JP2007298709A - ベルト駆動装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成によって搬送ベルトの走行安定性を向上させる。
【解決手段】搬送ベルト34の幅方向一端側の裏面の1列のリブ状の突起と、駆動ローラー30及び従動ローラー32の搬送ベルト34の幅方向一端側の凹部とを係合させる。また、第2筐体部を本体フレームの内側へ付勢し、側板51Bの係合面50Aと本体フレームの先端面66A、側板51Aの係合面50Bと本体フレームの先端面66Bを当接させる。先端面66Aを、先端面66Bよりも第1筐体部側へオフセットさせることで、第1筐体部の従動ローラー32の近傍を本体フレームの反対側へ撓ませ、従動ローラー32を本体フレームの反対側へ傾斜させる。また、従動ローラー32の近傍のネジ締結部57と第2筐体部のネジ締結部との間に圧縮コイルバネ63を挟み込み、第1筐体部の可撓性の低下を抑制する。
【選択図】図21

Description

本発明は、複数のローラーに架けられた無端状のベルトを備えるベルト駆動装置、及びこのベルト駆動装置を備える画像形成装置に関する。
従来から、感光体や中間転写体等の像担持体に形成されたトナー像を記録用紙(記録媒体)に転写・定着させることによって画像を形成する画像形成装置は知られている。その中で、無端状のベルトを複数のローラーに張架して回転駆動するベルト駆動装置を備え、回転駆動されるベルト上に吸着された記録用紙上へ転写を行うものや、回転駆動される中間転写ベルト上へ転写を行うものがある。このような画像形成装置では、搬送ベルトや中間転写ベルトの蛇行、幅方向へのずれにより転写ずれが起こるという問題があるので、これまで種々の対策が考案されている(例えば、特許文献1乃至6参照)。
特許文献1乃至5に記載のベルト駆動装置には、ベルトの蛇行、幅方向へのずれを検知してベルトが巻き掛けられた一のローラーの傾きを調整することで、ベルトの蛇行、幅方向へのずれを抑制するというベルト蛇行補正装置が備えられているが、このようなベルト蛇行補正装置は、部品点数が多いので、組立の作業工数が増加し、また、コストアップになる。
また、特許文献6に記載のベルトユニットの本体フレームへの取付構造は、中間転写ベルトを張架する2本のローラーの軸方向一端部と、該ローラーの軸方向他端部を支持するユニットフレームの側板との3箇所を本体フレームに支持させることで、本体フレームの歪みの影響による該ローラーのアライメントの誤差を抑制している。
しかし、このような構造では、ユニットフレームや本体フレームの製造誤差、ベルトユニットや本体フレームの組立誤差によってローラーのアライメントに誤差が生じ、ベルトの幅方向へのずれが発生する。また、近年の小型化、軽量化を図った画像形成装置では、本体フレームの剛性が低下しており、画像形成装置の設置面に段差等がある場合には、本体フレームが大きく歪むので、ローラーのアライメントの誤差を十分に抑制できずに、ベルトの幅方向へのずれが発生する。
特開平8−225180号公報 特開平6−40590号公報 特開平10−203674号公報 特開平9−48533号公報 特開平9−169449号公報 特開平10−194506号公報
本発明は、上記事情に鑑み、簡易な構成によってベルトの走行安定性を向上させることを目的とする。
請求項1に記載のベルト駆動装置は、無端状のベルトと、前記ベルトが巻き掛けられた第1のローラーと、前記ベルトが巻き掛けられた第2のローラーと、前記ベルトの幅方向一端側の裏面又は前記第1のローラー及び前記第2のローラーの前記ベルトの幅方向一端側に設けられ、前記ベルト又は前記第1のローラー及び前記第2のローラーの周方向へ連続する凸部と、前記第1のローラー及び前記第2のローラーの前記幅方向一端側又は前記ベルトの幅方向一端側の裏面に設けられ、前記第1のローラー及び前記第2のローラー又は前記ベルトの周方向へ連続し前記凸部と係合する凹部と、可撓性を有し、前記第1のローラー及び前記第2のローラーを回転可能に支持する第1の支持部と、前記第1の支持部を支持する第2の支持部と、前記第2の支持部を収容するフレームと、前記第1のローラーを前記フレームに対して位置決めする位置決め手段と、前記第1の支持部又は前記フレームの前記位置決め手段より前記第2のローラー側且つ前記ベルトの幅方向両端側に設けられ、前記第1のローラーと前記第2のローラーとが配列された方向に対して交差する方向へオフセットされた一対のオフセット部と、前記フレーム又は前記第1の支持部に設けられ、それぞれ各オフセット部に当接する一対の当接部と、前記第1の支持部の前記第1のローラーと前記第2のローラーとが配列された方向の前記第1のローラー側を前記第2の支持部に接合する第1の接合手段と、前記第1の支持部の前記第1のローラーと前記第2のローラーとが配列された方向の前記第2のローラー側を前記第2の支持部に前記第1の接合手段よりも弱い力で接合する第2の接合手段と、を有することを特徴とする。
請求項1に記載のベルト駆動装置では、無端状のベルトが巻き掛けられた第1のローラーと第2のローラーとが、第1の支持部に回転可能に支持され、この第1の支持部が、フレームに収容された第2の支持部に支持されている。第1のローラーは、位置決め手段によって本体フレームに対して位置決めされている。また、ベルトの幅方向一端側の裏面と第1のローラー及び第2のローラーの軸方向の一端側とにおいて、凸部と凹部とが常に係合しており、ベルトの幅方向への移動が制限されている。
また、前記第1の支持部及び前記フレームの位置決め手段よりも第2のローラー側且つベルトの幅方向両端側には、一対のオフセット部材及び各オフセット部材に当接する一対の当接部材の何れかが設けられている。このオフセット部は、第1のローラーと第2のローラーとが配列された方向(以下、配列方向という)と交差する方向へオフセットされている。また、第1の支持部は可撓性を有している。このため、一対のオフセット部と一対の当接部とが当接した状態では、第1の支持部の位置決め手段よりも第2のローラー側において配列方向と交差する方向への撓みが生じ、第2ローラーが、配列方向と交差する方向へ傾斜する。これによって、ベルトは、常に凸部又は凹部が形成されていない側へ寄るように規制されながら走行することができ、その走行安定性が確保される。
つまり、このような構成にすると、ベルトの凸部又は凹部付近が撓んで、その部分が第1のローラー、第2のローラーから浮き上がるような不具合は起きず、よって、凸部が凹部から外れたりするようなトラブルが起きない。
また、第1の支持部の配列方向の第1のローラー側が、第1の接合手段によって、第2の支持部に接合され、第1の支持部の配列方向の第2のローラー側が、第2の接合手段によって、接合されている。
ここで、第2の接合手段は、第1の接合手段よりも弱い力で第1の支持部を第2の支持部に接合しており、第1の支持部の配列方向の第2のローラー側の可撓性の低下が抑制されている。
これによって、第2の接合手段の力を第1の接合手段の力と同等にした場合と比較して、より確実に一対のオフセット部と一対の当接部とを当接させることができることから、第2のローラーの配列方向と交差する方向への傾斜角度の精度が高くなり、より確実にベルトの走行安定性を確保できる。
請求項2に記載のベルト駆動装置は、請求項1に記載のベルト駆動装置であって、前記第2の接合手段が、前記第1の支持部と前記第2の支持部との間に挟み込まれた弾性部材を有することを特徴とする。
請求項2に記載のベルト駆動装置では、第1の支持部の配列方向の第2のローラー側と第2の支持部との間に弾性部材が挟み込まれていることによって、この位置での第1の支持部と第2の支持部との接合力が弱くなり、第1の支持部の可撓性の低下が抑制されている。また、第1の支持部の配列方向の第2ローラー側は、弾性部材によって第2支持部の反対側へ付勢されて撓みを増幅されるので、弾性部材を備えない場合と比較して、一対のオフセット部と一対の当接部とをより確実に当接させることができる。
請求項3に記載のベルト駆動装置は、請求項2に記載のベルト駆動装置であって、前記第2の接合手段が、ネジを有し、前記弾性部材が、前記ネジの軸線上に設けられたことを特徴とする。
請求項3に記載のベルト駆動装置では、第1の支持部の配列方向の第2ローラー側と第2の支持部との間に挟みこまれた弾性部材が、ネジの軸線上に設けられているので、この位置でのネジの締め付け力を効率良く低下させることができ、第1の支持部の可撓性の低下を効率良く抑制できる。
請求項3に記載のベルト駆動装置は、請求項2に記載のベルト駆動装置であって、前記第2の接合手段が、前記第2のローラーの軸方向一端側又は軸方向両端側に設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載のベルト駆動装置。
請求項3に記載のベルト駆動装置では、第2の接合手段が、第1支持部の配列方向の第2のローラー側且つ第2のローラーの軸方向一端側又は軸方向両端側に設けられており、第1支持部の配列方向の第2のローラー側の可撓性の低下が抑制されている。
請求項4に記載のベルト駆動装置は、請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置であって、一対の前記オフセット部が、前記第1の支持部に設けられたことを特徴とする。
請求項4に記載のベルト駆動装置では、一対のオフセット部が、フレームと比較して小さい部品である第1の支持部に設けられている。このため、一対のオフセット部をフレームに設ける場合と比較して、一対のオフセット部の加工精度を向上できる。
請求項5に記載のベルト駆動装置は、請求項1乃至4の何れか1項に記載のベルト駆動装置であって、前記ベルトの周方向の前記第1のローラー側に当接し、前記ベルトを清掃する清掃手段を有することを特徴とする。
請求項5に記載のベルト駆動装置では、清掃手段が、ベルトの周方向の第1のローラー側に当接してベルトを清掃する。ここで、第1の支持部の第1のローラー側が第1の接合手段によって第2のローラー側よりも強い力で第2の支持部に接合されているので、清掃手段をベルトの周方向の第2のローラー側に当接させる場合と比較して、清掃手段のベルトに対する位置が安定する。
請求項6に記載のベルト駆動装置は、請求項1乃至5の何れか1項に記載のベルト駆動装置であって、前記第1のローラーと前記第2のローラーとを鉛直方向に配列したことを特徴とする。
請求項6に記載のベルト駆動装置では、第1のローラーと第2のローラーとを鉛直方向に配列したことで、第1のローラーと第2のローラーとを水平方向に配列した場合と比較して、装置設置面の段差等によるフレームの歪みの影響による、第1のローラーと第2のローラーとの相対位置の変動を抑制でき、ベルトの走行安定性を維持できる。
請求項7に記載のベルト駆動装置は、請求項1乃至6の何れか1項に記載のベルト駆動装置であって、前記第2の支持部を前記第1の支持部側へ付勢する付勢手段を有することを特徴とする。
請求項7に記載のベルト駆動装置では、第2の支持部が付勢手段によって第1の支持部側へ付勢されており、第1のローラーや第1支持部をフレーム側の位置決め部に突き当てて位置決めすることができるので、第1のローラーや第2のローラーの位置決めが容易である。
請求項9に記載の画像形成装置は、請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載のベルト駆動装置と、前記フレームに収容された像担持体と、前記フレームに収容され、前記像担持体に像を形成する像形成手段と、前記像担持体に形成された像を、前記ベルトによって搬送される記録媒体へ転写させる転写手段と、を有することを特徴とする。
請求項9に記載の画像形成装置では、像形成手段によって像担持体に像が形成され、この像が、ベルトによって搬送される記録媒体へ転写される。ここで、上述したように、ベルトの走行安定性が従来と比較して向上されているので、フルカラーの印刷時において、カラーレジストレーションが改善される。
請求項10に記載の画像形成装置は、請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載のベルト駆動装置と、前記フレームに収容された像担持体と、前記フレームに収容され、前記像担持体に像を形成する像形成手段と、前記像担持体に形成された像を、前記ベルトへ転写させる転写手段と、を有することを特徴とする。
請求項10に記載の画像形成装置では、像形成手段によって像担持体に像が形成され、この像が、ベルトへ転写される。ここで、上述したように、ベルトの走行安定性が従来と比較して向上されているので、フルカラーの印刷時において、カラーレジストレーションが改善される。
請求項11に記載のベルト駆動装置は、請求項9又は10に記載の画像形成装置であって、前記弾性部材と前記オフセット部との距離Hが、下記(1)式を満足することを特徴とする。
H≦(l+2d)…(1)
但し、lは、隣合った一対の前記像担持体の間の距離
dは、前記像担持体の直径
請求項11に記載の画像形成装置では、弾性部材とオフセット部との距離Hが上記(1)式を満足するように、弾性部材がオフセット部に近接されているので、第1の支持部の一対のオフセット部の間の部位の可撓性の低下を効果的に抑制できる。
以上、本発明によれば、簡易な構成によってベルトの走行安定性を向上できる。
以下、本発明の最良な実施の形態について、図面に示す実施例を基に説明する。なお、各図において、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色毎に配設されているものについては、符号の後に「Y」、「M」、「C」、「K」の英字が付されているものがある。
まず、本発明に係るベルト駆動装置11を備える画像形成装置10の概要について説明する。図1、図2で示すように、画像形成装置10は、像担持体(感光体)20及び現像ユニット16を着脱可能に収容する本体フレーム12と、その像担持体20及び現像ユニット16さらに後述する定着装置38を開放・閉塞するカバー体14と、を有しており、そのカバー体14に、記録用紙Pを吸着搬送可能な搬送ベルト34等を備えた搬送ユニット18が着脱可能に取り付けられている。このカバー体14は、装置前面を開放・閉塞する前面カバー部14Aと、装置上面を開放・閉塞する上面カバー部14Bとで構成され、側面視でL字状をしている。
現像ユニット16には、ローラー状の像担持体20の表面を一様に帯電する帯電ローラー22と、画像データに基づいて像担持体20に画像光を照射し、静電電位の差による潜像を形成する光学箱24と、潜像にトナーを選択的に転移して可視化する現像ローラー26と、トナー像が転写された後の像担持体20に摺接し、その像担持体20に残留するトナーをクリーニングするクリーニング部材28と、が備えられている。
像担持体20は、表面(周面)に感光体層を有し、帯電ローラー22によって、その表面(周面)を一様に帯電された後、光学箱24から照射されるレーザー光(画像光)によって、その表面(周面)を露光され、その露光された部分の電位が減衰することにより静電潜像(画像)を形成される。なお、帯電ローラー22は、像担持体20に当接し、これらの間に電圧が印加され、当接部付近の微少間隙内で放電が生じることにより、像担持体20の表面(周面)を略一様に帯電する。
光学箱24は、点滅するレーザー光を像担持体20の表面(周面)に走査させ、画像データに基づいた静電潜像を像担持体20の表面(周面)上に形成する。なお、光学箱24としては、LED等の発光素子を配列し、これらを画像データに基づいて点滅させるものなどが考えられる。
現像ローラー26は、像担持体20と近接して対向するように配置され、この現像ローラー26と像担持体20との間に現像バイアス電圧が印加されるようになっている。これにより、現像ローラー26と像担持体20との間には現像バイアス電界が形成され、電荷を有するトナーが像担持体20上の露光された部分に転移して可視像を形成する。
一方、搬送ユニット18は、少なくとも駆動ローラー30と従動ローラー32に張架された搬送ベルト34を備えており、その搬送ベルト34の内面側で、駆動ローラー30と従動ローラー32の間の所定位置には、転写ローラー36が所定間隔を隔てて複数(後述する各色に対応して4個)配設されている。
この転写ローラー36は、カバー体14が閉じられたとき(カバー体14を本体フレーム12側に回動して像担持体20等を閉塞したとき)、搬送ベルト34を挟んで像担持体20と対向するようになっており、像担持体20との間に転写電界を形成することによって、搬送ベルト34に吸着されて通過する記録用紙P上に、像担持体20表面のトナー像(未定着像)を転写させるようになっている。
また、搬送ユニット18は、記録用紙Pの搬送経路を間に置いて従動ローラ32と対向した帯電ローラー35を備えている。この帯電ローラー35は、記録用紙P、搬送ベルト28を従動ローラー32と狭持すると共に、記録用紙Pを帯電して搬送ベルト28の吸着搬送面に静電吸着させる。
また、搬送ユニット18は、搬送ベルト34をクリーニングするクリーニング部84を備えている。このクリーニング部84は、搬送ベルト34とカバー体14との間に設けられた回収ボックス86と、回収ボックス86に支持され、先端部を搬送ベルト34に当接させたブレード88とを備えている。クリーニング部84は、ブレード88によって搬送ベルト34に付着したトナーや紙粉等を掻き取り、ブレード88によって掻き取ったトナーや紙粉等を回収ボックス86に集積させる。
また、搬送ユニット18は、表面にプリントが行われた記録用紙Pを表裏反転させて搬送ベルト34の吸着搬送面へ搬送する両面搬送部90を備えている。この両面搬送部90は、搬送ベルト34とカバー体14との間で鉛直方向に配列された複数の搬送ローラー対92と、搬送ローラー対92によって搬送される記録用紙Pをガイドするガイド板53D、55Cとを備えている。
ここで、現像ユニット16は、フルカラーの印刷が可能なように、例えば、下からイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の順に鉛直方向に配設されており、これら現像ユニット16Y〜16Kよりも記録用紙Pの搬送方向下流側(本体フレーム12の上部)には、定着装置38が配設されている。
定着装置38は、互いの周面が対向して所定の圧力で圧接(ニップ)される加熱ローラー40と加圧ローラー42とを備えており、これら加熱ローラー40及び加圧ローラー42で記録用紙P上に転写された未定着のトナー像を加熱・加圧することにより、その記録用紙Pにトナー像を定着するようになっている。
なお、定着装置38(加熱ローラー40及び加圧ローラー42)によって加熱・加圧されてトナー像が定着された記録用紙Pは、排紙トレイ44上へ排出される。そして、記録用紙Pへトナー像を転写終了後、像担持体20の表面(周面)は、クリーニング部材28によってクリーニング処理され、次回の作像処理に備えるようになっている。
また、本体フレーム12の下部には、着脱自在な給紙カセット46が備えられている。この給紙カセット46は、記録用紙Pが送り出される方向と逆方向に引き抜き可能となっており、適宜記録用紙Pを給紙できるようになっている。
そして、給紙カセット46の先端部近傍には、給紙カセット46内から記録用紙Pを1枚ずつ送り出す給紙ローラー対48が設けられており、給紙ローラー対48から送り出された記録用紙Pは、レジストローラー対45によって、所定のタイミングで搬送ベルト34の吸着搬送面へ送り出され、各色のトナー像の転写位置へ搬送される。
また、本体フレーム12の上部には、画像読取装置200が備えられている。図3で示すように、画像読取装置200は、平面視すると略四角形状をしており、本体フレーム12の左右の端部に立設する第一支柱部300と第二支柱部302の上に取り付けられている。
また、画像読取装置200は、画像読取装置200の上部に回動可能に取付けられた押さえ板202と、押さえ板202の下に設けられ、上面に原稿を載置するプラテンガラス等からなる透明な原稿台204と、押さえ板202の上部に設けられた自動原稿送り装置206と、原稿台204の下方に設けられ、原稿台204に載置された原稿を読み取るCCD等からなる読取バー208と、画像読取装置200の手前側に設けられた操作部210とを備えている。読取バー208は、正面側から奥側に細長い。また、読取バー208は、走査駆動機構212によって、矢印W方向に走査され、原稿台204に載置された原稿の画像を読み取る。また、操作部210の上面には操作キーが設けられており、この操作キーが操作されることによって、画像読取装置200による原稿の読取の開始、停止が実行される。
以上のような構成の画像形成装置10において、次にカバー体14に着脱可能に取り付けられる搬送ユニット18について、更に詳細に説明する。図4乃至図6で示すように、搬送ユニット18は、略矩形箱状とされた筐体50を有し、その筐体50の一端部(上端部)に駆動ローラー30が回転可能に軸支され、他端部(下端部)に従動ローラー32が回転可能に軸支されている。そして、その駆動ローラー30と従動ローラー32に、記録用紙Pを静電吸着可能な搬送ベルト34が巻回・張架されている。
また、搬送ベルト34の内面側で、駆動ローラー30と従動ローラー32の間には、各色毎に所定間隔を隔てて転写ローラー36Y〜36Kが配設されており、各転写ローラー36Y〜36Kも筐体50に回転可能に軸支されている。図1で示すように、各転写ローラー36Y〜36Kは、カバー体14が閉じられたときに、搬送ベルト34を挟んで、各像担持体20Y〜20Kに所定の圧力で圧接するようになっており、搬送ベルト34の走行に追従して回転するようになっている。
また、図4乃至図6で示すように、筐体50よりも外側へ突出している駆動ローラー30の回転軸30Aの一端部には、駆動ローラー30に回転動力を伝達するためのギア52が固着されており、そのギア52よりも内側で、筐体50よりも外側の回転軸30Aには、環状部材54が遊嵌されている。そして、同様に、筐体50よりも外側へ突出している他端部側の回転軸30Aには、環状部材56が遊嵌されている。
一方、図2、図7で示すように、本体フレーム12の上部側の所定位置には、各環状部材54、56が当接する側面視略「U」字状の凹部60が左右一対として形成されている。また、図4、図6で示すように、筐体50の外面側(カバー体14側)には、複数(図示のものは4個)の付勢機構58が設けられており、カバー体14が閉じられたときに、搬送ユニット18を本体フレーム12側へ所定の圧力で押圧するようになっている。
したがって、図8で示すように、各環状部材54、56は凹部60にそれぞれ確実に当接し、これによって、駆動ローラー30の径方向(軸方向と直交する方向)の移動が規制され、本体フレーム12に対する搬送ユニット18の位置、即ち像担持体20に対する転写ローラー36(搬送ベルト34)の位置が適切な位置に規制される。なお、凹部60の形状は図示の略「U」字状に限定されるものではなく、例えば略「V」字状等であってもよい。
また、図4、図5で示すように、環状部材56が取り付けられている側(ギア52が設けられていない他端部側)の筐体50の辺縁部で、少なくとも転写ローラー36Yと転写ローラー36Mとの間、及び転写ローラー36Cと転写ローラー36Kとの間は厚肉に成形され、その厚肉とされた係合面50Aに、平板状の突起部62(係合部)が、駆動ローラー30や従動ローラー32の径方向(軸方向と直交する方向)へ向かって所定高さ突設されている。
ここで、搬送ユニット18を本体フレーム12に対して好適に位置規制するためには、その上下両端部分で位置規制することが望ましい。したがって、この場合は、凹部60にて上記径方向(軸方向と直交する方向)に位置規制をするため、突起部62の少なくとも1つは、凹部60からなるべく離隔した位置に設けることが望ましい。よって、図示するように、突起部62の1つは、例えば駆動ローラー30(凹部60)から最も遠い転写ローラー36Yと2番目に遠い転写ローラー36Mとの間に突設されている。
一方、これに対応して、各現像ユニット16Y〜16Kを上記軸方向の両端下部から支持して収容可能とする本体フレーム12の支持部66のうち、現像ユニット16Yと現像ユニット16Mとの間、及び現像ユニット16Mと現像ユニット16Cとの間の支持部66には、図7で示すように、突起部62が遊挿可能とされるスリット部64(第2規制部)が形成されている。
図10で示すように、このスリット部64の深さDは、突起部62の突出高さL0よりも大(D>L0)とされており、カバー体14を閉じたときに、突起部62が突設されている筐体50の厚肉とされた部分の係合面50Aに、スリット部64が形成されている支持部66の先端面66Aが当接するようになっている。
また、図11で示すように、環状部材54が取り付けられている側(ギア52が取り付けられている一端部側)の筐体50の辺縁部で、少なくとも転写ローラー36Yと転写ローラー36Mとの間は圧肉に形成され、その圧肉とされた部分の係合面50Bに、支持部66の先端面66Bが当接するようになっている。
これにより、搬送ユニット18の駆動ローラー30の径方向(軸方向と直交する方向)の移動が更に規制され、本体フレーム12に対する搬送ユニット18の位置、即ち像担持体20に対する転写ローラー36(搬送ベルト34)の位置が、より適切な位置に規制される構成である。
また、図7で示すように、支持部66の上部(又は下部でもよいが)には、板バネ68が配設されており、その基部68Aが本体フレーム12に固着されている。そして、図8乃至図10で示すように、スリット部64に突起部62が遊挿される際、その突起部62の外側面(又は内側面でもよいが)が、板バネ68の作用部68Bによって駆動ローラー30(従動ローラー32)の軸方向へ押圧されるようになっている。
これにより、搬送ユニット18が、駆動ローラー30(従動ローラー32)の軸方向一端部側(又は幅方向他端部側)へ所定の圧力で押圧されることになるので、搬送ユニット18(搬送ベルト34)の駆動ローラー30(従動ローラー32)の軸方向への移動が規制され、印刷中において、例えば、ユーザーが誤ってカバー体14を押さえたり、カバー体14に物が衝突した場合でも、カバー体14に設けられた搬送ユニット18(搬送ベルト34)の位置ずれが生じない構成である。
なお、図示の板バネ68に変えて、トーションバネ(図示省略)等を用いてもよい。また、本体フレーム12側に突起部62と同等のものを形成し、筐体50側にスリット部64と同等のものを形成する構成としても、同様な効果が得られることは言うまでもない。
また、図4乃至図6で示すように、搬送ユニット18は、駆動ローラー30、従動ローラー32、転写ローラー36、帯電ローラー35等を備える第1ユニット18Aと、後述する駆動ローラー92B等を備える第2ユニット18Bとで構成されている。また、筐体50は、駆動ローラー30、従動ローラー32、転写ローラー36及び帯電ローラ35を支持する矩形状の枠体である第1筐体部51と、第1筐体部51がネジ61によって取り付けられた矩形状の箱体である第2筐体部53と、第2筐体部53のカバー体14側の面を境に第2筐体部53から分割された矩形状の板材である第3筐体部55とで構成されている。
第1筐体部51は、駆動ローラー30、従動ローラー32、転写ローラー36及び帯電ローラー35の軸方向両端部を軸受(図示省略)を介して支持する一対の側板51A、51Bと、この一対の側板51A、51Bを支持する支持板51Cとで構成されている。側板51Aには上述した係合面50Bが形成され、側板51Bには上述した係合面50A、突起62、64が形成されている。また、支持板51Cは、搬送ベルト34の内周側に収容されている。また、側板51A、51Bにはそれぞれ2箇所ずつ、第1筐体部51を第2筐体部53にネジ61によって取り付けるためのネジ締結部57が設けられている。
また、第2筐体部53は、ネジ締結部57と対向するネジ締結部59がそれぞれ2箇所ずつ設けられた一対の側板53A、53Bと、第1筐体部51の支持板51Cと対向する平板53Cと、平板53Cの第3筐体部55側に設けられ緩やかに湾曲したガイド板53Dとで構成されている。
ガイド板53Dには、搬送ローラー対92による記録用紙Pの搬送方向(以下、反転搬送方向という)と直交する方向へ並列され、反転搬送方向に沿って延びる複数本のリブ53Eが形成されている。また、ガイド板53Dの反転搬送方向上流側及び下流側にはそれぞれ1本ずつ、従動ローラー92Aが回転可能に支持されている。
また、側板53A、53Bの反転搬送方向下流側(下側)にはそれぞれ、ボス49が立設されている。これに対して、図2で示すように、カバー体14の前面カバー部14Aの下側には、ボス49を回転可能に支持する支持部47が立設されている。図12(A)、(B)で示すように、この支持部47は、ボス49が回転可能に挿入される長孔47Aと、長孔47Aよりも幅が狭く、長孔47Aから非支持側の端部へ延びるスリット47Bが形成された板材である。
ここで、ボス49の断面形状は、軸心に対して対称な一対の円弧状の部分と、軸心に対して対称な一対の直線状の部分とからなる細長い形状となっている。このボス49の一対の円弧状の部分の半径は、支持部47の長孔47Aの円弧状の部分の半径より若干量だけ小さくなっており、ボス49が、長孔47Aの円弧状の部分に当接した状態で径方向へ若干量だけ変位可能となっている。また、ボス49の厚みは、支持部47のスリット47Bの間隔よりも狭くなっており、ボス49を縦方向に長くなる向き(縦向き)にすると、ボス49がスリット47Bを通過可能で、ボス49を横方向に長くなる向き(横向き)にすると、ボス49がスリット47Bを通過不能となる。
また、ボス49の一対の円弧状の部分が、側板53Aの長手方向へ並び、ボス49の一対の直線状の部分が、側板53Aの短手方向へ並ぶように、ボス49の周方向の位置が定められており、カバー体14を開放し、第2筐体部53を縦向きにした状態で、ボス49を支持部47にセットできるようになっている。
また、図4乃至図6で示すように、側板53A、53Bにはそれぞれ、第3筐体部55側に開口したU字状の位置決め部材63、65が設けられている。
また、第3筐体部55は、位置決め部材63が係合するピン67が形成された側板55Aと、位置決め部材65が係合するピン69が形成された側板55Bと、ガイド板53Dと対向し緩やかに湾曲したガイド板55Cとで構成されている。ガイド板55Cには、反転搬送方向と直交する方向へ配列され、反転搬送方向に沿って延びる複数本のリブ55Dが形成されている。また、側板55A、55Bは、反転搬送方向へ配列された2本の駆動ローラー92Bを軸受(図示省略)を介して回転可能に支持している。この2本の駆動ローラー92Bは、それぞれ従動ローラー92Aと対向しており、従動ローラー92Aと共に搬送ローラー対92を構成している。また、側板55Aには、駆動ローラー92Bを駆動するためのモータやギア列を含む駆動部73が取り付けられている。
また、図6、図13に示すように、ガイド板55Cの反転搬送方向の上流端部及び下流端部にはそれぞれ、係合部75、77が設けられている。これに対して、カバー体14には、それぞれ被係合部75、77が係合する被係合部79、81が設けられている。係合部75、被係合部79がそれぞれ、ガイド板55Cの上側、カバー体14の前面カバー部14Aの上側に設けられ、係合部77、被係合部81がそれぞれ、ガイド板55Cの下側、カバー体14の前面カバー部14Aの下側に設けられている。
係合部77は、ガイド板55Cの反転搬送方向下流端部(下端部)から反転搬送方向下流側(下側)へ延びる板状部材である。また、被係合部81は、カバー体14の前面カバー部14Aの下側に立設され、係合部77が挿入されるスリット81Aが形成された板材である。また、係合部75は、ガイド板55Cの反転搬送方向上流端部(上端部)に形成された板状部材で、被係合部79は、カバー体14の前面カバー部14Aの上側に立設された爪部材である。
また、ガイド板55Cのリブ55Dが形成されたガイド面の裏面には、4個の付勢機構58が取り付けられている。各付勢機構58は、圧縮コイルバネ85と、圧縮コイルバネ85をガイド板55Cの裏面に支持する支持部87と、圧縮コイルバネ85の非支持側の端部に取り付けられた当接部材89とで構成され、ガイド板55Cの裏面の上下左右に所定間隔で配設されている。
ここで、第3筐体部55は、係合部75と被係合部79、係合部77と被係合部81が係合した状態で、反転搬送方向下流側(下側)へスライド可能となっており、第3筐体部55を下側へスライドさせることで、係合部75と被係合部79との係合が解除される。すると、第3筐体部55が、付勢機構58の付勢力によって、係合部77を支点として上側へ回動される。この状態で、係合部77を被係合部81のスリット81Aから引き抜くことができ、第2ユニット18Bをカバー体14から取り外すことができる。また、第2ユニット18Bをカバー体14に装着する際は、まず、係合部77を被係合部81のスリット81Aの奥側まで挿入し、第2ユニット18Bを、係合部77を支点として下側へ回動させる。すると、付勢機構58がカバー体14に当接するので、第2ユニット18Bを、付勢機構58の付勢力に抗して下側へ回動させる。そして、第2ユニット18Bをカバー体14の上側へスライドさせることで、係合部75と被係合部79とが係合し、第2ユニット18Bが、カバー体14上で停止する。この際、第2ユニット18Bは、カバー体14に固定されておらず、全方向へ若干量だけ移動可能となっている。
また、図12(A)で示すように、第1ユニット18Aを縦向きにした状態で、第2筐体部53の下側に設けられたボス49を支持部47に装着でき、ボス49が支持部47内で回転可能となる。そして、第1ユニット18Aを、ボス49を支点として下側へ回動させると、一対のロック機構100(図14参照)が作動して、第1ユニット18Aがカバー体14上で停止する。
以下、このロック機構100について説明する。なお、一対のロック機構100は、左右対称な構成になっており、ここでは、第2筐体部53の側板53A側に設けられたロック機構100について説明する。
図14乃至図16で示すように、ロック機構100は、側板53Aの反転搬送方向上流側(駆動ローラー30の近傍)に、反転搬送方向と直交する方向(以下、幅方向という)へスライド可能に設けられたロック軸102と、カバー体14の前面カバー部14Aの上側に設けられロック軸102と係合可能な被係合部104と、ロック軸102を幅方向の外側へ付勢する圧縮コイルバネ106と、ロック軸102と被係合部104との係合を解除させるロック解除機構108とを備えている。
ロック軸102は、矩形柱状の軸体で、軸方向の一端部に円筒状のロック部102Aが形成されている。このロック部102Aが幅方向の外側に位置するように、ロック軸102が配設されている。また、側板53Aには、ロック軸102を幅方向へスライド可能に支持するレール110が形成されている。レール110は、平板53C側のコ字状の第1レール部110Aとガイド板53D側のコ字状の第2レール部110Bとに分割されている。
また、ロック軸102の軸方向の他端部には、第1レール部110A、第2レール部110Bと係合可能な一対のロック爪102Bが形成されている。ここで、ロック軸102は、圧縮コイルバネ106によって幅方向の外側へ付勢されており、一対のロック爪102が第1レール部110A、第2レール部110Bに係合することで、ロック軸102の幅方向外側へのスライド動作が停止される。また、ロック部102Aのガイド部53D側はテーパ状に傾斜したカム部102Dとなっている。
これに対して、被係合部104は、ロック部102Aを挿入可能な長孔104Aが形成された板材で、カバー体14の前面カバー部14Aから第2筐体部53の幅方向の外側へ立設されている。第1ユニット18Aを、ボス49を支点として下側の所定位置まで回動させると、カム部102Dが、被係合部104に当接することによって、ロック軸102が圧縮コイルバネ106の付勢力に抗して幅方向の内側へ押込まれ、さらに、第1ユニット18Aを下側の所定位置まで回動させると、ロック部102Aが、長孔104Aと対向し、圧縮コイルバネ106の付勢力で幅方向の外側へスライドして長孔106Aに挿入するようになっている。
図18で示すように、この状態で、第2ユニット18Bが付勢機構58によって第1ユニット18A側へ付勢され、側板53Aに設けられたU字状の位置決め部材63が、第3筐体部55の側板55Aに設けられたピン67と係合し、側板53Bに設けられたU字状の位置決め部材65が、第3筐体部55の側板55Bに設けられたピン69と係合する。これによって、第2ユニット18Bが第1ユニット18Aに対して位置決めされる。
なお、ロック部102Aの直径は、長孔104Aの円弧状の部分の直径よりも若干量だけ狭くなっており、ロック部102Aは、長孔104Aの円弧状の部分に当接した状態で、全方向へ若干量だけ変位可能となっている。
また、図14乃至図16で示すように、ロック解除機構108は、側板53Aに回動可能に取り付けられた操作レバー112と、操作レバー112とロック軸102とを連結するリンク機構114とを備えている。操作レバー112は、矩形板状の把手部112Aと、把手部112Aの短手方向の一端部に設けられ把手部112Aの長手方向へ延びる回転軸112Bとを備えている。
また、側板53Aの第1レール部110Aと平板53Cとの間には、回転軸112Bが回転可能に取り付けられる取付け部116が設けられている。この取付け部116は、回転軸112Bの軸方向が、転写ベルト34の吸着搬送面と略平行になるように、回転軸112Bを保持している。このため、把手部112Aは、搬送ベルト34の吸着搬送面の法線方向へ移動可能である。
また、リンク機構114は、それぞれ回転軸112Bの軸方向の一端部及び他端部と一体で形成された一対の第1リンク部材112Cと、各第1リンク部材112Cと一体で形成された一対の軸112Dと、ロック軸102に形成された一対の軸102Cと、各軸112Dと各軸102Cとを連結する一対の第2リンク部材118とを備えている。
第1リンク部材112Cは、細長い板材で、長手方向一端部に回転軸112Bが一体で形成され、長手方向他端部に軸112Dが一体で形成されている。軸112Dは、回転軸112Bが設けられた面の裏面に設けられている。
また、ロック軸102の反転搬送方向に対向する一対の壁面には、それぞれ軸102Cが一体で形成されている。この軸102Cは、第1レール部110Aと第2レール部110Bとの隙間に面して設けられている。
また、第2リンク部材118は、細長い板材で、長手方向中央部に円孔118Cが形成され、長手方向一端部及び他端部にそれぞれ、U字状の切欠き部118A、118Bが形成されている。円孔118Cは、第1レール部110Aの反転搬送方向に対向する一対の壁面に設けられた回転軸110Cに回転可能に取付けられ、切欠き部118Aには軸112Dがスライド可能に取り付けられ、切欠き部118Bには軸102Cがスライド可能に取り付けられている。回転軸112B、軸112D、軸102C、第1リンク部材112Cの法線方向、及び、第2リンク部材118の法線方向は、略平行になっており、操作レバー112の回動動作が、ロック軸102のスライド動作に変換される。図14で示すように、操作レバー112を搬送ベルト34側へ回動させると、ロック軸102が、圧縮コイルバネ106の付勢力に抗して側板53Aの内側へ押込まれ、ロック部102Aが長孔104Aから抜け出す。そして、図16で示すように、把手部112Aから手を離すと、圧縮コイルバネ106の付勢力によって、操作レバー112がカバー体14側へ回動されると共に、ロック軸102が側板53Aの外側へ押し出されてロック部102Aが長孔104Aに挿入される。
また、図19、図20で示すように(図19、図20では環状部材54、56が省略されている)、搬送ベルト34の幅方向一端部側(ギア52が取り付けられている側)の内面(裏面)には、リブ状の突起70が搬送ベルト34の走行方向に沿って1列に突設されており、その突起70が駆動ローラー30及び従動ローラー32の一端部側(ギア52が取り付けられている側)に形成された周方向に連続する凹溝72に係合(遊挿)するようになっている。したがって、搬送ベルト34は駆動ローラー30及び従動ローラー32の軸方向に蛇行(横ズレ)し難い構成である。
また、これにより、駆動ローラー30及び従動ローラー32に搬送ベルト34を張架させるときには、突起70が邪魔になるため、その凹溝72が形成されている側から搬送ベルト34を各ローラー30、32に巻回する。このため、突起部62は、その凹溝72が形成されていない他端部側(ギア52が取り付けられていない側)に突設することが好ましく、これによって、各ローラー30、32に対する搬送ベルト34の組立性(巻回・張架)が損なわれないようにできる(突起部62が邪魔にならないで組み込める)。
なお、突起部62を駆動ローラー30及び従動ローラーに設け、係合部を搬送ベルト34の裏面に設けても良い。
また、図21、図22で誇張して示すように、係合面50Aが当接する支持部66の先端面66Aは、係合面50Bが当接する支持部66の先端面66Bよりも僅かに駆動ローラー30と従動ローラー32との配列方向(以下、配列方向という)と交差する方向(カバー体14側)へオフセットされている。この先端面66Aと先端面66Bとのオフセット量L1は、L1=0.5mm程度となっている。
ここで、第1筐体部51が樹脂で形成されて可撓性を有しているので、カバー体14を閉じた時、係合面50Aと先端面66A、係合面50Bと先端面66Bが当接すると、係合面50Aと係合面50Bとの間の支持板51Cに像担持体20から離隔するような撓みが生じ、従動ローラー32は、凹溝72が形成されていない他端部側が、像担持体20から離隔する方向(図21の矢印A方向で配列方向と交差する方向)へ僅かにずれた状態になる。
また、図5、図6、図23で示すように、下側に配設されたネジ締結部57とネジ締結部59との間には、弾性部材としての圧縮コイルバネ63が挟み込まれており、この圧縮コイルバネ63の中にネジ61が挿通されている。即ち、ネジ締結部57は、ネジ締結部59に固定されておらず、圧縮コイルバネ61の伸縮量分だけ変位可能となっている。
次に、以上のような構成の画像形成装置10の作用について説明する。まず、給紙ローラー対48により、給紙カセット46内から1枚ずつ記録用紙Pが取り出され、レジストローラー対45によって所定のタイミングで搬送ベルト34上に送られる。搬送ベルト34上に送られた記録用紙Pは、その搬送ベルト34によって静電吸着され、各色の像担持体20Y〜20Kへ搬送される。
一方、現像ユニット16では、まず、帯電ローラー22によって像担持体20の表面(周面)が一様に帯電される。そして、光学箱24からレーザー光(画像光)が像担持体20の表面(周面)に走査され、画像データに基づいた静電潜像が像担持体20の表面(周面)上に形成される。その後、現像ローラー26によってトナーが像担持体20上に転移され、その像担持体20の表面(周面)に可視像が形成される。
こうして、像担持体20の表面(周面)に可視像が形成されたら、搬送ベルト34に吸着搬送されて通過する記録用紙P上に、像担持体20表面のトナー像(未定着像)が、像担持体20と転写ローラー36によって転写される。これをイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の順に行い、記録用紙P上にフルカラーのトナー像(未定着像)が転写されたら、記録用紙Pは、搬送ベルト34によって定着装置38へ搬送される。
定着装置38に搬送された記録用紙Pは、加熱ローラー40及び加圧ローラー42によって、それに転写されている未定着のトナー像が加熱・加圧されて定着される。そして、定着装置38によってトナー像が定着された記録用紙Pは、排紙トレイ44上へ排出される。なお、記録用紙Pへのトナー像の転写終了後、像担持体20の表面(周面)は、クリーニング部材28によってクリーニング処理され、次の作像処理に備える。
ここで、記録用紙Pの紙詰まりや現像ユニット16のメンテナンス(トナーの補給)時には、図17で示すように、カバー体14を本体フレーム12から離隔させる方向へ回動して、現像ユニット16(像担持体20)を開放する。そして、所定の作業後、図18で示すように、カバー体14を本体フレーム12側へ回動させて、現像ユニット16(像担持体20)を閉塞する。
このとき、図8で示すように、筐体50から外方側へ突出している駆動ローラー30の回転軸30Aの両端に遊嵌されている環状部材54、56が、筐体50の外面側(カバー体14側)に当接しているコイルバネ58の付勢力により、本体フレーム12に形成されている凹部60に所定の圧力で当接する。
また、図8乃至図10で示すように、筐体50の一方の辺縁部に突設されている突起部62が、本体フレーム12に形成されているスリット部64に遊挿されるとともに、スリット部64が形成されている支持部66の先端面66Aが筐体50の係合面50Aに当接する。また、図11で示すように、支持部66の先端面66Aが筐体50の係合面50Bに当接する。これにより、搬送ベルト34(転写ローラー36)と像担持体20との位置が適切な位置に規制される。
また、本体フレーム12に取り付けられている板バネ68が、突起部62の外側面を押圧する。これにより、搬送ユニット18は、搬送ベルト34の幅方向一端部側(駆動ローラー30や従動ローラー32の軸方向一端部側)へ付勢される。つまり、搬送ユニット18は、駆動ローラー30の径方向(軸方向と直交する方向)だけではなく、駆動ローラー30や従動ローラー32の軸方向への移動も規制される。
したがって、印刷中において、例えば、カバー体14に物が衝突するなどして、カバー体14が押されても、カバー体14に設けられた搬送ユニット18の搬送ベルト34が、現像ユニット16(像担持体20)に対して主走査方向(上記軸方向)へ位置ずれすることを有効に抑制することができる。よって、フルカラーの印刷時において、主走査方向(上記軸方向)におけるカラーレジストレーションの改善を図ることができる。これは、記録用紙Pが厚紙類のときに特に有効となる。
ここで、ロック軸102を直線移動可能としたことで、圧縮コイルバネ106の付勢力によって、ロック部102Aが長孔104Aの孔壁に押し付けられることが無いようになっている。また、ロック部102A、ボス49がそれぞれ長孔104A内、長孔47A内で全方向へ若干量だけ変位可能とされている。このため、第1ユニット18Aが、カバー体14に対する相対位置を、所定の範囲内で自由に変化させることが可能である。従って、図18で示すように、第1ユニット18Aを本体フレーム12に対して位置決めする際に、第1ユニット18Aを所望の位置へ正確に配置できる。
また、図21、図22で示すように、先端面66Aが先端面66Bに対して0.5mm程度カバー体14側へオフセットされているので、カバー体14を閉じる際、まず、係合面50Aが先端面66Aに当接する。それから、係合面50Aと係合面50Bとの間の支持板51Cに撓みが生じ始めると共に、係合面50Bの近傍のネジ締結部57に圧縮コイルバネ63の付勢力が作用して、係合面50Bが先端面66Bに押し当てられる。これによって、係合面50Aと係合面50Bとの間の支持板51Cの撓みがさらに大きくなり、従動ローラー32は、凹溝72が形成されていない他端部側が、像担持体20から離隔する方向(図21の矢印A方向)へ若干量(例えば5mm)ずれた状態になる。
ここで、付勢機構58によって第1筐体部51の全体を本体フレーム12側へ付勢すると共に、係合面50Bを先端面66Bへ向けて付勢している。また、係合面50Aと係合面50Bとの近傍のネジ締結部57、59におけるネジの締付力が、ネジ止めで完全に固定する場合と比較して弱くなっており、係合面50Aと係合面50Bとの間の支持板51Cの可撓性の低下が抑制されている。このため、支持板51Cの可撓性が十分ではなく、第1筐体部51の全体を本体フレーム12側へ付勢するだけでは、係合面50Bが先端面66Bに当接しないような場合でも、係合面50Bを先端面66Bに当接させることができる。従って、係合面50Aと係合面50Bとの間の支持板51Cの撓み量を、確実に所望の量にすることができ、従動ローラー32の他端部側の像担持体20から離隔する方向へのオフセット量を、確実に所望の量にすることができる。
従って、搬送ベルト34は、常に突起70が突設されていない(凹溝72が形成されていない)側へ寄るように規制されながら走行することができ、その走行安定性が確保される。
つまり、このような構成にすると、搬送ベルト34の突起70付近が撓んで、その部分が各ローラー30、32から浮き上がるような不具合は起きず、よって、突起70が凹溝72から外れたり、搬送ベルト34の内面(裏面)から突起70が剥離されるようなトラブルが起きない。
また、従動ローラー32は、像担持体20によって記録用紙Pへトナー像(未定着像)を転写する際の搬送ベルト34の転写面(接触面)を構成するローラーであるため、その転写面(接触面)における主走査方向(駆動ローラー30の軸方向)の位置ずれを好適に抑制することができる。したがって、フルカラーの印刷時において、カラーレジストレーションの改善が可能となる。
更に、像担持体20に対して所定量ずらすローラーが従動ローラー32であるため(駆動ローラー30ではないため)、構成上ずらしやすく、その従動ローラー32をずらす(傾ける)ときの回転基準となる中心位置Oと駆動ローラー30の軸心線Kとの最短距離が変化しない構成であるので(一定であるので)、搬送ベルト34のテンション変動を抑制することができる。したがって、搬送ベルト34の走行安定性が損なわれるような不具合は起きない。
また、像担持体20に対して所定量ずらすローラーが、クリーニング部84のブレード88から離れた方の従動ローラー32であるため、ブレード88の搬送ベルト34に対する位置が安定する。従って、ブレード88によって搬送ベルト34を良好にクリーニングでき、また、ブレード88と搬送ベルト34との過度な磨耗劣化を防止できる。
また、搬送ベルト34を張架する方向が、装置設置面に対して鉛直であるため、駆動ローラー30と従動ローラー32とを鉛直方向に配列したことで、駆動ローラー30と従動ローラー32とを水平方向に配列した場合と比較して、装置設置面の段差等による本体フレーム12の歪みの影響による、駆動ローラー30と従動ローラー32との相対位置の変動を抑制でき、搬送ベルト34の走行安定性を維持できる。
また、第1筐体部51の配列方向の従動ローラー32側と第2筐体部53との間に挟みこまれた圧縮コイルバネ63が、ネジ61の軸線上に設けられているので、この位置でのネジ61の締め付け力を効率良く低下させることができ、第1筐体部51の可撓性の低下を効率良く抑制できる。
なお、圧縮コイルバネ63による係合面50Bの先端面66Bへの押付け力を、効果的に上げるために、圧縮コイルバネ63を係合面50Bの近傍に配置することが望ましいが、図24で示すように、圧縮コイルバネ63と係合面50Bとの距離Hは、下記(1)式を満足することが望ましい。
H≦l+2d…(1)
但し、lは、隣合った一対の像担持体20の間の距離
dは、像担持体の直径
また、本実施形態では、先端面66Aと先端面66Bとの装置前後方向の位置をずらすことで、第1筐体部51を撓ませたが、図25で示すように、先端面66Aと先端面66Bとの装置前後方向の位置は同一として係合面50Aと係合面50Bとの装置前後方向の位置をずらすことによっても、第1筐体部51を撓ませることができる。この場合、第1筐体部51に撓みを生じさせるオフセット部を備える部品のサイズが小さくなるので、本実施形態と比較して、該オフセット部の加工精度を上げ易い。
また、本実施形態では、弾性部材としての圧縮コイルバネ63を、下側の2箇所のネジ締結部57に設けたが、弾性部材は、少なくとも係合面50Bの近傍に設けられていれば良い。また、弾性部材としては、圧縮コイルバネ63の他に、弾性のあるゴムや板バネ等も適用可能である。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図25、図26で示すように、ベルト駆動装置121を備える画像形成装置120では、本体フレーム12を開放・閉塞するカバー体14に、搬送ベルト34の他に中間転写ベルト122を備える搬送ユニット124が着脱可能に設けられている。この搬送ユニット124は、搬送ベルト34等を備える第1ユニット124A、駆動ローラー92B等を備える第2ユニット124B、中間転写ベルト122等を備える第3ユニット124Bで構成されている。
また、搬送ユニット122の筐体126は、中間転写ベルト124を張架する駆動ローラー130、複数本の従動ローラー132、及び転写ローラー134Y、134M、134C、134Kを軸受(図示省略)を介して回転可能に支持する第4筐体部136と、第1筐体部51と第2筐体部53と第3筐体部55とで構成されている。第4筐体部136は、ロック機構100と同じ構成のロック機構138によって第2筐体部53にロックされる。また、第4筐体部136には、突起62、係合面50A、50B(図4参照)が設けられており、第4筐体部136は、カバー体14を閉じた状態で、本体フレーム12に位置決めされる。
ここで、本実施形態においても、上記と同様に、係合面50Bを先端面66B(図11参照)に確実に当接させることができるので、係合面50Aと係合面50Bとの間の支持板(図示省略)の撓み量を確実に所望の量にすることができ、従動ローラー32の他端部側の像担持体20から離隔する方向へのオフセット量を、確実に所望の量にすることができる。
なお、第1、第2実施形態では、電子写真方式を用いた画像形成装置を例に取って本発明を説明したが、インクジェット記録方式等の他の方式を用いた画像形成装置及びベルト駆動機構を必要とする他の装置にも本発明を適用可能である。
本発明の第1実施形態の画像形成装置の構成を示す概略側面図である。 図1の画像形成装置を示す斜視図である。 図1の画像形成装置を示す斜視図である。 図1の画像形成装置に備えられた搬送ユニットを示す斜視図である。 図4の搬送ユニットを示す分解斜視図である。 図4の搬送ユニットを示す分解斜視図である。 図1の画像形成装置の一部を拡大した斜視図である。 図1の画像形成装置のカバー体を閉じたときの要部の状態を示す斜視図である。 図1の画像形成装置のカバー体を閉じたときの要部の状態を示す斜視図である。 (A)、(B)は、図1の画像形成装置のカバー体を閉じたときの要部の状態を示す平面図である。 図1の画像形成装置のカバー体を閉じたときの要部の状態を示す斜視図である。 (A)、(B)は、図4の搬送ユニットをカバー体に装着する操作を示す側面図である。 図4の搬送ユニットをカバー体に装着する操作を示す側面図である。 図4の搬送ユニットの一部を拡大して示す斜視図である。 図4の搬送ユニットの一部を拡大して示す断面図である。 図4の搬送ユニットの一部を拡大して示す斜視図である。 図4の搬送ユニットが開いたカバー体に装着された状態を示す側面図である。 図4の搬送ユニットが閉じたカバー体に装着された状態を示す側面図である。 図4の搬送ユニットの一部を示す側面図である。 図4の搬送ユニットの一部を示す断面図である。 図4の搬送ユニットの一部を示す断面図である。 図4の搬送ユニットの一部を示す断面図である。 図4の搬送ユニットの一部を示す断面図である。 図4の搬送ユニットの一部を示す断面図である。 図4の搬送ユニットの変形例の一部を示す断面図である。 本発明の第2実施形態の画像形成装置の構成を示す概略側面図である。 図26の画像形成装置を示す斜視図である。
符号の説明
10 画像形成装置
11 ベルト駆動装置
12 本体フレーム
16 現像ユニット(像形成手段)
20 像担持体
22 帯電ローラー(像形成手段)
24 光学箱(像形成手段)
30 駆動ローラー(第1のローラー)
32 従動ローラー(第2のローラー)
34 搬送ベルト(ベルト)
36Y 転写ローラー(転写手段)
36M 転写ローラー(転写手段)
36C 転写ローラー(転写手段)
36K 転写ローラー(転写手段)
50A 係合面(当接部、オフセット部)
50B 係合面(当接部、オフセット部)
51 第1筐体部(第1の支持部)
53 第2筐体部(第2の支持部)
54 環状部材(位置決め手段)
56 環状部材(位置決め手段)
60 凹部(位置決め手段)
58 付勢機構(付勢手段)
57 ネジ締結部(第1の接合手段、第2の接合手段)
59 ネジ締結部(第1の接合手段、第2の接合手段)
61 ネジ(第1の接合手段、第2の接合手段)
63 圧縮コイルバネ(第2の接合手段、弾性部材)
66A 先端面(オフセット部、当接部)
66B 先端面(オフセット部、当接部)
70 突起(凸部)
72 係合部(凹部)
120 画像形成装置
122 中間転写ベルト(ベルト)
130 駆動ローラー(第1のローラー)
132 従動ローラー(第2のローラー)
136 第4筐体部(第1の支持部)
P 記録用紙(記録媒体)

Claims (11)

  1. 無端状のベルトと、
    前記ベルトが巻き掛けられた第1のローラーと、
    前記ベルトが巻き掛けられた第2のローラーと、
    前記ベルトの幅方向一端側の裏面又は前記第1のローラー及び前記第2のローラーの前記ベルトの幅方向一端側に設けられ、前記ベルト又は前記第1のローラー及び前記第2のローラーの周方向へ連続する凸部と、
    前記第1のローラー及び前記第2のローラーの前記幅方向一端側又は前記ベルトの幅方向一端側の裏面に設けられ、前記第1のローラー及び前記第2のローラー又は前記ベルトの周方向へ連続し前記凸部と係合する凹部と、
    可撓性を有し、前記第1のローラー及び前記第2のローラーを回転可能に支持する第1の支持部と、
    前記第1の支持部を支持する第2の支持部と、
    前記第2の支持部を収容するフレームと、
    前記第1のローラーを前記フレームに対して位置決めする位置決め手段と、
    前記第1の支持部又は前記フレームの前記位置決め手段より前記第2のローラー側且つ前記ベルトの幅方向両端側に設けられ、前記第1のローラーと前記第2のローラーとが配列された方向に対して交差する方向へオフセットされた一対のオフセット部と、
    前記フレーム又は前記第1の支持部に設けられ、それぞれ各オフセット部に当接する一対の当接部と、
    前記第1の支持部の前記第1のローラーと前記第2のローラーとが配列された方向の前記第1のローラー側を前記第2の支持部に接合する第1の接合手段と、
    前記第1の支持部の前記第1のローラーと前記第2のローラーとが配列された方向の前記第2のローラー側を前記第2の支持部に前記第1の接合手段よりも弱い力で接合する第2の接合手段と、
    を有することを特徴とするベルト駆動装置。
  2. 前記第2の接合手段が、前記第1の支持部と前記第2の支持部との間に挟み込まれた弾性部材を有することを特徴とする請求項1に記載のベルト駆動装置。
  3. 前記第2の接合手段が、ネジを有し、
    前記弾性部材が、前記ネジの軸線上に設けられたことを特徴とする請求項2に記載のベルト駆動装置。
  4. 前記第2の接合手段が、前記第2のローラーの軸方向一端側又は軸方向両端側に設けられたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のベルト駆動装置。
  5. 一対の前記オフセット部が、前記第1の支持部に設けられたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のベルト駆動装置。
  6. 前記ベルトの周方向の前記第1のローラー側に当接し、前記ベルトを清掃する清掃手段を有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のベルト駆動装置。
  7. 前記第1のローラーと前記第2のローラーとを鉛直方向に配列したことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のベルト駆動装置。
  8. 前記第2の支持部を前記第1の支持部側へ付勢する付勢手段を有することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載のベルト駆動装置。
  9. 請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載のベルト駆動装置と、
    前記フレームに収容された像担持体と、
    前記フレームに収容され、前記像担持体に像を形成する像形成手段と、
    前記像担持体に形成された像を、前記ベルトによって搬送される記録媒体へ転写させる転写手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載のベルト駆動装置と、
    前記フレームに収容された像担持体と、
    前記フレームに収容され、前記像担持体に像を形成する像形成手段と、
    前記像担持体に形成された像を、前記ベルトへ転写させる転写手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  11. 前記弾性部材と前記オフセット部との距離Hが、下記(1)式を満足することを特徴とする請求項9又は10に記載の画像形成装置。
    H≦(l+2d)…(1)
    但し、lは、隣合った一対の前記像担持体の間の距離
    dは、前記像担持体の直径
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