JP4540528B2 - 吸収性物品の包装材 - Google Patents

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本発明は、吸収性物品を個別に包装するための包装材、及び吸収性物品が包装材に個別に包装されてなる個装体に関する。
生理用ナプキン等の吸収性物品を賦香して、その香気によって気分転換やリラックス感を図り、また使用済みの吸収性物品から生じる臭いをマスキングする技術が知られている。例えば、水分活性化封入香料、ゼオライト等の臭気抑制物質、吸収ゲル化物質等の液体吸収物質を含む組成物を有する吸収性物品が提案されている(特許文献1参照)。この吸収性物品は、体液から生じる臭気を最小にし、臭気が除去されたことを知らせる快い香気シグナルを使用時に発生させるものである。水分活性化封入香料は、水に膨潤したときに香料を放出するものであり、その具体例としては、シクロデキストリン、香料包装複合体、マトリックス香料マイクロカプセルなどが挙げられている。
また、吸収性物品の裏面シート外面に施されている下着固定用の粘着剤中に、マイクロカプセル等の香料充填放出剤を含ませておき、吸収性物品の使用時、使用中、廃棄時に香気が放出されるようにした吸収性物品も提案されている(特許文献2参照)。
特表平8−508423号公報 特表平11−506690号公報
前述の各吸収性物品においては、物品そのものが賦香されているので、物品の使用中にわたり香気が放出される。従って、体液に起因して発生する臭気が最も気になる場面である使用後の廃棄時には、香気が弱くなってしまい臭気を十分にマスキングできない。また、香料の種類によっては、物品に含まれている高吸収性ポリマーによって香料成分が吸収される場合がある。この理由は、高吸収性ポリマーには、その主鎖構造や置換基が、香料成分と親和性の高いことが多く、香料成分を吸収しやすいからである。更に香料の種類によっては、高吸収性ポリマー中の置換基が香料成分に覆われて、該ポリマーの吸収性能を低下させる可能性もある。しかも、吸収性物品には、体液から生じる臭気を吸着・吸収するための消臭剤が含まれていることがあり、香料の種類によっては、該消臭剤の消臭性能が低下する可能性もある。その上、吸収性物品自体が賦香されていると、該物品の着用中に香りが衣服の外にまで放出されて、吸収性物品を着用していることが他人に気付かれやすい。
従って本発明の目的は、前述した従来技術が有する種々の欠点を解消し得る吸収性物品の包装材及び吸収性物品の個装体を提供することにある。
本発明は、吸収性物品と、該吸収性物品を個装している包装材とを有する吸収性物品の個装体において、該包装材が賦香されている吸収性物品の個装体を提供することにより前記目的を達成したものである。
また本発明は、賦香されている、吸収性物品を個装するための包装材を提供することにより前記目的を達成したものである。
使用後の吸収性物品は、該物品を包装材に包んで廃棄することが一般的なので、該包装材を賦香することで、使用後の吸収性物品から生じる臭気を該包装材でマスキングできる。また、包装材の外面が賦香されている場合には、個装体を開封する前から香気が放出されるので、吸収性物品の使用前から着用者にリラックス感を付与できる。また、包装材が賦香されており、吸収性物品自体を賦香することを要しないので、該物品に高吸収性ポリマーや消臭剤が含まれている場合には、それらの性能低下が防止される。更に、吸収性物品自体からは香気は放出されないので、物品を着用していることを他人に気付かれにくい。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、本発明の一実施形態の斜視図が示されている。図1に示す実施形態は、包装材10にパンティライナ20が個装(個別包装)されてなる個装体30に係るものである。個装体30は、縦長矩形の包装材10上に、同じく縦長のパンティライナ20が載置された状態で、パンティライナ20が内側となるように、包装材10の幅方向に延びる折り曲げ線に沿って、包装材10及びパンティライナ20が共に三つ折りに折り畳まれた構造をしている。そして、包装材10の左右両側縁のシール部31がシールされることで個装状態が保たれている。包装材10の一方の端部10aは、個装体30の開封部32になっている。開封部32には、該端部10aを跨ぐようにテープタブ33が剥離可能に貼着されている。開封部32においては、包装材の端部10aに沿って粘着剤34が線状に塗工されている。そして、粘着剤34によって、開封部32において対向する包装材10どうしが接合している。これによって開封部32はほぼ気密に封止されている。
パンティライナ20は、従来公知のナプキンと同様の構造をしたものである。パンティライナ20は、着用者の肌に近い側に位置する表面シート、及び遠い側に位置する裏面シートを備えている。両シート間には、液保持性の吸収体が介在配置されている。表面シートとしては、各種不織布や開孔フィルムなどの液透過性を有するシート材が用いられる。裏面シートとしては、撥水性ないし液不透過性のシート材が用いられる。例えば液を透過させない合成樹脂のフィルム、撥水性を有する不織布、これらの複合材などが挙げられる。裏面シートは水蒸気透過性を有していてもよい。吸収体としては、例えばフラッフパルプと高吸収性ポリマーとを含む積繊体、吸収紙中に高吸収性ポリマーが保持固定されているポリマーシートなどが用いられる。吸収体中には各種消臭剤が含まれていてもよい。パンティライナ20における裏面シートの外面には、パンティライナ20を下着に固定するための粘着剤が施されていてもよい。
包装材10は各種シート材からなり、内面及び外面を有する。包装材10の内面は、パンティライナ20が載置される面である。パンティライナ20の裏面シート外面に、下着固定用の粘着剤が施されている場合には、包装材10の内面に、所定の剥離処理を施しておいてもよい。包装材10の外面は、包装材10によってパンティライナ20が個装されて個装体30となされたときに、該個装体30の外面をなす面である。
包装材10は賦香されている。これに対してパンティライナ20は賦香されていることを要しない。しかし、包装材に包装されて持ち運びされている時(例えば使用者のバック等に入れられている時)と、実使用時(つまり包装材から取り出された時)に、異なる香りを付与し、マスキング効果を高める観点からは、パンティライナ20は賦香されていてもよい。包装材10を賦香させることの効果を際立たせる観点からは、パンティライナ20は賦香されていないことが好ましい。包装材10の賦香に用いる香料成分に特に制限はなく、従来公知の香料成分を特に制限なく用いることができる。
香料成分としては、当該技術分野において従来用いられてきたものと同様のものをも用いることができる、香料成分は、沸点が約250℃以下の高揮発性のもの、又は沸点が約250〜約300℃の中揮発性のものが好ましく用いられる。高揮発性香料成分としては、例えばアニソール、ベンズアルデヒド、酢酸ベンジル、ベンジルアルコール、ギ酸ベンジル、酢酸イソボルニル、カフェイン、シトロネラール、シトロネロール、酢酸シトロレニル、パラシメン、デカナール、ジヒドロリナロール、ジヒドロミルセノール、ジメチルフェニルカルビノール、ユーカリプトール、ゲラニアール、ゲラニオール、酢酸ゲラニル、ゲラニルニトリル、ネロール、酢酸ネリル、酢酸ノニル、フェニルエチルアルコール、α−ピネン、β−ピネン、γ−ピネン、α−テルピネオール、β−テルピネオール、酢酸テルピニル等が挙げられる。中揮発性香料成分としては、例えばアミルシンナムアルデヒド、サリチル酸イソアミル、β−カリオフィレン、セドレン、桂皮アルコール、クマリン、ジメチルベンジルカルビニルアセテート、エチルバニリン、オイゲノール、イソオイゲノール、酢酸フロル、ヘリオトロピン、サリチル酸ヘキシル、フェニルヘキサノール、β−セリネン、クエン酸トリエチル、バニリン等が挙げられる。
一般に、使用後のパンティライナ20は、新たに使用するパンティライナ20を包装している包装材10に包んで廃棄される。従って、包装材10が賦香されていることで、使用後のパンティライナ20から生ずる臭気が、賦香された包装材によってマスキングされる。その結果、臭気に起因する不快感を伴わずに使用後のパンティライナ20を廃棄することができる。
パンティライナ20ではなく、それを個装する包装材10が賦香されていることで、ナプキンに含まれている高吸収性ポリマーや消臭剤の性能が、香料成分によって損なわれることがないという利点もある。特に、パンティライナ20を包装した状態において外面となるべき面が賦香されていることで、香料成分とパンティライナ20との接触を断つことができるので、高吸収性ポリマーや消臭剤の性能低下を一層効果的に防止できる。個装体における開封部32を気密に封止することで、香料成分とパンティライナ20との接触を、一層確実に断つことができる。
香気成分とパンティライナ20との接触が断たれていることで、パンティライナ20自体からは香気は放出されない。従ってパンティライナ20の着用者は、パンティライナ20を着用していることを他人に気付かれにくいという付加的な利点もある。
先に述べた通り、賦香は包装材10の外面に行われることが好ましい。図2(a)ないし(c)には、包装材10の外面を賦香した具体例が示されている。図2(a)に示す包装材10は、合成樹脂製のフィルム11と、該フィルムの一面に積層された繊維層12との積層体から構成されている。包装材10においては、繊維層12側の面が、パンティライナ20を包装した状態において外面となるべき面である。そして、この繊維層12が賦香されている。例えば、繊維層12に香料成分を含む液を含浸させることで賦香することができる。
繊維層12としては、不織布、織布、編地などを用いることができる。また、フィルム11の一面上に、繊維を静電植毛して繊維層12を形成することもできる。製造のしやすさ、風合い、経済性等を考慮すると、繊維層12は不織布から構成され、ラミネート処理やエンボス処理により一体化されていることが好ましい。
図2(b)に示す包装材10は、合成樹脂製のフィルム11のみから構成されている。フィルム11の一面には、個装体30の商品名を表示する目的で、或いは個装体30の商品価値を高める目的で、文字、図形、記号、模様からなる印刷13が施されている。包装材10においては、印刷面が、パンティライナ20を包装した状態において外面となるべき面である。そして、印刷に用いられるインクに香料成分が配合されている。従って、印刷面である外面から香気が放出される。
図2(c)に示す包装材10は多層構造になっている。包装材10は、合成樹脂製の外層14、及び外層14の合成樹脂と異なる種類の合成樹脂製の内層15を有している。内層15の内面には、剥離層16が形成されている。そして、包装材10の外面をなす外層14の合成樹脂中に香料成分が練り込まれている。内層15は、外層14の合成樹脂中に練り込まれている香料成分が、包装材10の内側に向かってブリードアウトすることを阻止するための遮断層としての働きを有する。剥離層16は、パンティライナ20の裏面シート外面に施されている粘着剤を、包装材10から剥離可能にする働きを有する。従って、該粘着剤が、別途用意された剥離紙によって保護、被覆されている場合には、剥離層16を形成することを要しない。本実施形態の包装材10によれば、外層14の合成樹脂中に練り込まれている香料成分によって外部へ香気が放出される。また、内層15が香料成分の遮断層として働くので、包装材10に包装されているパンティライナ20には香気が移らない。
図2(a)ないし(c)に示す包装材10においては、香料成分をマイクロカプセルに封入しておくことで、個装体30を手に持ったとき、或いは個装体30を開封したときに初めて香気が放出されるようにすることができる。その結果、必要最小限の香料成分の使用量で効果的な賦香ができる。例えば、図2(a)に示す包装材10においては、同図の繊維層12の拡大図である図3に示すように、繊維層12中に、香料成分を封入したマイクロカプセル17を担持させておく。個装体30を包装パックから取り出したときや、個装体30を開封するときに、個装体30を把持する手の力や、包装パックとの摩擦力等に起因して、マイクロカプセル17に外力が加わり、これが破れる。その結果、マイクロカプセル17内に封入されていた香料成分がはじめて外部へ放出される。図2(b)及び(c)についても同様である。図2(b)においては印刷用のインク中に、香料成分を封入したマイクロカプセルを配合しておけばよい。図2(c)においては、合成樹脂中に、香料成分を封入したマイクロカプセルを練り込んでおけばよい。
個装体30においては、包装材10を賦香しておくことに加えて、テープタブ33を賦香しておくこともできる。例えば図4に示すように、基材フィルム層33aの一面に粘着剤層33bを形成してなるテープタブ33において、粘着剤層33b中に、香料成分を封入したマイクロカプセル17を配合する。このような構成のテープタブ33を用いると、個装体30を開封するためにテープタブ33を引き上げたときに、引き上げによって加わる外力でマイクロカプセル17が破れ、その中に封入されている香料成分が外部へ放出される。従って、図3に示す場合と同様に、個装体30を開封したときに初めて香気が放出されるようにすることができる。
香料中にはオイル成分が含まれていることが多い。従って、図1に示す個装体30において、包装材10の全域にわたり賦香すると、香料中に含まれているオイル成分に起因して、シール部31のシール性が低下するおそれがある。シール部31のシール性が低下すると、個装体30の側部が口開きして見栄えが悪くなるばかりでなく、外部から異物が入り込む可能性があり衛生的に好ましくない。そこで、シール部31のシール性を確実にするために、シール部31は賦香しないことが好ましい。
前述のようにシール部31を賦香しない場合には、シール部31のシール性が確保される。しかし、シール部31に隣接する部位が賦香されていると、時間の経過と共に、香料に含まれるオイル成分が当該部位からシール部31に向けて移行してきてシール部31に到達し、シール強度を低下させるおそれがある。特に、包装材10が、液体を拡散させやすい材料である繊維材料を含む場合、例えば包装材10が図2(a)に示すように、その外面側に繊維層12を有している場合には、その傾向が顕著である。そこで、包装材10がその外面に繊維材料を含む場合には、シール部31へオイル成分が移行することを阻止する目的で、包装材10においては、両シール部31間を、所定パターンでエンボス加工して、エンボス加工された部分とエンボス加工されていない部分とを形成し、その後に香料成分を施すことが好ましい。エンボス加工は、熱を伴うか又は熱を伴わずに行われる。エンボス加工された部分における繊維材料は圧密化され、また場合によっては半フィルム化又はフィルム化するので、香料成分が含浸しづらくなる。つまり、エンボス加工されていない部分に優先的に香料成分が含浸し賦香される。その結果、エンボス加工された部分が、オイル成分の移行を妨げる障壁部分となり、オイル成分がシール部31へ到達しづらくなる。
特に図5に示すように、包装材10においては、両シール部31間において、該シール部31に隣接して、該シール部31の延びる方向と同方向に、エンボス加工された筋状の領域(以下、エンボス領域という)35を形成することが好ましい。そして、エンボス領域35間に、エンボス加工されていない領域(以下、非エンボス領域という)36を形成することが好ましい。シール部31に隣接するエンボス領域35が存在することで、非エンボス領域に含まれるオイル成分がシール部31に移行しづらくなる。
オイル成分がシール部31に移行することを一層防止するために、シール部31の延びる方向と同方向に、筋状にエンボス加工を施して、筋状のエンボス領域35、及び同じく筋状の非エンボス領域36を交互に形成することが好ましい。エンボス領域35及び非エンボス領域36を交互に形成することで、非エンボス領域36に含まれるオイル成分がシール部31に移行するまでに、複数箇所のエンボス領域35を横切る必要があるので、オイル成分の移行が効果的に阻止される。
なお、図5においては、エンボス領域35及び非エンボス領域36は、いずれも一定の幅をもって、シール部31の延びる方向と同方向に延びていたが、これらの領域35,36の形状はこれ以外でもよい。例えば、各領域35,36が波形の曲線を描くように、シール部31の延びる方向と同方向に延びていてもよい。或いは、鋸歯状の波形を描くように、シール部31の延びる方向と同方向に延びていてもよい。
繊維材料を含む包装材10における両シール部31間の領域全体にわたってエンボス加工を施した上で、図5に示す実施形態と同様の効果を奏させることもできる。例えば図6に示す実施形態では、両シール部31間の全域にドット状のエンボス加工が施されている。エンボス加工は、両シール部31間の中央部37よりも、シール部31寄りの側部38の方が、エンボスパターンの密度が高くなるように施されている。具体的には、中央部37と側部38とでは、エンボス部の形状及び寸法は同じであるが、中央部37よりも側部38の方が、エンボス部が密に形成されている。エンボス部は、エンボスされていない部分に比較して包装材10が圧密化されており、オイル成分が移行しづらい状態になっていることは、先に述べた通りなので、中央部37に比較してエンボス部が密に形成されている側部38は、中央部37よりもオイル成分が移行しづらくなっている。その結果、オイル成分がシール部31に移行することが効果的に阻止される。エンボスパターンの密度とは、単位面積当たりのエンボス加工されている領域の割合、つまりエンボス面積率をいう。
なお図6に示す実施形態においては、中央部37と側部38とでエンボス部の形状及び寸法は同じで、単位面積当たりのエンボス部の個数が異なっていた。これに代えて、中央部37と側部38とで、単位面積当たりのエンボス部の個数は同じにして、エンボス部の形状及び/又は寸法を異ならせることで、中央部37よりも側部38のエンボスパターンの密度を高めてもよい。
また図6に示す実施形態においては、中央部37と側部38とでエンボスパターンの密度がステップ状に変化していたが、これに代えて、中央部から側部38に向かって、エンボスパターンの密度が連続的に高くなるようなエンボス加工を施してもよい。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されず、種々の変更が可能である。例えば包装材10を、繊維材料からなるシートとその内面に固定された剥離シートで構成し、剥離シートの繊維材料側に香料成分を賦香してもよい。
また、前記の各実施形態の包装材10においては、主として、パンティライナ20を包装した状態において外面となるべき面が賦香されている場合について説明したが、個装体30内において、香料成分がパンティライナ20に過度に移行しない場合には、包装材10の内面、即ちパンティライナ20との対向面を賦香してもよい。
同様に、香料成分がパンティライナ20に過度に移行しない場合には、個装体30の開封部32を封止しなくてもよい。
また前記実施形態では、包装材10に個装される吸収性物品としてパンティライナ20が用いられたが、本発明は他の吸収性物品、例えば生理用ナプキンや失禁パッド等にも適用される。
本発明の個装体の一実施形態を示す斜視図である。 包装材の構造を模式的に示す断面図である。 図2(a)に示す包装材における繊維層の要部を拡大して示す模式図である。 テープタブの構造を模式的に示す断面図である。 本発明の個装体の一実施形態を示す斜視図である。 本発明の個装体の一実施形態を示す斜視図である。
符号の説明
10 包装材
20 生理用ナプキン
30 個装体
31 シール部
32 開封部
33 テープタブ
34 粘着剤
35 エンボス領域
36 非エンボス領域
37 中央部
38 側部

Claims (5)

  1. 吸収性物品と、該吸収性物品を個装している包装材とを有する吸収性物品の個装体において、
    前記個装体は、記前記包装材上に前記吸収性物品が載置された状態で、該吸収性物品が内側となるように、該包装材の幅方向に延びる折曲線に沿って、該包装材及び該吸収性物品が共に折り畳まれ、折り畳み状態で該包装材の左右両側縁のシール部がシールされることで個装されており、
    前記包装材賦香されており、かつ該包装材のうち前記シール部は賦香されていない吸収性物品の個装体。
  2. 前記包装材の外面が賦香されている請求項1記載の個装体。
  3. 前記包装材はその外面に繊維材料を有し、
    前記包装材における前記シール部間が所定パターンでエンボス加工されて、エンボス加工された部分とエンボス加工されていない部分とが形成されており、
    エンボス加工されていない部分において前記繊維材料が賦香されている請求項記載の個装体。
  4. 前記包装材における前記シール部間において、該シール部の延びる方向と同方向に、エンボス加工された筋状の領域と、エンボス加工されていない筋状の領域とが交互に形成されている請求項記載の個装体。
  5. 前記包装材における前記シール部間が全域にわたってエンボス加工されており、該シール部間の中央部よりも、該シール部寄りの側部の方がエンボスパターンの密度が高くなっている請求項記載の個装体。
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