JP2012143912A - ユニット着脱装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】筐体に対して着脱可能に設けられるユニットのロック機構部を備えたユニット着脱装置であって、前記ロック機構部には、長手方向両端を揺動端とされて筐体内の不動部1Cに係合する向きに揺動すると該不動部1Cに覆い被さる状態で対向する対向面100Cが揺動端の一方に位置し、外部からの操作が可能な操作部100Pが揺動端の他方に位置している揺動可能なロックレバー100が設けられ、ロックレバー100は、前記揺動端の一方に位置する対向面100Cが、前記不動部1Cに覆い被さる向きに揺動した際に、該不動部1Cにおけるユニット離脱方向Rと反対側の面に食い込み勝手となる傾斜面で構成されていることを特徴とする。
【選択図】図4
Description
このような場合としては、印字モードに応じたユニットを準備する場合がある。
例えば、シートの片面への印字作業のためのユニットを装着していた場合、シートの両面への印字作業が行えるようにシートの印字面を反転させる機構を備えたユニットに交換することがある。
特許文献1には、着脱可能なユニットを支持する側に設けられた揺動レバーの一部にユニット側に設けられている位置決めピンが係脱可能な凹状係合部を設け、揺動レバーの揺動に応じて位置決めピンを係脱させる構成が開示されている。
ユニットを装置側から離脱させる場合にはロックレバーAを揺動させてロックピンBに対する揺動端の鉤状部が係合状態を解除される。
このため、隙間内でロックレバーの動きが可能であるため、ユニット装着時、ガタツキが生じることがある。ガタツキは異音の発生原因となることや、取り付け精度の悪化を招く。特に、交差範囲内で部品精度にばらつきが生じていると上述した隙間の大きさもバラツキ、ユニット毎や生産ロット毎で異音やスキューのバラツキ量も変化する。
(1)筐体に対して着脱可能に設けられるユニットのロック機構部を備えたユニット着脱装置であって、
前記ロック機構部には、長手方向両端を揺動端とされて筐体内の不動部に係合する向きに揺動すると該不動部に覆い被さる状態で対向する対向面が揺動端の一方に位置し、外部からの操作が可能な操作部が揺動端の他方に位置している揺動可能なロックレバーが設けられ、
前記ロックレバーは、前記揺動端の一方に位置する対向面が、前記不動部に覆い被さる向きに揺動した際に、該不動部におけるユニット離脱方向と反対側の面に食い込み勝手となる傾斜面で構成されていることを特徴とするユニット着脱装置。
本発明によるユニット着脱装置は、画像形成装置全般に用いることが可能であるが、本実施例では、像形成装置の一つであるインクジェット記録装置を対象としている。
図8は、本発明に係る画像形成装置であるインクジェット記録装置を前方側から見た斜視説明図である。
インクジェット記録装置は、装置本体1と、装置本体1に装着された用紙を装填するための給紙トレイ2と、装置本体1に着脱自在に装着されて画像が記録(形成)された用紙をストックするための排紙トレイ3とを備えている。
さらに、装置本体1の前面の一端部側(給排紙トレイ部の側方)には、インクカートリッジを装填するためのカートリッジ装填部4を有し、このカートリッジ装填部4の上面は操作ボタンや表示器などを設ける操作/表示部5としている。
また、搬送ベルト51の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ56を備えている。この帯電ローラ56は、搬送ベルト51の表層に接触し、搬送ベルト51の回動に従動して回転するように配置されている。
さらに、搬送ベルト51の裏側には、記録ヘッド34による印写領域に対応してプラテン部となるガイド部材57を配置している。
ロックレバー100は、図3に示すように、長手方向両端に揺動端を有する揺動可能な部材で構成され、揺動支点として、長さ方向ほぼ中央に設けられているL字状片部100Aに形成された上向き突状部100Bが用いられている。
対向面100Cは、ロックプレート1Cにおけるユニット離脱方向(図4中、矢印Rで示す方向)と反対側の面に対して食い込み勝手となる傾斜面で構成されている。この食い込み勝手となる動きにより、ロックレバー100は、揺動支点支持面1Aの側面、つまり、矢印Rで示す方向下流側に対応する側面(図4において左側)にL字状折曲片100Aを当接させるように、僅かながらの変位を行うことで、対向面100C側でのロックプレート1Cに対する拘束力を維持することができるようになっている。
つまり、上記矢印CWで示す方向に揺動した際に、上述した揺動支点支持部1C1との間の対向間隔が小さくなり、図4において実線で示すように、揺動完了時にはロックプレート1Cの起立片1C1におけるユニット離脱方向Rと反対側の面側に移行して食い込む状態となる傾斜角度を設定されている。
これにより、揺動支点の位置は、対向面100Cがロックプレート1Cの起立片1C1に対してその起立片1C1におけるユニット離脱方向Rと反対側の面に食い込む状態に移行するのに合わせて装置本体1側に引き動かされることになる。
これにより、揺動端の一方側に位置する対向面100Cは、弾性体101の付勢による揺動習性によって、筐体である装置本体1側に位置するロックプレート1Cの起立片1C1におけるユニット離脱方向Rと反対側の面の上方から覆い被さる向きに揺動することができ、この揺動により、起立片1C1におけるユニット離脱方向Rと反対側の面に食い込み勝手の状態で定置される。
このような間隔が生じると従来の技術と同様にガタツキなどの原因となる。
これにより、締結などの操作を要しないロック操作を用いる際に、ロック時でのロック状態の確保とは別の不具合である異音の発生の解消、そして、ロック解除時での不用意なユニットの脱落を防止できることで安全なユニットの取り外しが可能となる。
なお、本実施例に挙げたロック機構は、インクジェット記録装置に限らず、例えば、シートの両面への印字を行うプリンタや複写機あるいはファクシミリ装置等の画像形成装置に適用することも可能である。
1A 揺動支点支持面
1C ロックプレート
1C1 起立片
71 両面ユニット
100 ロックレバー
100A 揺動支点となるL字状片部
100B 凹状湾曲部
100C 対向面
100C1 係止面
100P 操作部
Claims (8)
- 筐体に対して着脱可能に設けられるユニットのロック機構部を備えたユニット着脱装置であって、
前記ロック機構部には、長手方向両端を揺動端とされて筐体内の不動部に係合する向きに揺動すると該不動部に覆い被さる状態で対向する対向面が揺動端の一方に位置し、外部からの操作が可能な操作部が揺動端の他方に位置している揺動可能なロックレバーが設けられ、
前記ロックレバーは、前記揺動端の一方に位置する対向面が、前記不動部に覆い被さる向きに揺動した際に、該不動部におけるユニット離脱方向と反対側の面に食い込み勝手となる傾斜面で構成されていることを特徴とするユニット着脱装置。 - 前記傾斜面は、前記不動部から外れる向きと反対の方向に揺動するに従い、前記不動部との当接圧力が高くなる傾斜角度を設定されていることを特徴とする請求項1記載のユニット着脱装置。
- 前記傾斜面は、前記前記不動部から外れる向きと反対の方向に揺動するに従い、揺動支点との間の対向間隔が小さくなり、揺動完了時には前記不動部側に移行する傾斜角度に設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載のユニット着脱装置。
- 前記ロックレバーの揺動端の一方に位置する傾斜面には、該傾斜面に連続する位置に前記不動部と当接する係止面が設けられていることを特徴とする請求項1記載のユニット着脱装置。
- 前記係止面は、前記傾斜面と異なる角度を有し、該異なる角度として、前記傾斜面が前記不動部から外れる向きに揺動した際に前記不動部に対して直角に当接する角度を設定されていることを特徴とする請求項2記載のユニット着脱装置。
- 前記係止面はユニットの脱落防止部として用いられることを特徴とする請求項2または3に記載のユニット着脱装置。
- 前記ロックレバーは、揺動支点が面接触構造であることを特徴とする請求項1記載のユニット着脱装置。
- 請求項1乃至7のうちの一つに記載のユニット着脱装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015066752A (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-13 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
US9055678B2 (en) | 2011-11-16 | 2015-06-09 | Ricoh Company, Ltd. | Modular unit and image forming apparatus incorporating same |
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JP2005055862A (ja) * | 2003-07-18 | 2005-03-03 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
JP2007121858A (ja) * | 2005-10-31 | 2007-05-17 | Ricoh Co Ltd | ロック装置及び画像形成装置 |
JP2008032836A (ja) * | 2006-07-26 | 2008-02-14 | Brother Ind Ltd | 画像形成装置 |
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- 2011-01-07 JP JP2011002518A patent/JP5691530B2/ja not_active Expired - Fee Related
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