JP4534745B2 - 軸流送風機 - Google Patents

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Description

本発明は軸流送風機に係り、特にトンネル換気に好適な軸流送風機に関する。
従来の軸流送風機の例が、特許文献1に記載されている。この公報に記載の軸流送風機は、電動機の両軸端に羽根車が取り付けられており、空気の送風方向を切り替えることが可能になっている。前段の羽根車の翼の回転により、軸方向と回転方向の成分を有する噴流が羽根車から発生する。また、電動機を支持するために、小径のステーを設けている。この軸流送風機では、ステーを小径にしたので噴流の周方向成分はほとんど変化しないで、後段の羽根車に流入する。後段羽根車は前段羽根車と同一方向、同一速度で回転しているので、仕事をほとんどせず動力の損失が少ない。この軸流送風機には、羽根車の近傍前方部には、この羽根車と同軸上に、先端部が丸みを帯びた比較的長めの内筒が配置されている。
特許文献2には、本体ケースの内壁面に吸音材を取り付けたり、吸音体を設けて騒音を低減することが記載されている。
特許文献3には、噴流送風機の消音装置が記載されている。
特許文献4には、羽根車により発生する騒音を吸音するために両側に消音筒を設ける例が記載されている。
特許文献5および特許文献6には、吸音材を貼り付けた消音コーンを設ける側が記載されている。
特許文献7には、ケーシングの端部開口と羽根車との間に円錐状の円筒を設ける例が記載されている。
特開2000−205184号公報 特開2001−153098号公報 特開平 6−117399号公報 特開平 6−336993号公報 特開平10−176852号公報 特開2003−240293号公報 特開2000−145695号公報
軸流送風機では、羽根車の回転に伴って騒音が発生する。それは、特に、羽根車の翼枚数に起因し、羽根車を出た気流が電動機を支持するステーへの衝突音である。特に隣り合う2枚の羽根により形成される流れがほぼ同じタイミングでステーの前後に当たり、同期的に騒音のピークが発生する。前述した特許文献1には内筒が設けられていて気流の流れを滑らかにしているが、騒音を低減することについては何等触れるところではない。
本発明は、発生する騒音特性に注目して消音内筒の長さを適切に定めることによって吸音材を設けるなどの複雑な構成とすることなく騒音について吸音することができる軸流送風機を提供することを目的とする。
軸流送風機に発生する騒音のピークの特徴としては、軸流送風機の回転速度(回転数)Nと翼枚数Zによって決まる騒音特性、すなわち離散騒音周波数NZの整数倍(X)の周波数であることで、この倍数は前述のステー本数等によって変更となるが枚数1〜9倍のいずれかに表れる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、軸流送風機の外筒(ケーシング)内に消音内筒を設け、内筒の長さを騒音のピークとなる周波数の波長と同等かまたはそれ以上に長くすることを提案する。ただし、内筒を必要以上に長くすることは軸流送風機の効率低下の観点から避けるのが良い。
本発明は、具体的には、半径方向に延びる多数の羽根を有する軸流羽根車と、該軸流羽根車の外周部を覆うように形成され、吸音構造を有する外筒と、該外筒内に設置され、前記軸流羽根車を駆動し、外周部が消音円筒とされた電動機と、前記軸流羽根車の翼部に気流が滑らかに流入するようにされた消音内筒とを備えた軸流送風機において、前記消音内筒は、軸流方向に円筒状の吸音部と該吸音部の先端に設けられた丸みを帯びた先端部とから構成され、前記吸音部の長さが前記軸流送風機が発生する騒音持性xNz(ここでNは定格回転速度、zは翼枚数、xは整数倍で1を含む)によって定まる数値に依存して設定された値、具体的には当該数値の±20%以内の値に設定した軸流送風機を提供する。
本発明によれば、内筒の長さを、すなわち消音部を形成するコーンの長さを騒音のピーク周波数の波長に合わせたので、構造を複雑にすることなしに翼枚数と支持ステーに起因する周期的な騒音のピークを低減することが出来る。これにより軸流送風機の効率を必要以上に下げることなく、騒音を低減できる。
本実施例は、半径方向に延びる多数の羽根を有する1対の軸流羽根車と、この軸流羽根車を駆動する正逆回転可能な電動機と、この軸流羽根車の翼部に気流が滑らかに流入するように設置された吸音構造を有する消音内筒と、軸流羽根車の外周部を覆うように形成された外筒とを備えた軸流送風機において、内筒の吸音部の長さを騒音のピークとなる周波数の波長と同等になるよう最小限の長さに設け、効率を無駄に犠牲にすることなく騒音を低減できるようにした構成を有する。
そしてこの構成において、消音内筒は外筒に延びる複数の丸棒ないし板状部材で支持されても良く、また可能であれば羽根車に直接固定されて回転するものであってもかまわない。また、回転数制御される軸流送風機においては内筒長さが変化する機構を備えてあってもかまわない。
本実施例である軸流送風機は、半径方向に延びる多数の羽根を有する1対の軸流羽根車と、各軸流羽根車の外周部を覆うように形成され、吸音構造を有する外筒と、該外筒内に設置され、前記軸流羽根車を駆動する正送回転可能で外周部が消音円筒とされた電動機と前記軸流羽根車の翼部に気流が滑らかに流入するようにされた1対の消音内筒とを備えた軸流送風機において、各消音内筒は、軸流方向に円筒状の吸音部と、該吸音部の先端に設けれた丸みを帯びた先端部とから構成され、前記吸音部の長さが前記軸流送風機が発生する騒音持性xNzによって定まる数値の±20%以内に設定された値である軸流送風機を構成する。
以下本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は本発明に係る軸流送風機の一実施例の図であり、図2はその横断面図(図1のA−A断面)、図1は縦断正面図(図2のB−B断面)である。軸流送風機100は、円筒状に形成されたケーシングである外筒7と、この外筒7内に配置された気流発生部10とを有する。
気流発生部10には、外周部11が内筒を形成する双頭の電動機4と、この電動機4各軸端に取り付けられたほぼ同一形状の一対の軸流羽根車1とを有している。羽根車1は、中央部12が円板に形成されており、この円板には複数枚、図2では6枚の羽根1aが埋め込まれている。円板の外側の軸端部には、ロケット状をした円筒状の消音円筒3が取り付けられている、消音内筒3は、円筒状で吸音部となるコーン13とコーン13の先端に取り付けられた丸みを帯びた先端部14(丸み形状先端部)からなる。いわゆるキャップからなるコーン13を吸音部13と表示することがある。尚、「消音円筒」には筒状以外にも中実のものも含むものとする。
電動機4の軸方向ほぼ2箇所を、支持部材が支持している。支持部材は、一端部(下端部)がケーシング7に固定され、4本または複数のステー6と、このステー6の上端に固定され軸方向に所定の幅を有するベース5とを有している。ステー6は丸棒ないし平板状をしており、平板状の場合は幅方向が送風機100の軸方向になるよう配置されている。また、ステー6は電動機4の足部近傍に配置されている。ベース5は電動機4の足を載せる部分を有し、この部分に電動機4の足が固定されている。
電動機4は双方向正逆回転が可能であり、その回転方向に従い、羽根車1で発生した気流2が、一方の羽根車1から他方の羽根車1へと流れていく。羽根1aは双方向の流れを考慮して、回転対象形状にしている。ただし、羽根1aの取り付け角度が可変な時などは、必ずしも回転対象形状にする必要は無い。
以上のように構成した軸流送風機が発生する騒音の吸音作用について、以下に説明する。電動機4を一方に回転させると、例えば図1の左側から吸い込まれた空気は、左側の羽根車1で昇圧されると共に、流れ方向を周方向に傾けた流れに変えて、右側の羽根車1に流入する。このとき、羽根車1の電動機4に相当する径までの部分は、空気が流れないように、羽根車の軸部1bを形成する。羽根車1の外側に設けたコーン3は、軸部ではなく羽根1a部に空気を滑らかに流入させる。
ところでこの軸流送風機100の発生する騒音の特徴として、回転速度毎秒N回転の電動機4により、羽根1aをz枚取り付けられた羽根車1が駆動された場合、Nとzの積によって表されるピーク周波数Nzが現れる。また、このピーク周波数Nzは軸流送風機100について騒音の周波数特性を測定すると、概ね1〜9倍程度までの次数で現れ高次になるほど減衰していく。だがここで、ステー6、コーンステー3aを軸方向から見たときの配置本数等の関係により、干渉騒音として、Nzのx倍次数の周波数であるxNzがピークになる場合がある。
ここでピーク騒音を効果的に吸音できない軸流送風機の例を模式的に図3に示す。流体性能を重視するため流路損失を減らす目的で、吸音部分を持たないコーン13を有する軸流送風機その一101では、例えば羽根1aから騒音が発生していると仮定した場合、騒音のピークとなる周波数xNzの波長λよりも、コーン13の吸音部長さLが短いために、音波は吸音部にほとんど干渉せず減衰することなく機外に放出されるため、騒音のピークが高くなる恐れがあった。また、図4に示す騒音性能を重視するため吸音量を上げる目的で、吸音部分を仕様全長いっぱいまで伸ばした軸流送風機その二102では、流体性能の低下を招く。本実施例では図5に示すように、ピーク騒音の波長λに合わせて吸音部長さLを最低限の長さとしたコーン13にて騒音を効果的に吸音することから、流体性能を著しく低下させること無く騒音を低減する。
ここで、ピーク騒音の波長λとコーンの吸音部長さLの関係を分かりやすくするために具体的な数値例で示してみる。ある軸流送風機の回転速度Nが3600[min−1]で、羽根枚数zが6枚であった場合、この軸流送風機の発生する騒音の基本周波数Nzは3600/60×6=360[Hz]となる。ここで、支持ステーの配列等の影響により3Nz、4NzがNzよりも大きくなる場合があるが、今回はNzが一番大きなピークであったとする。このとき音速が340[m/s]であるとすると、Nzの1波長辺りの長さは340/360=0.94[m]となる。従ってこの場合、コーンの吸音部長さLは0.94[m]とする必要がある。
消音内筒3は、軸流方向に円筒状のコーン13とコーン13の先端に設けられた丸みを帯びた先端部14とから構成され、コーン13の長さLが軸流送風機100が発生する騒音持性xNz(ここでNは定格回転速度、zは翼枚数、xは整数倍で1を含む)によって上述のように、定まる数値に依存して設定された値であるとされる。
図2に示すように、ジェットファン(JF1000)用サイレンサケーシングの実大モデルを作成し、スピーカによる騒音を本実施例による消音内筒を設けて消音効果確認試験を実施した。実験装置の寸法および騒音点であるスピーカおよび測定点は図7に示す通りであり、図7(a)は消音部となるコーン13がない場合で、図7(b)がコーン13の長さを色々と変えた場合の装置の構成を示す。尚、単位はmmである。
図8は、実験結果を示す図で、図8(a)、図8(b)、図8(c)はそれぞれ下記に示す場合の実験結果を示す。図8において、横軸は内筒、すなわちコーン13が延長された状態の長さを示し、縦軸はコーン13の長さを色々と変えた場合の消音量増加分を表わしている。図8は、最も効果的な630Hz、1250Hzの周波数をO.A値(オーバーオール値、すなわち騒音値)の場合について示している。
・O.A値:150mmから先はコーン13の消音効果増加量が少ない(図8(a))。
O.A値は、0〜5000Hzの各周波数の騒音の大きさを全てdB平均し
た値である。
・630Hzの場合 :波長534mm(340/630)に向けてコーン13の消音効果増加量が減ってきて、この例の場合、波長515mmで極大値を示す(図8(b))。
・1250Hzの場合:波長272mm(340/1250)付近で一旦コーン13の消音効果増加がなくなって、波長272mmで一旦極大値を示す(図8(c))。
ここで、騒音特性xNzを音速で除した値が理論的に極大を示すので、この時の値が極大値を示すことになる。すなわち、極大値はコーン長を増加してきた時に消音効果が増加してきていたものが消音効果がなくなった時のコーン長を指すとして定義される。
波長272mm付近まで増加していた消音効果が、波長272mmを超えると、また消音効果が増加していく。
上述のことから判ることは、内筒、すなわちコーン13を延長すればするほど消音量は増加するが、騒音の波長との関係で消音量が極大値を示す領域がある。そして、この極大値を示す領域は図8に示すように本件出願の発明者等の実験によれば、波長の長さ点にあるが、実用的にはこの波長を基準にして±20%の領域内に設定することによって最大消音効果のある消音装置を提供できる。この場合に、Nzが最大のピークを求めて、この波長に合わせて±20%領域内にコーン13の長さを設定することによって最大の消音効果が得られると共に、必要以上にコーン13の長さを長くすることが回避されるので、軸流送風機の効率を必要以上に低下することを回避できることになる。
本発明の他の実施例を図6に示す。基本的には実施例1の内容と同じであり、同一の構成については同一の番号を付し、実施例1の説明を援用する。軸流送風機100において電動機4を何らかの方法により回転数制御して運転を行う場合、当然ながら騒音のピーク周波数の波長λは変化する。この場合、変化する波長λに合わせて固定コーンである内側コーン13dに内蔵されたアクチュエータ30により可動コーンである内側コーン13cが前後に動かされる。アクチュエータ30作動用の配線、配管等は中空ステー3bを介して軸流送風機100の機外に結線される。アクチュエータ30の制御は回転数制御装置より信号を取り出して、コーン13の吸音部長さLが前述のように最適な長さになるようコントロールする。この場合、アクチュエータ30は内側コーン13cを前後に動かすことが可能であればよく、空気圧、油圧シリンダー、サーボモータのいずれの形態であっても良い。
以上のように、半径方向に延びる多数の羽根を有する軸流羽根車1と軸流羽根車1の外周部を覆うように形成され、吸音構造を有する外筒7と、外筒内に設置され、軸流羽根車3を駆動し、外周部11が円筒とされた電動機4と、軸流羽根車の翼部に気流が滑らかに流入するようにされた消音内筒3とを備えた軸流送風機において、消音内筒3は、軸流方向に円筒状の第1の吸音部を備えた外側内筒13d、および外側内筒13dの内面を摺動し、軸流方向に円筒状の第2の吸音部と該第2の吸音部の先端に設けられた丸みを帯びた先端部14とから構成された内側内筒13cとから構成され、第2の吸音部は内側内筒の摺動に伴って長さが調整され、長さLの調整された第2の吸音部と第1の吸音部とで形成されるコーン13の長さが、軸流送風機100が発生する騒音持性xNz(ここでNは回転数制御された回転数、zは翼枚数、xは整数倍で1を含む)によって定まる数値に依存して設定された値であり、内筒内には外筒7の外部から操作され、内側内筒13cを摺動させ、第2の吸音部の長さを調整するアクチュエータ30を備える軸流送風機100が構成される。
上記各実施例では、軸流送風機は双方向に回転可能なものとしていたが、本発明はこれら双方向流れの軸流送風機に限る物ではなく、一方向流れの軸流送風機にも適用できる。
本発明に係る軸流送風機の一実施例の縦断面図。 図1に示した軸流送風機の横断面図。 軸流送風機のピーク騒音を効果的に吸音できない例を説明する縦断面図。 軸流送風機の吸音部分を仕様全長いっぱいまで伸ばした例を説明する縦断面図。 本発明に係る軸流送風機の一実施例の原理を説明する縦断面図。 本発明に係る軸流送風機の変形例の縦断面図。 実験装置の概要を示す図。 実験結果を示す図。 実験結果を示す図。 実験結果を示す図。
符号の説明
1…軸流羽根車、1a…羽根、1b…羽根車の軸部、2…風向、3…消音内筒、3a…コーンステー、3b…中空ステー、4…電動機、5…ベース、6…ステー、7…外筒(ケーシング)、13…コーン(消音部)、13c…内側内筒(可動コーン)、13d…外側内筒(固定コーン)、14…先端部、20…騒音ピーク周波数の波長λ、30…アクチュエータ、100…軸流送風機、101…軸流送風機その一、102…軸流送風機その二。

Claims (4)

  1. 半径方向に延びる多数の羽根を有する軸流羽根車と、該軸流羽根車の外周部を覆うように形成された外筒と、該外筒内に設置され、前記軸流羽根車を駆動し、外周部が円筒とされた電動機と、前記軸流羽根車の翼部に気流が滑らかに流入するようにされ、消音を行う消音内筒とを備えた軸流送風機において、
    前記消音内筒は、軸流方向に吸音部を形成する円筒状のコーンと該コーンの先端に設けられた丸みを帯びた先端部とから構成され、前記コーンの長さが前記軸流送風機が発生する騒音持性xNz(ここでNは定格回転速度、zは翼枚数、xは9までの整数倍で1を含む)で音速を除した数値の0.8〜1.2倍以内に設定された値であること
    を特徴とする軸流送風機。
  2. 半径方向に延びる多数の羽根を有する1対の軸流羽根車と、各軸流羽根車の外周部を覆うように形成された外筒と、該外筒内に設置され、前記軸流羽根車を駆動する正送回転可能で外周部が円筒とされた電動機と前記軸流羽根車の翼部に気流が滑らかに流入するようにされ、消音を行う1対の消音内筒とを備えた軸流送風機において、
    各消音内筒は、軸流方向に吸音部を形成する円筒状のコーンと該コーンの先端に設けれた丸みを帯びた先端部とから構成され、前記コーンの長さが前記軸流送風機が発生する騒音持性xNzで音速を除した(ここでNは定格回転速度、zは翼枚数、xは9までの整数倍で1を含む)数値の0.8〜1.2倍以内に設定された値であること
    を特徴とする軸流送風機。
  3. 半径方向に延びる多数の羽根を有する軸流羽根車と該軸流羽根車の外周部を覆うように形成された外筒と、該外筒内に設置され、前記軸流羽根車を駆動し、外周部が円筒とされた電動機と、前記軸流羽根車の翼部に気流が滑らかに流入するようにされ、消音を行う内筒とを備えた軸流送風機において、
    前記消音内筒は、軸流方向に第1の吸音部を形成する円筒状の第1のコーン、および該第1のコーンの内面を摺動し、軸流方向に第2の吸音部を形成する円筒状の第2のコーンと該第2のコーンの先端に設けられた丸みを帯びた先端部とから構成され、第2のコーンは前記第1のコーンの摺動に伴って吸音部となる長さが調整され、該長さの調整された第2のコーンと第1のコーンとで形成される吸音部の長さが、前記軸流送風機が発生する騒音持性xNz(ここでNは回転数制御された回転数、zは翼枚数、xは9までの整数倍で1を含む)で音速を除した数値の0.8〜1.2倍以内に設定された値であること
    を特徴とする軸流送風機。
  4. 請求項3において、前記消音内筒の内部には前記外筒の外部から操作され、前記内側内筒を摺動させ、第2のコーンの吸音部の長さを調整するアクチュエータを備えることを特徴とする軸流送風機。
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