JP4539128B2 - ラックピニオン式ステアリング装置用のラックガイド - Google Patents

ラックピニオン式ステアリング装置用のラックガイド Download PDF

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本発明は、ハンドルの回転動作に連動してピニオンを回転させ、このピニオンと噛合するラック歯を有したラックバーを往復移動させて操舵を行うようにした自動車等の車輌に用いられるラックピニオン式ステアリング装置用のラックガイドに関する。
実開昭58−19873号公報
ラックピニオン式ステアリング装置は、通常、ギヤケースと、このギヤケースにピニオン軸を介して回転自在に支持されたピニオンと、このピニオンに噛合うラック歯が形成されたラックバーと、ギヤケース内に配されていると共にラックバーを摺動自在に支持するラックガイドと、このラックガイドをラックバーに向かって押圧するコイルばねとを具備している。
斯かるラックピニオン式ステアリング装置においては、ラックバーのラック歯とピニオンとの噛合部でピニオン軸の回転に伴って互いに離反する向きの力が作用してラックバーに撓みが生じ、ラック歯の歯条の配列方向へのガタつきが大きくなる結果、ラック歯とピニオンとの歯部間に打音が生じるので、ピニオン軸と反対側に摩擦抵抗の小さい凹面、多くは半円筒状の凹面を有したラックガイドを設け、このラックガイドの凹面をコイルばねの弾性押圧力によりラックバーに押圧し、ラックガイドの凹面をラックバーに摺接させてラックバーとの摺動摩擦抵抗を低減しつつ、ラック歯の歯条の配列方向のガタつきを抑制し、ラック歯とピニオンとの噛合部での打音を低減させるようになっている。
ラックガイドとしては、焼結金属を用いたもの又はアルミニウム若しくはアルミニウム合金にて形成されたもの等が提案されているが、いずれのラックガイドでも、ギヤケース内でのラックガイドの移動機能を確保する必要上、ラックガイドとギヤケースの内面との間にはおおよそ20μm程度の隙間(クリアランス)が設けられているが、斯かる隙間が設けられる場合でも、ピニオンとラック歯との噛合で生じる歯のねじれやラックバー両端の車輪からの作用によりラックガイドにラジアル方向の負荷が作用すると、ラックガイドがギヤケースの内面に強く押付けられる虞があり、この状態ではコイルばねによる押圧力の作用と相俟ってラックガイドとギヤケースとの両者間は、所謂「ともがね」となり、摩擦抵抗が増大し、ひいては凝着摩耗を引き起こし、ラックガイドのラックバー方向への移動を妨げるという問題が生じる。
上述した問題を解決するべくラックガイドにOリング等の緩衝部材を取り付けたものが提案されているが、斯かるOリング等の緩衝部材を取り付けると、緩衝部材とギヤケースの内面との摺動における摺動抵抗によりコイルばねの負荷が大きくなり、コイルばねにへたり(劣化)が生じ易くなり、このへたりでコイルばねの弾性押圧力が不足すると、ラックガイドの踊りが生じてラックガイドがギヤケースに衝突し、これによっても異音(打音)を誘発することになる。
本発明は、斯かる事情に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、コイルばねを省くことができる結果、コイルばねのへたりに起因する異音の発生をなくすことができるラックガイド及びこれを用いたラックピニオン式ステアリング装置を提供することにある。
本発明の第一の態様のラックピニオン式ステアリング装置用のラックガイドは、ラックバーに摺動自在に接触する凹面を有すると共にラックバーに向かう押圧力を受ける受圧面を有したラックガイド本体と、このラックガイド本体の受圧面側に配された弾性変形自在部材と、この弾性変形自在部材にラックバーに向かう押圧力を与える押圧部材とを具備しており、ここで、弾性変形自在部材は、押圧部材からのラックバーに向かう押圧力により弾性変形して押圧力の方向に対して直交する方向に膨出するように、ラックガイド本体と押圧部材との間に配されている。
第一の態様のラックガイドによれば、押圧部材からのラックバーに向かう押圧力により弾性変形して押圧力の方向に対して直交する方向に膨出するように、ラックガイド本体と押圧部材との間に配されている弾性変形自在部材を具備するために、弾性変形自在部材がOリング等の緩衝部材と同等の機能を果たす上に、押圧力に対する反力の大きさに応じて弾性変形自在部材の膨出量又は固さを変化させることができ、しかも、コイルばねに代えて弾性変形自在部材によってラックバーに向かう弾性押圧力を生じさせることができる結果、ラックガイド本体のギヤケースの内面への直接的な接触を確実に回避でき、その上、コイルばねを省き得てコイルばねのへたりに起因する異音の発生をなくすことができる。
好ましい例では本発明の第二の態様のラックガイドのように、受圧面は、押圧力の方向に対して直交する直交受圧面を有しており、弾性変形自在部材は、直交受圧面に対面すると共に直交受圧面に対応する形状をもった直交押圧面を有しており、ラックガイド本体の直交受圧面と押圧部材との間に配されており、この場合、好ましくは本発明の第三の態様のラックガイドのように、直交受圧面と直交押圧面とは互いに接触している。
他の好ましい例では本発明の第四の態様のラックガイドのように、受圧面は、押圧力の方向に対して傾斜し且つ押圧力の方向において徐々に離隔する一対の傾斜受圧面と、この一対の傾斜受圧面の押圧力の方向における端縁に連接すると共に押圧力の方向に対して直交する一対の直交受圧面とを具備しており、弾性変形自在部材は、一対の傾斜受圧面に対面すると共に一対の傾斜受圧面に対応する形状をもった傾斜押圧面と、一対の直交受圧面に対面すると共に直交受圧面に対応する形状をもった一対の直交押圧面とを具備しており、押圧力の方向に関して傾斜受圧面及び直交受圧面と押圧部材との間に配されており、この場合、本発明の第五の態様のラックガイドのように、一対の傾斜受圧面の押圧力の方向における各端縁はラックバーの移動方向と平行であり、本発明の第六の態様のラックガイドのように、傾斜受圧面及び傾斜押圧面の夫々は直平面又は曲面であり、本発明の第七の態様のラックガイドのように、傾斜受圧面と傾斜押圧面とは互いに接触しており、直交受圧面と直交押圧面とは互いに接触しているとよい。
第四から第七のいずれかの態様のラックガイドにおいては、本発明の第八の態様のラックガイドのように、一対の傾斜受圧面の夫々は互いに連接されており、一対の傾斜押圧面の夫々は互いに連接されていても、本発明の第九の態様のラックガイドのように、一対の傾斜受圧面の夫々はラックバーの移動方向と平行であって互いの間隔が押圧力の方向における一対の端縁の互いの間隔よりも狭い押圧力の方向と逆の方向における他の端縁を有しており、受圧面は、他の端縁の夫々に連接すると共に押圧力の方向に対して直交する他の直交受圧面を具備しており、弾性変形自在部材は、他の直交受圧面に対面すると共に他の直交受圧面に対応する形状をもった他の直交押圧面を具備しており、押圧力の方向に関して他の直交受圧面と押圧部材との間に配されていてもよく、この場合、本発明の第十の態様のラックガイドのように、他の直交受圧面と他の直交押圧面とは互いに接触していてもよい。
第四から第十の態様のラックガイドによれば、ラックガイド本体は傾斜受圧面を介してラックバーに向かう押圧力を受けるために、ラックガイド本体が多少の弾性変形性を有している場合には、ラックバーは斯かるラックガイド本体を介して斜め両側から支持されることになる結果、ラックバーはより安定に摺動自在に支持されることになる。
本発明の第十一の態様のラックガイドでは、上記のいずれかの態様のラックガイドにおいて、押圧部材は、押圧力の方向に対して直交する直交押圧面を有しており、弾性変形自在部材は、押圧部材の直交押圧面に対面すると共に押圧部材の直交押圧面に対応する形状をもった直交受圧面を有しており、ラックガイド本体と押圧部材の直交押圧面との間に配されており、この場合、本発明の第十二の態様のラックガイドのように、弾性変形自在部材の直交受圧面と押圧部材の直交押圧面とは互いに接触していてもよい。
本発明の好ましい例では、ラックガイド本体は、その第十三の態様のラックガイドのように、凹面に配されていると共にラックバーの移動方向に対して直交して伸びる直交長溝を具備しており、またその第十四の態様のラックガイドのように、凹面の底部に配されていると共にラックバーの移動方向と平行に伸びる底部長溝を具備しており、更にまたその第十五の態様のラックガイドのように、凹面に配されていると共にラックバーの移動方向に対して直交して伸びる直交長溝と、凹面の底部に配されていると共にラックバーの移動方向と平行に伸びる底部長溝とを具備しており、この場合、底部長溝は直交長溝よりも幅広且つ深溝である。
ラックガイドが斯かる底部長溝及び直交長溝の少なくとも一方を具備することにより、これらにグリース等の潤滑油を溜めることができ、ラックバーと凹面との間に潤滑油を供給できてラックバーをより低摩擦抵抗をもって摺動自在に支持できる上に、ラックガイド本体が傾斜受圧面を有する場合には、底部長溝により凹面の容易な変形が可能となる結果、凹面のラックバーの斜め両側からの支持をより効果的に行い得、ラックバーをより安定に移動自在に支持することができるようになる。
弾性変形自在部材及び押圧部材の夫々は、好ましくは本発明の第十六の態様のラックガイドのように、貫通孔を有しており、この場合、ラックガイド本体は、凹面及び受圧面を有した本体部と、この本体部に一端で一体的に設けられていると共に弾性変形自在部材及び押圧部材の夫々の貫通孔を貫通する支持部とを具備しているとよく、更に本発明の第十七の態様のラックガイドのように、ラックガイド本体は、貫通孔への支持部の挿入を容易にするスリットと押圧部材の貫通孔からの支持部の抜け出しを阻止する膨出部とを支持部の他端に有しているとよい。
第十六の態様のラックガイドによれば、ラックガイド本体、弾性変形自在部材及び押圧部材を一体化できてギヤケースの内への装着を簡単に行い得、しかも、弾性変形自在部材に対してラックガイド本体及び押圧部材をしっかりと固定できる。
ラックガイド本体又は押圧部材は、本発明の第十八の態様のラックガイドのように、金属製又は合成樹脂製であってもよく、ラックガイド本体を形成する金属材としては、焼結金属、アルミニウム又はアルミニウム合金を好ましい例と挙げることができ、ラックガイド本体を形成する合成樹脂材の好ましい例としてポリアセタールを挙げることができ、また押圧部材を形成する金属材としては、焼結金属、アルミニウム又はアルミニウム合金を、合成樹脂材としてポリアセタールを夫々挙げることができる。
弾性変形自在部材は、その弾性変形による膨出においてギヤケースの内面に当接してラックガイド本体のギヤケースの内面への直接的な衝突を回避できるならば種々の形状の外周面を有していてもよいのであるが、好ましくは円筒状の外周面を有している。
弾性変形自在部材は、本発明の第十九の態様のラックガイドのように、天然若しくは合成ゴム又はポリウレタンエラストマー等の樹脂製であるのが好適であるが、本発明はこれらに限定されず、ウレタンゴム等の弾性変形自在性を示す他の天然又は合成樹脂であってもよい。
本発明のラックガイドにおいては、ラックガイド本体と弾性変形自在部材との間及び弾性変形自在部材と押圧部材との間のうちの少なくとも一方に他の部材、例えばスペーサ部材を介在させてもよく、また、弾性変形自在部材を複数の弾性変形自在板、例えばゴム板を積層したものから構成してもよく、更には、傾斜受圧面としては、直平面(平坦面)又は半円筒状又は球面状等の曲面に限らないのであって多角形面であってもよい。
本発明の第一の態様のラックピニオン式ステアリング装置は、ギヤケースと、このギヤケースに回転自在に支持されたピニオンと、このピニオンに噛合うラック歯が形成されたラックバーと、このラックバーを摺動自在に支持する上述のいずれかの態様のラックガイドとを具備しており、ここで、ラックガイド本体及び押圧部材はギヤケースに対して隙間をもってギヤケース内に配されており、弾性変形自在部材は、付与されたラックバーに向かう押圧力による膨出でギヤケースの内面に接触するようになっている。
斯かる第一の態様のラックピニオン式ステアリング装置によれば、ギヤケースの内面に接触する弾性変形自在部材によって、しかも、押圧力に対する反力の大きさに応じてラックガイド本体を保持できる上に、弾性変形自在部材によってラックバーに向かう弾性押圧力を生じさせることができるため、ラックガイド本体のギヤケースの内面への直接的な接触を確実に回避でき、しかも、コイルばねを省き得てコイルばねのへたりに起因する異音の発生をなくすことができる。
本発明のラックピニオン式ステアリング装置は、その第二の態様のラックピニオン式ステアリング装置のように、ギヤケースの内面に螺着されていると共に押圧部材にラックバーに向かう押圧力を与えるねじ部材を更に具備していてもよいが、斯かるねじ部材を具備する代わりに、本発明の第三の態様のラックピニオン式ステアリング装置のように、押圧部材はその周面でギヤケースの内面に螺着されていてもよく、このように押圧部材をギヤケースの内面に螺着させることにより、押圧部材の回転でギヤケースに対する押圧部材の進退位置を決定でき、これによりねじ部材を設けなくてもラックバーに向かう押圧力を押圧部材自体で弾性変形自在部材に与えることができる。
本発明によれば、コイルばねを省くことができる結果、コイルばねのへたりに起因する異音の発生をなくすことができるラックガイド及びこれを用いたラックピニオン式ステアリング装置を提供することができる。
次に本発明及びそれを実施するための最良の形態を図に示す好ましい実施例に基づいて更に詳細に説明する。なお、本発明はこれら実施例に何等限定されないのである。
図1から図6において、本例のラックピニオン式ステアリング装置1は、中空部2を有したアルミニウム又はアルミニウム合金製のギヤケース3と、ギヤケース3にころがり軸受4及び5を介して回転自在に支持されたステアリング軸6と、中空部2に配されていると共にステアリング軸6の軸端部(ピニオン軸)に一体的に設けられていると共にステアリング軸6を介してギヤケース3に回転自在に支持されたピニオン7と、ピニオン7に噛合うラック歯8が形成されたラックバー9と、ギヤケース3内の中空部2に配されていると共にラックバー9をその移動方向Aに関して摺動自在に支持するラックガイド10と、ギヤケース3の円筒部11の内面12に螺着されているねじ部材13と、ねじ部材13に螺合していると共に円筒部11に当接したロックナット14とを具備している。
ステアリング軸6の軸心に対して直角な方向(移動方向A)においてギヤケース3を貫通して当該直角な方向に移動自在に配されたラックバー9は、ラック歯8が形成された面に対向する裏面側に半円筒状の外周面15を有している。
ラックガイド10は、ラックバー9の半円筒状の外周面15に摺動自在に接触する半円筒状の凹面21を有すると共にラックバー9に向かう押圧力Fを受ける受圧面22を有したラックガイド本体23と、ラックガイド本体23の受圧面22側に配された環状の弾性変形自在部材24と、弾性変形自在部材24にラックバー9に向かう押圧力Fを与える環状の押圧部材25とを具備している。
金属製又は合成樹脂製であるラックガイド本体23は、凹面21及び受圧面22を有した本体部26と、本体部26に一端で一体的に設けられていると共に弾性変形自在部材24及び押圧部材25の夫々の貫通孔27及び28を貫通する円柱状の支持部29と、凹面21の底部に配されていると共にラックバー9の移動方向Aと平行に伸びる底部長溝30と、凹面21に配されていると共に底部長溝30の伸びる方向に対して直交して伸びる直交長溝31とを具備している。
本体部26は、凹面21及び受圧面22に加えて円筒状の外周面32を有しており、受圧面22は、押圧力Fの方向に対して直交する環状の直交受圧面33からなり、ラックガイド本体23または、支持部29の他端の弾性変形を容易にして貫通孔27及び28への支持部29の挿入を容易にする十字形状のスリット34と、押圧部材25の環状の段部35に係合して押圧部材25の貫通孔28からの支持部29の抜け出しを阻止する膨出部36とを支持部29の他端に夫々有しており、底部長溝30は直交長溝31よりも幅広及び深溝である。
天然若しくは合成ゴム又はポリウレタンエラストマー等の樹脂製である環状の弾性変形自在部材24は、直交受圧面33に対面すると共に直交受圧面33に対応する形状をもった環状の直交押圧面41と、押圧部材25の直交押圧面42に対面すると共に押圧部材25の直交押圧面42に対応する形状をもった環状の直交受圧面43と、円筒状の外周面44と、支持部29が貫通している貫通孔27と、支持部29の円筒状の外周面45に移動自在にぴたりと接触すると共に貫通孔27を規定する円筒状の内周面46とを有しており、押圧部材25からのラックバー9に向かう押圧力Fにより弾性変形するように、直交押圧面41で直交受圧面33に接触すると共に直交受圧面43で直交押圧面42に接触して押圧力Fの方向に関してラックガイド本体23の直交受圧面33と押圧部材25の直交押圧面42との間に配されている。
金属製又は合成樹脂製である環状の押圧部材25は、押圧力Fの方向に対して直交する環状の直交押圧面42と、支持部29が貫通していると共に弾性変形自在部材24の貫通孔27の一端に一端で対面した貫通孔28と、貫通孔28の他端に一端で連接されていると共に貫通孔28よりも大径の貫通孔47と、押圧力Fの方向に対して直交する環状の直交受圧面48と、円筒状の外周面49と、支持部29の外周面45に移動自在にぴたりと接触すると共に貫通孔28を規定する円筒状の内周面50と、貫通孔47を規定する円筒状の内周面51と、内周面50と内周面51との間に配された環状の段部35とを有している。
ラックガイド本体23の本体部26は、その外周面32においてギヤケース3の円筒部11の内面12に対して隙間をもってギヤケース3内に配されており、押圧部材25もまた、その外周面44においてギヤケース3の円筒部11の内面12に対して隙間をもってギヤケース3内に配されており、これによりラックガイド本体23及び押圧部材25の夫々は、ギヤケース3の円筒部11に螺着されたねじ部材13に対して弾性変形自在部材24と共に押圧力Fの方向に移動自在であって、しかも、押圧力Fの方向に直交する方向に関して隙間分だけ移動自在となっており、押圧部材25からのラックバー9に向かう押圧力Fにより弾性変形して押圧力Fの方向に対して直交する方向に膨出するようにラックガイド本体23と押圧部材25との間に配されている弾性変形自在部材24は、付与されたラックバー9に向かう押圧力Fによりギヤケース3の円筒状の内面12に向かって膨出し、斯かる付与されたラックバー9に向かう押圧力Fによる膨出でその外周面44でギヤケース3の内面12に接触している。
ねじ部材13は、直交受圧面48に対面して接触すると共に直交受圧面48に対応する形状をもった環状の直交押圧面55を有しており、押圧部材25にラックバー9に向かう押圧力Fを与えるようになっている。
以上のラックピニオン式ステアリング装置1においては、ねじ部材13を円筒部11に螺入して押圧部材25に一定の押圧力Fを与えた後、ロックナット14によりねじ部材13を円筒部11に固定すると、押圧部材25に与えられた押圧力Fは、弾性変形自在部材24を弾性変形させてラックガイド本体23に伝達される結果、ラックガイド本体23は、弾性変形自在部材24の弾性変形に起因する押圧力Fの方向の弾性力によりラックバー9を凹面21で摺動自在に弾性的に支持し、ステアリング軸6の回転においてラック歯8のピニオン7への噛合いを確保し、ラック歯8とピニオン7との噛合部での打音を低減させて当該噛合いによるステアリング軸6の軸心に対して直角な方向のラックバー9の移動を案内し、しかも、弾性変形自在部材24は、付与されたラックバー9に向かう押圧力Fによる弾性変形でギヤケース3の円筒状の内面12に向かって膨出してその外周面44でギヤケース3の内面12に接触する上に、押圧力Fに対する反力の大きさに応じてその膨出量又は固さを変化させることができる結果、ラックガイド本体23のギヤケース3の内面12への直接的な接触を確実に回避でき、仮にラックガイド本体23に踊りが生じてもラックガイド本体23とギヤケース3の内面12との衝突を避けることができて衝突による異音が発生しないようにできる。しかも、ラックガイド10においては、弾性変形自在部材24をラックガイド本体23の直交受圧面33と押圧部材25の直交押圧面42とで挟んでいるために、弾性変形自在部材24のクリープ変形によるへたりを少なくでき、安定した弾性的な押圧力Fをラックバー9に付与できる。
而して、ラックピニオン式ステアリング装置1によれば、弾性変形自在部材24によってラックバー9に向かう弾性的な押圧力Fを生じさせることができるため、ラックガイド本体23のギヤケース3の内面12への直接的な接触を回避でき、しかも、コイルばねを省き得てコイルばねのへたりに起因する異音の発生をなくすことができる。
以上は、受圧面22として直交受圧面33を有した本体部26をもったラックガイド10の例であるが、これに代えて、図7から図9に示すように、受圧面22として一対の傾斜受圧面61及び62を有した本体部26をもったラックガイド10を用いてもよい。即ち、図7から図9示す本体部26の受圧面22は、ラックバー9の移動方向Aと平行であって押圧力Fの方向における一対の端縁63及び64並びにラックバー9の移動方向Aと平行であって互いに間隔が一対の端縁63及び64の互いの間隔よりも狭い押圧力Fの方向と逆の方向における一対の端縁65及び66を有すると共に押圧力Fの方向に対して傾斜し且つ押圧力Fの方向において徐々に離隔する一対の傾斜受圧面61及び62と、端縁63及び64に連接すると共に押圧力Fの方向に対して直交する一対の直交受圧面67及び68と、端縁65及び66に連接すると共に押圧力Fの方向に対して直交する直交受圧面69及び70とを具備している。
図7から図9に示す本体部26をもったラックガイド10の場合、環状の弾性変形自在部材24は、特に図10に示すように、直平面からなる一対の傾斜受圧面61及び62に対面すると共に一対の傾斜受圧面61及び62に対応する形状をもった一対の傾斜押圧面81及び82と、直交受圧面67及び68に対面すると共に直交受圧面67及び68に対応する形状をもった一対の直交押圧面83及び84と、直交受圧面69及び70に対面すると共に直交受圧面69及び70に対応する形状をもった直交押圧面85及び86とを具備しており、押圧力Fの方向に関してラックガイド本体23の一対の直交受圧面67及び68、一対の傾斜受圧面61及び62並びに直交受圧面69及び70と押圧部材25の直交押圧面42との間に配されており、一対の傾斜受圧面61及び62の夫々と直平面からなる一対の傾斜押圧面81及び82の夫々とは互いに接触しており、一対の直交受圧面67及び68の夫々と一対の直交押圧面83及び84とは互いに接触しており、直交受圧面69及び70と直交押圧面85及び86とは互いに接触しており、そして、直交受圧面43と直交押圧面42とは互いに接触している。
図7から図10に示すラックガイド10を具備したラックピニオン式ステアリング装置1でも、押圧部材25に与えられた押圧力Fは、弾性変形自在部材24を弾性変形させてラックガイド本体23に伝達される結果、ラックガイド本体23は、弾性変形自在部材24の弾性変形に起因する押圧力Fの方向の弾性力によりラックバー9を凹面21で摺動自在に弾性的に支持し、ステアリング軸6の回転においてラック歯8のピニオン7への噛合いを確保し、ラック歯8とピニオン7との噛合部での打音を低減させて当該噛合いによるステアリング軸6の軸心に対して直角な方向のラックバー9の移動を案内し、しかも、弾性変形自在部材24は、付与されたラックバー9に向かう押圧力Fによる弾性変形でギヤケース3の円筒状の内面12に向かって膨出してその外周面44でギヤケース3の内面12に接触する上に、押圧力Fに対する反力の大きさに応じてその膨出量又は固さを変化させることができる結果、ラックガイド本体23のギヤケース3の内面12への直接的な接触を確実に回避でき、仮にラックガイド本体23に踊りが生じてもラックガイド本体23とギヤケース3の内面12との衝突を避けることができて衝突による異音が発生しないようにできる。しかも、図7から図10に示すラックガイド10においては、弾性変形自在部材24をラックガイド本体23の一対の直交受圧面67及び68、一対の傾斜受圧面61及び62並びに一対の直交受圧面69及び70と押圧部材25の直交押圧面42とで挟んでいるために、弾性変形自在部材24のクリープ変形によるへたりを少なくでき、安定した弾性的な押圧力Fをラックバー9に付与できる上に、ラックガイド本体23は傾斜受圧面61及び62を介してラックバー9に向かう押圧力Fを受けるために、ラックガイド本体23が多少の弾性変形性を有している場合には、ラックバー9は斯かるラックガイド本体23を介して斜め両側から支持されることになる結果、ラックバー9はより安定に摺動自在に支持されることになる。
図7から図10に示すラックガイド10においては、一対の傾斜受圧面61及び62並びに一対の傾斜押圧面81及び82の夫々を直平面から構成したが、これに代えて、図11から図14に示すように、一対の傾斜受圧面61及び62並びに一対の傾斜押圧面81及び82を半円筒状の曲面から構成してもよく、図11から図13に示す本体部26の受圧面22は、ラックバー9の移動方向Aと平行であって押圧力Fの方向における一対の端縁63及び64を有すると共に押圧力Fの方向に対して傾斜し且つ押圧力Fの方向において徐々に離隔し夫々が半円筒状の曲面からなる一対の傾斜受圧面61及び62と、端縁63及び64に連接すると共に押圧力Fの方向に対して直交する一対の直交受圧面67及び68とを具備しており、一対の傾斜受圧面61及び62の夫々は、押圧力Fの方向と逆の方向における一対の端縁65及び66で互いに連接されている。
図11から図13に示す本体部26をもったラックガイド10の場合、環状の弾性変形自在部材24は、外周面44及び直交受圧面43に加えて、特に図14に示すように、半円筒状の曲面からなる一対の傾斜受圧面61及び62に対面すると共に一対の傾斜受圧面61及び62に対応する形状を有し夫々が半円筒状の曲面からなる一対の傾斜押圧面81及び82と、直交受圧面67及び68に対面すると共に直交受圧面67及び68に対応する形状をもった一対の直交押圧面83及び84とを具備しており、押圧力Fの方向に関してラックガイド本体23の一対の傾斜受圧面61及び62並びに一対の直交受圧面67及び68と押圧部材25の直交押圧面42との間に配されており、一対の傾斜押圧面81及び82の夫々は互いに連接されており、一対の傾斜受圧面61及び62の夫々と一対の傾斜押圧面81及び82の夫々とは互いに接触しており、一対の直交受圧面67及び68の夫々と一対の直交押圧面83及び84とは互いに接触しており、そして、直交受圧面43と直交押圧面42とは互いに接触している。
図11から図14に示すラックガイド10において、ラックガイド本体23は、半円筒状の凹面21に加えて、凹面21の移動方向Aの両端に設けられたテーパ面91及び92を具備しており、ラックガイド本体23は、凹面21に配されていると共にラックバー9の移動方向Aに対して直交して伸びる直交長溝31を具備している。
図11から図14に示すラックガイド10を具備したラックピニオン式ステアリング装置1でも、上述のラックピニオン式ステアリング装置1と同様の効果を得ることができる。
上記の例では、ねじ部材13を円筒部11に螺入して押圧部材25に一定の押圧力Fを与えるようにしたが、ねじ部材13を省いて、押圧部材25をその外周面49でギヤケース3の内面12に螺着し、押圧部材25の円筒部11への螺入で弾性変形自在部材24に一定の押圧力Fを与えるようにしてもよい。
本発明の実施の形態の好ましい一例の断面図である。 図1に示すラックガイド本体の断面図である。 図1に示すラックガイド本体の平面図である。 図3に示すIV−IV線矢視断面である。 図1に示す弾性変形自在部材の斜視図平面図である。 図1に示す押圧部材の断面図である。 本発明の実施の形態の好ましい更に他の例の断面図である。 図7に示すラックガイド本体の断面図である。 図7に示すラックガイド本体の側面図である。 図7に示す弾性変形自在部材の斜視図である。 本発明の実施の形態の好ましい更に他の例の断面図である。 図11に示すラックガイド本体の平面図である。 図12に示すXIII−XIII線矢視断面図である。 図11に示す弾性変形自在部材の斜視図である。
符号の説明
1 ラックピニオン式ステアリング装置
2 中空部
3 ギヤケース
7 ピニオン
8 ラック歯
9 ラックバー
21 凹面
22 受圧面
23 ラックガイド本体
24 弾性変形自在部材
25 押圧部材

Claims (20)

  1. ラックバーに摺動自在に接触する凹面を有すると共にラックバーに向かう押圧力を受ける受圧面を有したラックガイド本体と、このラックガイド本体の受圧面側に配されていると共に第一の貫通孔を有した弾性変形自在部材と、この弾性変形自在部材にラックバーに向かう押圧力を与える押圧部材とを具備しており、弾性変形自在部材は、押圧部材からのラックバーに向かう押圧力により弾性変形して押圧力の方向に対して直交する方向に膨出するように、ラックガイド本体と押圧部材との間に配されており、押圧部材は、弾性変形自在部材の第一の貫通孔の一端に一端で対面した第二の貫通孔と、この第二の貫通孔の他端に一端で連接されていると共に第二の貫通孔よりも大径の第三の貫通孔と、第二の貫通孔を規定する内周面と第三の貫通孔を規定する内周面との間に配された環状の段部とを有しており、ラックガイド本体は、凹面及び受圧面を有した本体部と、この本体部に一端で一体的に設けられていると共に弾性変形自在部材の第一の貫通孔及び押圧部材の第二の貫通孔を貫通する支持部と、この支持部の他端に設けられていると共に弾性変形自在部材の第一の貫通孔への支持部の挿入を容易にするスリットと、支持部の他端に設けられていると共に押圧部材の段部に係合して押圧部材の第二の貫通孔からの支持部の抜け出しを阻止する膨出部とを有しているラックピニオン式ステアリング装置用のラックガイド。
  2. 受圧面は、押圧力の方向に対して直交する直交受圧面を有しており、弾性変形自在部材は、直交受圧面に対面すると共に直交受圧面に対応する形状をもった直交押圧面を有しており、押圧力の方向に関して直交受圧面と押圧部材との間に配されている請求項1に記載のラックガイド。
  3. 直交受圧面と直交押圧面とは互いに接触している請求項2に記載のラックガイド。
  4. 受圧面は、押圧力の方向に対して傾斜し且つ押圧力の方向において徐々に離隔する一対の傾斜受圧面と、この一対の傾斜受圧面の押圧力の方向における端縁に連接すると共に押圧力の方向に対して直交する一対の直交受圧面とを具備しており、弾性変形自在部材は、一対の傾斜受圧面に対面すると共に一対の傾斜受圧面に対応する形状をもった傾斜押圧面と、一対の直交受圧面に対面すると共に直交受圧面に対応する形状をもった一対の直交押圧面とを具備しており、押圧力の方向に関して傾斜受圧面及び直交受圧面と押圧部材との間に配されている請求項1に記載のラックガイド。
  5. 一対の傾斜受圧面の押圧力の方向における各端縁はラックバーの移動方向と平行である請求項4に記載のラックガイド。
  6. 傾斜受圧面及び傾斜押圧面の夫々は直平面又は曲面である請求項4又は5に記載のラックガイド。
  7. 傾斜受圧面と傾斜押圧面とは互いに接触しており、直交受圧面と直交押圧面とは互いに接触している請求項4から6のいずれか一項に記載のラックガイド。
  8. 一対の傾斜受圧面の夫々は互いに連接されており、一対の傾斜押圧面の夫々は互いに連接されている請求項4から7のいずれか一項に記載のラックガイド。
  9. 一対の傾斜受圧面の夫々はラックバーの移動方向と平行であって互いの間隔が押圧力の方向における一対の端縁の互いの間隔よりも狭い押圧力の方向と逆の方向における他の端縁を有しており、受圧面は、他の端縁の夫々に連接すると共に押圧力の方向に対して直交する他の直交受圧面を具備しており、弾性変形自在部材は、他の直交受圧面に対面すると共に他の直交受圧面に対応する形状をもった他の直交押圧面を具備しており、押圧力の方向に関して他の直交受圧面と押圧部材との間に配されている請求項4から7のいずれか一項に記載のラックガイド。
  10. 他の直交受圧面と他の直交押圧面とは互いに接触している請求項9に記載のラックガイド。
  11. 押圧部材は、押圧力の方向に対して直交する直交押圧面を有しており、弾性変形自在部材は、押圧部材の直交押圧面に対面すると共に押圧部材の直交押圧面に対応する形状をもった直交受圧面を有しており、押圧力の方向に関してラックガイド本体と押圧部材の直交押圧面との間に配されている請求項1から10のいずれか一項に記載のラックガイド。
  12. 弾性変形自在部材の直交受圧面と押圧部材の直交押圧面とは互いに接触している請求項11に記載のラックガイド。
  13. ラックガイド本体は、凹面に配されていると共にラックバーの移動方向に対して直交して伸びる直交長溝を具備している請求項1から12のいずれか一項に記載のラックガイド。
  14. ラックガイド本体は、凹面の底部に配されていると共にラックバーの移動方向と平行に伸びる底部長溝を具備している請求項1から13のいずれか一項に記載のラックガイド。
  15. ラックガイド本体は、凹面に配されていると共にラックバーの移動方向に対して直交して伸びる直交長溝と、凹面の底部に配されていると共にラックバーの移動方向と平行に伸びる底部長溝とを具備しており、底部長溝は直交長溝よりも幅広且つ深溝である請求項1から12のいずれか一項に記載のラックガイド。
  16. ラックガイド本体又は押圧部材は金属製又は合成樹脂製である請求項1から15のいずれか一項に記載のラックガイド。
  17. 弾性変形自在部材は天然若しくは合成ゴム又はポリウレタンエラストマー等の樹脂製である請求項1から16のいずれか一項に記載のラックガイド。
  18. ギヤケースと、このギヤケースに回転自在に支持されたピニオンと、このピニオンに噛合うラック歯が形成されたラックバーと、このラックバーを摺動自在に支持する請求項1から17のいずれか一項に記載のラックガイドとを具備しており、ラックガイド本体及び押圧部材はギヤケースの内面に対して隙間をもってギヤケース内に配されており、弾性変形自在部材は、付与されたラックバーに向かう押圧力による膨出でギヤケースの内面に接触するようになっているラックピニオン式ステアリング装置。
  19. ギヤケースの内面に螺着されていると共に押圧部材にラックバーに向かう押圧力を与えるねじ部材を更に具備している請求項18に記載のラックピニオン式ステアリング装置。
  20. ギヤケースと、このギヤケースに回転自在に支持されたピニオンと、このピニオンに噛合うラック歯が形成されたラックバーと、このラックバーを摺動自在に支持する請求項1から17のいずれか一項に記載のラックガイドとを具備しており、ラックガイド本体はギヤケースの内面に対して隙間をもってギヤケース内に配されており、押圧部材はその周面でギヤケースの内面に螺着されており、弾性変形自在部材は、付与されたラックバーに向かう押圧力による膨出でギヤケースの内面に接触するようになっているラックピニオン式ステアリング装置。
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