JP4539161B2 - 電圧制御発振器 - Google Patents
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さらに、この発明の電圧制御発振器は、上記第1の制御電圧端子から上記第1のMOSバラクタダイオードと上記第2のMOSバラクタダイオードそれぞれのゲート/バルク電極に所定の制御電圧を印加すると共に上記第2のバイアス回路から上記第1のMOSバラクタダイオードと上記第2のMOSバラクタダイオードそれぞれのバルク/ゲート電極に所定のバイアス電圧を印加して上記第1のMOSバラクタダイオードと上記第2のMOSバラクタダイオードそれぞれの容量を設定できるため、並列共振回路に用いているバラクタダイオードの特性を考慮して、制御電圧が最も感度良くMOSバラクタの容量を変化させるポイントを自由に設定することができ、容易に発振周波数及び位相雑音の特性を改善することができる。
図1は、この発明の実施の形態1による電圧制御発振器の回路構成を示す構成説明図である。インダクタL1、L2、コンデンサC1は並列共振回路を構成している。Q1、Q2は発振用トランジスタで、平衡動作するようにエミッタが相互に接続され定電流源14を介して接地されている。Vt端子はバラクタの容量を制御するための電圧を与える端子である。Vtから与えられた電圧は抵抗R1、R2を介してバラクタダイオードCv1、Cv2のカソードにかかる。一方、これらバラクタダイオードのアノードは発振用トランジスタのベースと直結されており、またこのトランジスタのベース電位は抵抗R3、R4を介して第1のバイアス回路1から適当な一定値が与えられている。また、C2とC3はバラクタダイオードのカソード電位を自由に設定できるように設けられた直流遮断用のコンデンサである。この容量値はCv1、Cv2の容量値に比べて大きな値が設定される。
図2は、この発明の実施の形態2による電圧制御発振器の回路構成を示す構成説明図である。図2では、図1で示した共振回路のコンデンサC1が、直流阻止コンデンサC4、C5とバラクタダイオードCv3、Cv4に置き換わった構成となっている。ここでCv3、Cv4のアノードは共に接地される。
図4は、この発明の実施の形態3による電圧制御発振器の回路構成を示す構成説明図である。ここでは、図2に示した電圧制御発振器の構成において、2つの制御電圧端子Vt1、Vt2を共通化して一つのVt端子としている。これにより、一つの制御電圧のみで、帰還パス回路を制御して周波数を可変とし、かつ、共振回路の共振周波数を制御して周波数を可変とする周波数制御をすることができる。
図5は、この発明の実施の形態4による電圧制御発振器の回路構成を示す構成説明図である。共振回路はインダクタL1、L2と、バラクタダイオードCv3、Cv4から成る並列共振回路である。
図6は、この発明の実施の形態5による電圧制御発振器の回路構成を示す構成説明図である。ここでは、図5に示した電圧制御発振器の構成において、2つの制御電圧端子Vt1、Vt2を共通化して一つのVt端子としている。これにより、一つの制御電圧のみで、帰還パス回路を制御して周波数を可変とし、かつ、共振回路の共振周波数を制御して周波数を可変とする周波数制御をすることができる。このように、一つの制御電圧のみで帰還パス回路と共振回路を制御する場合には、第2のバイアス回路2から与えられるMOSバラクタのもう一方の電圧を適当な値に設定することで制御電圧に対する発振周波数及び位相雑音の特性を改善することができる。この実施の形態5の電圧制御発振器によれば、実施の形態4の電圧制御発振器に比べ、構成が簡便になり、制御電圧に従ってバイアス電圧を適当に設定することで実施の形態4の電圧制御発振器に比べて容易に発振周波数及び位相雑音の特性を改善することができる。
図7に示すように、MOSバラクタの両極間電圧-容量特性の傾きは、両極間電圧が0になる付近で一番大きく急峻となる。そのため、第2のバイアス回路2からMOSバラクタのバルク電極に与える電圧を変えることでVtに与える制御電圧が最も感度良くMOSバラクタの容量を変化させるポイントを自由に設定することができる。例えば、第2のバイアス回路2から与えられるMOSバラクタのバルク電極電圧を1Vと設定すると、Vt=1V付近で最もMOSバラクタの容量変化の傾きが大きくなる。
Claims (3)
- 発振用の第1のトランジスタと第2のトランジスタ、上記第1のトランジスタのエミッタと上記第2のトランジスタのエミッタへ共通に接続された定電流源、上記第1のトランジスタのベースと上記第2のトランジスタのベースへバイアス電圧を印加する第1のバイアス回路、上記第1のトランジスタのコレクタから上記第2のトランジスタのベースへ順に接続された直流阻止用の第1のコンデンサとバルク電極を直流阻止用の第1のコンデンサ側とした第1のMOSバラクタダイオードと直流阻止用の第2のコンデンサの直列接続でなる第1のトランジスタのコレクタから第2のトランジスタのベースへの帰還パス、上記第2のトランジスタのコレクタから上記第1のトランジスタのベースへ順に接続された直流阻止用の第3のコンデンサとバルク電極を直流阻止用の第3のコンデンサ側とした第2のMOSバラクタダイオードと直流阻止用の第4のコンデンサの直列接続でなる第2のトランジスタのコレクタから第1のトランジスタのベースへの帰還パス、上記第1のMOSバラクタダイオードのゲート電極と上記第2のMOSバラクタダイオードのゲート電極にバイアス電圧を印加する第2のバイアス回路、上記第1のMOSバラクタダイオードと上記第2のMOSバラクタダイオードそれぞれのバルク電極に制御電圧を印加する第1の制御電圧端子、上記第1のトランジスタのコレクタに一端が接続された第1のインダクタと、上記第2のトランジスタのコレクタに一端が接続された第2のインダクタと、アノードが共通に接地された第1のバラクタダイオードと第2のバラクタダイオードであって、上記第1のトランジスタのコレクタに一端が接続された直流阻止用の第5のコンデンサと上記第1のバラクタダイオードの直列接続と上記第2のトランジスタのコレクタに一端が接続された直流阻止用の第6のコンデンサと上記第2のバラクタダイオードの直列接続と、上記第1のバラクタダイオードと第2のバラクタダイオードのカソードに制御電圧を印加する第2の制御電圧端子と、を有する並列共振回路、を備え、上記第1の制御電圧端子から上記第1のMOSバラクタダイオードと上記第2のMOSバラクタダイオードそれぞれのバルク電極に所定の制御電圧を印加すると共に上記第2のバイアス回路から上記第1のMOSバラクタダイオードと上記第2のMOSバラクタダイオードそれぞれのゲート電極に所定のバイアス電圧を印加して上記第1のMOSバラクタダイオードと上記第2のMOSバラクタダイオードそれぞれの容量を設定し、平衡動作により発振する電圧制御発振器。
- 発振用の第1のトランジスタと第2のトランジスタ、上記第1のトランジスタのエミッタと上記第2のトランジスタのエミッタへ共通に接続された定電流源、上記第1のトランジスタのベースと上記第2のトランジスタのベースへバイアス電圧を印加する第1のバイアス回路、上記第1のトランジスタのコレクタから上記第2のトランジスタのベースへ順に接続された直流阻止用の第1のコンデンサとゲート電極を直流阻止用の第1のコンデンサ側とした第1のMOSバラクタダイオードと直流阻止用の第2のコンデンサの直列接続でなる第1のトランジスタのコレクタから第2のトランジスタのベースへの帰還パス、上記第2のトランジスタのコレクタから上記第1のトランジスタのベースへ順に接続された直流阻止用の第3のコンデンサとゲート電極を直流阻止用の第3のコンデンサ側とした第2のMOSバラクタダイオードと直流阻止用の第4のコンデンサの直列接続でなる第2のトランジスタのコレクタから第1のトランジスタのベースへの帰還パス、上記第1のMOSバラクタダイオードのバルク電極と上記第2のMOSバラクタダイオードのバルク電極にバイアス電圧を印加する第2のバイアス回路、上記第1のMOSバラクタダイオードと上記第2のMOSバラクタダイオードそれぞれのゲート電極に制御電圧を印加する第1の制御電圧端子、上記第1のトランジスタのコレクタに一端が接続された第1のインダクタと、上記第2のトランジスタのコレクタに一端が接続された第2のインダクタと、上記第1のトランジスタのコレクタと上記第2のトランジスタのコレクタにそれぞれのカソードが接続され、アノードを共通にして直列接続された第1のバラクタダイオードと第2のバラクタダイオードと、上記第1のバラクタダイオードと第2のバラクタダイオードのアノードに制御電圧を印加する第2の制御電圧端子と、を有する並列共振回路、を備え、上記第1の制御電圧端子から上記第1のMOSバラクタダイオードと上記第2のMOSバラクタダイオードそれぞれのゲート電極に所定の制御電圧を印加すると共に上記第2のバイアス回路から上記第1のMOSバラクタダイオードと上記第2のMOSバラクタダイオードそれぞれのバルク電極に所定のバイアス電圧を印加して上記第1のMOSバラクタダイオードと上記第2のMOSバラクタダイオードそれぞれの容量を設定し、平衡動作により発振する電圧制御発振器。
- 請求項1又は請求項2記載の電圧制御発振器において、上記第1の制御電圧端子と上記第2の制御電圧端子とを共通化して1つの制御電圧端子とした電圧制御発振器。
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