JP4542819B2 - 油圧機械、油圧機械の健康状態を監視するためのシステム及び方法 - Google Patents

油圧機械、油圧機械の健康状態を監視するためのシステム及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、一般には油圧機械に関わり、特に、油圧機械における油圧ポンプの健康状態を監視するためのシステム及び方法に関する。
油圧ポンプのような流体ポンプの異常検知装置として、例えば特許文献1〜4に記載のものが知られている。
特許文献1に開示された油圧システムの故障予知装置は、油圧システム構成部材の寿命を減少させる要因(例えば油圧及び作動油温など)を検出し、検出された油圧及び作動油温などに基づき寿命の現在瞬間的な減少度を求め、その減少度を累計することにより寿命の減少量を求める。また、この装置は、故障が発生した後に作動する警報機を有する。
特許文献2に記載されたポンプの磨耗を判定するための装置は、ケースドレインの流量または流量の変化量を計測し、それらが一定の閾値を超えた時に故障と判定する。
特許文献3に開示されたポンプ故障診断装置は、ドレイン通路に設けられた金属センサと、吐出通路またはドレイン通路に設けた流量センサを有し、一方のセンサの検出値をパラメータとして、他方のセンサの検出値を補正する。例えば、流量センサにより検出される流量が低下する程、ポンプの故障が一層進行してきたと判断し、金属センサの検出値により大きな倍率をかけてこれを補正し、それにより、金属センサの検出値から異常が一層検出され易くする。通常の運転は別に故障診断モードが設けられており、故障診断モードにおいて、ポンプ出力変動要素、例えば斜板角(傾斜角)、エンジン回転数及びポンプ負荷が一定に固定された上で、金属センサからの検出値による故障診断が行われる。
特許文献4に記載されたポンプの潤滑系警報装置は、ポンプの潤滑系のストレーナに流れる潤滑水の流量と、ストレーナの前後差圧を計測し、潤滑水流量から推定される差圧予想値より実際の計測値が大きい場合、ストレーナの目詰まりと判定し警報を発する。
特開昭59−194215号公報 特開平7−280688号公報 特開2000−241306号公報 特開平8−114183号公報
特許文献1にあるように、温度などの寿命減少要因の履歴を記録し過去のテスト結果などを参照することにより部品の消耗度を予想することは広く行われている。しかしながら、寿命減少要因の履歴が同じあっても、部品の消耗度のバラツキが大きい。そのため、寿命減少要因の履歴に基づく方法では、オーバーホールの期間を調整することはできても、ポンプの故障の発生を精度よく予想してその破損を未然に防止することはできない。
そこで、ポンプの破壊の予兆をより直接的に計測する方法が提案されている。例えば、特許文献2の装置は、ケースドレインの流量または流量の変化量を計測して故障を判定する。また、特許文献3の装置は、ドレイン通路に設けられた金属センサでドレインを通過する金属粉量を検出して故障を判定する。これらの方法は、ポンプ破壊の予兆をより直接的な現象に基づいて捕らえる点で、温度や作動油温などの間接的な要因を検出する方法に比べ、より精度良くポンプの破壊の予兆を検出することができる。しかしながら、油圧機械の作業中には、ポンプの吐出流量、吐出圧力及び作動油温などのポンプの作動状態が変動し、そして、この作動状態の変動に伴って上述したセンサの出力は変動する。したがって、油圧機械の作業中に異常検出を行おうとすると、センサ出力に適用される異常判断の為の閾値に大きい変動幅を含ませる必要がある。その結果、異常検出の信頼性は低くなるから、確実にポンプ破壊を事前察知し破壊を未然防止できる機能は期待できない。
また、特許文献3の装置では、正確な検出を得るために、ポンプの吐出流量や吐出圧力等の作動状態を一定に固定する故障診断モードが設けられている。しかし、定期的に油圧機械の稼動を停止して故障診断を実施することは、油圧機械の管理者にとり大きな負担となり好ましくない。また、事業用の油圧機械、例えば油圧ショベルなどの建設機械の場合、これらは鉱山や建設現場の作業の中心となって運用される機械であるから、その稼動停止は、採鉱作業や建設作業を中止させることとなり経済的なダメージが大きい。
また、特許文献4の装置は、ポンプの破壊の予測ではなくむしろストレーナの異常を検知するものであるが、ストレーナの前後差圧を閾値と比較することで異常を検出する。しかし、油圧ポンプの場合には、油温により油の粘度が変化するため、前後差圧だけから異常を精度良く検出することはできない。
本発明の目的は、ポンプ破壊を未然に防止するために、ポンプ破壊の予兆を検知できるようにすることにある。
本発明の別の目的は、診断のために油圧機械の作業を中断することがないよう、油圧ポンプの稼動中にポンプの吐出流量や吐出圧力が変化してもポンプ破壊の予兆を検知できるようにすることにある。
本発明のまた別の目的は、作動油の温度が変動してもポンプ破壊の予兆を検知できるようにすることにある。
本発明の更に別の目的は、ポンプ破壊を未然に防止できるように、より高い信頼性をもってポンプが破壊する時期を予測できるようにすることにある。
本発明の一つの側面に従う油圧機械は、油圧負荷装置(12)と、加圧された作動油を吐出して前記油圧負荷装置へ供給する油圧ポンプ(14)と、前記油圧ポンプのドレインに流れる作動油に含まれる異物を捕獲するドレインフィルタ(26)と、前記ドレインフィルタにおけるフィルタ差圧を検出する差圧センサ(28)と、前記油圧ポンプの所定の作動状態を検出する作動状態センサと、前記差圧センサ及び前記作動状態センサから、前記フィルタ差圧の時系列データ(120)と前記作動状態の時系列データ(122)を収集するデータ収集部(104)と、前記データ収集部により収集された前記作動状態の時系列データ(122)と前記フィルタ差圧の時系列データ(120)に基づいて、所定の一定条件を満たす前記作動状態の下での前記フィルタ差圧の代表的な値である代表差圧値(130)を決定し、決定された前記代表差圧値を出力する代表差圧決定部(106、108、110、112)と
を備える。
この油圧機械によれば、油圧ポンプの稼動中にポンプの吐出流量又は吐出圧などの作動状態が変化しても、一定条件を満たす作動条件の下での代表差圧が出力されるので、この代表差圧を用いれば、ポンプ破壊の予兆を検知できる。診断のために油圧機械の作業を中断する必要もない。
この油圧機械において、前記代表差圧決定部により出力された前記代表差圧値に基づいて前記油圧ポンプの健康状態を診断する診断部(60)をさらに設けることもできる。
好適な実施形態では、前記作動状態センサ(22)が、前記作動状態として、前記油圧ポンプから前記油圧負荷装置に供給される前記加圧された作動油の圧力又は流量を検出する。
また、好適な実施形態では、前記代表差圧決定部(106、108、110、112)が、前記作動状態の時系列データと前記フィルタ差圧の時系列データに基づいて、前記作動状態と前記フィルタ差圧との間の相関関係(128)を決定し、決定された前記相関関係に基づいて、前記一定条件を満たす所定の一つの代表的な前記作動状態の値に対応する前記フィルタ差圧の相関値を求め、求まった前記相関値を前記代表差圧値(130)として採用する。
また、変形例として、前記代表差圧決定部(106、108、110、112)が、前記フィルタ差圧の時系列データの中から、前記一定条件を満たす前記作動状態の下でのデータを抽出し、抽出された前記フィルタ差圧のデータの平均的又は中間的な値を求め、求まった前記平均的又は中間的な値を前記代表差圧値(130)として採用するようにしてもよい。
好適な実施形態では、前記油圧ポンプ(14)が可変容量形ポンプであり、前記油圧ポンプの容量と相関をもつ容量情報(40)を出力する容量情報出力手段(16)がさらに設けられる。そして、前記代表差圧決定部(106、108、110、112)が、前記容量情報に基づいて、前記油圧ポンプの容量が所定の一定条件を満たすときに検出された前記作動状態の時系列データ及び前記フィルタ差圧の時系列データを取得し(106)、取得された前記作動状態の時系列データ及び前記フィルタ差圧の時系列データに基づいて前記代表差圧値を決定する。これにより、ポンプの容量が変化しても、その影響を大きく受けずに、代表差圧に基づいてポンプの健康状態を診断することが可能である。
好適な実施形態では、前記作動油の温度を検出する温度センサ(32)がさらに設けられる。そして、前記データ収集部(104)が、前記温度センサから前記油温の時系列データ(126)も収集し、前記代表差圧決定部(106、108、110、112)が、前記油温の時系列データを用いて、前記代表差圧値を、これに含まれる前記油温による変動成分を減らすように補正し(110)、補正された前記代表差圧値を出力する。これにより、油温が変化しても、その影響を大きく受けずに、代表差圧に基づいてポンプの健康状態を診断することが可能である。
本発明の別の側面に従うシステムは、油圧ポンプ(14)と、前記油圧ポンプのドレインに流れる作動油に含まれる異物を捕獲するためのドレインフィルタ(26)と、前記ドレインフィルタにおけるフィルタ差圧を検出する差圧センサ(28)と、前記油圧ポンプの所定の作動状態を検出する作動状態センサ(22)とを備えた油圧機械における、前記油圧ポンプ(14)の健康状態を監視するためのシステム(70)である。このシステムは、前記差圧センサ及び前記作動状態センサから、前記フィルタ差圧の時系列データ(120)と前記作動状態の時系列データ(122)を収集するデータ収集部(104)と、前記データ収集部により収集された前記作動状態の時系列データ(122)と前記フィルタ差圧の時系列データ(120)に基づいて、所定の一定条件を満たす前記作動状態の下での前記フィルタ差圧の代表的な値である代表差圧値を決定し、決定された前記代表差圧値を出力する代表差圧決定部(106、108、110、112)とを備える。
好適な実施形態では、このシステムはさらに、前記代表差圧決定部により決定された前記代表差圧値に基づいて前記油圧ポンプの健康状態を診断する診断部(60)を備える。
好適な実施形態では、前記診断部(60)が、前記代表差圧決定部(106、108、110、112)から前記代表差圧値の時系列データ(220)を収集し、収集された前記代表差圧値の時系列データに基づいて、経過時間と前記代表差圧の増加との相関関係(222、224)を決定し、決定された前記相関関係に基づいて前記油圧ポンプの寿命を予測する寿命予測部(210)を有している。これにより、より高い信頼性をもってポンプが破壊する時期を予測することができる。
好適な実施形態では、前記診断部(60)が、前記代表差圧決定部(106、108、110、112)から前記代表差圧値の時系列データ(220)を収集し、収集された前記代表差圧値の時系列データに基づいて、所定の長期間にわたる経過時間と前記代表差圧との相関関係(222)を決定し、決定された前記長期間にわたる相関関係と、所定の最近の短期間における前記代表差圧のデータ(224)との間の乖離度合を求め、求まった前記乖離度合に基づいて前記油圧ポンプの異常を判断する異常判断部(212)を有している。これにより、ポンプ破壊が発生する前にポンプ破壊の予兆を検知できる。
本発明のまた別の側面に従う、加圧された作動油を吐出して油圧負荷装置へ供給する油圧ポンプ(14)の健康状態を監視する方法は、前記油圧ポンプのドレインフィルタにおけるフィルタ差圧の時系列データ(120)を収集するステップ(104)と、前記油圧ポンプの所定の作動状態の時系列データ(122)を収集するステップ(104)と、収集された前記作動状態の時系列データと前記フィルタ差圧の時系列データに基づいて、所定の一定条件を満たす前記作動状態の下での前記フィルタ差圧の代表的な値である代表差圧値(130)を決定するステップ(106、108、110)と、決定された前記代表差圧値に基づいて前記油圧ポンプの健康状態を診断するステップ(206、208、210、212)とを備える。
本発明のまた別の側面に従うシステムは、油圧ポンプ(14)と、前記油圧ポンプのドレインに流れる作動油に含まれる異物を捕獲するためのドレインフィルタ(26)と、前記ドレインフィルタにおけるフィルタ差圧を検出する差圧センサ(28)と、前記油圧ポンプの所定の作動状態を検出する作動状態センサ(22)とを備えた油圧機械における、前記油圧ポンプの健康状態を監視するためのシステム(70)であり、油圧機械に結合されたローカルコントローラ(18)と、前記油圧機械から離れた場所に設置され、前記ローカルコントローラと通信可能なセントラルサーバ(60)とを備える。そして、前記ローカルコントローラ(18)は、前記油圧機械の前記差圧センサ及び前記作動状態センサから、前記フィルタ差圧の時系列データと前記作動状態の時系列データを収集するデータ収集部(104)と、前記データ収集部により収集された前記作動状態の時系列データと前記フィルタ差圧の時系列データに基づいて、所定の一定条件を満たす前記作動状態の下での代表的な前記フィルタ差圧の値である代表差圧値を決定する代表差圧決定部(106、108、110)と、前記代表差圧決定部により決定された前記代表差圧値を前記サーバへ送信する送信部(112)とを備える。また、前記セントラルサーバ(60)は、前記ローカルコントローラから前記代表差圧値を受信する受信部(204)と、受信された前記代表差圧値に基づいて、前記油圧機械の健康状態を診断する診断部(206、208、210、212)とを備える。
本発明のまた別に側面に従うシステムは、油圧ポンプ(14)と、前記油圧ポンプのドレインに流れる作動油に含まれる異物を捕獲するドレインフィルタ(26)と、前記ドレインフィルタにおけるフィルタ差圧を検出する差圧センサ(28)と、前記作動油の温度を検出する温度センサ(32)とを備えた油圧機械における、前記油圧ポンプの健康状態を監視するシステム(70)であって、前記差圧センサ及び前記温度センサから、前記フィルタ差圧の時系列データと前記油温の時系列データを収集するデータ収集部(104)と、前記データ収集部により収集された前記油温の時系列データを用いて、前記フィルタ差圧の時系列データを、これに含まれる前記油温による変動成分を減らすように補正する補正部(110)と、前記補正部により補正された前記フィルタ差圧の時系列データに基づいて前記油圧ポンプの健康状態を診断する診断部(70)とを備える。このシステムによれば、油温が変化しても、その影響を大きく受けずに、代表差圧に基づいてポンプの健康状態を診断することが可能である。
本発明のまた別に側面に従うシステムは、油圧ポンプ(14)と、前記油圧ポンプのドレインに流れる作動油に含まれる異物を捕獲するためのドレインフィルタ(26)と、前記ドレインフィルタにおけるフィルタ差圧を検出する差圧センサ(28)とを備えた油圧機械における、前記油圧ポンプの健康状態を監視するためのシステム(70)であって、前記差圧センサから前記フィルタ差圧の時系列データを収集するデータ収集部(104)と、前記データ収集部により収集された前記フィルタ差圧の時系列データに基づいて、経過時間と前記フィルタ差圧の増加との相関関係を決定する相関関係決定部(206、208)と、前記相関関係決定部により決定された前記相関関係に基づいて前記油圧ポンプの寿命を予測する寿命予測部(210)とを備える。このシステムによれば、ポンプ破壊を未然に防止できるように、高い信頼性をもってポンプが破壊する時期を予測することができる。
本発明のまた別に側面に従うシステムは、油圧ポンプ(14)と、前記油圧ポンプのドレインに流れる作動油に含まれる異物を捕獲するためのドレインフィルタ(26)と、前記ドレインフィルタにおけるフィルタ差圧を検出する差圧センサ(28)とを備えた油圧機械における、前記油圧ポンプの健康状態を監視するためのシステム(70)であって、前記差圧センサから前記フィルタ差圧の時系列データを収集するデータ収集部(104)と、前記データ収集部により収集された前記フィルタ差圧の時系列データに基づいて、所定の長期間にわたる経過時間と前記フィルタ差圧との相関関係(222)を決定する相関関係決定部(206)と、前記相関関係決定部により決定された前記長期間にわたる相関関係(222)と、所定の最近の短期間における前記フィルタ差圧のデータ(224)との間の乖離度合を求め、求まった前記乖離度合に基づいて前記油圧ポンプの異常を判断するか又は寿命を予測する判断部(210、212)とを備える。このシステムによれば、高い信頼性をもって、ポンプが破壊する前にその予兆を検知できるか、又はポンプが破壊される時期を予測することができる。
図1は、本発明にかかる油圧機械及び油圧ポンプの健康状態監視システムの一実施形態の全体構成を示す。
図1に示すように、建設機械のような油圧機械10は、油圧で働く各種の油圧負荷装置(例えば、油圧モータやシリンダなどのアクチュエータ類)12、これらの油圧負荷装置12に対して加圧された作動油を供給するための油圧ポンプ14、及び、油圧負荷装置12や油圧ポンプ14に対してこれらを運転及び制御するための指令を発する運転コントローラ16を有する。油圧ポンプ14は、定容量形であっても可変容量形であってもよい。しかし、この実施形態では、油圧ポンプ14は、可変容量形のポンプの一種である斜板ポンプであるとする。運転コントローラ16から油圧ポンプ14には、運転及び制御のための指令の一つとして、油圧ポンプ14の容量を所望の目標値に制御するための容量指令40が与えられる。この実施形態では、この容量指令は、斜板ポンプ14の斜板角度を所望の目標角度に制御するための斜板角指令である。
また、油圧機械10には、油圧ポンプ14の状態データを収集し処理するためのローカルなコントローラ18が搭載されている。このローカルコントローラ18は、例えば通信人工衛星50を用いた無線移動体通信網50を介して、遠隔地に設置されたセントラルなサーバ60と通信可能である。ローカルコントローラ18は、セントラルサーバ60に対して、油圧ポンプ14の状態データを収集し処理した結果のデータを定期的に(例えば、20時間間隔で)送信する。セントラルサーバ60は、ローカルコントローラ18から受信したデータを蓄積し、蓄積されたデータに基づいて、遠隔の油圧機械10内の油圧ポンプ14の健康状態(例えば、破壊の予兆があるか否か、寿命はどの程度か、など)を診断する。ローカルコントローラ18とセントラルサーバ60は、互いに組み合わされて、油圧ポンプ14の健康状態を監視するためのシステム70を構成する。以下、このシステム70を「PHMS(Pump Health
Monitoring System)」と略称し、ローカルコントローラ18を「PHMSコントローラ」、セントラルサーバ60を「PHMSサーバ」と呼ぶことにする。
図1に示すように、異なる場所に複数台の油圧機械10、10、…が存在するが、それら複数の油圧機械10、10、…の各々に、上述したPHMSコントローラ18を搭載することができる。PHMSサーバ60は、複数の油圧機械10、10、…のPHMSコントローラ18のそれぞれと通信可能であり、そして、複数の油圧機械10、10、…の油圧ポンプ14のそれぞれの健康状態を診断することができる。PHMSサーバ60は、インターネットのようなコンピュータ間通信網62を通じて、油圧機械10、10、…のそれぞれのユーザが使用する端末コンピュータ(以下、「ユーザ端末」という)64、64、…と通信可能である。PHMSサーバ60は、常時、各ユーザのユーザ端末64に対して、そのユーザの油圧機械10内の油圧ポンプ14の健康診断の結果(例えば、油圧ポンプ14の破壊の予兆が出ている旨の警告データや、予測された寿命を示す寿命データ、など)をリアルタイムで提供することができる。従って、各ユーザは、自己が管理する油圧機械10が何処に存在していても、オフィスや自宅に居ながらにしてその油圧機械10の油圧ポンプ14の健康診断結果を知ることができる。なお、PHMS70は、油圧ポンプ18の健康診断結果だけでなく、油圧機械10の様々な状態(例えば、現在位置、積算稼働時間(サービスメータ記録値)、エンジン温度、燃料残量、バッテリ状態など)をも、実時間でPHMSサーバ60に収集してユーザ端末64に提供することができるが、この明細書では、その点についての説明は省略する。
個々の油圧機械10内において、油圧ポンプ14から吐出された加圧された作動油を油圧負荷装置12へ供給するための加圧作動油経路20に、この加圧作動油の油圧を測定するための圧力センサ22が設けられている。本発明において、圧力センサ22で加圧作動油の油圧を測定する目的は、後述するように、油圧ポンプ14の健康状態のバロメータとなるドレインフィルタ差圧の検出値から、ドレイン流量の変化に起因する差圧の変動成分(つまり、誤差成分)を除去するためにPHMSコントローラ18で行われる補正処理に、この検出された油圧を使用するためである。この実施形態では、圧力センサ22は、油圧ポンプ14の吐出口付近に設けられていて、圧力センサ22からの吐出圧を検出する。上述した目的から見ると、吐出圧よりむしろ吐出流量を検出する方が好ましいと一見思われる。何故なら、ドレインの流量は吐出流量に直接的に影響を受けるからである。しかし、本実施形態のように吐出流量でなく吐出圧を検出する点には、次のような利点がある。第一に、吐出圧を測る圧力センサ22は、本発明とは別の目的で、油圧ポンプ14に設けられることが通常であるから、これを本発明の目的に流用できる。第二に、流量センサよりも圧力センサの方が安価である。第三に、発明者らの実験によると、吐出圧とドレインのフィルタ差圧との間には直線に近い相関関係があるため、直線近似された吐出圧−フィルタ差圧相関関係を使って上記の補正処理が簡単に行える。これらの利点があるため、本実施形態では吐出圧を圧力センサ22で検出する。圧力センサ22から出力される吐出圧の検出値34は、PHMSコントローラ18に入力される。なお、上記目的からすれば、必ずしも吐出圧を検出しなければならないわけではなく、ドレインにおける作動油の流量に影響を与える油圧ポンプの何らかの作動状態を検出すればよいから、吐出口以外の場所の油圧を検出してもよいし(例えば、所定の油圧負荷装置(例えば油圧モータ)12に圧力センサ22を設けて、その油圧負荷装置12への供給油圧を検出する)、或いは、吐出流量又はドレイン流量などを検出してもよい。
油圧ポンプ14のドレイン24には、そこを流れる作動油に含まれる異物をストレーナにより捕獲するためのドレインフィルタ26が設けられている。ドレインフィルタ26には、ドレインフィルタ26の前後間(ストレーナ前後間)の作動油圧の差圧(以下、「フィルタ差圧」という)を検出するための差圧センサ28が結合されている。差圧センサ28から出力されるフィルタ差圧の検出値36は、PHMSコントローラ18に入力される。ドレインフィルタ26におけるフィルタ差圧は、油圧ポンプ14の健康状態を診断するためのメインのバロメータとして使用することができる。その理由は、油圧ポンプ、例えば斜板ポンプの場合、ポンプの破壊の直接の原因は、シューの磨耗の進行であり、そして、シューの磨耗により生じた金属粉はドレインフィルタ26で捕獲されここに蓄積されるので、シューの磨耗の進行に伴ってフィルタ差圧が増加するからである。
しかし、フィルタ差圧は、捕獲された金属粉量だけでなく、他の要因によっても変動する。その要因の主なものには、ドレイン24での作動油の流量、作動油の温度、及び油圧ポンプ14の容量である。上述した要因に依存する変動成分をフィルタ差圧の検出値34から除去することで、捕獲された金属粉量に依存する差圧成分を抽出することができる。ドレイン24での流量に依存する差圧の変動成分を除去する補正処理を行うために、上述したように、圧力センサ22からの吐出圧検出値34がPHMSコントローラ18に入力される。また、作動油の温度に依存する差圧に変動成分を除去する補正処理を行うために、油タンク30に温度センサ32が設けられ、温度センサ32から出力される油温の検出値38がPHMSコントローラ18に入力される。さらに、油圧ポンプ14の容量に依存する差圧変動成分を除去する補正処理を行うために、運転コントローラ16から出力される斜板角指令(油圧ポンプの斜板角つまり容量を示す)40がPHMSコントローラ18に入力される。
PHMSコントローラ18は、圧力センサ22、差圧センサ28、温度センサ32及び運転コントローラ16からそれぞれ、吐出圧検出値34、フィルタ差圧検出値36、油温検出値38及び斜板角指令40を入力して、これらの入力値をデジタルデータに変換して記憶する。この検出値の入力と記憶の動作は、少なくとも油圧ポンプ14が作動している間、所定の短い時間間隔で継続的に行われる。従って、PHMSコントローラ18には、過去から現在までの多数の時点で検出された吐出圧、フィルタ差圧、油温及び斜板角の時系列データが蓄積されることになる。PHMSコントローラ18は、これらの時系列データを用いて、後に詳述する方法により、上述した差圧変動の要因が所定の一定の条件を満たしているならば得られるであろうフィルタ差圧の期待値(これは実質的に、前記要因に起因する変動成分が除去されて、捕獲された金属粉量にだけ依存する差圧成分であるといえる)を計算し、これをPHMSサーバ60へ送信する。このフィルタ差圧の期待値の計算と送信は、例えば20時間間隔のように定期的に継続して行われる。したがって、PHMSサーバ60には、上記フィルタ差圧の期待値の時系列データが蓄積されることになる。PHMSサーバ60は、このフィルタ差圧の期待値の時系列データに基づいて、油圧ポンプ14の故障予兆の有無や寿命などの健康状態を診断する。
図2は、本実施形態で用いられるドレインフィルタ26の構造例を示す断面図である。
このドレインフィルタ26は、図中の上部が実際の上、下部が下になるように配置される。ドレインフィルタ26内に設けられた流れガイド80と82が、図中矢印で示すように、ドレイン24からドレインフィルタ26内に流入した作動油流を、まず、円筒状のストレーナ84の内側の底部まで導き、そして、底部から上方へ上昇させてストレーナ84の内側から外側へと通過させる。このように作動油の上昇流がストレーナ84の内側から外側へと通過することによって、作動油に含まれる金属粉の殆どは、ドレインフィルタ26の底部に落下して堆積することなく、ストレーナ84に捕獲される。しかも、ストレーナ84に捕獲された金属粉の量は、ストレーナ84の全体領域にわたり、均等に近い。結果として、差圧センサ28により検出されるストレーナ84前後のフィルタ差圧と、捕獲された金属粉量(すなわち、油圧ポンプ14の磨耗の進行度合い)との間の相関度が高い。従って、油圧ポンプ14の健康状態のバロメータとしてのフィルタ差圧の信頼性が高い。
以下では、PHMSコントローラ18とPHMSサーバ60について詳細に説明する。
図3は、PHMSコントローラ18の構成と機能を示している。図4は、PHMSサーバ60の構成と機能を示している。図5は、PHMSコントローラ18が行う処理の内容を具体的に説明している。図6は、PHMSサーバ60が行う処理の内容を具体的に説明している。
図3に示すように、PHMSコントローラ18は、処理装置100と記憶装置102を有する。処理装置100は、データ収集部104、適正データ選定部106、代表差圧演算部108、油温変動補正部110、及びデータ送信部112を有する。図4に示すように、PHMSサーバ60は、処理装置200と記憶装置202を有している。処理装置は、データ受信部204、長期トレンド演算部206、短期トレンド演算部208、寿命予測部210、異常判断部212及び報知部214を有している。PHMSコントローラ18及びPHMSサーバ60の各々は、プログラムされたコンピュータ、ハードウェアワイヤード回路、或いは、それらの組み合わせにより構成されることができる。
以下、図3と図5を参照して、PHMSコントローラ18の機能と動作を説明する。
図3に示すように、データ収集部104は、差圧センサ28からのフィルタ差圧検出値36、圧力センサ22からの吐出圧検出値34、運転コントローラ16からの斜板角指令値40及び温度センサ32からの油温検出値38を、所定の短い間隔で継続的に収集し、それら収集された検出値をデジタルデータに変換して記憶装置102に格納する。それにより、過去から現在までの多数の時点で検出されたフィルタ差圧、吐出圧、斜板角及び油温のそれぞれの時系列データ120、122、124、126が記憶装置102に蓄積される。図5Aには、フィルタ差圧時系列データ120、吐出圧時系列データ122、斜板角吐出圧時系列データ124及び油温時系列データ126が例示されている。これらの時系列データ120、122、124、126には、それぞれの検出値データと共に、その検出時点を示す時刻データも含まれている。これらの時系列データ120、122、124、126に含まれるフィルタ差圧、吐出圧、斜板角及び油温の検出値データは、その時刻データが示す検出時点が同じもの同士で相互に対応している。
再び図3を参照して、適正データ選定部106は、斜板角時系列データ124に基づいて、過去から現在までの所定期間において斜板角が所定の一定条件を満たしている時間区間を把握し、その時間区間内に検出された吐出圧データとフィルタ差圧データだけを、フィルタ差圧時系列データ120及び吐出圧時系列データ122から抽出する。ここで、斜板角が所定の一定条件とは、例えば、斜板角が所定の一つの角度であること、或いは、その所定の一つの角度を中心とする所定の狭い角度範囲内に入ることである。前記所定の一つの角度には、例えば、油圧機械10において最も頻繁に使用される代表的な斜板角度を採用することができる。
図5Aと図5Bには、適正データ選定部106の処理の具体例が示されている。図5Aに示された斜板角時系列データ124の中で、破線で囲んだ部分が、上記所定期間中で斜板角が一定条件を満たしている場合を示す。図5Bは、フィルタ差圧時系列データ120と吐出圧時系列データ122にそれぞれ含まれる上記所定期間中の全てのフィルタ差圧と吐出圧の検出値データを、フィルタ差圧−吐出圧座標平面上にプロットしたものである。各プロットが、検出時点が同じである互いに対応するフィルタ差圧と吐出圧を示している。適正データ選定部106は、図5Bに示された所定期間内のフィルタ差圧と吐出圧の全データの中から、斜板角が一定条件を満たしている場合のデータ、すなわち、破線で囲まれた領域内のプロットだけを抽出する。このように、斜板角(つまり、ポンプ容量)が一定条件を満たす場合の検出値データだけを抽出することで、抽出後のデータからポンプ容量に依存するフィルタ差圧の変動要因を除去又は減少させることができる。
再び図3を参照する。代表差圧演算部108は、適正データ選定部106により抽出されたフィルタ差圧と吐出圧の検出値データを受け、これに基づいて、吐出圧が所定の一定条件を満たしている場合におけるフィルタ差圧(以下、「代表差圧」という)を演算する。ここで、吐出圧についての所定の一定条件とは、例えば、吐出圧が所定の一つの圧力値であること、或いは、その所定の一つの圧力値を中心とする所定の狭い圧力範囲内に入ることである。前記所定の一つの圧力値には、例えば、油圧機械10において最も頻繁に使用される代表的な吐出圧値(例えば、150kg/cm2)を採用することができる。
代表差圧の演算の方法には幾つかの方法が採用できるが、この実施形態では、代表差圧演算部108は、吐出圧とフィルタ差圧との相関関数128を求めて、この相関関数に基づいて代表差圧を決定する。図5Cは、この方法を具体的に示している。図5Cに示すように、代表差圧演算部108は、まず、適正データ選定部106により抽出されたフィルタ差圧と吐出圧の検出値データ(図5Bの破線で囲んだ領域のプロット)に基づいて、吐出圧とフィルタ差圧間の相関関数128を計算する。ここで、相関関数としては、一次関数(直線関数)を用いることができる。一次関数は、2つの係数で決定できるので演算が簡単である。また、発明者らの研究によれば、フィルタ差圧と吐出圧との間には直線性の強い相関関数が存在するので、相関関数として一次関数を採用することは合理的である。そして、代表差圧演算部108は、決定された相関関数128に基づいて、図5Cに示すように、上述した代表的な吐出圧値(所定の一定条件)に対応するフィルタ差圧値つまり代表差圧値を演算する。この代表差圧値には、ドレイン流量に依存するフィルタ差圧変動成分が含まれていないか又は減少している。
なお、上述した吐出圧−フィルタ差圧相関関数128を求める方法に代えて、次のような簡単な方法で代表差圧値を求めてもよい。すなわち、上述した一定条件を満たす吐出圧検出値データに対応するフィルタ差圧検出値データだけを抽出して、抽出されたこフィルタ差圧検出値データの平均値又は中間値を計算して、これを代表差圧値とする。この方法は、吐出圧の変動の少ないポンプに適している。一方、上述した吐出圧−フィルタ差圧相関関数128を使って代表差圧を決定する方法は、吐出圧の変動が多いポンプに適している。
図3に示すように、代表差圧演算部108は、演算された代表差圧を記憶装置102に格納する。上述した適正データ選定部106と代表差圧演算部108の処理は、短い時間間隔で繰り返し継続的に行われる。従って、記憶装置102には、過去から現在までの多数の時点の代表差圧の時系列データ130が蓄積されることになる。
図3に示すように、油温変動補正部110は、過去から現在までの所定期間における油温時系列データ126と代表差圧時系列データ130を入力し、代表差圧時系列データ130を油温時系列データ126を用いて補正し、代表差圧時系列データ130から、油温に依存するフィルタ差圧変動成分を除去又は減少させる。この補正を行うために、この実施形態では、油温変動補正部110は、予め用意されている油温−理想差圧相関関数132を用い、代表差圧時系列データ130に含まれる代表差圧値データから、油温−理想差圧相関関数132に基づく対応油温における理想差圧を減算することで、代表差圧値データを補正する。ここで、油温−理想差圧相関関数132とは、ドレインフィルタ26に金属粉が全く溜まっていない場合の理想的なフィルタ差圧(理想差圧)と、油温との相関関係を表した関数であり、例えば実験的に決定されたものである。
図5Dは、油温変動補正部110が行う油温補正処理を具体的に示している。図5Dに示す横軸は、代表差圧時系列データ130の期間における所定単位時間(例えば、1分)毎の平均油温を示す。油温変動補正部110は、このような平均油温を、油温時系列データ126に基づいて計算する。そして、油温変動補正部110は、計算された平均油温に対応する理想差圧を、予め用意された吐出圧−理想差圧相関関数132を用いて計算する。そして、油温変動補正部110は、代表差圧時系列データ130に含まれる全ての代表差圧値データから、同じ油温に対応する理想差圧を減算することで、代表差圧値データを補正する。つまり、補正された代表差圧値(補正差圧)のデータは、元の代表差圧値とこれに対応する理想差圧との差分を表す。図5Dでは、補正差圧は、吐出圧−理想差圧相関関数132のラインから代表差圧値のプロットへ向かう矢印で図示されている。既に説明したことから明らかであるように、補正差圧データは、そこにポンプ容量、ドレイン流量及び油温に依存するフィルタ差圧の変動成分が含まれていないか減少されているため、ドレインフィルタ26に捕獲された金属粉量(つまり、油圧ポンプ14の磨耗の進行度合い)に対して強い相関関係を有する。よって、補正差圧データを油圧ポンプ14の健康状態のバロメータとして使用することで、信頼性の高い健康診断が可能である。
図3に示すように、油温変動補正部110は、演算された補正差圧を記憶装置102に格納する。上述した油温変動補正部110の処理は、短い時間間隔で繰り返し継続的に行われる。従って、記憶装置102には、過去から現在までの多数の時点の補正差圧の時系列データ134が蓄積されることになる。
図3及び図5Eに示すように、データ送信部112は、補正差圧時系列データ134に含まれる最近の所定時間区間(例えば、20時間)における補正差圧値データの平均値(平均差圧)を計算し、この平均差圧データ136を、定期的(例えば、20時間毎)にPHMSサーバ60へ送信する。
以下、図4と図6を参照して、PHMSサーバ60の機能と動作を説明する。
図4に示すように、PHMSサーバ60のデータ受信部204は、PHMSコントローラ18から平均差圧データ136を定期的(例えば、20時間毎)に受信して、これを記憶装置202に格納する。従って、記憶装置202には、過去から現在までの例えば20時間毎の多数の時点における平均差圧の時系列データ220が収集される。図6では、平均差圧時系列データ220は、平均差圧−時間座標平面上の多数のプロットで表されている。
図4に示すように、長期トレンド演算部206は、平均差圧時系列データ220に基づいて、所定の長期間(例えば、最近の数ヶ月間、1年間、又はそれ以上に長い期間など)における、平均差圧時系列データ220の時間経過に伴う増加のトレンドを表す長期トレンドデータ222を計算する。この長期トレンドデータは、例えば一次関数である。この長期トレンドデータ222は、長期間の間に、機械の緩みやガタツキなどに起因して、同じ吐出圧であってもドレイン流量が徐々に増えてフィルタ差圧が上がる現象を表しており、これは、油圧ポンプ14の磨耗の進行度合いを判断するために使用されるフィルタ差圧から除去されるべき成分である。
図4に示すように、短期トレンド演算部208は、平均差圧時系列データ220に基づいて、所定の短期間(例えば、最近の10日間)における、平均差圧時系列データ220の時間経過に伴う増加のトレンドを表す短期トレンドデータ224を計算する。この短期トレンドデータ224は、例えば一次関数である。短期トレンドデータ224の長期トレンドデータ222からの乖離度合いにより、油圧ポンプ14の磨耗の進行度合いを判断することができる。
図4に示すように、寿命予測部210は、短期トレンドデータ224の長期トレンドデータ222からの乖離度合いを計算し、これに基づいて、油圧ポンプ14の寿命を予測する。例えば、図6に示すように、油圧ポンプ14が破壊する(例えば、斜板ポンプのシューが100%磨耗する)ときの乖離量が予め実験的に求められて、これが100%閾値としてPHMSサーバ60に予め設定されている。寿命予測部210は、図6に示すように、短期トレンドデータ224と長期トレンドデータ222のラインを将来まで延長して、両者間の乖離量が上記100%閾値に達する時点を求め、この求まった時点を、油圧ポンプ14の将来の予測破壊時を示す寿命データ226とする。或いは、図6に示すように、油圧ポンプ14の磨耗が所定程度になる(例えば、斜板ポンプのシューが25%磨耗する)ときの乖離量が予め実験的に求められて、これが例えば25%閾値としてPHMSサーバ60に予め設定される。寿命予測部210は、短期トレンドデータ224の長期トレンドデータ222からの乖離量が上記25%閾値に達した時点で、それに実験的に予め求められている残存寿命日数(例えば50日)を加算した時点を、寿命データ226とする。
図4に示すように、異常判断部212は、短期トレンドデータ224の長期トレンドデータ222からの乖離度合いを計算し、これに基づいて、油圧ポンプ14の破壊の予兆の有無を判断し、予兆が検出された場合には、警報データ228を出力する。例えば、異常判断部212は、短期トレンドデータ224の長期トレンドデータ222からの乖離量が、破壊する前のある程度のレベル、例えば所定上記25%閾値に達すると、破壊が近いことを示す警報データ228を発生する。
図4に示すように、報知部228は、寿命データ226や警報データ228を含んだ報告データ230をユーザ端末64に送信する。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は本発明の説明のための例示にすぎず、本発明の範囲をこの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱することなく、その他の様々な態様でも実施することができる。
例えば、上述した実施形態におけるPHMSコントローラ18とPHMSサーバ60がもつ油圧ポンプの健康状態を監視し診断する機能の全てを、個々の油圧機械10に登載することも可能であるし、或いは、PHMSコントローラ18の機能を、PHMSサーバ60のような油圧機械10の外部の装置に搭載することも可能である。
本発明にかかる油圧機械及び油圧ポンプの健康状態監視システムの一実施形態の全体構成を示すブロック線図。 本実施形態で用いられるドレインフィルタ26の構造例を示す断面図。 PHMSコントローラ18の構成と機能を示すブロック線図。 PHMSサーバ60の構成と機能を示すブロック線図。 PHMSコントローラ18が行う処理の内容を具体的に説明した図。 PHMSサーバ60が行う処理の内容を具体的に説明した図。
符号の説明
10 油圧機械
12 油圧負荷装置
14 油圧ポンプ
16 運転コントローラ
18 PHMSコントローラ
22 圧力センサ
24 ドレイン
26 ドレインフィルタ
28 差圧センサ
32 温度センサ
34 吐出圧検出値
36 フィルタ差圧検出値
38 油温検出値
40 斜板角指令
60 PHMSサーバ
64 ユーザ端末
70 ポンプ健康状態監視システム(PHMS)
104 データ収集部
106 適正データ選定部
108 代表差圧演算部
110 油温変動補正部
112 データ送信部
120 フィルタ差圧時系列データ
122 吐出圧時系列データ
124 斜板角時系列データ
126 油温時系列データ
128 吐出圧−差圧相関関数
130 代表差圧時系列データ
132 油温−理想差圧相関関数
134 補正差圧時系列データ
204 データ受信部
206 長期トレンド演算部
208 短期トレンド演算部
210 寿命予測部
212 異常判断部
214 報知部
220 平均差圧時系列データ
222 長期トレンドデータ
224 短期トレンドデータ
226 寿命データ
228 警報データ
230 報告データ

Claims (12)

  1. 油圧負荷装置(12)と、
    加圧された作動油を吐出して前記油圧負荷装置へ供給する油圧ポンプ(14)と、
    前記油圧ポンプのドレインに流れる作動油に含まれる異物を捕獲するドレインフィルタ(26)と、
    前記ドレインフィルタにおけるフィルタ差圧を検出する差圧センサ(28)と、
    前記油圧ポンプの所定の作動状態を検出する作動状態センサと、
    前記差圧センサ及び前記作動状態センサから、前記フィルタ差圧の時系列データ(120)と前記作動状態の時系列データ(122)を収集するデータ収集部(104)と、
    前記データ収集部により収集された前記作動状態の時系列データ(122)と前記フィルタ差圧の時系列データ(120)に基づいて、所定の一定条件を満たす前記作動状態の下での前記フィルタ差圧の代表的な値である代表差圧値(130)を決定し、決定された前記代表差圧値を出力する代表差圧決定部(106、108、110、112)と、
    前記油圧ポンプの健康状態を診断する診断部(60)と、を備え、
    前記診断部は、前記代表差圧決定部(106、108、110、112)から前記代表差圧値の時系列データ(220)を収集し、収集された前記代表差圧値の時系列データに基づいて、所定の長期間にわたる経過時間と前記代表差圧との相関関係(222、224)を決定し、決定された前記長期間にわたる相関関係と、所定の最近の短期間における前記代表差圧のデータ(224)との間の乖離度合を求め、求まった前記乖離度合に基づいて前記油圧ポンプの異常を判断する又は寿命を予測する油圧機械。
  2. 請求項記載の油圧機械において、
    前記作動状態センサ(22)が、前記作動状態として、前記油圧ポンプから前記油圧負荷装置に供給される前記加圧された作動油の圧力又は流量を検出する油圧機械。
  3. 請求項記載の油圧機械において、
    前記代表差圧決定部(106、108、110、112)が、前記作動状態の時系列データと前記フィルタ差圧の時系列データに基づいて、前記作動状態と前記フィルタ差圧との間の相関関係(128)を決定し、決定された前記相関関係に基づいて、前記一定条件を満たす所定の一つの代表的な前記作動状態の値に対応する前記フィルタ差圧の相関値を求め、求まった前記相関値を前記代表差圧値(130)として採用する油圧機械。
  4. 請求項記載の油圧機械において、
    前記代表差圧決定部(106、108、110、112)が、前記フィルタ差圧の時系列データの中から、前記一定条件を満たす前記作動状態の下でのデータを抽出し、抽出された前記フィルタ差圧のデータの平均的又は中間的な値を求め、求まった前記平均的又は中間的な値を前記代表差圧値(130)として採用する油圧機械。
  5. 請求項記載の油圧機械において、
    前記油圧ポンプ(14)が可変容量形ポンプであり、
    前記油圧ポンプの容量と相関をもつ容量情報(40)を出力する容量情報出力手段(16)をさらに備え、
    前記代表差圧決定部(106、108、110、112)が、前記容量情報に基づいて、前記油圧ポンプの容量が所定の一定条件を満たすときに検出された前記作動状態の時系列データ及び前記フィルタ差圧の時系列データを取得し、取得された前記作動状態の時系列データ及び前記フィルタ差圧の時系列データに基づいて前記代表差圧値を決定する油圧機械。
  6. 請求項記載の油圧機械において、
    前記作動油の温度を検出する温度センサ(32)をさらに備え、
    前記データ収集部(104)が、前記温度センサから前記油温の時系列データ(126)も収集し、
    前記代表差圧決定部(106、108、110、112)が、前記油温の時系列データを用いて、前記代表差圧値を、これに含まれる前記油温による変動成分を減らすように補正し、補正された前記代表差圧値を出力する油圧機械。
  7. 油圧ポンプ(14)と、前記油圧ポンプのドレインに流れる作動油に含まれる異物を捕獲するためのドレインフィルタ(26)と、前記ドレインフィルタにおけるフィルタ差圧を検出する差圧センサ(28)と、前記油圧ポンプの所定の作動状態を検出する作動状態センサ(22)とを備えた油圧機械における、前記油圧ポンプ(14)の健康状態を監視するためのシステム(70)において、
    前記差圧センサ及び前記作動状態センサから、前記フィルタ差圧の時系列データ(120)と前記作動状態の時系列データ(122)を収集するデータ収集部(104)と、
    前記データ収集部により収集された前記作動状態の時系列データ(122)と前記フィルタ差圧の時系列データ(120)に基づいて、所定の一定条件を満たす前記作動状態の下での前記フィルタ差圧の代表的な値である代表差圧値を決定し、決定された前記代表差圧値を出力する代表差圧決定部(106、108、110、112)と、
    前記油圧ポンプの健康状態を診断する診断部(60)と、を備え、
    前記診断部は、前記代表差圧決定部(106、108、110、112)から前記代表差圧値の時系列データ(220)を収集し、収集された前記代表差圧値の時系列データに基づいて、所定の長期間にわたる経過時間と前記代表差圧との相関関係(222、224)を決定し、決定された前記長期間にわたる相関関係と、所定の最近の短期間における前記代表差圧のデータ(224)との間の乖離度合を求め、求まった前記乖離度合に基づいて前記油圧ポンプの異常を判断する又は寿命を予測する油圧ポンプの健康状態監視システム。
  8. 請求項記載のシステムにおいて、
    前記作動油の温度を検出する温度センサ(32)をさらに備え、
    前記データ収集部(104)が、前記温度センサから前記油温の時系列データ(126)も収集し、
    前記代表差圧決定部(106、108、110、112)が、前記油温の時系列データを用いて、前記代表差圧値を、これに含まれる前記油温による変動成分を減らすように補正し、補正された前記代表差圧値を出力する油圧ポンプの健康状態監視システム。
  9. 加圧された作動油を吐出して油圧負荷装置へ供給する油圧ポンプ(14)の健康状態を監視する方法において、
    前記油圧ポンプのドレインフィルタにおけるフィルタ差圧の時系列データ(120)を収集するステップ(104)と、
    前記油圧ポンプの所定の作動状態の時系列データ(122)を収集するステップ(104)と、
    収集された前記作動状態の時系列データと前記フィルタ差圧の時系列データに基づいて、所定の一定条件を満たす前記作動状態の下での前記フィルタ差圧の代表的な値である代表差圧値(130)を決定するステップ(106、108、110)と、
    前記代表差圧決定部(106、108、110、112)から前記代表差圧値の時系列データ(220)を収集し、収集された前記代表差圧値の時系列データに基づいて、所定の長期間にわたる経過時間と前記代表差圧との相関関係(222、224)を決定するステップと、
    決定された前記長期間にわたる相関関係と、所定の最近の短期間における前記代表差圧のデータ(224)との間の乖離度合を求め、求まった前記乖離度合に基づいて前記油圧ポンプの異常を判断する又は寿命を予測するステップと、を備えた油圧ポンプの健康状態監視方法。
  10. 油圧ポンプ(14)と、前記油圧ポンプのドレインに流れる作動油に含まれる異物を捕獲するためのドレインフィルタ(26)と、前記ドレインフィルタにおけるフィルタ差圧を検出する差圧センサ(28)と、前記油圧ポンプの所定の作動状態を検出する作動状態センサ(22)とを備えた油圧機械における、前記油圧ポンプの健康状態を監視するためのシステム(70)において、
    油圧機械に結合されたローカルコントローラ(18)と、
    前記油圧機械から離れた場所に設置され、前記ローカルコントローラと通信可能なセントラルサーバ(60)と
    を備え、
    前記油圧機械の前記ローカルコントローラ(18)は、
    前記油圧機械の前記差圧センサ及び前記作動状態センサから、前記フィルタ差圧の時系列データと前記作動状態の時系列データを収集するデータ収集部(104)と、
    前記データ収集部により収集された前記作動状態の時系列データと前記フィルタ差圧の時系列データに基づいて、所定の一定条件を満たす前記作動状態の下での代表的な前記フィルタ差圧の値である代表差圧値を決定する代表差圧決定部(106、108、110)と、
    前記代表差圧決定部により決定された前記代表差圧値を前記サーバへ送信する送信部(112)と、を備え、
    前記セントラルサーバ(60)は、
    前記ローカルコントローラから前記代表差圧値を受信する受信部(204)と、
    前記受信部(204)から前記代表差圧値の時系列データ(220)を収集し、収集された前記代表差圧値の時系列データに基づいて、所定の長期間にわたる経過時間と前記代表差圧との相関関係(222、224)を決定し、決定された前記長期間にわたる相関関係と、所定の最近の短期間における前記代表差圧のデータ(224)との間の乖離度合を求め、求まった前記乖離度合に基づいて前記油圧ポンプの異常を判断する又は寿命を予測する前記油圧機械の健康状態を診断する診断部(60)と、を備えた油圧ポンプの健康状態を監視するシステム。
  11. 請求項10記載のシステムにおける前記ローカルコントローラ。
  12. 請求項10記載のシステムにおける前記セントラルサーバ。
    油圧機械に結合される前記ローカルコントローラ。
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