JP4548887B2 - 耐食性セラミック部材およびその製造方法 - Google Patents

耐食性セラミック部材およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4548887B2
JP4548887B2 JP37169099A JP37169099A JP4548887B2 JP 4548887 B2 JP4548887 B2 JP 4548887B2 JP 37169099 A JP37169099 A JP 37169099A JP 37169099 A JP37169099 A JP 37169099A JP 4548887 B2 JP4548887 B2 JP 4548887B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corrosion
corrosion resistance
sintered body
plasma
sample
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP37169099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001181042A (ja
Inventor
敏幸 濱田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP37169099A priority Critical patent/JP4548887B2/ja
Publication of JP2001181042A publication Critical patent/JP2001181042A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4548887B2 publication Critical patent/JP4548887B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体・液晶製造装置において、内壁材(チャンバー)マイクロ波導入窓シャワーヘッドフォーカスリングおよびシールドリング等をはじめとする半導体・液晶製造装置(エッチャーやCVD等)の中でも特に腐食性ガスまたはそのプラズマに対して高い耐食性を求められる部材に適用できるものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体製造におけるドライエッチングプロセスや成膜プロセスなどの各プロセスにおいて、プラズマを利用した技術が盛んに使われている。半導体の製造時におけるプラズマプロセスでは、特にエッチング、クリーニング用として、反応性の高いフッ素系塩素系等のハロゲン系腐食性ガスが多用されている。これら腐食性ガスおよびプラズマに接触する部材には、高い耐食性が要求される。従来より、被処理物以外でこれらの腐食性ガスおよびプラズマに接触する部材は、一般に石英ガラスやステンレス、アルミニウム等の耐食性金属が利用されていた。さらには、アルミナ焼結体や窒化アルミニウム焼結体、およびこれらセラミックス焼結体に炭化珪素等のセラミック膜を被覆したものが耐食性が優れるとして使用されていた(特公平5−53872号特開平3−217016号特開平8−91932号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来から用いられている石英ガラスやステンレスなどの金属を使用した部材ではプラズマ中の耐食性が不充分で消耗が激しく、特にフッ素系や塩素系プラズマに接すると接触面がエッチングされ、表面性状が変化したり、光透過性が必要とされる石英部材では、表面が次第に白く曇って透光性が低下したりする等の問題を生じていた。
【0004】
上記問題を解決するために、アルミナ焼結体や窒化アルミニウム焼結体、あるいは、カーボンや炭化珪素焼結体表面に炭化珪素等のセラミック膜を被覆したものが考案されている。しかしながら、石英ガラスや耐食性金属と比較するとハロゲン系腐食性ガスに対する耐食性は優れるものの、やはりプラズマと接すると腐食が徐々に進行して、セラミック焼結体の表面や結晶粒界からハロゲン化物が蒸発し消耗していく。これはプラズマで生成されるアルミニウム成分あるいはシリコン成分とハロゲン系ガスとのハロゲン化物の融点が低いためである。このため、さらに耐食性の高い材料が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、ハロゲン系腐食性ガスおよびそのプラズマに対する耐食性を具備するセラミック焼結体の具体的な構成について検討を重ねた結果、イットリアを主成分とする焼結体が、ハロゲン系腐食性ガスまたはそのプラズマと反応してハロゲン化物を生成したとしても融点が高く安定であることから耐食性に優れることを見出した。
【0006】
また、セラミック焼結体に、多数の気孔がある(相対密度が低い)と腐食を受けやすく、耐食性が大きく低下することを見出した。
【0007】
即ち、本発明は、フッ素系や塩素系等のハロゲン系腐食性ガスおよびそのプラズマに曝される部材に適用できる耐食性部材であって、イットリアを主成分とし、相対密度が95%以上であり、Zr,Si,CeおよびAlの少なくとも1種を3質量ppm以上かつそれぞれ2000質量ppm以下含有することを特徴とするものである
【0008】
また、本発明の耐食性部材の製造方法は、Yを主成分とし、ZrSiCeおよびAlの少なくとも1種を3質量ppm以上かつそれぞれ2000質量ppm以下含む原料を所定形状に成形した後、酸素濃度が50体積%以上の酸素雰囲気中で焼成することを特徴とするものである
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の耐食性セラミック部材は、ハロゲン系腐食性ガスあるいはそのプラズマに曝される部材であり、ハロゲン系腐食性ガスとしては、SF CF CHF ClF NF HF等のフッ素系ガス、Cl HClBCl CCl等の塩素系ガス、あるいはBr HBrBBr等の臭素系ガスなどがある。そして、これらのハロゲン系腐食性ガスが使用される雰囲気下でマイクロ波や高周波が導入されるとこれらのガスがプラズマ化されることになる。
【0010】
また、エッチング効果をより高めるために、ハロゲン系腐食性ガスとともに、Arなどの不活性ガスを導入してプラズマを発生させることもある。
【0011】
本発明は、これらのハロゲン系腐食性ガスまたはそのプラズマに曝される部材をイットリアを主成分とするセラミック焼結体としたものである。
【0012】
即ち、セラミック焼結体の主成分であるイットリアは、フッ素系ガスと反応すると主にYFを生成し、また、塩素系ガスと反応するとYClを生成するが、イットリアのハロゲン化物の融点(YF:1152℃、YCl:680℃)は、従来の石英ガラスあるいはアルミナ焼結体や窒化アルミニウム焼結体との反応により生成されるハロゲン化物の融点(SiF:−90℃SiCl:−70℃AlF:1040℃AlCl:178℃)より高いために、ハロゲン系腐食性ガスやプラズマに高温で曝されたとしても安定した耐食性を具備する。
【0013】
しかしながら、イットリアは焼結性が非常に低いため、これまでは相対密度95%未満の焼結体しか得られず、気孔が多く存在し、緻密体を得ることはできなかった。このため、ハロゲン系腐食性ガスやプラズマに対する耐食性も著しく低下するものであった。
【0014】
そこで、本発明はイットリアを主成分とし、Zr,Si,CeおよびAlの少なくとも1種を3質量ppm以上かつそれぞれ2000質量ppm以下含有する、相対密度が95%以上である緻密体のセラミック焼結体高温のハロゲン系腐食性ガスやプラズマに曝されたとしても安定した耐食性を具備するものである。より好ましい相対密度は98%以上である。一方、相対密度95%未満である場合は、気孔率が大幅に増加し、緻密体を得ることはできないため、ハロゲン系腐食性ガスやプラズマに対する耐食性も著しく低下する。
【0015】
また、3質量ppm以上かつそれぞれ2000質量ppm以下の範囲で含有するZr,Si,CeおよびAlの少なくとも1種は、イットリアを主成分とするセラミック焼結体の焼結助剤となるものである。なお、耐食性としてはCeが最も優れており、次いでAlおよびZrが良く、Siが最も悪いことからCeを用いることが好ましい。
【0016】
ここで、焼結助剤は焼結体中に液相をつくり、元素が拡散しやすい状態をつくることにより焼結性を向上させるものである。この焼結助剤として、焼結性向上の効果に優れるもので、半導体の汚染を防止し、ハロゲン系腐食性ガスやプラズマに対する耐食性が優れていることを選定基準として、上記のCeAlZrSiが優れていること、またその中でも特にCeが優れていることを見した。
【0017】
また、上記イットリアおよび焼結助剤以外の成分として、耐食性に優れ、半導体を汚染しにくいものであれば含有してもよいが、その含有量は10000量ppm以下にすることが望ましい。
【0018】
本発明の耐食性セラミック部材を製造する方法としては、ず、イオン交換水を溶媒として、平均粒径0.3〜3μm、含有されている焼結助剤として、ZrSiCeおよびAlの少なくとも1種質量ppm以上かつそれぞれ2000質量ppm以下含有するイットリア粉末をボールミルで湿式解砕した後、有機バインダーを添加してスラリーを作製する
【0019】
スラリーの作製に用いる解砕用ボールには、高純度のZrOボールが有効である。
【0020】
有機バインダーとしては、パラフンワックスワックスエマルジョン(ワックス+乳化剤)PVA(ポリビニールアルコール)PEG(ポリエチレングリコール)PEO(ポリエチレンオキサイド)等が有効である。
【0021】
ここで、イットリア粉末の平均粒径は、0.3〜3μmが望ましい。
【0022】
また、湿式にて解砕粉砕等を行う場合、溶媒は特に限定しないが、安全面および環境面の問題上から、例えば、水を利用しても本発明の耐食性セラミック部材には何ら影響しない。
【0023】
その後、作製したスラリーをスプレードライにて造粒する。次に、造粒したイットリア粉末を用いて、金型プレス成形にて所定形状に成形する。成形方法としては、目的とする部材の形状に合わせた適当な成形方法を選択して構わない。具体的には、金型プレス成形および等方静水圧プレス成形等の乾式成形法鋳込み成形押し出し成形射出成形テープ成形等の湿式成形法のいずれも利用できる。
【0024】
そして、このような方法で成形した成形体を必要に応じ400〜600℃で脱脂して有機バインダーを分解した後、大気雰囲気中または酸素雰囲気中のいずれかにて、1500〜1750℃で焼成する。
【0025】
ここで、大気雰囲気中よりも酸素雰囲気中で焼成することにより、セラミック焼結体の相対密度をさらに向上し、ハロゲン系腐食性ガスやプラズマに対する耐食性も向上できることを見出した。
【0026】
一般に焼結体を高密度にするためには、焼結過程において、気孔内に取り込まれた雰囲気ガスが外部に排除されることが必要である。大気雰囲気焼成の場合、気孔内に取り込まれる雰囲気ガスは空気即ち酸素と窒素とからなるガスであるのに対し、酸素雰囲気焼成とは酸素濃度を高い状態で行なうものである。本発明の焼結体は酸化物セラミックであるため、結晶粒界での元素の拡散速度は、窒素に比べ酸素の方が拡散しやすい。そのため、酸素雰囲気焼成により密度向上が図られるのである。なお、酸素雰囲気中の酸素濃度は50体積%以上が良く、80体積%以上がより望ましい。
【0027】
ここで、本発明の耐食性セラミック部材を用いたエッチング装置を図1に示す。図1中、1はチャンバーを、2はクランプリングを、3は下部電極を、4はウェハーを、5は誘導コイルを示す。
【0028】
本装置では、チャンバー1の中にハロゲン系腐食性ガスを注入し、周りに巻かれている誘導コイル5にRF電力を印加することにより、ガスをプラズマ化する。また、下部電極3にもRF電力を与え、バイアスを発生させ、クランプリング2で固定されたウハー4に所望のエッチング加工を行う。
【0029】
本装置にて、発生したプラズマはチャンバー1やウェハー4を固定しているクランプリング2に接触するために、これらの部品は特に腐食を受けやすい。そこでチャンバー1やクランプリング2を、本発明の耐食性セラミック部材で形成することによって、優れた耐食性を示し、また熱衝撃による割れ等も防止することができ
【0030】
本発明は、半導体・液晶装置において、上記チャンバークランプリングの他に、マイクロ波導入窓ノズルシャワーヘッドーカスリングシールドリング等をはじめとする半導体・液晶製造装置(エッチャーやCVD等)の中でも特に腐食性ガスまたはそのプラズマに対して高い耐食性を求められる部材に適用できるものである。
【0031】
【実施例】
実施例1
ラミック焼結体の主成分がイットリアであり、焼成条件を調整して相対密度を変えたもの、CeZrを主体とする焼結助剤総量を変えたもの、大気雰囲気中または酸素雰囲気中で焼成したものを準備し、従来の耐食性部材として、純度99.9量%のアルミナ焼結体(試料No.1)イットリウム・アルミニウム・ガーネット(以降YAGとする。試料No.2)石英ガラス(試料No.3)をそれぞれ用意し、塩素系腐食性ガス下でプラズマに曝したときの耐食性について実験を行った。
【0032】
本実験では、各試料となる耐食性部材を直径30mm×厚み3mmに製作した後、表面にラップ加工を施して鏡面にしたものを試料とし、この試料をRIE(Reactive
Ion Etching)装置にセットしてClガス雰囲気下でプラズマ中に3時間曝した後、処理前後の量の減少量から1分間当たりのエッチングレートを算出した。エッチングレートの数値は、99.9量%のアルミナ焼結体(試料No.1)のエッチン
グレートを1としたときの相対比較で示す。
【0033】
各試料の特性およびそれぞれの結果は表1に示すとおりである。
【0034】
なお、セラミック焼結体の主成分はX線回折で、相対密度は次式で求めた。
【0035】
(焼結密度/理論密度)×100=相対密度(%)
また、焼結助剤総量はICP質量分析で、ZrSiCeAlの各元素を定量し、その総量を示した。
【0036】
この結果、相対密度が95%以上であり、焼結助剤の添加された試料であるNo.46〜21は、Cl腐食性ガスに対して、従来のAl やSiO を主成分とする耐食性部材と比較して優れた耐食性を有していた。
【0037】
傾向としては、セラミック焼結体の相対密度が高くなるほど、優れた耐食性を示すことがわかる(試料No.46〜8)。なお、試料No.46〜8は、焼結助剤総量を500量ppm一定(Ce250量ppmZr250量ppm)とし、焼成条件を調整してセラミック焼結体の相対密度の異なる試料を作製したものである。一方、焼結助剤が添加されていないもの(試料No.5)は、焼成条件を調整しても、セラミック焼結体の相対密度を95%以上にすることはできなかった。そのため、気孔が増加し、気孔のエッジが腐食を受けやすいために、腐食の進行が加速されて耐食性が低下していた。
【0038】
また、焼結助剤総量が70000量ppmである試料No.18耐食性が低下していた。それは、焼結助剤の耐食性がイットリア単体より劣ることから、ハロゲン系腐食性ガスやプラズマによる腐食を受けやすくなるからである。一方、焼結助剤は3量ppm含ませれば(試料No.9)、セラミック焼結体の相対密度を95%以上にできた。なお、試料No.9〜18においては、セラミック焼結体の相対密度が98.0%になるように焼成条件を調整した。その結果、セラミック焼結体の相対密度が同じであれば、焼結助剤総量が少ないほど、耐食性が優れる傾向が見られる。これは、焼結助剤の耐食性がイットリア単体より劣るからである。
【0039】
そして、本発明の製造方法である、酸素雰囲気中で焼成したことにより(試料No.20〜21)、セラミック焼結体の相対密度をさらに向上でき、耐食性も向上できた。焼結体を高密度にするためには、焼結過程において、気孔内に取り込まれた雰囲気ガスが外部に排除されることが必要である。大気雰囲気焼成の場合、気孔内に取り込まれる雰囲気ガスは空気即ち酸素と窒素とからなるガスであるのに対し、酸素雰囲気焼成では酸素濃度を高い状態で焼成が行なわれるものである。本発明の焼結体は酸化物セラミックであるため、結晶粒界での元素の拡散速度は、窒素に比べ酸素の方が拡散しやすい。そのため、酸素雰囲気焼成における密度向上が図られる。試料No.21においては、焼結助剤総量が1000量ppmのときに、酸素雰囲気中で焼成したことにより、セラミック焼結体の相対密度を99.3%まで高くでき、その結果、耐食性に大変優れたものを得た。
【0040】
【表1】
Figure 0004548887
【0041】
実施例2
本発明の耐食性部材として、セラミック焼結体の主成分がイットリアであり、焼結助剤(CeZrSiAl)の添加量を変えたもので、大気雰囲気中で焼成条件を調整して焼結体の相対密度を98%としたものを用意した。なお、従来の耐食性部材の準備および特性評価は、実施例1に準じて行った。
【0042】
各試料の特性およびそれぞれの結果は表2に示すとおりである。
【0043】
この結果、本発明の耐食性部材である試料No.24〜3は、本発明における請求項1の範囲外である試料No.22,23,31〜40よりも、Cl腐食性ガスに対して優れた耐食性を有していた。
【0044】
傾向としては、焼結助剤総量が少ないほど、耐食性が優れる。これは、焼結助剤の耐食性が劣るからである。なお、焼結助剤の耐食性はCeが最も優れており、次いでAlおよびZrが良く、Siが最も悪いことからCeを用いることが好ましい。
【0045】
また、本発明における請求項の範囲外の試料No.36〜40においては、耐食性が低下し、従来の耐食性部材である純度99.9量%のアルミナ焼結体(試料No.22)より優れているものの、YAG(試料No.23)よりも悪い。これは、耐食性がイットリア単体より劣る焼結助剤の総量が多いからである
【0046】
【表2】
Figure 0004548887
【0047】
【発明の効果】
以上詳述したとおり、本発明の耐食性セラミック部材は、ハロゲン系腐食性ガスまたはそのプラズマに曝される耐食性部材を、イットリアを主成分とし、相対密度95%以上であり、Zr,Si,CeおよびAlの少なくとも1種を3質量ppm以上かつそれぞれ2000質量ppm以下含有することにより、耐食性を向上させることができる。そして、耐食性部材を酸素雰囲気で焼成して得ることで、相対密度を一段と高くできるため、耐食性に大変優れたものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の耐食性セラミック部材の応用例であるエッチング装置内部の概略図である。
【符号の説明】
1.チャンバー
2.クランプリング
3.下部電極
4.ウェハー
5.誘導コイル

Claims (2)

  1. イットリア(Y)を主成分とし、相対密度が95%以上であり、Zr,Si,CeおよびAlの少なくとも1種を3質量ppm以上かつそれぞれ2000質量ppm以下含有することを特徴とする耐食性セラミック部材。
  2. を主成分とし、ZrSiCeおよびAlの少なくとも1種を3質量ppm以上かつそれぞれ2000質量ppm以下含む原料を所定形状に成形した後、酸素濃度が50体積%以上の酸素雰囲気中で焼成することを特徴とする耐食性セラミック部材の製造方法。
JP37169099A 1999-12-27 1999-12-27 耐食性セラミック部材およびその製造方法 Expired - Fee Related JP4548887B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37169099A JP4548887B2 (ja) 1999-12-27 1999-12-27 耐食性セラミック部材およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37169099A JP4548887B2 (ja) 1999-12-27 1999-12-27 耐食性セラミック部材およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001181042A JP2001181042A (ja) 2001-07-03
JP4548887B2 true JP4548887B2 (ja) 2010-09-22

Family

ID=18499143

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37169099A Expired - Fee Related JP4548887B2 (ja) 1999-12-27 1999-12-27 耐食性セラミック部材およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4548887B2 (ja)

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4903322B2 (ja) * 2001-08-20 2012-03-28 株式会社日本セラテック 酸化イットリウム質部材
US20080264564A1 (en) * 2007-04-27 2008-10-30 Applied Materials, Inc. Method of reducing the erosion rate of semiconductor processing apparatus exposed to halogen-containing plasmas
JP4256664B2 (ja) * 2002-11-12 2009-04-22 神島化学工業株式会社 希土類バナジウム酸化物セラミックスの製造方法
KR101196297B1 (ko) * 2003-07-29 2012-11-06 쿄세라 코포레이션 Y₂o₃질 소결체, 내식성 부재 및 그 제조방법, 및반도체?액정제조장치용 부재
JP2005167227A (ja) * 2003-11-11 2005-06-23 Ibiden Co Ltd ガス噴出ヘッド、その製法、半導体製造装置及び耐食性材料
JP4780932B2 (ja) * 2004-05-25 2011-09-28 京セラ株式会社 耐食性部材とその製造方法および半導体・液晶製造装置用部材
WO2006064898A1 (ja) * 2004-12-17 2006-06-22 Tokyo Electron Limited プラズマ処理装置
KR20090045427A (ko) * 2005-07-15 2009-05-07 토토 가부시키가이샤 이트리아 소결체 및 내식성 부재, 그 제조방법
JP4783654B2 (ja) * 2006-03-20 2011-09-28 コバレントマテリアル株式会社 透光性セラミックス焼結体及びその製造方法
EP2123615A4 (en) 2007-01-17 2012-05-09 Toto Ltd CERAMIC ELEMENT AND CORROSION RESISTANT ELEMENT
JP4936948B2 (ja) 2007-03-27 2012-05-23 日本碍子株式会社 複合材料及びその製造方法
JP5134280B2 (ja) * 2007-04-11 2013-01-30 株式会社ニッカトー Y2o3質焼結体
US10242888B2 (en) 2007-04-27 2019-03-26 Applied Materials, Inc. Semiconductor processing apparatus with a ceramic-comprising surface which exhibits fracture toughness and halogen plasma resistance
TWI567793B (zh) * 2007-04-27 2017-01-21 應用材料股份有限公司 減小曝露於含鹵素電漿下之表面腐蝕速率的設備
US10622194B2 (en) 2007-04-27 2020-04-14 Applied Materials, Inc. Bulk sintered solid solution ceramic which exhibits fracture toughness and halogen plasma resistance
US8367227B2 (en) 2007-08-02 2013-02-05 Applied Materials, Inc. Plasma-resistant ceramics with controlled electrical resistivity
JP5117892B2 (ja) * 2008-03-13 2013-01-16 日本碍子株式会社 酸化イットリウム材料及び半導体製造装置用部材
JP5466831B2 (ja) 2008-04-28 2014-04-09 株式会社フェローテックセラミックス イットリア焼結体およびプラズマプロセス装置用部材
JP5189928B2 (ja) * 2008-08-18 2013-04-24 日本碍子株式会社 セラミックス部材の作成方法及び静電チャック
WO2010024353A1 (ja) * 2008-08-28 2010-03-04 Toto株式会社 耐蝕性部材およびその製造方法
JP5190809B2 (ja) * 2008-08-28 2013-04-24 Toto株式会社 耐蝕性部材およびその製造方法
JP2010095393A (ja) * 2008-10-14 2010-04-30 Nikkato:Kk 耐食性に優れたセラミックス製熱処理用部材およびその製造方法
JP5274508B2 (ja) * 2010-04-26 2013-08-28 京セラ株式会社 耐食性部材とその製造方法および半導体・液晶製造装置用部材
JP6046752B2 (ja) * 2013-01-30 2016-12-21 京セラ株式会社 ガスノズルおよびこれを用いたプラズマ装置
US9865434B2 (en) 2013-06-05 2018-01-09 Applied Materials, Inc. Rare-earth oxide based erosion resistant coatings for semiconductor application
US9440886B2 (en) 2013-11-12 2016-09-13 Applied Materials, Inc. Rare-earth oxide based monolithic chamber material
US9869013B2 (en) 2014-04-25 2018-01-16 Applied Materials, Inc. Ion assisted deposition top coat of rare-earth oxide
US11014853B2 (en) 2018-03-07 2021-05-25 Applied Materials, Inc. Y2O3—ZrO2 erosion resistant material for chamber components in plasma environments
EP3816136A4 (en) 2018-06-28 2022-03-30 Kyocera Corporation CERAMIC SINTERED BODY AND ELEMENT FOR PLASMA TREATMENT DEVICE

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04130055A (ja) * 1990-09-21 1992-05-01 Santoku Kinzoku Kogyo Kk 溶融酸化イットリウム成型体
JPH04238864A (ja) * 1990-12-28 1992-08-26 Sumitomo Electric Ind Ltd 透光性イットリア焼結体及びその製造方法
JPH05155659A (ja) * 1991-06-05 1993-06-22 Commiss Energ Atom 透明セラミック及びその製造方法
JPH1045461A (ja) * 1996-07-31 1998-02-17 Kyocera Corp 耐食性部材

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04130055A (ja) * 1990-09-21 1992-05-01 Santoku Kinzoku Kogyo Kk 溶融酸化イットリウム成型体
JPH04238864A (ja) * 1990-12-28 1992-08-26 Sumitomo Electric Ind Ltd 透光性イットリア焼結体及びその製造方法
JPH05155659A (ja) * 1991-06-05 1993-06-22 Commiss Energ Atom 透明セラミック及びその製造方法
JPH1045461A (ja) * 1996-07-31 1998-02-17 Kyocera Corp 耐食性部材

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001181042A (ja) 2001-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4548887B2 (ja) 耐食性セラミック部材およびその製造方法
JP6259844B2 (ja) ハロゲン含有プラズマに露出された表面の浸食速度を減じる装置及び方法
JP4679366B2 (ja) Y2o3質焼結体、耐食性部材およびその製造方法並びに半導体・液晶製造装置用部材
JP4683783B2 (ja) 半導体製造装置用耐プラズマ部材の製造方法
JP3164559B2 (ja) 処理容器用部材
JP2009068067A (ja) 耐プラズマ性セラミックス溶射膜
JP4780932B2 (ja) 耐食性部材とその製造方法および半導体・液晶製造装置用部材
JP2009068066A (ja) 耐プラズマ性セラミックス溶射膜
JP3559426B2 (ja) 耐食性部材
JP3046288B1 (ja) 半導体・液晶製造装置用部材
JP3706488B2 (ja) 耐食性セラミック部材
JP2006199562A (ja) 耐食性部材およびそれを用いた半導体・液晶製造装置用部材
JP2004292270A (ja) 耐食性部材及びその製造方法
JP3716386B2 (ja) 耐プラズマ性アルミナセラミックスおよびその製造方法
KR20090101245A (ko) 세라믹 부재 및 내식성 부재
JP2001151559A (ja) 耐食性部材
JP2009234877A (ja) プラズマ処理装置用部材
JP2001199762A (ja) 耐蝕性セラミックス材料
JP4733819B2 (ja) 耐食性セラミックス溶射皮膜の形成方法
JP3971539B2 (ja) アルミナ質プラズマ耐食部材
JP2001019549A (ja) 耐食性部材及びこれを用いた半導体・液晶製造装置用構成部材
JP2024066076A (ja) アルミナ焼結体部材
JP2010195682A (ja) 耐食性部材とその製造方法および半導体・液晶製造装置用部材
JP2005281054A (ja) 酸化アルミニウム質焼結体及びその製造方法並びにこれを用いた半導体、液晶製造装置部材
JP2000239060A (ja) 複合酸化物部材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100126

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100325

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100608

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100706

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4548887

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130716

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees