JP5081342B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置や電子写真方式で画像形成を行う画像形成装置などが知られている。
液体吐出記録方式の画像形成装置は、記録ヘッドからインク滴を、搬送される用紙(紙に限定するものではなく、OHPなどを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体あるいは記録媒体、記録紙、記録用紙などとも称される。)に対して吐出して、画像形成(記録、印字、印写、印刷も同義語で使用する。)を行なうものであり、記録ヘッドが主走査方向に移動しながら液滴を吐出して画像を形成するシリアル型画像形成装置と、記録ヘッドが移動しない状態で液滴を吐出して画像を形成するライン型ヘッドを用いるライン型画像形成装置がある。
なお、本願において、「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液滴を吐出する装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。また、「インク」とは、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用い、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料なども含まれる。
このような画像形成装置においては、用紙を装置本体に給紙するために、装置本体に装着した給紙トレイ や装置本体に着脱自在に装着する給紙カセットが備えられる。なお、本明細書においては、トレイは装置本体に着脱可能又は取り付けられていて、用紙を補給するために装置本体からの取り外しを要しないものを、カセットは装置本体に着脱可能に装着され、用紙を補給するために装置本体からの引出し或いは取り外しを要するものを意味するものとして使用する。
従来の画像形成装置としては、特許文献1に記載されているように、装置本体に装着したまま所要量引出し可能であって、所要量引き出されたときに用紙を載置する底板が下降状態になる給紙カセットと、給紙カセットの蓋部材を兼ね、装置本体に揺動可能に装着されて給紙カセットの上方を開閉可能な排紙トレイとを備えて、排紙トレイを開放位置に揺動することによって用紙を載置する底板が押し下げられるようにしたものがある。
特開2004−230880号公報
また、特許文献2に記載されているように、引出し不要な給紙トレイと、この給紙トレイの上方に配置された排紙トレイとを備え、排紙トレイを上方に揺動させることで給紙トレイの先端が給紙手段から離間するよう下降させる連動手段を設けることが知られている。
特開2005−162427号公報
しかしながら、上述した特許文献2に記載の構成にあっては、排紙トレイを上方に揺動しないまま給紙トレイに補給用の用紙を差し込むことが可能であるため、給紙トレイの先端が給紙手段に当接した状態で給紙トレイの先端と給紙手段との間に用紙が差し込まれ、重送などの給紙不良を生じるという課題がある。
また、特許文献1に記載の構成にあっても、排紙トレイの揺動に給紙カセットの底板の下降を連動させる構成とするだけで、給紙カセットの引出し操作には関係なく、すなわち、給紙カセットが給紙位置にセットされた状態でも、給紙カセットが引出された状態でも、いずれの場合も排紙トレイを開く操作が可能な構成となっている。
そのため、給紙カセットが用紙を補給する所要の補給位置まで引き出されないまま、排紙トレイを開いて用紙を補給しようとすると、給紙カセットに収容されている用紙を給紙手段(給紙ローラ)まで上昇させる底板が上昇した状態で用紙を補給することになる。この状態で用紙補給すると、上昇している底板がガイドになり、補給する用紙が、給紙ローラと用紙を1枚ずつ分離する分離パッドのニップ部を通過したところまで用紙をセットすることが可能になり、用紙を給紙ローラで給紙カセットから送り出すときに重送を発生させてしまうという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、給紙カセットを装置本体に装着したまま引き出し、給紙カセットのカバーとなる排紙トレイを開いて用紙補給を行う場合に、給紙カセットが用紙補給位置まで引き出されない限り用紙補給を行えないようにして、用紙給紙の信頼性を向上することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
装置本体に装着したまま所定の用紙補給位置まで引出し可能であって、前記装置本体から所定量引き出されたときに用紙を載置する底板が下降状態になる給紙カセットと、
前記給紙カセットの蓋部材を兼ね、前記装置本体に揺動可能に装着されて前記給紙カセットの上方を開閉可能な排紙トレイと、
前記給紙カセットの底板が下降位置にあるときに前記排紙トレイを開放可能とし、前記底板が下降位置より上昇した位置にあるときには前記排紙トレイの開放を規制する手段と、を備え、
前記装置本体に前記給紙カセットが装着された状態で前記排紙トレイを開放して給紙するときに前記底板が下降状態になるまで前記排紙トレイを開放することができない
構成とした。
ここで、前記排紙トレイが開放位置にあるときに前記給紙カセットの装置本体内への挿入を規制するストッパ手段を備えている構成とできる。この場合、前記ストッパ手段は、前記排紙トレイの開閉に応じて上下動するストッパ部材を有し、このストッパ部材には上昇位置にあるときに前記給紙カセットの挿入を阻止する突起部が設けられている構成とできる。
本発明に係る画像形成装置によれば、給紙カセットの底板が下降位置にあるときに排紙トレイを開放可能とし、底板が下降位置より上昇した位置にあるときには排紙トレイの開放を規制する手段を備えて、装置本体に給紙カセットが装着された状態で排紙トレイを開放して用紙補給するときに底板が下降状態になるまで排紙トレイを開放することができない構成としたので、底板が上昇している状態で排紙トレイが開けられて用紙が給紙手段のニップ部まで差し込まれることが防止され、用紙給紙の信頼性が向上する。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明に係る画像形成装置の一例について図1を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置の外観斜視説明図である。
この画像形成装置は、シリアル型インクジェット記録装置であり、装置本体1と、装置本体1に装着したまま所定の用紙補給位置(後述の図5の位置)まで引出し可能な給紙カセット2と、給紙カセット2の蓋部材を兼ね、装置本体1に揺動可能に装着されて給紙カセット2の上方を開閉可能な排紙トレイ3とを備えている。給紙カセット2は装置本体1内に給紙する用紙がストックされ、排紙トレイ3には画像が記録(形成)された用紙がストックされる。さらに、装置本体1の前面の一端部側には、インクカートリッジを装填するためのカートリッジ装填部4を有し、このカートリッジ装填部4の上面は操作ボタンや表示器などを設ける操作/表示部5としている。
次に、画像形成装置の機構部について図2及び図3を参照して説明する。なお、図2は同機構部の概要を示す側面模式的説明図、図3は同じく要部平面説明図である。
装置本体1の左右の側板21A、21Bに横架したガイド部材である主従のガイドロッド31、32でキャリッジ33を主走査方向に摺動自在に保持し、図示しない主走査モータによってタイミングベルトを介して矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ33には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出するための液体吐出ヘッドからなる記録ヘッド34a、34b(区別しないときは「記録ヘッド34」という。)を複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド34は、それぞれ2つのノズル列を有し、記録ヘッド34aの一方のノズル列はブラック(K)の液滴を、他方のノズル列はシアン(C)の液滴を、記録ヘッド34bの一方のノズル列はマゼンタ(M)の液滴を、他方のノズル列はイエロー(Y)の液滴を、それぞれ吐出する。
また、キャリッジ33には、記録ヘッド34のノズル列に対応して各色のインクを供給するためのサブタンク35a、35b(区別しないときは「サブタンク35」という。)を搭載している。このサブタンク35には、カートリッジ装填部4に着脱自在に装着される各色のインクカートリッジ10y、10m、10c、10kから、供給ポンプユニット24によって各色の供給チューブ36を介して、各色のインクが補充供給される。
一方、給紙カセット2の用紙積載部(底板)41上に積載した用紙42を給紙するための給紙部(給紙手段)として、底板41上の用紙42を1枚ずつ分離給送する給紙ローラ43及び給紙ローラ43に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド(フリクションパッド)44を備え、この分離パッド44は給紙ローラ43側に付勢されている。
そして、この給紙カセット2から給紙された用紙42を記録ヘッド34の下方側に送り込むために、用紙42を案内するガイド部材45と、カウンタローラ46と、搬送ガイド部材47と、先端加圧コロ49を有する押さえ部材48とを備えるとともに、給送された用紙42を静電吸着して記録ヘッド34に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト51を備えている。
この搬送ベルト51は、無端状ベルトであり、搬送ローラ52とテンションローラ53との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。また、この搬送ベルト51の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ56を備えている。この帯電ローラ56は、搬送ベルト51の表層に接触し、搬送ベルト51の回動に従動して回転するように配置されている。この搬送ベルト51は、図示しない副走査モータによってタイミングを介して搬送ローラ52が回転駆動されることによってベルト搬送方向に周回移動する。
さらに、記録ヘッド34で記録された用紙42を排紙するための排紙部として、搬送ベルト51から用紙42を分離するための分離爪61と、排紙ローラ62及び排紙コロである拍車63とを備え、排紙ローラ62の下方に排紙トレイ3を備えている。
また、装置本体1の背面部には両面ユニット71が着脱自在に装着されている。この両面ユニット71は搬送ベルト51の逆方向回転で戻される用紙42を取り込んで反転させて再度カウンタローラ46と搬送ベルト51との間に給紙する。また、この両面ユニット71の上面は手差しトレイ72としている。
さらに、キャリッジ33の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド34のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構81を配置している。この維持回復機構81には、記録ヘッド34の各ノズル面をキャピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という。)82a、82b(区別しないときは「キャップ82」という。)と、ノズル面をワイピングするためのワイパ部材(ワイパブレード)83と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け84と、キャリッジ33をロックするキャリッジロック87などとを備えている。
また、この維持回復機構81の下方側には維持回復動作のうちの空吐出受け84に対する空吐出及びワイパ部材83の清掃によって空吐出受け84から生じる廃液を収容するための交換されない第1廃液タンク100を、維持回復機構81の側方側にはカートリッジ装填部4の下側に装置本体の前面側から交換可能な第2廃液タンク101を、それぞれ備えている。インクカートリッジ10及び第1廃液タンク101は、装置本体の前面の共通のカバーを開くことで、装置本体前面側から交換することができるため、低コスト化を図れる。
また、キャリッジ33の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け88を配置し、この空吐出受け88には記録ヘッド34のノズル列方向に沿った開口部89などを備えている。
このように構成したこの画像形成装置においては、給紙カセット2から用紙42が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙42はガイド45で案内され、搬送ベルト51とカウンタローラ46との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド47で案内されて先端加圧コロ49で搬送ベルト51に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、帯電ローラ56に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト51が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト51上に用紙42が給送されると、用紙42が搬送ベルト51に吸着され、搬送ベルト51の周回移動によって用紙42が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ33を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド34を駆動することにより、停止している用紙42にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙42を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙42の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙42を排紙トレイ3に排紙する。
そして、記録ヘッド34のノズルの維持回復を行うときには、キャリッジ33をホーム位置である維持回復機構81に対向する位置に移動して、キャップ部材82によるキャッピングを行ってノズルからの吸引を行うノズル吸引、画像形成に寄与しない液滴を吐出する空吐出などの維持回復動作を行うことにより、安定した液滴吐出による画像形成を行うことができる。
次に、この画像形成装置における給紙及び排紙に関する構成について、先ず図4及び図5を参照して説明する。なお、図4は給紙カセットを底板が下降位置になる状態まで引き出したときの外観斜視説明図、図5は給紙カセットを用紙補給位置まで引き出した状態の外観斜視説明図である。
この画像形成装置では、図4に示すように、装置本体1から給紙カセット2を所定量L1引き出したときに底板41が下降位置になり、底板41が下降位置になることで排紙トレイ3を開くことができる状態になる。また、図4に示すように、排紙トレイ3が閉まった状態(下降した状態)であるときに、給紙カセット2を装置本体1内に押し込むことができる。
そして、給紙カセット2に用紙の補給を行うときには、図5に示すように、給紙カセット2を装置本体1から完全に引き出した(取り外したという意味ではない)状態にし、排紙トレイ3を持ち上げて(開いて)給紙カセット2の上方を開放する。
その後、排紙トレイ3を閉じて、給紙カセット2を装置本体1内に押し込む(セット)する。ただし、図5に示すように、排紙トレイ3が上昇した(開いた)状態では、給紙カセット2は装置本体1内に押し込む(セットする)ことができない。つまり、給紙カセット2を装置本体1内にセットする場合には排紙トレイ3を閉じる必要がある。
次に、給紙トレイの底板の状態(位置)によって排紙トレイの開閉を規制する機構(手段)について図6ないし図9をも参照して説明する。なお、図6は給紙カセットを装置本体にセットした状態の概略側面説明図、図7は給紙カセットを装置本体から所要量引き出した状態の概略側面説明図、図8は図6の矢示A方向の模式的断面説明図、図9は要部斜視説明図である。
給紙カセット2は、用紙42が載置される底板(用紙載置部)41が両側部に取り付けた支軸202によって揺動可能に配設され、底板41の先端部はばね204を介してカセット本体201(図5、図6参照)に揺動可能に取付けられたリンク部材203の一端部(後端部)203aに支持されている。
給紙カセット2を装置本体1内にセットした状態では、図6に示すように、リンク部材203の他端部(先端部)203bが装置本体1内に設けた当接部(壁面)11に当接して、矢示B方向に揺動され、リンク部材203の一端部203a側が上昇してばね204によって給紙ローラ43まで底板41の先端部側を上昇させる(ただし、用紙が載置されていない状態である。)状態になる。
一方、給紙カセット2を装置本体1から所要量L1以上引き出した状態では、図7に示すように、リンク部材203の先端部203bが装置本体1内に設けた当接部(壁面)11から離間して、矢示C方向に揺動され、リンク部材203の後端部203a側が下降して底板41は下降位置(下降状態)になる。
また、給紙カセット2のカセット本体201の先端部側底面には底板41が下降位置に達したときに当接する突起部205が設けられており、底板41が下降すると突起部205に当接して衝撃音が発せられ、これによってユーザは給紙カセット2の底板41が下りたことを認識することができる。
排紙トレイ3は、給紙カセット2の上方開口を覆う蓋部材(カバー)を兼ねており、装置本体1に対して支軸301によって揺動可能に保持され、給紙カセット2の上方を開閉する。
そして、給紙カセット2と排紙トレイ3には排紙トレイ3をロックする排紙トレイロック機構13を設けている。この排紙トレイロック機構13は、排紙トレイ3側に設けられ排紙トレイロック部311と、給紙カセット2側に設けられた排紙トレイロック部311に係合する給紙カセットフック部211とで構成される。なお、排紙トレイロック機構13は、給紙カセット2の挿入方向と直交する方向の両側に設けられる。
これらの排紙トレイロック部311と給紙トレイフック部211との給紙カセット出し入れ方向における関係は、給紙カセット2が装置本体1内にセットされた状態から所要量L1未満引き出されるまで状態の間では、図6に示すように、給紙トレイフック部211が排紙トレイロック部311に係合し、給紙カセット2が装置本体1内から所要量L1以上引き出された状態では、図7に示すように、給紙トレイフック部211が排紙トレイロック部311から外れる位置関係としている。
したがって、図7に示すように、給紙カセット2の底板41が下降位置にあるときに排紙トレイ3が開放可能となり、底板41が下降位置より上昇した位置にあるときには排紙トレイ3の開放が規制される、つまり、給紙カセット2が装置本体1から多少引き出された場合であっても、底板41が下降状態になるまで排紙トレイ3を開く(開放する)ことができない構成となっている。
つまり、給紙カセット2を覆う排紙トレイ3を給紙カセット2が所定位置まで引き出されないまま開けるようにした場合、図12に示すように、ユーザによっては、給紙カセット2を少し引き出して排紙トレイ3との間に生じた隙間から用紙42を差し込んで補給することがあり、このような補給が行われると、底板42が下がっていないため、用紙42の先端部が給紙ローラ43と分離パッド44とのニップ部Nを越えて差し込まれ、その結果用紙の重送が生じ易くなる。
これに対し、この画像形成装置では、給紙カセット2の底板41が下降する所定位置まで引き出されない限り排紙トレイ3を開くことができないので、給紙カセット2が装置本体1内にセットされたままの状態で排紙トレイ3が開かれて(給紙カセット2と排紙トレイ3との間が開かれて)用紙42が補給され、用紙42の先端部が給紙ローラ43と分離パッド44とのニップ部N(図1、後述の図12参照)まで差し込まれ、用紙の重送が生じることが防止される。
このように、給紙カセットの底板が下降位置にあるときに排紙トレイを開放可能とし、底板が下降位置より上昇した位置にあるときには排紙トレイの開放を規制する手段を備えて、装置本体に給紙カセットが装着された状態で排紙トレイを開放して給紙するときに底板が下降状態になるまで排紙トレイを開放することができない構成であるので、底板が上昇している状態で排紙トレイが開けられて用紙が給紙手段のニップ部まで差し込まれることが防止され、給紙の信頼性が向上する。
次に、排紙トレイ3が開いた状態での給紙カセット2の装置本体1へのセットを規制する給紙トレイストッパ機構(手段)について図10及び図11をも参照して説明する。なお、図10は同ストッパ機構部分の要部破断説明図、図11はストッパ部材の斜視説明図である。
ストッパ機構230は、給紙カセット2に上下動可能に装着されたストッパ部材231を有している。ストッパ部材231は、本体231aの頂部に設けられた排紙トレイ3で押される傾斜部232と、本体231aに一体形成された給紙カセット2の挿入を規制する突起部233とを有し、本体231aの中空部内に配設されたスプリング234で上方に付勢され、下端部に設けられた係止部235が係合部236に係合することで上方への突出量が規制される。
このストッパ部材231の突起部233は、ストッパ部材231が上昇した位置にあるときに、装置本体1側に固定されたストッパ部材241(図7参照)に突き当たる。なお、ストッパ機構230は、給紙カセットの挿入方向と直交する方向の両側に設けられる。
このように構成したので、排紙トレイ3が上昇する(開かれる)と、給紙カセット2のストッパ部材231が図7及び図10に示すように上昇して、給紙カセット2に取り付いているストッパ部材231の突起部233が装置本体1側に取り付いている固定されたストッパ部材241へ突き当たり、給紙カセット2を装置本体1へ装着することができなくなる。
そこで、排紙トレイ3が閉じられると、排紙トレイ3が給紙カセット2に取り付いているストッパ部材231の傾斜部232を押し下げ、排紙トレイ3の荷重によってストッパ部材231がスプリング234に抗して下方向に移動し、突起部233が装置本体1側のストッパ部材241から離れるので、給紙カセット2を装置本体1に押し込むことができる。
このように、排紙トレイが開放位置にあるときに給紙カセットの装置本体内への挿入を規制するストッパ手段を備えていることで、排紙トレイを閉じないままで給紙カセットが装置本体内に挿入される誤操作を防止できる。
本発明に係る画像形成装置は、プリンタ単機能構成のものに限らず、プリンタ/ファクシミリ/複写などの複合機能を有する画像形成装置であっても良い。
本発明に係る画像形成装置の外観斜視説明図である。 同画像形成装置の機構部の概要を示す側面模式的説明図である。 同じく要部平面説明図である。 給紙カセットを底板が下降位置になる状態まで引き出したときの外観斜視説明図である。 給紙カセットを用紙補給位置まで引き出した状態の外観斜視説明図である。 給紙カセットを装置本体にセットした状態の概略側面説明図である。 給紙カセットを装置本体から所要量引き出した状態の概略側面説明図である。 図6の矢示A方向の模式的断面説明図である。 要部斜視説明図である。 ストッパ機構部分の要部破断説明図である。 ストッパ部材の斜視説明図である。 給紙カセットが所定位置まで引き出されないまま用紙補給が行われた状態の説明に供する説明図である。
符号の説明
1…装置本体
2…給紙トレイ
3…排紙トレイ
13…排紙トレイロック機構
33…キャリッジ
34…記録ヘッド
41…底板
43…給紙ローラ
211…給紙カセットフック部
311…排紙トレイロック部

Claims (3)

  1. 装置本体に装着したまま所定の用紙補給位置まで引出し可能であって、前記装置本体から所定量引き出されたときに用紙を載置する底板が下降状態になる給紙カセットと、
    前記給紙カセットの蓋部材を兼ね、前記装置本体に揺動可能に装着されて前記給紙カセットの上方を開閉可能な排紙トレイと、
    前記給紙カセットの底板が下降位置にあるときに前記排紙トレイを開放可能とし、前記底板が下降位置より上昇した位置にあるときには前記排紙トレイの開放を規制する手段と、を備え、
    前記装置本体に前記給紙カセットが装着された状態で前記排紙トレイを開放して給紙するときに前記底板が下降状態になるまで前記排紙トレイを開放することができない
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記排紙トレイが開放位置にあるときに前記給紙カセットの装置本体内への挿入を規制するストッパ手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、前記ストッパ手段は、前記排紙トレイの開閉に応じて上下動するストッパ部材を有し、このストッパ部材には上昇位置にあるときに前記給紙カセットの挿入を阻止する突起部が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
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