JP4549612B2 - 無機質基材用下地処理組成物、および該組成物を用いた無機質基材の下地処理方法 - Google Patents

無機質基材用下地処理組成物、および該組成物を用いた無機質基材の下地処理方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の技術分野】
本発明は、無機質基材表面のシーラー塗装に使用される無機質基材用下地処理組成物、および該組成物を用いた無機質基材の下地処理方法に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】
従来から、無機質基材は、不燃建材板として内外装、屋根等に広く使用されている。しかしながら、無機質基材は、材質的にはアルカリ性であるため、基材表面へのアルカリ分の染み出し〔白華(エフロレッセンス)〕を防止する必要があり、さらに、該基材表面の粉化を防止し、脆部を固化・強化等する必要がある。
したがって、無機質基材表面を塗装する場合、まず表面にシーラー塗装を施し、さらに美観等を目的として上塗り塗装を施す。
【0003】
上記無機質基材のシーラー塗装は、従来から2工程により行われており、まず、シーラー塗膜と無機質基材とを強固に付着するために、無機質基材表面に多量の溶剤で希釈されたイソシアネート溶液やエポキシ樹脂溶液を塗布し、その後基材を隠ぺいする下塗り塗料を塗布する。このような2工程のシーラー塗装から得られるシーラー塗膜は、基材への付着性は良好であり、かつ、シーラー塗装をした後、時間的な制限なく上塗り塗装を行うことができる。しかしながら、このようなシーラー塗装は、2工程で行う必要があるため、作業効率が悪いという問題があった。
【0004】
その他のシーラー塗装方法としては、溶剤系常温硬化(反応)型樹脂塗料(2液型アクリルウレタン樹脂塗料)を無機質基材に塗布する1工程の塗装方法が提案されている(特許第2808399号公報)。このような塗料を用いた1工程の塗装方法は、得られるシーラー塗膜と無機質基材との付着性が良好であり、さらに作業効率も良好である。しかしながら、シーラー塗膜を形成した後、上塗り塗装をするまでの時間に制限がある。この制限された時間を経過した後に、シーラー塗膜表面に上塗塗料を塗布すると、シーラー塗膜と上塗り塗膜との付着が不良となる。このようにして得られた塗膜付き無機質基材を長期間屋外に設置すると、シーラー塗膜と上塗り塗膜との間で剥離が発生し、極めて深刻な問題となっていた。
【0005】
【発明の目的】
本発明は、上記のような従来技術に伴う問題点を解決しようとするものであって、塗装作業の効率が良く、無機質基材への付着性に優れ、さらにシーラー塗膜を形成した後、上塗り塗装をするまでの時間に制限のないインターバルフリーの無機質基材用下地処理組成物、および該組成物を用いた無機質基材の下地表面処理方法を提供することを目的としている。
【0006】
【発明の概要】
本発明に係る無機質基材用下地処理組成物は、(A)(メタ)アクリル酸の炭素数1〜18のアルキルエステルまたはシクロアルキルエステル、(メタ)アクリル酸の炭素数2〜18のアルコキシエステル、グリシジルメタクリレートからなる群から選択される少なくとも1種の(メタ)アクリル酸のエステルから誘導される成分単位、および無水マレイン酸、ビニルトルエン、アクリロニトリルならびに脂肪族カルボン酸金属(メタ)アクリレートからなる群から選択される少なくとも1種のモノマーから誘導される成分単位からなる共重合体と、
(B)イソシアネート化合物(ただし、イソシアネート化合物がブロックポリイソシアネート化合物の場合を除く。)
を含有してなることを特徴とする。
【0007】
記イソシアネート化合物(B)が、ポリイソシアネートであることが好ましく、さらにジイソシアネートであることも好ましい。
【0008】
前記(A)成分と(B)成分の合計100重量部に対して、(A)成分が10〜99重量部、(B)成分が1〜90重量部の範囲で含有されてなることが好ましい。
本発明に係る無機質基材の下地表面処理方法は、上記無機質基材用下地処理組成物からなるシーラー塗膜を無機質基材の表面に形成することを特徴とする。
【0009】
本発明に係るシーラー塗膜付き無機質基材は、上記無機質基材用下地処理組成物からなるシーラー塗膜が、無機質基材の表面に形成されていることを特徴とする。
本発明に係る無機質基材の塗装方法は、上記無機質基材用下地処理組成物からなるシーラー塗膜を無機質基材表面に形成した後、さらに、該塗膜表面に上塗り塗膜を形成することを特徴とする。
【0010】
前記上塗り塗膜が、アクリル樹脂塗料組成物、エポキシ樹脂塗料組成物またはウレタン樹脂塗料組成物から形成された塗膜であることが好ましい。
本発明に係る無機質基材は、上記の無機質基材の塗装方法により製造されることを特徴とする。
【0011】
【発明の具体的説明】
以下、本発明について具体的に説明する。
無機質基材用下地処理組成物
本発明の無機質基材用下地処理組成物は、
(A)(メタ)アクリル酸および/またはそのエステルから誘導される成分単位を有する重合体または共重合体と、(B)イソシアネート化合物とを含有してなる。
【0012】
まず、(A)(メタ)アクリル酸および/またはそのエステルから誘導される成分単位を有する重合体または共重合体(以下、「(共)重合体(A)」ともいう)について説明する。
(共)重合体(A)
本発明に用いられる「(共)重合体(A)」は、(メタ)アクリル酸から誘導される成分単位が0〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%、(メタ)アクリル酸エステルから誘導される成分単位が90〜100重量%、好ましくは95〜99.9重量%の量で構成されている(メタ)アクリル系重合体または共重合体である。但し、(共)重合体(A)中の全成分単位量を100重量%とする。
【0013】
また、上記「(共)重合体(A)」の重量平均分子量(Mw)は、5,000〜30万、好ましくは5万〜20万であることが望ましい。
本発明で用いられる(共)重合体(A)が、上記組成または分子量であることにより、強度の高いシーラー塗膜を形成し、さらにシーラー塗膜と後述する上塗り塗膜とを強固に付着させることができる。
【0014】
本発明の無機質基材用下地処理組成物において、(共)重合体(A)およびイソシアネート化合物(B)の固形分の合計100重量部に対して、(共)重合体(A)は、10〜99重量部、好ましくは40〜90重量部の量で含有されてなることが望ましい。上記量で含有されていることにより、該組成物からなるシーラー塗膜を形成した後、上塗り塗装をするまでの時間に制限がなくなり(インターバルフリー)、作業性が向上し、しかも、シーラー塗膜(層)と上塗塗膜(層)との間などでの層間剥離の生じにくいシーラー塗膜を基材表面に形成できる。
【0015】
本発明に用いられる「(共)重合体(A)」は、上記成分組成、および上記重量平均分子量となるようにモノマーを適宜選択し、公知の方法、たとえば溶液ラジカル重合法などにより製造される。
上記重合または共重合可能なモノマーとしては、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステルが用いられる。
【0016】
上記(メタ)アクリル酸エステルとして、具体的には、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n-プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸(n-,i-,t-)ブチル、(メタ)アクリル酸n-ヘキシル、(メタ)アクリル酸2-エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸n-オクチル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル等の(メタ)アクリル酸の炭素数1〜18のアルキルエステルまたはシクロアルキルエステル;
(メタ)アクリル酸メトキシブチル、(メタ)アクリル酸メトキシエチル、メタクリル酸エトキシブチル等の(メタ)アクリル酸の炭素数2〜18のアルコキシエステル;
ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジメチルアミノプロピルメタクリレート等の(メタ)アクリル酸のアミノアルキルエステル;
グリシジルメタクリレートなどを挙げることができる。
【0017】
本発明においては、表1に示される、アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n-ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸n-ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸n-ヘキシル、メタクリル酸ラウリル、ジメチルアミノエチルメタクリレート、グリシジルメタクリレートを用いることが好ましい。これらモノマーは、1種または2種以上組み合わせて用いることができる。
【0018】
これらのモノマーから得られる「(共)重合体(A)」を含有する無機質基材用下地処理組成物は、後述する上塗り塗膜と強固に付着するシーラー塗膜を形成することができる。
【0019】
【表1】
Figure 0004549612
【0020】
また、本発明では、上記モノマーの他に、無水マレイン酸、ビニルトルエン、アクリロニトリル、脂肪族カルボン酸金属(メタ)アクリレートなどをさらに使用することができる。
このようなモノマーから製造される「(共)重合体(A)」は、本発明においては該(A)成分が溶剤に溶解している樹脂溶液として用いることができる。この溶剤としては、例えば、脂肪族系、芳香族系、ケトン系、エステル系、エーテル系など、通常無機質基材用下地処理組成物に配合されるような各種溶剤が用いられる。上記芳香族系溶剤としては、例えばキシレン、トルエン等が挙げられ、ケトン系溶剤としては、例えば、MIBK等が挙げられ、エステル系溶剤としては、酢酸エチル、酢酸ブチル等が挙げられ、エーテル系溶剤としては、例えば、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PMAC)等が挙げられる。これらの溶剤は、1種または2種以上組み合わせて用いることができる。
そのような該(A)成分を含む樹脂溶液としては、具体的には、ハイビ200シーラー(中国塗料(株)製)などが挙げられる。
【0021】
(B)イソシアネート化合物
本発明で用いられるイソシアネート化合物(B)は、本発明の無機質基材用下地処理組成物中にあって、基材への付着性付与剤としての機能を有するが、このようなイソシアネート化合物(B)としては、従来公知のモノイソシアネート化合物、ジイソシアネート化合物、トリイソシアネート等のイソシアネート基を(−NCO)を1分子中に2個以上有するポリイソシアネート化合物などが挙げられる。
【0022】
上記モノイソシアネート化合物としては、具体的には、メチルイソシアネート、エチルイソシアネート、イソプロピルイソシアネート、フェニルイソシアネート、α-ナフチルイソシアネート、β- ナフチルイソシアネートなどが挙げられる。
上記ジイソシアネート化合物としては、具体的には、4,4'-ジフェニルメタンジイソシアネート[MDI]、トリレンジイソシアネート[TDI]、キシリレンジイソシアネート[XDI]等の芳香族ジイソシアネート;
メチレンビス(4-シクロヘキシルイソシアネート)[HMDI]、イソホロンジイソシアネート[IPDI]等の脂環式ジイソシアネート;
ヘキサメチレンジイソシアネート[HDI]、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート[TMHMDI]等の脂肪族ジイソシアネートなどが挙げられる。
【0023】
上記トリイソシアネートとしては、具体的には、トリフェニルメタントリイソシアネートなどが挙げられる。
本発明で用いられるイソシアネート化合物(B)は、好ましくはポリイソシアネート化合物、さらに好ましくはジイソシアネート化合物であることが望ましい。そのような(B)成分を含有してなる無機質基材用下地処理組成物から得られるシーラー塗膜は、無機質基材と強固に付着し、さらに強度の高いシーラー塗膜を形成することができる。
【0024】
さらにジイソシアネート化合物の中でも、下記式に示すイソシアヌレート環を形成し得るMDI、TDI、XDI、HMDI、HDI、IPDI、好ましくは無黄変型のHMDI、HDIが望ましい。そのような無機質基材用下地処理組成物から得られるシーラー塗膜は、無機質基材と強固に付着し、より強度の高いシーラー塗膜を形成することができる。
【0025】
【化1】
Figure 0004549612
【0026】
上記のようなイソシアネート化合物(B)は、単独で、あるいは2種以上組み合わせて用いることができる。
本発明の無機質基材用下地処理組成物において、(共)重合体(A)およびイソシアネート化合物(B)の固形分の合計100重量部に対して、このようなイソシアネート化合物(B)は、1〜90重量部、好ましくは10〜60重量部の量で含有されてなることが望ましい。上記量で該組成物中に含有されていることにより、該組成物からなるシーラー塗膜は、無機質基材との付着性が良く、さらに、この(B)成分は、大気中および基材中の水分と反応してウレア結合により高分子化・ゲル化し、シーラー塗膜の強度を向上させることができる。
【0027】
このようなイソシアネート化合物(B)は、本発明においては該(B)成分が溶剤に溶解している「(B)成分を含む溶液」として用いることができる。この溶剤としては、上記「(A)成分を含む樹脂溶液」に使用可能な溶剤を挙げることができ、「(A)成分を含む樹脂溶液」に用いられる溶剤と同一であっても異なっていてもよいが、同一のものが相溶性、取扱い性などの点で好ましい。
そのような該(B)成分を含む樹脂溶液としては、具体的には、硬化剤73−E(中国塗料(株)製)などが挙げられる。
【0028】
その他の成分
このような本発明に係る無機質基材用下地処理組成物は、上記必須成分(A)(B)の他に、着色・体質顔料、顔料分散剤、顔料沈殿防止剤、レベリング剤、消泡剤、希釈溶剤など、通常無機質基材用下地処理組成物に配合されるような各種成分を含んでいてもよい。
【0029】
これらその他の成分は、上記「(A)成分を含む樹脂溶液」、「(B)成分を含む溶液」に予め含まれていてもよく、また「(A)成分を含む樹脂溶液」と「(B)成分を含む溶液」の混合時に添加しても良い。
[着色顔料・体質顔料]
上記着色顔料としては、通常、酸化チタン・カーボンブラック・酸化鉄(弁柄)等が使用される。上記体質顔料としては、充填剤としての役割も有する炭酸カルシウム・クレー・シリカ・マイカ等が使用される。これら着色・体質顔料は、下地を隠ぺいする役割などを有している。
【0030】
本発明の無機質基材用下地処理組成物中に、着色顔料・体質顔料は、[着色顔料と体質顔料の合計重量]/[(A)成分と(B)成分の合計重量(塗膜形成により固形分となる成分)]の比率が、15/85〜70/30、好ましくは、30/70〜60/40となる量で含有されていることが望ましい。このような量で本発明の無機質基材用下地処理組成物に含まれていると、該組成物から得られるシーラー塗膜は、着色性(隠ぺい性、美観)や基材への密着性等に優れるという効果が得られる。
【0031】
[顔料分散剤、顔料沈殿防止剤、レベリング剤、消泡剤]
これらの添加剤は、塗料安定化の目的で配合される。本発明では、これら各種添加剤の添加量は特に限定されない。
[希釈溶剤]
本発明の無機質基材用下地処理組成物においては、必要に応じてさらに希釈溶剤を添加して用いても良い。希釈溶剤を添加することにより、無機質基材用下地処理組成物の粘度を、岩田カップで8〜20秒、好ましくは9〜12秒に調整することが望ましい。この範囲の粘度とすることにより、所望の塗布量となるように容易に調整することができる。
【0032】
上記希釈溶剤としては、上記「(A)成分を含む樹脂溶液」に使用可能な溶剤を挙げることができ、「(A)成分を含む樹脂溶液」または「(B)成分を含む溶液」に用いられる溶剤と同一であっても異なっていてもよい。
本発明では、これら溶剤の添加量は特に限定されない。
無機質基材用下地処理組成物、該組成物の調製方法
本発明の無機質基材用下地処理組成物は、上述のように、前記(A)成分と(B)成分の固形分の合計100重量部に対して、(A)成分が10〜99重量部、好ましくは40〜90重量部、(B)成分が1〜90重量部、好ましくは10〜60重量部の量となるように含有されてなることが望ましい。このような量で成分(A)と(B)とが含まれていることにより、シーラー塗膜を形成した後、上塗り塗装をするまでの時間に制限がなく(インターバルフリー)、しかも、シーラー塗膜(層)と上塗塗膜(層)との密着性(層間接着性)などに優れた塗膜が得られるような無機質基材用下地処理組成物を得ることができる。
【0033】
このような本発明の無機質基材用下地処理組成物は、従来から公知の方法を適宜利用することにより製造することができる。
具体的には、上記「(A)成分を含む樹脂溶液」、上記「(B)成分を含む溶液」、および必要に応じて着色・体質顔料、各種添加剤、希釈溶剤、その他の塗膜形成成分などを所定の割合で一度あるいは任意の順序で加えて撹拌、混合し均一に溶解・分散等して無機質基材用下地処理組成物を調製することができる。この無機質基材用下地処理組成物には、さらに必要に応じて架橋剤や硬化触媒を配合することもできる。
【0034】
無機質基材の下地処理方法
本発明の無機質基材の下地処理方法は、スレート板、繊維セメント板、珪酸カルシウム板等の無機質基材表面に、上記無機質基材用下地処理組成物をスプレー、フローコーター、ロールコーター等の塗装機により塗布し、シーラー塗膜を形成することにより行う。該組成物の塗布量は、50〜200g/m2、好ましくは、80〜150g/m2の量となるように塗布する。
【0035】
上記のように塗布した後、熱風乾燥等により乾燥・硬化し、シーラー塗膜を無機質基材の表面に形成する。尚、場合により光硬化等させても良い。乾燥・硬化後のシーラー塗膜の膜厚は、通常10〜100μm(厚)程度である。
上記(A)(メタ)アクリル酸および/またはそのエステルから誘導される成分単位を有する重合体または共重合体と、上記(B)イソシアネート化合物とを含有してなる本発明の無機質基材用下地処理組成物を用いることにより、無機質基材の塗装工程が1工程だけでよく作業性が良くなる。
【0036】
無機質基材の塗装方法
本発明の無機質基材の塗装方法は、上記の無機質基材の下地処理方法によって得られたシーラー塗膜付き無機質基材の表面に、さらに上塗塗料組成物を塗布し、上塗り塗膜を形成することにより行う。このような上塗塗料組成物としては、溶剤系塗料組成物、水系塗料組成物のいずれも使用可能であり、これらの塗料組成物は光硬化性であっても良い。
【0037】
上記溶剤系塗料組成物としては、耐アルカリ性、耐候性などの観点からアクリル樹脂塗料組成物、ウレタン樹脂塗料組成物、フェノール樹脂塗料組成物、フッ素樹脂塗料組成物、シリコーン樹脂塗料組成物、アクリルシリコーン樹脂塗料組成物等の合成樹脂塗料組成物を好ましく用いることができる。また、上記水系塗料組成物としては、環境への安全性、耐久性などの観点からアクリル樹脂塗料組成物アクリルスチレン樹脂塗料組成物、シリコーン樹脂塗料組成物、アクリルシリコーン樹脂塗料組成物、フッ素樹脂塗料組成物等の合成樹脂エマルション系塗料組成物を好ましく用いることができる。
【0038】
本発明に用いられる上塗塗料組成物としては、アクリル樹脂塗料組成物、エポキシ樹脂塗料組成物またはウレタン樹脂塗料組成物が好ましい。これらの上塗塗料組成物を用いることにより、シーラー塗膜と上塗塗膜とを強固に付着することができる。
このような上塗塗料組成物を用い、シーラー塗膜表面に、ライン塗装、現場施工などにより上塗塗装を施す。このライン塗装の塗装方法では、通常スプレー、フローコーター、ロールコーター等が使用可能である。現場施工では、前記シーラー処理板を住宅の外壁等現場にて施工し、その後、上塗塗装を施せばよい。該上塗塗料組成物の塗布量は、30〜200g/m2、好ましくは、50〜120g/m2の量となるように塗布することが好ましい。また、上塗層(硬化膜)の膜厚は、通常15〜100μm(厚)、好ましくは25〜60μm(厚)程度である。
【0039】
本発明の無機質基材用下地処理組成物を塗装後、上塗塗料組成物を塗装するまでの時間は、特に制限されずインターバルフリーであり、該下地処理組成物を塗装し、シーラー塗膜を形成した直後から可能であるが、1週間から半年程度経過した後が好ましい。シーラー塗膜形成直後に上塗塗装する場合に比べて、上記期間経過した後に上塗塗装することにより、美観の向上(リシン塗装、多色塗装)や基材の保護という効果が得られる。
【0040】
上記のように上塗塗料を塗布した後、熱風乾燥、紫外線照射等で乾燥・硬化し、シーラー塗膜の表面に上塗塗膜を形成することができる。
また、本発明においてはシーラー塗膜表面に上塗り塗膜を形成する態様について説明したが、シーラー塗膜と上塗り塗膜との間に、中塗り塗膜が形成されていてよい。
【0041】
【発明の効果】
本発明によれば、塗装作業の効率が良く、無機質基材への付着性に優れ、さらにシーラー塗膜を形成した後、上塗り塗装をするまでの時間に制限のないインターバルフリーの無機質基材用下地処理組成物、および該組成物を用いた無機質基材の下地表面処理方法を提供することができる。
【0042】
【実施例】
以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
なお、実施例および比較例における、シーラー塗膜の付着性(基材とシーラー塗膜との付着性、およびシーラー塗膜と上塗塗膜との付着性)の評価は、次の方法に従って行なった。
(1)シーラー塗膜の付着性
シーラー塗膜の付着性は、JIS K 5400に基づき、碁盤目試験(2mm幅の碁盤目、セロテープ(R)剥離試験)を行ない、塗膜の残存マス目の数で3段階評価した。
【0043】
<3段階評価>
3・・・ 残存マス目が98〜100個(合格)
2・・・ 残存マス目が90〜97個(不合格)
1・・・ 残存マス目が89個以下(不合格)
また、実施例、比較例で用いた無機質基材用下地処理組成物および上塗塗料は、次の通りである。
<無機質基材用下地処理組成物(シーラー組成物)>
(A)成分を含有する溶液
(1)ハイビ200シーラー(商品名;中国塗料(株)製のアクリル樹脂塗料)
・組成;樹脂25重量%、顔料20重量%、溶剤55重量%
・樹脂;メタクリル酸メチル60重量%、メタクリル酸ブチル39.5重量%
無水マレイン酸0.5重量%(これら成分の合計量100重量%)
の量で重合させてなる重合物
重量平均分子量(Mw)約7万
(B)成分を含有する溶液
(1)硬化剤73−E(商品名;中国塗料(株)製)
(日本ポリウレタン(株)製のHDIイソシアヌレートを含有)
・組成;HDIイソシアヌレート50重量%、溶剤50重量%
・樹脂の構造;下記式
【0044】
【化2】
Figure 0004549612
【0045】
<上塗塗料>
(1)ハイビゾールL上塗り(商品名);
中国塗料(株)製のライン塗装用アクリルエマルジョン塗料
(2)ハイビゾールEX(商品名);
中国塗料(株)製の内装用アクリルエマルジョン塗料
【0046】
【実施例1】
上記(A)成分の「ハイビ200シーラー」100重量部、上記(B)成分の「硬化剤73−E」40重量部、および希釈溶剤(トルエン/キシレン=1/1(体積比))80重量部をディスパーで1分間混合し、無機質基材用下地処理組成物(シーラー組成物)を得た。このシーラー組成物の粘度は、岩田カップ(液温20℃)で10秒の溶液であった。得られたシーラー組成物を珪酸カルシウム板に120g/m2の量でスプレー塗布し、塗布後、熱風100℃・8分間乾燥してシーラー塗膜付き無機質基材を得た。その後、直ちに、上塗塗料「ハイビゾールL上塗り」をシーラー塗膜表面に120g/m2の量でスプレー塗布し、熱風100℃・8分間乾燥して塗膜付き無機質基材を得た。
【0047】
その結果、上記無機質基材用下地処理組成物は下塗り作業性に優れ、さらに、得られたシーラー塗膜は、基材との付着性も上塗り塗膜との付着性も良好であった。この無機質基材用下地処理組成物の組成およびシーラー塗膜の評価結果を、表2に示す。
【0048】
【実施例2】
実施例1のシーラー塗膜付き無機質基材を調製し、さらに1カ月経過した後、上塗塗料「ハイビゾールEX」をシーラー塗膜表面に120g/m2の量でスプレー塗布し、7日間放置して塗膜付き無機質基材を得た。
その結果、上記無機質基材用下地処理組成物は下塗り作業性に優れ、さらに、得られたシーラー塗膜は、基材との付着性も上塗り塗膜との付着性も良好であった。また、実施例1,2の結果から、このようなシーラー塗膜を形成した後、上塗り塗装をするまでの時間は、直後から1か月経過するまで制限は認められなかった。この無機質基材用下地処理組成物の組成およびシーラー塗膜の評価結果を、表2に示す。
【0049】
【比較例1】
比較例1は、実施例1のシーラー工程が1工程であるのに対し、シーラー工程を2工程として行った。
珪酸カルシウム板に第1シーラー組成物として、上記(B)成分の「HDIイソシアヌレート」を用い、スプレーにより50g/m2で塗布し、熱風100℃・8分間乾燥した。さらに、上記(A)成分の「ハイビ200シーラー」100重量部、および希釈溶剤(トルエン/キシレン=1/1(体積比))80重量部をディスパーで1分間混合し、第2シーラー組成物を得た。この第2シーラー組成物の粘度は、岩田カップ(液温20℃)で11秒の溶液であった。得られた第2シーラー組成物を第1シーラー塗膜表面にスプレーにより70g/m2の量でスプレー塗布し、熱風100℃・8分間乾燥してシーラー塗膜付き無機質基材を得た。その後、直ちに、上塗塗料「ハイビゾールL上塗り」をシーラー塗膜表面に120g/m2の量でスプレー塗布し、熱風100℃・8分間乾燥して塗膜付き無機質基材を得た。
【0050】
その結果、得られたシーラー塗膜は、基材との付着性も上塗り塗膜との付着性も良好であった。しかしながら、シーラー塗布工程が2工程であり、シーラー塗布工程そのものが煩雑なものとなった。
この無機質基材用下地処理組成物の組成およびシーラー塗膜の評価結果を、表2に示す。
【0051】
【比較例2】
比較例1のシーラー塗膜付き無機質基材を調製し、さらに1カ月経過した後、上塗塗料「ハイビゾールEX」をシーラー塗膜表面に120g/m2の量でスプレー塗布し、7日間放置して塗膜付き無機質基材を得た。
その結果、得られたシーラー塗膜は、基材との付着性も上塗り塗膜との付着性も良好であった。比較例1,2の結果から、このようなシーラー塗膜を形成した後、上塗り塗装をするまでの時間は、直後から1か月経過するまで制限は認められなかった。しかしながら、シーラー塗布工程が2工程であり、シーラー塗布工程そのものが煩雑なものとなった。
【0052】
この無機質基材用下地処理組成物の組成およびシーラー塗膜の評価結果を、表2に示す。
【0053】
【比較例3】
実施例1のシーラー組成物に上記(B)成分の「HDIイソシアヌレート」40重量部を添加せずにシーラー組成物を調製した。上記(A)成分の「ハイビ200シーラー」100重量部、および希釈溶剤(トルエン/キシレン=1/1(体積比))80重量部をディスパーで1分間混合し、無機質基材用下地処理組成物(シーラー組成物)を得た。このシーラー組成物の粘度は、岩田カップ(液温20℃)で11秒の溶液であった。得られたシーラー組成物を珪酸カルシウム板に120g/m2の量でスプレー塗布し、熱風100℃・8分間乾燥してシーラー塗膜付き無機質基材を得た。その後、直ちに、上塗塗料「ハイビゾールL上塗り」をシーラー塗膜表面に120g/m2の量でスプレー塗布し、熱風100℃・8分間乾燥して塗膜付き無機質基材を得た。
【0054】
その結果、得られたシーラー塗膜は、上塗り塗膜との付着性は良好であったが、基材との付着性は不良であった。
この無機質基材用下地処理組成物の組成およびシーラー塗膜の評価結果を、表2に示す。
【0055】
【比較例4】
比較例3のシーラー塗膜付き無機質基材調製し、さらに1カ月経過した後、上塗塗料「ハイビゾールEX」をシーラー塗膜表面に120g/m2の量でスプレー塗布し、7日間放置して塗膜付き無機質基材を得た。
その結果、得られたシーラー塗膜は、上塗り塗膜との付着性は良好であったが、基材との付着性は不良であった。
【0056】
この無機質基材用下地処理組成物の組成およびシーラー塗膜の評価結果を、表2に示す。
【0057】
【表2】
Figure 0004549612

Claims (11)

  1. (A)(メタ)アクリル酸の炭素数1〜18のアルキルエステルまたはシクロアルキルエステル、(メタ)アクリル酸の炭素数2〜18のアルコキシエステル、グリシジルメタクリレートからなる群から選択される少なくとも1種の(メタ)アクリル酸のエステルから誘導される成分単位、および無水マレイン酸、ビニルトルエン、アクリロニトリルならびに脂肪族カルボン酸金属(メタ)アクリレートからなる群から選択される少なくとも1種のモノマーから誘導される成分単位のみからなる共重合体と、
    (B)イソシアネート化合物(ただし、イソシアネート化合物がブロックポリイソシアネート化合物の場合を除く。)と
    のみを含有してなることを特徴とする無機質基材用下地処理組成物。
  2. (A)(メタ)アクリル酸の炭素数1〜18のアルキルエステルまたはシクロアルキルエステル、(メタ)アクリル酸の炭素数2〜18のアルコキシエステル、グリシジルメタクリレートからなる群から選択される少なくとも1種の(メタ)アクリル酸のエステルから誘導される成分単位、および無水マレイン酸、ビニルトルエン、アクリロニトリルならびに脂肪族カルボン酸金属(メタ)アクリレートからなる群から選択される少なくとも1種のモノマーから誘導される成分単位のみからなる共重合体と、
    (B)イソシアネート化合物(ただし、イソシアネート化合物がブロックポリイソシアネート化合物の場合を除く。)と、
    (C)着色・体質顔料、顔料分散剤、顔料沈殿防止剤、レべリング剤、消泡剤および希釈溶剤からなる群から選択される少なくとも1種の成分と
    のみを含有してなることを特徴とする無機質基材用下地処理組成物。
  3. 前記イソシアネート化合物(B)が、ポリイソシアネート化合物である請求項1または2に記載の無機質基材用下地処理組成物。
  4. 前記イソシアネート化合物(B)が、ジイソシアネート化合物である請求項1〜3のいずれかに記載の無機質基材用下地処理組成物。
  5. 前記イソシアネート化合物(B)が、メチルイソシアネート、エチルイソシアネート、イソプロピルイソシアネート、フェニルイソシアネート、α−ナフチルイソシアネート、β−ナフチルイソシアネート、4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート[MDI]、トリレンジイソシアネート[TDI]、キシリレンジイソシアネート[XDI]、メチレンビス(4−シクロヘキシルイソシアネート)[HMDI]、イソホロンジイソシアネート[IPDI]、ヘキサメチレンジイソシアネート[HDI]、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート[TMHMDI]およびトリフェニルメタントリイソシアネートからなる群から選択される少なくとも1種のイソシアネート化合物である請求項1または2に記載の無機質基材用下地処理組成物。
  6. 前記共重合体(A)と前記イソシアネート化合物(B)の合計100重量部に対して、共重合体(A)が10〜99重量部、イソシアネート化合物(B)が1〜90重量部の範囲で含有されてなる請求項1〜のいずれかに記載の無機質基材用下地処理組成物。
  7. 請求項1〜項のいずれかに記載の無機質基材用下地処理組成物からなるシーラー塗膜を無機質基材の表面に形成することを特徴とする無機質基材の下地処理方法。
  8. 請求項1〜項のいずれかに記載の無機質基材用下地処理組成物からなるシーラー塗膜が、無機質基材の表面に形成されていることを特徴とするシーラー塗膜付き無機質基材。
  9. 請求項1〜項のいずれかに記載の無機質基材用下地処理組成物からなるシーラー塗膜を無機質基材表面に形成した後、さらに、該塗膜表面に上塗り塗膜を形成することを特徴とする無機質基材の塗装方法。
  10. 前記上塗り塗膜が、アクリル樹脂塗料組成物、エポキシ樹脂塗料組成物またはウレタン樹脂塗料組成物から形成された塗膜である請求項に記載の無機質基材の塗装方法。
  11. 請求項または10に記載の無機質基材の塗装方法により製造されることを特徴とする塗膜付き無機質基材。
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