JP4549385B2 - 発泡性耐火層の形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、発泡性耐火層の形成方法に関する。
建築物、土木構築物等の構造物が火災等により高温に晒された場合には、これら構造物の基材である鉄骨、コンクリート等の機械的強度が急激に低下するという問題がある。
これに対し、例えば、火災等の高温時に発泡して炭化層を形成することにより基材の温度上昇を遅延させ、基材の物理的強度の低下を一時的に抑える発泡性耐火シートが提案されている(特開平8−60763号公報)。
このような発泡性耐火シートの利点としては、一般的な耐火被覆材に比べて膜厚を薄くできる点、施工時の膜厚管理が容易である点等が挙げられる。発泡耐火塗料と比べると、施工時の養生を省くことができる点、塗り重ねの手間が軽減され工期が短縮できる点等の利点がある。また、発泡性耐火シートの施工において、シートの継ぎ目部分にパテ、シーリング材等を充填することにより平滑なシート仕上げ面を得ることも可能である。
しかしながら、角鋼管、丸鋼管、H型鋼等のように、平面以外の湾曲面を有する基材に発泡性耐火シートを貼着した場合には、多くの場合にシートに歪みが生じる。そのため、火災等による高温時にシートが発泡した際には、図1に示すようにシート内部に応力が生じ、継ぎ目部分に充填されたパテ、シーリング材等が両側のシートに引っ張られ、最終的に亀裂、割れ等が生じる場合がある。
継ぎ目部分に亀裂、割れ等が生じた場合には、いかに発泡性耐火シートの耐火性能が優れていても、亀裂、割れ等の部分から基材温度が急激に上昇し、基材の物理的強度は著しく低下する。したがって、平面以外の湾曲面を有する基材に発泡性耐火シートを貼着した場合には、高温時における亀裂、割れ等の発生が効果的に防止できる継ぎ目処理を行うことが実用上重要である。
発泡性耐火シートによれば、そのシートの膜厚を調整することにより、耐火性能を変化させることができる。一般にシートの膜厚を大きくすれば、耐火性能を高めることができる。ところが、シートの膜厚を大きくすれば、可撓性が低下して折り曲げ加工が困難となる。そのため、特に湾曲面を有する基材に発泡性耐火シートを貼着する場合には、施工性に問題が生じやすくなる。すなわち、施工性を考慮すると、発泡性耐火シートを厚くすることによる耐火性能の向上には限界がある。
以上のように、施工が容易であるとともに、湾曲面を有する基材に対しても優れた耐火性能が発揮できる工法の開発が求められているものの、未だ開発されていないのが現状である。
本発明の主な目的は、施工が容易であるとともに優れた耐火性能を発揮する発泡性耐火層の形成方法を提供することにある。特に、本発明は、湾曲面を有する基材に対しても優れた耐火性能が発揮できる発泡性耐火層を提供することを目的とする。
本発明者は、従来技術の問題点に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、特定の工法により上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、下記の発泡性耐火層の形成方法に係る。
1.発泡性耐火層を形成する方法であって、
(1)1又は2以上の発泡性耐火シートを用い、前記シートの末端部どうしを突き合わせながら、単層又は多層からなるシート層を基材上に形成する第1工程であって、前記発泡性耐火シートとしてその片面又は両面に繊維質層を有するシートを用い、前記繊維質層がシート層の最外層となるように、前記シート層を形成する第1工程、
(2)少なくとも前記の突き合わせ部に発泡性耐火塗料を付与できるように、シート層全面に発泡性耐火塗料を塗布する第2工程、
を含む発泡性耐火層の形成方法。
2.前記発泡性耐火シートとして
(1)前記シート層が単層である場合には、前記発泡性耐火シートとしてその両面に繊維質層を有するシートを用い、
(2)前記シート層が多層である場合には、前記発泡性耐火シートとしてその片面又は両面に繊維質層を有するシートを用い、
繊維質層がシート層の最外層となるとともに、且つ、繊維質層が接着剤又は粘着剤を介して基材に貼着されるように、前記シート層を形成する、前記項1に記載の発泡性耐火層の形成方法。
3.前記シート層が2層以上からなる、前記項1に記載の発泡性耐火層の形成方法。
4.前記の突き合わせ部をその上層にある発泡性耐火シートが跨ぐように、発泡性耐火シートを積層する、前記項3に記載の発泡性耐火層の形成方法。
5.前記シート層を構成する各層の厚みが0.5〜4mmである、前記項3に記載の発泡性耐火層の形成方法。
6.前記シート層の厚みが0.5〜7mmである、前記項1に記載の発泡性耐火層の形成方法。
7.発泡性耐火シートが、バインダー、難燃剤、発泡剤、炭化剤及び充填剤を含む、前記項1に記載の発泡性耐火層の形成方法。
8.発泡性耐火塗料が、バインダー、難燃剤、発泡剤、炭化剤及び充填剤を含む、前記項1に記載の発泡性耐火層の形成方法。
9.基材が、湾曲面及び屈曲部の少なくとも1種を含む、前記項1に記載の発泡性耐火層の形成方法。
10.湾曲面及び屈曲部の少なくとも1種を含む基材が、角鋼管、丸鋼管及びH型鋼の少なくとも1種である、前記項9に記載の発泡性耐火層の形成方法。
11.少なくとも湾曲面及び/又は屈曲部を含む領域に第1工程及び第2工程を施す、前記項9に記載の発泡性耐火層の形成方法。
本発明の発泡性耐火層の形成方法によれば、優れた施工性と耐火性能とを同時に達成することができる。
すなわち、発泡性耐火シートを用いることにより、厚みの制御、工期の短縮化等を確実に行うことができる一方、発泡性耐火シートの問題点である突き合わせ部の耐火性能の弱さを改善することができる。より具体的には、発泡性耐火シートの突き合わせ部に発泡性耐火塗料が付与されているため、火災等の高温時に突き合わせ部から基材が露出することを防止できる。特に、突き合わせ部にパテ、シーリング材等を充填した場合、火災時にパテ、シーリング材等に亀裂が発生しても、亀裂、割れ等の部分から基材が露出しないため、耐火性能の低下を確実に抑制できる。施工時においては、シームレスな仕上りを得ることができ、シート突き合わせ部の処理を簡素化することもできる。
また、本発明では、発泡性耐火シートを用いて複数層からなるシート層を形成する場合は、各層を構成するシートとして比較的薄い発泡性耐火シートを用いることができる。薄い発泡性耐火シートを用いることにより、特に湾曲面及び/又は屈曲部を有する基材にも好適に施工することができる。発泡性耐火塗料のみで施工する場合に比べ、優れた耐火性能を得ることもできる。
以上のように特長をもつ本発明は、特に、角鋼管、丸鋼管及びH型鋼の少なくとも1種に対して発泡性耐火層を形成する場合等に有効である。
本発明の発泡性耐火層の形成方法は、発泡性耐火層を形成する方法であって、
(1)1又は2以上の発泡性耐火シートを用い、前記シートの末端部どうしを突き合わせながら、単層又は多層からなるシート層を基材上に形成する第1工程、
(2)少なくとも前記の突き合わせ部に発泡性耐火塗料を付与できるように、シート層に発泡性耐火塗料を塗布する第2工程、
を含む。
第1工程
第1工程では、1又は2以上の発泡性耐火シートを用い、前記シートの末端部どうしを突き合わせながら、単層又は多層からなるシート層を基材上に形成する。
図3には、本発明方法による施工例を示す。図3では、基材1に対して3枚の発泡性耐火シート2を貼着し、単層からなるシート層を形成する。これにより、突き合わせ部(各シート間の目地)が3つ形成される。図3のシート層は単層である。その後、この単層からなるシート層上に発泡耐火性塗料4を付与する。この場合、発泡性耐火塗料を少なくとも上記突き合わせ部に付与する。突き合わせ部に発泡性耐火塗料を付与する限りにおいては、発泡性耐火塗料をシート層の実質的に全面に塗布しても良いし、あるいはシート層の一部に塗布しても良い。本発明では特に、発泡性耐火塗料をシート層の実質的に全面に塗布することが望ましい。
図4には、本発明方法による他の施工例を示す。図4では、基材1に対して3枚の発泡性耐火シート2を貼着し、第1層を形成する。さらに、第1層に3枚の発泡性耐火シート2を貼着し、第2層を形成する。これにより、第1層及び第2層からなる多層シート層を形成する。この場合、図4に示すように、第1層の突き合わせ部を跨ぐように第2層を形成することが望ましい。図4では、シート層(第2層)には、突き合わせ部(各シート間の目地)が3つ形成される。その後、この多層からなるシート層上に発泡耐火性塗料4を付与する。この場合、発泡性耐火塗料を少なくとも上記突き合わせ部に付与する。突き合わせ部に発泡性耐火塗料を付与する限りにおいては、発泡性耐火塗料をシート層の実質的に全面に塗布しても良いし、あるいはシート層の一部に塗布しても良い。本発明では特に、発泡性耐火塗料をシート層の実質的に全面に塗布することが望ましい。
(基材)
基材は、耐火性を付与すべき対象となるものである。すなわち、基材としては、建築物・土木構築物等の構造物において耐火性が求められる部分が該当する。例えば、壁、柱、床、梁、屋根、階段等が挙げられる。
基材の材質は特に限定されず、例えば金属、コンクリート、木材、樹脂等が挙げられる。基材の表面形状も特に限定されず、平面のほか、湾曲面及び屈曲部の少なくとも1種を有していても良い。
湾曲面又は屈曲部を有する基材としては、例えば角鋼管、丸鋼管、H型鋼等が挙げられる。このような金属で形成された基材には、予め防錆塗料等により防錆処理を施しておいても良い。
(発泡性耐火シート)
本発明で使用する発泡性耐火シート(以下「シート」ともいう)は、火災等により周辺温度が所定の発泡温度に達すると発泡し、炭化断熱層を形成するものであれば特に限定されない。
このようなシートとしては、例えば、発泡性耐火塗料を公知の方法により塗膜化してシート状としたもの(1)、発泡性耐火塗料を不織布、織布等の繊維質シートに含浸したもの(2)、前記(1)又は(2)を積層したもの、前記(1)又は(2)を不燃性網状物上に積層したもの等が挙げられる。
発泡性耐火塗料としては特に限定されないが、例えば特開平7−276552号公報に開示されるような発泡性耐火塗料を好適に用いることができる。具体的に、特開平7−276552号公報には、固形分換算で、バインダー100重量部に対して、難燃剤200〜600重量部、発泡剤40〜150重量部、炭化剤40〜150重量部及び充填剤50〜160重量部を組み合せて構成される発泡性耐火塗料が開示されている。
各シートの厚みは、好適な可撓性が得られる範囲において、シートの性能、適用部位等に応じて適宜設定できるが、通常は0.5〜4mm、好ましくは1〜3mm程度とすれば良い。各シートの厚みが0.5mm未満の場合には、耐火性能が不十分となるおそれがある。4mmを超える場合には、可撓性が低下して折り曲げ加工が困難となるおそれがある。シートの厚みを上記範囲に設定することによって、良好な可撓性が得られるため、湾曲面及び/又は屈曲部を有する基材、特に角鋼管、丸鋼管、H型鋼等に積層する場合に特に優れた施工性を得ることができる。
また、シート層の厚み(すなわち、前記シートを2層以上積層した場合は合計の厚み)は、通常0.5〜7mm、好ましくは1〜6mmである。かかる範囲に設定することによって、より優れた耐火性能等を得ることができる。
このようなシートの種類は、適用部位、基材の材質等に応じて適宜選択でき、また必要に応じて、公知のもの又は市販品が使用できる。
基材に発泡性耐火シートを貼着する方法は、シート端部どうしを突き合わせて貼着するのであれば特に限定されない。例えば、(1)基材及びシートの少なくとも一方に公知の接着剤又は粘着剤(以下「接着剤等」とも言う)を塗付して貼着する方法、(2)接着剤等を用いずに、熱融着により直接貼着する方法、(3)基材及び/又はシートの一部に接着剤等を塗付してシートを仮固定し、次いで熱融着により貼着する方法、等が挙げられる。なお、接着剤又は粘着剤としては、アクリル樹脂等の合成樹脂を結合剤とする有機系接着剤が好適である。
シート端部どうしの突き合わせ部には、必要に応じてパテ、シーリング材等の充填材を充填して継ぎ目処理を行っても良い。突き合わせ部に発泡性耐火塗料を充填することもできる。また、細幅の発泡性耐火シートを突き合わせ部に重ねて、熱融着処理することにより継ぎ目処理を行っても良い。シート端部どうしを重ね合わせた後、当該重ね合わせ部分を熱融着して均すこともできる。シート端部どうしを単に重ね合わせるだけでもよい。
図2には、突き合わせ部に充填材を施工した例を示す。図2では、基材1に対して3枚の発泡性耐火シート2を積層することにより、突き合わせ部が3つ形成される。次いで、それぞれの突き合わせ部に充填材3を充填することができる。
本発明では、発泡性耐火シートとして、繊維質層を有する発泡性耐火シートを用いることができる。これにより、繊維質層が熱による溶融成分を効率良く吸収するため、基材からのシートの脱落、ズレ落ち等を防止又は抑制できる。繊維質層は、発泡性耐火シートの片面又は両面に形成されていれば良い。また、複数の発泡性耐火シートを用いる場合、その全部又は一部が繊維質層を有していても良い。
繊維質層を有する発泡性耐火シートとしては、例えば、発泡性耐火塗料と繊維質シートとを組み合せたシートが挙げられる。繊維質シートとしては、例えば、有機繊維及び/又は無機繊維からなるシートが挙げられる。
有機繊維としては、例えば、パルプ繊維、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維、アラミド繊維、ビニロン繊維、ポリエチレン繊維、ポリアリレート繊維、PBO繊維(ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール繊維)、ナイロン繊維、アクリル繊維、塩化ビニル繊維、セルロース繊維等及びこれら繊維の織布、不織布等が挙げられる。このような有機繊維は、熱による溶融成分を効率良く吸収するため、基材からのシート(炭化断熱層を含む)の脱落、ズレ落ち等を抑制する効果が高い。有機繊維としては、特に150℃程度では溶融しないものが好ましい。
有機繊維シート(有機繊維の織布又は不織布)の目付は特に限定されないが、通常5〜300g/m、好ましくは8〜200g/m程度である。有機繊維シートの厚さも特に限定されないが、通常30〜1000μm、好ましくは50〜800μm程度である。
無機繊維としては、例えばロックウール、ガラス繊維、シリカ繊維、シリカ−アルミナ繊維、カーボン繊維、炭化珪素繊維等が挙げられる。また、鉄、銅等の金属細線も挙げられる。このような無機繊維は、熱により溶融せず、かつ補強材としても作用するため、炭化断熱層を確実に保持し、基材からのシートの脱落、ズレ落ち等を抑制する効果が高い。特に無機繊維が網目状に配列されている場合には、炭化断熱層をより強固に補強でき、基材からの脱落、ズレ落ち等を確実に防止又は抑制できる。
無機繊維の太さは特に限定されないが、通常0.01〜1.5mm、好ましくは0.05〜1mm程度である。無機繊維の太さとは、網目構造を形成する1本の太さのことであり、無機繊維1本又は2本以上からなる糸状の束の太さである。特に無機繊維が網目状に配列される場合には、無機繊維が2〜30mmの間隔で配列されているのが好ましい。
このような繊維質シートでも、特に有機繊維及び無機繊維を組み合せてなる複合シートであって、無機繊維が網目状に配列されており、無機繊維の少なくとも一方(片面)に有機繊維の織布又は不織布が積層され、無機繊維の網目の一部又は全部を有機繊維が塞いでいる構造のものが好ましい。このような構造では、無機繊維が網目状に配列することにより、炭化断熱層を確実に補強する効果が得られるとともに、有機繊維による溶融成分の吸収効果により、炭化断熱層の基材からの脱落、ズレ落ち等を防止又は抑制できる。また無機繊維の網目の一部又は全部を有機繊維が塞ぐことにより、無機繊維の網目構造が壊れにくくなるという効果も得られる。
繊維質層を有する発泡性耐火シートを用いる場合、特に、以下の少なくとも1つの施工方法を採用することが好ましい。
第1の方法は、繊維質層が接着剤又は粘着剤を介して基材に貼着されるように、前記シート層を形成する方法である。
第2の方法は、繊維質層がシート層の最外層となるように、前記シート層を形成する方法である。
例えば、図4には、繊維質層を有する発泡性耐火シートを用いる施工例を示す。片面に繊維質層5(破線部)を有する発泡性耐火シート2を用い、繊維質層5が基材1に接するように発泡性耐火シートを配置して第1層を形成する。次いで、片面に繊維質層5(破線部)を有する発泡性耐火シートを第1層の上から積層する。図4では、第2層の繊維質層5(破線部)が第1層に接触するように配置されているが、繊維質層が発泡性耐火塗料4に塗布されるように第2層を配置しても良い。
また、図5では、第2層として、繊維質層を有しない発泡性耐火シートが使用されているほかは、図4と同様の発泡性耐火層を形成した施工例を示す。かかる態様も本発明に包含される。
図6には、第1層及び第2層として、いずれも繊維質層を有する発泡性耐火シートを用いる施工例である。特に、図6の態様では、第1層の発泡性耐火シート2の繊維質層5(破線部)は基材1と接触している。第2層の発泡性耐火シート2の繊維質層5(破線部)は、シート層の最外部になるように配置される。すなわち、第2層の繊維質層は、発泡性耐火塗料4により被覆される。かかる態様では、発泡性耐火塗料4のシート層への密着性を高めることができるとともに、火災時における発泡炭化層の脱落を確実に防止でき、優れた耐火性能が得られる。
図7には、片面に繊維質層5を有する発泡性耐火シートを用いて3層からなるシート層を形成した例を示す。図7に示すように、第1層及び第2層では、繊維質層5が基材側(内側)になるように発泡性耐火シート2を配置する。第3層は、繊維質層5(破線部)が基材と反対側になるように、最外層としての発泡性耐火シート2を配置する。次いで、最外層に発泡性耐火塗料4を塗布する。このとき、最外層の突き合わせ部に少なくとも発泡性耐火塗料が付与されるように施工する。図7では、第2層の発泡性耐火シートの繊維質層5は基材側に向いているが、繊維質層5が基材と反対側を向くように発泡性耐火シート(第2層)を配置しても良い。
第2工程
第2工程では、少なくとも前記の突き合わせ部に発泡性耐火塗料を付与できるように、シート層に発泡性耐火塗料を塗布する。
図3及び図4に示すように、シート層の突き合わせ部(シート層が多層からなる場合は最外層の突き合わせ部)を含む領域に発泡性耐火塗料を付与する。上記突き合わせ部に発泡性耐火塗料が付与される限りは、シート層の実質的に全面又は一部に発泡性耐火塗料を付与しても良い。
(発泡性耐火塗料)
本発明で使用する発泡性耐火塗料は、その形成塗膜が、火災等により周辺温度が所定の発泡温度に達すると発泡し、炭化断熱層を形成するものであれば特に限定されない。発泡性耐火塗料の種類は、適用部位、基材の材質等に応じて適宜選択でき、また必要に応じて、公知のもの又は市販品が使用できる。好適な発泡性耐火塗料としては、例えば特開平7−276552号公報に記載のものが挙げられる。特開平7−276552号公報には、固形分換算で、バインダー100重量部に対して、難燃剤200〜600重量部、発泡剤40〜150重量部、炭化剤40〜150重量部及び充填剤50〜160重量部を組み合せて構成される発泡性耐火塗料が開示されている。
発泡性耐火塗料の付与(塗装)は、前記のとおり、発泡性耐火シートの表面及び突き合わせ部を含む面に対して行う。このようにシートの突き合わせ部に発泡性耐火塗料を塗布することにより、シート突き合わせ部から基材が露出する状態を回避することができ、火災等の高温時における基材の物理的強度低下を確実に抑制できる。また、シートの突き合わせ部にパテ、シーリング材等により継ぎ目処理をした場合において、火災時等にパテ、シーリング材等に亀裂、割れ等が発生しても基材が露出しないため、耐火性能の低下を確実に抑制できる。湾曲面を有する基材に積層した場合にも、同様に基材の露出を防止できるため、優れた耐火性能を付与することができる。
発泡性耐火塗料の塗装においては、スプレーガン、エアレススプレーガン、圧送機等による吹付塗装、コテ塗り、刷毛塗り、ローラー塗り等を採用することができる。塗装時には、希釈溶剤で粘性を適宜調整することもできる。
発泡性耐火塗料による形成塗膜の厚みは、発泡性耐火層の性能、適用部位等に応じて適宜設定できるが、通常0.1〜3mm、好ましくは0.3〜2mm程度である。発泡性耐火塗料の塗装においては、塗膜が所定の厚みとなるように重ね塗りを行うこともできる。
発泡性耐火塗料による形成塗膜の発泡開始温度は特に限定されないが、発泡性耐火シートの発泡開始温度より低く設定することにより、耐火性能を高めることもできる。
(化粧層)
発泡性耐火塗料を塗付積層した後、必要に応じて化粧層を設けることができる。化粧層の形成により、美観性を付与することができ、発泡性耐火層の耐久性を高めることもできる。化粧層は、公知の施工方法で形成すれば良い。例えば、各種塗料を塗装する方法、化粧フィルム、化粧シート等を積層する方法等によって施工することができる。
(上塗層)
また、上記化粧層の保護を主目的として、さらにクリヤー塗料を塗付して上塗層を形成することもできる。クリヤー塗料としては特に限定されず、公知のもの又は市販品を使用できる。例えば、アクリル樹脂系、ウレタン樹脂系、エポキシ樹脂系、アクリルシリコン樹脂系、フッ素樹脂系等の塗料が使用できる。クリヤー塗料は、艶消しタイプ又は艶有りタイプのいずれでも良い。クリヤー塗料の塗装方法は、公知の方法に従えば良く、例えば、吹付塗装、刷毛塗り、ローラー塗り等の塗装方法により実施できる。
以下に実施例及び比較例を示し、本発明の特徴をより明確にする。但し、本発明は、実施例に限定されるものではない。
(発泡性耐火シートの製造)
(1)発泡性耐火シートA
アクリル樹脂100重量部、メラミン75重量部、ジペンタエリスリトール75重量部、ポリリン酸アンモニウム370重量部、酸化チタン105重量部を含む原料混合物をニーダーにて十分に混練した。その後、混練物を繊維質シートとともに、カレンダーロールで圧延することにより、膜厚2mmの発泡性耐火シートAを作製した。
なお、上記繊維質シートとしては、ガラスメッシュ(太さ0.18mm、網目の間隔10mm×10mm)にポリエステル繊維の不織布が積層されたものを使用した。
(2)発泡性耐火シートB
アクリル樹脂100重量部、メラミン75重量部、ジペンタエリスリトール75重量部、ポリリン酸アンモニウム370重量部、酸化チタン105重量部を含む原料混合物をニーダーにて十分に混練した。その後、混練物をカレンダーロールで圧延することにより、膜厚2mmの発泡性耐火シートBを作製した。
(3)発泡性耐火シートC
アクリル樹脂100重量部、メラミン75重量部、ジペンタエリスリトール75重量部、ポリリン酸アンモニウム370重量部、酸化チタン105重量部を含む原料混合物をニーダーにて十分に混練した。その後、混練物を繊維質シートとともにカレンダーロールで圧延することにより、膜厚1.5mmの発泡性耐火シートCを作製した。
なお、上記繊維質シートとしては、ガラスメッシュ(太さ0.18mm、網目の間隔10mm×10mm)にポリエステル繊維の不織布が積層されたものを使用した。
(4)発泡性耐火シートD
アクリル樹脂100重量部、メラミン75重量部、ジペンタエリスリトール75重量部、ポリリン酸アンモニウム370重量部、酸化チタン105重量部を含む原料混合物をニーダーにて十分に混練した。その後、混練物をカレンダーロールで圧延することにより、膜厚4mmの発泡性耐火シートDを作製した。
(発泡性耐火塗料の製造)
混合攪拌タンクに、アクリル樹脂溶液(固形分40重量%)250重量部と、希釈溶剤90重量部を投入した後、これをディゾルバーで混合攪拌した。次いで、メラミン100重量部、ジペンタエリスリトール100重量部、ポリリン酸アンモニウム400重量部、及び酸化チタン120重量部を投入し、均一となるまで攪拌して、発泡性耐火塗料Aを作製した。
[I.試験例1]
比較例1)
基材として、錆止め塗装された角鋼管(断面150mm×150mm、厚み9mm、長さ1200mm)を用いた。この基材にアクリル樹脂粘着剤をローラーにて全面塗付した後、上記方法により得た発泡性耐火シートA3枚を、図2に示されるように、シート端部どうしの突き合わせ部分の目地幅が2mmとなるように貼着した。このとき、発泡性耐火シートAは、繊維質シート側の面が基材に接するように貼着した。また、突き合わせ部の目地には、湿気硬化型ウレタン系シーリング材をへらで充填した。
次いで、発泡性耐火シートAを貼着した外周面全面(突き合わせ部を含む)に、発泡性耐火塗料Aを乾燥膜厚が0.5mmとなるように刷毛塗りし、7日間養生乾燥した。
以上の方法によって作製した試験体について、加熱試験を行った。加熱試験は、建築構造物の耐火試験方法JIS A1304の「4.加熱等級;付図1」に規定する標準曲線に基づいて、電気炉で60分加熱することにより実施した。
加熱試験後、試験体の外観、発泡倍率及び基材温度を評価した。外観、発泡倍率、基材温度の評価結果を表1に示す。
これらの評価方法及び評価基準は、以下の通りにした。
加熱後の外観
加熱後の外観(亀裂、割れ、脱落等の発生の有無)を目視にて確認した。評価は、全く異常がなかったものを「◎」、著しい異常が認められたものを「×」とする4段階(◎>○>△>×)で評価した。
発泡倍率
加熱後の発泡炭化層の厚みを測定し、初期厚みに対する発泡倍率を算出した。
基材温度
加熱中の基材温度測定データからその最高値を確認した。評価基準は、
◎:550℃未満
○:550℃以上600℃未満
△:600℃以上650℃未満
×:650℃以上
とした。
Figure 0004549385
脱落・ズレ試験
225mm×450mm×1.6mmの鉄板を用意し、鉄板の上端から150mmまでアクリル樹脂粘着剤をローラーで塗付し、鉄板の上端から150mmまでを覆うように発泡性耐火シートAを貼着した。さらに、そのシートA表面に、発泡性耐火塗料Aを乾燥膜厚が0.5mmとなるように刷毛塗りし、7日間養生乾燥した。
上記方法によって得られた試験体の表面を、プロパンガスバーナーの炎(約1000℃)で約5分間加熱し、加熱による脱落及びズレを目視にて確認した。その結果、特に異常はみられなかった。
比較例2)
発泡性耐火シートとして発泡性耐火シートBを用いたほかは、比較例1と同様にして試験体を作製し、加熱試験を行った。
[II.試験例2]
比較例3)
基材として、錆止め塗装された角鋼管(断面350mm×350mm、厚み19mm、長さ1200mm)を用いた。この基材にアクリル樹脂粘着剤をローラーにて全面塗付した後、上記方法により得た発泡性耐火シートD3枚を、図3に示されるように、シート端部どうしを突き合わせて貼着した。
次いで、発泡性耐火シートDを貼着した外周面全面(突き合わせ部を含む)に、発泡性耐火塗料Aを乾燥膜厚が1mmとなるように刷毛塗りし、7日間養生乾燥した。
以上の方法によって作製した試験体について、加熱試験を行った。加熱試験は、建築構造物の耐火試験方法JIS A1304の「4.加熱等級;付図1」に規定する標準曲線に基づいて、電気炉で180分加熱することにより実施した。
加熱試験後、試験体の外観、発泡倍率及び基材温度を評価した。外観、発泡倍率、基材温度の評価結果を表2に示す。これらの評価方法及び評価基準は以下のとおりである。
加熱後の外観
加熱後の外観(亀裂、割れ、脱落等の発生の有無)を目視にて確認した。評価は、全く異常がなかったものを「◎」、著しい異常が認められたものを「×」とする4段階(◎>○>△>×)で評価した。
発泡倍率
加熱後の発泡炭化層の厚みを測定し、初期厚みに対する発泡倍率を算出した。
基材温度
加熱中の基材温度測定データからその最高値を確認した。評価基準は、
◎:550℃未満
○:550℃以上600℃未満
△:600℃以上650℃未満
×:650℃以上
とした。
Figure 0004549385
比較例4)
基材として、錆止め塗装された角鋼管(断面350mm×350mm、厚み19mm、長さ1200mm)を用いた。この基材にアクリル樹脂粘着剤をローラーにて全面塗付した後、上記方法により得た発泡性耐火シートA3枚を、図4に示されるように、シート端部どうしを突き合わせて貼着した。このとき、発泡性耐火シートAは、繊維質シート側の面が基材に接するように貼着した。
次いで、発泡性耐火シートAの外周面にアクリル樹脂粘着剤をローラーで全面塗付後、発泡性耐火シートA3枚を、図4に示されるように、シート端部どうしを突き合わせることにより貼着した。図4に示されるように、外層シートは内層シートのシート突き合わせ部を跨ぐようにして貼着した。また、繊維質シート側の面が内側となるように貼着した。
さらに、外層シートの外周面全面(突き合わせ部を含む)に、発泡性耐火塗料Aを乾燥膜厚が1mmとなるように刷毛塗りし、7日間養生乾燥した。
以上の方法によって作製した試験体について、比較例3と同様に加熱試験を行った。その結果を表2に示す。
比較例5)
基材として、錆止め塗装された角鋼管(断面350mm×350mm、厚み19mm、長さ1200mm)を用いた。この基材にアクリル樹脂粘着剤をローラーにて全面塗付した後、上記方法により得た発泡性耐火シートA3枚を、図5に示されるように、シート端部どうしを突き合わせて貼着した。このとき、発泡性耐火シートAは、繊維質シート側の面が基材に接するように貼着した。
次いで、発泡性耐火シートAの外周面にアクリル樹脂粘着剤をローラーで全面塗付後、発泡性耐火シートB3枚を、図5に示されるように、シート端部どうしを突き合わせることにより貼着した。図5に示されるように、外層シートは内層シートのシート突き合わせ部を跨ぐようにして貼着した。
さらに、外層シートの外周面全面(突き合わせ部を含む)に、発泡性耐火塗料Aを乾燥膜厚が1mmとなるように刷毛塗りし、7日間養生乾燥した。
以上の方法によって作製した試験体について、比較例3と同様に加熱試験を行った。その結果を表2に示す。
(実施例
基材として、錆止め塗装された角鋼管(断面350mm×350mm、厚み19mm、長さ1200mm)を用いた。この基材にアクリル樹脂粘着剤をローラーにて全面塗付した後、上記方法により得た発泡性耐火シートA3枚を、図6に示されるように、シート端部どうしを突き合わせて貼着した。このとき、発泡性耐火シートAは、繊維質シート側の面が基材に接するように貼着した。
次いで、発泡性耐火シートAの外周面にアクリル樹脂粘着剤をローラーで全面塗付後、発泡性耐火シートA3枚を、図6に示されるように、シート端部どうしを突き合わせることにより貼着した。ここで、発泡性耐火シートAは、繊維質シート側の面が外側となるように貼着した。また、図6に示されるように、外層シートは内層シートのシート突き合わせ部を跨ぐようにして貼着した。
さらに、外層シートの外周面全面(突き合わせ部を含む)に、発泡性耐火塗料Aを乾燥膜厚が1mmとなるように刷毛塗りし、7日間養生乾燥した。
以上の方法によって作製した試験体について、比較例3と同様に加熱試験を行った。その結果を表2に示す。実施例では、加熱後の外観においても全く異常は認められず、より優れた結果を得ることができた。
(実施例
基材として、錆止め塗装された角鋼管(断面350mm×350mm、厚み19mm、長さ1200mm)を用いた。この基材にアクリル樹脂粘着剤をローラーにて全面塗付した後、上記方法により得た発泡性耐火シートC3枚を、図7に示されるように、シート端部どうしを突き合わせて貼着した。このとき、発泡性耐火シートCは、繊維質シート側の面が基材に接するように貼着した。
次いで、発泡性耐火シートCの外周面にアクリル樹脂粘着剤をローラーで全面塗付後、発泡性耐火シートC3枚を、図7に示されるように、シート端部どうしを突き合わせることにより貼着した。ここで、発泡性耐火シートCは、繊維質シート側の面が内側となるように貼着した。また、図7に示されるように、この工程における発泡性耐火シートC(中間層シート)は内層シートのシート突き合わせ部を跨ぐようにして貼着した。
次いで、中間層シートの外周面にアクリル樹脂粘着剤をローラーで全面塗付後、発泡性耐火シートC3枚を、図7に示されるように、シート端部どうしを突き合わせることにより貼着した。ここで、発泡性耐火シートCは、繊維質シート側の面が外側となるように貼着した。また、図7に示されるように、この工程における発泡性耐火シートC(外層シート)は中間層シートのシート突き合わせ部を跨ぐようにして貼着した。
さらに、外層シートの外周面全面(突き合わせ部を含む)に、発泡性耐火塗料Aを乾燥膜厚が0.5mmとなるように刷毛塗りし、7日間養生乾燥した。
以上の方法によって作製した試験体について、比較例3と同様に加熱試験を行った。その結果を表2に示す。実施例では、加熱後の外観においても全く異常は認められず、より優れた結果を得ることができた。
(比較例
基材として、錆止め塗装された角鋼管(断面350mm×350mm、厚み19mm、長さ1200mm)を用いた。この基材の外周面全面に、発泡性耐火塗料Aを乾燥膜厚が5mmとなるように刷毛で重ね塗りした後、7日間養生乾燥した。
以上の方法によって作製した試験体について、比較例3と同様に加熱試験を行った。その結果を表2に示す。比較例では、満足な結果が得られなかった。
シート内部に応力が生じて、継ぎ目部分のパテ、シーリング材等が両側のシートに引っ張られ、亀裂、割れ等が生じていることを示す模式図である。 比較例1及び2で作製した試験体の断面図である。 比較例1〜3で作製した試験体の断面図である。 比較例4で作製した試験体の断面図である。 比較例5で作製した試験体の断面図である。 実施例で作製した試験体の断面図である。 実施例で作製した試験体の断面図である。
符号の説明
1:基材
2:発泡性耐火シート
3:パテ又はシーリング材
4:発泡性耐火塗料
5:繊維質シート

Claims (11)

  1. 発泡性耐火層を形成する方法であって、
    (1)1又は2以上の発泡性耐火シートを用い、前記シートの末端部どうしを突き合わせながら、単層又は多層からなるシート層を基材上に形成する第1工程であって、前記発泡性耐火シートとしてその片面又は両面に繊維質層を有するシートを用い、前記繊維質層がシート層の最外層となるように、前記シート層を形成する第1工程
    (2)少なくとも前記の突き合わせ部に発泡性耐火塗料を付与できるように、シート層全面に発泡性耐火塗料を塗布する第2工程、
    を含む発泡性耐火層の形成方法。
  2. 前記発泡性耐火シートとして
    (1)前記シート層が単層である場合には、前記発泡性耐火シートとしてその両面に繊維質層を有するシートを用い、
    (2)前記シート層が多層である場合には、前記発泡性耐火シートとしてその片面又は両面に繊維質層を有するシートを用い、
    繊維質層がシート層の最外層となるとともに、且つ、繊維質層が接着剤又は粘着剤を介して基材に貼着されるように、前記シート層を形成する、請求項1に記載の発泡性耐火層の形成方法。
  3. 前記シート層が2層以上からなる、請求項1に記載の発泡性耐火層の形成方法。
  4. 前記の突き合わせ部をその上層にある発泡性耐火シートが跨ぐように、発泡性耐火シートを積層する、請求項に記載の発泡性耐火層の形成方法。
  5. 前記シート層を構成する各層の厚みが0.5〜4mmである、請求項に記載の発泡性耐火層の形成方法。
  6. 前記シート層の厚みが0.5〜7mmである、請求項1に記載の発泡性耐火層の形成方法。
  7. 発泡性耐火シートが、バインダー、難燃剤、発泡剤、炭化剤及び充填剤を含む、請求項1に記載の発泡性耐火層の形成方法。
  8. 発泡性耐火塗料が、バインダー、難燃剤、発泡剤、炭化剤及び充填剤を含む、請求項1に記載の発泡性耐火層の形成方法。
  9. 基材が、湾曲面及び屈曲部の少なくとも1種を含む、請求項1に記載の発泡性耐火層の形成方法。
  10. 湾曲面及び屈曲部の少なくとも1種を含む基材が、角鋼管、丸鋼管及びH型鋼の少なくとも1種である、請求項に記載の発泡性耐火層の形成方法。
  11. 少なくとも湾曲面及び/又は屈曲部を含む領域に第1工程及び第2工程を施す、請求項に記載の発泡性耐火層の形成方法。
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