JP2007106084A - 記録液カートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録液カートリッジに収納する記録液の種類が多種多様化しているが、多くの情報を持たせることができない。
【解決手段】カートリッジケース102の供給側前面には、このインクカートリッジ10に関する情報に対応する二次元に配置された、複数の凹部201〜203で構成される嵌合部160を形成し、かつ、この嵌合部160を構成する複数の凹部201〜203はカートリッジケース102の側面側を開口して形成し、カートリッジ装填部4の装填口400の奥面には、インクカートリッジ10の嵌合部160を構成する凹部201〜203と嵌合可能又は嵌合不能な凸部401〜403で構成される嵌合部405を形成してた。
【選択図】図4

Description

本発明は記録液カートリッジ及び画像形成装置に関する。
一般に、プリンタ/ファックス/コピア或いはこれらの機能を複合した画像形成装置としては、例えば、記録液の液滴を吐出する液体吐出ヘッドで構成した記録ヘッドを用いて、記録ヘッドをキャリッジに搭載して走査し、被記録媒体(以下「用紙」ともいうが材質を限定するものではなく、また、記録媒体、転写材なども同義で使用する。)を完結的に搬送しながら、記録液の液滴(以下、インク滴ともいう。)を用紙に付着させて画像形成(記録、印刷、印写、印字も同義語で用いる。)を行うシリアル型のインクジェット記録装置が知られている。また、ライン型記録ヘッドを備えたライン型のインクジェット記録装置も知られている。
このような画像形成装置において記録ヘッドに供給する記録液を保持した記録液カートリッジ、例えばインクカートリッジとしては、特許文献1に記載されているように、内部にインクを収容し、外部にインクを供給するために供給口部を有するインク袋を、組み立て及び分解可能な第1、第2、第3の筺体(カートリッジケース)で構成される筺体内に収納したものが知られている。そして、この特許文献1に記載のインクカートリッジでは、インクの色に応じて装置本体側との位置関係を規定する位置決め用のリブを設けている。
特開2004−195962号公報
また、特許文献2には、記録ヘッドを有するカートリッジの前面に、カートリッジ保持手段の保持手段側電極に対して電気的に接続されるカートリッジ側電極が形成されている電気的コネクト部が設けられ、前面に対向する後面に、インクジェット記録装置の本体に設置されたメインタンクから記録ヘッドにインクを供給するための供給手段が接続されるインクコネクタ部が設けられているカートリッジが記載されている。
特開2002−307673号公報
ところで、インクジェット記録装置で用いられる記録液としてのインクは、より高画質印刷を可能にするために日々進化しており、その種類も多種多様化している。インクジェット記録用インクには、そのインクに対して最適な吐出装置、インク送液方法、インク吐出方法があり、その関係を一致させることで、ユーザーに対し、安定した吐出や最高品位の印刷物を作製することができる。
しかしながら、従来の記録液カートリッジではリブと凹部などの手段しか持たず、多種多様化する記録液に対応することができなくなっているという課題がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、保持できる情報数を増やすことができるとともに製造工程も容易な記録液カートリッジ及びこの記録液カートリッジを装填する画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る記録液カートリッジは、カートリッジケースの記録液供給側の前面にこの記録液カートリッジに関する情報に対応する二次元に配置された1又は複数の凹部を形成され、かつ、この凹部は側面側が開口されている構成とした。
ここで、記録液カートリッジに関する情報は、記録液の色に関する情報、記録液の性質に関する情報、記録液の容量に関する情報、付加価値、例えばカートリッジに関する情報を記憶する記憶素子の有無に関する情報とすることができる。
本発明に係る画像形成装置は、本発明に係る記録液カートリッジを装填するカートリッジ装填部を備え、このカートリッジ装填部には、記録液カートリッジのカートリッジケースの記録液供給側の前面に設けられる1又は複数の凹部が嵌合可能又は嵌合不能な凸部が形成されている構成とした。
ここで、凸部が複数設けられ、かつ、複数の凸部は架橋部を介して一体に形成されていることが好ましい。
本発明に係る記録液カートリッジによれば、カートリッジケースの記録液供給側の前面にこの記録液カートリッジに関する情報に対応する二次元に配置された1又は複数の凹部が形成され、かつ、この凹部は側面側が開口されている構成としたので、保持できる情報数が増加すると、カートリッジ装着部側の凸部の強度を高くして破損すること防止できるようになる。
本発明に係る画像形成装置によれば、本発明に係る記録液カートリッジを装填するカートリッジ装填部を備え、このカートリッジ装填部には、記録液カートリッジのカートリッジケースの記録液供給側の前面に設けられる1又は複数の凹部が嵌合可能又は嵌合不能な凸部が形成されている構成としたので、装填される記録液カートリッジに関する多くの情報を取得することができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。図1は本発明に係る記録液カートリッジを装着した本発明に係る画像形成装置としてのインクジェット記録装置を前方側から見た斜視説明図である。
このインクジェット記録装置は、装置本体1と、装置本体1に装着された用紙を装填するための給紙トレイ2と、装置本体1に着脱自在に装着されて画像が記録(形成)された用紙をストックするための排紙トレイ3とを備えている。さらに、装置本体1の前面の一端部側(給排紙トレイ部の側方)には、記録液カートリッジであるインクカートリッジを装填するためのカートリッジ装填部4を有し、このカートリッジ装填部4の上面は操作ボタンや表示器などを設ける操作/表示部5としている。
このカートリッジ装填部4には、色の異なる色材である記録液(インク)、例えば黒(K)インク、シアン(C)インク、マゼンタ(M)インク、イエロー(Y)インクをそれぞれ収容した複数のインクカートリッジ(メインタンク)10k、10c、10m、10y(色を区別しないときは「インクカートリッジ10」という。)を、装置本体1の前面側から後方側に向って挿入して装填可能とし、このカートリッジ装填部4の前面側には、インクカートリッジ10を着脱するときに開く前カバー(カートリッジカバー)6を開閉可能に設けている。
次に、このインクジェット記録装置の機構部について図2及び図3を参照して説明する。なお、図2は同機構部の概要を示す側面模式的説明図、図3は同じく要部平面説明図である。
ガイド部材であるガイドロッド31とステー32とでキャリッジ33を主走査方向に摺動自在に保持し、図示しない主走査モータによってタイミングベルトを介して図3で矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ33には、前述したようにイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出する4個の液滴吐出ヘッド(以下「ヘッド」という。)34a〜34dからなる記録ヘッド34を複数のインク吐出口を主走査方向と交叉する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド34のヘッドを構成するインクジェットヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどを、液滴を吐出するための圧力を発生する圧力発生手段として備えたものなどを使用できる。
また、キャリッジ33には、記録ヘッド34に各色のインクを供給するための各色のヘッドタンク35y1、35m1、35k、35c、35m2、35y2(色を区別しないときは「ヘッドタンク35」という。)を搭載している。この各色のヘッドタンク35には各色のインク供給チューブ36を介して、前述したように、カートリッジ装填部4に装着された各色のインクカートリッジ10から各色のインクが補充供給される。なお、このカートリッジ装填4にはインクカートリッジ10内のインクを送液するための供給ポンプユニット24が設けられている。
一方、給紙トレイ2の用紙積載部(圧板)41上に積載した用紙42を給紙するための給紙部として、用紙積載部41から用紙42を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)43及び給紙コロ43に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド44を備え、この分離パッド44は給紙コロ43側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙42を記録ヘッド34の下方側に送り込むために、用紙42を案内するガイド部材45と、カウンタローラ46と、搬送ガイド部材47と、先端加圧コロ49を有する押さえ部材48とを備えるとともに、給送された用紙42を静電吸着して記録ヘッド34に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト51を備えている。
この搬送ベルト51は、無端状ベルトであり、搬送ローラ52とテンションローラ53との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。また、この搬送ベルト51の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ56を備えている。この帯電ローラ56は、搬送ベルト51の表層に接触し、搬送ベルト51の回動に従動して回転するように配置されている。
この搬送ベルト51は、図示しない副走査モータによってタイミングを介して搬送ローラ52が回転駆動されることによって図3のベルト搬送方向に周回移動する。
さらに、記録ヘッド34で記録された用紙42を排紙するための排紙部として、搬送ベルト51から用紙42を分離するための分離爪61と、排紙ローラ62及び排紙コロ63とを備え、排紙ローラ62の下方に排紙トレイ3を備えている。
また、装置本体1の背面部には両面ユニット71が着脱自在に装着されている。この両面ユニット71は搬送ベルト51の逆方向回転で戻される用紙42を取り込んで反転させて再度カウンタローラ46と搬送ベルト51との間に給紙する。また、この両面ユニット71の上面は手差しトレイ72としている。
さらに、図3に示すように、キャリッジ33の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド34のノズルの状態を維持し、回復するための回復手段を含む維持回復機構81を配置している。維持回復機構81には、記録ヘッド34の各ノズル面をキャピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という。)82a〜82d(区別しないときは「キャップ82」という。)と、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード83と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け84などを備えている。ここでは、キャップ82aを吸引及び保湿用キャップとし、他のキャップ82b〜82dは保湿用キャップとしている。
また、図3に示すように、キャリッジ33の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け88を配置し、この空吐出受け88には記録ヘッド34のノズル列方向に沿った開口89などを備えている。
このように構成したインクジェット記録装置においては、給紙トレイ2から用紙42が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙42はガイド45で案内され、搬送ベルト51とカウンタローラ46との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド37で案内されて先端加圧コロ49で搬送ベルト51に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。このとき、用紙42は搬送ベルト51に吸着され、搬送ベルト51の周回移動によって用紙42が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ33を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド34を駆動することにより、停止している用紙42にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙42を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙42の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙42を排紙トレイ3に排紙する。
次に、このインクジェット記録装置で使用している本発明に係る記録液カートリッジであるインクカートリッジについて図4以降をも参照して説明する。図4は同インクカートリッジの斜視説明図、図5は同カートリッジの側面説明図、図6は同インクカートリッジの第1ケースの斜視説明図、図7は同じく第2ケースの斜視説明図である。
この記録液カートリッジ10は、カートリッジケース(筺体)102内に記録液であるインクを収容した記録液収容手段であるインク袋103を収納したものである。このカートリッジケース102は、分解及び組立て可能に2分割された第1ケース(ベース)121と第2ケース(ケース)122とで構成されている。
そして、カートリッジケース102には内部に収納したインク袋103のインク供給口部131に対応して開口部123を形成している。この開口部123は、第1ケース121の開口部部分123Aと第2ケース122の開口部部分123Bとによって形成される。
このインクカートリッジ10をカートリッジ装填部4に装着したときに、カートリッジ装着部4の奥側に設けた中空針がインク袋103の供給口部131内に刺通されて、インク袋103内部と供給ポンプユニット24とが連通状態となり、インク袋103内のインクを装置本体1側に供給可能になる。
次に、インクカートリッジ10のカートリッジケース102の外面には、装置本体1のカートリッジ装着部4に対する着脱方向後側(供給口部131と反対側の面)に、インクカートリッジ10をカートリッジ装着部4に対して抜き差しするときに操作者の指を掛けることが可能な部分(把持部という。)125〜127を形成している。なお、把持部125〜125は、第1ケース121の把持部部分125A〜127Aと第2ケース122の把持部部分125B〜127Bとで形成される。
ここで、把持部125はカートリッジケース102の上側部分に、把持部127はカートリッジケース102の下側部分に、把持部126はカートリッジケース102の中間部分に設けている。
したがって、装置本体1のカートリッジ装着部4に対してインクカートリッジ10を装着し、あるいは装着されたインクカートリッジ10を抜くときには、操作者は、自分の手の大きさなどに応じて、カートリッジケース102の上側の把持部125と中間の把持部126とに指を掛けて把持し、あるいは、カートリッジケース102の上側の把持部125と下側の把持部127とに指を掛けて把持して、インクカートリッジ10の抜き差しを行うことができる。
このように、カートリッジケースには装置本体に対する着脱方向後側に抜き差しするときに操作者の指を掛けることが可能な部分が3箇所以上設けられている構成としたので、指を掛ける箇所の選択の余地が広がって装置本体に対する抜き差し操作の操作性が向上する。
次に、カートリッジケース102は、上述したように第1ケース121と第2ケース122とによって分解及び組立て可能にされ、図8に示すように第1ケース121に設けた爪部141と第2ケース122に設けた爪受け部142とを嵌め合わせることによって組み立てることができる(なお、爪部と爪受け部との関係は逆であってもよい。)
ここで、第1ケース121に設けた爪部141と第2ケース122に設けた爪受け部142には、それぞれ強度を補強する補強リブ143、144を設けている。
これによって、カートリッジの落下などの衝撃に対し、嵌合部分がより強くなり、収容記録液重量の増加などにも耐えうる構成となって、収容記録液容量に対する選択の幅が増える。
次に、このインクカートリッジ10における位置決め部及び情報保持部について図8ないし図11をも参照して説明する。なお、図8は4種類のインクカートリッジを前面側から見た説明図、図9は同インクカートリッジの嵌合部の要部拡大図、図10はカートリッジ装填部を正面から見た説明図、図11は同カートリッジ装填部に設けるインクカートリッジの嵌合部に対応する嵌合部の要部拡大図である。
先ず、図8に示すように、インクカートリッジ10のカートリッジケース102の上面には、カートリッジ装填部4に装着するときのガイド及び位置決め部材となるガイド部151及び位置決め部152を形成し、また、カートリッジケース102の下面にはリブ153、154を形成している。これらのリブ153、154は、このインクカートリッジ10に関する情報、例えば収容しているインクの色に応じて予め定めた間隔で形成することで、他のインクカートリッジと区別可能としている。
他方、図10に示すように、カートリッジ装填部4にはインクカートリッジ10を装填するための装填口400k、400c、400m、400y(区別しないときは「装填口400」という。)を有し、各装填口400には、インクカートリッジ10のカートリッジケース102上面のガイド部151及び位置決め部152が嵌合する溝部171、172を形成し、また、カートリッジケース102の下面のリブ153、154が嵌合する溝部173、174を形成している。これらの溝部173、174は装填されるべきインクカートリッジ10のリブ153、154の間隔に対応して形成される。
これにより、例えば、所定の色のインクカートリッジ10は所定の装填口400にしか装填することができなくなる。
さらに、図8及び図9に示すように、カートリッジケース102の供給側前面には、このインクカートリッジ10に関する情報に対応する二次元に配置された複数の凹部201〜203で構成される嵌合部160を形成し、かつ、この嵌合部160を構成する複数の凹部201〜203はカートリッジケース102の側面側を開口して形成している。
ここで、嵌合部160は、カートリッジケース102の前面側から見て、例えば、カートリッジケース102の側面に沿う方向及び側面に沿う方向と直交する方向の二次元方向に連続した略L字状の(略とは各辺の長さが略同じという意味)凹部201と、カートリッジケース201の側面に沿う方向と直交する方向の一次元の凹部202、203とを二次元に配置している。これら凹部201の向き、凹部201〜203の配置順序を保持する情報に応じて異ならせることによって、それぞれ異なる情報を表わすことができる。
また、これらの凹部201〜203のカートリッジケース102の側面側はそれぞれ側面側に開口した開口部となる架橋部204にて架橋している。さらに、カートリッジケース102を構成する第1ケース121、第2ケース122にそれぞれ嵌合部160を設けている。ただし、第1、第2ケース121,122の一方にだけ嵌合部160を設けることもできるし、第1、第2ケース121,122で凹部201の向き、凹部201〜203の配置順序を異ならせることもできる。
他方、図10及び図11に示すように、カートリッジ装填部4の装填口400の奥面には、インクカートリッジ10の嵌合部160を構成する凹部201〜203と嵌合可能又は嵌合不能な凸部401〜403で構成される嵌合部405を形成している。これらの凸部401〜403は、インクカートリッジ10の側面側に開口した架橋部204が形成されているので、この架橋部204に対応した架橋部404で一体化されており、これによって、カートリッジ装填部4側の凸部401〜403の強度が向上する。つまり、カートリッジ装填部4側の凸部が例えばピン形状などである場合、インクカートリッジ10が無理やり押し込まれると損傷してしまうことがあるが、このように凸部401〜403を架橋部404で連結して一体化することで損傷を防止できる。
これらのインクカートリッジ10側の嵌合部160とカートリッジ装填口400側の嵌合部405とは、凹部201の向き、凹部201、202、203の配置順序を異ならせることによって、図12に示すように、6種類の異なる情報を持たせることができる。なお、図16はインクカートリッジ10側の嵌合部160の凹部201の向き、凹部201、202、203の配置順序が異なるときにカートリッジ装填口400側の嵌合部405の凸部401の向き、凸部401、402、403の配置順序が同じでなければ嵌合しないことを説明するための説明図である。
このように、カートリッジケースの記録液供給側の前面にこの記録液カートリッジに関する情報に対応する二次元に配置された複数の凹部が形成され、かつ、この凹部は側面側が開口されている構成とすることで、保持できる情報数が増加すると、カートリッジ装着部側(装填部側)の凸部の強度を高くして破損すること防止できるようになる。
なお、インクカートリッジ側の嵌合部を構成する凹部、カートリッジ装填口側の嵌合部を構成する凸部の形状は上記実施形態に限るものではなく、例えば、図13に示すように、上述した凹部201と同形状の2つの凹部211、212で構成して、凹部211、212の向きを異ならせることによって、カートリッジ装填口側の嵌合部205を構成する凸部411、412も対応しない限り嵌合不能となるので、このような構成でも4種類の情報を持たせることができる。また、これらを組み合わせることによって、図14に示すように、10種類の異なる情報を持たせることができる。
ここで、インクカートリッジ10の嵌合部160に持たせるインクカートリッジ10に関する情報としては、例えば、記録液の色に関する情報、記録液の性質に関する情報、記録液の容量に関する情報、記録液の付加価値に関する情報、記録液に関する情報を記憶する記録手段の有無に関する情報などを割り当てることができる。
記録液の色に関する情報を持たせることで同製品での色に対するユーザーの誤挿入を防ぐことができる。記録液の性質に関する情報を持たせることで同じ色であっても異なる性質の記録液の違いによる誤挿入を防ぐことができる。記録液の容量に関する情報を持たせることで同色での同性質であるが容量の違いによる誤挿入を防ぐことができ、あるいは、例えばメンテナンスに多量の記録液が必要な装置あるいは記録液の送液方法が異なる装置への誤挿入を防ぐことができる。付加価値に関する情報を持たせることで同色、同性質、同容量であってもカートリッジの検知方法等、付加価値が違うことによる誤挿入を防ぐことができる。また、付加価値に関する情報として記憶素子の有無に関する情報を持たせることで誤挿入を防ぐことができるとともに、装置本体側での記憶素子の有無判別を迅速に行うことができる。
次に、インクカートリッジ10のカートリッジケース102に異なる情報を持たせる構成の他の例について図15及び図16を参照して説明する。
図15の例は、インクカートリッジ10A、10B間で位置決め部152A、152Bの厚さを異ならせることによって異なる情報を持たせるようにした例である。図16の例は、インクカートリッジ10A、10B、10C間で、高さHA、HB、HC及び幅DA、DB、DCを異ならせる(少なくとも一方でも良い。)ことによって異なる情報を持たせるようにした例である。
また、上記実施形態では、メインタンクとして使用するインクカートリッジに本発明を適用したが、図17に示すように、ガイドロッド501に摺動自在に装着されたキャリッジ503にカートリッジ装填口504を設けて、このカートリッジ装填口部504にインクカートリッジ510を装填する構成の画像形成装置にも同様に適用することができる。
本発明に係る画像形成装置としてのインクジェット記録装置の前方側から見た斜視説明図である。 同装置の機構部の全体構成を説明する側面概略構成図である。 同機構部の要部平面説明図である。 本発明に係る記録液カートリッジの外観斜視説明図である。 同じく側面説明図である。 同カートリッジの第1ケースの斜視説明図である。 同カートリッジの第2ケースの斜視説明図である。 同画像形成装置に装填する記録液カートリッジを前面側から見た説明図である。 同カートリッジの嵌合部の拡大説明図である。 同画像形成装置のカートリッジ装填部を正面側から見た説明図である。 同カートリッジ装填部の装填口の嵌合部の拡大説明図である。 カートリッジ側の嵌合部と装填口側の嵌合部との嵌合可能/不能状態の説明に供する説明図である。 嵌合部の他の例の嵌合可能/不能状態の説明に供する説明図である。 嵌合部の他の例の嵌合可能/不能状態の説明に供する説明図である。 記録液カートリッジの位置決め部の厚さを異ならせた例を説明する説明図である。 記録液カートリッジの高さ、厚さを異ならせた例を説明する説明図である。 本発明を適用する他の画像形成装置の要部を説明する斜視説明図である。
符号の説明
1…装置本体
2…給紙トレイ
3…排紙トレイ
4…カートリッジ装填部
10、10k、10c、10m、10y…インクカートリッジ
33…キャリッジ
34…記録ヘッド
35…サブタンク
51…搬送ベルト
102…カートリッジケース
103…インク袋
121…第1ケース
122…第2ケース
160…嵌合部
201〜203…凹部
204…開口を形成する架橋部
400…カートリッジ装填口
401〜403…凸部
404…架橋部
405…嵌合部

Claims (8)

  1. 内部に記録液を収容した記録液収容手段をカートリッジケース内に収納した記録液カートリッジにおいて、前記カートリッジケースは、記録液供給側の前面にこの記録液カートリッジに関する情報に対応する二次元に配置された1又は複数の凹部が形成され、かつ、この凹部は側面側が開口されていることを特徴とする記録液カートリッジ。
  2. 請求項1に記載の記録液カートリッジにおいて、前記記録液カートリッジに関する情報は前記記録液の色に関する情報であることを特徴とする記録液カートリッジ。
  3. 請求項1又は2に記載の記録液カートリッジにおいて、前記記録液カートリッジに関する情報は前記記録液の性質に関する情報であることを特徴とする記録液カートリッジ。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の記録液カートリッジにおいて、前記記録液カートリッジに関する情報は前記記録液の容量に関する情報であることを特徴とする記録液カートリッジ。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の記録液カートリッジにおいて、前記記録液カートリッジに関する情報は付加価値に関する情報であることを特徴とする記録液カートリッジ。
  6. 請求項5に記載の記録液カートリッジにおいて、前記付加価値に関する情報は記録液カートリッジに関する情報を記憶する記憶素子の有無に関する情報であることを特徴とする記録液カートリッジ。
  7. 記録液滴を吐出する記録ヘッドを備えた画像形成装置において、請求項1ないし6のいずれかに記載の記録液カートリッジを装填するカートリッジ装填部を備え、このカートリッジ装填部には、前記記録液カートリッジのカートリッジケースの記録液供給側の前面に設けられる1又は複数の凹部が嵌合可能又は嵌合不能な凸部が形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置において、前記凸部が複数設けられ、かつ、複数の凸部は架橋部を介して一体に形成されていることを特徴とする画像形成装置。
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