JP5992778B2 - 軸流ファン - Google Patents

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Description

本発明は、羽根車の動翼形状、および羽根車の径方向外周を囲むベンチュリケーシングの内面形状を最適化した軸流ファンに関する。
軸流ファンは、回転駆動装置の回転軸に取り付けられた羽根車の径方向外周に、当該羽根車とともに軸流を形成するための円筒体状のベンチュリケーシングを備える。軸流ファンは、構造が簡単であるので、サーバー等の機器の冷却用ファンとして広く用いられる。
軸流ファンは、一般に風量が大きく、静圧が小さいという送風特性を有する。軸流ファンの送風特性を改良するため、羽根車の動翼形状やベンチュリケーシングの構造などに様々な工夫が施されている。
羽根車の動翼形状に関連する技術として、羽根の後縁と羽根の翼端との交点が羽根車の回転中心を結ぶ直線が、羽根の前縁とハブ及び羽根の境界との交点が羽根車の回転中心を結ぶ直線よりも回転方向側に位置し、ハブの半径から翼端の半径の間の反り比は、ハブの反り比を最小、翼端の反り比を最大とする単調増加の分布で構成した軸流ファンが開示されている(たとえば、特許文献1参照)。
また、ベンチュリケーシングの構造に関連する技術として、オリフィス(ベンチュリケーシング)の断面が、吸込側における一部又は全部の円弧部、直線部および吐出側円弧部で構成され、吸込側円弧部の円弧半径を吐出側円弧部の円弧半径よりも大きく形成した送風装置が開示されている(たとえば、特許文献2参照)。
2008−111383号公報 特開平5−133398号公報
ところで、特許文献1の軸流ファンは、羽根車の動翼形状を改良することにより静圧を確保しつつ、回転軸を含む面において回転軸と平行な流れを形成することにより低騒音化を図っている。
一方、吸込側円弧部の円弧半径を吐出側円弧部の円弧半径よりも大きく形成することにより、大風量を得ながら、低騒音化を実現している。
しかし、軸流ファンの運転特性は、羽根車の動翼形状とベンチュリケーシングの構造との相互作用が影響する。したがって、羽根車の動翼形状またはベンチュリケーシングの構造のみを個別に設定しても、実使用領域における低騒音化および高静圧化は実現することができない。
本発明は、上記の事情に鑑みて創案されたものであり、実使用領域において低騒音化および高静圧化を実現することができる軸流ファンの提供を目的とする。
上記目的を達成するための軸流ファンは、羽根車とベンチュリケーシングを備える。
羽根車は、回転駆動装置の回転軸に取り付けられる。ベンチュリケーシングは、羽根車の径方向の外周を囲み、上記回転軸の軸方向に対向する吸気口および吐出口を有する。
上記羽根車の動翼の前縁部は、上記羽根車の回転方向に対して凹状となる円弧に形成される。上記動翼の前縁端部は回転方向へ突き出すように、上記前縁部の凹状円弧と先端辺の曲線との延長線が交わる角度は正面視において30°〜37°の鋭角に設定される。
上記ベンチュリケーシングの吸気側傾斜部の開き角度θ3は12°〜17°の角度に設定され、吐出側傾斜部の開き角度は30°〜35°の角度に設定される。また、上記ベンチュリケーシングの直線部と上記吐出側傾斜部の境界部と、上記動翼の後縁部と上記先端辺の交点との距離は、0.1〜0.5mmの同程度の位置に設定される。さらに、上記ベンチュリケーシングの直線部と上記吐出側傾斜部の境界部は、上記動翼の後縁部と上記先端辺の交点よりも吸気側に位置する。また、上記ベンチュリケーシングの直線部と上記吸気側傾斜部の境界部と、上記動翼の上記前縁部と上記先端辺の交点との距離は、3.0〜3.5mmに設定される。
本発明に係る軸流ファンによれば、羽根車の動翼の前縁部が当該羽根車の回転方向に対して凹状となる円弧に形成される。動翼の前縁端部は回転方向へ突き出すように、前縁部の凹状円弧と先端辺の曲線との延長線が交わる角度は正面視において30°〜37°の鋭角に設定される。
ベンチュリケーシングの吸気側傾斜部の開き角度θ3は12°〜17°の角度に設定される。ベンチュリケーシングの吐出側傾斜部の開き角度は30°〜35°の角度に設定される。
したがって、本発明に係る軸流ファンは、羽根車の動翼形状、および羽根車の径方向外周を囲むベンチュリケーシングの内面形状を最適化することにより、実使用領域において、低騒音化および高静圧化を実現することができる。
本実施形態に係る軸流ファンの正面図および背面図である。 本実施形態における羽根車の正面図および側断面図である。 本実施形態の軸流ファンの側断面図である。 本実施形態におけるベンチュリケーシングの構造の説明図である。 第1の比較形態に係る軸流ファンの正面図および背面図である。 第1の比較形態におけるベンチュリケーシングの構造の説明図である。 第2の比較形態に係る軸流ファンの正面図および背面図である。 第2の比較形態におけるベンチュリケーシングの構造の説明図である。 本実施品と従来品の騒音特性、および風量−静圧特性の比較の説明図である。
以下、図面を参照して、本実施形態に係る軸流ファンについて説明する。
軸流ファンは、回転駆動装置の回転軸に取り付けられた羽根車の回転によって、回転軸の軸方向の一方から吸気し、軸方向の他方へと流体を吐出する送風装置である。本実施形態に係る軸流ファンは、羽根車の動翼形状、および羽根車の径方向外周を囲むベンチュリケーシングの内面形状を改良することにより、実使用領域において、低騒音化および高静圧化を実現することができる。
〔軸流ファンの構成〕
まず図1、図3および図4を参照して、本実施形態に係る軸流ファンの構成について説明する。図1は本実施形態に係る軸流ファンの正面図および背面図である。図2は本実施形態における羽根車の正面図および側断面図である。図3は本実施形態の軸流ファンの側断面図である。図4は本実施形態におけるベンチュリケーシングの構造の説明図である。
図1から図3に示すように、本実施形態に係る軸流ファン100は、回転駆動装置20の回転軸21に取り付けられた羽根車10と、当該羽根車10の周囲を囲むフレーム40を備える。フレーム40は、羽根車10の径方向外周を囲むベンチュリケーシング(以下、単に「ケーシング」という)30と一体的に形成される。また、フレーム40の吐出側には、4本のステイ41が設けられ、当該ステイ41は回転駆動装置20のベース部22を支持する。
羽根車10は、中央部にカップ状のハブ部11を有する。ハブ部11の周囲には、複数の動翼12が放射線状に一体的に取り付けられる。本実施形態の軸流ファン100の羽根車10は、7枚の動翼212を有する。各動翼12は、回転軸21の軸方向に対して傾斜させて設けられる。
ここで、本実施形態における羽根車10の動翼12の形状について説明する。本実施形態に係る軸流ファン100は、羽根車10の羽根形状に第1の特徴を有する。
図2(a)の正面図において、動翼12の前縁部12aは、羽根車10の回転方向rに対して凹状円弧R1となるように形成される。
動翼12の前縁端部12dは、回転方向rへ向けて突き出ている。図2(a)の正面図において、前縁部12aの凹状円弧と先端辺12bの曲線との延長線が交わる角度θ1は鋭角であって、たとえば、30°〜37°の角度であることが好ましい。
また図2(b)の側面図において、動翼12の前縁部12aは、流体の吐出方向Fへ向けて凸形状の円弧R2となるように形成される。図2(b)の側面図において、前縁部12aの凹状円弧と先端辺12bの曲線との延長線が交わる角度θ2は鋭角であって、たとえば、65°〜70°の角度であることが好ましい。
再び図3を参照すると、ハブ部11の内部には、羽根車10の回転駆動装置20としてのモータが設けられる。モータ20は、ほぼカップ状のロータヨーク23と、当該ロータヨーク23の中心部に圧入された回転軸21と、コイル25が巻回されたステータコア26などを備える。
ロータヨーク23は、ハブ部11内に嵌入されている。ロータヨーク23の内周面には、マグネット24が固着されている。
回転軸21は、軸受27に回転可能に支承されている。軸受27は、筒体状の支持部28の内面に固定されている。
ステータコア26は、支持部28の外面に圧入固定される。ステータコア26とロータヨーク23のマグネット24とは、隙間を隔てて対向している。
ケーシング30の吸気側および吐出側の周縁には、電子機器などにフレーム40を固定するためのフランジ部51、52が設けられている。各フランジ部51、52は、それぞれケーシング30の吸気側および吐出側から羽根車10の径方向外方へ向けて延設される。フランジ部51、52は、ケーシング30の外周壁と連続する正方形状の取付部材である。各フランジ部51、52の四隅には、取付ねじを螺合するためのねじ孔53が形成されている。
軸流ファン100は、ねじ孔53に不図示の取付けねじを螺合することにより、電子機器等の筐体などに取り付けられる。
次に、本実施形態におけるケーシング30の内面形状について説明する。本実施形態に係る軸流ファン100は、ケーシング30の内面形状に第2の特徴を有する。
図4に示すように、ケーシング30の内面は、吸気側から吐出側へ向けて、吸気側傾斜部31、直線部32、および吐出側傾斜部33で構成され、これらの部位は順次連続している。
吸気側傾斜部31は、吸気口61を羽根車10の径方向外方へと拡大する部位である。本実施形態の吸気側傾斜部31は、吸気口61を直線的に羽根車10の径方向外方へと拡大している。吸気側傾斜部31の開き角度θ3は小さく設定され、たとえば、12°〜17°の傾斜角度に設定されている。
吸気側傾斜部31の縁部31aは、円弧状に面取り加工されている。このように吸気側傾斜部31の縁部31aを面取り加工することにより、吸気口61の周辺の流体を吸気させて、軸流ファン100の風量を増大させることができる。
ここで風量とは、軸流ファン100が単位時間当たりに吸気し、吐出する空気の体積である。圧力比が大きいほど、圧縮により吐出側の風量が少なくなるので、通常、吸気側の風量が用いられる。
直線部32は、吸気側傾斜部31から連続し、当該吸気側傾斜部31と吐出側傾斜部33へと直線で結ぶ部位であり、羽根車10とともに流体の軸流を形成する。直線部32は、羽根車10の動翼12の先端辺と隙間を隔てて対向し、当該動翼12の先端辺とほぼ平行に吐出側へと延びている。
直線部32と吸気側傾斜部31の境界部と、動翼12の前縁部12aと先端辺12bの交点との距離Dは、たとえば、3.0〜3.5mm程度に設定される。
吐出側傾斜部33は、直線部32から連続し、直線部32と曲線状拡径部34とを結ぶ部位である。吐出側傾斜部33の開き角度θ4は小さく設定され、たとえば、30°〜35°の傾斜角度に設定されている。
直線部32と吐出側傾斜部33の境界部と、動翼12の後縁部12cと先端辺12bの交点との距離Wは、たとえば、0.1〜0.5mm程度であって、ほぼ同じ位置に設定される。ただし、直線部32と吐出側傾斜部33の境界線は、動翼12の後縁部12Cと先端辺12bの交点よりも吸気側に位置させ、吐出側には位置させないようにする。
〔軸流ファンの作用〕
次に、図1から図9を参照して、本実施形態に係る軸流ファン100の作用について説明する。
本実施形態に係る軸流ファン100は、フランジ部51、52のねじ孔53に不図示の取付けねじを螺合することにより、電子機器の筐体などに取り付けられる(図3参照)。たとえば、軸流ファン100をサーバー用の冷却ファンとして用いる場合は、当該サーバーの筐体内面のファン取付部に吸気側フランジ部51側を当接させて設置する。
本実施形態に係る軸流ファン(本実施品)の運転特性を従来構造の軸流ファン(第1の従来品、第2の従来品)の運転特性と比較して説明する。
<本実施品>
本実施品の軸流ファン100は、羽根車210が7枚の動翼12を有する(図1(a)参照)。動翼12の前縁部12aは、図2(a)の正面図のR1がR25の円弧に設定しれ、図2(b)の正面図のR2がR90の円弧に設定した。
図2(a)の正面図において、前縁部12aの凹状円弧と先端辺12bの曲線との延長線が交わる角度θ1は、36°の角度に設定した。図2(b)の側面図において、前縁部12aの凹状円弧と先端辺12bの曲線との延長線が交わる角度θ2は、69°の角度に設定した。
軸流ファン100のフレーム40の吐出側には、4本のステイ41が形成されている(図1(b)参照)。
本実施品の軸流ファン100のケーシング30の内面は、吸気側から吐出側へ向けて、吸気側傾斜部31、直線部32、および吐出側傾斜部33で構成され、これらの部位は順次連続している(図3参照)。
図1(a)に示すように、吸気側傾斜部31は、吸気口61を直線的に羽根車10の径方向外方へと大きく拡大している。吸気側傾斜部31の開き角度θ3は、15°の角度に設定した。
直線部32と吸気側傾斜部31の境界部と、動翼12の前縁部12aと先端辺12bの交点との距離Dは、3.3mmに設定した。
図2(b)に示すように、吐出側傾斜部33は、吐出口62を直線的に羽根車10の径方向外方へと拡大している。吐出側傾斜部33の開き角度θ4は、32°の角度に設定した。
直線部32と吐出側傾斜部33の境界部と、動翼12の後縁部12cと先端辺12bの交点との距離Wは、0.3mmのほぼ同じ位置に設定した。
<第1の従来品>
まず、図5および図6を参照して、第1の従来品の軸流ファン200について説明する。図5は第1の従来品の軸流ファンの正面図および背面図である。図6は第1の従来品におけるベンチュリケーシングの構造の説明図である。
第1の従来品の軸流ファン200は、山洋電器株式会社の型番9GV0812P4K03の軸流ファンである。
図5(a)に示すように、軸流ファン200の羽根車210は、9枚の動翼212を有する。軸流ファン200の動翼212は後退翼である。
図5(b)に示すように、軸流ファン200のフレーム240の吐出側には、11枚の静翼241が形成されている。
図6に示すように、軸流ファン200のケーシング230の内面は、吸気側から吐出側へ向けて、吸気側傾斜部231、直線部232、および吐出側傾斜部233で構成され、これらの部位は順次連続している。
図6(a)に示すように、吸気側傾斜部231は、吸気口261を直線的に羽根車210の径方向外方へと大きく拡大している。吸気側傾斜部231の開き角度は大きく設定され、たとえば、45°の傾斜角度に設定されている。
直線部232と吸気側傾斜部231の境界部と、動翼212の前縁部212aと先端辺212bの交点との距離は、4.7mmに設定されている。
図6(b)に示すように、吐出側傾斜部233は、吐出口262を直線的に羽根車210の径方向外方へと大きく拡大している。吐出側傾斜部233の開き角度は大きく設定され、たとえば、43°の傾斜角度に設定されている。
直線部232と吐出側傾斜部233の境界部と、動翼212の後縁部212cと先端辺212bの交点との距離は、1.9mmに設定されている。
<第2の従来品>
まず、図7および図8を参照して、第2の従来品の軸流ファン300について説明する。図7は第2の従来品の軸流ファンの正面図および背面図である。図8は第2の従来品におけるベンチュリケーシングの構造の説明図である。
第2の従来品の軸流ファン200は、山洋電器株式会社の型番109R0812G401の軸流ファンである。
図7(a)に示すように、軸流ファン300の羽根車310は、7枚の動翼312を有する。軸流ファン300の動翼312は、翼先端の角度が大きく、前縁は円弧ではなく直線である。
図7(b)に示すように、軸流ファン300のフレーム340の吐出側には、3本のステイ341が形成されている。
図8に示すように、軸流ファン300のケーシング330の内面は、吸気側から吐出側へ向けて、吸気側傾斜部331、直線部332、および吐出側傾斜部333で構成され、これらの部位は順次連続している。
図8(a)に示すように、吸気側傾斜部331は、吸気口361を直線的に羽根車310の径方向外方へと大きく拡大している。吸気側傾斜部331の開き角度θ7は大きく設定され、たとえば、45°の傾斜角度に設定されている。
直線部332と吸気側傾斜部331の境界部と、動翼312の前縁部312aと先端辺312bの交点との距離は、5.0mmに設定されている。
図8(b)に示すように、吐出側傾斜部333は、吐出口362を直線的に羽根車310の径方向外方へと大きく拡大している。吐出側傾斜部333の開き角度θ8は大きく設定され、たとえば、31°の傾斜角度に設定されている。
直線部332と吐出側傾斜部333の境界部と、動翼312の後縁部312cと先端辺312bの交点との距離は、1.5mmに設定されている。
<本実施品と従来品の運転特性比較>
図9は本実施品と第1および第2の従来品の騒音特性、および風量−静圧特性の比較の説明図である。
本実施品と第1の従来品、および本実施品と第2の従来品の比較においては、比較対象の軸流ファン同士の最大風量がほぼ等しくなるように、回転速度を設定した。
図9において、音響パワーレベルの曲線に着目すると、本実施品の音響パワーレベルは、第1および第2の従来品に比べて低い領域が多く、低騒音化していることが判る。すなわち本実施品は、実使用領域において低騒音化に優れている。
次に図9において、風量−静圧特性の曲線に着目すると、本実施品の風量−静圧特性は、第1および第2の従来品に比べて変曲点が高く、高静圧化していることが判る。
本実施形態の軸流ファン100によれば、羽根車10の動翼12の前縁部12aが当該羽根車10の回転方向rに対して凹状の円弧に形成される。動翼12の前縁端部12dは回転方向rへ突き出すように、前縁部の凹状円弧と先端辺の曲線との延長線が交わる角度は30°〜37°の鋭角に設定される。
すなわち、本実施形態の軸流ファン100は、前縁端部12dを回転方向rへ突き出させて、前縁端部12aを適度な凹状円弧にすることにより、高負荷時においても空気流れの剥離を遅らせることができ、低静音化と変曲点を高静圧側にすることができる。
また、ベンチュリケーシング30の吸気側傾斜部31の開き角度θ3は、12°〜17°の角度に設定される。すなわち、本実施形態の軸流ファン100は、吸気側傾斜部31の開き角度θ3を適度に小さくすることにより、高風量域では円弧吸込形状と同様に低騒音化を図ることができる。変曲点付近では空気の流れの剥離を徐々に起こすことができ、変曲点での静圧の落ち込みを防いでいる。
さらに、ベンチュリケーシング30の吐出側傾斜部33の開き角度θ4は、30°〜35°の角度に設定される。吐出側傾斜部33の開き角度θ4を適度に小さく設定することにより、高風量域での空気の流れが乱れ難くなり、同回転速度における高風量化を図ることができる。そのため、同等風量にしたときに回転速度を抑えられ、低騒音化が可能となる。
したがって、本発明に係る軸流ファン100は、動翼12の形状、および羽根車10の径方向外周を囲むベンチュリケーシング30の内面形状を最適化することにより、実使用領域において、低騒音化および高静圧化を実現することができるものである。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で、上記実施形態とは異なる種々の態様で実施することができる。
10 羽根車、
20 回転駆動装置、
21 回転軸、
30 ベンチュリケーシング、
31 吸気側傾斜部、
32 直線部、
33 吐出側傾斜部、
41 吸気口、
42 吐出口、
100 軸流ファン。

Claims (1)

  1. 回転駆動装置の回転軸に取り付けられた羽根車と、
    前記羽根車の径方向の外周を囲み前記回転軸の軸方向に対向する吸気口および吐出口を有するベンチュリケーシングと、を備え、
    前記羽根車の動翼の前縁部は、前記羽根車の回転方向に対して凹状となる円弧に形成されるとともに、前記前縁部の凹状円弧と先端辺の曲線との延長線が交わる角度は、前記動翼の前縁端部が回転方向へ突き出すように、正面視において30°〜37°の鋭角に設定され、
    前記ベンチュリケーシングの吸気側傾斜部の開き角度は12°〜17°の角度に設定され、吐出側傾斜部の開き角度は30°〜35°の角度に設定され、
    前記ベンチュリケーシングの直線部と前記吐出側傾斜部の境界部と、前記動翼の後縁部と前記先端辺の交点との距離は、0.1〜0.5mmの同程度の位置に設定され、
    前記ベンチュリケーシングの直線部と前記吐出側傾斜部の境界部は、前記動翼の後縁部と前記先端辺の交点よりも吸気側に位置し、
    前記ベンチュリケーシングの直線部と前記吸気側傾斜部の境界部と、前記動翼の前記前縁部と前記先端辺の交点との距離は、3.0〜3.5mmに設定されることを特徴とする軸流ファン。
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