JPH0511620Y2 - - Google Patents

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JPH0511620Y2
JPH0511620Y2 JP1986051963U JP5196386U JPH0511620Y2 JP H0511620 Y2 JPH0511620 Y2 JP H0511620Y2 JP 1986051963 U JP1986051963 U JP 1986051963U JP 5196386 U JP5196386 U JP 5196386U JP H0511620 Y2 JPH0511620 Y2 JP H0511620Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野〕 本考案は変電所等で使用されるガス絶縁開閉装
置の抵抗付接地開閉器に関する。
「従来の技術」 変電所におけるガス絶縁開閉装置の適用拡大に
伴ない送電線にケーブルが多用されるようになつ
てきているが、ケーブルに残留電荷がある状態で
直接接地すると、電荷の急激な移動によりケーブ
ル芯線中に往復振動性サージが発生し、誘起され
たサージによりケーブル防蝕層の絶縁破壊を引き
起こす恐れがある。このため、ケーブル側にはケ
ーブル残留電荷を抵抗体を通して緩放電させた
後、直接接地をとる方式の抵抗付接地開閉器が適
用されることが多い。
また、変電所近傍の引込鉄塔までの送電線が架
空併架送電線であり、引込鉄塔からはケーブルに
てガス絶縁開閉装置に接続される場合も多く、こ
の場合はケーブル残留電荷放電機能と共に併架送
電線の誘導電流開閉性能も要求されることにな
る。
第3図〜第5図は従来の抵抗付接地開閉器の構
造例を示すもので、高電圧導体1には固定接触部
2が接続されている。抵抗体3の一端に接続され
た抵抗接地接触部4は前記固定接触部2と同軸で
かつ対向して配設されている。抵抗体3の他端に
は該抵抗接地接触部4と同軸でかつ前記固定接触
部2の反対側に直接接地接触部5が設けられてい
る。この直接接地接触部5は前記抵抗接地接触部
4より大径に形成されるとともに、接地導体6を
介して接地電位に接続されている。また固定接触
部2、抵抗接地接触部4、直接接地接触部5はそ
れぞれ略同一構造に形成され、接触子2a,4
a,5a、この接触子2a,4a,5aに接触圧
を付与するばね2b,4b,5b及びシールド金
具2c,4c,5c等から構成されている。
一方、可動接触子7は操作装置8により駆動さ
れる駆動機構部9に接続された絶縁操作棒10を
介して直線往復運動するように構成されている。
さらにこの可動接触子7は前記固定接触部2側に
小径部7a、またその反対側(直接接地接触部5
側)に大径部7bを有する段付棒状に形成され、
抵抗接地接触部4と常時接触しているとともに、
投入動作時には小径部7aが固定接触部2に接触
しケーブル残留電荷を抵抗体3を介して放電した
後に、大径部7bが直接接地接触部5に接続する
ように構成されている。
なお、11,12は絶縁板、13は容器、14
はこの容器13内に封入されたSF6ガス又はSG6
ガスを含む混合ガス等の絶縁・消弧媒体である。
第4図は抵抗付接地開閉器の投入状態を示す図
で、操作装置8により開放操作を行うと、絶縁操
作棒10を介して可動接触子7が第4図における
右方向に移動し、先ず可動接触子7の大径部7b
が直接接地接触部5から離間し、次いで小径部7
aが固定接触部2から離間する。
第5図はこの状態を示す図で、誘導電流により
固定接触部2のシールド金具2cと可動接触子7
の小径部7aとの間にアークAが、直接接地接触
部5のシールド金具5cと可動接触子7の大径部
7bとの間にアークBが発生している。可動接触
子7の移動に伴ない、アークAが引き延ばされる
ことにより、アークAおよびアークBは消弧され
電流遮断が完了する。
「考案が解決しようとする問題点」 このような従来の抵抗付接地開閉器において、
誘導電流遮断を行なわせるには、アークAとアー
クBの長さの和を大きくする必要がある。しかる
にアークBは最短距離である直接接地接触部5の
シールド金具5cとこのシールド金具5c近傍の
可動接触子7の小径部7aとの間で持続する可能
性が高く、可動接触子7が移動してもその長さは
ほとんど変わらない。このため電流遮断能力は、
アークAの長さ、すなわち固定接触部2と抵抗接
地接触部4との間隔により大きく左右され、誘導
電流の仕様によつてはの間隔を大きくする必要が
ある。この場合、可動接触子7のストロークも大
きくなり操作力も増加するため、機器が大きくな
るだけでなく、構造も複雑になり、不経済であ
る。
「問題点を解決するための手段」 従来はアークAを引き延ばすことにより誘導電
流遮断性能を向上させていたが、アークBを引き
延ばしても同じ効果が得られる点に着目し、耐ア
ーク性能およびアーク消弧性能に優れた絶縁カラ
ーを可動接触子の大径部近傍の小径部の外周に設
けることにより、アークBをも直接接地接触部の
シールド金具と可動接触子の大径部との間で引き
伸ばし、誘導電流遮断性能を向上させるものであ
る。
これにより機器の寸法を大きくせずに簡易に誘
導電流遮断性能を向上させることができる。
「実施例」 第1図および第2図は本考案の実施例を示す構
造図である。なお、従来技術と同一部分について
は同一番号を付し、その説明は省略する。
可動接触子7の大径部7b近傍の小径部7aの
外周には、耐アーク性能およびアーク消弧性能に
優れた絶縁材料例えば四弗化エチレン等からなる
円筒状の絶縁カラー15が配設されている。かか
る本考案の抵抗付接地開閉器において、第1図の
投入状態で開放操作を行なうと、可動接触子7は
第1図の右方向に移動し、第2図に示すような誘
導電流を遮断する途次の状態になる。このとき固
定接触部2のシールド金具2cと可動接触子7の
小径部7aとの間には従来技術と同様のアークA
が発生するが、可動接触子7の大径部7bの近傍
の小径部7aの外周には絶縁カラー15が配設さ
れているので、直接接地接触部5のシールド金具
5cと可動接触子7の大径部7bとの間にアーク
Cが発生する。このアークAおよびアークCは可
動接触子7の移動に伴ない両者とも引き伸ばされ
るので、アークAおよびアークCは短時間で消弧
される。
「考案の効果」 以上説明したように本考案によれば、機器の寸
法を変えずごく簡易な方法で誘導電流を遮断する
途次に発生する固定接触部と可動接触子との間の
アーク、及び直接接地接触部と可動接触子との間
のアークの両者を可動接触子の移動に伴ない引き
伸ばすことができるので、誘導電流開閉性能を大
幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の抵抗付接地開閉
器の要部拡大図で、第1図は投入状態、第2図は
誘導電流を遮断する途次の状態を示すものであ
り、第3〜第5図は従来の抵抗付接地開閉器を示
すもので、第3図はその構造図、第4図は投入状
態を示す要部拡大図、第5図は誘導電流を遮断す
る途次の状態を示す要部拡大図である。 図において、1は高電圧導体、2は固定接触
部、3は抵抗体、4は抵抗接地接触部、5は直接
接地接触部、7は可動接触子、7aは小径部、7
bは大径部、13は容器、14は絶縁・消弧媒
体、15は絶縁カラー、である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 容器内に絶縁・消弧媒体が封入されたガス絶
    縁開閉装置の高電圧導体に接続された固定接触
    部と、この固定接触部と同軸でかつ対向して設
    けられ抵抗体を通して接地電位に接続された抵
    抗接地接触部と、この抵抗接地接触部と同軸で
    前記固定接触部と反対側に設けられかつ抵抗接
    地接触部より大径に形成され接地電位に接続さ
    れた直接接地接触部と、前記固定接触部側に小
    径部を、また直接接地接触部側に大径部を有す
    る段付棒状の、前記抵抗接地接触部と常時接触
    するとともに、投入動作時には前記固定接触部
    に接触した後前記直接接地接触部に接触する可
    動接触子とを有して構成された抵抗付接地開閉
    器において、該可動接触子の大径部近傍の小径
    部の外周に、耐アーク性能およびアーク消弧性
    能に優れた絶縁材料からなる円筒状の絶縁カラ
    ーを設けたことを特徴とする抵抗付接地開閉
    器。 (2) 絶縁カラーの材質が4弗化エチレンであるこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項
    記載の抵抗付接地開閉器。 (3) 絶縁・消弧媒体としてSF6ガスを用いたこと
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項お
    よび第(2)項記載の抵抗付接地開閉器。 (4) 絶縁・消弧媒体としてSF6ガスを含む混合ガ
    スを用いたことを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第(1)項および第(2)項記載の抵抗付接地開
    閉器。
JP1986051963U 1986-04-07 1986-04-07 Expired - Lifetime JPH0511620Y2 (ja)

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62163828U JPS62163828U (ja) 1987-10-17
JPH0511620Y2 true JPH0511620Y2 (ja) 1993-03-23

Family

ID=30876708

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JP1986051963U Expired - Lifetime JPH0511620Y2 (ja) 1986-04-07 1986-04-07

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6113514A (ja) * 1984-06-28 1986-01-21 三菱電機株式会社 抵抗付接地開閉器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6113514A (ja) * 1984-06-28 1986-01-21 三菱電機株式会社 抵抗付接地開閉器

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Publication number Publication date
JPS62163828U (ja) 1987-10-17

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