JP4626631B2 - 走査装置及びその組み立て方法 - Google Patents
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Description
また、本発明では、支持部材固定部には、弾発力の作用方向とは直交する方向から支持部材の装着が行えるので、バネ定数の大きいバネなどを弾性部材として使用した場合にも、支持部材の装着が容易である。更に、弾発力の作用方向とは直交する方向から支持部材の装着作業が行えるので、駆動プーリ,従動プーリの外側に筐体の壁面等の障害物が存在する場合でも、支持部材の装着作業が容易である。しかも、本発明では、支持部材を溝に挿入してから回転させれば支持部材は溝に係合してその溝から離脱しなくなる。このため、本発明では、支持部材の装着作業が一層容易になると共にその支持部材を一層確実に装着することができる。
次に、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。図1は、本発明が適用された走査装置の一例としてのインクジェットプリンタの主要部の構成を表す斜視図であり、図2はその上面図である。図1に示すように、このインクジェットプリンタの下カバー体1は、図示しない用紙トレイを装着可能な開口部1Aを下方に備え、その用紙トレイに収納された被記録媒体の一例としての用紙(図示省略)はペーパフィードローラ2を含む各種ローラを介してプラテン3上に搬送される。なお、以下の説明では、ペーパフィードローラ2からプラテン3に向かう方向を前方という。
ベース部10の右端には、穴部21が設けられ、その穴部21には、従動プーリ14をシャフト23(図6参照)を介して回転自在に支持するプーリホルダ22が走査方向に摺動可能に設けられている。図4の分解斜視図に示すように、プーリホルダ22は、右側に上下方向にU字型に開口してシャフト23を介して従動プーリ14を支持するプーリ支持部22Aを備え、前後にも、上下方向にU字型に開口して穴部21の端縁に係合する一対の係合部22Bを備えている。穴部21は、一対の係合部22Bが上下方向に通過可能な大径部21Aと、ガイド部の一例としての端縁が一対の係合部22Bに係合してプーリホルダ22を走査方向に案内する小径部21Bとを備えている。また、ベース部10には、穴部21の左端に、支持部材固定部の一例としての切り起し部24が設けられ、この切り起し部24とプーリホルダ22との間には、図3(A)に示すように、弾性部材の一例としてのコイルバネ25が装着されている。すなわち、弾性部材であるコイルバネ25と支持部材であるバネホルダ26と支持部材固定部である切り起し部24とが、駆動プーリ13と従動プーリ14とを結ぶ線上に配置されているので、プーリホルダ22に安定して付勢力が作用するのである。つまり、コイルバネ25による付勢力と、この付勢力に対してバネホルダ26及び切り起し部24から働く反力とが駆動プーリ13と従動プーリ14とを結ぶ線上で作用するため、コイルバネ25による付勢力がプーリホルダ22に効率よく作用するのである。このコイルバネ25の付勢力によって、前述のようにプーリホルダ22を右方向に付勢してタイミングベルト15を緊張させることができる。
このように、本実施の形態では、駆動プーリ13,従動プーリ14にタイミングベルト15を架設した状態から、バネホルダ26を切り起し部24の溝27に装着することにより、コイルバネ25の付勢力をプーリホルダ22に作用させることができる。しかも、この装着作業は、上記架設されたタイミングベルト15の内側の領域でベース部10の表面方向から行うことができる。このため、エンコーダストリップ16の支持部17や原点検出面18を駆動プーリ13,従動プーリ14のすぐ外側に設けても、それらの部材が邪魔になることなくコイルバネ25及びバネホルダ26の装着作業を容易に行うことができ、インクジェットプリンタの筐体を上記走査方向に良好に小型化することができる。
なお、本発明は上記実施の形態になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施することができる。例えば、バネホルダ26を切り起し部24に装着する形態としては、上記形態の他にも種々の形態が考えられる。
11…ガイド板 12…モータ 13…駆動プーリ
14…従動プーリ 15…タイミングベルト 16…エンコーダストリップ
17…支持部 18…原点検出面 21…穴部
21A…大径部 21B…小径部 22…プーリホルダ
22A…プーリ支持部 22B…係合部 22C…凹部
24,124…切り起し部 25…コイルバネ 26,126…バネホルダ
26B,126B…軸 26C,126C…挿入部 26D…突起
27,127…溝 27A,127A…開口部 27B,127B…下方部
27C…係合溝
Claims (11)
- ヘッドを搭載して走査方向に移動可能なキャリッジと、
一部が上記キャリッジに接続されたタイミングベルトと、
該タイミングベルトが架設される一対の駆動プーリ及び従動プーリと、
該従動プーリを回転可能に支持するプーリホルダと、
ベース部に設けられ上記プーリホルダを上記走査方向に移動可能に案内するガイド部と、
上記プーリホルダを上記タイミングベルトの外周方向へ付勢する弾性部材を支持する支持部材と、
上記ベース部に設けられ、上記駆動プーリ及び上記従動プーリに上記タイミングベルトを架設した状態から上記支持部材が装着可能で、上記支持部材が装着されることにより上記弾性部材の弾発力を上記プーリホルダに作用させる支持部材固定部と、
を備え、
上記支持部材固定部は、上記弾発力の作用方向とは直交する方向から上記支持部材を挿入可能な溝を有し、その溝は、上記支持部材が挿入された後その支持部材が上記弾発力の作用方向を軸にして回転されたとき、その支持部材に係合してその支持部材の当該溝からの離脱を防止することを特徴とする走査装置。 - 上記支持部材固定部に装着された上記支持部材の先端と、上記プーリホルダとが、少なくとも近接時に嵌合可能に構成されたことを特徴とする請求項1記載の走査装置。
- 上記溝は、上記ベース部の表面方向から上記支持部材を挿入可能に構成されたことを特徴とする請求項1または2記載の走査装置。
- 上記支持部材の少なくとも上記溝に挿入される部分は、上記弾発力の作用方向に垂直な断面の形状が大径と小径とを有し、
上記溝の開口部の幅は、上記小径よりも広くかつ上記大径よりも狭く、
上記溝は、当該溝への挿入後に上記支持部材が上記弾発力の作用方向を軸にして回転可能に構成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の走査装置。 - 上記弾性部材はコイルバネであり、
上記支持部材は、上記コイルバネの中心を貫通する軸を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の走査装置。 - 上記ガイド部は、上記駆動プーリ及び上記従動プーリの間に上記タイミングベルトを最大限に緊張させて架設した状態における上記プーリホルダの位置までしか上記プーリホルダを外側方向に案内しないことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の走査装置。
- 上記キャリッジの位置を検出するための位置検出用部材の少なくとも一部が、上記従動プーリの上記走査方向外側の位置若しくは上記駆動プーリの上記走査方向外側の位置のうち少なくともいずれか一方に設けられたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の走査装置。
- 上記タイミングベルトが内面に歯を有し、
上記駆動プーリまたは上記従動プーリの少なくともいずれか一方が、上記タイミングベルトの歯に係合する歯を外周に有することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の走査装置。 - 上記駆動プーリが、上記タイミングベルトの歯に係合する歯を外周に有し、
上記駆動プーリ及び上記従動プーリの間に上記タイミングベルトを最大限に緊張させて架設した状態における上記プーリホルダと、上記支持部材固定部に装着された上記支持部材の先端との間隙が、上記タイミングベルトの歯の高さまたは上記駆動プーリの歯の高さのいずれか小さい方よりも更に小さいことを特徴とする請求項8記載の走査装置。 - 上記従動プーリには、上記タイミングベルトが架設される架設部に隣接して、そのプーリの半径が大きくなる方向に突出した突出部が設けられ、
上記駆動プーリ及び上記従動プーリの間に上記タイミングベルトを最大限に緊張させて架設した状態における上記プーリホルダと、上記支持部材固定部に装着された上記支持部材の先端との間隙が、上記突出部の上記架設部からの突出量よりも小さいことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の走査装置。 - 請求項1〜10のいずれかに記載の走査装置を組み立てる走査装置の組み立て方法であって、
上記駆動プーリ及び上記従動プーリに上記タイミングベルトを架設した後、上記支持部材を上記支持部材固定部に装着することを特徴とする走査装置の組み立て方法。
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