JPH03196433A - 抵抗付接地開閉器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は変電所等で使用される縮小形開閉装置の抵抗付
接地開閉器に関する。

「従来の技術」 変電所における縮小形開閉装置の適用拡大に伴い送電線
にケーブルが多用されるようになってきているが、ケー
ブルに残留電荷がある状態で直接接地すると、電荷の急
激な移動によりケーブル芯線中に往復振動性サージが発
生し、誘起されたサージによりケーブル防蝕層の絶縁破
壊を引き起こす恐れがある。このため、ケーブル側には
ケーブル残留電荷を抵抗体を通して緩放電させた後、直
接接地をとる方式の抵抗付接地開閉器が適用されること
が多い。また、変電所近傍の引込鉄塔までの送電線が架
空併架送電線であり、引込鉄塔からはケーブルにて縮小
形開閉装置に接続される場合も多く、この場合はケーブ
ル残留電荷放電機能とともに併架送電線の誘導電流開閉
性能も要求されることになる。

第５図および第６図は従来の抵抗付接地開閉器の構造例
を示すもので、高圧導体１に接続された固定接触部２に
は、高圧導体１から絶縁支持台３によって絶縁支持され
たシールド電極４が抵抗体５を介して高圧導体１に接続
され、固定接触子２ａ、を覆うように取付けられている
。またシールド電極４と同軸に、かつ対向して設けた直
接接地接触部６が１．接地導体７を介して大地に接続し
である。

固定接触部２、直接接地接触部６には、それぞれ中央部
に可動接触子８を貫通ずる穴があり、可動接触子８は操
作装置（図示略）から駆動機構部９およびリンク１０に
より、固定接触子２ａと直接接地接触部６の間で接離可
能となっている。

なお、可動接触子８は直接接地接触部６により常時大地
に接続されている。

固定接触子２ａとシールド電極４の取付状態は、可動接
触子８が投入動作により、第６図に示す投入途次の状態
になった時、シールド電極４と可動接触子８とのギャッ
プａと、固定接触子２ａと可動接触子８とのギャップｂ
の間にａ＜ｂの関係が成立するように設定しておく。高
圧導体１に充電された残留電荷によって先行放電１１は
シールド電極４と接触子２ａの寸法関係によりシールド
電極４と可動接触子８の間で発生する。

その結果、高圧導体１に充電された残留電荷は、抵抗体
５−シールド電極４−可動接触子８−直接接地接触部６
→接地導体７を介して大地に放電するため、電荷の急激
な移動は抵抗体５によって抑制され振動性サージの発生
を防ぐことが可能となる。

さらに可動接触子８が投入方向に移動することにより、
固定接触子２　ａ、と可動接触子８が接触して直接接地
が完了する。

なお、１２は絶縁板、１３は密閉容器、１４はこの密閉
容器１３内に封入されｉｓ　Ｓ　Ｆ６ガス又は、ＳＦ６
ガスを含む混合ガス等の絶縁・消弧媒体である。

「発明が解決しようとする課題」 このような従来の接地開閉器において併架による誘導電
流の遮断を行うには、シールド電極４と可動接触子８と
の間で発生するアークを消弧する必要がある。しかるに
低圧のＳＦ６ガス等においては消弧能−カが低いため、
誘導電流の仕様によっては可動接触子８の速度を速くし
ても消弧できない事態が発生ずる。

「課題を解決するための手段」 上記従来技術の問題点を解決すべく可動接触子を中空に
形成し、その内部に固定ピストンを配設し、可動接触子
の先端部に絶縁ノズルを形成する。

＝ 「作用ｊ 誘導電流遮断時、シールド電極と可動接触子との間で発
生するアークを可動接触子の先端より噴出する絶縁・消
弧媒体により消弧する。

「実施例」 以下、本発明の実施例を第１９図から第４図に基づいて
詳細に説明する。なお、従来技術と同一構成部分につい
ては同一符号を付し、重複する説明は省略する。

高圧導体１に接続された固定接触部２２には、高圧導体
１から絶縁支持台３によって絶縁支持されたシールド−
電極４が抵抗体５を介して高圧導体１に接続され、棒状
の固定接触子２２ａを覆うように取付けられている。

可動接触子２８は、その先端部に給排気口２８ａを有す
る中空部を備えるとともにこの中空部内には可動接触子
２８の内面と摺動し得るバッファピストン３０が固定的
に配設され、バッファ室３１を揚成している。また、こ
の可動接触子２８はその先端部に固定接触子２２ａと接
離するフィンガ接触子２つを４ｉｉ！ｉえるとともに、
バッファ室３］、内の絶縁・消弧媒体１．１を案内する
絶縁ノズル３２が前記フィンガ接触子２９を包囲して可
動接触子２８の先端部に配設されている。さらに可動接
触子２８は、図示されたい操作機構から駆動機梧部９お
よび刃ンク１０により往復、直線運動を行う。

前記可動接触子２８と絶縁ノズル３２の取付状態は可動
接触子２８が開放動作により第２図に示す解放途次の状
態になった時、可動接触子２８とシールド電極−４で放
電がおきない距離になるまで絶縁ノズル３２が固定接触
子２２ａから離れないように設定しておく。

又、固定接触子２２ａとシールド電極４の取付状態は、
可動接触子２８が投入動作により、第４図に示す投入途
次の状態になった時、シールド電極４と可動接触子２８
とのギャップａと固定接触子２２ａとフィンガ接触子２
つとのギャップｂの間にａ　＜ｌ）の関係が成立するよ
うに設定しておく。

次に、上記実施例の抵抗付接地開閉器の動作説明をする
。第１図に示す接地状態から開放状態に移るときは可動
接触子２８か右方へ移動し、フィンガ接触子２つと固定
接触子２２ａが離れ、第２図に示す如く、アーク放電３
５が生ずる。この時、シールド電極４は抵抗体６を介し
ているので、シールド電極４と可動接触子２８との間で
アーク放電が転流することはない。さらに、可動接触子
２８が移動するとバッファ室３１内で圧縮された絶縁・
消弧媒体１４が排気［」２８　ａを通り、絶縁ノズル３
２から噴出される。これによりアーク放電３５は吹消さ
れ、誘導電流は完全に遮断され、第３図の状態で開放動
作が完了する。

接地操作時は第３図の状態から可動接触子２８が左方へ
移動し、第４図に示す投入途次の状態になった時、高圧
導体１に充電された残留電荷によって、先行放電１１が
シールド電極４と可動接触子２８の間で発生ずる。その
結果、高圧導体１に充電された残留電荷は、抵抗体５−
シールド電極４−・可動接触子２８−直接接地接触部６
−接地導体７を介して大地に放電するため、電荷の急激
な移動は抵抗体５によって抑制され振動性サージの発生
を防ぐことが可能となる。さらに、可動接触子２８が投
入方向に移動することにより、固定接触子２２ａとフィ
ンガ接触子２９が接触して直接接地が完了する。「発明
の効果」 以」二、実施例とともに記述したように本発明によれば
、可−動接触子を中空にし、かつバッファビスｌ−ンを
配設しなので誘導電流の遮断能力が向−りする。したが
って、ケーブル残留電荷放電機能とともに併架送電線の
誘導電流開閉能力も有することになり受電用接地開閉装
置の標準化が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図より第４図は本発明の抵抗付接地開閉器の要部拡
大図で、第１図は接地状態、第２図は開放途次の状態を
、第３図は開放状態、第４図は残留電荷を放電する投入
途次の状態を示すものである。第５図および第６図は従
来の抵抗付接地開閉器を示すもので、第５図はその構造
図、第６図は残留電荷を放電する投入途次の状態を示す
ものである。 ＝１０ 図において、 １は高圧導体　　　３０はバッファピストン４はシール
ド電極　３２は絶縁ノズル ５は抵抗体　　　　３４は先行放電 ２８は可動接触子　　３５はアーク放電２つはフィンガ
接触子 １４は絶縁・消弧媒体である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 絶縁・消弧媒体を封入した密閉容器内に収納された高圧
   導体に棒状の固定接触子を配設し、該固定接触子と略同
   軸でかつ対向して設けられた可動接触子を接離可能に配
   設するとともに、抵抗体を介して前記高圧導体に接続さ
   れたシールド電極を前記固定接触子の近傍に配設し、閉
   路操作時に前記可動接触子と前記シールド電極との間で
   先行放電が発生した後に前記可動接触子が前記固定接触
   子に接触する接地開閉器において、前記可動接触子はそ
   の先端部に給排気口を有する中空部が形成され、その中
   空部内には固定ピストンが摺動可能に配設され、かつ該
   可動接触子の先端部に前記中空部内の絶縁・消弧媒体が
   案内されるノズルが形成されたことを特徴とする抵抗付
   接地開閉器。