮影による画像取り込みの確定より前に、前記第2の光源を最も輝度の高い色に発光させる。
好ましくは、前記第1の撮影モードで得られる画像と略相対する方向の非連続な画像を得る第3の撮影モードと、少なくとも前記第3の撮影モードで発光され、前記第1の光源とは略相対する方向を照射する第3の光源とをさらに有し、前記制御手段は、前記発光要求入力手段により発光要求有が選択されている場合前記第3の撮影モードにおいて撮影を行う間、前記第3の光源を発光させる。
好ましくは、前記第3の光源は、複数色の発光が可能であり、前記制御手段は、
前記発光要求入力手段により発光要求有が選択されている場合前記第3の撮影モードにおいて撮影を行う際、撮影による画像取り込みの開始から撮影による画像取り込みの終了まで間、前記第3の光源を前記複数色のうち最も輝度の高い第3の色に発光させ、前記発光要求入力手段により発光要求無が選択されている場合前記第3の撮影モードにおいて撮影を行う際、撮影による画像取り込み開始から撮影による画像取り込み終了まで間、前記第3の光源を前記第3の色と異なる第4の色に発光させる。
好ましくは、前記制御手段は、前記発光要求入力手段により発光要求有が選択されている場合、前記第3の撮影モードにおいて撮影を行う際、撮影による画像取り込みの確定より前に、前記第3の光源を最も輝度の高い色に発光させる。
好ましくは、撮影指示に応じて計時を開始する計時手段をさらに有し、前記制御手段は、前記発光要求入力手段により発光要求有、かつ前記第1の撮像モードが選択されている場合には、前記計時手段による計時開始から前記所定時間を計時するまでの間、前記第2の光源を発光させ、前記計時手段が所定時間を計時すると前記第1の光源を発光させてから画像を取り込む。
好ましくは、さらに無線通信手段を有し、前記制御手段は、前記無線通信手段が無線通信データを受信した時に、前記第2の光源を発光させる。

本発明に係る撮像装置によれば、静止画の撮影だけでなく、連写撮影や動画撮影においても、暗所で画質の良い撮影を行うことが可能となるので、ユーザにとって非常に利便性が高い。
実施形態
以下、本発明の実施形態を添付図面に関連付けて説明する。
図1は、本実施形態に係る撮像装置の一例として携帯電話機を用いた場合の本体の外観図の1例であり、(a)は閉じられた状態の外観図を、(b)は開けられた状態の外観図をそれぞれ示す。
また、図2は、本実施形態に係る携帯電話機本体の閉じられた状態の外観図であり、(a)は図1(a)に示す外観の背面図を、(b)は(a)に記したAから見た矢視図をそれぞれ示す。
図3は、本実施形態に係る携帯電話機の主要な回路構成を示すブロック図の1例である。
本実施形態に係る携帯電話機1は、相対する2方向のカメラ撮影を可能とする携帯電話機である。すなわち、被写体や景色等を撮影する場合(相手側撮影)と、これに相対する方向、つまり、自己の画像を撮影する場合(ユーザ側撮影)の2方向のカメラ撮影が可能である。
相手側撮影を行う場合、ユーザは、閉じられた状態の携帯電話機1(図1(a))を横向きに構え、表示部14に被写体や景色等を捉えながら撮影することになる。また、ユーザ側撮影を行う場合、ユーザは、開かれた状態の携帯電話機1(図1(b))をそのまま縦向きに構え、表示部14に自己の画像を捉えながら撮影することになる。
さらに、相手側撮影を行う場合には、連写撮影(連続した静止画の撮影)や動画撮影が可能である。また、2方向のカメラ撮影ともに、セルフタイマ撮影が可能である。
以下に、本実施形態に係る携帯電話機1の各構成要素を説明する。
図3に示すように、本実施形態に係る携帯電話機1は、無線通信手段としての通信部12、音声部13、表示部14、操作部15、メモリ16、制御手段としての制御回路21および撮像処理部19を有している。
通信部12は、送受信アンテナ121および無線回路122により構成されている。
送受信アンテナ121は、本体ケース11の表示部14のある側に内蔵されている。
無線回路122は、電波を利用した無線通信で行うために、制御回路21で処理された音声情報、電子メール等を変調して、アンテナ121により図示しない基地局に送信する。また、無線回路122は、基地局から無線により送信され、アンテナ121で受信した電子メールや音声情報等の各種情報を復調して制御回路21に出力する。
音声処理部13は、音声処理回路131を有し、通話機能のために音声入力を行うマイクロフォン132と音声出力を行うスピーカ133が接続されている。
音声処理回路131は、マイクロフォン132により入力した音声に対して所定の処理を行って制御回路21に供給する。
また、音声処理回路131は、制御回路21により供給された音声情報に対して所定の処理を行ってスピーカ133から出力させる。
図1(b)に示すように、マイクロフォン132は、ケース本体11の操作部15の下部に配置され、スピーカ133は表示部14の上部に配置されている。
表示部14は、図1に示すように、ケース本体11の上部側に配置された液晶表示装置(LCD)等の表示デバイスを有し、通話機能のために入力した電話番号や各種メッセージ、テキストデータ等を表示する。
また、各撮影モードでは、撮像処理部19により得られた被写体の画像が、表示部14に表示される。
操作部15は、図1(b)に示すように、ケース本体11の下部側に、終了(終話)/電源キー15a、開始(発呼)キー15b、数字等に対応した複数のテンキー15c、上下左右キー15d、センターキー15eを有する。
また、操作部15は、図2(b)に示すとおり、携帯電話機1の側面部にも撮影キー15fを有しており、相手側撮影時のシャッターボタン、ライト設定ボタン等が撮影キー15fに含まれる。
ライト設定ボタンにより、ユーザは、撮影時の光源発光を要求するモード(オン状態)、撮影時の光源発光を要求しないモード(オフ状態)および光源の発光を自動選択させるモード(オート状態)の中から所望のライト(光源)設定を選択可能である。
記憶手段としてのメモリ16には、たとえばEEPROMを含んで構成され、通話やメールの送受信のための制御プログラム、インターネットブラウザ、メッセージデータ、名前および電話番号が登録されたアドレス帳が記憶される。
また、メモリ16には、撮影により得られた画像データが、制御回路21により画像圧縮処理された後に記憶される。
可動機構部18は、本体ケース11の一部分(表示部14を含む側)と本体ケース11のもう一方の部分(操作部15を含む側)とを水平回転可能に支持する。これにより、たとえば図1(a)のように閉じられた状態から本体ケース11の表示部側を一方向に水平回転させることにより、図1(b)のとおり開けられた状態とすることが可能となる。
撮像処理部19は、対物レンズ191,192と撮像処理回路193を備えて構成され、2系統の画像取り込み機構を有している。
第1の系統は、対物レンズ191含み、図2(a)の手前側にある被写体の画像を取り込むために機能する。すなわち、第1の系統は、相手側撮影のために機能する。
また、第2の系統は、対物レンズ192を含み、図1(b)の手前側にある被写体の画像を取り込むために機能する。すなわち、第2の系統は、ユーザ側撮影のために機能する。
対物レンズ191は、図2(a)に示すとおり、暗所で十分な輝度の画像を取り込めるように、LED204やストロボ光源202といった光源に近接して配置され、撮像処理回路193内の撮像素子(図示しない)上に被写体の光学像(以下、単に像)を結像する。対物レンズ191は、相手側撮影用であるため、比較的焦点距離は長く、70cm程度である。
対物レンズ192は、図1(b)に示すとおり、携帯電話機1の前面に表示部14や操作部15を避けて配置され、撮像処理回路193内の撮像素子(図示しない)上に被写体の像を結像する。対物レンズ191は、ユーザ側撮影用であり、通常腕の長さ以上離れた被写体を取り込む場合は少ないので、その焦点距離は、対物レンズ191の焦点距離より短く、40cm程度である。
撮像処理回路193は、対物レンズ191,192により結像された被写体の像を電気信号に変換する。
具体的には、撮像処理回路193は撮像素子を有し、被写体の像は、その撮像素子の2次元平面上に画素単位で配置される複数の受光素子に取り込まれる。その際、受光素子上のカラーフィルタを通して、色の情報を光の3原色に分解して取り込まれる。そして、各画素の輝度値が電圧に変換され、順にA/D変換器によってディジタルデータに変換されて、制御回路21に供給される。
撮像素子としては、公知の技術としてCCD型とCMOS型等が知られており、本実施形態においては、たとえば、第1の系統(相手側撮影)のための撮像素子としてCCD型を、第2の系統(ユーザ側撮影)のための撮像素子としてCMOS型を適用することが考えられるが、これに拘泥せず、第1の系統および第2の系統のどちらに対してもCCD型またはCMOS型を適用してもよい。
発光部20は、ストロボ駆動回路201と、第1の光源としてのストロボ光源202と、LED駆動回路203と、第2の光源としてのLED204と、第3の光源としてのLED205と、光センサ206を備えて構成される。
ここで、ストロボ光源202とLED204は、相手側撮影のために発光し、LED205は、ユーザ側撮影のために発光する。
ストロボ駆動回路201は、ストロボ光源202を閃光発光させる電力を充電するコンデンサを有するストロボ充電回路と、制御回路21からの制御に応じてストロボ光源202を閃光発光させる制御回路であるストロボ発光回路を含んで構成される。
ストロボ光源202は、対物レンズ191が暗所で十分な輝度の画像を取り込めるように、対物レンズ191と近接して配置され、制御回路21の閃光発光する。
ストロボ光源202を一度発光させてから再度発光させるためには、ストロボ駆動回路201において再発光のためにコンデンサを充電する時間を必要とするため、静止画の連続撮影(連写撮影)や動画撮影においては、ストロボ光源202の使用が難しい。したがって、ストロボ光源202は、静止画撮影に対してのみ使用される。
また、上述したように、ストロボ光源202は、相手側撮影(第1の系統)時のみ使用可能である。
LED駆動回路203は、パルス発生回路および各LED204,205を電流駆動するためのトランジスタ等から構成される。後述するように、各LED204,205は、それぞれ3個の独立したLED(R(赤),G(緑),B(青))を有しており、LED駆動回路203は、制御回路21の指示に応じて、これら6個のLEDをすべて独立に駆動する。
LED204は、対物レンズ191が暗所で十分な輝度の画像を取り込めるように、対物レンズ191と近接して配置され、LED駆動回路203が駆動する電流に応じて、発光する。
そして、R(赤),G(緑),B(青)の3個の独立したLEDを含み、制御回路21により、それぞれ独立に駆動制御される結果、それらの色(RGB)が組み合わされた色を発光する。たとえば、暗所で被写体を照射する場合には、上記3原色がすべて発光することにより、最も輝度の高い色(通常は白色)を発光するように制御される。
LED204は、上述したストロボ光源202のようにコンデンサによる充電時間を考慮する必要がなく、LED駆動回路203に含まれるトランジスタ等を連続的に駆動させることで、連続発光が可能なことから、連写撮影や動画撮影に対しても使用可能である。 また、LED204は、相手側撮影(第1の系統)時のみ使用可能である。
LED205は、携帯電話機1の前面に表示部14や操作部15を避けて配置され、LED駆動回路203が駆動する電流に応じて、発光する。そして、R(赤),G(緑),B(青)の3個の独立したLEDを含み、制御回路21により、それぞれ独立に駆動制御される結果、それらの色(RGB)が組み合わされた色を発光する。たとえば、暗所で被写体を照射する場合には、上記3原色がすべて発光することにより、最も輝度の高い色(通常は白色)を発光するように制御される。
LED205は、上述したストロボ光源202のようにコンデンサによる充電時間を考慮する必要がなく、LED駆動回路203に含まれるトランジスタ等を連続的に駆動させることで、連続発光が可能なことから、連写撮影や動画撮影に対しても使用可能である。 また、LED205は、ユーザ側撮影(第2の系統)時のみ使用可能である。
光センサ206は、フォトダイオード等を含んで構成され、携帯電話機1の周囲の明るさ(明度)を検知して電圧に変換し、制御回路21に出力する。これにより、ライト設定がオート状態の場合のストロボ光源202の発光/非発光が制御される。
制御回路21は、CPU(Central Processing Unit) を主体して構成されて携帯電話機1の全体の制御を行う。たとえば、制御回路21は、通信部12における各種情報の無線による送受信の制御、音声処理部13に対する音声情報の処理、表示部14への情報の表示制御、操作部15の入力情報に応じた処理、およびメモリ16への処理に応じたアクセス制御等を行う。
制御回路21は、撮像処理回路193により生成され、供給される画像のディジタルデータ(輝度値)をカラー画像に再構成し、表示部14に表示させる。
制御回路21は、操作部15による入力に基づいて選択される複数の撮影モードに応じた制御を行う。
すなわち、上述したとおり、本実施形態に係る携帯電話機1は、第1の系統(相手側撮影)および第2の系統(ユーザ側撮影)の異なった方向のカメラ撮影が可能な構造となっており、静止画モードと連写モード(連続した静止画撮影を行うモード)と動画モードの3種類の撮影モードが選択可能である。そこで、制御回路21は、これらの撮影モードの切り替え制御,画像制御(画像生成、画像圧縮等)を行う。
また、本実施形態に係る携帯電話機1は、上記の各撮影モードに対してセルフタイマの設定が可能である。制御回路21はタイマ(図示しない)を備え、セルフタイマでの撮影においては、タイマのカウントに基づいて撮影のタイミングを制御する。
また、制御回路21は、撮影キー15fの1つに割り当てられたライト設定ボタンの入力および上記撮影モードに基づいて、LED204,195,ストロボ光源202の発光/非発光を制御する。
また、後述するように、ライト設定がオート状態の場合は、制御回路21は、光センサ206から供給される携帯電話機1の周囲の明度に応じた出力電圧に応じて、ストロボ光源202の発光を制御する。
また、制御回路21は、生成された画像データの画像圧縮処理を行ってデータ量の削減を行ったうえで、メモリ16またはメモリカード等の外部メディア(図示しない)に記憶させる。
以上、携帯電話機1の各構成要素について説明した。
次に、携帯電話機1の基本的な撮影動作について説明するが、まず、その前に各撮影モード,ライト設定および撮影方向の切り替え制御について説明しておく。
各撮影モード,ライト設定および撮影方向の切り替え制御
まず、各撮影モードの切り替えについて説明する。
ユーザが所定の操作を行い、カメラ撮影モードに移行すると、まずデフォルトとして、静止画撮影モードとなると同時に、後述するモニタ動作を開始して、画像を取り込んで表示部14に表示される。
メモリ16には、撮影モードの管理のために撮影モードデータが用意されており、この撮影モードデータには、静止画撮影モード,連写撮影モードおよび動画撮影モードの各モードに対するフラグデータが含まれている。デフォルトの設定としては、静止画撮影モードが「1」(1:有効,0:無効)となっており、他の撮影モードは「0」(無効)である。
そして、制御回路21は、ユーザによりカメラ撮影モードに移行すると、メモリ16に記憶された撮影モードデータをチェックし、「1」(有効)である静止画撮影モードを選択する。
ユーザが、たとえば連写撮影を希望する場合は、表示部14上のサブメニュ−を操作して、連写撮影モードを選択すると、その選択入力に応じて、制御回路21が、撮影モードデータに対するフラグデータを書き換え、以後、更新された撮影モードデータに基づき、携帯電話機1は連写撮影モ−ドとして機能する。ただし、カメラ撮影モードを一度終了して、再度所定の操作を行ってカメラ撮影モードに入る場合は、撮影モードデータはデフォルトの設定とする。
次に、ライト設定(発光設定)の切り替えについて説明する。
本実施形態に係る携帯電話機1では、ユーザは、撮影時における発光を要求するか否かについて、ライト設定により設定することが可能である。
静止画撮影モードおよび連写撮影モードのためのライト設定としては、撮影時の光源発光を要求するモード(オン状態)、撮影時の光源発光を要求しないモード(オフ状態)および光源の発光を自動選択させるモード(オート状態)の3つの状態が存在し、動画撮影モードのためのライト設定としては、オン状態とオフ状態の2つの状態が存在する。
撮影キー15fに割り付けられたライト設定ボタンを押下すると、順に、オン(ON),オフ(OFF),オートが切り替わるように構成される。
メモリ16内には、ライト設定の管理のためにライト設定データが用意されており、このライト設定データには、オン(ON),オフ(OFF),オートの各設定状態に対するフラグデータが含まれている。デフォルトの設定としては、オフ状態が「1」(1:有効,0:無効)となっており、他の状態は「0」(無効)である。
ユーザが、たとえばライト設定のオン状態を希望する場合は、ライト設定ボタンを押下して、オン状態を選択すると、その選択入力に応じて、制御回路21が、ライト設定データに対するフラグデータを書き換え、以後、更新されたライト設定データに基づき、携帯電話機1はライト設定をオン状態として機能する。
また、ライト設定ボタンの代わりに、操作部15の所定のキー操作によって、表示部14上にサブメニューを表示させ、そのサブメニューにより、オン(ON),オフ(OFF),オートを選択させるように構成してもよい。
次に、撮影方向の切り替えについて説明する。
前述したとおり、携帯電話機1は、被写体や景色等を撮影する場合(相手側撮影)と自己の画像を撮影する場合(ユーザ側撮影)との相対する2方向のカメラ撮影が可能であるため、撮影方向について、メモリ16内の撮影方向フラグで管理される。
撮影方向フラグは、2値のフラグデータ(1:相手側撮影,0:ユーザ側撮影)であり、デフォルト状態は、たとえば、「1」(相手側撮影)である。
制御回路21は、ユーザによる操作部15の所定のキー操作により、カメラ撮影モードに移行すると、メモリ16内の上記撮影方向フラグをチェックし、選択された撮影方向に応じて、撮像処理回路193を制御する。たとえば、撮影方向フラグが「1」(相手側撮影)の場合は、制御回路21は、撮像処理回路193が対物レンズ191を含む第1の系統を動作させて画像を取り込むように、制御する。
相手側撮影の状態から、ユーザがユーザ側撮影を行う場合、ユーザは、操作部15のサブメニューを操作することにより、ユーザ側撮影へ切り替えることが可能となる。ユーザによりユーザ側撮影が選択されると、制御回路21は、メモリ16内の撮影方向フラグを「0」(ユーザ側撮影)に書き換える。これにより、制御回路21は、ユーザ側撮影を行うように、撮像処理回路193を制御する。
また、携帯電話機1に、本体ケース11が開けられているか(図1(b)の状態)、または、閉じられているか(図1(a)の状態)を検知するためのスイッチ機構やセンサ等の開閉検出機構を備え、その検出結果に応じて、相手側撮影またはユーザ側撮影を選択するように、制御回路21を構成してもよい。すなわち、開閉検出機構の出力結果に基づいて、本体ケース11が開けられていると判断した場合には、ユーザ側撮影を選択し、本体ケース11が閉じられていると判断した場合には、相手側撮影を選択するように制御する。
次に、本実施形態における携帯電話機1の下記の基本的な撮影動作について説明する。本願発明は、光源の制御に特徴があるため、特にこの点について説明する。
上述したとおり、ユーザによる所定の操作により、カメラ撮影モードに移行すると、メモリ16内の撮影方向フラグおよび撮影モードデータに基づいて、制御回路21は、相手側撮影またはユーザ側撮影のための以下の撮影モードを決定する。ただし、撮影モードのデフォルト設定は、静止画撮影モードである。
撮影モード1:静止画撮影モード
撮影モード2:連写撮影モード
撮影モード3:動画撮影モード
また、それぞれの撮影モードについてセルフタイマ撮影が可能である。
したがって、撮影動作としては、下記のケースが考えられる。
(A)相手側撮影
(A−1)モニタ → 静止画撮影
(A−2)モニタ → 連写(連続静止画)撮影
(A−3)モニタ → 動画(ムービー)撮影
(A−4)モニタ → セルフタイマ撮影
(B)ユーザ側撮影
(B−1)モニタ → 静止画撮影
(B−2)モニタ → 連写(連続静止画)撮影
(B−3)モニタ → 動画(ムービー)撮影
(B−4)モニタ → セルフタイマ撮影
まず、モニタ時の動作については、上記すべての動作について共通しているので、先に説明しておく。
以下、相手側撮影の場合でのモニタ時の動作について説明する。
モニタ動作において、制御回路21は、撮像処理回路193に対して撮像の開始を指示し、撮像処理回路193は、対物レンズ191により結像されたCCD上の被写体の像を電気信号に変換する。
すなわち、被写体の像による光情報が、所定の画素単位でCCD上の2次元平面上に配置された複数の受光素子に取り込まれる。その際、受光素子上のカラーフィルタを通して、色の情報を光の3原色に分解して取り込まれる。そして、各画素の輝度値が電圧に変換され、順にA/D変換器によってディジタルデータ(輝度値)に変換され、制御回路21に供給される。
制御回路21では、撮像処理回路193により供給される画像のディジタルデータ(輝度値)をカラー画像に再構成し、表示部14に表示させる。撮像処理回路193から供給される輝度値データは、所定のタイミング毎に順次供給され、制御回路21では、供給される輝度値データの順に処理する。これにより、ユーザは、表示部14を通して、被写体の画像を視認することができる。
モニタ動作中には、ユーザは、撮影キー15fの所定のキーに割り付けられたライト設定ボタンを操作することにより、撮影時のライト設定(発光設定)を選択することができる。
モニタ時において、ライト設定としてオン状態が選択されると、制御回路21は、LED駆動回路203を駆動してLED204を白色に発光させる。すなわち、制御回路21は、LED204に含まれるR(赤),G(緑),B(青)の3個のLEDすべてに駆動電流が流れるように、LED駆動回路203を制御する。
モニタ時において、ライト設定としてオフ状態が選択されると、制御回路21は、LED駆動回路203を駆動せず、したがって、LED204を白色は発光しない。
同様に、モニタ時において、ライト設定としてオート状態が選択されると、制御回路21は、LED駆動回路203を駆動せず、したがって、LED204を白色は発光しない。これは、モニタ時における消費電流の節約を考慮したものである。
以上説明したように、オン状態であるライト設定に応じて、LED204を白色発光、すなわち、最も輝度の高い色に発光させることにより、対物レンズ191が被写体の像を鮮明に生成することができ、したがってユーザは、暗所においても表示部14を通して被写体をより鮮明に捉えることが可能となる。
ユーザ側撮影の場合のモニタ時の動作は、LED駆動回路203が駆動するLEDがLED205である点を除けば、上述した相手側撮影の場合と同様である。
以上、モニタ時の動作について説明したので、モニタ時から各撮影動作に移行する場合の各光源に対する制御について、以下フローチャートを参照しながら説明する。
(A)相手側撮影
制御回路21が、メモリ16内の撮影方向フラグをチェックして、「1」(1:相手側撮影,0:ユーザ側撮影)である場合には、相手側撮影が選択される。
(A−1)モニタ → 静止画撮影
図4は、撮影モードデータに基づき、各撮影モードの中から静止画撮影モード(撮影モード1)を選択した場合において、各光源に対する制御を説明するためのフローチャートである。以下、フローチャートの各ステップに沿って、動作を説明する。
携帯電話機1がモニタ動作の状態から、ユーザが撮影キー15fに割り付けられたシャッターボタンを押下(操作)すると(ステップST10)、制御回路21は、モニタ時においてユーザによりセットされたライト設定をチェックし(ステップST11)、シャッターボタンが押下されたタイミングをトリガとして以下の処理を行う。
すなわち、ライト設定がオン状態(ON)の場合は、制御回路21は、ストロボ駆動回路201を制御してストロボ光源202を閃光発光させる。同時に、シャッターボタンが押下されたタイミングをトリガとして以下の処理を行う。
すなわち、撮像処理回路193は、対物レンズ191より取り込まれた像に基づいて輝度値のディジタルデータを生成し、制御回路21は、その輝度値のディジタルデータを、上記トリガが発生したタイミングに応じて、カラー画像に再構成してバッファに取り込む(ステップST12)。なお、トリガが発生したタイミングにおいて、モニタ時に白色発光したLED204が消灯するように、制御回路21は、LED駆動回路203を制御する。
その後、制御回路21は、LED駆動回路203を駆動してLED204を赤色に1秒間発光させる(ステップST15)。すなわち、制御回路21は、LED204に含まれるR(赤),G(緑),B(青)の3個のLEDのうち、R(赤)のLEDだけに駆動電流が1秒間流れるように、LED駆動回路203を制御する。これにより、被写体に相当する人は、撮影が終了して現在画像処理中であることを視認することができる。
ここで、LED204を赤色に発光させるタイミングは、取り込んだ像に赤色が写り込まないように、画像をバッファに取り込んだ後であることが必要である。また、画像を取り込んだ後に発光させる色は、必ずしも赤色である必要はなく、LED204の3個(R,G,B)のLEDに対する駆動電流を制御することにより、白色以外の被写体等が視認しやすい色を発光させるようにしてもよい。
バッファに取り込まれた画像データは、ユーザの所定の操作により、圧縮されてメモリ16に記憶される。
ステップST11においてライト設定がオフ状態(OFF)の場合には、制御回路21は、シャッターボタンが押下されたタイミングをトリガとして以下の処理を行う。
すなわち、制御回路21は、ストロボ光源202を閃光発光させない。同時に、シャッターボタンが押下されたタイミングをトリガとして以下の処理を行う。
すなわち、撮像処理回路193は、対物レンズ191より取り込まれた像に基づいて輝度値のディジタルデータを生成し、制御回路21は、その輝度値のディジタルデータを、上記トリガが発生したタイミングに応じて、カラー画像に再構成してバッファに取り込む(ステップST13)。
その後、制御回路21は、LED駆動回路203を駆動してLED204を赤色に1秒間発光させる(ステップST15)。すなわち、制御回路21は、LED204に含まれるR(赤),G(緑),B(青)の3個のLEDのうち、R(赤)のLEDだけに駆動電流が1秒間流れるように、LED駆動回路203を制御する。これにより、被写体に相当する人は、撮影が終了して現在画像処理中であることを視認することができる。
ここで、LED204を赤色に発光させるタイミングは、取り込んだ像に赤色が写り込まないように、撮影した画像をバッファに取り込んだ後であることが必要である。また、撮影した画像を取り込んだ後に発光させる色は、必ずしも赤色である必要はなく、LED204の3個(R,G,B)のLEDに対する駆動電流を制御することにより、白色以外の被写体等が視認しやすい色を発光させるようにしてもよい。
バッファに取り込まれた画像データは、ユーザの所定の操作により、圧縮されてメモリ16に記憶される。
ステップST11においてライト設定がオート状態の場合に、制御回路21は、シャッターボタンの押下されたタイミングをトリガとして以下の処理を行う。
すなわち、制御回路21は、光センサ206の出力信号が所定値を下回る場合(ステップST14)、つまり、携帯電話機1の周囲が暗いと判断した場合は、ストロボ駆動回路201を制御してストロボ光源202を閃光発光させる。同時に、シャッターボタンが押下されたタイミングをトリガとして以下の処理を行う。
すなわち、撮像処理回路193は、対物レンズ191より取り込まれた像に基づいて輝度値のディジタルデータを生成し、制御回路21は、その輝度値のディジタルデータを、上記トリガが発生したタイミングに応じて、カラー画像に再構成してバッファに取り込む(ステップST12)。なお、トリガが発生したタイミングにおいて、モニタ時に白色発光したLED204が消灯するように、制御回路21は、LED駆動回路203を制御する。
また、制御回路21は、光センサ206の出力信号が所定値以上である場合(ステップST14)、つまり、携帯電話機1の周囲が明るいと判断した場合は、ストロボ光源202を閃光発光させない。同時に、シャッターボタンが押下されたタイミングをトリガとして以下の処理を行う。
すなわち、撮像処理回路193は、対物レンズ191より取り込まれた像に基づいて輝度値のディジタルデータを生成し、制御回路21は、その輝度値のディジタルデータを、上記トリガが発生したタイミングに応じて、カラー画像に再構成してバッファに取り込む(ステップST13)。
その後、制御回路21は、LED駆動回路203を駆動してLED204を赤色に1秒間発光させる。すなわち、制御回路21は、LED204に含まれるR(赤),G(緑),B(青)の3個のLEDのうち、R(赤)のLEDだけに駆動電流が1秒間流れるように、LED駆動回路203を制御する。これにより、被写体に相当する人は、撮影が終了して現在画像処理中であることを視認することができる。
ここで、LED204を赤色に発光させるタイミングは、取り込んだ像に赤色が写り込まないように、画像をバッファに取り込んだ後であることが必要である。また、画像を取り込んだ後に発光させる色は、必ずしも赤色である必要はなく、LED204の3個(R,G,B)のLEDに対する駆動電流を制御することにより、白色以外の被写体等が視認しやすい色を発光させるようにしてもよい。
バッファに取り込まれた画像データは、ユーザの所定の操作により、圧縮されてメモリ16に記憶される。
(A−2)モニタ → 連写(連続静止画)撮影
図5は、撮影モードデータに基づき、各撮影モードの中から連写撮影モード(撮影モード2)を選択した場合において、各光源に対する制御を説明するためのフローチャートである。以下、フローチャートの各ステップに沿って、動作を説明する。
携帯電話機1がモニタ動作の状態から、ユーザが撮影キー15fに割り付けられたシャッターボタンを押下(操作)すると(ステップST20)、制御回路21は、モニタ時においてユーザによりセットされたライト設定をチェックし(ステップST21)、シャッターボタンが押下されたタイミングをトリガとして以下の処理を行う。
ライト設定がオン状態(ON)の場合は、ストロボ駆動回路201の充電時間を考慮するとストロボ光源202を連写撮影に使用することができないので、制御回路21は、LED駆動回路203を駆動してLED204を白色発光、すなわち、最も輝度の高い色に発光させ始める(ステップST22)。同時に、シャッターボタンが押下されたタイミングをトリガとして以下の処理を行う。
すなわち、撮像処理回路193は、対物レンズ191より取り込まれた像に基づいて輝度値のディジタルデータを生成し、制御回路21は、その輝度値のディジタルデータを、上記トリガが発生したタイミングを基準に所定の時間間隔で順次、カラー画像に再構成してバッファに取り込む(ステップST22)。
本実施形態においては、連続9個までの画像をバッファに取り込み、その間、制御回路21は、LED204を白色発光させ続け、9個の画像をバッファに取り込んだ後にLED204を消灯させる。
バッファに取り込まれた9個の画像データは、ユーザの所定の操作により、圧縮されてメモリ16に記憶される。
ステップST21においてライト設定がオフ状態(OFF)の場合には、制御回路21は、LED駆動回路203を駆動してLED204を赤色に発光させ始める(ステップST23)。同時に、シャッターボタンが押下されたタイミングをトリガとして以下の処理を行う。
すなわち、撮像処理回路193は、対物レンズ191より取り込まれた像に基づいて輝度値のディジタルデータを生成し、制御回路21は、その輝度値のディジタルデータを、上記トリガが発生したタイミングを基準に所定の時間間隔で順次、カラー画像に再構成してバッファに取り込む(ステップST23)。
本実施形態においては、連続9個までの画像をバッファに取り込み、その間、制御回路21は、LED204を赤色発光させ続け、9個の画像をバッファに取り込んだ後にLED204を消灯させる。
ここで、ライト設定がオフ状態である場合、連写撮影中にLED204に発光させる色は、必ずしも赤色である必要はなく、LED204の3個(R,G,B)のLEDに対する駆動電流を制御することにより、白色以外であって、被写体に相当する人が連写撮影中であることを視認しやすい色に発光させるようにすればよい。
バッファに取り込まれた9個の画像データは、ユーザの所定の操作により、圧縮されてメモリ16に記憶される。
ステップST11においてライト設定がオート状態の場合は、制御回路21は、ライト設定がオフ状態である場合と同様に動作し、連写撮影中は、LED駆動回路203を駆動してLED204を赤色に点灯させる。
(A−3)モニタ → 動画(ムービー)撮影
図6は、撮影モードデータに基づき、各撮影モードの中から動画撮影モード(撮影モード3)を選択した場合において、各光源に対する制御を説明するためのフローチャートである。以下、フローチャートの各ステップに沿って、動作を説明する。
携帯電話機1がモニタ動作の状態から、ユーザが撮影キー15fに割り付けられたシャッターボタンを押下(操作)すると(ステップST30)、制御回路21は、モニタ時においてユーザによりセットされたライト設定をチェックし(ステップST31)、シャッターボタンが押下されたタイミングをトリガとして以下の処理を行う。
ライト設定がオン状態(ON)の場合は、ストロボ駆動回路201の充電時間を考慮するとストロボ光源202を動画撮影に使用することができないので、制御回路21は、LED駆動回路203を駆動してLED204を白色発光、すなわち、最も輝度の高い色に発光させ始める(ステップST32)。同時に、シャッターボタンが押下されたタイミングをトリガとして以下の処理を行う。
すなわち、撮像処理回路193は、対物レンズ191より取り込まれた像に基づいて輝度値のディジタルデータを生成し、制御回路21は、その輝度値のディジタルデータを、上記トリガが発生したタイミングを基準に所定のフレーム周期で順次、カラー画像の各フレームに再構成した動画データをバッファに取り込む(ステップST32)。
動画データのバッファへの取り込みは、撮影キー15fに割り付けられた録画停止ボタンが押下されるまで行われる(ステップST33)。また、動画データをバッファに取り込む間、制御回路21は、LED204を白色発光させ続け、撮影キー15fが押下されて動画データのバッファへの取り込みが終了すると、LED204を消灯させる(ステップST36)。
バッファに取り込まれた動画データは、ユーザの所定の操作により、圧縮されてメモリ16に記憶される。
ステップST31において、ライト設定がオフ状態(OFF)の場合は、制御回路21は、LED駆動回路203を駆動してLED204を赤色に発光させ始める(ステップST34)。同時に、シャッターボタンが押下されたタイミングをトリガとして以下の処理を行う。
すなわち、撮像処理回路193は、対物レンズ191より取り込まれた像に基づいて輝度値のディジタルデータを生成し、制御回路21は、その輝度値のディジタルデータを、上記トリガが発生したタイミングを基準に所定のフレーム周期で順次、カラー画像の各フレームに再構成した動画データをバッファに取り込む(ステップST34)。
動画データのバッファへの取り込みは、撮影キー15fに割り付けられた録画停止ボタンが押下されるまで行われる(ステップST35)。また、動画データをバッファに取り込む間、制御回路21は、LED204を赤色発光させ続け、撮影キー15fが押下されて動画データのバッファへの取り込みが終了すると、LED204を消灯させる(ステップST36)。
ここで、ライト設定がオフ状態である場合、動画撮影中にLED204に発光させる色は、必ずしも赤色である必要はなく、LED204の3個(R,G,B)のLEDに対する駆動電流を制御することにより、白色以外であって、被写体に相当する人が動画撮影中であることを視認しやすい色に発光させるようにすればよい。
バッファに取り込まれた動画データは、ユーザの所定の操作により、圧縮されてメモリ16に記憶される。
なお、本実施形態において、動画撮影モードの場合は、オート状態の設定はない。
また、ステップST33とステップST35において、動画撮影は、停止ボタンを押下した時にのみ停止するだけでなく、無線通信事業者が決定するデータ量(電子メールに添付可能な最大のデータ量)分が動画データとしてバッファに蓄積された時点で、自動停止するように構成してもよい。
(A−4)モニタ → セルフタイマ撮影
図7は、ユーザがセルフタイマ撮影を行う場合において、各光源に対する制御を説明するためのフローチャートである。以下、フローチャートの各ステップに沿って、動作を説明する。
ユーザが撮影キー15fに割り当てられた所定のキーを操作して、セルフタイマ機能を選択しシャッターボタンが押下されると(ステップST40)、制御回路21に内蔵されたタイマがカウントをスタートする(ステップST41)。
そして、タイマのカウントが所定時間経過するまで(ステップST42)、制御回路21は、LED駆動回路203を駆動して、LED204を赤色に点滅させる(ステップST43)。
赤色点滅は、たとえば、カウントスタート後7秒間は、500ms点灯/500ms消灯を繰り返し、その後の3秒間は、250ms点灯/250ms消灯を繰り返すことにより、被写体に相当する人が撮影による画像取り込みタイミングを認識しやすいようにして行う。そして、制御回路21は、このタイミングでLED204に含まれる赤(R)用LEDに駆動電流が流れるように、LED駆動回路203を制御する。
タイマがカウントをスタートしてから所定時間(上記タイミング例では、10秒)が経過すると、タイマのカウントをリセットして(ステップST44)、事前に選択された撮影モード1〜3(静止画、連写、動画)の撮影を行う。
ここで、タイマがカウント中にLED204に点滅発光させる色は、必ずしも赤色である必要はなく、LED204の3個(R,G,B)のLEDに対する駆動電流を制御することにより、白色以外であって、被写体に相当する人がセルフタイマのカウント中であることを視認しやすい色に発光させるようにすればよい。
(B)ユーザ側撮影
制御回路21が、メモリ16内の撮影方向フラグをチェックして、「0」(1:相手側撮影,0:ユーザ側撮影)である場合には、ユーザ側撮影が選択される。
(B−1)モニタ → 静止画撮影
図8は、撮影モードデータに基づき、各撮影モードの中から静止画撮影モード(撮影モード1)を選択した場合において、各光源に対する制御を説明するためのフローチャートである。以下、フローチャートの各ステップに沿って、動作を説明する。
携帯電話機1がモニタ動作の状態から、ユーザが撮影キー15fに割り付けられたシャッターボタンを押下(操作)すると(ステップST50)、制御回路21は、モニタ時においてユーザによりセットされたライト設定をチェックし(ステップST51)、シャッターボタンが押下されたタイミングをトリガとして以下の処理を行う。
すなわち、ライト設定がオン状態(ON)の場合は、制御回路21は、LED駆動回路203を制御してLED205を白色、つまり、最も輝度の高い色に発光させる。制御回路21は、LED205に含まれるR(赤),G(緑),B(青)の3個のLEDすべてに駆動電流が流れるように、LED駆動回路203を制御し、これにより、LED205は白色に発光する。
LED205が白色に発光するタイミングと同時に、シャッターボタンが押下されたタイミングをトリガとして以下の処理を行う。
すなわち、撮像処理回路193は、対物レンズ192より取り込まれた像に基づいて輝度値のディジタルデータを生成し、制御回路21は、その輝度値のディジタルデータを、上記トリガが発生したタイミングに応じて、カラー画像に再構成してバッファに取り込む(ステップST52)。
その後、制御回路21は、LED駆動回路203を駆動してLED205を赤色に1秒間発光させる(ステップST54)。すなわち、制御回路21は、LED205に含まれるR(赤),G(緑),B(青)の3個のLEDのうち、R(赤)のLEDだけに駆動電流が1秒間流れるように、LED駆動回路203を制御する。これにより、ユーザは、撮影が終了して現在画像処理中であることを視認することができる。
ここで、LED205を赤色に発光させるタイミングは、取り込んだ像に赤色が写り込まないように、画像をバッファに取り込んだ後であることが必要である。また、画像を取り込んだ後に発光させる色は、必ずしも赤色である必要はなく、LED205の3個(R,G,B)のLEDに対する駆動電流を制御することにより、白色以外の被写体等が視認しやすい色を発光させるようにしてもよい。
バッファに取り込まれた画像データは、ユーザの所定の操作により、圧縮されてメモリ16に記憶される。
ステップST51においてライト設定がオフ状態(OFF)の場合には、制御回路21は、シャッターボタンが押下されたタイミングをトリガとして以下の処理を行う。
すなわち、制御回路21は、LED205を発光させずに、シャッターボタンが押下されたタイミングをトリガとして以下の処理を行う。
すなわち、撮像処理回路193は、対物レンズ192より取り込まれた像に基づいて輝度値のディジタルデータを生成し、制御回路21は、その輝度値のディジタルデータを、上記トリガが発生したタイミングに応じて、カラー画像に再構成してバッファに取り込む(ステップST53)。
その後、制御回路21は、LED駆動回路203を駆動してLED205を赤色に1秒間発光させる(ステップST54)。すなわち、制御回路21は、LED205に含まれるR(赤),G(緑),B(青)の3個のLEDのうち、R(赤)のLEDだけに駆動電流が1秒間流れるように、LED駆動回路203を制御する。これにより、被写体に相当するは、撮影が終了して現在画像処理中であることを視認することができる。
ここで、LED205を赤色に発光させるタイミングは、取り込んだ像に赤色が写り込まないように、画像をバッファに取り込んだ後であることが必要である。また、画像を取り込んだ後に発光させる色は、必ずしも赤色である必要はなく、LED205の3個(R,G,B)のLEDに対する駆動電流を制御することにより、白色以外の被写体等が視認しやすい色を発光させるようにしてもよい。
バッファに取り込まれた画像データは、ユーザの所定の操作により、圧縮されてメモリ16に記憶される。
ステップST51においてライト設定がオート状態の場合、制御回路21は、ライト設定がオフ状態と同様の動作を行う。すなわち、LED205を発光させずに、シャッターボタンが押下されたタイミングをトリガとして上述した撮像処理を行う。
(B−2)モニタ → 連写(連続静止画)撮影
図9は、撮影モードデータに基づき、各撮影モードの中から連写撮影モード(撮影モード2)を選択した場合において、各光源に対する制御を説明するためのフローチャートである。以下、フローチャートの各ステップに沿って、動作を説明する。
携帯電話機1がモニタ動作の状態から、ユーザが撮影キー15fに割り付けられたシャッターボタンを押下(操作)すると(ステップST60)、制御回路21は、モニタ時においてユーザによりセットされたライト設定をチェックし(ステップST61)、シャッターボタンが押下されたタイミングをトリガとして以下の処理を行う。
ライト設定がオン状態(ON)の場合は、制御回路21は、LED駆動回路203を駆動してLED205を白色発光、すなわち、最も輝度の高い色に発光させ始める(ステップST62)。同時に、シャッターボタンが押下されたタイミングをトリガとして以下の処理を行う。
すなわち、撮像処理回路193は、対物レンズ192より取り込まれた像に基づいて輝度値のディジタルデータを生成し、制御回路21は、その輝度値のディジタルデータを、上記トリガが発生したタイミングを基準に所定の時間間隔で順次、カラー画像に再構成してバッファに取り込む(ステップST62)。
本実施形態においては、連続9個までの画像をバッファに取り込み、その間、制御回路21は、LED205を白色発光させ続け、9個の画像をバッファに取り込んだ後にLED205を消灯させる。
バッファに取り込まれた9個の画像データは、ユーザの所定の操作により、圧縮されてメモリ16に記憶される。
ステップST61においてライト設定がオフ状態(OFF)の場合には、制御回路21は、LED駆動回路203を駆動してLED205を赤色に発光させ始める(ステップST63)。同時に、シャッターボタンが押下されたタイミングをトリガとして以下の処理を行う。
すなわち、撮像処理回路193は、対物レンズ192より取り込まれた像に基づいて輝度値のディジタルデータを生成し、制御回路21は、その輝度値のディジタルデータを、上記トリガが発生したタイミングを基準に所定の時間間隔で順次、カラー画像に再構成してバッファに取り込む(ステップST63)。
本実施形態においては、連続9個までの画像をバッファに取り込み、その間、制御回路21は、LED205を赤色発光させ続け、9個の画像をバッファに取り込んだ後にLED205を消灯させる。
ここで、ライト設定がオフ状態である場合、連写撮影中にLED205に発光させる色は、必ずしも赤色である必要はなく、LED205の3個(R,G,B)のLEDに対する駆動電流を制御することにより、白色以外であって、被写体に相当する人が連写撮影中であることを視認しやすい色に発光させるようにすればよい。
バッファに取り込まれた9個の画像データは、ユーザの所定の操作により、圧縮されてメモリ16に記憶される。
ステップST61においてライト設定がオート状態の場合は、制御回路21は、ライト設定がオフ状態である場合と同様に動作し、連写撮影中は、LED駆動回路203を駆動してLED205を赤色に点灯させる。
(B−3)モニタ → 動画(ムービー)撮影
図10は、撮影モードデータに基づき、各撮影モードの中から動画撮影モード(撮影モード3)を選択した場合において、各光源に対する制御を説明するためのフローチャートである。以下、フローチャートの各ステップに沿って、動作を説明する。
携帯電話機1がモニタ動作の状態から、ユーザが撮影キー15fに割り付けられたシャッターボタンを押下(操作)すると(ステップST70)、制御回路21は、モニタ時においてユーザによりセットされたライト設定をチェックし(ステップST71)、シャッターボタンが押下されたタイミングをトリガとして以下の処理を行う。
ライト設定がオン状態(ON)の場合は、制御回路21は、LED駆動回路203を駆動してLED205を白色発光、すなわち、最も輝度の高い色に発光させ始める(ステップST72)。同時に、シャッターボタンが押下されたタイミングをトリガとして以下の処理を行う。
すなわち、撮像処理回路193は、対物レンズ192より取り込まれた像に基づいて輝度値のディジタルデータを生成し、制御回路21は、その輝度値のディジタルデータを、上記トリガが発生したタイミングを基準に所定のフレーム周期で順次、カラー画像の各フレームに再構成した動画データをバッファに取り込む(ステップST72)。
動画データのバッファへの取り込みは、撮影キー15fに割り付けられた録画停止ボタンが押下されるまで行われる(ステップST73)。また、動画データをバッファに取り込む間、制御回路21は、LED205を白色発光させ続け、撮影キー15fが押下されて動画データのバッファへの取り込みが終了すると、LED205を消灯させる(ステップST76)。
バッファに取り込まれた動画データは、ユーザの所定の操作により、圧縮されてメモリ16に記憶される。
ステップST71において、ライト設定がオフ状態(OFF)の場合は、制御回路21は、LED駆動回路203を駆動してLED205を赤色に発光させ始める(ステップST74)。同時に、シャッターボタンが押下されたタイミングをトリガとして以下の処理を行う。
すなわち、撮像処理回路193は、対物レンズ192より取り込まれた像に基づいて輝度値のディジタルデータを生成し、制御回路21は、その輝度値のディジタルデータを、上記トリガが発生したタイミングを基準に所定のフレーム周期で順次、カラー画像の各フレームに再構成した動画データをバッファに取り込む(ステップST74)。
動画データのバッファへの取り込みは、撮影キー15fに割り付けられた録画停止ボタンが押下されるまで行われる(ステップST75)。また、動画データをバッファに取り込む間、制御回路21は、LED205を赤色発光させ続け、撮影キー15fが押下されて動画データのバッファへの取り込みが終了すると、LED205を消灯させる(ステップST76)。
ここで、ライト設定がオフ状態である場合、動画撮影中にLED205に発光させる色は、必ずしも赤色である必要はなく、LED205の3個(R,G,B)のLEDに対する駆動電流を制御することにより、白色以外であって、被写体に相当する人が動画撮影中であることを視認しやすい色に発光させるようにすればよい。
バッファに取り込まれた動画データは、ユーザの所定の操作により、圧縮されてメモリ16に記憶される。
なお、本実施形態において、動画撮影モードの場合は、オート状態の設定はない。
(B−4)モニタ → セルフタイマ撮影
図11は、ユーザがセルフタイマ撮影を行う場合において、各光源に対する制御を説明するためのフローチャートである。以下、フローチャートの各ステップに沿って、動作を説明する。
ユーザが撮影キー15fに割り当てられた所定のキーを操作して、セルフタイマ機能を選択しシャッターボタンが押下されると(ステップST80)、制御回路21に内蔵されたタイマがカウントをスタートする(ステップST81)。
そして、タイマのカウントが所定時間経過するまで(ステップST82)、制御回路21は、LED駆動回路203を駆動して、LED205を点滅させる。
点滅は、たとえば、カウントスタート後7秒間は、500ms点灯/500ms消灯を繰り返し、その後の3秒間は、250ms点灯/250ms消灯を繰り返すことにより、被写体に相当する人が撮影による画像取り込みタイミングを認識しやすいようにして行う。そして、制御回路21は、このタイミングでLED205に駆動電流が流れるように、LED駆動回路203を制御する。
LED205に発光させる色は、ライト設定により異なり(ステップST83)、ライト設定がオン状態のときは、白色点灯であり(ステップST84)、また、ライト設定がオフ状態のときは、赤色点滅である(ステップST85)。ユーザ側撮影においては、ユーザは、セルフタイマのカウントダウン自体を表示部14を見て確認することができるので、強制的な発光を希望している場合は白色点灯とし、それ以外の場合は、セルフタイマのカウントダウンの認識しやすさを重視して赤色点滅としている。
タイマがカウントをスタートしてから所定時間(上記タイミング例では、10秒)が経過すると、タイマのカウントをリセットして(ステップST86)、事前に選択された撮影モード1〜3(静止画、連写、動画)の撮影を行う。
ここで、ライト設定がオフ状態において、タイマがカウント中にLED205に点滅発光させる色は、必ずしも赤色である必要はなく、LED205の3個(R,G,B)のLEDに対する駆動電流を制御することにより、白色以外であって、被写体に相当する人がセルフタイマのカウント中であることを視認しやすい色に発光させるようにすればよい。
以上、相手側撮影およびユーザ側撮影の場合の各撮影モード1〜3(静止画、連写、動画)とセルフタイマ撮影における光源に対する制御動作について、説明した。
ところで、ユーザが相手側撮影を行っていた状態から、操作部15を操作することによりユーザ側撮影へ切り替えた場合、ユーザ側撮影においてはストロボ光源202が使用できないので、ライト設定がオート状態であっても、オフ状態の場合と同様の動作を行う。
たとえば、相手側撮影において静止画撮影を行っている場合には、ライト設定がオート状態であれば、暗所ではストロボ光源202が発光するように制御されるが、この状態で、ユーザ側撮影へ切り替えたとしても、ストロボ光源202は使用できないので、ライト設定がオフ状態と同様な制御を行う。すなわち、制御回路21は、常に撮影方向フラグと撮影モードデータをチェックしているので、撮影方向フラグの更新を検知すると、制御動作を、上述した(A−1)から(B−1)に変更する。
このようにして取り込まれた画像データは、上述したように、ユーザの所定の操作に応じて、圧縮されたうえでメモリ16に格納される。そして、制御回路21は、通信部12を制御して、メモリ16に格納された画像データを無線送信することが可能である。
すなわち、電波を利用した無線通信で行うために、無線回路122は、メモリ16に格納される画像データを変調して、本体ケース11の表示部14のある側に内蔵されているアンテナ121から、図示しない基地局に送信することが可能である。
また、通信部12が電子メール等の無線通信を受信した時に、制御回路21が、その着信データの処理を行うと同時に、LED駆動回路203を制御してLED205を発光させるようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る携帯電話機1によれば、景色や被写体の画像を取り込む(相手側撮影)ための対物レンズ191と撮像処理回路193を含む第1の系統と、ユーザ自身の画像を取り込む(ユーザ側撮影)ための対物レンズ192と撮像処理回路193を含む第2の系統との2つの系統の画像取り込み機構からなる撮像処理部19と、上記第1の系統のために駆動されるストロボ光源202と様々に発色可能なLED204と、上記第2の系統のために駆動される様々に発色可能なLED205と、制御回路21と、ストロボ光源202を充電・駆動するためのストロボ駆動回路201と、LED204およびLED205を駆動するためのLED駆動回路203と、光センサ206と、ユーザにより発光要求の有無が入力されるライト設定ボタンを含み、静止画/連写/動画/セルフタイマ撮影の各撮影モードの選択が可能な操作部15と、取り込んだ画像を表示するための表示部14とを有し、制御回路21が、ライト設定ボタンと各撮影モードの選択に基づいて、ストロボ駆動回路201およびLED駆動回路203を制御するように構成した。
また、さらに、携帯電話機1は通信部12を有し、無線通信データを受信した時には、制御回路21は、LED駆動回路203を制御してLED205を発光させるように構成した。
したがって、相手側撮影における静止画撮影の場合にはストロボ光源が発光し、また、相手側撮影における連写/動画撮影の場合のように、ストロボ光源の使用が困難である場合でも、LEDを最も輝度の高い白色に発光させるので、暗所での連写/動画撮影において鮮明な画像データの取得が可能である。
モニタ動作中に、ライト設定のオン状態(発光)が選択されると、LEDを最も輝度の高い白色に発光させるので、暗所においても、ユーザは被写体を鮮明に捉えることができる。
連写/動画撮影の場合には、ライト設定ボタンがオン状態(発光)に選択されると、撮影中連続してLEDを最も輝度の高い白色に発光させるので、ユーザは被写体を鮮明に捉えることができ、ライト設定のオフ状態が選択されると、撮影中連続してLEDを赤色に発光させるので、被写体が撮影中であることを視認しやすい。
ユーザ側撮影のために、相手側撮影のためのLED204と異なるLED205を有しているおり、ライト設定のオン状態が選択されると、LEDを最も輝度の高い白色に発光させるので、ユーザは被写体を鮮明に捉えることができる。
セルフタイマ撮影において、タイマカウント中は、相手側撮影およびユーザ側撮影に応じて、各LED204,205を点滅発光させるので、被写体またはユーザが、撮影による画像の取り込み開始のタイミングを把握しやすい。
また、相手側撮影およびユーザ側撮影の両方に対してストロボ光源を搭載することは、コストおよび機器の大きさの観点から一般的に実現することが難しいが、本実施形態における携帯電話機1は、焦点距離の長い相手側撮影にのみストロボ光源を搭載し、焦点距離が短いユーザ側撮影に対しては、LEDを搭載したので、コストおよび機器の大きさ並びに光源照射性能の観点からバランスがとれ、効率が良い。
LED205を、撮影のための発光機能だけでなく、通信部12が電子メール等を受信した時に発光させる着信機能を持たせることが可能であり、そのための追加の部品等は必要ないので携帯電話機1を安価に設計できる。
実施形態に係る携帯電話機の外観の一例を図解した図である。 実施形態に係る携帯電話機の外観の一例を図解した図である。 実施形態に係る携帯電話機のシステム構成の一例を図解した図である。 実施形態に係る携帯電話機の発光制御を示すフローチャートの一例である。 実施形態に係る携帯電話機の発光制御を示すフローチャートの一例である。 実施形態に係る携帯電話機の発光制御を示すフローチャートの一例である。 実施形態に係る携帯電話機の発光制御を示すフローチャートの一例である。 実施形態に係る携帯電話機の発光制御を示すフローチャートの一例である。 実施形態に係る携帯電話機の発光制御を示すフローチャートの一例である。 実施形態に係る携帯電話機の発光制御を示すフローチャートの一例である。 実施形態に係る携帯電話機の発光制御を示すフローチャートの一例である。
符号の説明
1…携帯電話機
11…本体ケース
12…通信部
121…送受信アンテナ
122…無線回路
13…音声処理部
131…音声処理回路
132…マイクロフォン
133…スピーカ
14…表示部
15…操作部
16…メモリ
18…可動機構部
19…撮像処理部
191…対物レンズ
192…対物レンズ
193…撮像処理回路
20…発光部
201…ストロボ駆動回路
202…ストロボ光源
203…LED駆動回路
204…LED
205…LED
206…光センサ
21…制御回路。

Claims (7)

  1. 非連続的な画像を得る第1の撮影モードと、連続した画像を得る第2の撮影モードとを選択可能な撮像装置であって、
    前記第1の撮影モードにおいて発光される第1の光源と、
    複数色の発光が可能かつ連続発光可能な第2の光源と、
    撮影時における発光要求の有無を入力する発光要求入力手段と、
    前記第1の光源および前記第2の光源をそれぞれ発光させるか否かを制御する制御手段と
    を有し、
    前記制御手段は、
    前記発光要求入力手段により発光要求有が選択されている場合前記第2の撮影モードにおいて撮影を行う際、撮影による画像取り込みの開始から撮影による画像取り込みの終了までの間、前記第2の光源を前記複数色のうち最も輝度の高い第1の色に発光させ、
    前記発光要求入力手段により発光要求無が選択されている場合、前記第2の撮影モードにおいて撮影を行う際、撮影による画像取り込みの開始から撮影による画像取り込みの終了までの間、前記第2の光源を前記第1の色と異なる第2の色に発光させる
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 非連続的な画像を得る第1の撮影モードと、連続した画像を得る第2の撮影モードとを選択可能な撮像装置であって、
    前記第1の撮影モードにおいて発光される第1の光源と、
    複数色の発光が可能かつ連続発光可能な第2の光源と、
    撮影時における発光要求の有無を入力する発光要求入力手段と、
    前記第1の光源および前記第2の光源をそれぞれ発光させるか否かを制御する制御手段と
    を有し、
    前記制御手段は、
    前記発光要求入力手段により発光要求有が選択されている場合記第2の撮影モードにおいて撮影を行う間、前記第2の光源を発光させ当該撮影による画像取り込みの確定より前に、前記第2の光源を最も輝度の高い色に発光させる
    ことを特徴とす撮像装置。
  3. 前記第1の撮影モードで得られる画像と略相対する方向の非連続な画像を得る第3の撮影モードと、
    少なくとも前記第3の撮影モードで発光され、前記第1の光源とは略相対する方向を照射する第3の光源と
    をさらに有し、
    前記制御手段は、
    前記発光要求入力手段により発光要求有が選択されている場合前記第3の撮影モードにおいて撮影を行う間、前記第3の光源を発光させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記第3の光源は、複数色の発光が可能であり、
    前記制御手段は、
    前記発光要求入力手段により発光要求有が選択されている場合前記第3の撮影モードにおいて撮影を行う際、撮影による画像取り込みの開始から撮影による画像取り込みの終了まで間、前記第3の光源を前記複数色のうち最も輝度の高い第3の色に発光させ、
    前記発光要求入力手段により発光要求無が選択されている場合前記第3の撮影モードにおいて撮影を行う際、撮影による画像取り込み開始から撮影による画像取り込み終了まで間、前記第3の光源を前記第3の色と異なる第4の色に発光させる
    ことを特徴とする請求項記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記発光要求入力手段により発光要求有が選択されている場合、前記第3の撮影モードにおいて撮影を行う際、撮影による画像取り込みの確定より前に、前記第3の光源を最も輝度の高い色に発光させる
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の撮像装置。
  6. 撮影指示に応じて計時を開始する計時手段をさらに有し、
    前記制御手段は、
    前記発光要求入力手段により発光要求有、かつ前記第1の撮像モードが選択されている場合には、前記計時手段による計時開始から前記所定時間を計時するまでの間、前記第2の光源を発光させ、前記計時手段が所定時間を計時すると前記第1の光源を発光させてから画像を取り込む
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一に記載の撮像装置。
  7. さらに無線通信手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記無線通信手段が無線通信データを受信した時に、前記第2の光源を発光させる
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一に記載の撮像装置。
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