JP4548899B2 - 印刷機用ステップ及びこれを用いたタワー型印刷機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、作業員の背丈より高い作業空間を有する印刷機において、この作業空間内で背丈より高い位置に対する作業を行う際に用いる印刷機用ステップ及びこれを用いたタワー型印刷機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
タワー型印刷機、あるいは大型のBB型(両面印刷型)のオフセット輪転印刷機は、胴やインキローラの配列などによりユニット高さが必然的に高くなり、ユニット高さが作業員の背丈より大きくなり、4mを越える場合もある。
【0003】
このため、高所部のインキ供給やインキ装置等の調整、メンテナンスなどを行うため、印刷機の高さ方向の中間に、この印刷機を囲むようにして水平方向全面にステップを設け、印刷機全体を2階建てに見立てて、階段を昇降し、高所と低所とに分けて作業していた。一方、この印刷機の高さが2〜3mである場合では、このような固定式のステップを設けることは返って作業の障害となるため、印刷機の高さ方向の中間に跳ね上げ式のステップを設けるなどしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この跳ね上げ式のステップの場合、作業時や、跳ね上げ格納時に、ステップ上のゴミや異物が機内や製品上に落ち、印刷品質を落としてしまうという可能性があった。また、格納されたステップが、作業を妨げる場所に位置することもあり、作業性のよいステップが望まれていた。
【0005】
本発明は上記のことにかんがみなされたもので、作業空間に対して基台側に格納可能にして、この格納時にステップ上のゴミや異物が製品や機内に落ちることがないようにした印刷機用ステップ及びこれを用いたタワー型印刷機を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る印刷機用ステップは、ステップ板を印刷機の基台より低い位置から所定の高さに昇降可能にしてパンタグラフ機構を用いた昇降手段に支持して設けた印刷用ステップにおいて、上記パンタグラフ機構が、ステップ板の下側四隅部に、中間をピン結合してX状にした2本のリンクからなるX状リンクを前後方向に回動するように配置し、各X状リンクの一方のリンクの下端を、印刷機の基台より低い位置に設けた支持台の前後方向の端部にピン結合すると共に、上端をステップ板の下面に沿って前後方向に移動可能に係合し、各X状リンクの他方のリンクの上端をステップ板の前後方向の端部にピン結合すると共に、下端を支持台の上面に沿って前後方向に移動可能に係合し、上記4組のX状リンクの下端が支持台側にピン結合されている方のリンクの中間部に、基端を支持台に連結して前後方向に設けられ、伸縮可能にした伸縮ステーの先端を連結し、さらに、このパンタグラフ機構の左右のそれぞれの前後方向に対向するX状リンクの下部が、支持台に沿って前後方向に移動するリンクの下端部を支持台の前後方向端部に設けたプーリに巻き掛けたループワイヤにて連結した構成になっている。
そして上記伸縮ステーを、伸長してから短縮方向に力を加えることによりロックされ、このロック状態から少し伸長してから短縮方向に力を加えることにより短縮動作するようにした構成にした。
【0007】
また、上記構成の印刷機用ステップにおいて、ステップ板に補助ステップ板を、補助パンタグラフ機構等の補助昇降手段を介してステップ板より上方へ昇降可能に設けた構成になっている。
また、構成の印刷機ステップにおいて、ステップ板の前側で、かつ左右の一方の端部にフックを有するレバーを前後方向に回動可能に設け、印刷機の手前側のフレームに、上記ステップ板が所定の高さまで上昇した状態で、手前側へ回動した上記レバーのフックが係脱可能に係合する結合ピンを設けた構成になっている。
さらに、複数の印刷ユニットを上下方向に設け、各印刷ユニットのブラケット胴と版胴を支持する固定フレームに対して、各印刷ユニットのインキ装置を支持する移動フレームを上記固定フレームに対して移動可能にしてなるタワー型印刷機において、上記移動フレームを移動したときにあけられる移動フレームの移動方向両側の空間内に、請求項1〜4のいずれか1項記載の印刷用ステップを配置した構成にした。
【0008】
【作 用】
ステップ板はこれを下降した状態で基台内に収納される。そして、この状態からステップ板を上昇することにより、このステップ板が所定の高さとなり、作業員はこのステップ板上に乗って高所の作業を行う。
【0009】
そしてステップ板を上昇させた状態で、このステップ板より補助ステップ板がさらに上昇される。これによりこの補助ステップ板上に乗ることによりさらに高い個所での作業を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図中1は本発明を適用しようとする印刷機の一例である両面印刷型で、かつタワー型の印刷機であり、この印刷機1には、両面印刷ユニット2a,2b,2c,2dが上下方向に配置されている。そしてこの各両面印刷ユニット2a〜2dは互いに対接するブランケット胴3a,3b、各ブランケット胴3a,3bに転接する版胴4a,4b、各版胴4a,4bに転接するインキ着けローラ5を含むインキユニット6a,6bとからなっている。この各両面印刷ユニット2a〜2dはブランケット胴3a,3bの対向部である連続紙7の走行経路に対して左右対称になっている。
【0011】
8はタワー型オフセット輪転機1の基台である。各両面印刷ユニット2a〜2dのブラケット胴3a,3b及び版胴4a,4bの印刷胴部は基端を上記基台8に一体状に結合して前後に離間して設けた固定フレーム9に支持されている。
【0012】
上記各両面印刷ユニット2a〜2dのそれぞれの左側のインキ装置6aは上記固定フレーム9に対して接離方向(左右方向)に移動可能にして基台8上に載置された左側の移動フレーム10aに支持されている。また右側のインキユニット6bは同様に固定フレーム9に対して接離方向(左右方向)に移動可能にして基台8上に載置された右側の移動フレーム10bに支持されている。そして各移動フレーム10a,10bを固定フレーム9方向への移動端まで移動した状態で各インキユニット6a,6bのインキ着けローラ5が各版胴4a,4bに転接するようになっている。
【0013】
基台8の左右方向(長手方向)の両端に左右の支柱11a,11bが基台8に固着して立設されている。この各支柱11a,11bと固定フレーム9側へ移動した各移動フレーム10a,10bとの間に作業員が入り込むに十分な第1空間12,12があけられている。そして各移動フレーム10a,10bはこの空間12内で移動するようになっており、この両移動フレーム10a,10bを固定フレーム9から離れる方向に移動することにより両フレーム間に第2空間12a,12aがあけられるようになっている。
【0014】
固定フレーム9の上部と左右の各支柱11a,11bの上部との間に左右の上部フレーム13a,13bがそれぞれの端部を固定フレーム9と各支柱11a,11bに固着して設けてある。移動フレーム10a,10bは上記基台8と上部フレーム13a,13bに案内されて移動されるようになっている。
【0015】
上記各移動フレーム10a,10bには移動装置14a,14bが設けてある。また固定フレーム9の両側と各移動フレーム10a,10bの対向部には両フレームを係脱可能に結合する結合装置15a,15bが上下部及び前後両側に設けてある。
【0016】
このような印刷機1では、インキユニット6a,6bの背後部からの各部分のメンテナンスは図1に示すように移動フレーム10a,10bを固定フレーム9側へ移動した状態で、作業員は第1空間12,12内に入り込んで行う。また、版胴部やインキユニットの前側部をメンテナンスする場合には図2に示すように移動フレーム10a,10bを固定フレーム9から離間する方向に移動し、このときに生じる第2空間12a,12a内に入り込んでこの作業を行う。
【0017】
このとき、この印刷機1の高さが作業員の背丈より高い場合には上記各空間12,12a内にステップを持ち込んで作業をしなければならない。
【0018】
本発明の実施の形態では、この第1・第2の空間12,12aのそれぞれの下部に折りたたみ可能にしたステップ20が、基台8内に格納可能に設けてある。
【0019】
上記ステップ20の構成の一例を図4から図9を参照して説明する。図中21,21は基台8の上面より下側で、かつ基台8の長手方向(左右方向)に離間して設けた支持台、22はこの支持台21,21にパンタグラフ機構23を介して昇降可能に支持されたステップ板である。パンタグラフ機構23によりステップ板22は基台8の上面より低い位置から所定の高さ間にわたって昇降されるようになっている。ステップ板22の前後方向の寸法は前後のフレームの内側寸法より小さくなっている。
【0020】
パンタグラフ機構23はステップ板22の四隅部のそれぞれに中間をピン結合してX状にした2本のリンク24a,24bからなる4組のX状リンク25a,25b,25c,25dを同一方向(前後方向)に回動するように設けた構成になっている。そしてこの各X状リンク25a〜25dの一方のリンク24aの下端が支持台21で、かつ支持台21の前後方向の端側にピン結合されており、他端がローラ26を介してステップ板22の下面に設けた溝に前後方向に移動可能に係合されている。また他方のリンク24bの上端がステップ板22で、かつステップ板22の前後方向の端側にピン結合されており、他端がローラ26を介して支持台21に設けた溝に前後方向に移動可能に係合されている。
【0021】
4組のX状リンク25a〜25dにおいて、前側に位置する左右のX状リンク25a,25bの左右の間隔に対して、後側に位置する左右のX状リンク25c,25dの左右の間隔が広くなっていて、後側のX状リンク25c,25dの間に前側のX状リンク25a,25bが入るようになっている。
【0022】
各X状リンク25a〜25dの下端が支持台21側にピン結合されている方のリンク24aの中間部に、前後方向に配置されていて、基端を支持台21に連結した伸縮ステー28の先端が連結されている。この伸縮ステー28は一般にワンタッチステーと呼ばれているもので、少し伸長してから短縮方向に力を加えることによりロックされ、このロック状態から少し伸長してから短縮方向に力を加えることにより短縮動作する公知のものであるのでその構成の詳細は省略する。
【0023】
ステップ板22の前側で、かつ左右の一方の端部にフック29を有するレバー30が回動可能に設けてあり、ステップ板22が所定位置まで上昇した状態でこのレバー30を手前側へ回動することにより、移動フレーム10aの前側のフレームの側面に設けた結合ピン31に係合してステップ板22をフレーム側にロックできるようになっている。なお、上記結合ピン31は移動フレーム10aを固定フレーム9側へ移動したときに、固定フレーム9の前側のフレームの側面に干渉しないようにするために、固定フレーム9の前側のフレームの側面に上記結合ピン31が入り込む穴が設けてある。
【0024】
ステップ板22には補助ステップ板32が設けてある。この補助ステップ板32はステップ板22に設けた開口穴33に嵌合する形状になっており、補助パンタグラフ機構34を介してステップ板22に対して、このステップ板22より上方へ向けて昇降可能になっている。
【0025】
補助パンタグラフ機構34は、下端をステップ板22の前側にピン結合した左右の前側リンク35a,35bと、下端をステップ板22の後側にピン結合した左右の後側リンク35c,35dとからなり、左右のそれぞれの前後のリンク35a,35c及び35b,35dをX状に交差し、交差部に一方のリンク35c,35dの長手方向に移動可能にしてピン結合した構成となっている。そして左右の前側リンク35a,35bの上端が補助ステップ板32の後端部にピン結合されており、また左右の後側リンク35c,35dの上端が、補助ステップ板32の下面に設けたフック36に、補助ステップ板32が所定の高さに上昇した状態で結合するようになっている。
【0026】
パンタグラフ機構23の左右のそれぞれの前後方向に対向する左側のX状リンク25aと25c、及び25bと25dの下側の支持台21の溝に沿って移動するローラ26,26を支持する軸26a,26aが、支持台21の前後方向端部に設けたプーリ37a,37bに巻き掛けたループワイヤ38に連結されている。
【0027】
上記構成におけるステップ20の作用を説明する。図4、図5はステップ板22及び補助ステップ板32を上昇した状態を示す。この状態で補助ステップ板32を下降するには、後側のリンク35c,35dの先端を補助ステップ板32のフック36から外す。これにより補助パンタグラフ34がたたまれて補助ステップ板32がステップ板22と同一平面状に格納される。このときの補助ステップ板32は補助パンタグラフ34あるいはステップ板22に設けた支持片(図示せず)にて支持される。
【0028】
次に図4に示す上昇状態にあるステップ板22を下降する作用を説明する。まずレバー30のフック31をフレーム側の結合ピン31から外す。ついで各伸縮ステー28を少し伸長後、それぞれを短縮する。これにより各X状リンク25a〜25dがたたまれる。このときの可動端側のローラ26はそれぞれ溝に沿って転動される。各X状リンク25a〜25dがたたまれた状態でのステップ板22は基台8の上面より下側に格納される。
【0029】
このとき、前後のX状リンク25a,25c及び25b,25dの下側の可動端(ローラ26)はループワイヤ38に連結されていることにより、各X状リンク25a〜25dのたたまれ速度は同一になり、ステップ板22は水平状態を保ったまま下降される。
【0030】
ステップ板22を上昇させる場合にはステップ板22を持ち上げ、各X状リンク25a〜25dを立てることにより行う。そして上昇端まで上昇して、各伸縮ステー28が伸長端まで伸長したときに、これを少し短縮動することにより、各伸縮ステー28がロックされて各X状リンク25a〜25dが固定され、ステップ板22の高さが固定される。
【0031】
ステップ板22の高さがさらに必要な場合には、ステップ板22から補助ステップ板32を取手部32aを持って持ち上げ、これを支持する補助パンタグラフ機構34の後側のリンク35c,35dの先端を補助ステップ板32のフック36に係合して補助ステップ板32を上昇状態に固定して用いる。
【0032】
上記したステップ板22を昇降する昇降機構はパンタグラフ機構23を手作動により昇降操作するようにした例を示したが、これは油圧シリンダやモータで回転するねじ等を用いて動力により昇降操作するようにしてもよい。また昇降機構はパンタグラフ機構に限るものではなく、ステップをねじや油圧シリンダを用いて昇降するようにした昇降機構を用いてもよい。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、印刷ユニットに隣接した作業空間において、不使用時には基台内に格納可能にしてステップを設置でき、このステップの不使用時にゴミや異物が製品や機内に落ちるのを防止できる。また、上記ステップの必要時には簡単な操作で所定の高さにセットすることができる。
そして本発明によれば、パンタグラフ機構を構成する4組のX状リンクの下端が支持台側にピン結合されている方のリンクの中間部に、基端を支持台に連結して前後方向に設けられ、伸縮可能にした伸縮ステーの先端を連結したことにより、この伸縮ステーの操作によりステップ板の高さの固定を行うことができる。
そして上記伸縮ステーを、伸長してから短縮方向に力を加えることによりロックされ、このロック状態から少し伸長してから短縮方向に力を加えることにより短縮動作するようにした構成にしたことにより、この伸縮ステーの操作をワンタッチ操作により行うことができる。
また、パンタグラフ機構の左右のそれぞれの前後方向に対向するX状リンクの下部が、支持台に沿って前後方向に移動するリンクの下端部を支持台の前後方向端部に設けたプーリに巻き掛けたループワイヤにて連結した構成になっていることにより、各X状リンクのたたまれ速度は同一になり、ステップ板は水平状態を保ったまま昇降動することができる。
【0034】
また本発明によれば、ステップ板が基台より低い位置から所定の高さにわたって昇降可能になっていることにより、印刷機を構成するインキユニット等を支持するフレームが基台上を移動するようになっている印刷機にあっては、このステップ板を基台より低い位置に格納することにより、上記フレームの移動に際してステップが邪魔になることがない。
【0035】
また、本発明に係る印刷機用ステップは基台より低い位置に格納可能であることにより、移動可能にしたフレームが通り過ぎた空間内において作業用のステップとして設けることができる。
そして本発明によれば、ステップ板の前側で、かつ左右の一方の端部にフックを有するレバーを前後方向に回動可能に設け、印刷機の手前側のフレームに、上記ステップ板が所定の高さまで上昇した状態で、手前側へ回動した上記レバーのフックが係脱可能に係合する結合ピンを設けたことにより、ステップ板を所定高さまで上昇した状態でレバーを回動して、これのフックをフレーム側の結合ピンに係合することにより、ステップ板をフレーム側にロックすることができる。
さらに上記構成の印刷機用ステップをタワー型印刷機の固定フレームに対して移動可能にした移動フレームの移動方向両側の空間内に設けたことにより、このタワー型印刷機の上記移動フレームの移動方向両側において印刷機用ステップを用いた作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るステップを用いた印刷機を示す正面図である。
【図2】図1に示す状態から移動フレームを移動した状態を示す正面図である。
【図3】図1に示す印刷機のフレーム構成を示す正面図である。
【図4】本発明に係るステップの実施の形態の一例を示す側面図である。
【図5】本発明に係るステップの実施の形態の一例を示す一部破断正面図である。
【図6】本発明に係るステップの実施の形態の一例を示す一部破断平面図である。
【図7】パンタグラフ機構を示す平面図である。
【図8】図5のA部の拡大図である。
【図9】図5のB部の拡大図である。
【符号の説明】
1…印刷機、2a,2b,2c,2d…両面印刷ユニット、3a,3b…ブランケット、4a,4b…版胴、5…インキ着けローラ、6a,6b…インキユニット、7…連続紙、8…基台、9…固定フレーム、10a,10b…移動フレーム、11a,11b…支柱、12,12a…空間、13a,13b…上部フレーム、14a,14b…移動装置、15a,15b…結合装置、20…ステップ、21…支持台、22…ステップ板、23…パンタグラフ機構、24a,24b…リンク、25a,25b,25c,25d…X状リンク、26…ローラ、28…伸縮ステー、29…フック、30…レバー、31…結合ピン、32…補助ステップ板、33…開口穴、34…補助パンタグラフ機構、35a,35b…前側リンク、35c,35d…後側リンク、36…フック、37a,37b…プーリ、38…ループワイヤ。
Claims (5)
- ステップ板を印刷機の基台より低い位置から所定の高さに昇降可能にしてパンタグラフ機構を用いた昇降手段に支持して設けた印刷用ステップにおいて、
上記パンタグラフ機構が、
ステップ板の下側四隅部に、中間をピン結合してX状にした2本のリンクからなるX状リンクを前後方向に回動するように配置し、各X状リンクの一方のリンクの下端を、印刷機の基台より低い位置に設けた支持台の前後方向の端部にピン結合すると共に、上端をステップ板の下面に沿って前後方向に移動可能に係合し、各X状リンクの他方のリンクの上端をステップ板の前後方向の端部にピン結合すると共に、下端を支持台の上面に沿って前後方向に移動可能に係合し、
上記4組のX状リンクの下端が支持台側にピン結合されている方のリンクの中間部に、基端を支持台に連結して前後方向に設けられ、伸縮可能にした伸縮ステーの先端を連結し、
さらに、このパンタグラフ機構の左右のそれぞれの前後方向に対向するX状リンクの下部が、支持台に沿って前後方向に移動するリンクの下端部を支持台の前後方向端部に設けたプーリに巻き掛けたループワイヤにて連結した構成になっている
ことを特徴とする印刷機用ステップ。 - 伸縮ステーを、伸長してから短縮方向に力を加えることによりロックされ、このロック状態から少し伸長してから短縮方向に力を加えることにより短縮動作するようにした構成にしたことを特徴とする請求項1記載の印刷機用ステップ。
- ステップ板に補助ステップ板を、補助パンタグラフ機構等の補助昇降手段を介してステップ板より上方へ昇降可能に設けたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項記載の印刷機用ステップ。
- ステップ板の前側で、かつ左右の一方の端部にフックを有するレバーを前後方向に回動可能に設け、印刷機の手前側のフレームに、上記ステップ板が所定の高さまで上昇した状態で、手前側へ回動した上記レバーのフックが係脱可能に係合する結合ピンを設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の印刷機用ステップ。
- 複数の印刷ユニットを上下方向に設け、各印刷ユニットのブラケット胴と版胴を支持する固定フレームに対して、各印刷ユニットのインキ装置を支持する移動フレームを上記固定フレームに対して移動可能にしてなるタワー型印刷機において、
上記移動フレームを移動したときにあけられる移動フレームの移動方向両側の空間内に、請求項1〜4のいずれか1項記載の印刷用ステップを配置した
ことを特徴とするタワー型印刷機。
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