JPH02251449A - 被印刷材料ウエブの位置を移動させるための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ウェブ輪転印刷機において被印刷材料ウェブ
の位置を少なくとも３つの異なる位置へ移動させるため
の装置に関する。

〔従来の技術〕

ＤＥ−０８第２７４１５９６号明細書から上記形式の装
置が公知である。公知装置に、鉛直方向のウェブ案内部
金偏えた新聞輪転機の印刷ユニットにおいて保守祭備作
業を行うために、通常はウェブによって覆われている印
刷機の範囲へ接近できるように、被印刷材料ウェブの位
置を移動させることができる。このために、被印刷材料
ウェブは作業プラットホームの位置及び印刷機の運転状
態とは関係なく、鉛直方向移動可能な作業プラットホー
ムの下方に配置されてこの作業プラットホームと共に移
動させられる２つの変向ローラのまわりに、常にＳ字状
に巻掛けられている。作業プラットホームに取付けられ
た第１の変向ローラヘラニブを貫通案内する中間底部の
上縁部と、印刷ユニットの前号に配置されかつウェブが
作業プラットホームに取付けられた第２の変向ローラか
ら繰出された後に到達する、定置の別の変向ローラとの
間に存在する高石の差の範囲内で、上記公知の作業プラ
ットホームは印刷機の運転時でもウェブの長さを変える
ことなく移動させられる。その結果、作業プラットホー
ムの持上げられた位置では印刷ユニットの下側の胴へ接
近することができるようになり、作業プラットホームの
引下げられた位置では上側の胴へ接近することができる
ようになる。

しかし上記公知の装置は、ウェブと接触しない水平方向
のウェブ案内部を複数の印刷ユニット間に備えた、タン
デム型ウェブ輪転印刷機では使用することができない。

というのも、上述したような高石の差があるだけでは、
ウェブの長さを変えずに作業プラットホーム全移動させ
ることが充分にできないからである。さらに上記装置で
は、作業プラットホームに取付けられた変向ローラのま
わりにループとしてＳ字状にウェブが案内されているの
で、タンデム型ウェブ輪転印刷機の２つの印刷ユニット
間に上記装置が配置されると、塗られたばかυの印刷イ
ンキは汚される危険性が大きい。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明の課題は、タンデム型ウェブ輪転印刷機において
も、印刷機内に被印刷材料ウェブが案内されているにも
かかわらず装備交換作業を行うためにすべての胴へ容易
に接近できるように、ウェブの位置を移動させるための
装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題は、本発明によればはじめに述べた装置におい
て、連続して配置された印刷ユニットと、ほぼ水平方向
のウェブ案内部とを備えたウェブ輪転印刷機において、
被印刷材料ウェブが第１の印刷ユニットの前方で及び／
又は２つの印刷ユニット間で、印刷機の運転時には中央
位置を占めながら、２つのウェブ押しのけ部材間をこれ
らの部材と接触せずに案内されており、両ウェブ押しの
け部材が、ゴム胴の胴抜きてれた状態では案内部に沿っ
て鉛直方向に上側位置又は下側位置へ移動可能であり、
下側位置においては、上記２つのウェブ押しのけ部材の
うちで上側のウェブ押しのけ部材上全通行可能であり、
両ウェブ押しのけ部材全中央位置から移動させるのに少
なくとも必要な長さのウェブを印刷機の運転時に蓄える
ウェブ蓄え部材が、上記両ウェブ押しのけ部材の前方に
配置されていることによって解決されている。

〔作用及び効果〕

本発明の有利な構成は、請求項２以下に記載した通りで
ある。

〔実施例〕

次に図示の実施例につき本発明を説明する。

第１図において、図示されていない巻取紙交換装置から
繰出された被印刷材料ウゴブ１が、。

引き込み機構３に設けられた複数の変向ロー２２を介し
て案内されている。引き込み機構３にはさらに、駆動さ
れる引張クローラ４と圧着ロー２５とが設けられている
。被印刷材料ウェブ１は引張クローン４の外周部の一部
に巻掛けられ、圧着ローラ５によって付加的に引張クロ
ーラ４に圧着される。そればより、ウェブを駆動てせる
のに必要な力が得られる。被印刷材料ウェブ１の走行方
向で見ると引張クローラ４に続いて、さらに複数の変向
ロー２２が設けられており、それらのうちで最後の変向
ローラが符号２ａによって示されている。引き込み機構
３の側壁において上方で最後の変向ローラ２ａの高さに
は、水平方向で剛性のアーム６が配置されており、さら
に別の変向ローラ７がこのアーム６の外側端部に支承さ
れている。

引き込み機構３の側壁においてアーム６の下方には旋回
レバー８が回転可能に支承されており、旋回ガイドロー
ラ９がこの旋回レバー８の外側端部に支持されている。

第１図では、旋回レバー８は下側最終位置を占めており
、かつ、引き込み機構３の側壁に旋回可能に支承された
ストップレバー１０によってこの位置に固定されている
。さらに上記旋回レバー８は、有利には空圧式で図示さ
れていない旋回装置により、ストップレバー１０の旋回
方向へ向がって約１５０°旋回させられて上側最終位置
へもたらされる（第６図）。

印刷機の運転時に、被印刷材料ウェブ１は最後の変向ロ
ーラ２ａから下方へ向かって案内てれ、次いで旋回ガイ
ドローラ９に下側から巻掛けられて再び上方へ向かい、
さらに変向ローラＴを介して案内される。このような印
刷機の運転時には、旋回がイドローラ９が変向ローラ２
ａ及び７の間でループ全形成しており、それによってこ
れらの変向ローラ２ａ、７と共にウェブ蓄え部材として
役立っている。

被印刷材料ウェブ１は、変向ローラ７から弓続き案内さ
れ、第１の印刷ユニット１４に設けられた２つのゴム胴
１２及び１３の間の挿入ヤヤツプ内へほぼ水平方向に案
内てれる。第１図による実施例では、被印刷材料ウェブ
１を上記ギャップ内へほぼ水平方向に案内するために、
引き込み機構３の側壁において上記変向ローラ７の下方
には変向ローラ１１が堅固に支承されていなげればなら
ない。変向ローラ１１は挿入ギャップとほぼ同じ高さに
位置しており、かつ変向ロー２７と挿入イヤツブとの高
さの差を被印刷材料ウェブ１に克服させている。第１図
による実施例では、印刷機全体において２つの被印刷材
料ウェブが処理されることにょうで、上記のような高さ
の差が著しく生じる。即ち、上記引き込み機構３は同じ
形式の引き込み機構３′上に配置されており、別の被印
刷材料ウェブ１′が被印刷材料ウェブ１エクも低い位置
で、上記印刷ユニツｌ−１４、１７の下方に位置する別
の印刷ユニットへ引き込み機構３′によって供給される
。このような構成は本発明を説明するために重要ではな
いので、第２の被印刷材料ウェブ１′ヲ案内するだめの
、上方の引き込み機構３に設けられたローラに相応した
複数のローラは、詳しく図示されていない。

第１の印刷ユニット１４には、２つの印刷機構がほぼ鉛
直方向で互いに上下に配置されている。これら印刷機構
のうちで下側印刷機構は、ゴム胴１２とゴム胴１２に胴
入れ可能な版胴１５と図示嘔れていないインキ装置及び
湿し装置とから形成されている。これと同様に上側印刷
機構は、ゴム胴１３とゴム胴１３に胴入れ可能な版胴１
６と図示されていないインキ装置及び湿し装置とから形
成されている。

印刷機の運転時に被印刷材料ウェブ１は、印刷ユニット
１４のゴム胴１２．１３間のギャップ内をゴム胴１２．
１３と接触せずに通過し、次いで、印刷ユニット１４と
隣合う印刷ユニット１７へ向かってほぼ水平方向に案内
される。

この印刷ユニット１７には、２つの印刷機構がほぼ鉛直
方向で互いに上下に配置されている。

これら印刷機構のうちで下側印刷機構は、ゴム胴１８と
版胴１９と図示されていないインキ装置及び湿し装置と
から形成されている。これと同様に上側印刷機構は、ゴ
ム胴２０と版胴２１と図示されていないインキ装置及び
湿し装置とから形成されている。

印刷ユニット１４及び１７間の自由室には、少なくとも
印刷ユニット１４．１７の側壁の高さと同じ高さを備え
た垂直な案内部２２が配置されている。

案内部２２が有利には印刷機の駆動側にのみ配置されて
いるので、印刷ユニット１４及び１７間の中間室には操
作側から自由に接近することができる１、互いに鉛直方
向の間隔を置いて上下に配置されながら有利には互いに
結合された２つのウェブ押しのけ部材２３．２６が案内
部２２に沿って一緒に鉛直方向に移動させられる。これ
らウェブ押しのけ部材２３．２６は被印刷材料ウェブ１
の走行方向に対してほぼ平行に延びており、かつ、不発
明の実施例では折曲げられて丸味をつけられた端部全有
する平らな薄板から形成されている。しかしウェブ押し
のけ部材は、例えば半円形に湾曲した薄板、もしくは被
印刷材料ウェブに対して横方向に延びる２つのロッド又
はローラから形成式れていてもよい。さらに上記ウェブ
押しのけ部材２３．２６は、案内部２２に沿って鉛直方
向に少なくとも３つの異なる位置へ移動させられて、各
位置で案内部２２に固定される。この場合、最も簡単に
は手によってウェブ押しのけ部材２３．２６を移動させ
ることができる。さらに第６図かられかるように、案内
部２２の上方には変向ローラ２４が設けられており、ロ
ーブ２７が変向ローラ２４ｆ：介して案内されており、
かつ、案内部２２の、ウェブ押しのけ部材２３．２６と
は反対側で、ウェブ押しのけ部材２３．２６とは逆方向
に運動可能でウェブ押しのけ部材２３゜２６と同じ重さ
の釣合いおもｖ２５と、ウェブ押しのけ部材２３．２６
とを結合させている。

それによって、ウェブ押しのけ部材２３．２６はより容
易に移動させられる。しかしウェブ押しのけ部材は、ク
ランク及びラックによって電動モータ式、空圧式又は液
圧式に高価な形式で移動させることもできる。

印刷機の運転時に、ウェブ押しのけ部材２３゜２６は中
央位置を占めている。この中央位置において被印刷材料
ウェブ１は、上側のウェブ押しのけ部材２３の下面と下
側のウェブ押しのけ部材２６の上面との間をこれら下面
及び上面と接触せずに水平方向に貫通案内されている。

第１図では、実線で示された中央位置に対して付加的に
、ウェブ押しのけ部材２３．２６の別の２つの位置が破
線で示されている。

下側位置２３ａにおいて上側のウェブ押しのけ部材２３
がその下面によって、少なくとも印刷機の操作側に支持
される。それによって、このウェブ押しのけ部材２３上
を通行することができる。この場合被印刷材對ウェブ１
は、上側のウェブ押しのけ部材２３の下方を走行してい
る。それによって運転を中断てれた印刷機においては、
印刷ユニツ）１４．１７に設けられた上側印刷機構の装
備交換及び保守整備作業を行うために、印刷ユニット１
４．１７間の中間室内へは問題なく立ち入ることができ
るようになる。

上側位［２３’ｂにおいて被印刷材料ウェブ１が、下側
のウェブ押しのけ部材２６」二に載置される。それによ
って、印刷ユニット１４．１７に設けられた下側印刷機
構の装備交換及び保守整備作業上行うために、印刷ユニ
ット１４゜１１間の中間室内へは問題なく立ち入ること
ができるようになる。

第２の印刷ユニット１７の後方に配置された装置は、案
内部１２２、上側のウェブ押しのけ部材１２３及び下側
のウェブ押しのけ部材１２６から形成されており、これ
らの部材の構成は、第１の印刷ユニット１４の後方に配
置された装置の部材２２．２３及び２６の構成に相応し
ている。有利には互いに結合された２つのウェブ押しの
け部材１２３．１２６は、この場合でも案内部１２２に
沿って一緒に、実線で示された中央位置と破線で示され
た下側位置１２３ａ及び上側位ｆｔ１２３ｂとへ移動さ
せられる。下側位置１２３ａでは、上側のウェブ押しの
け部材１２３上全通行することができる。従って、装備
交換及び保守整備するためには第２の印刷ユニット１７
へその裏側からも接近可能となる。

印刷機の運転時における中央位置から被印刷材料ウェブ
１の位ｔ’ｚ移動させるためには、第１図による実施例
で旋回ガイドローラ９と、隣合う２つの変向ローラ２ａ
及び７とから成る前方のウェブ蓄え部材によって、印刷
機の運転中断時にウェブ位置全移動させるのに必要な長
石のウェブを解放しなければならない。このためには、
まずゴム胴１２．１３を互いに胴抜き１１、次いでスト
ップレバ−１０’ａ＝旋回させ、でらに旋回レバー８を
上方へ向かって旋回させ、それによって、旋回ガイドレ
バー９の形成したウェブのループ全解放しなければなら
ない。ウェブに裂は目が発生すること？−７防するため
に、付加的に圧着ローラ５會引張クローラ４から胴抜き
し、かつ引張クローラ４の駆動を中断させることができ
る。

ウェブ押しのけ部材及びウェブ蓄え部材によって得られ
る、被印刷材料ウェブの種々異なる位置が、片面印刷機
を備えた第２の実施例に示す第２図〜第５図からより明
らかとなっている。

第２図において片面印刷機は、両面印刷用の通常の印刷
機構として使用されている。被印刷材料ウェブ３１が引
き込み機構３３内で複数の変向ローラ３２を介して案内
てれており、それらのうちで最後の変向ローラが符号３
２ａによって示されている。引き込み機構３３にはさら
に、第１の実施例に相応して引張９０−ラ及び圧着ロー
ラが設げられているが、これらは第２図には示てれてい
ない。引き込み機構３３の側壁において変向ローラ３２
ａとほぼ同じ高さの所には、水平方向のアーム３６が取
付けられておジ、別の変向ローラ３Ｔがこのアーム３６
の端部に支承されている。

引き込み機構３３の側壁においてアーム３６の下方には
、旋回Ｚｔレバー３８が回転可能に支承されており、旋
回ガイドローラ３９が旋回レバー３８の外側端部に支持
てれている。第２図では、旋回レバー３８は下側最終位
置を占めており、かつ、引き込み機構３３の側壁に回転
可能に支承されたストップレバー４０によってこの位置
に固定されている。さらに上記旋回レバー３８は、有利
には空圧式で図示されていない旋回装置により、ストッ
プレバー４０の旋回方向へ向かって約１５０°旋回させ
られて上側最終位置へもたらされる（第６図〜第５図）
。

印刷機の運転時に、被印刷材料ウェブ３１は最後の変向
ローラ３２ａから下方へ向かって案内され、次いで旋回
ガイドローラ３９に下側から巻掛けられて再び上方へ向
かい、さらに変向ローラ３７を介して案内される。この
ような印刷機の運転時には、旋回ガイドローラ３９が変
向ローラ３２ａ及び３７の間でループを形成しており、
それによってこれらの変向ローラ３２ａ、３γと共にウ
ェブ蓄え部材として役立っている。

被印刷材料ウェブ３１は上記変向ローラ３７から引続き
案内され、片面印刷機として形成された印刷ユニット４
４に設けられた２つのゴム胴４２及び４３間の挿入ギャ
ップ内へ水平方向に案内される。

印刷ユニット４４には、２つの印刷機構がほぼ鉛直方向
で互いに上下に配置されている。これら印刷機構のゴム
胴４２．４３は、これらの側方に配置された共通の対向
圧胴４１に胴入れ可能である。上記２つの印刷機構のう
ちで下側印刷機構は、♂ム胴４２と♂ム胴４２に胴入れ
可能な版胴４５と詳しくは図示されていないインキ装置
及び湿し装置とから形成されている。

これと同様に上側印刷機構は、ゴム胴４３とゴム胴４３
に胴入れ可能な版胴４６と詳しくは図示されていないイ
ンキ装置及び湿し装置とから形成されている。

印刷機の運転時に、被印刷材料ウェブ３１がゴム胴４２
．４３間のギャップ内を通過し、第２図による印刷形式
ではただウェブガイドローラとしてのみ使用される対向
圧胴４１を介してこの対向圧胴４１と接触せずにほぼ水
平方向で、図示されていない後続の印刷ユニットへ向か
って案内される。

引き込、み機構３３と第１の印刷ユニット４４との間の
自由室には、少なくともそれらの側壁の高さと同じ高さ
を備えた垂直な案内部５２が配置されている。この案内
部５２は、すでに第１の実施例及び第６図に示されたよ
うに有利には印刷機の駆動側にのみ配置さｎているので
、引き込み機構３３と第１の印刷ユニット１４との間の
室には、操作側から自由に接近することができる。

２つのウェブ押しのけ部材５３．５６が案内部５２に沿
って鉛直方向に移動可能であり、これらウェブ押しのけ
部材５３．５６の構成及び形状は、第１の実施例による
ウェブ押しのけ部材２３．２６の構成及び形状に相応し
ている。

事故を回避するために、ゴム胴４２．４３間の挿入ギャ
ップは上側及び下側の保護グリッド５Ｔもしくは５８に
よって保護さ詐ている。こｎら保護グリッド５７．５８
は、そｔぞれ被印刷材料ウェブ３１のすぐ近く１で接近
している。

第２図において両面印刷のために印刷ユニット４４が使
用されている場合には、被印刷材料ウェブ３１が、中央
位置で案内部５２に固定された上側のウェブ押しのけ部
材５３と下側のウェブ押しのけ部材５６との間へこれら
の部材と接触せずに貫通案内されている。この場合、例
えば下側印刷機構の版胴４５の印刷版を交換しようとす
るならば、被印刷材料ウェブ３１を以下のように移動さ
せて、上記下側印刷機構へ接近できるようにしなげれば
ならない。

第３図に示されたように、まずストップレバー４０が持
上げられる。次いで旋回レバー３８が上側最終位置へ旋
回させられる。それによって、印刷機の運転時に予め緊
張状態に保持された、被印刷材料ウェブ３１のループが
旋回ガイドローラ３９から解放される。今や被印刷材料
ウェブ３１は、緊締されずに下側のウェブ押しのけ部材
５６上に載置される。

第４因では、両ウェブ押しのけ部材５３゜５６が案内部
５２に沿２て上側位置へ移動させられており、かつその
位置に固定されている。

被印刷材料ウェブ３１は下側のウェブ押しのけ部材５６
によって連行され、このようにウェブが持上げられるさ
いには、旋回ガイドローラで ３９によって緊締嘔れ迦、ループとして予め蓄えられた
長さのウェブが使用される。下側印刷機構へ光分かつ確
実に接近するために、下側の保護グリッド５８が付加的
に上方へ向かって旋回させられる。

第５図では、被印刷材料ウェブ３１が緊締されていない
状態にある、第３図に示された位置から出発して、両ウ
ェブ押しのけ部材５３゜５６が下側位置へ移動させられ
ておジ、かつその位置に固定されている。この下側位置
では、上側のウェブ押しのけ部材５３はその下側に取付
けられた支持部材５９によって、少なくとも印刷機の操
作側において印刷機の支持棒上に支持されているか、又
は印刷機の基体上に直接に支持されている。その結果、
上記ウェブ押しのけ部材５３の上面上を通行することが
できるようになる。この場合、被印刷材料ウェブ３１が
ウェブ押しのけ部材５３の下方上走行しており、上側の
保護グリッド５７が下方へ向かって旋回しているので、
上側印刷機構へは問題なく接近することができる。

第２図に示された印刷位置へ被印刷材料ウェブ３１を戻
すために、上述した作業を逆の順序で行わなければなら
ない。即ち、１ず保護グリッド５７もしくは５８’に保
護位置へ押し広げ、次いでウェブ押しのけ部材５３．５
６全中央位竹へ移動させ、旋回レバー３８を下側最終位
置へ戻し旋回させてそこでストップレバー４０によって
固定しなげればならないのである。旋回レバー３８が下
方へ向かつ１旋回したさいにウェブに裂げ目が生じるの
を付加的に阻止するためには、第１の実施例について述
べたように圧着ローラを引張りローラから胴抜きし、引
張ジローラの駆動全停止させねばならない。従って、最
後にはこのような状態も再び元の状態に戻さなければな
らない。

第７図では、第２図〜第５図にすでに示された印刷ユニ
ット４４が、印刷版を急いで交換するために片面印刷機
として使用されている。このために、引き込み機構３３
から繰出された被印刷材料ウェブ３１′は最後の変向ロ
ーラ３２ａから下方へ向かって案内され、次いで、旋回
レバー３８の下側最終位置において旋回ガイドローラ３
９の外周部下側全案内される。さらに上記被印刷材料ウ
ェブ３１′は、下側位置を占める両ウェブ押しのけ部材
５３．５６間をこれらの部材に接触することなく貫通案
内され、ついには印刷ユニ；／　ト４４の下方において
上記印刷機構の設しナられた側とは反対側へ案内される
。さらにここから、被印刷材料ウェブ３１′は再び上方
へ向かって案内でれて対向圧胴４１に巻掛けられ、それ
によって、下側もしくは上側印刷機構のゴム胴４２もし
くは４３によって選択的に一色刷りされるか、又は同時
に二色刷りされる。

第７図において、ウェブ押しのけ部材５３は下側位置を
占めており、それによってこの部材上を通行することが
できる。このような状態のウェブ押しのけ部材５３の下
方をウェブは案内嘔れており、旋回ガイドローラ３９は
有利にはウェブガイドローラとして使用されている。そ
の結果、第７図による構成では装備交換又は保守整備作
業、特に印刷版の交換のために、どんな時でも上記２つ
の印刷ユニットへ自由に接近することができるようにな
っている。

旋回がイドローラ及び互いに隣接する複数の変向ローラ
から成る上述した装置だけがウェブ蓄え部材として適し
ているわけではない。所定の長さのウェブ含蓄えて、使
用される複数の案内部材の接近によってこのウェブを部
分的に解放する形式の装置も、原理上はウェブ蓄え部材
として適している。例えば、巻取紙父換時にウェブ走行
速度を一定に維持するために、巻取紙交換装置と引き込
み機構との間で使用されるウェブ蓄え装置が公知である
（１９７９年、ｌｌ１ｒａｎｋｆｕｒｔ　ａｍ　Ｍａｉ
ｎ、０ｓｋａｒ　Ｆｒｅｉ著「Ｒｏｌｌｅｎｏｆ：ｆｓ
ｅｔＪ６５ページ参照）。

ゴム胴は、ウェブ押しのけ部材の移動時には必ず胴抜き
され、ていなければならない。そ、１に対してこの胴の
主要駆動装置は、ウェブ押しのけ部材の移動時には加速
段階にあってもよいし、又は制動段階にあってもよい。

【図面の簡単な説明】 図面は、本発明による装置を２つの異なる印刷ユニット
に使用した場合の実施例を示すもので、 第１図はタンデム型ウェブ輪転印刷機における両面印刷
のだめの２つの印刷ユニットと１つの引き込み機構と本
発明による装置との概略図、第２図は引き込み機構の一
部と両面印刷を行う片面印刷ユニットと本発明による装
置との概略図、第６図は第２図による装置の旋回ガイド
ローラが上方へ旋回した状態を示す図、第４図は第６図
による装置のウェブ押しのけ部材が上方へ移動した状態
を示す図、第５図は第３図による装置のウェブ押しのけ
部材が下方へ移動した状態を示す図、第６図はウェブ押
しのけ部材と案内部との端面図、第７図は引き込み機構
の一部と選択的な片面印刷又は２色刷りの片面印刷全行
う片面印刷ユニットと本発明による装置との概略図であ
る。 １．１′・・・被印刷材料ウェブ、２．２ａ・・・変向
ローラ、３．３’・・・引き込み機構、４・・・引張ク
ローラ、５・・・圧着ローラ、６−・・アーム、７・・
・変向ローラ、８・・・旋回レバー　９・・・旋回ガイ
ドローラ、１０・・・ストップレバー　１１・・・変向
ローラ、１２．１３・・・ゴム胴、１４・・・印刷ユニ
ット、１５１６・・・版胴、１７・・・印刷ユニット、
１８゜２０・・・ゴム胴、１９．２１・・・版胴、２２
−・・案内部、２３・・・上側のウェブ押しのけ部材、
２３ａ・・・下側位置、２３ｂ・・・上側位置、２４・
・・変向ローラ、２５・・・釣合いおもり、２６・・・
下側のウェブ押しのけ部材、２７・・・ロープ、３１．
３１’・・・被印刷材料ウェブ、３２．３２ａ・・・変
向ローラ、３３・・・引き込み機構、３６・・・アーム
、３７・・・変向ローラ、３８・・・旋回レバー　３９
・・・旋回ガイドローラ、４０・・・ストップレバー　
４１・・・対向圧胴、４２．４３・・・ゴム胴、４４・
・・印刷ユニット、４５．４６・・・版胴、５２・・・
案内部、５３・・・上側のウェブ押しのけ部材、５６・
・・下側のウェブ押しのけ部材、５８・・・保護グリッ
ド、５９・・・支持部材、１２２・・・案内部、１２３
・・・上側のウェブ押しのけ部材、１２３ａ・・・下側
位置、１２３ｂ・・・上側位置、１２６・・・下側のウ
ェブ押しのけ部材。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ウェブ輪転印刷機において被印刷材料ウェブの位置
   を少なくとも３つの異なる位置へ移動させるための装置
   であつて、連続して配置された印刷ユニット（１４、１
   ７；４４）と、ほぼ水平方向のウェブ案内部とを備えた
   ウェブ輪転印刷機において、被印刷材料ウェブ（１、３
   １）が第１の印刷ユニット（１４；４４）の前方で及び
   ／又は２つの印刷ユニット（１４、１７）の間で、印刷
   機の運転時には中央位置を占めながら、２つのウェブ押
   しのけ部材（２３、２６；５３、５６；１２３、１２６
   ）間をこれらの部材と接触せずに案内されており、両ウ
   ェブ押しのけ部材（２３、２６；５３、５６；１２３、
   １２６）が、ゴム胴（１２、１３、１８、２０；４２、
   ４３）の胴抜きされた状態では案内部（２２；５２；１
   ２２）に沿つて鉛直方向に上側位置又は下側位置へ移動
   可能であり、下側位置においては、上記２つのウェブ押
   しのけ部材（２３、２６；５３、５６；１２３、１２６
   ）のうちで上側のウェブ押しのけ部材（２３；５３；１
   ２３）上を通行可能であり、両ウェブ押しのけ部材（２
   ３、２６；５３、５６；１２３、１２６）を中央位置か
   ら移動させるのに少なくとも必要な長さのウェブを印刷
   機の運転時に蓄えるウェブ蓄え部材が、上記両ウェブ押
   しのけ部材（２３、２６；５３、５６； １２３、１２６）の前方に配置されていることを特徴と
   する、被印刷材料ウェブの位置を移動させるための装置
   。 ２、案内部（２２；５２；１２２）が印刷機の駆動側に
   のみ配置されている、請求項１記載の装置。 ３、下側位置における上側のウェブ押しのけ部材（２３
   ；５３；１２３）がその下面によつて、案内部（２２；
   ５２；１２２）の配置された側とは反対の、印刷機の少
   なくとも操作側に支持されている、請求項２記載の装置
   。 ４、ウェブ押しのけ部材（２３、２６；５３、５６；１
   ２３、１２６）がそれぞれ、被印刷材料ウェブ（１、３
   １）の走行方向に延びかつ少なくとも端部に丸味をつけ
   られた案内薄板から形成されている、請求項１から３ま
   でのいずれか１項記載の装置。 ５、上記２つのウェブ押しのけ部材（２３、２６；５３
   、５６；１２３、１２６）が互いに結合されており、か
   つ一緒に移動可能である、請求項１から４までのいずれ
   か１項記載の装置。 ６　ウェブ蓄え部材が第１印刷ユニット （１４；４４）の前方に配置されている、請求項１から
   ５までのいずれか１項記載の装置。 ７、ウェブ蓄え部材が、印刷機のフレームに回転可能に
   支承された旋回レバー（８；３８）上に取付けられかつ
   第１の印刷ユニット （１４；４４）の前方に配置された１つの旋回ガイドロ
   ーラ（９；３９）と、印刷機のフレームに堅固に支承さ
   れた隣合う２つの変向ローラ（２ａ、７；３２ａ、３７
   ）とによつて形成されている、請求項１から６までのい
   ずれか１項記載の装置。 ８、第１の印刷ユニット（４４）が片面印刷ユニットと
   して形成されており、印刷機の片面印刷時に被印刷材料
   ウェブ（３１′）が、第１の印刷ユニット（４４）の前
   方において旋回ガイドローラ（３９）を介して下側位置
   を占める上記２つのウェブ押しのけ部材（５３、５６）
   間へ案内され、次いで上記印刷ユニット（４４）の下方
   を貫通案内されてこの印刷ユニット（４４）の対向圧胴
   （４１）へ供給される、請求項１から７までのいずれか
   １項記載の装置。