JP2021176805A - 画像形成装置 - Google Patents

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Yohei Suzuki
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Abstract

【課題】読取画像の精度を向上させる。【解決手段】画像形成装置は、第1搬送路に配置され、第1搬送路を搬送されるシートに画像を形成する画像形成手段と、第1搬送路から分岐した第2搬送路であって、画像形成手段により第1面に画像形成されたシートの第1面とは反対の第2面に画像形成する際にシートが搬送される第2搬送路に配置され、シートから画像情報を読み取る読取手段と、シートが通過する空間を挟んで読取手段と対向する対向部材と、読取手段と対向部材との間の空間を介してシートを搬送する搬送ローラと、を有し、搬送ローラは、対向部材によって回転可能に支持されている。【選択図】図6

Description

本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置に関する。
プリンタ、複写機、複合機等の画像形成装置には、搬送中のシートから画像を読み取る画像読取装置を備えたものがある。例えば、複写機において、自動原稿給送装置(ADF)によって原稿を搬送しながら原稿画像を読み取る画像読取装置が知られている。また、特許文献1には、両面印刷用の両面搬送路に読取ユニットを配置して、記録材に対する画像形成動作に続けて読取ユニットを用いた異常画像の判別を自動的に行うことが記載されている。
特開2017−146487号公報
ところで、シートに画像を形成した後に搬送中のシートから画像を読み取る画像形成装置においては、読取ユニットに対向する対向部材の位置、及び、読取ユニットと対向部材との間へ向けてシートを搬送する搬送ローラの位置が読取画像の精度に影響を及ぼす。つまり、読取ユニットと対向部材との間の搬送空間に対して搬送ローラが適切な位置からずれていると、シートが搬送空間を安定して通過することができずに読取画像の精度が低下する可能性がある。
そこで、本発明は、読取画像の精度を向上可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、第1搬送路に配置され、前記第1搬送路を搬送されるシートに画像を形成する画像形成手段と、前記第1搬送路から分岐した第2搬送路であって、前記画像形成手段により第1面に画像形成された前記シートの前記第1面とは反対の第2面に画像形成する際に前記シートが搬送される第2搬送路に配置され、前記シートから画像情報を読み取る読取手段と、前記シートが通過する空間を挟んで前記読取手段と対向する対向部材と、前記読取手段と前記対向部材との間の空間を介して前記シートを搬送する搬送ローラと、を有し、前記搬送ローラは、前記対向部材によって回転可能に支持されている、ことを特徴とする画像形成装置である。
本発明の他の一態様は、第1搬送路に配置され、前記第1搬送路を搬送されるシートに画像を形成する画像形成手段と、前記第1搬送路から分岐した第2搬送路の一方側に配置され、前記第1搬送路から前記第2搬送路に送られた前記シートから画像情報を読み取る読取手段と、前記第2搬送路の他方側に配置され、前記読取手段と対向する対向部材と、前記読取手段と前記対向部材との間の空間を介してシートを搬送する搬送ローラであって画像形成装置の筐体に支持されるローラ軸を中心に回転する搬送ローラと、を有し、前記対向部材は、前記ローラ軸に対して位置決めされている、ことを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、読取画像の精度を向上可能な画像形成装置を提供することができる。
実施例1に係る画像形成装置の概略図。 実施例1に係る読取ユニットの断面を含む斜視図。 実施例1に係る白基準板の斜視図。 実施例1に係る読取ユニットと白基準板の位置関係を示す斜視図。 実施例1に係る読取ユニットの取付方法を説明するための斜視図。 実施例1に係る白基準ユニットを示す斜視図。 実施例1に係るギアの取付状態を示す斜視図。 実施例1に係る白基準ユニットの取付状態を説明するための斜視図。 実施例1に係る白基準ユニットの位置決め部を説明するための斜視図。 実施例2に係る読取ユニット及び白基準ユニットを示す断面図。 実施例3に係る搬送ローラの支持構成を説明するための斜視図。 実施例3に係る白基準板の位置決め方法を説明する斜視図。 実施例4に係る白基準ユニットを示す斜視図。 実施例1の変形例に係る白基準ユニットの斜視図。 実施例1の変形例に係る白基準ユニットの斜視図。 実施例1の変形例に係る白基準ユニットの断面図。
以下、本開示の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
以下の実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一又は同様の構成に同一の参照番号が付され、重複した説明は省略される。なお、図面にはx方向、y方向、z方向を示す三つの矢印が示されることがある。これは、各部材間の位置を把握することに役立つであろう。
1.画像形成装置
図1は実施例1に係る画像形成装置100の概略を示す断面図である。ここでは画像形成手段の画像形成方式として電子写真方式が採用されているが、インクジェット方式であってもよい。また、本技術は、フルカラープリンタだけでなく、モノクロプリンタにも適用可能である。また、画像形成装置とは、外部から入力された画像情報に基づいて印刷を実行するプリンタに限らず、複写機能を有する複写機や、複数の機能を有する複合機であってもよい。
各図面において、z方向は画像形成装置100が水平面に設置された場合の鉛直方向を表し、特に上向きをプラスz方向、下向きをマイナスz方向で表す。y方向は画像形成時の主走査方向であり、画像形成装置100内を搬送されるシートのシート幅方向と実質的に一致する。また、y方向は後述の読取ユニット24の主走査方向でもある。x方向はz方向及びy方向に交差する方向であり、好ましくはz方向及びy方向と垂直に交差する水平方向である。
図1の画像形成装置100において、装置本体1Aの下部には多数のシートSを収容する収容庫としての給送カセット10が設けられている。記録材であるシートSとしては、普通紙及び厚紙等の紙、プラスチックフィルム、布、コート紙のような表面処理が施されたシート材、封筒やインデックス紙等の特殊形状のシート材等、サイズ及び材質の異なる多様なシートを使用可能である。給送手段としてのピックアップローラ15は、給送カセット10に収容されているシートSをピックアップして搬送ローラ16及び分離ローラ17に渡す。搬送ローラ16及び分離ローラ17は、ピックアップローラ15から送り込まれるシートSを1枚ずつ分離しながら下流側に搬送する。下流側とは、装置本体1A内の搬送経路に沿ったシートSの搬送方向における下流側である。レジストレーションローラ対4はシートSの斜行補正を行い、第1搬送路22aに沿ってシートSを二次転写部6へ搬送する。
給送カセット10からのシートSの給送に並行して、画像形成手段としての画像形成部7によるトナー像形成プロセスが実行される。画像形成部7は、4つの画像形成ステーション7Y,7M,7C,7Kが中間転写ベルト9に沿って並んだタンデム型中間転写方式の電子写真ユニットである。画像形成ステーション7Y,7M,7C,7Kはそれぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー画像を、像担持体(電子写真感光体)である感光ドラム71の表面に形成して中間転写ベルト9に一次転写する。つまり、各感光ドラム71の表面は帯電ローラ等の帯電器で一様に帯電させられた後、露光装置2から照射される光によって露光されて各色の単色画像に対応する静電潜像を書き込まれる。この静電潜像は、現像器から供給されるトナーによって現像されて単色のトナー像として可視化された後、一次転写ローラ72によって中間転写ベルト9に転写される。中間転写ベルト9に転写されずに感光ドラム71の表面に残った転写残トナー等の付着物は、不図示のドラムクリーナによって除去される。
画像形成ステーション7Y〜7Kによって形成される単色のトナー像は、中間転写ベルト9の上で互いに重なり合うように一次転写され、中間転写ベルト9にフルカラーのトナー像が形成される。中間転写ベルト9は、二次転写内ローラ91及び張架ローラ92に張架されており、図中反時計回り方向に回転駆動されることでトナー像を二次転写部6へ向けて搬送する。
二次転写部6は、二次転写内ローラ91に内周面を支持されている中間転写ベルト9と、中間転写ベルト9の外周側に配置される二次転写ローラ94との間のニップ部である。中間転写ベルト9に担持されているトナー像は、転写手段としての二次転写ローラ94が付与する機械的な力と静電バイアスとにより、二次転写部6において中間転写ベルト9からシートSに二次転写される。
二次転写部6を通過したシートSは、定着器12に搬送される。定着器12は、ローラ及び/又はベルトからなる回転体対と、シートS上のトナー像を加熱するハロゲンランプ、セラミックヒータ又は誘導加熱ユニット等の熱源と、を有する。定着器12は、回転体対のニップ部にシートSを挟持して搬送しながらシートS上のトナー像に熱及び圧力を加えることで、シートSにトナー像を定着させる。
画像形成後のシートSを画像形成装置100の外部に排出する場合、定着器12を通過したシートSは切替部材である切替フラップ20によって排出手段としての排出ローラ対11に案内される。そして、シートSは排出ローラ対11によって装置本体1Aの上部に設けられた排出トレイ13に排出される。
シートSの両面に画像を形成する場合、第1面に画像の転写及び定着を受けたシートSは、切替フラップ20によって反転ローラ対21へ向けて案内される。反転ローラ対21は、第1搬送路22aからシートSを引き込み、シートSの後端が切替フラップ20を通過した後に搬送方向を反転させてシートSを第2搬送路22bへ送り出す。第2搬送路22bは、画像形成部7が配置される第1搬送路22aから分岐した両面画像形成用の搬送路である。そして、第2搬送路22bを介して再び第1搬送路22aに搬送されたシートSは、二次転写部6及び定着器12を通過することで第1面とは反対の第2面に画像を形成された後、排出ローラ対11によって排出トレイ13に排出される。
ここで、本実施例の画像形成装置100の第2搬送路22bには、読取ユニット24、白基準板32、搬送ガイド33及び複数の搬送ローラ対が配置されている。図示した構成例では、複数の搬送ローラ対として、3組の搬送ローラ対1,3,5が設けられている。搬送ローラ対1は、第2搬送路22bにおいて、第2搬送路22bにおけるシートSの搬送方向で最も上流に配置され、反転ローラ対21によって反転されたシートSを受け取って搬送する。搬送ローラ対3は、搬送ローラ対1の下流かつ読取ユニット24の上流に配置され、搬送ローラ対5は読取ユニット24の下流に配置される。つまり、搬送ローラ対3,5は、いずれも読取ユニット24の読取位置(シートSの光学像が読取ユニット24によって取り込まれる第2搬送路22b上の位置)を介してシートSを搬送する搬送部材である。
読取ユニット24は、第2搬送路22bを挟んで対向部材(対向ユニット、バッキングユニットとも呼ばれる)である白基準板32と対向して配置され、読取ユニット24及び白基準板32からなる読取部を構成している。つまり、読取ユニット24は、第2搬送路22bを通過するシートSの一方の面と対向し、白基準板32は、第2搬送路22bを通過するシートSの他方の面と対向するように配置されている。なお、通常の両面画像形成を行う場合、読取ユニット24は第2搬送路22bを通過するシートSの第1面に対向し、白基準板32はシートSの第2面と対向する配置となっている。シートSの第1面は、両面画像形成において先に画像形成される面であり、第2面は、両面画像形成において後から画像形成される面である。
読取ユニット24は、第2搬送路22bを通過するシートSを光学的に走査してシートSの画像データ(以下、読取画像とする)を取得する読取手段として機能する。読取ユニット24は、装置本体1Aの枠体を構成する内部フレーム18によって、白基準板32に対して接近及び離間する方向(つまり、読取部におけるシートSの厚さ方向、光学系の被写界深度方向)に移動可能に支持されている。読取ユニット24によって白基準板32を読み取ることで、画像形成装置100の制御部は読取画像のシェーディング補正を行うためのデータ(基準白レベルを規定するデータ)を作成することができる。
ここで、画像形成装置100の筐体(読取ユニット24及び白基準板32等を除いた部分)は、装置本体1Aと、装置本体1Aに対して開閉可能な開閉部材であるメンテナンスドア23とによって構成されている。白基準板32は、メンテナンスドア23に支持されている。ユーザは、シートSのジャムが発生したことを画像形成装置100から報知されると、メンテナンスドア23を開けて第2搬送路22bからシートSを除去することができる。
ところで、シートSを搬送するための搬送ローラ類は、通常、画像形成装置100が画像形成を実行可能な各種シートの中で搬送方向長さが最短のものに合わせて、シートを受け渡し可能な間隔で配置される。本実施例では、特に読取部上流側の搬送ローラ対3をシート搬送方向に関して読取ユニット24に近接させて配置している。これにより、搬送ローラ対3のニップ位置と読取部の隙間との相対位置が安定する。従って、読取ユニット24は、搬送ローラ対3によって安定的に送り出されるシートSの表面から画像を読み取ることができ、読取ユニット24による読取画像の精度向上を期待することができる。
なお、読取部下流側の搬送ローラ対5は、上流側の搬送ローラ対3と比べて相対的に読取ユニット24から離れた位置に配置されている。これは、主として画像形成装置100の全体の構成を最適化するための理由による。ただし、下流側の搬送ローラ対5を上流側の搬送ローラ対3と同程度に読取ユニット24に近い位置に配置して、さらなる読取画像の精度向上を図ってもよい。
読取部上流側の搬送ローラ対3は、駆動源から駆動力を入力されて回転する駆動側の搬送ローラ3aと、搬送ローラ3aに追従して回転する従動側の搬送ローラ3bと、を有している。搬送ローラ3aは本実施例の第1のローラであり、搬送ローラ3bは第1のローラと共にローラ対を構成する本実施例の第2のローラである。本実施例では、駆動側の搬送ローラ3aがメンテナンスドア23に支持され、従動側の搬送ローラ3bが装置本体1Aの内部フレーム18に支持される。
メンテナンスドア23に駆動側の搬送ローラ3aを配置し、装置本体1Aに従動側の搬送ローラ3bを配置したことで、両面画像形成動作において第1面に形成されたシートSが搬送ローラ対3に搬送される際に画像のダメージが生じる可能性を低減できる。即ち、駆動側の搬送ローラ3aは、シートSをより確実に搬送できるようにシートに対する摩擦が大きい材料(例えばゴム)で構成されるのに対し、従動側の搬送ローラ3bはプラスチック等の比較的摩擦が小さい材料で形成される。従って、仮にメンテナンスドア23に従動側の搬送ローラ3bを配置し、装置本体1Aに駆動側の搬送ローラ3aを配置した場合、駆動側の搬送ローラ3aがシートSの第1面と強く擦れて第1面の画像に摺擦痕が残る可能性がある。これに対し、本実施例の配置によればシートSの第1面と接触するのは従動側の搬送ローラ3bであるため、摺擦痕が残る可能性を低減できる。ただし、駆動側の搬送ローラが内部フレーム18に支持され、従動側の搬送ローラがメンテナンスドア23に支持される構成としても構わない。読取部上流側の搬送ローラ対3の支持構成については、後に詳しく説明する。
2.読取ユニット
図2は読取ユニット24の断面を含む斜視図である。読取ユニット24は、いわゆる密着型イメージセンサ(CIS)のユニットであり、筐体26、電気基板27、ロッドレンズアレイ28及びコンタクトガラス29等を有している。筐体26はy方向に細長い略直方体状であり、コンタクトガラス29はx方向の一方側から、電気基板27はx方向の他方側から筐体26に装着されている。コンタクトガラス29は、第2搬送路22b及び白基準板32に対向している。ロッドレンズアレイ28は、x方向に電気基板27と対向するように配置され、電気基板27に実装されたイメージセンサ(受光素子、光電変換素子)の結像面にシートSからの反射光を結像させる。なお、ここではロッドレンズアレイを用いた等倍光学系の読取ユニットを例示したが、例えば複数のミラーを用いた縮小光学系を介して電荷結合素子にシートからの反射光を結像するCCD方式の読取ユニットを用いてもよい。
電気基板27に接続される、不図示の制御基板に実装されたCPUは、電気基板27から受信した読取ユニット24によるシートSの読取結果に基づき、画像の印刷状態を把握したり、画像形成装置100の故障診断を実行したりする。例えば、読取ユニット24を用いて取得された読取画像は、例えば異常画像の発生を早期に発見することでメンテナンスの必要性を報知したり、画像品質を維持するために画像形成条件を修正したりする目的に使用される。画像形成条件とは、例えば露光装置2による露光量の設定や、電子写真プロセスにおける帯電、現像、転写の電圧値設定等である。読取の対象となるシートSは、印刷成果物を得るために画像形成されたシートであってもよく、予め定められた画像パターン(テストチャート)が形成されたシートであってもよい。上記CPUは、画像形成装置100の動作を制御する制御手段として機能する。
図3は白基準板32の斜視図である。図3において、矢印Ar1は読取部におけるシートの搬送方向を示す。白基準板32は、樹脂で成型され、シートを搬送するためのガイド形状を成している。つまり、白基準板32は、読取ユニット24のコンタクトガラス29と共に、読取部におけるシート搬送路を形成している。さらに言い換えると、シートの搬送方向(矢印Ar1)における読取ユニット24の読取位置において、白基準板32とコンタクトガラス29との間の空間(隙間)として、第2搬送路22bの一部である搬送空間が形成されている。
白基準板32は、コンタクトガラス29に対向するシート搬送路側の面(ガイド面)を含むy方向(シート幅方向)に延びた本体部320(ガイド部)と、y方向における本体部320の両端部に設けられた側部322と、を有する。本体部320には、周囲に比べて読取ユニット24から遠ざかるように凹んだ略平面状の平面部32bが設けられ、この平面部32bに樹脂製のシート状部材である白色シート19が両面テープによる貼り付け等の手段で固定されている。白色シート19は、読取ユニット24によって画像を読み取る際の基準白レベルを規定する白色面を形成する。なお、色の基準となる部分として樹脂シートを貼る代わりに、白基準板32が白色の樹脂材料で成型されてもよい。
さらに、白基準板32の本体部320には、平面部32bの上流側及び下流側に、平面部32bに対して傾斜した傾斜部32a,32cが設けられている。上流側の傾斜部32aは、シート幅方向に見た場合に、シート搬送方向の下流に向かって、x方向においてコンタクトガラス29に近付くようにコンタクトガラス29の表面に対して傾斜している。なお、x方向は、読取部におけるシートの厚さ方向、読取ユニット24の被写界深度方向でもある。このような傾斜を有する傾斜部32aは、第2搬送路22bを搬送されてくるシートの先端をコンタクトガラス29と白基準板32の隙間に案内する機能を有する。下流側の傾斜部32cは、シート幅方向に見た場合に、シート搬送方向の下流に向かって、x方向において読取ユニット24から遠ざかるように傾斜している。このような傾斜を有する傾斜部32cは、コンタクトガラス29と白基準板32との間の比較的狭い隙間から、下流側のより広い空間に抜け出たシートの後端が跳ねることなく下流側の搬送ガイドに円滑に受け渡されるように案内する。シートの後端が跳ねるとは、厚さ方向に急激に移動して搬送ガイドと衝突する挙動を指す。
白色シート19が設けられている白基準板32の本体部320のガイド面は、シート搬送方向(矢印Ar1)に垂直なシート幅方向に関して、シートが通過しうる通過領域(以下、通紙領域とする)の全域をカバーするように延びている。通紙領域とは、読取部におけるシート幅方向の領域であって、画像形成装置が画像形成可能な最大幅のシートを搬送した際にシートが通過する範囲に相当する。図中の突き当て部321、側部322及び軸受支持部323等の要素については後述する。
図4は、画像形成装置100に組付けられた状態における読取ユニット24と白基準板32の位置関係を説明するための斜視図であり、互いに対抗する読取ユニット24及び白基準板32を読取ユニット24の背面側から見た様子を表す。図4において矢印Ar1は読取部におけるシートの搬送方向を示し、矢印Ar3は読取ユニット24の移動可能な方向を示す。
読取ユニット24の筐体26には、y方向の両側の側壁261にそれぞれ凸部241が設けられている。各凸部241は、後述する内部フレーム18の凹部183と係合して、内部フレーム18に対する読取ユニット24の移動方向の所定の方向(矢印Ar3)に規制する。
また、読取ユニット24には、y方向(シート幅方向)において読取ユニット24のシート通過領域の両外側に、突き当て部243が設けられている。ただし、シート通過領域とは、画像形成装置100で使用可能な多様なサイズのシートが読取部を介して搬送される場合に、通常の搬送動作でシートが通過する可能性があるy方向の領域を指す。コンタクトガラス29は、y方向に関してシート通過領域の全域に亘って設けられている。また、本実施例の突き当て部243は、y方向における筐体26の両側の側壁261に設けられている。
読取ユニット24の突き当て部243と対向するように、白基準板32にも突き当て部321(図3も参照)が設けられている。読取ユニット24の突き当て部243は、コンタクトガラス29よりも白基準板32側に突き出ている。同様に、白基準板32の突き当て部321も、白基準板32の白色面よりも突き出ている。この構成により、突き当て部243と突き当て部321とが突き当たることで、コンタクトガラス29と白基準板32の白色面との間に予め設定された大きさの隙間が確保される。隙間の大きさは、例えば、0.3mm〜0.5mmの範囲に設定される。
第2搬送路22bを搬送されるシートはこの隙間を介して搬送されることになるため、被写界深度方向に関するシート位置の変動が抑制され、イメージセンサに対してシートからの反射光が合焦しやすくなる。なお、読取ユニット24の突き当て部243及び白基準板32の突き当て部321一方を省略した構成でも、残りの突き当て部の突出量を調整することで適切な隙間を確保することが可能である。
図5は、読取ユニット24を装置本体1Aの内部フレーム18に取り付ける様子を示すものである。読取ユニット24は、例えば矢印Ar4、Ar5の順に、一方の側壁の凸部241と他方の側壁の凸部241を内部フレーム18に設けられた凹部183,183に係合させることで、内部フレーム18に装着される。ここで、凸部241は、凹部183の側壁面185に対してスライド可能である。このため、読取ユニット24は、上述したように白基準板32に対して接近及び離間する方向(図4の矢印Ar3)に移動可能に支持されている。
図5に示すように、内部フレーム18は二つのバネ取付穴180を有している。バネ取付穴180に対してねじりコイルばね30のコイル部が嵌装されることで、内部フレーム18にねじりコイルバネ30を保持される。各ねじりコイルばね30の二つの腕部は、読取ユニット24を図4の矢印Ar3に沿った白基準板32側の方向に押圧する。画像形成装置100の通常の使用状態において、ねじりコイルばね30の付勢力により読取ユニット24及び白基準板32の突き当て部243,321が突き当たることで、矢印Ar3方向に関して読取ユニット24が位置決めされる。
また、内部フレーム18には、メンテナンスドア23を開くことで白基準板32が読取ユニット24から離間した場合にねじりコイルバネ30の付勢力によって読取ユニット24が押し出されることを防ぐためのストッパを設けることができる。ストッパは、読取ユニット24のいずれかの部分に当接して矢印Ar3方向の移動を規制するものであればよい。例えば図5に示すように凹部183の壁面の一部184が凸部241に接触することでストッパとして機能する構成とすることができる。また、例えばストッパは内部フレーム18に取り付けられた別部材でもよいし、内部フレーム18にスナップフィット形状を設けてもよく、さらにはストッパが凹部183以外の個所で凸部241に接触するようにしてもよい。
このように、ばねなどの弾性体により読取ユニット24を付勢することで、対向部材である白基準板32の位置が多少変動しても、読取ユニット24が白基準板32に追従することができる。これより、読取ユニット24と白基準板32との間の隙間が適正に維持される。
また、上述のねじりコイルばね30を弾性体として用いることで、2本の腕部が読取ユニット24を支えるため、読取ユニット24はバランスよく付勢される。実施例1では、図5が示すように、2個のねじりコイルばね30をシートSのy方向(シート幅方向)において所定の間隔で配設したが、ねじリコイルバネ以外にも圧縮バネや、板バネを用いても構わない。またバネの個数は2個でなくとも構わない。なおシートSの幅方向は読取ユニット24の長手方向と平行である。さらに、バネに代えて例えばゴム部材を、読取ユニット24を付勢する弾性体として用いてもよい。
搬送中のシートS上の画像を読取ユニット24が読み取っている間には、例えば、読取ユニット24がシートの剛性により白基準板32から離れる方向の力を受ける場合がある。また、読取部の上流及び下流の搬送ローラ対3,5の搬送速度差によってシートに張力が作用し、読取ユニット24がシートに押圧される場合がある。本実施例の構成によれば、読取ユニット24がシートに追従して位置が変動できるため、安定して合焦を保つことができる。また、読取ユニット24がシートに追従することでシートと強く擦れることが抑制されるため、摺動によるコンタクトガラス29等の摩耗を抑制する点でも有利である。
3.白基準ユニット
本実施例に係る白基準ユニット200について、図3、図4、図6、図7を用いて詳細に説明する。ここで説明する白基準ユニット200とは、白基準板32と、読取部上流側の搬送ローラ3aと、搬送ローラ3aを駆動するためのギア類を、画像形成装置に対して一体的に着脱可能なユニットとして構成したものである。
図3に示すように、白基準板32は、シート搬送方向(矢印Ar1)に垂直なシート幅方向における通紙領域の両外側(本体部320の両端部)に設けられ、シート幅方向に交差するように延びた(特に、シート搬送方向に沿って延びた)側部322を有する。各側部322は、シート幅方向に延びる搬送ローラ3aの回転軸線と交差する(好ましくは、略垂直に交差する)壁面部322aを有する。各壁面部322aには、搬送ローラ3aのローラ軸を回転可能に支持するための軸受支持部323が設けられている。軸受支持部323は、壁面部322aをシート幅方向に貫通する穴である。
図6に示すように、搬送ローラ3aは、シート幅方向(搬送ローラ3aの回転軸線方向)に延びるローラ軸3a1と、ローラ軸3a1の外周に設けられシートに接触する2つのローラ本体3a3と、シート幅方向の両側部に設けられた軸受3a2と、を有する。搬送ローラ3aは、ローラ軸3a1に取り付けられた軸受3a2が軸受支持部323に嵌め込まれることで、搬送ローラ3aは、読取部を構成している白基準板32により回転可能に支持される。
図6及び図8に示すように、ローラ軸3a1は、白基準板32のガイド部である本体部320のガイド面に対してシート搬送方向の上流側に位置する。これに対し、各ローラ本体3a3の一部は、白基準板32に設けられた凹部32e(切り欠き形状)の内側に収容される。つまり、各ローラ本体3a3は、シート幅方向(搬送ローラ3aの回転軸線方向)に関して凹部32eの内側に位置する。また、シート幅方向に見た場合に、ローラ本体3a3の一部がガイド面の一部(特に、シート搬送方向の上流端)と重なっている。
このように、白基準板32に凹部32eを設けて、ローラ本体3a3の一部が本体部320のガイド面の上流端32dに対してシート搬送方向に侵入した配置としている。これにより、例えば凹部32eがない構成(上流端32dが直線となる構成)に比べて、読取ユニット24の読取位置により近い位置に搬送ローラ3aを配置することができる。搬送ローラ3aがシートに接する位置(搬送ローラ対3のニップ位置)から読取位置までのシート搬送方向の距離を短くすることで、読取位置におけるシートの位置がより安定し、読取画像の精度向上が可能となる。
なお、シート幅方向(搬送ローラ3aの回転軸線方向)における凹部32eの幅は、シート幅方向におけるローラ本体3a3の幅より広く設定されている。これにより、搬送ローラ3aをシート幅方向に往復させながら軸受支持部323に装着することが可能となる。即ち、搬送ローラ3aが白基準板32に装着されていない状態で、シート幅方向の一方側に向かって搬送ローラ3aを移動させることで片方の軸受3a2を軸受支持部323に挿通する。その後、シート幅方向の他方側に向かって搬送ローラ3aを移動させることで他方の軸受3a2を軸受支持部323に挿通することで、搬送ローラ3aの両端が白基準板32の軸受支持部323に支持された状態となる。
このように読取部へ向けてシートを送り込むための搬送ローラ3aを白基準板32に支持させることで、搬送ローラ3aが白基準板32とは別個にメンテナンスドア23に支持される場合に比べて、搬送ローラ3aと白基準板32の位置精度が高まる。つまり、搬送ローラ対3がシートSを挟持して送り出すニップと、読取部におけるコンタクトガラス29と白基準板32の隙間との位置関係が精度よく定まるため、ニップから送り出されるシートがスムーズに隙間を通過する。
また、本実施例では、白基準板32をメンテナンスドア23に対して固定し、ねじりコイルばね30によって読取ユニット24を白基準板32に向けて付勢することで読取部の隙間を確保する構成としている。この場合、搬送ローラ3aと白基準板32を一体化することで、搬送ローラ対3のニップと読取部の隙間の位置関係がより高い精度で定まると規定できる。
図6に示すように白基準板32はさらに、搬送ローラ3aへと駆動力を伝達する複数のギア34を支持している。メンテナンスドア23を閉じた状態で、複数のギア34,34Aの1つが、装置本体1Aに設けられた駆動モータM1からの駆動力によって回転する分配ギアG2と噛み合い、搬送ローラ3aへの駆動伝達が可能となるように構成されている。分配ギアG2は、メンテナンスドア23に設けられ駆動モータM1からの駆動力が入力される駆動入力ギアG1と、白基準板32に支持される搬送ローラ3aの上流側の搬送ローラ対1(図1参照)の搬送ローラ1aとの間に設けられている。分配ギアG2は、搬送ローラ1aと共に回転するギアである。言い換えると、白基準板32に支持される搬送ローラ3aは、分配部としての分配ギアG2を介して駆動モータM1の駆動力の一部を受け取ることで、上流の他の搬送ローラ1aと共通の1つの駆動源に駆動される。つまり、白基準板32に搬送ローラ3aを支持させてユニット化した構成において、搬送ローラ3aを駆動するための伝動機構であるギア34,34Aも同じユニットに組み込むと共に、外部の駆動源から駆動力の供給を受けられる構成とした。このため、例えば第2搬送路22bにおける読取機能を備えていない画像形成装置の構成を流用して、読取ユニット24及び白基準板32を配置する簡単な構成で第2搬送路22bにおける読取機能を備えた画像形成装置100を提供できる。
複数のギア34,34Aは、ワンウェイクラッチ機構を備えたギア34Aを含む。図示した例では、搬送ローラ3aのローラ軸3a1に取付けられたギア34Aにワンウェイクラッチ機構が設けられている。ワンウェイクラッチ機構により、上流側の搬送ローラ1aと搬送ローラ3aとの間の搬送速度差(周速の差)が吸収される。何らかの事情により、上流側の搬送ローラ1aの搬送速度に比べて搬送ローラ3aの搬送速度が遅い場合、ワンウェイクラッチ機構により搬送ローラ3aが空転することで上流側の搬送ローラ1aと搬送ローラ3aの間でシートが詰まることを防ぐことができる。また、例えば上流側の搬送ローラ1aをシートの後端が抜けてから搬送ローラ3aを通過する前に駆動モータM1が停止した場合、搬送ローラ3aが空転することで、下流側の搬送ローラ対5(図1)にシートを引き抜かせて搬送を続行させることができる。
なお、白基準板32にギア34を支持させる構成に代えて、メンテナンスドア23にギア34を支持させるための支持構成(ギア軸等)を追加することも考えられる。これに対し、本実施例ではギア34を白基準板32に設けた支持構成で支持するため、搬送ローラ3aまでの駆動列を同一部品で支持することができ、ギア34の間の噛み合い精度を高めることができる。
また本実施例では、複数のギア34を、白基準板32のシート搬送路側の面(ガイド面)とは反対側から白基準板32に取り付ける(矢印Ar6)ことが可能となるように、白基準板32の形状が定められている。具体的に、図7に示すように、白基準板32の側部322の壁面部322aには、シート搬送路の反対側(プラスx方向)に向かってコ字状(角ばったC字状)に開いたギア装着部322cが設けられている。作業者は、ギア装着部322cをギア34の回転軸線方向であるy方向に少し押し広げながらマイナスx方向にギア34を差し込むことで、ギア装着部322cの所定位置に各ギア34を装着することができる。
白基準板32を含む白基準ユニット200は、図8に示すように、メンテナンスドア23に取り付けられる。メンテナンスドア23は、ヒンジ230を支点に装置本体1Aに対して開閉可能である。ユーザ又はメンテナンス担当者は、メンテナンスドア23を開放して白基準板32及びコンタクトガラス29にアクセスしてこれらを清掃することができる。また、ユーザ又はメンテナンス担当者は、メンテナンスドア23を開放することで第2搬送路22bを開放し、第2搬送路22bに残っているジャムシートを除去するジャム処理作業を行うことができる。
なお、白基準ユニット200をメンテナンスドア23に取り付けた状態では、図6、図8に示す白基準板32の壁面326がギア34,34Aをカバーするカバー部として機能する。壁面326は、メンテナンスドア23を開放した状態でメンテナンスドア23と装置本体1Aとの間の空間に露出し、装置本体1A側(x方向における読取ユニット24側)から見てギア34,34Aの少なくとも一部を覆っている。このため、メンテナンスドア23の開放状態でユーザがギア34,34Aに触れることを防いで、ギア34,34Aを誤って外す可能性が減り、また安全性もさらに向上する。さらにギア34,34Aにグリスを塗布した場合においても、ユーザが触ったり白基準板32のガイド面への飛散を防止したりすることを、部品を追加することなく実現できよう。
白基準ユニット200をメンテナンスドア23へと取付ける方法を図6、図9を用いて説明する。図9は、白基準ユニット200を装着していないメンテナンスドアの一部(図8の領域A)を拡大した図である。図6に示すように、白基準板32のシート幅方向(y方向)における通紙領域の外側には、一方側にU字状の溝形状である差し込み部324が設けられ、他方側に位置決め穴325が設けられている。また、位置決め穴325の付近には、ビス31を装着するためのビス穴が形成されている。図9に示すように、メンテナンスドア23には、差し込み部324と係合する位置決めボス231及び押さえ部234と、位置決め穴325と係合する位置決めボス232と、ビス31が嵌る雌ネジ(不図示)と、が設けられている。
白基準ユニット200を取り付ける場合、白基準板32の差し込み部324を位置決めボス231(図9)に合わせて挿し込むことで、白基準ユニット200のシート搬送方向の位置が定まる。このとき、x方向(読取部におけるシートの厚さ方向、読取ユニット24の被写界深度方向)の白基準ユニット200の位置は、庇状の押さえ部234によって規制されるため、ビス等による固定は不要である。続いて、白基準板32の位置決め穴325を位置決めボス232に嵌め込み、ビス31を締めることで、白基準ユニット200がメンテナンスドア23に対して固定される。このようにシート幅方向における白基準板32の両端部で白基準ユニット200を位置決めするため、シート搬送方向に対する白基準板32の垂直性やシート幅方向から見たガイド面の角度など、白基準板32の位置精度を高めることができる。
ここで、メンテナンスドア23が閉じた状態で、搬送ローラ3aは、装置本体側の搬送ローラ3b(図1)とシートを挟持して搬送するために適切な大きさの加圧力で当接するように構成されている。そこで、図9に示すように、メンテナンスドア23は、搬送ローラ3aが受ける加圧力を受け止めるための2か所の凸部233を有している。凸部233は、例えば、シート搬送方向に関する搬送ローラ3aの回転軸線の位置において、白基準板32の両側の壁面部322a(図3)と当接するように配置される。シート幅方向の両端部に搬送ローラ対3の加圧力を受け止める受圧部としての凸部233を配置することで、白基準板32が全ての加圧力を受け止めることがなくなるため撓みにくくなり、白基準板32及び搬送ローラ3aの位置精度を高めることができる。
(変形例)
実施例1の変形例に係る白基準ユニット200について、図14〜図16を用いて説明する。図14は、本変形例に係る白基準ユニット200をx方向における読取ユニット24の側から見た斜視図である。図15は、本変形例に係る白基準ユニット200をx方向における読取ユニット24とは反対側から見た斜視図である。図16は、図14のX1−X1線の位置における白基準ユニット200のx方向に垂直な断面を表す。以下の説明では、実施例1と共通の符号を付した要素は実施例1と実質的に同一の構成及び作用を有するものとし、実施例1とは異なる部分を中心に説明する。
図14に示す本変形例の白基準ユニット200は、実施例1と同様に、白色シート19が装着された白基準板32と、白基準板32の側部322に回転可能に支持される搬送ローラ3aと、搬送ローラ3aに駆動力を伝達するためのギア34,34Aとを有する。一方の側部322には、実施例1と形状が異なるものの、x方向における読取ユニット24側から見てギア34,34Aの少なくとも一部を覆うカバー部としての壁面326を有する。また、搬送ローラ3aのローラ本体3a3は、シート幅方向(搬送ローラ3aの回転軸線方向)に関して白基準板32に設けられた凹部32eの内側に位置する。搬送ローラ3aのローラ本体3a3は、図16に示すように、シート幅方向に見て白基準板32の一部(上流端32d)はローラ本体3a3と重なっている。
図15に示すように、白基準板32の本体部320の裏側(x方向において読取ユニット24の反対側)には、補強部材としての金属板35が取り付けられている。金属板35は、少なくとも通紙領域の全域に亘ってシート幅方向に延びている。金属板35には係合穴35aが設けられ、白基準板32の爪部32gを係合させることで、図16に示すように金属板35が白基準板32とx方向に互いに当接した状態で固定されている。形状の自由度が高い樹脂製の白基準板32を用いつつ、白色シート19の裏側を強度(剛性)の高い金属板35で支持することで、白色シート19の曲げ変形を抑制して読取ユニット24の読取精度向上を図ることができる。
また、図15に示すように、金属板35に一方の端面が接触するように、コイルばね36が配置されている。コイルばね36の腕部36aは、搬送ローラ3aの軸受3a2と接触しつつ、白基準板32の側部322に設けられた穴322bに引っ掛けられている。また、コイルばね36は、不図示の導電性の部材(例えば、装置本体1Aの金属フレームに接続された金属線)に接触することで電気的に接地されている。従って、搬送ローラ3a及び金属板35の両方が、接地部材としてのコイルばね36を介して電気的に接地されている。このように共通の接地部材を用いる簡易な構成により、搬送ローラ3a又は金属板35の帯電によるシートの搬送不良や放電等が抑制される。接地部材としては、コイルばね36又は金属製の板バネのように弾性部材を用いることで、搬送ローラ3a及び金属板35との接触をより確実に維持できる。
以上説明したように、白基準板32、搬送ローラ3a及びギア34等をユニット化することにより、例えば読取部上流側の搬送ローラ3aが摩耗して交換が必要となった場合に、交換作業を簡単に行うことができる。また、このようなユニット化により、画像形成装置100において画像読取機能を備えたモデルと備えないモデルとの間で容易に仕様変更することが可能となる。つまり、本実施例の画像形成装置100から、読取ユニット24及び白基準ユニット200を取り外し、必要に応じて適切なガイド形状を装置本体1A及びメンテナンスドア23に付加することで画像読取機能を備えないモデルが用意できる。また、画像読取機能を備えないモデルを基本モデルとして設定し、画像読取機能を後付けのオプションとして扱うことも容易である。
次いで、実施例2について説明する。実施例2は、読取ユニットが固定され、白基準ユニットを読取ユニットに向けて付勢する点で実施例1と異なっている。以下、実施例1と共通の符号を付した要素は実施例1と実質的に同一の構成及び作用を有するものとし、実施例1とは異なる部分を中心に説明する。
図10は、本実施例に係る画像形成装置の読取部付近をシート幅方向(y方向)から見た断面図である。読取ユニット41は、実施例1と同様に装置本体1Aの内部フレーム43に支持されているものの、本実施例では弾性体により加圧されることはなく、底面410が内部フレーム43に突き当てられて固定される構成である。なお、読取ユニット41の突き当て部は底面410以外の部位であってもよく、例えば突き当て用の突起などがあってもよい。
一方、白基準ユニット300は、メンテナンスドア23により読取ユニット41に対して接近及び離間する方向に移動可能に支持され、バネ部材44で読取ユニット41に向かって加圧されている。白基準ユニット300は、少なくとも白基準板42と読取部上流側の搬送ローラ3aとを一体的にユニット化した構成であることは実施例1と同様である。また、読取ユニット41と白基準板42が互いに接触する部分が凸形状(図4の突き当て部243,321参照)になっている点も、実施例1と同様である。
本実施例に示す構成においても、実施例1と同様に、白基準板42と読取部上流側の搬送ローラ3aの相互の位置精度を高めることができるので、シートを読取部へ安定して搬送することができ、読取精度の向上が可能となる。また白基準板をユニット化することによる他の効果も、実施例1と同様である。
加えて、本実施例では、読取ユニット41が装置本体1Aの内部フレーム43に対する位置を固定されているため、装置本体1Aに対する読取部の位置決め精度が高められる。また、精密部品である読取ユニット41が内部フレーム43に対して剛接合で接続される。従って、輸送時や操作時の強い衝撃や振動による読取ユニット41の破損や脱落のリスクを低減することができ、さらに、読取中の読取ユニット41の振動による読取画像の精度への影響を抑制できる。
次いで、実施例3について説明する。実施例3は、搬送ローラがメンテナンスドアに支持され、白基準ユニットが搬送ローラの軸受に嵌合した状態でメンテナンスドアに支持される点で実施例1と異なっている。以下、実施例1と共通の符号を付した要素は実施例1と実質的に同一の構成及び作用を有するものとし、実施例1とは異なる部分を中心に説明する。
図11は、搬送ローラ3aが取り付けられ、かつ、白基準板が取り付けられる前のメンテナンスドア51の一部を示す図である。メンテナンスドア51には、シート幅方向における通紙領域の両外側に、一対の壁面510が設けられている。壁面510には読取部上流側の搬送ローラ3aのローラ軸3a1を回転可能に支持する軸受52が嵌合していている。つまり、壁面510及び軸受52を介して、メンテナンスドア51が搬送ローラ3aの軸部であるローラ軸3a1を回転可能に支持する構成となっている。
図12は、本実施例における白基準板53を示したものである。白基準板53のシート幅方向において通紙領域の両外側部分(特に、シート幅方向の両端部)には、一対の壁面部530が設けられている。壁面部530には、メンテナンスドア51に対する白基準板53の取付方向(矢印Ar7)に向かって開口するU字型の溝531が設けられ、溝531は軸受52の外周面と嵌合する形状及び寸法で形成される。特に、軸受52の円筒状の外周面に対し、U字型の溝531の底部を軸受52の外径と略同じ内径の半円状の円筒面とすると好適である。白基準板53の、上記以外の詳細な構成や機能は実施例1の白基準板32と同様である。
白基準板53をメンテナンスドア51に取り付ける際には、矢印Ar7で示す方向に白基準板53を移動させて溝531を軸受52に嵌合させて位置決めし、不図示のビスを用いてメンテナンスドア51に対して固定する。
なお、ビスで固定する構成に限らず、実施例2で示したような、白基準板53を弾性体で加圧する構成でも構わない。その場合は、軸受52と溝531の嵌合部を支点として白基準板53を揺動可能な構成とするか、あるいは上記嵌合部において白基準板53がスライドする構成となろう。
また、溝531の開口方向は、必ずしも図12に示した向きでなくともよい。その場合には開口部の方向に合わせて矢印Ar7で示した取付方向も変化する。さらに、溝531の形状は、完全なU字形状でなくとも良く、例えば開口側の幅が少し狭くなっていて、組立て時は溝531を押し広げながら押し込み、装着位置では溝531が軸受52を咥え込むような構成でも構わない。
本実施例によると、搬送ローラ3a及び白基準板53がそれぞれメンテナンスドア51に支持される構成において、メンテナンスドア51に組付けられた搬送ローラ3aの軸部に対して白基準板53が位置決めされる。そのため、搬送ローラ3aをメンテナンスドア51が支持する構成においても、白基準板53と搬送ローラ3aの相対位置を高精度で組み立てることができる。従って、本実施例に示す構成においても、実施例1と同様に、シートを読取部へ安定して搬送することができ、読取精度の向上が可能となる。
また、本実施例では、画像読取機能を備えないモデルへの変更を考えた場合に、画像読取機能を備えた本実施例のモデルと画像読取機能を備えないモデルとの間で、搬送ローラ3aの支持構成を共用することができる。そのため、モデル変更に伴って交換が必要な部品の点数を減らすことが可能である。
次いで、実施例4について説明する。実施例4は、白基準板が複数の搬送ローラを支持する点で実施例1と異なっている。以下、実施例1と共通の符号を付した要素は実施例1と実質的に同一の構成及び作用を有するものとし、実施例1とは異なる部分を中心に説明する。
図13は本実施例に係る白基準ユニット400の斜視図である。白基準ユニット400の構成は、白基準板61、2つの搬送ローラ3a,62、複数のギア34、及びタイミングベルト63を備えている。搬送ローラ3aは、読取部上流側の搬送ローラ対3(図1)を構成するローラである。本実施例では、図1における搬送ローラ対3、5の間であって読取部の下流側に搬送ローラ対が追加されており、搬送ローラ62は読取部下流側の搬送ローラ対を構成している。つまり、搬送ローラ62と、装置本体1Aの内部フレーム18(図1)に配置される図示を省略した従動ローラとによって、読取部の下流側でシートを挟持して搬送する搬送ローラ対が形成される。
白基準板61は、上流側の搬送ローラ3aと、下流側の搬送ローラ62の両方を回転可能に支持している。白基準板61はまた、白色シート19を貼付され、上流側の搬送ローラ3aへと駆動力を伝達する複数のギア34を回転可能に支持している。上流側の搬送ローラ3aと下流側の搬送ローラ62は、タイミングベルト63によって駆動連結され、ギア34を介して入力される駆動力によって2つの搬送ローラ3a,62が回転駆動される。なお、タイミングベルト63以外の伝動機構(例えばギア列)を用いても構わない。
ここで、下流側の搬送ローラ62のシート搬送速度を上流側の搬送ローラ3aのシート搬送速度よりも大きくなるように構成すると、読取部におけるシートのたるみを抑制して読取画像のさらなる精度向上を図ることができる。ただし、シート搬送速度は、読取部における搬送ローラ3a,62の周速を指す。例えば、下流側の搬送ローラ62の外径を上流側の搬送ローラ3aの外径よりも大きく設定することが考えられる。また、下流側の搬送ローラ62の回転量を上流側の搬送ローラ3aの回転量よりも多くなるように伝動機構の速度比を設定する(例えばタイミングベルト63のプーリ部の外径を非均一にする)ことが考えられる。
本実施例によれば、読取部近傍の上流及び下流に配置される搬送ローラ3a,62のそれぞれ白基準板61が回転可能に支持する構成としたため、白基準板61と上流及び下流の搬送ローラ3a、62の相互の位置精度を高めることができる。このため、シートを読取部へより安定して搬送することができ、読取精度の向上が可能となる。また白基準板をユニット化することによる他の効果も、実施例1と同様である。
(その他の実施形態)
以上の実施形態では、画像形成装置内部(特に、両面画像形成用の搬送路)に組み込まれた画像読取装置について説明したが、本技術は、他の画像読取装置に対しても適用可能である。例えば、画像形成装置本体によって画像形成されたシートに綴じ処理等の処理を施すシート処理装置を画像形成装置本体に連結した画像形成装置(システム)において、シート処理装置への排出経路又はシート処理装置内に画像読取装置を配置してもよい。
また、例えば、原稿シートの画像を読み取る画像読取装置において、読取ユニットに対向する白基準板と、読取部へ向けて原稿シートを搬送する搬送ローラとに対して上記各実施例の形態を適用してもよい。特に、本技術を適用可能な画像読取装置は、読取ユニットを備える読取装置本体と、白基準板及び搬送ローラを備え、原稿シートを1枚ずつ給送するADFと、を有し、読取装置本体に対してADFを開閉可能な構成の画像読取装置を含む。
1A…筐体、装置本体/3a…搬送ローラ/3a1…軸部(ローラ軸)/7…画像形成手段(画像形成部)/22a…第1搬送路/22b…第2搬送路/23,51…筐体、開閉部材(メンテナンスドア)/24…読取手段(読取ユニット)/30…弾性体(ねじりコイルばね)/32,42,53,61…対向部材(白基準板)/44…弾性体(バネ部材)/100…画像形成装置

Claims (20)

  1. 第1搬送路に配置され、前記第1搬送路を搬送されるシートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記第1搬送路から分岐した第2搬送路であって、前記画像形成手段により第1面に画像形成された前記シートの前記第1面とは反対の第2面に画像形成する際に前記シートが搬送される第2搬送路に配置され、前記シートから画像情報を読み取る読取手段と、
    前記シートが通過する空間を挟んで前記読取手段と対向する対向部材と、
    前記読取手段と前記対向部材との間の空間を介して前記シートを搬送する搬送ローラと、
    を有し、前記搬送ローラは、前記対向部材によって回転可能に支持されている、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記対向部材は、前記搬送ローラを支持している状態で、前記画像形成装置の筐体に対して着脱可能である、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
    前記搬送ローラは、シートの搬送方向に関して前記読取手段及び前記対向部材の上流側に配置されている、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置において、
    前記搬送ローラを上流側の搬送ローラとして、前記搬送方向に関して前記読取手段及び前記対向部材の下流側に配置された下流側の搬送ローラをさらに有し、
    前記下流側の搬送ローラは、前記対向部材によって回転可能に支持されている、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    前記搬送ローラに駆動力を伝達する伝動機構をさらに有し、
    前記対向部材は、前記搬送ローラ及び前記伝動機構を支持している状態で、前記画像形成装置の筐体に対して着脱可能である、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置において、
    前記対向部材は、前記搬送ローラの回転軸線方向及び前記搬送ローラによる前記シートの搬送方向に垂直な方向に関して前記読取手段の側から前記対向部材を見たときに前記伝動機構の少なくとも一部を覆うカバー部を有する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項5に記載の画像形成装置において、
    前記第2搬送路における前記搬送ローラの上流又は下流に配置され、駆動源の駆動力によって回転する他の搬送ローラと、
    前記駆動源の前記駆動力の一部を前記伝動機構に伝える分配部と、
    をさらに備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置において、
    前記伝動機構は、前記搬送ローラと前記他の搬送ローラとの間の搬送速度差を吸収するように前記分配部に対し前記搬送ローラが空転することを可能とするワンウェイクラッチを含む、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    前記対向部材は、前記読取手段と対向し前記シートを案内するガイド部を有し、
    前記ガイド部には、前記シートの搬送方向における前記ガイド部の上流端が前記搬送方向の下流側に向かって凹んだ凹部が設けられ、
    前記搬送ローラは、前記搬送ローラの回転軸線方向に延びるローラ軸と、前記ローラ軸の外周に設けられて前記シートに接触するローラ本体と、を有し、
    前記回転軸線方向において前記ローラ本体は前記凹部の内側に位置し、前記回転軸線方向に見た場合に前記ローラ本体と前記ガイド部とが重なっている、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    前記対向部材は、前記読取手段と対向し前記シートを案内するガイド部と、前記ガイド部を挟んで前記読取手段とは反対側に設けられ、前記ガイド部を支持する金属板と、を有し、
    前記搬送ローラは、前記搬送ローラの回転軸線方向に延びるローラ軸と、前記ローラ軸の外周に設けられて前記シートに接触するローラ本体と、を有し、
    前記画像形成装置は、前記金属板及び前記ローラ軸の両方に接触して配置され前記金属板及び前記ローラ軸を電気的に接地させる接地部材を更に有する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    前記読取手段を支持する装置本体と、
    前記対向部材を支持し、前記装置本体に対して開閉可能に構成された開閉部材と、
    をさらに有する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項11に記載の画像形成装置において、
    前記読取手段は、前記対向部材に対して接近及び離間するように前記装置本体により移動可能に支持され、
    前記対向部材は、前記開閉部材に対する移動を規制され、
    前記画像形成装置は、前記読取手段を前記対向部材に向けて付勢する弾性体をさらに有する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項11に記載の画像形成装置において、
    前記読取手段は、前記装置本体に対する移動を規制され、
    前記対向部材は、前記読取手段に接近及び離間するように前記開閉部材により移動可能に支持され、
    前記画像形成装置は、前記対向部材を前記読取手段に向けて付勢する弾性体をさらに有する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項11に記載の画像形成装置において、
    前記読取手段及び前記対向部材の少なくとも一方は、前記読取手段及び前記対向部材の他方に向かって突出し、前記開閉部材が閉じた状態において前記読取手段及び前記対向部材の他方と当接して前記空間を確保する突き当て部を有する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項14に記載の画像形成装置において、
    前記突き当て部は、前記搬送ローラの回転軸線方向に関して前記空間をシートが通過しうる通過領域の両外側に設けられ、
    前記対向部材は、前記回転軸線方向に関して前記通過領域の両外側において、前記開閉部材に対して位置決めされている、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  16. 請求項11に記載の画像形成装置において、
    前記搬送ローラは、第1のローラであり、
    前記画像形成装置は、前記装置本体に支持される第2のローラをさらに有し、
    前記第1のローラ及び前記第2のローラは、前記開閉部材が閉じた状態で互いに当接して、前記シートを挟持して搬送する搬送ローラ対である、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  17. 請求項16に記載の画像形成装置において、
    前記開閉部材は、前記搬送方向及び前記搬送ローラの回転軸線方向に垂直な方向において前記読取手段とは反対側から前記対向部材を支持する支持部を有し、
    前記支持部は、前記搬送ローラ対による前記シートの搬送方向に関して前記搬送ローラの回転軸線の位置と重なる位置で前記対向部材と当接している、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  18. 請求項1乃至17のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    前記対向部材は、前記読取手段と対向する面に、白色のシート状部材を有している、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  19. 請求項1乃至17のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    前記対向部材は、前記読取手段と対向する面を、白色の樹脂材料で形成されている、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  20. 第1搬送路に配置され、前記第1搬送路を搬送されるシートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記第1搬送路から分岐した第2搬送路の一方側に配置され、前記第1搬送路から前記第2搬送路に送られた前記シートから画像情報を読み取る読取手段と、
    前記第2搬送路の他方側に配置され、前記読取手段と対向する対向部材と、
    前記読取手段と前記対向部材との間の空間を介してシートを搬送する搬送ローラであって画像形成装置の筐体に支持されるローラ軸を中心に回転する搬送ローラと、
    を有し、
    前記対向部材は、前記ローラ軸に対して位置決めされている、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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