JP4537569B2 - 真空絶縁スイッチギヤ及びその製造方法 - Google Patents

真空絶縁スイッチギヤ及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4537569B2
JP4537569B2 JP2000379609A JP2000379609A JP4537569B2 JP 4537569 B2 JP4537569 B2 JP 4537569B2 JP 2000379609 A JP2000379609 A JP 2000379609A JP 2000379609 A JP2000379609 A JP 2000379609A JP 4537569 B2 JP4537569 B2 JP 4537569B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vacuum
conductive film
mold insulator
cylindrical portion
vacuum vessel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000379609A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002015645A (ja
Inventor
聖一 宮本
稔正 丸山
俊文 佐藤
孝行 糸谷
稔 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000379609A priority Critical patent/JP4537569B2/ja
Priority to TW090106047A priority patent/TW519786B/zh
Priority to SG200101877A priority patent/SG94793A1/en
Priority to EP01107873A priority patent/EP1150405B1/en
Priority to DE60141428T priority patent/DE60141428D1/de
Priority to KR10-2001-0021139A priority patent/KR100417142B1/ko
Priority to CNB011172053A priority patent/CN1206684C/zh
Publication of JP2002015645A publication Critical patent/JP2002015645A/ja
Priority to HK02103176.8A priority patent/HK1041555B/zh
Application granted granted Critical
Publication of JP4537569B2 publication Critical patent/JP4537569B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/60Switches wherein the means for extinguishing or preventing the arc do not include separate means for obtaining or increasing flow of arc-extinguishing fluid
    • H01H33/66Vacuum switches
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/60Switches wherein the means for extinguishing or preventing the arc do not include separate means for obtaining or increasing flow of arc-extinguishing fluid
    • H01H33/66Vacuum switches
    • H01H33/666Operating arrangements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H31/00Air-break switches for high tension without arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H31/003Earthing switches
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/02Details
    • H01H33/24Means for preventing discharge to non-current-carrying parts, e.g. using corona ring
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02BBOARDS, SUBSTATIONS OR SWITCHING ARRANGEMENTS FOR THE SUPPLY OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02B13/00Arrangement of switchgear in which switches are enclosed in, or structurally associated with, a casing, e.g. cubicle
    • H02B13/02Arrangement of switchgear in which switches are enclosed in, or structurally associated with, a casing, e.g. cubicle with metal casing
    • H02B13/035Gas-insulated switchgear
    • H02B13/0354Gas-insulated switchgear comprising a vacuum switch
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/60Switches wherein the means for extinguishing or preventing the arc do not include separate means for obtaining or increasing flow of arc-extinguishing fluid
    • H01H33/66Vacuum switches
    • H01H33/662Housings or protective screens
    • H01H33/66207Specific housing details, e.g. sealing, soldering or brazing
    • H01H2033/6623Details relating to the encasing or the outside layers of the vacuum switch housings
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/60Switches wherein the means for extinguishing or preventing the arc do not include separate means for obtaining or increasing flow of arc-extinguishing fluid
    • H01H33/66Vacuum switches
    • H01H33/666Operating arrangements
    • H01H2033/6668Operating arrangements with a plurality of interruptible circuit paths in single vacuum chamber

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Coating By Spraying Or Casting (AREA)
  • Manufacture Of Switches (AREA)
  • High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)
  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、真空絶縁スイッチギヤ、特に真空容器を覆うモールド絶縁物の表面に、溶射により導電被膜を形成した真空絶縁スイッチギヤ及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
スイッチギヤ絶縁物表面への適用は、電気学会技術報告(2部)第259号p.37に記載されており、図10に示すように、導体11や真空バルブ12をモ−ルドした固体絶縁開閉器の絶縁物13の表面に接地層を設けたものがある。
図において、14は導電被膜、15は制御部、16は操作機構、17は挿入装置、18は二次開閉栓、19は断路部、20はケーブルヘッド、21は零相変流器、22は変流器、23は絶縁母線である。
【0003】
又、特開昭61−109411号公報には、図11に示すように、絶縁物表面に導電化層を形成する方法が示されており、ガス容器内の絶縁物のシ−ルドの表面に、ZnまたはPbを蒸着、溶射する方法がある。
即ち、図11において、絶縁性ガスであるSF6ガスを封入した接地タンクすなわち容器24内には導体25があって、絶縁スペーサ26と一体注型されて、絶縁スペーサ26によってタンク内に支持されている。27も導体で、コンタクト28によって導体25と電気的に接続されている。
【0004】
電解緩和用のシールド29が、両導体25,27の接続部を囲繞していて、ボルト30で導体25に固着されている。ボルト30はシールド29と導体25とを機械的に固着させているとともに、シールド29と導体25との固着面に圧力を加えて、シールド29と導体25とを密着させて、両者を電気的に接続させている。
すなわち、電解緩和用のシールド29をプラスチック部品としたものであり、プラスチック部品29は、プラスチックで形成された主体29aが導電化手段すなわち導電層29bで覆われることによって、導電性を持たせてある。
【0005】
更に、特開平2−303311号公報には、図12に示すように、絶縁物の電界制御リングの表面に導電性の塗料を塗布、Zn溶射、真空蒸着、スパッタリング又は金属メッキ等を行なうものも存在する。
図において、31はガス容器、32は導体、33は絶縁スペーサ、34は導体、35はコンタクト、36は電界制御リングであり、電界制御リング36は制御リング本体36aと導体被膜36bとからなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の真空絶縁スイッチギヤは以上のように構成されていたので、導電性の塗料は耐久性の観点から塗り直しが必要な場合があり、塗布は溶剤を使用するので、乾燥に時間がかかり、製作コストが高くなり、また、環境面からも使用を避ける必要があるという問題点があった。
又、蒸着とスパッタリングは、真空タンク中での被膜形成であり、大量生産と大物に不向きであるばかりか、被膜形成速度が遅いため、処理時間もかかり、製作コストが高くなるという問題点があった。
【0007】
更に、金属メッキは湿式のため、マスキングや後工程の乾燥に手間がかかり、また、大物はメッキ容器や搬送機の関係で処理ができないという問題点があった。
又、溶射は大気中で溶融金属を絶縁体の表面に吹き付けて被膜を形成する方法であり、比較的簡便で安価な方法であるが、Pbの使用は、毒性もあり、環境面から避けることが望ましいという問題点があった。
【0008】
更に、Znの溶射は、耐熱性に劣るばかりか、ウイスカーを形成するため、電界集中部には使用できないという問題点があった。
又、溶射被膜の端面は薄いため、電界が集中し易く、また、溶射被膜最表面において、溶射材と絶縁体の密着性が悪い場合には、溶射材が絶縁体の表面から脱離したり、絶縁物表面に付着して、絶縁耐力の低下を招くおそれがあるという問題点もあった。
【0009】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、安価に生産でき、しかも信頼性の高い導電被膜を形成した真空絶縁スイッチギヤを提供することを目的とするものである。
またこの発明は安価に生産でき、しかも信頼性の高い導電被膜を形成した真空絶縁スイッチギヤの製造方法を提案することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明による真空絶縁スイッチギヤは、開閉部を収納する真空容器、この真空容器を被覆するモールド絶縁体、および上記モールド絶縁体の表面を覆う導電被膜を備え、上記モールド絶縁体が上記真空容器を取り囲む筒状部と、その両端の端面を有し、上記導電被膜の端が少なくとも一方の上記端面にまで達していないように配置したものである。
【0011】
またこの発明による真空絶縁スイッチギヤは、開閉部を収納する真空容器、この真空容器を被覆するモールド絶縁体、および上記モールド絶縁体の表面を覆う導電被膜を備え、上記モールド絶縁体が真空容器を取り囲む筒状部と、その両端の端面を有し、この筒状部の少なくとも一方の端面近くの周面に、端面に近づくに伴って径の増大するテーパ面を形成し、上記導電被膜の端をこのテーパ面に位置させたものである。
【0012】
またこの発明による真空絶縁スイッチギヤは、開閉部を収納する真空容器、この真空容器を被覆するモールド絶縁体、および上記モールド絶縁体の表面を覆う導電被膜を備え、上記モールド絶縁体が真空容器を取り囲む筒状部と、その両端の端面を有し、この筒状部の少なくとも一方の端面近くの周面に、環状の溝部を形成し、上記導電被膜の端をこの溝部に位置させたものである。
【0013】
またこの発明による真空絶縁スイッチギヤは、開閉部を収納する真空容器、この真空容器を被覆するモールド絶縁体、および上記モールド絶縁体の表面を覆う導電被膜を備え、上記モールド絶縁体が真空容器を取り囲む筒状部と、その両端の端面を有し、この筒状部の少なくとも一方の端面との間に傾斜面を形成したものである。
【0014】
またこの発明による真空絶縁スイッチギヤは、開閉部を収納する真空容器、この真空容器を被覆するモールド絶縁体、および上記モールド絶縁体の表面を覆う導電被膜を備え、上記モールド絶縁体が真空容器を取り囲む筒状部と、その両端の端面を有し、この筒状部の少なくとも一方の端面との間に段面を形成したものである。
【0015】
またこの発明による真空絶縁スイッチギヤは、開閉部を収納する真空容器、この真空容器を被覆するモールド絶縁体、および上記モールド絶縁体の表面を覆う導電被膜を備え、上記モールド絶縁体が真空容器を取り囲む筒状部と、その両端の端面を有し、この筒状部の少なくとも一方の端面との間にテーパ面を形成したものである。
【0016】
またこの発明による真空絶縁スイッチギヤは、導電被膜の表面にシール剤が塗布されたものである。
【0017】
またこの発明による真空絶縁スイッチギヤの製造方法は、開閉部を収納する真空容器を被覆するとともに、上記真空容器を取り囲む筒状部と両端の端面を有するモールド絶縁体を形成する工程と、上記モールド絶縁体の表面を覆うように導電被膜を形成するとともに、上記導電被膜の端が少なくとも一方の上記端面にまで達していないようにする工程からなるものである。
【0018】
またこの発明による真空絶縁スイッチギヤの製造方法は、開閉部を収納する真空容器を被覆するとともに、上記真空容器を取り囲む筒状部と両端の端面を有するモールド絶縁体を形成する工程と、上記筒状部の少なくとも一方の端面近くの周面に、端面に近づくに伴って径の増大するテーパ面を形成する工程と、上記モールド絶縁体の表面を覆うように導電被膜を形成するとともに、上記導電被膜の端をこのテーパ面に位置させる工程からなるものである。
【0019】
またこの発明による真空絶縁スイッチギヤの製造方法は、開閉部を収納する真空容器を被覆するとともに、上記真空容器を取り囲む筒状部と両端の端面を有するモールド絶縁体を形成する工程と、上記筒状部の少なくとも一方の端面近くの周面に、環状の溝部を形成する工程と、上記モールド絶縁体の表面を覆うように導電被膜を形成するとともに、上記導電被膜の端をこの溝部に位置させる工程からなるものである。
【0020】
またこの発明による真空絶縁スイッチギヤの製造方法は、開閉部を収納する真空容器を被覆するとともに、上記真空容器を取り囲む筒状部と両端の端面を有するモールド絶縁体を形成する工程と、上記筒状部の少なくとも一方の端面近くの周面に、端面に近づくに伴って径の増大するテーパ面を形成する工程と、上記モールド絶縁体の表面を覆うように導電被膜を形成するとともに、上記導電被膜の端をこのテーパ面に位置させる工程からなるものである。
【0021】
またこの発明による真空絶縁スイッチギヤの製造方法は、開閉部を収納する真空容器を被覆するとともに、上記真空容器を取り囲む筒状部と両端の端面を有するモールド絶縁体を形成する工程と、上記筒状部の少なくとも一方の端面との間に段面を形成する工程と、上記モールド絶縁体の表面を覆うように導電被膜を形成するとともに、上記導電被膜の端をこの段面に位置させる工程からなるものである。
【0022】
またこの発明による真空絶縁スイッチギヤの製造方法は、開閉部を収納する真空容器を被覆するとともに、上記真空容器を取り囲む筒状部と両端の端面を有するモールド絶縁体を形成する工程と、上記筒状部の少なくとも一方の端面との間にテーパ面を形成する工程と、上記モールド絶縁体の表面を覆うように導電被膜を形成するとともに、上記導電被膜の端をこのテーパ面に位置させる工程からなるものである。
【0023】
またこの発明による真空絶縁スイッチギヤの製造方法は、導電被膜を形成した後、この導電被膜にエアーブローを施すものである。
【0024】
またこの発明による真空絶縁スイッチギヤの製造方法は、導電被膜を形成した後、この導電被膜にショットブラストを施すものである。
【0025】
またこの発明による真空絶縁スイッチギヤの製造方法は、導電被膜を形成した後、この導電被膜をブラッシングするものである。
【0026】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の一実施形態を図に基づいて説明する。図1はこの発明の実施の形態1による真空絶縁スイッチギヤを示す正面図、図2は同じく側面断面図であり、図において、1は回路電流を遮断、断路する主回路接点、2は負荷回路をアースする接地接点、3は導体、4は可とう導体であり、5はこれらの部品を収納した真空容器である。この真空容器5は3相電路の各相毎に配置され、3相電路では都合3つの真空容器5が並べて配置され、それぞれの真空容器5に、主回路接点1、接地接点2、導体3、および可とう導体4が収納されている。
【0027】
又、6a,6bは主回路接点1および接地接点2をそれぞれ開閉する操作機構である。3相電路を構成する3つの真空容器5は、共通のモールド絶縁体7によって被覆されている。このモールド絶縁体7は、並べられた3つの真空容器5を一括して覆うようにエポキシなどの絶縁樹脂を所定の型に注入して成形される。モールド絶縁体7の外表面には導電被膜8が形成され、この導電被膜8は接地リード8aを介して接地され、真空絶縁スイッチギヤの電気的性能の安定化が図られる。
【0028】
導電被膜8は、Al,Cu,Ag,Ni,Cr,Fe,Ti,およびZrを含むグループから選ばれた1つまたは2つ以上の金属の混合物の溶融体をモールド絶縁体7の外表面に大気中で吹き付けることによって形成される。
上記グループから選ばれた1つ以上の金属の酸化物の溶融体、または上記グループから選ばれた1つ以上の金属と、上記グループから選ばれた1つ以上の金属の酸化物との混合物の溶融体をモールド絶縁体7の外表面に大気中で吹き付けることによっても、電気的に導電性を持った導電被膜8を構成することもできる。
【0029】
これらの金属または金属酸化物の溶融体をモールド絶縁体7の外表面に大気中で吹き付けて形成した導電被膜8は、従来の導電性塗料に比べて耐久性が優れており、また従来の導電性塗料のように塗布に溶剤を使用せず、乾燥に時間がかかるような不都合もなく、製作コストを低くできる。加えて、Al,Cu,Ag,Ni,Cr,Fe,Ti,およびZrからなるグループの金属またはそれらの酸化物は、ウイスカーを使用せず、環境を汚染する問題もない。
【0030】
また大気中で上記金属または金属酸化物、またはそれらの混合体の溶融物をモールド絶縁体7の外表面に吹き付けて導電被膜8を形成するので、蒸着、スパッタリングに比べて被覆の形成速度を大きくしてより短時間に導電性被膜を形成し、製造コストを低減でき、またメッキに比べて乾式で被覆形成ができ、被覆形成の手間も少なくできる。
【0031】
図3は別の形態による真空絶縁スイッチギヤを示す正面図、図4は同じく側面断面図であり、図において、1は回路電流を遮断、断路する主回路接点、2は負荷回路をアースする接地接点、3は導体、4は可とう導体、5はこれらの部品を収納した真空容器である。この真空容器5は3相電路では3個並べて配置されるが、この実施の形態では3つの真空容器5がそれぞれ単体で、エポキシなどのモールド絶縁体7で被覆され、それぞれのモールド絶縁体7の外表面にそれぞれ上記導電被膜8が形成され、この導電被膜8がそれぞれ接地されている。
【0032】
導電被膜8は図1、2の実施の形態と同様に、Al,Cu,Ag,Ni,Cr,Fe,Ti,およびZrからなるグループから選ばれた1つまたは2つ以上の金属の溶融体、または上記グループから選ばれた1つまたは2つ以上の金属の酸化物の溶融体、または上記グループから選ばれた1つまたは2つ以上の金属と、上記グループから選ばれた1つまたは2つ以上の金属の酸化物との混合物の溶融体を大気中で、モールド絶縁体7の外表面に吹き付けて形成され、上記と同様、安価で信頼性に優れた真空絶縁スイッチギヤを得ることができる。
【0033】
上記のようにして、安価で耐熱性、耐電圧特性に優れる溶射材料として、Znより融点が高く、ウイスカ−を形成しないで比較的安価で入手し易いAl,Cu,Ag,Ni,Cr,Fe,Ti,Zrやそれらの酸化物、混合物を選定したものである。
又、溶射材はこれらを主成分とするものでよく、多少他の成分が混入されていても同様の効果を奏する。
【0034】
更に、真空容器5の中の構成としては、遮断部、断路部、接地開閉部を収納してあればよく、例えば、特開平11−25815号公報に示されたように、可動接点の隣接するアーク溝間のスペースを可動ロッドに接続する構成や、特開平11−41726号公報に示されたように、一対の対向する接点間の可動電極に対する給電構造を改良する構成であってもよい。
【0035】
以上のようにこの発明によれば、Al,Cu,Ag,Ni,Cr,Fe,Ti,Zrやその酸化物、混合物を真空絶縁スイッチギヤの絶縁物7表面に溶射して、導電被覆を形成するため、安価で信頼性に優れた真空絶縁スイッチギヤを得ることができる。またその製造方法も、導電被膜を安価にしかも高い信頼性をもって形成できるので、真空絶縁スイッチギヤの高信頼性、安価化に有効である。
【0036】
実施の形態2.
図5〜図9は導電被膜8の端部と絶縁体7の表面形状を示す断面図であり、絶縁体7の表面形状が複数の平面あるいは曲面で形成されている場合を示している。図5(a),(b)に示したものが図1〜図4に示した構造に相当するが、導電被膜8の端部の電界が比較的高い構造となっている。
【0037】
そこで、図5(c)に示すように、導電被膜8を絶縁体7の端面7aよりもその筒状部7bに位置させたり、又、図6(a)に示すように、絶縁物7の少なくとも一方の端面7aに近い筒状部7bの外周面に円弧形状の断面を有し端面7aに近づくに伴って径の増大するテーパ面7cを形成し、このテーパ面7cに導電被膜8の端部を位置させることができる。尚、図6(a)では円弧形状のテーパ面7cを示したが直線形状であってもよい。更に図6(b)に示すように、絶縁体7の少なくとも一方の端面7aに近い筒状部7bの外周面に半円形状の断面を有する環状の溝部7dを形成し、この溝部7dに導電被膜8の端部を位置させて、電界の集中による絶縁破壊の発生を防ぐ。
【0038】
更に、図7(a)(b)(c)に示すように、絶縁体7の少なくとも一方の端面7aと真空容器を取り囲む筒状部7bとの間に傾斜面7eを形成すること、図8(a)(b)(c)に示すように、絶縁体7の少なくとも一方の端面7aと真空容器を取り囲む筒状部7bとの間に段面7fを形成することも有効である。更には、図9(a)(b)(c)に示すように、絶縁体7の少なくとも一方の端面7aと筒状部7bとの間に断面が曲面状で端面7aに近づくに伴って径が減少するテーパ面7gを形成することも有効である。尚、図9(a)(b)(c)では断面が曲面状のテーパ面7gを示したが、どのような形状のテーパ面であってもよい。
さらに、これらの図5(c)、図6(a)(b)、図7(a)(b)(c)、図8(a)(b)(c)、図9(a)(b)(c)の構造を組合せることで、電界が低減でき、絶縁性能の信頼性向上が図れる。
【0039】
実施の形態3.
溶射形成後の導電被膜8の表面に2〜7気圧程度の圧縮空気や、窒素ガスをエア−ガンなどで吹き付けてエアーブローすることができる。これにより、導電被膜8の最外周の付着力の弱い溶射材を、強制的に脱離させることができるため、絶縁性能の信頼性向上が図れる。
【0040】
実施の形態4.
溶射形成した後の導電被膜8の表面に、鋼粉末、セラミック粉末、ガラス粉末、プラスチック粉末、ドライアイス、籾殻等を圧縮空気等で吹き付ける(ショットブラスト)こともできる。これにより、導電被膜8の最外周の付着力の弱い溶射材を、強制的に脱離または密着させることができるため、絶縁性能の信頼性向上が図れる。
【0041】
実施の形態5.
溶射形成した後の導電被膜8の表面を、金属またはナイロンなどの繊維でなるブラシでブラッシングすることもできる。これにより、導電被膜8の最外周の付着力の弱い溶射材を強制的に脱離させることができるため、絶縁性能の信頼性向上が図れる。
【0042】
実施の形態6.
溶射形成した後の導電被膜8の表面に、シリコン系やフッ素系のシ−ル剤を塗布することもできる。これにより、導電被膜8の最外周の付着力の弱い溶射材の脱離を防止することができるため、絶縁性能の信頼性向上が図れる。
以上図に示す実施の形態についてこの発明の具体例を説明したが、これに限定されるものではなく、この発明の精神に基づいて色々な変更が可能である。
【0043】
【発明の効果】
この発明による真空絶縁スイッチギヤは、開閉部を収納する真空容器、この真空容器を被覆するモールド絶縁体、およびモールド絶縁体の表面を覆う導電被膜を備え、モールド絶縁体が真空容器を取り囲む筒状部と、その両端の端面を有し、導電被膜の端が少なくとも一方の端面にまで達していないように配置したので、導電被膜の端面に電界が集中することによる絶縁破壊を有効に回避できる。
【0044】
またこの発明による真空絶縁スイッチギヤは、開閉部を収納する真空容器、この真空容器を被覆するモールド絶縁体、およびモールド絶縁体の表面を覆う導電被膜を備え、モールド絶縁体が真空容器を取り囲む筒状部と、その両端の端面を有し、この筒状部の少なくとも一方の端面近くの周面に、端面に近づくに伴って径の増大するテーパ面を形成し、導電被膜の端をこのテーパ面に位置させたので、導電被膜の端面に電界が集中することによる絶縁破壊を有効に回避できる。
【0045】
またこの発明による真空絶縁スイッチギヤは、開閉部を収納する真空容器、この真空容器を被覆するモールド絶縁体、およびモールド絶縁体の表面を覆う導電被膜を備え、モールド絶縁体が真空容器を取り囲む筒状部と、その両端の端面を有し、この筒状部の少なくとも一方の端面近くの周面に、環状の溝部を形成し、導電被膜の端をこの溝部に位置させたので、導電被膜の端面に電界が集中することによる絶縁破壊を有効に回避できる。
【0046】
またこの発明による真空絶縁スイッチギヤは、開閉部を収納する真空容器、この真空容器を被覆するモールド絶縁体、およびモールド絶縁体の表面を覆う導電被膜を備え、モールド絶縁体が真空容器を取り囲む筒状部と、その両端の端面を有し、この筒状部の少なくとも一方の端面との間に傾斜面を形成したので、導電被膜の端面に電界が集中することによる絶縁破壊を有効に回避できる。
【0047】
またこの発明による真空絶縁スイッチギヤは、開閉部を収納する真空容器、この真空容器を被覆するモールド絶縁体、およびモールド絶縁体の表面を覆う導電被膜を備え、モールド絶縁体が真空容器を取り囲む筒状部と、その両端の端面を有し、この筒状部の少なくとも一方の端面との間に段面を形成したので、導電被膜の端面に電界が集中することによる絶縁破壊を有効に回避できる。
【0048】
またこの発明による真空絶縁スイッチギヤは、開閉部を収納する真空容器、この真空容器を被覆するモールド絶縁体、およびモールド絶縁体の表面を覆う導電被膜を備え、モールド絶縁体が真空容器を取り囲む筒状部と、その両端の端面を有し、この筒状部の少なくとも一方の端面との間にテーパ面を形成したので、導電被膜の端面に電界が集中することによる絶縁破壊を有効に回避できる。
【0049】
またこの発明による真空絶縁スイッチギヤは、上記導電被膜の表面にシール剤が塗布されたものであり、このシール剤により、導電被膜の表面からその被膜材料が脱落するのを防止できる。
【0050】
またこの発明による真空絶縁スイッチギヤの製造方法は、開閉部を収納する真空容器を被覆するとともに、真空容器を取り囲む筒状部と両端の端面を有するモールド絶縁体を形成する工程と、モールド絶縁体の表面を覆うように導電被膜を形成するとともに、導電被膜の端が少なくとも一方の端面にまで達していないようにする工程からなるので、導電被膜の端面に電界が集中することによる絶縁破壊を有効に回避できる。
【0051】
またこの発明による真空絶縁スイッチギヤの製造方法は、開閉部を収納する真空容器を被覆するとともに、真空容器を取り囲む筒状部と両端の端面を有するモールド絶縁体を形成する工程と、筒状部の少なくとも一方の端面近くの周面に、端面に近づくに伴って径の増大するテーパ面を形成する工程と、モールド絶縁体の表面を覆うように導電被膜を形成するとともに、導電被膜の端をこのテーパ面に位置させる工程からなるので、導電被膜の端面に電界が集中することによる絶縁破壊を有効に回避できる。
【0052】
またこの発明による真空絶縁スイッチギヤの製造方法は、開閉部を収納する真空容器を被覆するとともに、真空容器を取り囲む筒状部と両端の端面を有するモールド絶縁体を形成する工程と、筒状部の少なくとも一方の端面近くの周面に、環状の溝部を形成する工程と、モールド絶縁体の表面を覆うように導電被膜を形成するとともに、導電被膜の端をこの溝部に位置させる工程からなるので、導電被膜の端面に電界が集中することによる絶縁破壊を有効に回避できる。
【0053】
またこの発明による真空絶縁スイッチギヤの製造方法は、開閉部を収納する真空容器を被覆するとともに、真空容器を取り囲む筒状部と両端の端面を有するモールド絶縁体を形成する工程と、筒状部の少なくとも一方の端面近くの周面に、端面に近づくに伴って径の増大するテーパ面を形成する工程と、モールド絶縁体の表面を覆うように導電被膜を形成するとともに、導電被膜の端をこのテーパ面に位置させる工程からなるので、導電被膜の端面に電界が集中することによる絶縁破壊を有効に回避できる。
【0054】
またこの発明による真空絶縁スイッチギヤの製造方法は、開閉部を収納する真空容器を被覆するとともに、真空容器を取り囲む筒状部と両端の端面を有するモールド絶縁体を形成する工程と、筒状部の少なくとも一方の端面との間に段面を形成する工程と、モールド絶縁体の表面を覆うように導電被膜を形成するとともに、導電被膜の端をこの段面に位置させる工程からなるので、導電被膜の端面に電界が集中することによる絶縁破壊を有効に回避できる。
【0055】
またこの発明による真空絶縁スイッチギヤの製造方法は、開閉部を収納する真空容器を被覆するとともに、真空容器を取り囲む筒状部と両端の端面を有するモールド絶縁体を形成する工程と、筒状部の少なくとも一方の端面との間にテーパ面を形成する工程と、モールド絶縁体の表面を覆うように導電被膜を形成するとともに、導電被膜の端をこのテーパ面に位置させる工程からので、導電被膜の端面に電界が集中することによる絶縁破壊を有効に回避できる。
【0056】
またこの発明による真空絶縁スイッチギヤの製造方法は、導電被膜を形成した後、導電被膜にエアーブローを施したり、ショットブラストを施したり、あるいは導電被膜をブラッシングするようにしたので、導電被膜の表面における付着力の弱い被膜材料を強制的に落とすことができ、絶縁性能を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による真空絶縁スイッチギヤを示す正面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による真空絶縁スイッチギヤを示す側面断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による真空絶縁スイッチギヤを示す正面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による真空絶縁スイッチギヤを示す側面断面図である。
【図5】 (a)(b)(c)は、この発明の実施の形態2による絶縁物部分を示す断面図である。
【図6】 (a)(b)は、この発明の実施の形態2による絶縁物部分を示す断面図である。
【図7】 (a)(b)(c)は、この発明の実施の形態2による絶縁物部分を示す断面図である。
【図8】 (a)(b)(c)は、この発明の実施の形態2による絶縁物部分を示す断面図である。
【図9】 (a)(b)(c)は、この発明の実施の形態2による絶縁物部分を示す断面図である。
【図10】 従来のスイッチギヤを示す側面図である。
【図11】 従来のガス絶縁電気装置を示す断面図である。
【図12】 従来のガス絶縁開閉装置を示す断面図である。
【符号の説明】
5 真空容器、7 モールド絶縁体、8 導電被膜。

Claims (16)

  1. 開閉部を収納する真空容器、この真空容器を被覆するモールド絶縁体、および上記モールド絶縁体の表面を覆う導電被膜を備え、上記モールド絶縁体が上記真空容器を取り囲む筒状部と、その両端の端面を有し、上記導電被膜の端が少なくとも一方の上記端面にまで達していないように配置したことを特徴とする真空絶縁スイッチギヤ。
  2. 開閉部を収納する真空容器、この真空容器を被覆するモールド絶縁体、および上記モールド絶縁体の表面を覆う導電被膜を備え、上記モールド絶縁体が真空容器を取り囲む筒状部と、その両端の端面を有し、この筒状部の少なくとも一方の端面近くの周面に、端面に近づくに伴って径の増大するテーパ面を形成し、上記導電被膜の端をこのテーパ面に位置させたことを特徴とする真空絶縁スイッチギヤ。
  3. 開閉部を収納する真空容器、この真空容器を被覆するモールド絶縁体、および上記モールド絶縁体の表面を覆う導電被膜を備え、上記モールド絶縁体が真空容器を取り囲む筒状部と、その両端の端面を有し、この筒状部の少なくとも一方の端面近くの周面に、環状の溝部を形成し、上記導電被膜の端をこの溝部に位置させたことを特徴とする真空絶縁スイッチギヤ。
  4. 開閉部を収納する真空容器、この真空容器を被覆するモールド絶縁体、および上記モールド絶縁体の表面を覆う導電被膜を備え、上記モールド絶縁体が真空容器を取り囲む筒状部と、その両端の端面を有し、この筒状部の少なくとも一方の端面との間に傾斜面を形成したことを特徴とする真空絶縁スイッチギヤ。
  5. 開閉部を収納する真空容器、この真空容器を被覆するモールド絶縁体、および上記モールド絶縁体の表面を覆う導電被膜を備え、上記モールド絶縁体が真空容器を取り囲む筒状部と、その両端の端面を有し、この筒状部の少なくとも一方の端面との間に段面を形成したことを特徴とする真空絶縁スイッチギヤ。
  6. 開閉部を収納する真空容器、この真空容器を被覆するモールド絶縁体、および上記モールド絶縁体の表面を覆う導電被膜を備え、上記モールド絶縁体が真空容器を取り囲む筒状部と、その両端の端面を有し、この筒状部の少なくとも一方の端面との間にテーパ面を形成したことを特徴とする真空絶縁スイッチギヤ。
  7. 導電被膜の表面にシール剤が塗布されたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の真空絶縁スイッチギヤ。
  8. 開閉部を収納する真空容器を被覆するとともに、上記真空容器を取り囲む筒状部と両端の端面を有するモールド絶縁体を形成する工程と、上記モールド絶縁体の表面を覆うように導電被膜を形成するとともに、上記導電被膜の端が少なくとも一方の上記端面にまで達していないようにする工程からなることを特徴とする真空絶縁スイッチギヤの製造方法。
  9. 開閉部を収納する真空容器を被覆するとともに、上記真空容器を取り囲む筒状部と両端の端面を有するモールド絶縁体を形成する工程と、上記筒状部の少なくとも一方の端面近くの周面に、端面に近づくに伴って径の増大するテーパ面を形成する工程と、上記モールド絶縁体の表面を覆うように導電被膜を形成するとともに、上記導電被膜の端をこのテーパ面に位置させる工程からなることを特徴とする真空絶縁スイッチギヤの製造方法。
  10. 開閉部を収納する真空容器を被覆するとともに、上記真空容器を取り囲む筒状部と両端の端面を有するモールド絶縁体を形成する工程と、上記筒状部の少なくとも一方の端面近くの周面に、環状の溝部を形成する工程と、上記モールド絶縁体の表面を覆うように導電被膜を形成するとともに、上記導電被膜の端をこの溝部に位置させる工程からなることを特徴とする真空絶縁スイッチギヤの製造方法。
  11. 開閉部を収納する真空容器を被覆するとともに、上記真空容器を取り囲む筒状部と両端の端面を有するモールド絶縁体を形成する工程と、上記筒状部の少なくとも一方の端面近くの周面に、端面に近づくに伴って径の増大するテーパ面を形成する工程と、上記モールド絶縁体の表面を覆うように導電被膜を形成するとともに、上記導電被膜の端をこのテーパ面に位置させる工程からなることを特徴とする真空絶縁スイッチギヤの製造方法。
  12. 開閉部を収納する真空容器を被覆するとともに、上記真空容器を取り囲む筒状部と両端の端面を有するモールド絶縁体を形成する工程と、上記筒状部の少なくとも一方の端面との間に段面を形成する工程と、上記モールド絶縁体の表面を覆うように導電被膜を形成するとともに、上記導電被膜の端をこの段面に位置させる工程からなることを特徴とする真空絶縁スイッチギヤの製造方法。
  13. 開閉部を収納する真空容器を被覆するとともに、上記真空容器を取り囲む筒状部と両端の端面を有するモールド絶縁体を形成する工程と、上記筒状部の少なくとも一方の端面との間にテーパ面を形成する工程と、上記モールド絶縁体の表面を覆うように導電被膜を形成するとともに、上記導電被膜の端をこのテーパ面に位置させる工程からなることを特徴とする真空絶縁スイッチギヤの製造方法。
  14. 導電被膜を形成した後、この導電被膜にエアーブローを施すことを特徴とする請求項8から請求項13のいずれか1項に記載の真空絶縁スイッチギヤの製造方法。
  15. 導電被膜を形成した後、この導電被膜にショットブラストを施すことを特徴とする請求項8から請求項13のいずれか1項に記載の真空絶縁スイッチギヤの製造方法。
  16. 導電被膜を形成した後、この導電被膜をブラッシングすることを特徴とする請求項8から請求項13のいずれか1項に記載の真空絶縁スイッチギヤの製造方法。
JP2000379609A 2000-04-24 2000-12-14 真空絶縁スイッチギヤ及びその製造方法 Expired - Fee Related JP4537569B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000379609A JP4537569B2 (ja) 2000-04-24 2000-12-14 真空絶縁スイッチギヤ及びその製造方法
TW090106047A TW519786B (en) 2000-04-24 2001-03-15 Vacuum insulated switch gear and method for making the coating of vacuum container for the same
SG200101877A SG94793A1 (en) 2000-04-24 2001-03-22 Vacuum insulated switch gear and production method thereof
DE60141428T DE60141428D1 (de) 2000-04-24 2001-04-10 Vakuumisolierte Schaltanlage und zugehöriges Herstellungsverfahren
EP01107873A EP1150405B1 (en) 2000-04-24 2001-04-10 Vacuum insulated switch gear and production method thereof
KR10-2001-0021139A KR100417142B1 (ko) 2000-04-24 2001-04-19 진공절연스위치기어 및 그 제조방법
CNB011172053A CN1206684C (zh) 2000-04-24 2001-04-24 真空绝缘开关装置及其制造方法
HK02103176.8A HK1041555B (zh) 2000-04-24 2002-04-29 真空絕緣開關裝置及其製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000-122164 2000-04-24
JP2000122164 2000-04-24
JP2000379609A JP4537569B2 (ja) 2000-04-24 2000-12-14 真空絶縁スイッチギヤ及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002015645A JP2002015645A (ja) 2002-01-18
JP4537569B2 true JP4537569B2 (ja) 2010-09-01

Family

ID=26590636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000379609A Expired - Fee Related JP4537569B2 (ja) 2000-04-24 2000-12-14 真空絶縁スイッチギヤ及びその製造方法

Country Status (8)

Country Link
EP (1) EP1150405B1 (ja)
JP (1) JP4537569B2 (ja)
KR (1) KR100417142B1 (ja)
CN (1) CN1206684C (ja)
DE (1) DE60141428D1 (ja)
HK (1) HK1041555B (ja)
SG (1) SG94793A1 (ja)
TW (1) TW519786B (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4162664B2 (ja) 2005-02-22 2008-10-08 株式会社日立製作所 真空スイッチギヤ
JP4562584B2 (ja) * 2005-05-12 2010-10-13 三菱電機株式会社 円筒形フィンガーコンタクトの銀めっき仕上げ方法
DE102005039555A1 (de) * 2005-08-22 2007-03-01 Abb Technology Ltd. Verfahren zur Herstellung von Schalterpolteilen für Nieder - Mittel - und Hochspannungsschaltanlagen, sowie Schalterpolteil selbst
JP4234125B2 (ja) * 2005-09-27 2009-03-04 株式会社日立製作所 多回路選択開閉装置
JP4197702B2 (ja) 2006-01-31 2008-12-17 株式会社日立製作所 真空絶縁スイッチギヤ
DE102006056655B4 (de) * 2006-11-29 2012-02-09 Areva Energietechnik Gmbh Schaltermodul für eine elektrische Schaltanlage
EP2071687A1 (en) * 2007-12-10 2009-06-17 ABB Technology AG Medium-voltage or high-voltage switchgear assembly
CN101409175B (zh) * 2008-01-14 2011-05-04 北京维益埃电气有限公司 组合式高压负荷开关及其高压开关设备
CN102376419A (zh) * 2010-08-12 2012-03-14 上海华明电力设备制造有限公司 鼓型无励磁分接开关绝缘筒的屏蔽方法
CN103021726B (zh) * 2012-12-27 2015-04-29 浙江雷安电气有限公司 固体绝缘筒
CN105784569B (zh) * 2016-04-12 2019-02-01 西安交通大学 一种研究gis内自由导电微粒运动的可视化实验平台
CN108091519A (zh) * 2018-01-25 2018-05-29 珠海康晋电气股份有限公司 一种可触摸的固封极柱装置
DE102019211345A1 (de) * 2019-07-30 2021-02-04 Siemens Energy Global GmbH & Co. KG Unterbrechereinheit mit einer Vakuumröhre und einem Isoliergehäuse

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5882512A (ja) * 1981-11-11 1983-05-18 Hitachi Ltd モ−ルド変圧器
JPS58173146U (ja) * 1983-03-23 1983-11-19 株式会社明電舎 完全固体絶縁型真空しや断器の真空度監視装置
JPS5923423A (ja) * 1982-07-30 1984-02-06 株式会社明電舎 真空しや断器の真空度監視装置
JPS61149338A (ja) * 1984-12-25 1986-07-08 Bridgestone Corp ゴム又はプラスチツク成型品の製造方法
JPH0622420A (ja) * 1992-06-30 1994-01-28 Toshiba Corp スイッチギヤ
JPH07230731A (ja) * 1994-02-15 1995-08-29 Toshiba Corp ガス絶縁開閉装置及びガス絶縁ブッシング
JPH08242513A (ja) * 1995-03-01 1996-09-17 Toshiba Corp スイッチギヤ、電気機器
JPH08250342A (ja) * 1995-03-10 1996-09-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd チップインダクタ

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3956721A (en) * 1975-04-16 1976-05-11 Rte Corporation Fault interrupter
US4150270A (en) * 1976-02-23 1979-04-17 Mcgraw-Edison Company Encapsulated high voltage switching device
JPH01278210A (ja) * 1988-04-28 1989-11-08 Toshiba Corp ガス絶縁開閉装置
JPH04132130A (ja) * 1990-09-20 1992-05-06 Meidensha Corp 真空インタラプタの真空容器およびその製造方法
JP3302121B2 (ja) * 1993-09-17 2002-07-15 株式会社東芝 真空バルブの製造方法
JPH07147118A (ja) * 1993-11-24 1995-06-06 Toshiba Corp 真空容器の製造方法
JPH08306281A (ja) * 1995-03-08 1996-11-22 Fuji Electric Co Ltd 真空遮断器用真空バルブ
DE69918156T2 (de) * 1998-10-20 2005-08-04 Hitachi, Ltd. Vakuumschalter und vakuumschaltanlage
KR100370934B1 (ko) * 1999-04-01 2003-02-05 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 스위치 기어 및 전력 개폐기
JP3577247B2 (ja) * 1999-11-10 2004-10-13 三菱電機株式会社 スイッチギア

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5882512A (ja) * 1981-11-11 1983-05-18 Hitachi Ltd モ−ルド変圧器
JPS5923423A (ja) * 1982-07-30 1984-02-06 株式会社明電舎 真空しや断器の真空度監視装置
JPS58173146U (ja) * 1983-03-23 1983-11-19 株式会社明電舎 完全固体絶縁型真空しや断器の真空度監視装置
JPS61149338A (ja) * 1984-12-25 1986-07-08 Bridgestone Corp ゴム又はプラスチツク成型品の製造方法
JPH0622420A (ja) * 1992-06-30 1994-01-28 Toshiba Corp スイッチギヤ
JPH07230731A (ja) * 1994-02-15 1995-08-29 Toshiba Corp ガス絶縁開閉装置及びガス絶縁ブッシング
JPH08242513A (ja) * 1995-03-01 1996-09-17 Toshiba Corp スイッチギヤ、電気機器
JPH08250342A (ja) * 1995-03-10 1996-09-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd チップインダクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002015645A (ja) 2002-01-18
CN1320941A (zh) 2001-11-07
EP1150405A2 (en) 2001-10-31
KR20010098747A (ko) 2001-11-08
HK1041555B (zh) 2006-01-27
CN1206684C (zh) 2005-06-15
DE60141428D1 (de) 2010-04-15
KR100417142B1 (ko) 2004-02-05
EP1150405B1 (en) 2010-03-03
EP1150405A3 (en) 2004-05-12
SG94793A1 (en) 2003-03-18
HK1041555A1 (en) 2002-07-12
TW519786B (en) 2003-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4537569B2 (ja) 真空絶縁スイッチギヤ及びその製造方法
US8178812B2 (en) Insulation of a switchgear device of vacuum cartridge type by insert moulding
US8198562B2 (en) Vacuum circuit breaker
TWI375247B (ja)
KR101072518B1 (ko) 단로기
JP3860553B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
CN202816779U (zh) 固体绝缘极柱
JP2001338557A (ja) 真空バルブ
CN1163497A (zh) 气体断路器
EP2819258B1 (en) Gas insulated switchgear and gas insulated busbar
CN212626835U (zh) 一种gis开关设备用气固体绝缘结构及gis开关设备
JP4276787B2 (ja) 真空スイッチギヤ
WO2004114491A2 (en) Circuit breaker with bonded bushing insulators
CA1098157A (en) Corona shields and method of fabrication thereof
JP3833444B2 (ja) モールド真空バルブ及びその製造方法
JPH0749690Y2 (ja) 碍子,碍管の破損防止装置
JP3369319B2 (ja) 抵抗付き断路器
CN111371033B (zh) 一种适用于高寒环境的环保型固体绝缘金属封闭开关设备
JP4301626B2 (ja) ガス遮断器用絶縁操作ロッド
JPS6334193Y2 (ja)
JPH0511620Y2 (ja)
JP2024064677A (ja) モールド真空バルブ
JP3364324B2 (ja) 固体絶縁母線
JPH0224927A (ja) 断路器
CN1171254C (zh) 单件式多功能高压电连接器及包括该连接器的保护装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091006

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100615

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100618

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130625

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4537569

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees