JP4545355B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入賞を契機とする抽選結果に基づいて、遊技内容を演出表示するパチンコ機等の遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ機等の遊技機において、図柄を変動表示あるいは停止表示する表示装置を備え、遊技球の入賞を契機として行われる抽選結果に応じて、表示装置によって種々の演出表示を行う遊技機が知られている。このような遊技機においては、抽選結果が大当たり(遊技者が遊技球を獲得しやすい状態)となった場合に、表示装置に表示される3つの図柄を所定の図柄(例えば、同一図柄)とし、大当たりの演出表示を行う。
【0003】
このような遊技機においては、第1の図柄から第3の図柄までが変動表示状態から順に停止表示状態となり、第1の図柄と第2の図柄が一致した状態でリーチ(大当たりの前段階)となる方式が一般的である。
そして、リーチの後、第3の図柄が変動表示され、第3の図柄が大当たりの図柄で停止表示されると、大当たりの演出表示が行われる。
【0004】
また、従来の遊技機においては、一般に、リーチの後、第3の図柄がはずれの図柄で停止した場合、一定の確率で、引き続きリーチ(以下、このときのリーチを「スーパーリーチ」と言う。)に移行する。
このように、リーチ(スーパーリーチを含む。)の演出表示は、遊技者に大当たりに移行する期待を抱かせ、遊技興趣を高める効果を目的として行われるものである。したがって、リーチから大当たりに移行する確率(以下、「信頼度」と言う。)は、遊技者がリーチに対して抱く期待を左右する重要な要素となる。
【0005】
ここで、信頼度に関する従来の技術として、第1に、信頼度が一定、即ち、リーチから常に一定確率で大当たりに移行する遊技機が知られている。また、第2に、特開平10−216316号公報には、特定のリーチから大当たりに移行する確率を複数設定可能としておき、所定条件に合わせて、そのうちの1つを選択して設定することにより、リーチの場合の信頼度を変化させる技術が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の遊技機において、第1の技術には、以下のような問題があった。即ち、リーチの信頼度が高い場合、大当たりの確率は一定であることから、自ずとリーチの出現率は低くなる。そして、遊技者は、リーチが出現すると、大当たりになるとの期待を高め、リーチの演出表示結果に注目する。
【0007】
しかし、このようなリーチでも、必ず大当たりとなるわけではなく、信頼度に基づく確率(例えば、50%)ではずれとなる場合もある。特に、信頼度が一定である場合、リーチ発生後、大当たりとなる確率は常に一定であるため、はずれとなる場合も常に同一の確率で発生する。そして、このようにリーチからはずれに至ると言う過程が繰り返された場合、遊技者は、リーチに対する期待を抱かなくなり、遊技の興趣性が低下することとなる。
【0008】
また、第2の技術は、特定のリーチの信頼度が切り換えられ、信頼度が変化するため、遊技者がそのリーチに対して確信をもって期待を抱くことができなくなる。特に、リーチの態様が複数用意され、それぞれのリーチの信頼度が変化する場合、遊技者は、どのリーチに期待を抱いてよいかわからなくなり、遊技が複雑化して、本来、遊技が持つ面白さを失わせることとなってしまう。
【0009】
このような問題は、リーチのみならず、大当たり等の予告においても発生していた。
本発明の課題は、遊技者のリーチおよび予告に対する期待感を高め、遊技の興趣性を向上させることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1記載の発明は、
入賞を契機とする抽選結果に基づいて、遊技内容を演出表示する遊技機であって、
入賞を契機とし、所定の確率に基づいて、大当たりを発生させるか否かの大当たり抽選および予め用意された特定の図柄演出表示(例えば、リーチの演出表示あるいは予告の演出表示)を行うか否かの演出表示抽選を行う抽選手段(例えば、図1のCPU100)と、
従前の所定期間(例えば、直前のリセット時からその大当たりの抽選時まで)において、前記大当たり抽選の結果がはずれでかつ前記演出表示抽選の結果が特定の図柄演出表示を行うものであった場合の回数を計数する計数手段(例えば、図1のCPU100)と、
前記計数手段によって計数された回数に基づいて、前記大当たり抽選の結果がはずれである場合に前記演出表示抽選の結果が特定の図柄演出表示を行うものとなる割合を順次減少させるように前記所定の確率を変化させることが可能な確率変化手段(例えば、図1のCPU100)と、
を備えることを特徴としている。
【0011】
また、請求項2記載の発明は、
請求項1記載の遊技機であって、
前記大当たり抽選の結果に応じて特定の図柄演出表示を行う場合および特定の図柄演出表示を行わない場合のそれぞれを表す引当対象乱数を設定しておき、
前記抽選手段は、前記演出表示抽選のための乱数を発生させ、発生させた乱数が特定の図柄演出表示を行う場合および特定の図柄演出表示を行わない場合のいずれを表す前記引当対象乱数に該当するかに応じて、前記演出表示抽選の抽選結果とし、
前記確率変化手段は、前記計数手段によって計数された回数に基づいて、前記大当たり抽選の結果がはずれでかつ特定の図柄演出表示を行う場合を表す前記引当対象乱数の個数を所定数減ずることを特徴としている。
【0012】
請求項1または2記載の発明によれば、特定の図柄演出表示が行われ、大当たり抽選結果がはずれである場合に、以後、その図柄演出表示が行われた場合には大当たりとなる確率が順次高くなるように、即ち、以後、大当たり抽選の結果がはずれの場合に、その図柄演出表示が行われる割合を減少させるように制御される。
【0013】
したがって、遊技者に、特定の図柄演出表示が行われてはずれとなった場合にも、次回、その図柄演出表示が行われる際には、大当たりの信頼度が高いものと認識させること(大当たりの期待感を高めること)ができ、遊技の興趣性を向上させることができる。
請求項3記載の発明は、
請求項1または2記載の遊技機であって、
前記特定の図柄演出表示が複数用意され、各図柄演出表示について、前記計数手段が前記回数を計数し、前記確率変化手段が前記確率を変化させることを特徴としている。
【0014】
請求項3記載の発明によれば、図柄演出表示が複数用意された遊技機であっても、それぞれの図柄演出表示について、遊技者に、大当たりの信頼度が高いものと認識させること(大当たりの期待感を高めること)ができる。
請求項4記載の発明は、
請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機であって、
前記演出表示抽選に関する前記所定の確率に基づいて、以後大当たりが発生するまでに必要であると想定される前記特定の図柄演出表示の最大の回数および前記従前の所定期間において前記特定の図柄演出表示が行われた回数のうち少なくとも1つを通知することを特徴としている。
【0015】
請求項4記載の発明によれば、遊技者に、以後、最大何回、その図柄演出表示が行われれば大当たりとなるかを通知することができ、特定の図柄演出表示が行われる場合の大当たりに対する信頼度をより具体的に示すことができる。あるいは、現在、その図柄演出表示が所定期間内に何回行われているかを遊技者に通知できると共に、それにより、遊技者は、特定の図柄演出表示が行われる場合の大当たりに対する信頼度を把握する目安とすることができる。
【0016】
請求項5記載の発明は、
請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機であって、
前記特定の図柄演出表示は、スーパーリーチの演出表示であることを特徴としている。
請求項5記載の発明によれば、スーパーリーチの演出が行われる際に、そのスーパーリーチに対する信頼度を高めることができる。
【0017】
請求項6記載の発明は、
請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機であって、
前記特定の図柄演出表示は、遊技内容の予告の演出表示であることを特徴としている。
請求項6記載の発明によれば、予告の演出表示が行われる際に、その予告の演出表示に対する信頼度を高めることができる。
【0018】
請求項7記載の発明は、
請求項1〜6のいずれかに記載の遊技機であって、
前記所定の確率を初期状態に戻すためのリセット手段をさらに備えることを特徴としている。
請求項7記載の発明によれば、確率変化手段により変化された所定の確率を初期状態に戻す(リセットする)ことができ、必要に応じて、各図柄演出表示の信頼度を初期状態とすることができる。
【0019】
請求項8記載の発明は、
請求項7記載の遊技機であって、
前記リセット手段は、前記大当たり抽選の結果が大当たりとなった場合に前記所定の確率を初期状態に戻すことを特徴としている。
請求項8記載の発明によれば、大当たりが発生した場合に、各図柄演出表示の信頼度を初期状態に戻すことができる。
【0020】
請求項9記載の発明は、
請求項7〜8のいずれかに記載の遊技機であって、
前記リセット手段は、遊技機が非稼動状態である場合に自動的に前記所定の確率を初期状態に戻すことを特徴としている。
請求項9記載の発明によれば、遊技者が遊技を中止すること等により、遊技機の稼動が停止された場合に、自動的に各図柄演出表示の信頼度を初期状態に戻すことができ、遊技機をリセットする必要がある所定の場合に、別途、リセットの処理を行う必要がなくなる。
【0021】
請求項10記載の発明は、
請求項1〜9のいずれかに記載の遊技機であって、
前記従前の所定期間は、前記所定の確率が直前に初期状態とされた時から当該抽選までの期間であることを特徴としている。
請求項10記載の発明によれば、遊技機がリセットされた時から抽選の時までを1単位として、各図柄演出表示の信頼度を変化させることができる。例えば、大当たりが発生する等して遊技機がリセットされた場合、そのリセット時からの遊技内容に応じて、各図柄演出表示の信頼度を変化させることができる。したがって、遊技機が稼動されることにより、単純に各図柄演出表示の信頼度が高まるのみならず、遊技内容等に応じて、信頼度の高まり方に変化を持たせることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明に係る遊技機の実施の形態を詳細に説明する。
図1から図4は、本発明を適用したパチンコ機1を示す図である。
本発明を適用したパチンコ機1は、大当たりとならないにも関わらず、特定のリーチあるいは予告の演出表示が行われる抽選結果となった場合、次回の抽選において、大当たりとならない場合に特定のリーチあるいは予告の演出表示が行われる割合を減少させる遊技機である。即ち、遊技者が、特定のリーチあるいは予告から大当たりとなる確率が順次高くなると認識する遊技機である。
【0023】
したがって、遊技者が特定のリーチあるいは予告に対し、徐々に高い大当たりの期待を抱き、遊技の興趣性を向上させることができる遊技機である。
まず、構成を説明する。
図1は、本発明に係るパチンコ機1の機能構成を示すブロック図である。図1において、本実施の形態によるパチンコ機1は、CPU(Central Processing Unit)100への信号の入力を制御する入力ポート105を含んで構成されている。この入力ポート105には、特別図柄始動スイッチ101、普通図柄始動スイッチ102、カウントスイッチ103および継続スイッチ104からの各種の信号が入力されている。そして、これらの各信号が入力ポート105を介してCPU100に入力されることとなる。
【0024】
なお、CPU100は、ROM(ReadOnly Memory)116とRAM(Random AccessMemory)117とを含んで構成されている。このROM116には、リーチにおける演出表示に関する処理(後述するリーチ演出処理)を実行するためのリーチ演出処理プログラム、予告における演出表示に関する処理(後述する予告演出処理)を実行するための予告演出処理プログラムおよびパチンコ機1の制御に関する種々のプログラムが記憶されている。
【0025】
また、パチンコ機1は、CPU100からの出力信号を入力とし、それらの信号をパチンコ機1内の各部に伝達する出力ポート106を含んで構成されている。この出力ポート106から出力される信号は、表示灯制御装置107、音声制御装置108、普通図柄表示装置109、普通電動役物用ソレノイド110、大入賞口用ソレノイド111、賞球装置112、発射装置113および特別図柄表示装置118等に伝達される。
【0026】
なお、CPU100は、リセット回路114によってリセットされる。このリセット回路には、リセットボタン114aが接続されており、遊技者が遊技を中止する場合や、遊技店の店員が開店時あるいは閉店時等の所定時期にリセットボタン114aを押すことにより、CPU100がリセットされる。また、電源回路115による電源投入時においても、CPU100はリセットされる。そして、CPU100がリセットされることにより、リーチ演出処理あるいは予告演出処理においてカウントされていた種々のパラメータ(後述)は、初期値に戻される。
【0027】
次に、動作を説明する。
図2は、パチンコ機1のCPU100が実行するリーチ演出処理を示すフローチャートである。
図2において、遊技が開始されると、CPU100は、遊技球がいずれかの入賞口を通過したか否かの判定を行う(ステップS1)。
【0028】
ステップS1において、遊技球が袖入賞口を通過したと判定した場合、CPU100は、所定数の賞球を払い出し(ステップS2)、ステップS1の処理を繰り返す。
ステップS1において、遊技球がゲートを通過したと判定した場合、CPU100は、当たりの抽選と共に普通図柄変動表示を開始し(ステップS3)、当たりの抽選結果が“当たり”であるか否かの判定を行う(ステップS4)。
【0029】
ステップS4において、当たりの抽選結果が“当たり”でないと判定した場合、CPU100は、ステップS1の処理に移行し、当たりの抽選結果が“当たり”であると判定した場合、CPU100は、一定時間、電動チューリップ(以下、「電チュウ」と言う。)を開き(ステップS5)、ステップS1の処理に移行する。なお、以下、電チュウを例に挙げて説明するが、始動入賞口としての機能を有するものであれば、電チュウ以外のもの(単なる入賞口等)であってもよい。
【0030】
ステップS1において、遊技球が電チュウを通過したと判定した場合、CPU100は、所定数の賞球を払い出し(ステップS6)、保留球が4個以内であるか否かの判定を行う(ステップS7)。
ステップS7において、保留球が4個以内でないと判定した場合、CPU100は、ステップS1の処理に移行する。一方、保留球が4個以内であると判定した場合、CPU100は、大当たりの抽選を行い(ステップS8)、特別図柄変動表示を開始する(ステップS9)。なお、ステップS8の大当たりの抽選においては、リーチの演出表示を行うか否かおよびいずれかのスーパーリーチの演出表示を行うか否か等の所定の抽選が併せて行われる。
【0031】
次に、CPU100は、大当たりの抽選結果に基づいて、いずれかのリーチの演出表示を行うか否かの判定を行い(ステップS10)、いずれのリーチの演出表示も行わないと判定した場合、ステップS1の処理に移行する。また、いずれかのリーチの演出表示を行うと判定した場合、CPU100は、大当たりの抽選において、大当たりが発生しているか否かの判定を行う(ステップS11)。
【0032】
そして、大当たりの抽選において、大当たりが発生していないと判定した場合、CPU100は、各リーチのリーチカウンタに基づいて、後述の調整方法に従って乱数割り当てを調整し(ステップS12)、ステップS1の処理に移行する。
ステップS11において、大当たりが発生したと判定した場合、CPU100は、アタッカ(大入賞口)を所定周期で所定時間ずつ開き(ステップS13)、アタッカに入った遊技球の数に応じて所定数の賞球を払い出す(ステップS14)。
【0033】
次に、CPU100は、1回の開放当たり、アタッカに入った遊技球が10カウントを超えたか、もしくは、1回の開放当たり、アタッカの開放時間が30秒を超えたか否かの判定を行う(ステップS15)。
ステップS15において、1回の開放当たり、アタッカに入った遊技球が10カウントを超えた、もしくは、1回の開放当たり、アタッカの開放時間が30秒を超えたと判定した場合、CPU100は、アタッカを閉じ(ステップS16)、アタッカの開放ラウンド回数が制限回数(例えば、10ラウンド等)以下であるか否かの判定を行う(ステップS17)。
【0034】
ステップS17において、アタッカの開放ラウンド回数が制限回数以下であると判定した場合、CPU100は、ステップS13の処理に移行し、アタッカの開放ラウンド回数が制限回数以下でないと判定した場合、CPU100は、各リーチの発生回数を表すリーチカウンタ等の各種パラメータをリセットし、遊技機を初期状態に戻す(ステップS18)。そして、CPU100は、ステップS1の処理に移行し、同様の動作を繰り返す。
【0035】
ここで、ステップS12においてCPU100が行う乱数割り当ての調整方法について説明する。
遊技機1は、遊技盤面中央に設けられた電チュウに遊技球が入ると、予め定められた確率に基づいて、大当たりに移行するか否か、ノーマルリーチを発生させるか否か、スーパーリーチを発生させるか否か、複数用意されたスーパーリーチの演出表示うち、いずれの演出表示を行うか等の抽選が行われ、これらの抽選結果を表すパラメータが設定される。例えば、大当たりが発生する確率は5/300、ノーマルリーチが発生する確率は30/300、いずれかのスーパーリーチが発生する確率は7.5/300といった値である。
【0036】
また、遊技機1においては、ノーマルリーチおよびスーパーリーチの各リーチから、如何なる確率で大当たりに移行するか、即ち、抽選結果が大当たりである場合に、いずれのリーチの演出表示を行うかについての確率も予め定められており、大当たりの抽選を行う際に、大当たりが発生した場合に行われるリーチの演出表示についても、この確率に基づいて、併せて決定される。
【0037】
図3は、各リーチパターンから大当たりに移行する確率(信頼度)の推移を示す図である。図3において、“1回目”の各リーチパターンの信頼度は、初期値として設定された値であり、CPU100がリセットされた場合、各リーチパターン(リーチパターンA〜E)の信頼度は、“1回目”の値に設定される。
また、各リーチパターンが実行され、抽選結果がはずれである場合、次回、そのリーチパターンから大当たりに移行する確率(信頼度)は、“2回目”の値となる。即ち、CPU100は、抽選結果がはずれである場合に、そのリーチパターンが実行される割合が“2回目”の値となるように制御する。
【0038】
そして、さらに、そのリーチパターンが実行され、抽選結果がはずれである場合には、次回、そのリーチパターンが実行された場合の信頼度が“3回目”の値となるように制御され、以後、同様に、図3に示すように順次信頼度が変化される。
例えば、初期状態において、遊技機1は、リーチパターンBから大当たりに移行する確率(信頼度)が、初期状態(1回目)においては30%となるように、リーチパターンBが発生する確率が定められている。そして、リーチパターンBからはずれとなった場合、次回、リーチパターンBが発生した場合(2回目)には、大当たりに移行する確率(信頼度)が60%となるように制御される。
【0039】
そして、抽選によりリーチパターンBがさらに発生して実行され、かつ抽選結果がはずれである場合には、次回、リーチパターンBが実行された場合(3回目)の信頼度が90%となるように制御され、同様に、リーチパターンBがさらに実行された場合(4回目)には、信頼度が100%となるように制御される。即ち、大当たりの抽選結果が当たりの場合にのみ、リーチパターンBが発生される。
【0040】
このように各リーチパターンにおける信頼度を変化させることにより、遊技者から見た場合に、そのリーチパターンが以後、何回発生するまでに大当たりとなるか(そのリーチパターンが以後、何回発生した場合に、確実に大当たりが発生するか)が算出できる。
したがって、CPU100は、普通図柄表示装置109あるいは特別図柄表示装置118に表示することにより、そのリーチが以後、何回発生するまでに大当たりが発生するかについての情報を通知することとしてもよい。
【0041】
また、この情報に加えて、あるいは単独の情報として、そのリーチパターンが、現在、何回発生しているか(そのリーチパターンが、直前の初期状態からその時までに発生した累積回数)を通知することとしてもよい。この場合、遊技者は、そのリーチパターンが、現在、何回発生しているかを記憶する必要がなく、現在の各リーチパターンの発生回数を容易に把握することができる。
【0042】
なお、CPU100は、抽選を行う場合、所定の乱数を発生させ、発生した乱数が、大当たりあるいははずれといった抽選結果に予め割り当てられている引当対象乱数のいずれに該当するかによって、種々の抽選結果を発生させるものである。したがって、特定の抽選結果が発生する確率を変化させる場合、引当対象乱数の割り当て(割り当て数あるいは割り当て方法等)を変化させることにより、所望の確率とすることができる。
【0043】
次に、予告演出処理について説明する。
図4は、パチンコ機1のCPUが実行する予告演出処理を示すフローチャートである。
図4において、ステップS101からステップS109の処理およびステップS114からステップS119の処理は、図2におけるステップS1〜ステップS9およびステップS13〜ステップS18の処理とそれぞれほぼ同様であるため説明を省略し、異なる部分であるステップS110〜ステップS113についてのみ説明する。なお、図2における各リーチの発生回数を表す“リーチカウンタ”は、図4においては、各予告演出の発生回数を表す“予告カウンタ”に相当するものである。
【0044】
ステップS109において特別図柄変動表示を開始した後、CPU100は、予告の演出表示を行うか否かの判定を行い(ステップS110)、予告の演出表示を行うと判定した場合、各予告の予告カウンタに基づいて、上述のリーチの場合と同様の調整方法に従って乱数割り当てを調整し(ステップS111)、大当たりの抽選結果に基づいて、リーチの演出表示を行うか否かの判定を行う(ステップS112)。
【0045】
ステップS112において、リーチの演出表示を行わないと判定した場合、CPU100は、ステップS101の処理に移行する。また、リーチの演出表示を行うと判定した場合、CPU100は、大当たりの抽選結果に基づいて、大当たりの演出表示を行うか否かの判定を行う(ステップS113)。そして、大当たりの演出表示を行わないと判定した場合、CPU100は、ステップS101の処理に移行し、大当たりの演出表示を行うと判定した場合、CPU100は、ステップS114の処理に移行する。
【0046】
以上のように、本発明を適用したパチンコ機1は、大当たりの抽選結果がはずれであり、かつ特定のリーチの演出あるいは予告演出が行われる抽選結果となった場合、次回の抽選において、大当たりの抽選結果がはずれとなった場合に、その特定のリーチの演出あるいは予告演出が行われる割合が所定割合減少するように抽選が行われる。
【0047】
即ち、特定のリーチあるいは予告演出からはずれとなった場合、次に、そのリーチ演出あるいは予告演出が行われた場合には、大当たりとなる確率が高くなると遊技者が認識するように制御が行われる。
したがって、遊技者が特定のリーチあるいは予告に対し、徐々に高い大当たりの期待を抱き、遊技の興趣性を向上させることができる。
【0048】
なお、本実施の形態においては、本発明をパチンコ機に適用することとして説明したが、リーチの演出あるいは予告の演出を行う遊技機であれば他のものに適用することとしてもよい。
【0049】
【発明の効果】
請求項1または2記載の発明によれば、特定の図柄演出表示が行われ、大当たり抽選結果がはずれである場合に、以後、その図柄演出表示が行われた場合には大当たりとなる確率が順次高くなるように、即ち、以後、大当たり抽選の結果がはずれの場合に、その図柄演出表示が行われる割合を減少させるように制御される。
【0050】
したがって、遊技者に、特定の図柄演出表示が行われてはずれとなった場合にも、次回、その図柄演出表示が行われる際には、大当たりの信頼度が高いものと認識させること(大当たりの期待感を高めること)ができ、遊技の興趣性を向上させることができる。
請求項3記載の発明によれば、図柄演出表示が複数用意された遊技機であっても、それぞれの図柄演出表示について、遊技者に、大当たりの信頼度が高いものと認識させること(大当たりの期待感を高めること)ができる。
【0051】
請求項4記載の発明によれば、遊技者に、以後、最大何回、その図柄演出表示が行われれば大当たりとなるかを通知することができ、特定の図柄演出表示が行われる場合の大当たりに対する信頼度をより具体的に示すことができる。
請求項5記載の発明によれば、スーパーリーチの演出が行われる際に、そのスーパーリーチに対する信頼度を高めることができる。
【0052】
請求項6記載の発明によれば、予告の演出表示が行われる際に、その予告の演出表示に対する信頼度を高めることができる。
請求項7記載の発明によれば、確率変化手段により変化された所定の確率を初期状態に戻す(リセットする)ことができ、必要に応じて、各図柄演出表示の信頼度を初期状態とすることができる。
【0053】
請求項8記載の発明によれば、大当たりが発生した場合に、各図柄演出表示の信頼度を初期状態に戻すことができる。
請求項9記載の発明によれば、遊技機の電源投入あるいは電源切断の際に、各図柄演出表示の信頼度を初期状態に戻すことができ、遊技店の開店時あるいは閉店時に別途、リセットの処理を行う必要がなくなる。
【0054】
請求項10記載の発明によれば、遊技者が遊技を中止すること等により、遊技機の稼動が停止された場合に、自動的に各図柄演出表示の信頼度を初期状態に戻すことができ、遊技機をリセットする必要がある所定の場合に、別途、リセットの処理を行う必要がなくなる。
請求項11記載の発明によれば、遊技機外部から手動により遊技機をリセットすることができるため、遊技機のリセットを容易に行うことができる。
【0055】
請求項12記載の発明によれば、遊技機がリセットされた時から抽選の時までを1単位として、各図柄演出表示の信頼度を変化させることができる。例えば、大当たりが発生する等して遊技機がリセットされた場合、そのリセット時からの遊技内容に応じて、各図柄演出表示の信頼度を変化させることができる。したがって、遊技機が稼動されることにより、単純に各図柄演出表示の信頼度が高まるのみならず、遊技内容等に応じて、信頼度の高まり方に変化を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパチンコ機1の機能構成を示すブロック図である。
【図2】パチンコ機1のCPU100が実行するリーチ演出処理を示すフローチャートである。
【図3】各リーチパターンから大当たりに移行する確率(信頼度)の推移を示す図である。
【図4】パチンコ機1のCPUが実行する予告演出処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 パチンコ機
100 CPU
101 特別図柄始動スイッチ
102 普通図柄始動スイッチ
103 カウントスイッチ
104 継続スイッチ
105 入力ポート
106 出力ポート
107 表示灯制御装置
108 音声制御装置
109 普通図柄表示装置
110 普通電動役物用ソレノイド
111 大入賞口用ソレノイド
112 賞球装置
113 発射装置
114 リセット回路
114a リセットボタン
115 電源回路
116 ROM
117 RAM
118 特別図柄表示装置

Claims (10)

  1. 入賞を契機とする抽選結果に基づいて、遊技内容を演出表示する遊技機であって、
    入賞を契機とし、所定の確率に基づいて、大当たりを発生させるか否かの大当たり抽選および予め用意された特定の図柄演出表示を行うか否かの演出表示抽選を行う抽選手段と、
    従前の所定期間において、前記大当たり抽選の結果がはずれでかつ前記演出表示抽選の結果が特定の図柄演出表示を行うものであった場合の回数を計数する計数手段と、
    前記計数手段によって計数された回数に基づいて、前記大当たり抽選の結果がはずれである場合に前記演出表示抽選の結果が特定の図柄演出表示を行うものとなる割合を順次減少させるように前記所定の確率を変化させることが可能な確率変化手段と、
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記大当たり抽選の結果に応じて特定の図柄演出表示を行う場合および特定の図柄演出表示を行わない場合のそれぞれを表す引当対象乱数を設定しておき、
    前記抽選手段は、前記演出表示抽選のための乱数を発生させ、発生させた乱数が特定の図柄演出表示を行う場合および特定の図柄演出表示を行わない場合のいずれを表す前記引当対象乱数に該当するかに応じて、前記演出表示抽選の抽選結果とし、
    前記確率変化手段は、前記計数手段によって計数された回数に基づいて、前記大当たり抽選の結果がはずれでかつ特定の図柄演出表示を行う場合を表す前記引当対象乱数の個数を所定数減ずることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記特定の図柄演出表示が複数用意され、各図柄演出表示について、前記計数手段が前記回数を計数し、前記確率変化手段が前記確率を変化させることを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
  4. 前記演出表示抽選に関する前記所定の確率に基づいて、以後大当たりが発生するまでに必要であると想定される前記特定の図柄演出表示の最大の回数および前記従前の所定期間において前記特定の図柄演出表示が行われた回数のうち少なくとも1つを通知することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 前記特定の図柄演出表示は、スーパーリーチの演出表示であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 前記特定の図柄演出表示は、遊技内容の予告の演出表示であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機。
  7. 前記所定の確率を初期状態に戻すためのリセット手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の遊技機。
  8. 前記リセット手段は、前記大当たり抽選の結果が大当たりとなった場合に前記所定の確率を初期状態に戻すことを特徴とする請求項7記載の遊技機。
  9. 前記リセット手段は、遊技機が非稼動状態である場合に自動的に前記所定の確率を初期状態に戻すことを特徴とする請求項7〜8のいずれかに記載の遊技機。
  10. 前記従前の所定期間は、前記所定の確率が直前に初期状態とされた時から当該抽選までの期間であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の遊技機。
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