JP4547556B2 - 連続鋳造用浸漬ノズル - Google Patents

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本発明は、溶鋼連続鋳造において、溶鋼を取鍋からタンディシュあるいはタンディシュからモールドへと移送の際に使用する連続鋳造用浸漬ノズルに関する。
従来から、連続鋳造用ノズルには、耐食性と耐スポーリング性を兼ね備えて長時間の耐久性を持ち、かつ、溶鋼の清浄性を維持することが求められ、そのための構成耐火物には、溶鋼やスラグに対する耐溶損性と耐摩耗性に優れ、熱衝撃や機械的衝撃性に耐え得る材質として、アルミナ・カーボン質、ジルコニア・カーボン質などが多く使用されている。
しかし、アルミキルド鋼やアルミ・シリコンキルド鋼の連続鋳造の場合、溶鋼から析出するアルミナなどの非金属介在物がノズル内孔壁に付着し、ノズル孔を次第に狭くし、ついには閉塞状態になってしまう事態が生じることがある。
例えば、Al+C含有耐火物性浸漬ノズルにおいては、溶融金属が流通するノズル孔の溶融金属流通部の内周面に析出物が付着しやすいという性質を有している。この析出物の付着は、とくにノズルの非浸漬部の内壁面の温度勾配の大きな部分および吐出口付近の溶融金属流速が低下する部分に多く、付着物によって鋳造作業が困難になることがある。
また、鋳造中に付着物を除去する作業を行う必要があり、除去された付着物は鋳片中に取り込まれて大型介在物となり、鋳片品質を悪化させる原因となる。付着する析出物は、αAlを主成分とし、脱酸生成物として溶融金属中に含まれているAlがノズル内壁に析出して堆積するものと考えられる。浸漬ノズル内壁への析出物の付着は、とくにアルミキルド鋼の連統鋳造において顕著に観察される。
このような連続鋳造用ノズルにおける析出物の付着を低減する対策として、ノズル内周面への不活性ガスの噴出、あるいは、アルミナが付着し難い材質を内孔周面に配置することが一般に行われている。
この連続鋳造用ノズルにおける析出物の付着物を低減するための後者の手段として、鋳造用ノズルの内孔部に溶鋼中の非金属介在物を吸着し鋼の清浄化に効果を示すCaO系耐火物が使用されているものがある。例えば、特許文献1には、内孔部に石灰−炭素質耐火物としてドロマイト・リん状黒鉛質を使用する例が開示されており、また、特許文献2には、ノズル孔壁部および吐出口の材質を、従来のAl−C(アルミナ・グラフアイト)から溶鋼析出物が付着し難いZrO−CaO−Cに変更することが開示されている。
また、特許文献3には、ノズル内部の少なくとも一部にドロマと黒鉛からなる耐火物を使用したものが開示されている。ドロマとはドロマイトの焙焼物であって、最低56.5質量%のCaOと41.5質量%のMgOを含んでいることが好ましく、これによって、ドロマがノズルを詰まらせない可溶反応物を作り出すので、A1+C含有耐火物ノズルに見られるような付着物の詰まりによるトラブルを避けることができるとされている。
このドロマ/黒鉛質耐火物を採用するに際しては、注入する溶融金属が接触するノズル内周面をドロマ/黒鉛質耐火物とし、注入溶融金属が接触しない外側、いわゆる本体の構成材料としてより廉価な材料を用いることができる。本体材料として、従来から用いられているAl+C含有耐火物を用いたとしても、ノズル詰まりの問題は発生しない。このようなドロマ/黒鉛を用いた連統鋳造用ノズルは、アルミキルド鋼の連統鋳造に用いられ、ノズル詰まりの少ない鋳造を実現している。
特開昭61−531150号公報 特開2001−150109号公報 特表平11−506393号公報
このように、鉱物相としてのCaOを含むクリンカーと炭素を含有する炭素含有CaO系耐火物を少なくとも溶鋼と接する内孔部壁面に配置した鋳造用浸漬ノズルの採用により、ノズル詰まりの少ない鋳造を行うことができる。ところが、この耐火物中のCaOは、接合対象ノズル体を構成する耐火物中のAlと反応して、低融点化合物を生成し、異常溶損あるいは接合した中間ノズルと融着する。このため、ノズルの再使用率が大幅に低下すると共に、操業上、湯漏れの危険性が高くなるなどの問題を生じることになる。
従って、この連続鋳造用ノズルは、ステンレス鋼の連続鋳造のような少量生産の連続鋳造においては用いることができるものの、普通鋼の連続鋳造のように大量の溶融金属を鋳造する場合においては、鋳造中に炭素含有CaO系耐火物の部分が溶損するとともに炭素含有CaO系耐火物と接する耐火物部分の溶損が進行して溶損部が形成されるため、浸漬ノズルの寿命が短く、従来に等しい生産性とコストを維持することができなかった。
本発明が解決しようとする課題は、内孔部壁面への析出物の堆積を防止するために鉱物相としてのCaOを含むクリンカーと炭素を含有する炭素含有CaO系耐火物を少なくとも溶鋼と接する内孔部壁面に配置した連続鋳造用ノズルにおいて、その上方に位置する接合対象ノズル体との接合部の融着とその近傍での異常溶損を防止することにある。
本発明は、係る鋳造用浸漬ノズルの鋳造中における溶損はノズル上端接合面あるいは接合目地材との接合面に極めて近接している部位で、集中的に発生しており、その溶損の進行はノズルの内孔部壁面に配置する炭素含有CaO系耐火物と接合した中間ノズルの両方で同時に進行している現象を確認したことに基づくものである。
鉱物相としてのCaOを含むクリンカーと炭素を含有する炭素含有CaO系耐火物を少なくとも溶鋼と接する内孔部壁面に炭素含有CaO系耐火物層として配置した連続鋳造用浸漬ノズルであって、前記鋳造用浸漬ノズルのノズル上端部に凹部を設け、この凹部に耐火物製リングを嵌合し、前記鋳造用浸漬ノズルの炭素含有CaO系耐火物層の上端から上方に向けて、耐火物製リング、接合対象ノズル体の順で配列され、かつ、前記炭素含有CaO系耐火物がドロマイト・カーボン質系のドロマイト・黒鉛質耐火物であり、その組成が0.03≦MgO/CaO≦32で、0.05≦C/(CaO+MgO+C)≦0.4で、かつCaO+MgO+Cの合計が90質量%以上である接合構造により、ノズル上端部においてその上方に位置する接合対象ノズル体下端部と接合されたもので、前記配列において、接合部分を構成するそれぞれの耐火物が相互に反応し、低融点物資を生成しない材質を組み合わせたものである。
本発明は、鋳造用ノズルの内孔部壁面の炭素含有CaO系の組成を持つ耐火物と接する部分に、CaO成分と反応し、低融点物資を生成しない材質から作られた耐火物製リングを設けると共に、異種耐火物が接合する箇所も互いに反応し、低融点化しない材質とすることによって、接合部の剥離や異常溶損による湯漏れ防止、相互の融着を防止をするものである。これによって、前記CaO系耐火物によるノズル閉塞を防止する機能と、耐火物製リングと、接合対象ノズル体の材質の耐用性が、相互に影響を受けることなく、それぞれが、十分にその機能を発揮することができる。
前記鋳造用ノズルの内孔部壁面は、ドロマイト・カーボン質、ライム・カーボン質、マグネシア・ライム・カーボン質、ライム・ドロマイト・カーボン質、マグネシア・ドロマイト・カーボン質等の鉱物相としてのCaOを含む炭素含有CaO系耐火物を内孔部用耐火物として使用することによって介在物付着防止効果を発揮できる。例えば、ドロマイト・カーボン質で、ドロマイト・黒鉛質耐火物(CaO−MgO−C)の場合、0.03≦MgO/CaO≦0.05≦C/(CaO+MgO+C)≦0.4、かつCaO+MgO+Cの合計が90質量%以上の組成が望ましい。なお、鉱物相としてのCaOを含むクリンカーとして、カルシアクリンカー、ドロマイトクリンカーを含めたカルシア・マグネシアクリンカーなどがある。
このCaO−MgO−C含有耐火物の場合は、MgO/CaO比が低いほどCaO相の存在比率が増大するので析出物付着防止効果を向上させることができる。MgO/CaOが32以下であれば、耐火物中に確実にCaO相を存在させることができ、析出物付着防止効果を発揮することができる。MgO/CaO≦1であるとより好ましい。MgO/CaO≦0.72であるとさらに好ましい。
その反面CaO−MgO−C含有耐火物中のMgO相は、溶融金属中のA1と比較的融点の高い反応生成物をつくるため、ノズル内孔部壁面耐火物の溶損を抑制するという機能を有する。溶融金属中のA1に対して、この機能を発揮させるためには、MgO/CaO≧0.03とすることが必要である。MgO/CaO≧0.2であるとより好ましい。MgO/CaO≧0.42であるとさらに好ましい。
すなわちCaO−MgO−C含有耐火物の製造に際しては、CaO−MgO源として通常はドロマイトを用いる。ドロマイトを用いて製造した耐火物中のMgO/CaO比は通常0.49〜lの範囲に存在することになるが、この範囲であれば好ましいMgO/CaO比を実現することができる。
CaO−MgO−C含有耐火物中のCは、Cがもつ高熱伝導性により、耐熱スポーリング性に優れるという機能を有する。この機能を発揮させるためには、C/(CaO+MgO+C)を0.05以上とする必要がある。0.15であればより好ましい。ただし、C含有量が高すぎると、Cの酸化による損耗が大きくなるので、C/(CaO+MgO+C)≦0.4とする。C/(CaO+MgO+C)≦0.35であるとより好ましい。
CaO−MgO−C含有耐火物においては、CaO+MgO+Cの合計を90質量%以上とする。不純物の含有量が10%超となると、耐火性が低下するとともに、耐火物の主要物質との低融点物質を形成し易くなるため本発明の内孔体としての特性が得られなくなるためである。
このCaO−MgO−C含有耐火物の結晶構造は、CaO相とMgO相が混在したものであり、CはCaOとMgOとが共存する結晶粒の粒子間に板状に充填される形で存在している。ノズル内孔部壁面の材質がCaO−MgO−C含有耐火物であるとAl析出物の付着が少ない理由は、溶融金属から析出したA1がノズル内孔部壁面に付着したとき、耐火物中のCaO相と付着A1とが反応して低融点物質を生成し、そのために付着した析出物が再度溶融金属中に浮遊していくためであると考えられる。
CaO−MgO−C含有耐火物の形状しては、図4に示される連統鋳造用ノズルのノズル本体2と、内孔部用耐火物3を構成するCaO−MgO−C含有耐火物とを別々に製作し、外側を構成する耐火物(ノズル本体)2の内側にこのCaO−MgO−C含有耐火物(内孔部用耐火物ともいう)3を上方から挿入する方法を採用すれば、製作が容易であって好ましい。この場合、連続鋳造用ノズル下端の吐出口11において、図4に示すように溶融金属流通路に外側を構成する耐火物(ノズル本体)2が露出するが、もともとこの部分への析出物の付着はそれほど多くなかったので問題とはならない。また、同じ吐出口11において外側を構成する耐火物(ノズル本体)2と内孔部用耐火物3との接触部が溶融金属流通路に露出する。この接触部における耐火物の溶損は、直接外気の侵入という弊害はもたらさないものの、溶損を最小限とするためには、ノズルの外側を構成する耐火物(ノズル本体)2としてSiO含有量5質量%以下のAl+C含有耐物を用いると好ましい。
次に、耐火物製リングについては、溶鋼注入口部の上方に位置する接合対象ノズル体、および鋳造用ノズルの内孔部壁面に使用する耐火物中のCaOと反応し低融点物質を生成しない材質として、主要材質がジルコニア質系、マグネシア質系が有り、これらの組み合わせとしてはジルコニア・マグネシア質、さらにはジルコニア・カーボン質、マグネシア・カーボン質、ジルコニア・マグネシア・カーボン質などのカーボンを含んだものが良く、例えば、ZrO、MgO、Cの1種または2種以上を含有する耐火物製とし、接着材を使用する場合は、ノズル本体および内孔部壁面、接合部目地材などと反応して悪影響がないように、同系の耐火物を使用する。例えば、マグネシア系耐火性接着材の場合、特に水分を含まない非水系マグネシアモルタルを使用すると良い。
このように、ノズル内孔部壁面のノズル上端を除く一部又は全部を炭素含有CaO系耐火物によって形成した場合には、ノズル内孔部壁面のノズル上端部に配置した耐火物リングを形成する耐火物としては、前記したような材質が好ましく、ノズル内孔部壁面あるいは本体部分を構成する炭素含有CaO系耐火物と接触しても、CaO・A1あるいはCaO・SiO等の低融点物質を形成することのない耐火物である必要がある。
すなわち、耐火物製リングの主要材質はジルコニア系、マグネシア系の1種又は2種以上あるいは、これに炭素を含んだ耐火物からなり、主成分以外に存在するSiOやAlの含有率をできる限り少なくすることが望ましい。特にSiOが多いと問題がありその含有量は5質量%以下、好ましくは3質量%以下であれば良い。A1の場合は10質量%以下、5質量%以下であればさらに好ましい。
ジルコニア系耐火物では耐食性の問題からZrOを90質量%以上が好ましい。ジルコニア・カーボン質の場合は、ZrOが70〜85質量%、C含有量は15〜30質量%の範囲内。これにより各材料の特性を十分に生かして溶鋼と接する少なくとも内孔体部分に含有されるCaOとの反応性による融着、溶損を防止可能となり、接合対象ノズルとも反応することなく密着性を維持でき安定した接合構造となる。
マグネシア系耐火物で、MgOはA1、A1−SiO系に比べCaOと反応して低融点化合物を形成しない点で耐火物製リングの材質として好ましい。マグネシア質ではMgOを90質量%以上と、その他に10質量%の範囲内でA1(MgO・Al含む)、Cr等を含む材料を溶鋼と接する少なくとも内孔体部分に使用された耐火物中のCaOと反応し低融物化しない範囲で使用できる。マグネシア・カーボン質ではMgOが70〜80質量%、Cは15〜30質量%が好ましい。これにより各材料の特性を十分に生かして内孔体に含有されるCaOとの反応性による融着、溶損を防止可能となり、接合対象ノズル体とも反応することなく密着性を椎持でき安定した接合構造となる。
ジルコニアやマグネシアを複合した耐火物では、ZrO+MgOの場合ZrOが40〜10質量%、MgOが60〜90質量%が好ましく、ZrO+MgO+Cの場合、ZrOが10〜20質量%、MgOが60〜85質量%、Cが5〜15質量%の含有量とすることが好ましい。これにより各材料の特性を十分に生かして内孔部用耐火物に含有されるCaOとの反応性による融着、溶損を防止可能となり、接合対象ノズル体とも反応することなく密着性を維持でき安定した接合構造となる。
上記の発明における耐火物製リング6の材質は、主成分としてAlを含まず、不純物としてはAlもSiOもできるだけ少ない含有量としている。このように、耐火物製リング6として内孔部用耐火物3と接触しても溶損の発生しない材質を選択することが最も好ましい。一方、浸漬ノズル1を設置したタンディッシュにおいて、溶融金属通路12への外気の侵入を防止するためには、浸漬ノズル1の上端24で接合対象ノズル体8との接合面13の溶損を防止することが最も大切である。従って、上記の発明と同様に耐火物製リング6を配置する場合において、図5(a)(b)の状態が考えられ、たとえ耐火物製リング6と内孔部用耐火物3との接合面14に図5(a)に示すような溶損25が発生したとしても、その溶損に起因して直ちに外気の侵入が発生するわけではない。但し、図5(b)において溶損が発生した場合の接合面14における圧着保持構造からすると図5(a)が好ましい。
本発明は、図1、2に示すように、ノズル内周面のノズル上端を除く一部又は全部が炭素含有CaO系耐火物からなり、ノズル内周面のノズル上端部には耐火物製リング6を配置してなることを特徴とする連続鋳造用ノズルである。耐火物製リング6を配設した結果として、浸漬ノズル1の内孔部用耐火物3と接合対象ノズル体8の下端とが接触することがないので、浸漬ノズル1と接合対象ノズル体8の接合面13における耐火物の溶損が発生しない。
本発明では耐火物製リング6の材質を緩和しているので、耐火物製リング材質の選択によっては隣接する内孔部用耐火物3との間で低融点物質を形成し、当該接触面で耐火物の溶損が進行することがある。しかし、図5(a)に示すように溶損が進行して溶損25が形成されても、溶損が極端でなければ外気に通じる面、すなわち耐火物製リング6の上面と接合対象ノズル体8との接触面が健全であれば、溶融金属流通路12と外気とが接触するには至らない。
耐火物製リング6の材質としては、MgO、MgO+Al2O3、MgO+Al2O3 MgOスピネル、MgO+Cr2O3、MgO+Al2O3+Al2O3 MgOスビネル、Al+Al2O3 MgOスピネル、Al2O3 +Cr2O3、MgO+C、MgO+Al2O3+C、Al2O3+C、ZrO2+C、Al2O3 MgOスピネル+Cのいずれかを90質量%以上含有するものを選択すると好ましい。上記材質中には、Al2O3を主成分として含有するものが含まれる。Al2O3はCaO−MgO−C含有耐火物3との接触で低融点物質を形成するが、融点の低下代はそれほど大きくないので、鋳造中に耐火物の溶損が発生するものの浸漬ノズル1の寿命を低下させるほどの溶損には至らない。従って、上記耐火物はいずれも、鋼の連続鋳造時の温度ではCaO−MgO−C含有耐火物3との反応で浸漬ノズル1の寿命を低下させる程の溶損を生じさせることがなく、耐火物製リング6の耐火物材質として有効である。主成分以外の不純物濃度は10質量%以下とする。不純物の含有量が10%超となると、耐火性が低下するとともに、耐火物の主要物質との低融点物質を形成し易くなるため本発明の耐火物製リング6としての特性が得られなくなるためである。
耐火物製リング6の材質においてSiO含有量が高いと、内孔部用耐火物3との接合面14で低融点のCaO・SiOを形成するので好ましくない。従って、耐火物製リング6中のSiO含有量が5質%以下であるとあると好ましい。SiO含有量が3質量%以下であるとさらに好ましい。
この耐火物製リング6は、その形態として、上方との接合面外径をaおよび内径をb、上方の接続対象ノズル体8下部の接合部における外径をc、内径をdとしたとき、d<a<c、b>dとする。これは、耐火物製リング6の幅厚差(2分のa−2分のb)を接合対象ノズル体8の接合面幅厚差(2分のc−2分のd)より小さく、耐火物製リング6の厚みが接合対象ノズル体8の厚みの範囲内に位置することで、接合対象ノズル体8が耐火物製リング6に対し偏芯した場合においても、溶鋼鋳造時に耐火物製リングセット目地部からのエアー吸引を抑制することができ鋼品質の劣化抑制を図ることができる。
また、耐火物製リング6が、上方との接合面外径をa、内径をb、嵌合下方端面外径をa’内径をb’とし、本体内孔部壁面の内孔部用耐火物3である炭素含有CaO系耐火物層の上部端面の外径をe、内径をfとしたとき、外径はa≧a’>eであり内径がb>b’=fとすることもできる。これは、耐火物製リング6の外径a、a’が内孔部用耐火物3の外径eより大きいことで、内孔部用耐火物3が溶損により損失しても、耐火物製リング6の脱落を防止すことができる。
なお、耐火物製リング6が、上方との接合面外径をa、内径をbとし、嵌合下方端面外径をa’、内径をb’としたとき、a>a’、b≧b’のテーパーを設けた外周壁面であれば、耐火物製リング6のセット時に耐火性接着材の充填性が向上し、目地溶損、目地部からのエアー吸引をより抑制できる。
耐火物製リング6自体の厚みについて特に限定はなく、内孔壁面部の損耗を抑制可能な強度と耐用性を考慮した物を嵌合すれば良い。
さらに、鋳造用ノズル1の溶鋼注入口上方に位置する接合部目地材7を使用する場合は、接合対象ノズル体8を形成するアルミナ質系、アルミナ・シリカ質系、マグネシア質系などで炭素を含む耐火物からなる下端部に対して反応性を有さない、アルミナ質系、アルミナ・シリカ質系、ジルコニア質系、マグネシア質系を主成分とし、これらにカーボンを含んだ耐火物を目地材として用いることができる。すなわち、接合部目地材7は、接合する各耐火物との接合面からの空気の侵入や、溶鋼侵入による漏れを防止する役割をはたすものである。この目地材7は、接合対象ノズル体8と浸漬ノズル1の間に介在し高圧力で挟み込まれて圧縮された状態で介在し、上部に位置する接合対象ノズル体8と反応しない材質の組み合わせを考えて適用する。
前記目地材の例として、マグネシア質系では、マグネシア60〜90質量%、残部に粘土、フリット、カーボンブラックなどの副原料を10〜30質量%の範囲で適用し、マグネシアが60質量%未満では副原料が多くなりすぎ、耐火性に劣るため、接合部目地材7としては不向きである。また、マグネシアが90質量%を越えると副原料が少なくなりすぎて、熱間での可塑性、シール性が劣ることになる。
また、アルミナ質系では、60〜90質量%のアルミナと、残部に粘土、フリット、カーボンブラックなどの副原料を10〜30質量%の範囲で適用し、アルミナ60質量%未満では副原料が多くなりすぎ、耐火性に劣るため、接合部目地材7としては不向きである。また、アルミナが90質量%を越えると副原料が少なくなりずぎて、熱間での可塑性、シール性が劣ることになる。
これにより、接合する接合対象ノズル体8や耐火物製リング6の各々の材質が互いに反応することが避けられるため融着防止、異常溶損の原因となる剥離、損耗を防止することに繋がる。なお、他に列記した主成分においても同様の効果が得られることは言うまでもない。
ノズル本体2およびスラグライン部4は、耐食性、耐スポーリング性、耐スラグ侵食性の点から、従来と同様に、主としてアルミナ・カーボン質、ジルコニア・カーボン質、ジルコニア・ライム・カーボン質、アルミナ・ジルコニア・カーボン質等の系が使用される。 その組成については特に限定される物ではなく、一般に従来から使用されているものが適用可能であり、例えば、ジルコニア・カーボン質系においては、カーボン10〜30質量%、ジルコニア90〜70質量%のものが使用できる。
接合対象ノズル体8とは、下部ノズル、中間ノズル、スライディングノズル下部プレート、取鍋出鋼上ノズルなどを言い、耐火物として前述したアルミナ質、アルミナ・シリカ質、マグネシア質あるいはこれらに炭素成分を含んだものが使用される。さらには、カルシア質あるいはこれらに炭素成分を含んだものも溶鋼に接する内孔部壁部分にも接合対象ノズル体8の材質に適合性を考慮し使用することもできる。
上記本発明の連続鋳造用ノズルは、ダンディッシュに接続する浸漬ノズル1として使用したときに最も優れた効果を発揮するが、この用途に限定されるものではなく、例えば取鍋に接続して溶融金属をダンディッシュに注入する際の連続鋳造用ノズルとして使用しても同様に効果を発揮することができる。
本発明の耐火物製リング6を用いた接合部の組み合わせにより、炭素含有CaO系耐火物を使用する場合も、接合部の剥離や異常溶損による湯漏れ防止、接合するその他の耐火物との融着防止効果を発揮し、接合部の耐用性においても各箇所における耐火物の特性を十分に生かすことができる。
また、多連鋳での使用においても、ノズル閉塞を起こすことなく、鋼材製造における品質の向上と維持、および安定した操業を継続させることができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を実施例によって説明する。
本発明の浸漬ノズル1は、図1に示すように、タンディッシュ20に上部ノズル30と固定プレート、移動プレート、固定プレートからなるスライディンノズル体40と接合対象ノズル体である中間ノズル8と、それに接合する浸漬ノズル1上部の耐火物製リング6と接合部目地材7を有する接合構造を介して、装着される。
図2は、本発明の浸漬ノズル1を上部の接合対象ノズル体8部分を含めて示す分解断面図を示す。(a)は本発明の浸漬ノズル1を示し、2はノズル本体、3は内孔部用耐火物、4はスラグライン部、5は溶鋼注入部に設けられた凹部を示し、6は凹部5に嵌合する耐火物製リングを示し、接合部目地材7により、接合対象ノズル体である中間ノズル8と接合されている。(b)は、中間ノズル8の断面を、(c)は接合部目地材7の断面を、(d)は耐火物製リング6をそれぞれ示す。
耐火物製リング6は、上方の接合部目地材7側の上端部の外径aに対し、凹部5に嵌合する下端部の外径a’が等しいかもしくは、耐火物製リング6嵌合時の接着材9の充填を良くするためやや小さい差gを有する。耐火物製リング6の下端部の外径a’は内孔部用耐火物3の耐火物層上部端面の外径eより大きくする。内径bは下端部の内径b’より大きく、内孔部用耐火物3の耐火物層上部端面の内径fと内径b’は同じくし、全体が軸線方向に傾斜を持った壁面とする。接合部目地材7は、中間ノズル8の接合面外径cより大きめの外径とし、内径は中間ノズル8の接合面内径dと一致させれば良い。ノズル本体2の凹部5に嵌合された耐火物製リング6は、接合部目地材7を介して中間ノズル8と接合された状熊で、耐火物製リング6の幅厚差(2分のa−2分のb)が中間ノズル8の接合面幅厚差(2分のc−2分のd)より小さい範囲内とする。
内孔部用耐火物3の形状としては、連統鋳造用ノズル1のノズル本体2を構成する耐火物と、内孔部用耐火物3の壁面を構成するCaO−MgO−C含有耐火物とを別々に製作し、ノズル本体2の内側に内孔部用耐火物3を上方から挿入する方法を採用すれば、製作が容易であって好ましい。この場合、連続鋳造用ノズル下端の吐出口11においては、ノズル本体2を構成する耐火物が露出するが、もともとこの部分への析出物の付着はそれほど多くなかったので問題とはならない。
また、同じ吐出口11においてノズル本体2を構成する耐火物と内孔部用耐火物3を構成するCaO−MgO−C含有耐火物との接触部が溶融金属流通路に露出する。この接触部における耐火物の溶損は、直接外気の侵入という弊害はもたらさないものの、溶損を最小限とするためには、ノズル本体2を構成する耐火物としてSiO含有量が5質量%以下のA1+C含有耐火物を用いることが好ましい。
そして、図3に示す接合構造のように、ノズル本体2の溶鋼注入口部に、内孔部用耐火物3の耐火物層の上部端面を押さえる状態で、耐火物製リング6を凹部5に嵌合し接着材9で固定、接合部目地材7を介して中間ノズル8と接合する。
以下に、ノズルの内孔部用耐火物3としてノズル上端を除く一部又は全部にCaO−MgO−C含有耐火物を、外側を構成する耐火物(ノズル本体)2にAl+C含有耐火物を、さらに、スラグライン部4には、ジルコニア・カーボン質を用いた上記各図に示す連続鋳造用ノズルlを用いてアルミキルド鋼の連続鋳造を行った。
アルミキルド鋼の連続鋳造において、本発明を適用した連続鋳造装置においては、ストランド数は2ストランド、取鍋容量は310トン、タンディッシュ容量は50トン、鋳造サイズは幅1500mm×厚さ242mm、鋳造速度は概略1.3m/minである。タンディッシュ底部に2組の連続鋳造用ノズルを配置し、注入量の調整はスライデングノズルによって行う。鋳造したアルミキルド鋼の成分を表1に示す。
Figure 0004547556
本発明例においては、図1に示す構成のノズルを用いた。浸漬ノズル1の外側を構成する耐火物(ノズル本体)2はAl−C含有耐火物であり、内孔部の上端を除く部分には内孔部用耐火物3を配置し、内孔部用耐火物3の上端には耐火物製リング6を配置している。比較例N0.1においては図6に示す構成のノズルを用いた。内孔部用耐火物3の上端に耐火物製リング6を有していない以外は本発明例と同様である。比較例No.2においては、浸漬ノズル1の内孔部用耐火物3にCaO−Mg〇−C含有耐火物を配置しておらず、その他の点は比較例No.1と同様である。いずれの実施例においても、各耐火物の組成は表2に示すとおりである。
Figure 0004547556
浸漬ノズル1と中間ノズル8の接合面13における耐火物溶損状況ついては、400分鋳造後の湯漏れの発生率によって評価を行った。接合面13において耐火物が溶損すると、その結果として当該箇所で湯漏れが発生するからである。鋳造においてはノズル内へのAr吹き込みは行わず、浸漬ノズル1の内周面へのノズル絞り(ノズル詰り)の発生状況について、ノズル絞りが発生するまでの鋳造可能時間を比較した。ノズル絞り発生鋳造可能時間指数は、比較例2の鋳造可能時間を1として相対的に評価した。
結果を表3に示す。比較例No.lにおいては400分鋳造後の湯漏れ発生率が20%のレベルで発生したのに対し、本発明例および比較例No.2においては湯漏れ発生率は0%であった。また、ノズル絞りが発生するまでの鋳造可能時間は、比較例No.2が比較例No.1の4倍、本発明例は比較例No.1の6倍という長時間の鋳造が可能であった。鋳造を停止させる要因は、比較例No.2がノズル絞り、比較例No.1が湯漏れおよびスラグラインの溶損であったのに対し、本発明例はスラグラインの溶損が発生するまで鋳造を継統することが可能であった。
Figure 0004547556
本発明の連続鋳造用ノズルは、タンディッシュに接続する浸漬ノズルとして使用したときに最も優れた効果を発揮するが、この用途に限定されるものではなく、たとえば取鍋に接続して溶融金属をタンディッシュに注入する際の連続鋳造用ノズルとして使用しても同様に効果を発揮することができる。
本発明の浸漬ノズルをタンディッシュに組み込んだ状態を示す。 本発明の浸漬ノズルの構成部分を示す断面図である。 本発明の浸漬ノズルと上部中間ノズルとの接合状態を示す図である。 本発明の浸漬ノズルを示す図であり、(a)は断面図、(b)は側面図、(c)はC−C矢視図、(d)はD−D矢視断面図、(e)はE−E矢視断面図である。 本発明の浸漬ノズルの部分断面図である。 従来の連続鋳造用ノズルを浸漬ノズルとしてタンディッシュに装着した状況を示す部分断面図である。
符号の説明
1 浸漬ノズル(鋳造用ノズル)
2 ノズル本体
3 内孔部用耐火物(CaO−MgO−C含有耐火物)
4 スラグイン部
5 凹部
6 耐火物製リング
7 接合部目地材
8 接合対象ノズル体(中間ノズル)
9 接着材
10 内孔部接合部目地材
11 吐出孔
12 溶融金属通路
13 接合対象ノズル体との接合面
14 内孔部用耐火物との接合面
20 タンディッシュ
24 浸漬ノズルの上端
25 溶損
30 上部ノズル
40 スライディングノズル体
a 耐火物製リング外径
a' 耐火物製リング下端部の外径
b 耐火物製リング内径
b’ 耐火物製リング下端部の内径
c 中間ノズルの接合面外径
d 中間ノズルの接合面内径
e 浸漬ノズル内孔部耐火物層上部端面の外径
f 浸漬ノズル内孔部耐火物層上部端面の内径
g 耐火物製リング上方外径と下端部外径差

Claims (9)

  1. 鉱物相としてのCaOを含むクリンカーと炭素を含有する炭素含有CaO系耐火物を少なくとも溶鋼と接する内孔部壁面に炭素含有CaO系耐火物層として配置した連続鋳造用浸漬ノズルであって、前記鋳造用浸漬ノズルのノズル上端部に凹部を設け、この凹部に耐火物製リングを嵌合し、前記鋳造用浸漬ノズルの炭素含有CaO系耐火物層の上端から上方に向けて、耐火物製リング、接合対象ノズル体の順で配列され、かつ、前記炭素含有CaO系耐火物がドロマイト・カーボン質系のドロマイト・黒鉛質耐火物であり、その組成が0.03≦MgO/CaO≦32で、0.05≦C/(CaO+MgO+C)≦0.4で、かつCaO+MgO+Cの合計が90質量%以上である接合構造により、ノズル上端部においてその上方に位置する接合対象ノズル体下端部と接合された連続鋳造用浸漬ノズル
  2. 前記耐火物製リングの主要材質が、ジルコニア質系、マグネシア質系の1種または2種以上、あるいは、これらに炭素を含んだ耐火物からなる請求項1に記載の連続鋳造用浸漬ノズル。
  3. 前記耐火物製リングが、ZrO2+C、MgO+C、ZrO2+MgO+C、MgO、MgO+Cr2O3のいずれかを90質量%以上含有した耐火物からなる請求項1に記載の連続鋳造用浸漬ノズル。
  4. 前記耐火物製リングが、MgO、MgO+A12O3、MgO+A12O3 MgOスピネル、MgO+Cr2O3、MgO+A12O3+A12O3 MgOスピネル、A12O3+A12O3 MgOスピネル、A12O3+Cr2O3、MgO+C、MgO+A12O3+C、A12O3+C、ZrO2+C、A12O3 MgOスピネル+C のいずれかを90質量%以上含有した耐火物からなる請求項1に記載の連続鋳造用浸漬ノズル。
  5. 前記耐火物製リングの耐火物中のSiO2含有量が5質量%以下である請求項1から4のいずれかに記載の連続鋳造用浸漬ノズル。
  6. 前記耐火物製リングと接合対象ノズル体との間に接合部目地材を設けた請求項1に記載の連続鋳造用浸漬ノズル。
  7. 前記接合部目地材が、接合対象ノズル体を形成するアルミナ質系、アルミナ・シリカ質系等で炭素を含む耐火物からなる下端部に対して反応し低融点物質を生成しない、アルミナ質、アルミナ・シリカ質系、ジルコニア質系、マグネシア質系、及び、これらに炭素を含んだ耐火物から選択して組み合わせた請求項6に記載の連続鋳造用浸漬ノズル。
  8. 前記耐火物製リングが上方との接合面の外径をa、内径をbとし、また、上方の接合対象ノズル体下部の接合部における外径をc、内径をdとしたとき、これらが、d<a<cおよびb>dの関係にある請求項1に記載の鋳造用浸漬ノズル。
  9. 前記耐火物製リングの上方との接合面外径をa、内径をbとし、嵌合すべき下方端面外径をa’内径をb’とし、内孔部壁面の炭素含有CaO系耐火物層の上部端面の外径をe、内径をfとしたとき、外径はa≧a’>eの関係にあり、内径はb>b’=fである請求項1に記載の鋳造用浸漬ノズル。
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