JP4541052B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置に関し、特にベルト駆動方式の主走査駆動機構を備える画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ等の各種画像形成装置として、例えば、液体である記録液(例えばインク)を微細なノズルから吐出させる記録ヘッドをキャリッジに搭載し、このキャリッジを主走査駆動機構によって主走査方向移動させ、被記録媒体(用紙、記録紙、転写紙、記録媒体などとも称される。)を副走査方向に間歇的に移動しながら記録ヘッドより被記録媒体に記録液を吐出して画像を形成(記録)するシリアル型(シャトル型)インクジェット記録装置がある。
ここで、キャリッジを主走査方向に移動させるための主走査駆動機構としては、一般的に、主走査モータで駆動される駆動プーリと従動プーリ間に架け渡したタイミングベルト(歯付きベルト)を介してキャリッジを走査方向に往復移動させるベルト駆動方式が採用されている。
このようなベルト駆動方式の主走査機構においては、キャリッジを安定して移動走査するために、タイミングベルトに対して一定のテンションを架ける必要がある。
そこで、例えば、特許文献1に開示されているように、スプリングによって従動プーリを駆動プーリから離間する方向に付勢することでタイミングベルトにテンションを与えるようにしたもの、特許文献2に開示されているように、主走査モータ及び駆動プーリを従動プーリから離間するように付勢することでタイミングベルトにテンションを与えるようにしたもの、特許文献3に開示されているように、タイミングベルトをキャリッジに取り付ける部分にタイミングベルトを押圧する調整ねじを設けて、タイミングベルトにテンションを与えるようにしたものがある。
特開2003−237165 特開2001−334715 特開平9−234926
ところが、近年、インクジェット記録装置においてはカラー画質の向上を目的として記録液の色数が増える傾向にあり、その結果、キャリッジに搭載する記録液のカートリッジの重量が重くなるとともにキャリッジ自体の重量も重くなっており、記録ヘッドを含めたキャリッジの総重量が増大している。
そのため、タイミングベルトにかかる負荷が大きくなり、特に、タイミングベルトでキャリッジを押す方向にキャリッジを走査するとき、従動プーリが駆動プーリ側に移動してタイミングベルトが撓み、タイミングベルトと駆動プーリとの歯の噛み合いが外れる所謂歯飛び現象(ジャンピング現象ともいう。)が発生して、安定したキャリッジ走査を行えないという不都合が生じている。
この場合、タイミングベルトに掛けるテンションを大きくすれば歯飛びを抑制することができるが、タイミングベルトのテンションを大きくすることは、ただでさえキャリッジの総重量の増加によって増大している主走査モータの負荷を一層増大させることになって、主走査モータのトルク不足や耐久性の悪化を生じることになる。もちろん、主走査モータとして高トルク出力のものを使用すれば対応することができるが、これではコストの増大になる。
そこで、タイミングベルトの歯飛び現象を防止するため、例えば、特許文献4に開示されているように、駆動プーリ近傍の歯付きベルトの背面と対向する位置に歯付きベルトのジャンピングを防止するためのジャンピング防止部材を配置して、歯付きベルトが駆動プーリの外周から離間しようとするのを防止するようにしたものがある。
特開2001−162885
また、特許文献5に開示されているように、ベルトを付勢するテンションプーリと、テンションプーリを回転自在に保持する第1のプーリホルダと、第1のプーリホルダを介してテンションプーリに所定の付勢力を付与する第1のテンションバネと、第1のテンションバネの反力を受けるバネ受け部を有し位置調節可能に支持された第2のプーリホルダと、第2のプーリホルダを第1のテンションバネに所定の付勢力を発生させる位置において固定する固定手段とを備えているベルトテンション機構を備えたものがある。
特開2002−340116号公報
この他、従動プーリを回転自在に保持する支持部材(本発明でいうホルダ)をフレーム(本発明でいう支持部材)に変位可能に装着したベルト駆動装置において、支持部材とフレームとの間のガタツキによる騒音を低減するために、特許文献6に開示されているように、支持部材をタイミングベルトの伸張方向に付勢するスプリングを、スプリングの軸芯線が従動プーリの中心線からずれる位置に設けて、支持部材(ホルダ)に回転力を付与して傾斜させてフレームに当接させるようにしたものもある。
特開2001−158145
しかしながら、特許文献4に開示されているように駆動プーリ側でタイミングベルトが浮き上がろうとするときにその背面を押えるジャンピング抑制部材を備えたものにあっては、構成が簡単であるものの、ベルトとジャンピング抑制部材との隙間を通常はベルト背面がジャンピング抑制部材に接触しないように管理しなければならず、また、ベルトが撓んだときにはベルトがジャンピング抑制部材に接触して主走査モータの負荷が増大するという課題がある。
また、特許文献5に開示されているように2種類のテンションスプリングを用いた構成にあっては、スプリング圧の弱い方がテンション挙動を増大させる可能性があるという課題がある。さらに、特許文献6に開示されているように従動ローラを保持する支持部材をフレームに傾斜させて当接させるようにしたものにあっては、多少従動プーリが内側(駆動プーリ側)に寄りにくくなるが、未だ歯飛び現象を抑制する上では十分でないという課題がある。
このように従来のベルト駆動方式を用いた主走査駆動機構では歯飛びを防止できないためにキャリッジの走査速度変動が大きくなり、安定して高画質画像を形成できないという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、タイミングベルトの歯飛びを防止して高画質画像を形成できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、従動プーリを回転自在に保持するホルダが支持部材に変位可能に装着され、このホルダをタイミングベルトにテンションを与える方向に付勢するとともに、支持部材表面側に押し付ける方向に付勢する付勢手段が設けられている構成とした。
ここで、付勢手段がスプリングであり、このスプリングは伸縮方向に沿う軸線がタイミングベルトの回転方向に沿う方向に対して斜めになる状態で設けられていることが好ましい。また、ホルダの付勢手段で支持部材表面に押し付けられる側と主走査方向反対側には支持部材に引っ掛かる係合手段を備えていることが好ましい。
さらに、ホルダの前記支持部材と接する面のうちの少なくとも支持部材に押し付けられる側の領域には粗面化加工が施されていることが好ましい。あるいは、ホルダの支持部材と接する面のうち少なくとも支持部材に押し付けられる側の領域は、鋸歯の垂直面がタイミングベルトに対するテンションの方向とは反対方向になる鋸歯形状に形成されていることが好ましい。
また、ホルダは強化添加剤を含有するプラスチックで形成されていることが好ましい。さらに、支持部材のホルダと接する面のうちの少なくともホルダが押し付けられる領域は凹凸状に形成されていることが好ましい。
さらに、付勢手段がホルダに対して与える力の方向とタイミングベルトの回転方向に沿う方向とのなす角度が10度以上であることが好ましい。
本発明に係る画像形成装置によれば、従動プーリを回転自在に保持するホルダが支持部材に変位可能に装着され、このホルダをタイミングベルトにテンションを与える方向に付勢するとともに、支持部材表面側に押し付ける方向に付勢する付勢手段が設けられているので、タイミングベルトの歯飛びが防止され、キャリッジの走査速度変動が抑制されて安定して高品質画像を形成することができる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明に係る画像形成装置の第1実施形態について図1及び図2を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置の機構部の全体構成を説明する側面説明図、図2は同装置の要部平面説明図である。
この画像形成装置は、図示しない左右の側板に横架したガイド部材であるガイドロッド1とガイドレール2とでキャリッジ3を主走査方向に摺動自在に保持し、主走査モータ4で駆動プーリ6Aと従動プーリ6B間に架け渡したタイミングベルト5を介して図2で矢示方向(主走査方向)に移動走査する。なお、キャリッジ3とガイドロッド1との間にはガイドブッシュ(軸受け)3a、3aをそれぞれ介在させている。
このキャリッジ3には、例えば、それぞれイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)のインク滴を吐出する液滴吐出ヘッドからなる4個の記録ヘッド7を複数のインク吐出口を主走査方向と交叉する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド7を構成する液滴吐出ヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどのインク(記録液)を吐出するためのエネルギー発生手段として備えたものなどを使用できる。
キャリッジ3には、記録ヘッド7に各色のインクを供給するための各色のサブタンク8を搭載している。このサブタンク8にはインク供給チューブ9を介して図示しないメインタンク(インクカートリッジ)からインクが補充供給される。なお、インク滴を吐出する記録ヘッド7以外に、記録液(インク)と反応することでインクの定着性を高める定着用処理液(定着用インク)を吐出する記録ヘッドを備えることもできる。
一方、給紙カセット10などの用紙積載部(圧板)11上に積載した用紙12を給紙するための給紙部として、用紙積載部11から用紙12を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙ローラ)13及び給紙ローラ13に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド14を備え、この分離パッド14は給紙ローラ13側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された被記録媒体(用紙)12を記録ヘッド7の下方側で搬送するための搬送部として、用紙12を静電力で吸着して搬送するための搬送ベルト21と、給紙部からガイド15を介して送られる用紙12を搬送ベルト21との間で挟んで搬送するためのカウンタローラ22と、略鉛直上方に送られる用紙12を略90°方向転換させて搬送ベルト21上に倣わせるための搬送ガイド23と、押さえ部材24で搬送ベルト21側に付勢された先端加圧コロ25とを備えている。また、搬送ベルト21表面を帯電させるための帯電手段を構成する帯電ローラ26を備えている。
ここで、搬送ベルト21は、無端状ベルト(成型上において無端状ベルトでも、両端をつなぐことで無端状としたベルトでも良い。)であり、搬送ローラ27とテンションローラ28との間に掛け渡されて、副走査モータ31からタイミングベルト32及びタイミングローラ33を介して搬送ローラ27が回転されることで、図2のベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。なお、搬送ベルト21の裏面側には記録ヘッド7による画像形成領域に対応してガイド部材29を配置している。
また、図2に示すように、搬送ローラ27の軸には、スリット円板34を取り付け、このスリット円板34のスリットを検知するセンサ35を設けて、これらのスリット円板34及びセンサ35によってエンコーダ36を構成している。
帯電ローラ26は、搬送ベルト21の表層に接触し、搬送ベルト21の回動に従動して回転するように配置され、軸の両端に加圧力をかけている。
また、キャリッジ3の前方側には、図1に示すように、スリットを形成したエンコーダスケール42を設け、キャリッジ3の前面側にはエンコーダスケール42のスリットを検出する透過型フォトセンサからなるエンコーダセンサ43を設け、これらによって、キャリッジ3の主走査方向位置を検知するためのエンコーダ44を構成している。
さらに、記録ヘッド7で記録された用紙12を排紙するための排紙部として、搬送ベルト21から用紙12を分離するための分離爪51と、排紙ローラ52及び排紙コロ53と、排紙される用紙12をストックする排紙トレイ54とを備えている。
また、背部には両面給紙ユニット61が着脱自在に装着されている。この両面給紙ユニット61は搬送ベルト21の逆方向回転で戻される用紙12を取り込んで反転させて再度カウンタローラ22と搬送ベルト21との間に給紙する。
さらに、この画像形成装置の底部には増設トレイ70を装着することができる。この増設トレイ70は、給紙トレイ10と同様に用紙12を載置する圧板(用紙載置板)71と、給紙コロ73と、分離パッド74を備え、給紙する場合には、給紙コロ73と分離パッド74で1枚ずつ用紙を分離して給紙し、搬送ローラ75、76によって、装置本体の下方からカウンタローラ22と搬送ベルト21との間に用紙を送り込むようになっている。
このように構成した画像形成装置においては、給紙部から用紙12が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙12はガイド15で案内され、搬送ベルト21とカウンタローラ22との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド23で案内されて先端加圧コロ25で搬送ベルト21に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、帯電ローラ26に対して正極(プラス)出力とマイナス(負極)出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト21には、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスの電荷が所定の幅で帯状に交互に印加される。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト21上に用紙12が給送されると、用紙12が搬送ベルト21に静電力で吸着され、搬送ベルト21の周回移動によって用紙12が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ3を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド7を駆動することにより、停止している用紙12にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙12を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙12の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙12を排紙トレイ54に排紙する。
なお、キャリッジ3の走査方向と印刷との関係では、一方向の走査時にだけ画像を形成する片方向印字モードと、キャリッジ3の両方向の走査時のいずれでも画像を形成する両方向印字モードがあり、これをユーザーからの指定や印刷画像に応じて設定するか、或いは、いずれかのモードだけを行うようにするかは任意である。
また、両面印刷の場合には、表面(最初に印刷する面)の記録が終了したときに、搬送ベルト21を逆回転させることで、記録済みの用紙12を両面給紙ユニット61内に送り込み、用紙12を反転させて(裏面が印刷面となる状態にして)再度カウンタローラ22と搬送ベルト21との間に給紙し、タイミング制御を行って、前述したと同様に搬送ベル21上に搬送して裏面に記録を行った後、排紙トレイ54に排紙する。
次に、この画像形成装置における主走査駆動機構の詳細について図3ないし6を参照して説明する。なお、図3は同主走査駆動機構に係る部分の斜視説明図、図4は同機構のホルダと支持部材の結合部を示す背面説明図、図5は同機構の従動プーリ側の要部平面説明図である。
この主走査駆動機構100は、主走査方向に沿って配置した支持部材である支持板101の一方側に主走査モータである主走査モータ4及び駆動プーリ6Aを設け、他方側に従動プーリ6B間を変位可能に設け、これらの駆動プーリ6Aと従動プーリ6Bとの間にタイミングベルト5を張架し、このタイミングベルト5にキャリッジ3の一部を固定している。
ここで、タイミングベルト5は内周面に歯状の凹凸を形成した歯付ベルトであり、駆動プーリ6A及び従動プーリ6Bもタイミングベルト5の歯に噛み合う歯状の凹凸を形成した歯付きプーリである。また、タイミングベルト5とキャリッジ3はとの固定構造は特に限定されるものではないが、ここでは、タイミングベルト5の内側に形成された歯状の凹凸部に近似し、かつ、タイミングベルト5の厚みよりも小さい幅のスリットをキャリッジ3の一部に設け、このスリットにタイミングベルト5を架け渡した際に下方に位置するベルト部分5aを圧入して固定している。
主走査モータ4は図示しないハウジングに収容して、支持板101の背面側(キャリッジ3と反対側の面)で所定の位置に固定し、この主走査モータ4の軸に駆動プーリ6Aを圧入して固定している。一方、従動プーリ6Bはその軸6Baでホルダ102に回転自在に保持され、このホルダ102は支持板101に主走査方向に沿う方向に変位可能に装着されている。
そして、支持板101とホルダ102との間に介装した付勢手段である引っ張りスプリング103によって、ホルダ102をタイミングベルト5にテンションを与えるとともに、ホルダ102を支持板101の表面101e(キャリッジ側表面、前面ともいう。)側に押し付けるように付勢している。
ここで、支持板101には、図4に示すように主走査方向に沿って2箇所ずつ、計4箇所に横L字状のスリット穴101a〜101dを形成し、他方、ホルダ102には図6に示すように背面側に支持板101のスリット穴101a〜101dに係合する係合爪部102a〜102dを形成して、これらの支持板101のスリット穴101a〜101dにホルダ102の係合爪部102a〜102dを係合させることにより、ホルダ102の回転を規制し、支持板101からの脱落を防止しながら、ホルダ102を支持板101に対して主走査方向に変位可能に装着している。
この場合、ホルダ102の係止爪部102c、102dは、ホルダ102の付勢手段であるスプリング103で支持板101の表面101eに押し付けられる側と主走査方向反対側で支持101に引っ掛かる係合手段となる。
ホルダ102には従動プーリ6Bを回転自在に保持する保持部110よりも主走査方向内側(駆動プーリ6A側)にスプリング103の一端を引っ掛ける引っかけ部111を形成し、他方、支持板101にはホルダ102の中央部に形成した開口112を介して前面側に突出して、ホルダ102の引っかけ部111と保持部110との間に位置し、スプリング103の他端を引っ掛ける引っかけ部113を設けている。なお、この支持板101の引っかけ部113は支持板101の一部を切り起こして形成している。
そして、これらのホルダ102の引っかけ部111と支持板101の引っかけ部113との間にスプリング103の両端をそれぞれ引っかけている。このとき、図5にも示すように、平面で見て、ホルダ102の引っかけ部111のスプリング103を係止する係止位置111aと支持板101の引っかけ部113を係止する係止位置113aとは、支持板101の全面からの高さ位置を異ならせる、つまり、支持板101側の係止位置113aの高さ位置をホルダ102側の係止位置111aの高さ位置よりも低くしている。
これにより、ホルダ102の引っかけ部111と支持板101の引っかけ部113との間にスプリング103の両端を引っかけた状態では、スプリング103の伸縮方向に沿う軸線(スプリング103がホルダ102を付勢する力の方向に沿う方向)Rが支持板101に対して従動プーリ6B側で近づくように斜めになる状態で取り付けられることになる。
このように、スプリング103を支持板101の表面101eに対して斜めに、つまり、平面で見てタイミングベルト5の回転方向に沿う方向に対して斜めに傾けて設置することにより、ホルダ102は全体としてタイミングベルト5にテンションを与える方向に付勢されるとともに、引っかけ部111側の背面が支持板101の表面101e(前面)に押し付けられる方向に対して付勢されて、ホルダ102と支持板101との間でフリクションが発生する。
このように構成したので、キャリッジ3を図3の矢印A方向(これを「往路」とする。)に移動走査するときには、キャリッジ3をタイミングベルト5の下側部分5aに固定しているので、主走査モータ4によって駆動プーリ6Aはキャリッジ3を引っ張る方向(図3のC方向)に回転することになり、キャリッジ3が固定されているタイミングベルト5の下側部分5aが駆動プーリ6Aに引き込まれる状態になって、食い込み勝手になるので、通常、駆動プーリ6Aでの歯飛びは発生しない。
一方、キャリッジ3を図3で矢印B方向(これを「復路」とする。)に移動走査するときには、駆動プーリ6Aはキャリッジ3を押す方向(図3のD方向)に回転する。
このとき、キャリッジ3の重量がタイミングベルト5に加わっているためタイミングベルト5はすぐには動かず、駆動プーリ6Aの回転によりタイミングベルトの上側部分5bを介して従動プーリ6Bが引っ張られるため、変位可能なホルダ102で保持された従動プーリ6Bに対して一瞬ではあるが内側(駆動プーリ6A側)に移動させようとする力が働くこととなる。
この場合、一瞬であっても実際に従動プーリ6Bが駆動プーリ6A側に寄ると、タイミングベルト5に撓みが生じて駆動プーリ6Aの歯とタイミングベルトの歯が外れて駆動プーリ6Aが空回りする歯飛び現象が発生することとなる。
しかしながら、この主走査駆動機構100では、ホルダ102と支持板101との間に介装した引っ張りスプリング103によって、ホルダ102をタイミングベルト5にテンションを与える方向に付勢するだけでなく、ホルダ102の引っかけ部111を設けた側の背面を支持板101の表面101eに押し付けるように付勢している。これにより、前述したように、ホルダ102と支持板101との間でフリクション(摩擦)が発生するので、従動プーリ6Bを保持するホルダ102が内側(駆動プーリ6A側)に寄りにくくなっている。
したがって、従動プーリ6Bに対して駆動プーリ6A側に寄らせる力が作用しても、従動プーリ6Bはタイミングベルト5にたわみが生じる程寄ることはなく、駆動プーリ6A側での歯飛びが防止される。
この歯飛び防止効果についてキャリッジ3の復路における移動速度変化から確認した。これを図7を参照して説明すると、キャリッジ3の復路における移動速度は歯飛びがない正常時には同図に実線aで示すように変化するが、歯飛びに至らないまでも駆動プーリ6Aとタイミングベルト5の歯の噛み合いのずれが生じたときは、同図に一点鎖線bで示すように加速時の速度が変動し、さらに完全に歯飛びが生じると、同図に破線cで示すように加速時の速度が大きく変動する。
そこで、上述したようにスプリング103によってホルダ102をタイミングベルト5にテンションを与える方向に付勢するとともに、支持板101の表面101eに押し付ける方向に付勢した主走査駆動機構100を構成してキャリッジ3の移動速度変化を見たところ、図7の実線aで示すように歯飛びが生じない正常な速度変化を示すことが確認された。
このように、この主走査駆動機構においては、従動プーリを回転自在に保持するホルダを支持部材に変位可能に装着し、このホルダをタイミングベルトにテンションを与える方向に付勢すると共に、ホルダを支持部材表面側に押し付ける方向に付勢する付勢手段を設けたので、タイミングベルトと駆動プーリとの歯飛びを防止することができて、安定したキャリッジ走査を行うことができ、安定して高画質画像を形成することができる。
この場合、付勢手段としてスプリングを用いることにより、スプリングを支持部材の表面に対して斜めに配置するだけで、ホルダを上述したような二つの方向に付勢をすることができ、構成が簡単になる。
なお、上記実施形態では引っ張りスプリングを用いたが、圧縮スプリングを用いることもできる。また、ホルダを上述したように二つの方向に付勢できる手段であれば、付勢手段はスプリングに限るものではなく、その他のゴムなどの弾性部材を用いることもできる。
また、ホルダ102を形成する材料としては、強化添加剤、例えば強化繊維、雲母、炭素などを含有するプラスチックを用いるのが好ましい。これにより、ホルダ102の支持板101の表面101eと接触する接触面にざらつきを与え、また、ホルダ102の支持板101との接触による磨耗を抑え、支持板101との摩擦力を大きくすることができる。
さらに、図5に示すように、タイミングベルト5の回転方向に沿う方向の線(ここでは、ベルト5の幅方向の中心線でもある)Qとスプリング103の伸縮方向に沿う軸線(ホルダ102に対する力の方向)Rとがなす角度θは、その角度θが小さいとホルダ102に対する支持板101表面への押し付け力が充分でなく、支持板101との摩擦効果が得にくくなる。一方、角度θを大きくしすぎると、角度の分力により、タイミングベルト5に与えるテンションが少なくなる。実験によると、上記角度θを10度以上にすることで、ホルダ102に対する支持板101への必要な押し付けが得られることが確認された。この場合、ベルトテンションの不足分はスプリング103のスプリング圧を大きくすることにより対応できる。
また、スプリング103の伸縮方向に沿う軸線Rが支持板101の表面101eに対して斜めになる方向にスプリング103を設けることにより、ホルダ102を形成する部材の肉厚の規制によって、図5に示すように、ホルダ102側のスプリング103の係止111aが平面で見てタイミングベルト5の幅の中心線Qに対して距離δだけずれる場合でも、ホルダ102と支持板101との接触を確保することができる。
つまり、図10に示すように、スプリング103を支持板101の表面101eに対して平行に設けた場合でも、タイミングベルト5の中心線Qから距離δだけずれた位置でスプリング103をホルダ102に係止すると、ホルダ102の主走査方向の一方側のみが強く支持板101の表面に接することがあり得る。
しかしながら、この場合、ホルダ102の支持板101表面との接触面はホルダ102の強度に大きく影響され、ホルダ102の中央部で凸変形なども発生して、接触面が特定できない場合が多く、ホルダ102と支持板101表面との確実な接触によるフリクションを確保することができない。
これに対して、スプリング103の伸縮方向に沿う軸線Rが支持板101表面に対して斜めになる方向にスプリング103を設けることにより、ホルダ102の背面は確実に支持板101表面に押し付けられるため、ホルダ102が多少変形しても支持板101との接触が確保される。
次に、本発明の第2実施形態について図8を参照して説明する。なお、図8は同実施形態の説明に供するホルダの斜視説明図である。
ここでは、ホルダ102の支持板101の表面101eと接触する面のうちの少なくとも支持板101の表面101eに押し付けられる側の領域116に、表面を荒らす粗面化加工を施している。
これにより、ホルダ102の支持板101との摩擦抵抗が高くなるので、ホルダ102が支持板101に対して動きにくくなるので、付勢手段によって、ホルダ102を支持板101の表面に押し付ける力を小さくしても、ホルダ102が内側へ移動することを抑制でき、タイミングベルト5の歯飛びを抑えることができる。
なお、ホルダ102と支持板101との間の摩擦抵抗は、タイミングベルト5のテンションに対して小さく設定する。これにより、タイミングベルト5のテンションが摩擦抵抗に負けて、ベルトテンションが不安定になることを防止できる。
このように、ホルダ102と支持板101との間の摩擦抵抗を高める構成としては、図9に示すように、ホルダ102の支持板101と接触する面のうちの少なくとも支持板101に押し付けられる側の領域117を鋸歯形状に形成することもできる。
この場合、鋸歯の垂直面がタイミングベルトに対するテンションの方向とは反対方向になるように形成することで摩擦抵抗を大きくすることができる。
このように、ホルダ102の支持板101と接触する面の一部を鋸歯形状に形成することにより、キャリッジ3の移動時に従動プーリ6Bに対して内側(駆動プーリ6A側)に移動しようとする力が働いたときに、ホルダ102が支持板101に引っかかりやすくなり内側への移動を抑えることができる。
また、図示しないが、支持板101の表面101eのうちのホルダ102と接触する領域をブラスト加工で荒らしたり、金型で面押しして荒らしたり、耐久性が保てれば塗装を施すなどして、支持板101側の摩擦抵抗値を高くすることでもよい。
次に、具体的な実施例について説明する。ホルダ102をガラス繊維を10%含有したプラスチックで形成し、支持板101を板金で形成してタイミングベルト5のテンションが18Nになるようにスプリング103のスプリング圧を設定した場合、スプリング103がホルダ102に対して与える力の方向(軸線Rの方向)とタイミングベルト5の回転方向に沿う方向(軸線Q)とのなす角度θを10度以上に設定したときに、歯飛びの発生がなくなることが確認できた。
また、タイミングベルト5のテンションを25Nにしたときは、前記角度θが10度未満でも歯飛びは発生しなかった。
これより、付勢手段がホルダに対して与える力の方向とタイミングベルト5の回転方向に沿う方向とのなす角度は、ホルダ102と支持板101を形成する部材の材質や接触部の加工方法によっても異なるが、上記結果から10度以上に設定することが好ましい。
なお、本発明は画像形成装置に係るものであるが、上述したキャリッジの主走査駆動機構を構成しているベルト駆動機構(図5のキャリッジを除く部分)は、例えばフラット型画像読取装置の光源を走査させる走査機構にもそのまま適用することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の機構部の全体構成を説明する側面説明図である。 同装置の要部平面説明図である。 同装置の主走査駆動機構の斜視説明図である。 同主走査駆動機構のホルダ支持部材の結合部の説明に供する背面説明図である。 同主走査駆動機構の従動プーリ側の要部拡大平面説明図である。 同主走査駆動機構のホルダを背面側から見た斜視説明図である。 同主走査駆動機構によるタイミングベルトの歯飛び現象の抑制効果の説明に供するキャリッジの復路における移動速度変化を示す説明図である。 本発明の第2実施形態の説明に供するホルダを背面側から見た斜視説明図である。 同実施形態の他の例の説明に供するホルダの要部拡大説明図である。 スプリングを支持板表面に平行に設けた比較例の主走査駆動機構の従動プーリ側の要部拡大平面説明図である。
符号の説明
3…キャリッジ
4…主走査モータ
5…タイミングベルト
6A…駆動プーリ
6B…従動プーリ
7…記録ヘッド
101…支持板
101a、101b、101c、101d…スリット穴
102…ホルダ
102a、102b、102c、102d…係合爪部
103…スプリング
110…保持部
111…ホルダのスプリング引っかけ部
112…ホルダの開口部
113…支持板のスプリング引っかけ部

Claims (8)

  1. 主走査モータでギヤ列を介して駆動される駆動プーリと従動プーリ間に架け渡したタイミングベルトを介して、記録ヘッドを搭載したキャリッジを走査することにより画像形成を行う画像形成装置において、前記従動プーリを回転自在に保持するホルダが支持部材に変位可能に装着され、このホルダを、前記タイミングベルトにテンションを与える方向に付勢するとともに、前記支持部材表面に押し付ける方向に付勢する付勢手段が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記付勢手段がスプリングであり、このスプリングは伸縮方向に沿う軸線が前記タイミングベルトの回転方向に沿う方向に対して斜めになる状態で設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記ホルダの前記付勢手段で前記支持部材表面に押し付けられる側と主走査方向反対側には前記支持部材に引っ掛かる係合手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記ホルダの前記支持部材と接する面のうちの少なくとも前記支持部材に押し付けられる側の領域には粗面化加工が施されていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記ホルダの前記支持部材と接する面のうち少なくとも前記支持部材に押し付けられる側の領域は、鋸歯の垂直面が前記タイミングベルトに対するテンションの方向とは反対方向になる鋸歯形状に形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置において、前記ホルダは強化添加剤を含有するプラスチックで形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置において、前記支持部材の前記ホルダと接する表面のうちの少なくとも前記ホルダが押し付けられる領域は凹凸状に形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置において、前記付勢手段が前記ホルダに対して与える力の方向と前記タイミングベルトの回転方向に沿う方向とのなす角度が10度以上であることを特徴とする画像形成装置。
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