JP4544471B2 - シート構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、シート構造体に係り、特に、積載した荷物を雨や埃等から守る保護カバーを具備したシート構造体に関する。
従来から、運転者が座る運転席と後部同乗者が座ることのできる助手席とを備えた自動二輪車用のシートにおいて、1名乗車時には前記助手席を起立させて運転者の背もたれとして利用する構成が知られている。
特許文献1には、前記したようなシートの構成において、前記助手席の裏面側に荷かけ用のフック等を備えることで、1名乗車時における荷物の積載性を高めた自動二輪車のシート構造が開示されている。該シート構造においては、前記助手席を起立させると平坦な荷台が現れるように構成されており、この荷台と前記助手席の裏面側との間に荷物を安定的に積載することができる。
特開2004−330984号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、積載された荷物が車外に剥き出しとなるので、雨天時に濡れたり外気の埃で汚れたりするという課題があった。
本発明の目的は、上記した従来技術の課題を解決し、積載した荷物を雨や埃等から守る保護カバーを具備したシート構造体を提供することにある。
前記した目的を達成するために、本発明は、運転者が着座する前側シートと、前記前側シートに対して傾動自在でかつ同乗者が着座可能な後側シートとを備え、前記後側シートは、倒立状態で前記前側シートにおける背もたれ部分になる自動二輪車のシート構造体において、前記後側シートの傾動に連動して開閉する被覆手段を具備し、前記被覆手段は、前記後側シートが起こされる前の第1の位置と前記後側シートが起こされた後の所定の位置との間で開閉するようにした点に第1の特徴がある。
また、前記被覆手段は、前記後側シートと一体的に傾動可能なケースに収納されるようにした点に第2の特徴がある。
また、前記被覆手段は、折り畳むことができる蛇腹状物を有するようにした点に第3の特徴がある。
また、前記後側シートは、前記前側シートの上面に接触またはほぼ接触する位置まで傾動可能であるようにした点に第4の特徴がある。
また、前記被覆手段には、その開閉を禁止する施錠手段が備えられるようにした点に第5の特徴がある。
また、前記ケースには、前記後側シートと同一の傾動軸を有する蓋部材が設けられ、前記ケースと前記蓋部材との間に、前記被覆手段の内側に通じる開口部が設けられるようにした点に第6の特徴がある。
また、前記ケースは、前記後側シートが前記第1の位置にある場合において前記自動二輪車の荷台ベースに係合されており、前記ケースには、前記後側シートと前記ケースとの係合と、前記荷台ベースと前記ケースとの係合と、前記蓋部材と前記ケースとの係合とを制御する操作手段が備えられ、前記操作手段は、前記施錠手段によってその操作を禁止できるように構成されるようにした点に第7の特徴がある。
さらに、前記操作手段は、左側ノブと右側ノブとから構成され、前記左側ノブは、前記後側シートと前記ケースとの係合を解除でき、前記右側ノブは、前記荷台ベースと前記ケースとの係合と、前記蓋部材と前記ケースとの係合とを解除できるように構成されるようにした点に第8の特徴がある。
請求項1の発明によれば、後側シートを起こした時にできる空間を被覆手段で覆うことができるので、積載した荷物等が、雨や埃等で汚れたり、直射日光にさらされる等を防ぐことができるようになる。また、一人乗りのシートとして使用する場合には、通常は後側シートが配置されているデッドスペースを有効に活用でき、かつ走行中において荷物が配置されていることを気にせずに乗車することができる。
請求項2の発明によれば、後側シートの傾動に合わせて被覆手段をスムーズに開閉させることが容易となる。
請求項3の発明によれば、非使用時に効率よく折り畳まれて収納スペースが低減されると共に、使用時にはスムーズに展開される被覆手段が得られるようになる。
請求項4の発明によれば、運転手が前側シートに着座しない降車時において、被覆手段で覆われる荷物等の収納スペースを大幅に拡大することができるようになる。また、前側シートおよび後側シートの表面が、雨や埃等で汚れたり、直射日光にさらされる等を防ぐことができるようになる。
請求項5の発明によれば、乗員以外は被覆手段の開閉操作ができないように施錠することができるので、荷物等を積載したまま降車する際の乗員の安心感を高めることができるようになる。
請求項6の発明によれば、蓋部材を開かない限り荷物等の出し入れができないので、荷物等を積載したまま降車する際の乗員の安心感を高めることができるようになる。
請求項7の発明によれば、乗員以外は、蓋部材や被覆手段等の開閉ができないように施錠することができるので、降車する際の乗員の安心感を高めることができるようになる。
請求項8の発明によれば、2つのノブによって3箇所の係合を解除することが可能になると共に、1つの施錠手段によって2つのノブの操作を禁止することができるシート構造体が得られるようになる。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明を適用した自動二輪車の一実施形態の側面図である。自動二輪車1は、無段変速機を内蔵するユニットスイング式のパワーユニットを備えたスクータ型の自動二輪車である。車体フレームとしてのメインフレーム2には、アッパーカバー7の上方から突出するハンドル3によって操舵可能な左右一対のフロントフォーク4が車体前方において軸着され、その下端部に前輪WFが回転自在に軸支されている。前記アッパーカバー7を固定支持するパイプステー5には、メーターユニット8およびヘッドライト6が設置されている。また、前記メインフレーム2の下方には、乗員が足を載せる左右一対のステップボード12、そして、停車時に車体を自立させるサイドスタンド13およびセンタースタンド18が取り付けられており、前記パイプステー5とメインフレーム2との間には、車体カバー9が配設されている。また、前記メインフレーム2の車体後方には、運転者が着座する前側シート10および同乗者が着座できる後側シート11等を支持するシートフレーム20が連結されている。前記前側シート10および後側シート11は、前記前側シート10の前端部に設置された調整機構25を操作することによって、前記シートフレーム20に対して車体の前後方向に一体的にスライドできるように構成されており、前記前側シート10の後端部に形成された腰当てとしてのバックレスト10aの位置を、運転者の体格に合わせて調整することが可能である。
前記メインフレーム2の後方下部には、エンジン(不図示)やエアクリーナボックス16を含むパワーユニット15の一端側が回転可能に軸着されている。該パワーユニット15は、前記シートフレーム20に取り付けられたリヤクッション17によって吊り下げられることで前記一端側を軸として揺動可能とされており、その他端側には、駆動輪としての後輪WRが回転自在に軸支されている。また、前記後側シート11に同乗者が着座する場合は、前記車体カバー9の車体後方に取り付けられた折り畳み式のタンデムステップ14に足を載せ、前記シートフレーム20に取り付けられた左右一対のグラブバー19を手でつかむことで、安定的に乗車することが可能となる。
図2は、前記自動二輪車1の斜視図である。前記と同一の符号は、前記と同一または同等部分を示す。本実施形態に係る前記後側シート11は、前側シート10に傾動可能に連結されると共に、その側部の基板31に揺動可能に取り付けられた調整レバー32を操作することによって、前記前側シート10に対する傾斜角を自在に変更できるように構成されている。そして、荷台ベース21の上部には、本発明の一実施形態に係る保護カバー収納ユニット30が取り付けられている。該図では、前記後側シート11を起立させることで、後側シート11を運転者の背もたれとして利用すると共に、後側シート11の下部に隠れていた保護カバー収納ユニット30の上面部が荷台として使用可能となる1名乗車時の状態を示している。この状態において、前記後側シート11の背面側のプレート11aおよびその周辺に荷かけフック等を設置しておけば、前記グラブバー19との間にヒモを掛け渡す等によって、高さ方向の寸法が大きな荷物も容易に積載することが可能となる。なお、自動二輪車1の右側後方には、施錠可能な小物入れ22と、前記エンジンからの排気ガスを排出するマフラ23とが配設されている。
図3は、本発明の一実施形態に係るシート構造体の斜視図である。前記と同一の符号は、前記と同一または同等部分を示す。該図では、前記後側シート11を車体後方側の第1の位置に倒し、同乗者が後側シート11に着座可能となる2名乗車時の状態を示している。前記後側シート11は、前記保護カバー収納ユニット30の上面に係合するように収められる。本実施形態に係る被覆手段としての保護カバー(図6参照)は、前記保護カバー収納ユニット30の内部に折り畳まれて収納されている。また、前記保護カバー収納ユニット30の車両後方側の面には、操作手段としての左側ノブ38Lおよび右側ノブ38R、そして、施錠手段としてのキーシリンダ37が配設されている。
図4は、図3の状態から前記後側シート11を所定の位置まで起立させた状態を示す斜視図である。前記と同一の符号は、前記と同一または同等部分を示す。前記後側シート11の裏面側に一体的に支持されるプレート11aには、4つの取り付け部材60が配設されており、該取り付け部材60に荷かけフック等を取り付けることが可能である。前記保護カバー収納ユニット30は、被覆手段としての保護カバー(図6参照)が収納されるケース36と、前記後側シート11と同一の傾動軸を有する板状の蓋部材35とから構成されており、該図の状態では、前記蓋部材35の上面を荷台として使用することができる。また、前記プレート11aに切り欠き部を備えた円柱状の第1ボス40が設けられると共に、前記蓋部材35に前記第1ボス40が挿入される第1貫通孔39が設けられており、図3の状態においては、前記第1ボス40が第1貫通孔39に挿入および係合されることによって、前記後側シート11の起立動作が規制されている。
図5は、図4の状態から前記蓋部材35を開いた状態を示す斜視図である。前記と同一の符号は、前記と同一または同等部分を示す。後述する保護カバー(図6参照)によってヘルメット80等の荷物を覆う場合には、荷物を該図のように蓋部材35と前記ケース36との間に形成される開口部35aから収納するようにする。前記蓋部材35の裏面側には、切り欠きを有する円筒状の第2ボス41が設けられている。また、この図では、前記プレート11aに設けられた第1ボス40が、前記第1貫通孔39(図4参照)を貫通して蓋部材35の裏面側に突出した状態となっている。そして、前記ケース36には、前記第2ボス41が挿入される第2貫通孔42が設けられており、図4の状態においては、前記第2ボス41が第2貫通孔42に挿入および係合されることによって、前記蓋部材35の起立動作が規制されている。
図6は、図5の状態から、前記ケース36を起立させると共に保護カバー50が展開された状態を示す斜視図である。被覆手段としての保護カバー50は、複数の骨部材52と、この骨部材52同士の間に張られた一体または分割式のシート部材51とから構成されている。前記シート部材51を、防水性、防塵性、遮光性等に優れた素材とすれば、積載したヘルメット80等の荷物を、雨や埃、直射日光等から守ることができ、さらに耐傷性や耐熱性にも優れた素材を選べば、荷物を積載したまま降車する際の安心感をさらに高めることが可能である。
前記複数の骨部材52は、連結部53において略扇形に開閉自在となるように連結されているので、前記ケース36への収納時には、雨傘や幌を閉じる時のように蛇腹状に折り畳むことが可能となる。そして、前記保護カバー50の開閉方向の両端部は、それぞれ、前記ケース36の裏面側および荷台ベース21の上面側に固定されているため、前記ケース36を起立するように傾動させると、前記ケース36と荷台ベース21との間に、雨傘や幌を開くように前記保護カバー50が展開されることになる。なお、前記後側シート11の所定の位置は、前記保護カバー50が展開された状態においても、前記調整レバー32の操作によって任意に変更することができる。また、該調整レバー32は、乗員以外が操作できないように任意に施錠することが可能である。なお、前記保護カバー50は、骨部材52等を設けることなく蛇腹状に折り畳まれる構成としたり、シート部材51を伸縮自在の素材とすることで展開自在とする構成としてもよい。
前記荷台ベース21には、切り欠きを有する円柱状の第3ボス43が設けられている。また、前記ケース36の裏面側には、前記第3ボス43が挿入される第3貫通孔44が設けられており、図5の状態においては、前記第3ボス43が第3貫通孔44に挿入および係合されることによって、前記ケース36の起立動作が規制されている。
図7は、図6の一部透過図である。前記と同一の符号は、前記と同一または同等部分を示す。前記シート部材51は、前記ケース36の内側部材45と、前記荷台ベース21に形成された基部46との間に密閉的に接続されており、保護カバー50の内部に水等が侵入する可能性は少ない。また、前記自動二輪車1のイグニッションキーや専用キー等による鍵100によってキーシリンダ37を操作しない限り、前記保護カバー50を開閉できないように構成されるので、荷物を積載したまま降車する際の安心感を高めることができる。以下に、前記左側ノブ38L、右側ノブ38R、キーシリンダ37の構造および操作について詳細に説明する。
図8は、図4のA方向視図である。前記と同一の符号は、前記と同一または同等部分を示す。前記したように、保護カバー50が収納されるケース36の後端部には、施錠手段としてのキーシリンダ37を中央とし、操作手段としての左側ノブ38Lおよび右側ノブ38Rが配設されている。前記したように、前記プレート11aには、切り欠き40aを有する第1ボス40が設けられており、前記後側シート11を図3に示す第1の位置に倒した状態においては、該第1ボス40は、蓋部材35に設けられた第1貫通孔39に挿入されることになる。
図9は、前記左側ノブ38L、右側ノブ38R、キーシリンダ37の構成を示す概要斜視図である。前記と同一の符号は、前記と同一または同等部分を示す。前記左側ノブ38Lは、シャフト61の軸方向に摺動可能に支持された左側アーム64に固定されており、一方、右側ノブ38Rは、シャフト61の軸方向に摺動可能に支持された右側アーム65に固定されている。前記シャフト61は、支持部62,63によって前記ケース36の内側に略水平に固定支持されている。
前記鍵100によって回動可能なキーシリンダ37には、該キーシリンダ37と一体的に回動する略直方体のロック部材66が連結されている。該図の状態においては、前記ロック部材66の長手方向が水平方向を向いており、前記左側アーム64および右側アーム65の摺動動作が禁止された状態にある。
図10は、図9の状態からキーシリンダ37を90度回動させた状態を示す概要説明図である。前記と同一の符号は、前記と同一または同等部分を示す。該図では、前記ロック部材66の長手方向が垂直方向に向いて、前記左側アーム64の係合突起64aおよび右側アーム65の係合突起65aのロックが解除された状態を示している。この状態においては、前記左側アーム64および右側アーム65の摺動動作が許可されるので、前記左側ノブ38Lおよび右側ノブ38Rを、それぞれキーシリンダ37の方向にスライドさせることが可能となる。該図では、前記保護カバー50を展開するために右側ノブ38Rをスライドさせて、右側アーム65の係合突起65bが前記第3ボス43の切り欠き43aから外れた状態を示している。なお、前記左側アーム64の一端側には、係合突起64bが形成されている。
図11は、前記ケース36を裏面側から見た状態を示す概要説明図である。前記と同一の符号は、前記と同一または同等部分を示す。該図では、前記後側シート11をケース36と連結することによって、前記後側シート11の裏面側のプレート11aに設けられた第1ボス40が、前記第1貫通孔39を貫通してケース36側に固定支持された状態を示している。該図が示すように、前記第1ボス40と左側アーム64との係合は、前記ケース36の内枠部分から突出した位置で行われている。なお、前記第3貫通孔44からは、前記右側アーム65の係合突起65bの一部がのぞいている。
図12は、図11の一部拡大断面図である。前記と同一の符号は、前記と同一または同等部分を示す。該図では、前記左側アーム64の係合突起64bが、前記第1ボス40の切り欠き40a(図8参照)と係合することで、前記後側シート11とケース36との結合が保たれた状態を示している。また、前記右側アーム65の係合突起65bは、前記第2ボス41(図5参照)の切り欠き41a(図13参照)と係合することで、前記蓋部材35とケース36との結合を保っている。なお、この図では、キーシリンダ37と連結されたロック部材66がロック位置とされているので、前記左側ノブ38Lおよび右側ノブ38Rは操作が禁止された状態にある。
図13は、図12の状態から鍵100を90度回動させて、前記左側ノブ38Lおよび右側ノブ38Rを操作した状態を示す説明図である。前記したように、前記左側ノブ38Lを操作することによって、前記係合突起64bと切り欠き40aとの係合が解除されると共に、前記右側ノブ38Rを操作することによって、係合突起65bと切り欠き41aとの係合が解除されることになる。そして、図4に示すように、前記ケース36が荷台ベース21側に係合し、かつ前記ケースに蓋部材35が係合している場合には、円筒状とされる第2ボス41の内部に前記第3ボス43が収まり、前記係合突起65bは、前記第2ボス41および第3ボス43の両方を同時に係合することになる。なお、上記したような構成に合わせて、前記第2貫通孔42は、第3貫通孔44より大径に形成されている。
前記ケース36には、前記左側ノブ38Lおよび右側ノブ38Rの移動方向を規制する溝70,71が形成されている。前記左側アーム64および右側アーム65に、スプリング等の弾性体(不図示)によって常にキーシリンダ37から離れる方向の付勢力を与えておけば、乗員が操作を行わない時には、前記溝70,71の左側ノブ38Lおよび右側ノブ38Rの位置が車幅方向外側に常に保たれるように構成することができる。
以下に、前記後側シート11が第1の位置にある図3の状態から、前記保護カバー50でヘルメット80を覆った図6の状態に至るまでの操作手順を示す。1.キーシリンダ37を回動して左側ノブ38Lおよび右側ノブ38Rのロック状態を解除する、2.左側ノブ38Lをスライドさせて後側シート11とケース36との係合を解除しながら調整レバー32を操作し、後側シート11を所定の位置まで傾動する、3.右側ノブ38Rをスライドさせて蓋部材35とケース36との係合を解除し、蓋部材35を所定の位置まで開く、4.開口部35aからヘルメット80を入れる、5.右側ノブ38Rをスライドさせてケース36と荷台ベース21との係合を解除し、ケース36を傾動させる、6.再度、ケース36を、後側シート11および蓋部材35と係合させる、となる。
図14は、図4の状態から、前記後側シート11をさらに車体前方に傾動した状態を示す斜視図である。前記と同一の符号は、前記と同一または同等部分を示す。本実施形態に係るシート構造体は、前記後側シート11を前側シート10の上面に接触する位置まで傾動することが可能である。該図の状態では、前記保護カバー50がケース36に収納されていると共に、前側シート10および後側シート11の表面も、水や埃、直射日光等から守られるため、特に、荷物を積載せずに降車する場合に好適である。なお、後側シート11の傾動時に操作する調整レバー32は、自動二輪車1のイグニッションキーや専用キー等によって操作可能なキーシリンダ32aによって、乗員以外が操作できないように施錠することが可能である。
図15は、図14の状態から、前記蓋部材35を展開した状態を示す斜視図である。該図の状態では、ヘルメット80に加えて、前記蓋部材35の裏面側に2個目のヘルメット81を置くことができる。なお、前記蓋部材35の裏面側に、自動二輪車1のイグニッションキーや専用キー等によって施錠が可能なヘルメットホルダ(不図示)等を設けてもよい。
図16は、図15の状態から、前記ケース36を傾動させて保護カバー50を展開した状態を示す斜視図である。前記保護カバー50の内側スペースが最大となる該状態においては、ヘルメット80,81を収納した上に、さらに上着や他の手荷物等を余裕をもって収めることが可能である。なお、前記蓋部材35の裏面側や基部46に、施錠可能なヘルメットホルダ(不図示)等を設ければ、ヘルメット80等の貴重な荷物を自動二輪車1に固定的に支持したうえに、さらに前記保護カバー50で覆って外部から見えないようにすることができるので、荷物等を積載したまま降車する際の安心感をさらに高めることが可能となる。
上記したように、本発明に係るシート構造体によれば、後側シートと荷台との間に蛇腹状に開閉する幌状の保護カバーを設けたので、1名乗車時や降車時において積載した荷物を、水や埃、直射日光等から保護することができるようになる。また、保護カバーを展開することによって積載した荷物が外部から見えなくなると共に、保護カバーの開口部に施錠することができる。
なお、前記保護カバーやケース等の形状や構造、操作手段や施錠手段の構造や設置箇所等は、上記した実施形態に限定されず、任意に種々の変形が可能であることは勿論である。また、本実施の形態では、被覆手段として蛇腹式の保護カバー50を用いた例として説明したが、被覆手段は、これに限らず、後側シートが起こされる前の第1の位置と、起こされた後の所定の位置との間を覆う機能を有するものであれば代替可能である。
本発明の一実施形態に係るシート構造体が適用された自動二輪車の側面図である。 本発明の一実施形態に係るシート構造体が適用された自動二輪車の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るシート構造体の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るシート構造体の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るシート構造体の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るシート構造体の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るシート構造体の斜視図である。 図4のA方向視図である。 本発明の一実施形態に係るシート構造体の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る操作手段および施錠手段の概要説明図である。 本発明の一実施形態に係る操作手段および施錠手段の概要説明図である。 図11の一部拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係る操作手段および施錠手段の概要説明図である。 本発明の一実施形態に係るシート構造体の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るシート構造体の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るシート構造体の斜視図である。
符号の説明
10…前側シート、11…後側シート、20…シートフレーム、21…荷台ベース、31…基板、32…調整レバー、36…ケース、37…キーシリンダ、38L…左側ノブ、38R…右側ノブ、43…第3ボス、44…第3貫通孔、45…内側部材、46…基部、50…保護カバー(被覆手段)、51…シート部材、52…骨部材、80…ヘルメット

Claims (6)

  1. 運転者が着座する前側シートと、
    前記前側シートに対して傾動自在でかつ同乗者が着座可能な後側シートとを備え、前記後側シートは、倒立状態で前記前側シートにおける背もたれ部分になる自動二輪車のシート構造体において、
    前記後側シートの傾動に連動して開閉する被覆手段を具備し、
    前記被覆手段は、前記後側シートが起こされる前の第1の位置と前記後側シートが起こされた後の所定の位置との間で開閉し、
    前記被覆手段は、前記後側シートと一体的に傾動可能なケースに収納され、
    前記ケースには、前記後側シートと同一の傾動軸を有する蓋部材が設けられ、
    前記ケースと前記蓋部材との間に、前記被覆手段の内側に通じる開口部が設けられることを特徴とするシート構造体。
  2. 前記被覆手段は、折り畳むことができる蛇腹状物を有することを特徴とする請求項に記載のシート構造体。
  3. 前記後側シートは、前記前側シートの上面に接触またはほぼ接触する位置まで傾動可能であることを特徴とする請求項1または2に記載のシート構造体。
  4. 前記被覆手段には、その開閉を禁止する施錠手段が備えられることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載のシート構造体。
  5. 前記ケースは、前記後側シートが前記第1の位置にある場合において前記自動二輪車の荷台ベースに係合されており、
    前記ケースには、前記後側シートと前記ケースとの係合と、前記荷台ベースと前記ケースとの係合と、前記蓋部材と前記ケースとの係合とを制御する操作手段が備えられ、
    前記操作手段は、前記施錠手段によってその操作を禁止できるように構成されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のシート構造体。
  6. 前記操作手段は、左側ノブと右側ノブとから構成され、
    前記左側ノブは、前記後側シートと前記ケースとの係合を解除でき、
    前記右側ノブは、前記荷台ベースと前記ケースとの係合と、前記蓋部材と前記ケースとの係合とを解除できるように構成されることを特徴とする請求項に記載のシート構造体。
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