JP4545551B2 - ランプハウジング用樹脂組成物 - Google Patents
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Description
振動溶着法によると、接合部周辺において、樹脂粉体、(糸)バリ、倒れたバリ等が発生することがあり、また、熱板溶着法によると、熱型から、ランプハウジングの、構成材料(樹脂成分)が溶融した接合予定部が離れる際に、糸曳き等が発生することがある。これらの不良現象は、ランプとしての外観を低下させることとなる。
また、発光したランプの輝度をより高めるために、通常、ランプハウジングの内表面に、金属層を設ける等の表面処理によって、光の反射面が形成される。表面処理としては反射塗装処理、蒸着処理等が行われるが、昨今の環境問題から、VOCを低減できるアンダーコートレスのメタライジングが表面処理の主流になりつつある。しかし、アンダーコートを行わない場合、成形品の表面に存在する微細な凹凸により、輝度が低下するといった問題があり、アンダーコートを行わないと良好な輝度が得ることができないのが現状である。
また、上記不良現象が、樹脂成分に大きく依存すると考えられることから、樹脂成分の分子設計、製造方法等を工夫する試みがなされている(特許文献2参照)。
1.アルキルスルホン酸塩及びロジン酸塩を含む乳化剤を用いた乳化重合により得られ、且つ、炭素数1〜12のアルキル基を有するアクリル酸アルキルエステル(m1)50〜99.99質量%、多官能性ビニル化合物(m2)0.01〜10質量%、並びに、該アクリル酸アルキルエステル(m1)及び該多官能性ビニル化合物(m2)と共重合可能な他の化合物(m3)0〜40質量%〔但し、(m1)+(m2)+(m3)=100質量%である。〕の重合体であるアクリル系ゴム質重合体の存在下に、芳香族ビニル化合物及びシアン化ビニル化合物を含むビニル系単量体を重合して得られたアクリル系ゴム強化共重合樹脂(A)5〜95質量%と、マレイミド系単量体単位及びα−メチルスチレン単位から選ばれる少なくとも1種の単量体単位を含む樹脂(B)5〜95質量%と、上記樹脂(A)及び(B)に該当しない他の樹脂(C)0〜50質量%と、を含有〔但し、(A)+(B)+(C)=100質量%である。〕し、上記アクリル系ゴム質重合体の含有量が、組成物全体に対し、5〜30質量%であることを特徴とするランプハウジング用樹脂組成物。
2.上記樹脂(C)が、ゴム質重合体の存在下に、ビニル系単量体を重合して得られたゴム強化ビニル系共重合樹脂、及び/又は、ビニル系単量体の(共)重合体である上記1に記載のランプハウジング用樹脂組成物。
本発明のランプハウジング用樹脂組成物(以下、「本発明の組成物」ともいう。)は、アルキルスルホン酸塩及びロジン酸塩を含む乳化剤を用いた乳化重合により得られ、且つ、炭素数1〜12のアルキル基を有するアクリル酸アルキルエステル(m1)50〜99.99質量%、多官能性ビニル化合物(m2)0.01〜10質量%、並びに、該アクリル酸アルキルエステル(m1)及び該多官能性ビニル化合物(m2)と共重合可能な他の化合物(m3)0〜40質量%〔但し、(m1)+(m2)+(m3)=100質量%である。〕の重合体であるアクリル系ゴム質重合体の存在下に、芳香族ビニル化合物及びシアン化ビニル化合物を含むビニル系単量体を重合して得られたアクリル系ゴム強化共重合樹脂(A)5〜95質量%と、マレイミド系単量体単位及びα−メチルスチレン単位から選ばれる少なくとも1種の単量体単位を含む樹脂(B)5〜95質量%と、上記樹脂(A)及び(B)に該当しない他の樹脂(C)0〜50質量%と、を含有〔但し、(A)+(B)+(C)=100質量%である。〕する。
上記アクリル系ゴム強化共重合樹脂(A)の形成に用いられるアクリル系ゴム質重合体は、アルキル基の炭素数が1〜12のアクリル酸アルキルエステル(m1)の共重合体である。
上記「多官能性ビニル化合物」とは、一分子中に2個以上のビニル基を有する化合物をいう。上記多官能性ビニル化合物(m2)の具体例としては、ジビニルベンゼン、ジビニルトルエン等の2官能性芳香族ビニル化合物;1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、エチレングリコールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、アクリル酸アリル、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、3−メチルペンタンジオールジアクリレート、3−メチルペンタンジオールジメタクリレート、メタクリル酸アリル等の2官能性(メタ)アクリル酸エステル;トリメチルロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールトリメタクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、ペンタエリスリトールペンタアクリレート、ペンタエリスリトールペンタメタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサメタクリレート等の3官能性(メタ)アクリル酸エステル;(ポリ)エチレングリコールジメタクリレート等の多価アルコールの(メタ)アクリル酸エステル;ジアリルマレート、ジアリルフマレート、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、ジアリルフタレート、ビスフェノールAのビス(アクリロイロキシエチル)エーテル等が挙げられる。これらの化合物のうち、メタクリル酸アリル、トリアリルシアヌレートが好ましい。また、これら多官能性ビニル化合物(m2)は、1種単独であるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。
上記他の化合物(m3)としては、メタクリル酸アルキルエステル、単官能性芳香族ビニル化合物、シアン化ビニル化合物、ジエン化合物等が挙げられる。これらは、単独であるいは組み合わせて用いてもよい。
上記単官能性芳香族ビニル化合物の具体例としては、スチレン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレン等が挙げられる。これらのうち、スチレンが好ましい。また、これらは、1種単独であるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。
上記ジエン化合物の具体例としては、ブタジエン、イソプレン等が挙げられる。これらは、1種単独であるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。
R1−SO3M (1)
(式中、R1は、炭素数8〜20の炭化水素基であり、Mは、Na又はKである。)
アルキルベンゼンスルホン酸塩は、下記一般式(2)で表される。
また、アルキルナフタレンスルホン酸塩は、下記一般式(3)で表される。
上記乳化剤の使用量は、上記単量体の全量を100質量部とした場合、通常、0.1〜10質量部、好ましくは0.5〜5質量部である。
尚、上記ゲル含量は、以下の方法により求めることができる。まず、アクリル系ゴム質重合体の1グラムをトルエン20mlに投入し、攪拌機を用い、1,000rpmで2時間攪拌する。その後、遠心分離機(回転数;22,000rpm)で1時間遠心分離し、不溶分と可溶分とを分離して得られる不溶分を秤量(質量をW1グラムとする。)し、下記式により算出する。
ゲル含量(%)=〔W1(g)/1(g)〕×100
尚、ゲル含量は、ゴム質重合体の製造時に、多官能ビニル化合物の種類及び量、分子量調節剤の種類及び量、重合時間、重合温度、重合転化率等を適宜選択することにより調整される。
上記アクリル系ゴム質重合体は、1種単独であるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。
不飽和酸としては、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸等が挙げられる。これらは、1種単独であるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。
酸無水物基含有不飽和化合物としては、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸等が挙げられる。これらは、1種単独であるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。
重合開始剤は、上記アクリル系ゴム質重合体の製造方法の説明において例示した化合物を用いることができる。上記重合開始剤は、反応系に一括して又は連続的に添加することができる。また、上記重合開始剤の使用量は、上記ビニル系単量体の全量を100質量部とした場合、通常、0.1〜5質量部、好ましくは0.5〜2質量部である。
乳化剤は、その種類が限定されることなく、公知の化合物を用いることができる。また、上記乳化剤の使用量は、上記ビニル系単量体の全量を100質量部とした場合、通常、
0〜5質量部、好ましくは0〜3質量部である。
尚、乳化重合の際の重合温度は、通常、30〜95℃、好ましくは40〜90℃、更に好ましくは50〜85℃である。
グラフト率(質量%)={(S−T)/T}×100
上記式中、Sは本発明に係るアクリル系ゴム強化共重合樹脂(A)1グラムをアセトニトリル20mlに投入し、振とう機により2時間振とうした後、遠心分離機(回転数;23,000rpm)で60分遠心分離し、不溶分と可溶分とを分離して得られる不溶分の質量(g)であり、Tは本発明に係るアクリル系ゴム強化共重合樹脂(A)1グラムに含まれるアクリル系ゴム質重合体の質量(g)である。
(B1)マレイミド系単量体と、他のビニル系単量体との共重合体。
(B2)α−メチルスチレンと、他のビニル系単量体との共重合体。
(B3)マレイミド系単量体と、α−メチルスチレンと、他のビニル系単量体との共重合体。
(B4)ゴム質重合体の存在下に、マレイミド系単量体及び他のビニル系単量体を含む単量体成分を重合して得られ、且つ、上記樹脂(A)に該当しないゴム強化共重合樹脂。
(B5)ゴム質重合体の存在下に、α−メチルスチレン及び他のビニル系単量体を含む単量体成分を重合して得られ、且つ、上記樹脂(A)に該当しないゴム強化共重合樹脂。
(B6)ゴム質重合体の存在下に、マレイミド系単量体、α−メチルスチレン及び他のビニル系単量体を含む単量体成分を重合して得られ、且つ、上記樹脂(A)に該当しないゴム強化共重合樹脂。
(B7)上記(B1)〜(B6)から選ばれた成分の少なくとも2種の混合物。
これらの樹脂は、乳化重合、溶液重合、塊状重合、懸濁重合等により製造することができる。
上記他のビニル系単量体としては、芳香族ビニル化合物(スチレン等)、シアン化ビニル化合物(アクリロニトリル等)及び(メタ)アクリル酸エステル(メタクリル酸メチル等)から選ばれた少なくとも2種の化合物を主とすることが好ましい。
また、上記態様(B4)、(B5)、(B6)及び(B7)の樹脂を用いた場合、上記樹脂(B)を構成するゴム質重合体の含有割合は、好ましくは2〜50質量%、更に好ましくは5〜30質量%である。
(C1)ゴム質重合体の存在下に、ビニル系単量体を重合して得られ、上記樹脂(A)及び(B)に該当しないゴム強化ビニル系共重合樹脂。
(C2)ビニル系単量体を重合して得られ、上記樹脂(B)に該当しない(共)重合体。
(C3)オレフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアセタール系樹脂及び液晶ポリマーから選ばれる少なくとも1種の樹脂。
これらのうち、態様(C1)及び(C2)が好ましい。また、上記樹脂(C)は、1種単独で用いてよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
上記態様(C1)としては、ABS樹脂、AES樹脂及びASA樹脂が好ましい。また、上記態様(C2)としては、アクリロニトリル・スチレン共重合体が好ましい。
ポリアミド系樹脂としては、ポリアミド6、ポリアミド6,6、ポリアミド6,12等が挙げられる。
ポリエステル系樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート等が挙げられる。
金属としては、ステンレス、アルミニウム、チタン、銅、真鍮等が挙げられる。無機化合物としては、酸化物(アルミナ、ジルコニア等)、窒化物(窒化硅素、窒化硼素等)、炭化物(炭化珪素等)、炭酸塩(炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等)、硫酸塩(硫酸カルシウム等)、珪酸塩(シリカ、石英、ガラス、硅酸カルシウム、硅酸アルミニウム、カオリン、クレ−、硅藻土等)、硝酸塩、リン酸塩等が挙げられる。
充填剤の形状も特に限定されず、粒子状、繊維状、板状、塊状等が挙げられる。繊維状の充填剤としては、ガラス繊維、炭素繊維、シリカ繊維、シリカ・アルミナ繊維、ジルコニア繊維、窒化硼素繊維、窒化硅素繊維、硼素繊維、チタン酸カリウムウィスカ−等が挙げられる。また、板状の充填剤としては、タルク、マイカ、ガラスフレ−ク、金属箔等が挙げられる。
これらの充填剤は、1種単独であるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。尚、上記充填剤は、補強材として用いることもできる。
上記充填剤の配合量は、上記アクリル系ゴム強化共重合樹脂(A)、上記樹脂(B)及び上記樹脂(C)の合計を100質量部とした場合、好ましくは0.5〜20質量部であり、更に好ましくは1〜10質量部である。
上記紫外線吸収剤の配合量は、上記アクリル系ゴム強化共重合樹脂(A)、上記樹脂(B)及び上記樹脂(C)の合計を100質量部とした場合、好ましくは0.05〜5質量部であり、更に好ましくは0.1〜2質量部である。
上記酸化防止剤の配合量は、上記アクリル系ゴム強化共重合樹脂(A)、上記樹脂(B)及び上記樹脂(C)の合計を100質量部とした場合、好ましくは0.05〜5質量部であり、更に好ましくは0.1〜5質量部である。
また、ヘンシェルミキサー、バンバリーミキサー、ニーダー等で混練した後、押出機によりペレット等の所定形状とすることもできる。
また、本発明の組成物は、メーターケース、バックパネル等にも好適である。
一般に、車両用のランプハウジングとしては、上記のように、アルミニウム等の金属等からなる膜が形成された積層品が用いられる。
振動溶着法とは、摩擦熱を利用した溶着方法であり、具体的には、ランプハウジング及び樹脂製レンズの接合面(又は接合部)どうしを、所定の圧力で加圧しながら、振幅0.3〜2.0mm程度、振動数50〜110MHz程度の振動を与え、生じた摩擦熱によって樹脂が溶融して、接合される。この方法による接合は、通常、振動溶着機等により行われる。
熱板溶着法とは、ランプハウジング及び樹脂製レンズの各接合面(又は接合部)の間に、温度220〜300℃の熱板を当てて、各接合面(又は接合部)の樹脂を溶融し、その後、熱板を取り去り、直ちに両者を押圧することにより接合する方法である。
また、レーザー溶着法とは、ランプハウジング及び樹脂製レンズの各接合面(又は接合部)を重ねた後、ランプハウジングの構成材料及び樹脂製レンズの構成材料のうちの、よりレーザー光透過性の高い部材の外側に対してレーザー光を照射することにより、透過性材料を通過したレーザー光が他方の部材の接触面を加熱して該材料を溶融させると同時に、熱伝達によりレーザー光を透過した側の材料も溶融させ、双方を接合する方法である。
本実施例において用いられる各種評価方法は、以下の通りである。
(1)メルトフローレート
ASTM−D1238(240℃、10kg)に準じて測定した。単位はg/10分である。
(2)IZOD衝撃強度
ASTM−D256(常温)に準じて測定した。単位はkgf・cm/cmである。
(3)熱変形温度
ASTM−D648に準じて測定した。単位は℃である。
(4)曲げモジュラス
ASTM−D790に準じて測定した。単位はkgf/cm2である。
組成物からなるペレットを、成形機(型名「IS−170FA」、東芝機械社製)に投入して、温度220〜260℃で溶融し、所定形状のランプハウジングを得た。一方、メタクリル樹脂(商品名「アクリペットVH−4」、三菱レイヨン社製)を用い、220〜270℃で溶融し、レンズ部材を成形した。上記ランプハウジングと、上記レンズ部材とを、振動溶着機(型名「BURANSON 2407」、日本エマソン社製)により、下記条件で振動溶着し、樹脂粉体の個数(ランプハウジング内に発生し、且つ、目視で確認できる数十ミクロン〜2mm程度の樹脂粉体の個数)及び糸バリの本数(ランプハウジング内に発生した2mm以上の糸状のバリの本数)を数えた。これら、樹脂粉体の個数及び糸バリの本数により、「振動溶着性」を評価した。
粉量の評価時は下記条件で実施した。
片振幅 0.5mm
初期圧力 2.0bar
初期振動時間 4.0秒
二段目圧力 4.0bar
二段目振動時間 2.0秒
また、糸バリ量の評価時は下記条件で実施した。
片振幅 0.5mm
初期圧力 5.0bar
初期振動時間 0.5秒
二段目圧力 5.0bar
二段目振動時間 2.0秒
組成物からなるペレットを、成形機(型名「IS−25EP」、東芝機械社製)に投入して、温度220〜250℃で溶融し、長さ10cm、幅3cm、厚さ3mmの熱板溶着用試験片を成形した。この試験片を、熱板溶着機(テクノポリマー社製)により、下記条件で熱型から試験片が離れる際の、糸を曳いた本数を数えた。この糸曳きの本数により、「熱板溶着性」を評価した。
熱型の温度 250℃
サーボモータの移動スピード 10cm/秒
試験片が熱型に接触する時間 15秒
試験片の溶け量 0.5mm
上記の振動溶着評価の際に得たランプハウジングの表面に、真空成膜装置(型名「VRSP350MD」、新明和工業社製)により、下記条件でスパッタリングを行い、アルミニウムの蒸着膜を形成させた。その後、この蒸着膜の表面に、下記条件でHMDS(1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン)のプラズマ重合膜を形成させた。
輝度の評価は、上記の積層膜を有するランプハウジングの膜表面に対して、デジタル反射率計(型名「TR−1100AD」、東京電色社製)により光を照射して測定された、全反射率及び拡散反射率をもって評価した。単位はいずれも%である。
粗引き終了後の圧力 5.0Pa
本引き終了後の圧力 5.0×10−3Pa
導入ガス アルゴンガスを100SCCM
成膜時の真空度 0.7Pa
アルミニウム膜厚 120nm
<プラズマ重合条件>
導入ガス HMDSを30SCCM
重合時の真空度 1.5Pa
アクリル系ゴム強化共重合樹脂(A)は、下記のアクリル系ゴム質重合体を含むラテックス(L1)〜(L3)を合成した後、これらのラテックス(L1)〜(L3)を用いて、製造した。
還流冷却器、攪拌翼、温度計等を装備した反応器に、脱イオン水150部、アルカンスルホン酸ナトリウム石鹸(商品名「ラテムルPS」、花王社製)1.5部、ロジン酸カリウム石鹸0.5部、アクリル酸n−ブチル20部及びトリアリルシアヌレート0.2部を仕込み、反応器内を十分に窒素置換した。その後、攪拌しながら、混合物の温度を50℃とした。
次いで、反応器内に、クメンハイドロパーオキサイド(以下、「CHP」という。)0.005部、エチレンジアミンテトラ酢酸ジナトリウム0.012部、硫酸第一鉄(七水塩)0.003部及びナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート0.462部を投入して、重合を開始した。重合温度が70℃に達したところで、70℃における定温重合を続けた。
重合開始から30分経過した後、2段目の重合成分としてアクリル酸n−ブチル60部、トリアリルシアヌレート0.6部及びCHP0.0148部を、1時間50分かけて反応器内に連続的に投入し、重合を継続した。
更に、重合開始から2時間50分経過した後、3段目の重合成分としてアクリル酸n−ブチル20部、アリルメタクリレート0.2部及びCHP0.005部を、40分かけて反応器内に連続的に投入し、重合を継続した。3段目の重合成分を全量投入後の60分間は、CHP0.0074部を連続的に投入した。このCHPを全量投入後、冷却して重合を終了し、体積平均粒子径が80nmであるアクリル系ゴム質重合体を含むラテックス(L1)を得た。尚、上記重合による転化率は95%であった。また、前記方法によるゲル含量は94%であった。
上記製造例1における、アルカンスルホン酸ナトリウム石鹸1.5部及びロジン酸カリウム石鹸0.5部に代えて、上記アルカンスルホン酸ナトリウム石鹸2.0部のみを用いた以外は、製造例1と同様にして、体積平均粒子径が70nmであるアクリル系ゴム質重合体を含むラテックス(L2)を得た。尚、上記重合による転化率は93%であった。また、前記方法によるゲル含量は98%であった。
還流冷却器、攪拌翼、温度計等を装備した反応器に、脱イオン水150部、脂肪酸ナトリウム石鹸(商品名「NSソープ」、花王社製)0.01部及び炭酸水素ナトリウム1.0部を仕込み、反応器内を十分に窒素置換した。その後、攪拌しながら、混合物の温度を70℃とした。
次いで、反応器内に、過硫酸カリウム0.07部、アクリル酸n−ブチル4部及びアリルメタクリレート0.1部を投入して、重合を開始した。
重合開始から20分経過した後、2段目の重合成分としてアクリル酸n−ブチル96部、アリルメタクリレート0.19部、過硫酸カリウム0.08部及びロジン酸カリウム石鹸1.0部を、3時間かけて反応器内に連続的に投入し、重合を継続した。2段目の重合成分を全量投入後、重合温度を80℃とし、重合を1時間継続した。その後、冷却して重合を終了し、体積平均粒子径が200nmであるアクリル系ゴム質重合体を含むラテックス(L3)を得た。尚、上記重合による転化率は97%であった。また、前記方法によるゲル含量は63%であった。
還流冷却器、攪拌翼、温度計等を装備した反応器に、上記ラテックス(L1)の固形分50部及び脱イオン水160部を仕込み、反応器内を十分に窒素置換した。その後、攪拌しながら、混合物の温度を60℃とした。
次いで、反応器内に、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート0.15部を投入すると同時に、t−ブチルハイドロパーオキサイド0.4部、スチレン37.5部、アクリロニトリル12.5部及びt−ドデシルメルカプタン0.05部を5時間かけて連続的に投入し、重合を行った。尚、重合開始から3時間後に、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート0.15部を更に投入した。
重合開始から6時間経過した後、冷却して重合を終了し、グラフト率が90%のアクリル系ゴム強化共重合樹脂(A−1)を得た。尚、上記重合による転化率は98%であった。
上記ラテックス(L1)に代えて、上記ラテックス(L2)を用いた以外は、参考例1と同様にして、グラフト率が90%のアクリル系ゴム強化共重合樹脂(A−2)を得た。尚、上記重合による転化率は98%であった。
還流冷却器、攪拌翼、温度計等を装備した反応器に、上記ラテックス(L3)の固形分32部、炭酸水素ナトリウム0.5部、ロジン酸カリウム石鹸1.2部及び脱イオン水120部を仕込み、反応器内を十分に窒素置換した。その後、攪拌しながら、混合物の温度を70℃とした。
次いで、反応器内に、t−ブチルパーオキサイド0.01部、ブドウ糖0.17部、硫酸第一鉄(七水塩)0.007部及びピロリン酸ナトリウム0.7部を投入すると同時に、スチレン44部、アクリロニトリル24部、t−ドデシルメルカプタン0.14部及びt−ブチルハイドロパーオキサイド0.09部を3.5時間かけて連続的に投入し、重合を行った。
重合開始から4時間経過した後、冷却して重合を終了し、グラフト率が40%のアクリル系ゴム強化共重合樹脂(A−3)を得た。尚、上記重合による転化率は99%であった。
樹脂(B)として、下記の2種を用いた。
3−1.樹脂(B−1)
α−メチルスチレン70部、スチレン4部及びアクリロニトリル26部を乳化重合させて得られた樹脂である。
3−2.樹脂(B−2)
N−フェニルマレイミド・スチレン・アクリロニトリル共重合体(組成比:39/52/9、後イミド化物)である。
樹脂(C)として、下記の2種を用いた。
4−1.樹脂(C−1)
体積平均粒子径400nmのポリブタジエンゴム60部の存在下、スチレン30部及びアクリロニトリル10部を乳化重合させて得られた、グラフト率30%のゴム強化共重合樹脂である。
4−2.樹脂(C−2)
極限粘度が0.5dl/gのスチレン・アクリロニトリル共重合体(組成比:68/32)である。
実施例1〜3及び比較例1〜4
上記に記載の成分を、各々、表1に記載の配合割合でヘンシェルミキサーに投入し、更に、滑剤(商品名「サノールLS944」、三共社製)0.2部、酸化防止剤(商品名「アデカスタブAO−20」、旭電化社製)0.5部を添加し、混合した。その後、二軸押出機(型名「TEM−50A」、東芝機械社製)を用いて、温度200〜250℃で溶融混練し、ペレット(樹脂組成物)を得た。このペレットを用いて、上記項目について評価し、その結果を表1に併記した。
実施例1〜3は、アルカンスルホン酸ナトリウム石鹸及びロジン酸カリウム石鹸を併用して得られたアクリル系ゴム質重合体の存在下にスチレン等を重合させてなるゴム強化共重合樹脂を含む組成物の例であり、振動溶着性、熱板溶着性及び輝度の各評価において高水準であった。
一方、比較例1及び2は、アルカンスルホン酸ナトリウム石鹸及びロジン酸カリウム石鹸を併用せずに得られたアクリル系ゴム質重合体の存在下にスチレン等を重合させてなるゴム強化共重合樹脂を含む組成物の例であり、比較例1では、熱板溶着性の評価において糸曳きの本数が30本と多く、輝度もやや劣っており、比較例2では、振動溶着性及び輝度において劣っていた。
また、比較例3及び4は、アクリル系ゴム強化共重合樹脂(A)及び樹脂(B)の含有割合が本発明の範囲外である組成物の例であり、比較例3では、成形加工性が不十分であり、試験片を成形することができず、各評価を行うことができなかった。比較例4では、含有割合の多い他の樹脂(C)に依存した結果となり、振動溶着性、熱板溶着性及び輝度のすべてにおいて劣っていた。
また、本発明の組成物は、メーターケース、バックパネル等にも好適である。
Claims (2)
- アルキルスルホン酸塩及びロジン酸塩を含む乳化剤を用いた乳化重合により得られ、且つ、炭素数1〜12のアルキル基を有するアクリル酸アルキルエステル(m1)50〜99.99質量%、多官能性ビニル化合物(m2)0.01〜10質量%、並びに、該アクリル酸アルキルエステル(m1)及び該多官能性ビニル化合物(m2)と共重合可能な他の化合物(m3)0〜40質量%〔但し、(m1)+(m2)+(m3)=100質量%である。〕の重合体であるアクリル系ゴム質重合体の存在下に、芳香族ビニル化合物及びシアン化ビニル化合物を含むビニル系単量体を重合して得られたアクリル系ゴム強化共重合樹脂(A)5〜95質量%と、マレイミド系単量体単位及びα−メチルスチレン単位から選ばれる少なくとも1種の単量体単位を含む樹脂(B)5〜95質量%と、上記樹脂(A)及び(B)に該当しない他の樹脂(C)0〜50質量%と、を含有〔但し、(A)+(B)+(C)=100質量%である。〕し、上記アクリル系ゴム質重合体の含有量が、組成物全体に対し、5〜30質量%であることを特徴とするランプハウジング用樹脂組成物。
- 上記樹脂(C)が、ゴム質重合体の存在下に、ビニル系単量体を重合して得られたゴム強化ビニル系共重合樹脂、及び/又は、ビニル系単量体の(共)重合体である請求項1に記載のランプハウジング用樹脂組成物。
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