JP4534675B2 - 集積回路装置 - Google Patents

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Description

この発明は、半導体チップ等からなる集積回路の放熱構造としてヒートシンクを備える集積回路装置に関し、特に、その製造に際してこれら集積回路およびヒートシンクがリードフレームと一体に樹脂封止される集積回路装置に関する。
一般に、各種電子制御装置等に用いられるドライバICや電源ICをはじめとする電力用の集積回路装置には、パワーMOSFET等の発熱素子を含む半導体チップが搭載されている。そして、このような集積回路装置では、上記半導体チップの放熱を促進するために放熱板であるヒートシンクを併せて備えるいわゆる高放熱パッケージ構造を採用することが多く、こうしたヒートシンクをパッケージ面から露出させることで放熱性の向上を図るようにしている。そして従来、このようなヒートシンクを備える集積回路装置としては、例えば特許文献1あるいは特許文献2に記載されているものが知られている。この特許文献1あるいは特許文献2に記載されている集積回路装置も含めて、従来一般に採用されている高放熱パッケージ構造の集積回路装置についてその内部構造を図10〜図12を参照して説明する。
図10は、SOP(Small Outline Package)型の集積回路装置の内部平面構造を模式的に示したものである。図10に示されるように、この集積回路装置は、大きくはヒートシンク4Aを備えるとともに、その上面に半導体チップ等の電子部品が搭載される電子部品搭載エリアEが設けられており、このようなヒートシンク4Aが、このエリアEに搭載された電子部品と共々、モールド樹脂5により一体に封止されたパッケージとして構成されている。そして、上記パッケージの側面のうちの対向する2方向からは、リードフレームから切り離されたそれぞれ複数本のリード52が引き出される構造となっている。なお、図示は割愛するが、これらリード52の各々は、樹脂モールドに先立って、上記搭載された電子部品とワイヤボンディングによって電気的に接続されている。
また図11は、QFP(Quad Flat Package)型の集積回路装置の内部平面構造を模式的に示したものであり、図12は同図11のC−C線に沿った断面構造を示したものである。なお便宜上、この図12では、断面図に模式的にその側面構造を併せて図示している。そしてこの集積回路装置も、図10に示した装置と同様に、大きくはヒートシンク4Bを備えるとともに、その上面に半導体チップ等の電子部品が搭載される電子部品搭載エリアEが設けられており、このようなヒートシンク4Bが、このエリアEに搭載された電子部品と共々、モールド樹脂5により一体に封止されている。またこの集積回路装置では、上記パッケージの側面の4方向から、リードフレームから切り離されたそれぞれ複数本のリード62が引き出される構造となっており、これらリード62の各々と上記搭載された電子部品とが、ワイヤ75を用いたワイヤボンディングによって電気的に接続されている。
このように電子部品を上記ヒートシンク4Aあるいは4B上に搭載するに際しては、上記電子部品搭載エリアEのヒートシンク4Aあるいは4B上への位置決めを高精度に行い、それら上記ヒートシンク4Aあるいは4Bと上記各リード52あるいは62を備えるリードフレームとの平行度をはじめとして、これらの位置精度を安定に確保する必要がある。そこで従来はこれらヒートシンク4Aあるいは4Bとリードフレームとの接続方法として、接着剤やかしめ加工(塑性変形加工)による接続方法を採用するようにしている。ちなみに、図10あるいは図11および図12に例示した集積回路装置では、これらのより強固な接続を図ることのできる方法として、かしめ加工による接続方法を採用している。
具体的には、図10に例示した集積回路装置では、ヒートシンク4Aとリードフレームとが2箇所の接続部56を介したかしめ加工によって接続されている。すなわち、リードフレームには、その2箇所に上記ヒートシンク4Aにオーバーラップするかたちで突出する接続片53が形成されており、この接続片53に貫通孔57が設けられている。一方、上記ヒートシンク4Aには、これら貫通孔57に対応する位置に、この貫通孔57に挿入される凸部58が設けられている。そして、この凸部58が貫通孔57に挿入された状態で上記かしめ加工が施されることで、ヒートシンク4Aとリードフレームとが接続されている。
また同様に、図11および図12に例示した集積回路装置では、ヒートシンク4Bとリードフレームとが4箇所の結合部66を介したかしめ加工によって接続されている。すなわち、リードフレームには、上記ヒートシンク4Bの4隅にオーバーラップするかたちで突出する接続片63が形成されており、この接続片63に貫通孔67が設けられている。一方、ヒートシンク4Bには、これら貫通孔67に対応する位置に凸部68が設けられている。そして、先の図10に準じたかしめ加工によってこれらが接続されている。
特開平11−145364号公報 特開2001−144242号公報
このように、高放熱パッケージ構造をもつ上記従来の集積回路装置では、上記ヒートシンク4Aあるいは4Bとリードフレームとの結合を図り且つこれらの平行度を確保するために、ヒートシンクの対向する部分の少なくとも2箇所にかしめ加工による接続部を設けるようにしている。このため、上記ヒートシンクに少なくともこうした結合部を設けるために十分なスペースを確保する必要があり、ひいては上記ヒートシンク上に回路基板や電子部品を搭載することのできるスペース、すなわち上記電子部品搭載エリアEも自ずと制限されてしまうこととなる。特に近年は、集積回路装置としての高機能化、高密度化の要求が高まりつつあることから、こうしたスペースの制約は集積回路装置としての設計の自由度を大きく損なうことにもなっている。また、接続部の配設態様によっては、パッケージから導出されるリード数が制限されることから、集積回路装置としての多ピン化やファインピッチ化も制限されることとなり、このことも集積回路装置設計の自由度を阻害する要因の一つとなっている。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、ヒートシンクとリードフレームとの接合状態を安定に維持しつつ、ヒートシンク上の電子部品搭載エリアを十分に確保して、その設計にかかる自由度を好適に高めることのできる集積回路装置を提供することを目的とする。
こうした目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、リードフレームに接続されたヒートシンクの一面に集積回路を構成する電子部品が搭載され、前記リードフレームのインナーリードを形成する一部が、前記集積回路を構成する電子部品と電気的に接続された状態で、電子部品および前記ヒートシンクとともに一体に樹脂モールドされる集積回路装置として、前記リードフレームに、前記ヒートシンクの前記電子部品が搭載される面の裏面において同ヒートシンクと接続される少なくとも1つの接続片を備えるとともに、ダミーのインナーリードとして前記ヒートシンクの内方まで延設されて前記ヒートシンクに接触される複数のサポートリードを設け、前記ヒートシンクは、これら接続片との接続およびサポートリードとの接触の協働によって前記リードフレームに支持される構造とした。
集積回路装置としてのこのような構造によれば、上記ヒートシンクが上記接続片に接続されることによってヒートシンクとリードフレームとの位置精度が確保されるとともに、同ヒートシンクが上記サポートリードに当接されることによってヒートシンクとリードフレームとの平行度が確保される。すなわち同構造では、リードフレームに上記サポートリードを設けたことによって、ヒートシンクとリードフレームとを接続する接続部の形成箇所を削減することができるようになる。このため、上記ヒートシンク上に回路基板や電子部品を搭載することのできるスペース、すなわち電子部品搭載エリアをより大きく確保することができるようになり、ひいてはさらなる高密度実装の実現を図ることもできるようになる。またこの場合、搭載部品数が一定であれば、上記リードフレームあるいは集積回路装置としての小型化を図ることもできるようになる。
また、一般にこうした集積回路装置上に電子部品としてマイクロコンピュータやパワー素子等が搭載される際には、その実装に際して例えばAu(金)ワイヤを用いたワイヤボンディング工程が採用され、この場合には上記リードフレームも局部的に加熱されることとなる。この点、上記構造によれば、たとえこうした加熱によってリードフレームを上記ヒートシンクとの熱膨張係数差に起因する伸縮差が生じたとしても、上記サポートリードとヒートシンクとの接触部にてこうした伸縮差が吸収、緩和されるようになる。すなわち、上記リードフレームの歪み等も好適に吸収、緩和されるようになる。ちなみにこのことは、これらリードフレームやヒートシンクとして採用することのできる各材料の厚さ、熱伝導性、熱容量あるいは熱膨張係数などの自由度が高められ、ひいては当該集積回路装置としての設計自由度も大きく高められるようになることを意味する。
また、こうしてリードフレームの歪みが抑制されることにより、例えばこうした局部的な加熱工程の後工程として、さらに別の電子部品等を非加熱工程にて実装するような場合であれ、これまで各工程毎に必要とされた搭載部品間の位置合わせ等も不要となる。すなわち、位置合わせ形状や各部品間の余分なクリアランスの確保が不要となるため、この意味でも上記リードフレーム自体の小型化が可能になるとともに、これら位置合わせ工程をはじめとする各工程をより容易に実現することができるようにもなる。
また、この請求項1に記載の構造に関しては、例えば請求項2に記載の発明によるように、前記ヒートシンクが矩形の板材からなるとするときに、その四隅のうちの対角となる2点において前記リードフレームの前記接続片と接続され、他の対角となる2点において前記リードフレームの前記サポートリードと当接される構造を採用することが有効である。
あるいは、請求項3に記載の発明によるように、リードフレームに接続されたヒートシンクの一面に集積回路を構成する電子部品が搭載され、前記リードフレームのインナーリードを形成する一部が、前記集積回路を構成する電子部品と電気的に接続された状態で、電子部品および前記ヒートシンクとともに一体に樹脂モールドされる集積回路装置として、前記ヒートシンクが矩形の板材からなるとともに、前記電子部品が搭載される面の裏面において前記リードフレームに支持されるものであり、前記リードフレームは、前記ヒートシンクを支持する面の一方の対角線上に延設されて同ヒートシンクの中央部に接続される接続片を備えるとともに、ダミーのインナーリードとして前記ヒートシンクの内方まで延設されて前記ヒートシンクにおける前記リードフレームによって支持される面の他の対角となる2点において同ヒートシンクに接触される複数のサポートリードを備え、前記ヒートシンクは、前記接続片との接続および前記サポートリードとの接触の協働によって前記リードフレームに支持される構造を採用することが有効である。
さらには、請求項5に記載の発明によるように、リードフレームに接続されたヒートシンクの一面に集積回路を構成する電子部品が搭載され、前記リードフレームのインナーリードを形成する一部が、前記集積回路を構成する電子部品と電気的に接続された状態で、電子部品および前記ヒートシンクとともに一体に樹脂モールドされる集積回路装置として、前記リードフレームは、前記ヒートシンクの前記電子部品が搭載される面の裏面において同ヒートシンクと接続される接続片を備えるとともに、ダミーのインナーリードとして前記ヒートシンクの内方まで延設されて前記ヒートシンクに接触される複数のサポートリードを備え、前記ヒートシンクは、矩形の板材からなって、その四隅の4点において前記サポートリードと接触され、該四隅の4点の中心となる1点において前記接続片と接続されるとともに、これら接続片との接続およびサポートリードとの接触の協働によって前記リードフレームに支持される構造を採用することが有効である。
すなわち、上記請求項2の構造のように、上記ヒートシンクと上記リードフレームとが上記ヒートシンクの四隅のうちの対角となる2点で接続されることで、その接合状態を維持することができるとともに、他の対角となる2点において上記サポートリードと当接されることで、これらヒートシンクとリードフレームとの平行度も安定に確保されるようになる。特にこの場合には、ヒートシンクとリードフレームとが2点で接続されることから、いわゆるずれ等を生じることもなく、その位置精度を安定に維持することができるようになる。
また、上記請求項3の構造においても、上記ヒートシンクがその裏面においてリードフレームとその中央部で接続されることで、その接合状態を維持することができ、しかも他の対角となる2点において上記サポートリードとによる接触されることで、これらヒートシンクとリードフレームとの平行度も安定に確保されるようになる。しかもこの構造においては、ヒートシンクがその裏面においてリードフレームに支持されることから、上記電子部品搭載エリアも最大限に確保されるようになる。
なおこの場合には、特に請求項4に記載の発明によるように、前記ヒートシンクの前記リードフレームに支持される面には、前記接続片と係合されるべく前記一方の対角線上に形成された溝が設けられる構造とすれば、ヒートシンクとリードフレームとがたとえ1点で接続される場合であれ、それらの間でずれ等が生じることも抑制され、その位置精度をより安定に維持することができるようになる。
さらに、上記請求項5の構造のように、上記ヒートシンクがその四隅の4点でサポートリードと接触され、該四隅の4点の中心となる1点でリードフレームに接続される構造で
あっても、これらヒートシンクとリードフレームとの平行度をはじめとする位置精度は安定に確保される。そしてこの場合も、少なくとも上記接続部がヒートシンクの裏面に設定されることで、上記電子部品搭載エリアが最大限に確保されるようになり、また同ヒートシンクに上記接続片と係合される溝を設けることで、上記位置精度のさらなる向上が期待できるようになる。
一方、上記請求項1〜5のいずれかに記載の集積回路装置において、請求項6に記載の発明によるように、前記ヒートシンクの前記サポートリードが当接される箇所には選択的に凹部を設け、該サポートリードは、この凹部に係合された状態で同ヒートシンクに当接される構造とすれば、平行度はもとより、上記位置精度についても、接続部の数に頼ることなく、高い精度が得られるようになる。
また、上記請求項1〜6のいずれかに記載の集積回路装置において、請求項7に記載の発明によるように、前記リードフレームの前記接続片には貫通孔が設けられるとともに、前記ヒートシンクの前記リードフレームとの接続部には前記貫通孔に挿入される凸部が設けられており、前記リードフレームに対する前記ヒートシンクの接続が、前記貫通孔に挿入された凸部の塑性変形加工によって行われる構造とすれば、これらヒートシンクとリードフレームとの接続が容易、且つ強固に行われるようになる。
さらに、上記請求項1〜7のいずれかに記載の集積回路装置において、請求項8に記載の発明によるように、前記ヒートシンクが鉄系材料からなる構造とすれば、上記ヒートシンクの熱膨張係数を小さくすることができる。これにより、ヒートシンクが一体に設けられる高放熱モールドパッケージ構造において、一般に熱膨張係数の小さいモールド樹脂と上記ヒートシンクとの部材間における熱膨張係数差に起因する界面剥離やクラック等の発生を抑制することができるようなる。また、温度サイクル試験等においても、温度差に対する信頼性を高く確保することができるようにもなる。また、このような構造は、上記ヒートシンクに熱膨張係数の小さい半導体素子やセラミック回路基板等を搭載する場合に特に有効であり、その動作時の発熱に起因するそれら素子や基板等とヒートシンクとの界面剥離等も好適に抑制されるようになる。
(第1の実施の形態)
以下、この発明にかかる集積回路装置の第1の実施の形態について、図1〜図5を参照して説明する。図1は、この実施の形態にかかる集積回路装置としてQFP型の集積回路装置の内部平面構造を模式的に示したものであり、図2は同図1のA−A線に沿った断面構造を示したものである。
これら図1および図2に示されるように、この集積回路装置は、大きくは矩形状のヒートシンク1を備えるとともに、その上面1aには半導体チップ等の電子部品が搭載される電子部品搭載エリアEが設けられており、このようなヒートシンク1が、上記電子部品と共々、モールド樹脂5により一体に封止されたパッケージとして構成されている。そして、このパッケージの側面の4方向からは、リードフレームから切り離されたそれぞれ複数本のリード12が引き出される構造となっており、これらリード12の各々と上記搭載された電子部品とが、ワイヤ75を用いたワイヤボンディングによって電気的に接続されている。
このうち上記ヒートシンク1は、例えば鉄系材料等の熱伝導性に優れた部材からなり、打ち抜きプレス加工などにより一体に成形されている。このヒートシンク1の上面1aの電子部品搭載エリアEには、例えばパワーMOSFET等の発熱素子が銀ペーストや半田等の熱伝導性の高い接着部材を介して接合されている。一方、同ヒートシンク1の下面(裏面)1bは、上記モールド樹脂5からなるパッケージ面から露出されており、上記発熱素子から発せられた熱がヒートシンク1を介して外部へと放熱されるようになっている。
次に、こうした集積回路装置の製造方法について、図3〜図5を参照して説明する。まず図3は、集積回路装置を構成する上記ヒートシンク1とリードフレームとの接続工程における平面構造を示したものであり、図4は同3のA’−A’線に沿った断面構造を示したものである。また、図5(a)〜(f)は上記工程に続く工程における同図4に対応する断面構造を、製造プロセスにしたがって模式的に示したものである。なお、この図3中には、先の図1に対応して、最終的にモールド樹脂により形成されるパッケージの外形線を二点鎖線で示している。
この製造に際してはまず、図3および図4に示されるように、上記リードフレーム10と上記ヒートシンク1との接続を行う。このうちリードフレーム10は、複数のインナーリード10aおよびこれら各インナーリード10aと連結されるアウターリード10bとを備え、これらを保持するための4本のレールが枠状に組まれて形成されている。上記アウターリード10b間にはこれらと直角にタイバー部11が架設されている。また、上記4本のレールからなる枠の内周辺に配設される各インナーリード10aは、その先端が上記枠内に配設されるヒートシンク1と間隙を介するかたちで配設されている。
そして、このような形状からなるリードフレーム10と上記ヒートシンク1とが、2箇所の接続部16を介したかしめ加工(塑性変形加工)によって接続される。具体的には、上記ヒートシンクの四隅のうちの対角に位置する2点には、上記ヒートシンク1にオーバーラップするかたちで上記リードフレーム10から突出する接続片13が形成されており、これら接続片13にはそれぞれ貫通孔17が設けられている。一方、上記ヒートシンク1には、上記貫通孔17に対応する位置に、この貫通孔17に挿入される凸部18が設けられている。そして、これら凸部18がそれぞれ貫通孔17に挿入された状態で、かしめ加工が施されることで、これらヒートシンク1とリードフレーム10とが接続される。
また、上記ヒートシンクの四隅のうちの上記2点とは異なる2点には、上記リードフレーム10のダミーのインナーリードとして、上記ヒートシンク1の上面1aの内方まで延設されるサポートリード14が当接している。すなわち、これらサポートリード14は、上記ヒートシンク1の上面1aに当接することにより、これらリードフレーム10とヒートシンク1との平行度を確保するかたちで同ヒートシンク1を支持している。
このように、これらヒートシンク1とリードフレーム10とが接続部16を介して安定に接合され、且つ上記サポートリード14により位置精度が確保された後、図5(a)〜(f)に示されるように、同ヒートシンク1上に各種電子部品等が順次搭載されることになる。
次に、図5(a)に示されるように、上記ヒートシンク1上に設けられている電子部品搭載エリアE(図1、図2参照)に、素子72aを搭載するダイボンディング工程を行う。この素子72aは例えば半田74aを介してプリント基板71aに接合され、このプリント基板71aも例えば同じく半田73aを介して上記ヒートシンク1に接合される。そして、このような半田付けによるダイボンディング工程は、例えば約300℃に設定されたヒータ90によりこのような実装領域をリードフレーム共々、局部加熱することにより行われる。
次に、図5(b)に示されるように、上記電子部品搭載エリアEに、上記素子72aとは異なる素子72bを搭載するダイボンディング工程を行う。この素子72bは例えば接着剤74bを介してプリント基板71bに接合され、このプリント基板71bは例えば接着剤73bを介して上記ヒートシンク1に接合される。このような接着剤によるダイボンディング工程は、例えば恒温槽91の中で装置全体を加熱することにより行われ、具体的には、例えば恒温槽91の温度を、上記接着剤73bおよび74bの硬化温度以上となる約300℃に設定することにより行われる。
次いで、図5(c)に示されるように、上記素子72bとリードフレームのインナーリード10aとをAu(金)ワイヤ75bを用いたワイヤボンディング工程によって電気的に接続する。こうしたワイヤボンディング工程は、例えば約200℃に設定されたヒータ92によりこのような実装領域をリードフレーム共々、局部加熱することにより行われる。
さらに、図5(d)に示されるように、上記素子72aとリードフレームのインナーリード10aとをAl(アルミニウム)ワイヤ75aを用いたワイヤボンディング工程によって常温にて電気的に接続する。
そして、このように各素子72aおよび72bと各インナーリード10aとが電気的に接続された後、図5(e)に示されるように、上記装置を例えば金型93内に載置し、この金型93を装置共々約150℃以上に加熱し、この金型93内に例えばエポキシ樹脂などからなる樹脂液を注入した後、これを硬化させるモールド工程を行う。
その後、図5(f)に示されるように、上記装置を金型93から取り出し、上記リードフレームを形成する外枠と接続片13、サポートリード14および各アウターリード10bとの間、および各アウターリード10b間のタイバー部11(図3参照)を切断する。これにより、先の図2に示した態様でパッケージからリード12が引き出される構造の集積回路装置が形成される。なお、図示は割愛するがこうした集積回路装置がさらに基板等に実装される際には、上記導出されるリード12(アウターリード10b)はガルウイング状に整形される。
このように、集積回路装置に電子部品等が搭載され、パッケージが形成される製造工程には、局部加熱工程や全体加熱工程あるいは非加熱(常温)工程が混在しており、特に局部加熱あるいは全体加熱工程では、リードフレーム10とヒートシンク1との熱膨張係数差に起因して伸縮差が生じることになる。しかしながら、こうした伸縮差が生じたとしても、上記サポートリード14とヒートシンク1の接触部14aにて吸収、緩和されるため、上記リードフレームの歪みは抑制されるようになる。また、こうしてリードフレームの歪みが抑制されるため、上記各工程毎に必要とされた搭載部品間の位置合わせ等も不要となり、位置合わせ形状や各部品間の余分なクリアランスの確保も不要となる。
以上説明したように、この実施の形態にかかる集積回路装置によれば、以下に列記するような効果が得られるようになる。
(1)上記ヒートシンク1は矩形の板材からなり、その四隅のうちの対角となる2点において上記リードフレームの上記接続片13と接続され、他の対角となる2点において上記リードフレームの上記サポートリード14と当接される構造とした。このように、ヒートシンク1とリードフレームとが2点で接続されることから、これらの接合状態が維持され、ずれ等を生じることなくその位置精度を安定に維持することができるようになる。また、他の2点で上記サポートリード14により当接されることから、これらヒートシンクとリードフレームとの平行度も安定に確保されるようになる。
(2)上記リードフレームとにサポートリード14を設けることにより、これらヒートシンク1とリードフレームとを接続する接続部16の形成箇所を削減することができるようになる。このため、上記ヒートシンク1上の電子部品搭載エリアEをより大きく確保することができるようになり、ひいてはさらなる高密度実装の実現を図ることもできるようになる。また、この場合、搭載部品数が一定であれば、上記リードフレームあるいは集積回路装置としての小型化を図ることもできるようになる。
(3)集積回路装置上に電子部品等が搭載される各工程において加熱工程等を経る場合には、上記リードフレームとヒートシンク1との熱膨張係数差に起因して伸縮差が生じる場合がある。この点、上記サポートリード14は上記ヒートシンク1と当接されることにより同ヒートシンク1を支持しているため、これらの接触部14aにてこうした伸縮差が吸収、緩和されるようになり、上記リードフレームの歪みなども好適に吸収、緩和されるようになる。これにより、これらリードフレームおよびヒートシンク1として採用することのできる各材料の厚さ、熱伝導性、熱容量あるいは熱膨張係数などの自由度が高められ、ひいては当該集積回路装置としての設計自由度も大きく高められるようになる。また、このようにリードフレームの歪みが抑制されることにより、各工程毎に必要とされた搭載部品間の位置合わせ等が不要となり、位置合わせ形状や各部品間の余分なクリアランスの確保が不要となるため、リードフレーム自体の小型化を図ることができるようになる。また、これら位置合わせ工程をはじめとする各工程をより容易に実現することができるようにもなる。
(4)上記リードフレームの上記接続片13には貫通孔17が設けられるとともに、上記ヒートシンク1の上記リードフレームとの接続部16には上記貫通孔17に挿入される凸部18が設けられることとし、これらの接続がかしめ加工によって行われることとした。これにより、これらヒートシンク1とリードフレームとの接続が容易、且つ強固に行われるようになる。
(5)上記ヒートシンク1が鉄系材料からなることとした。これにより、熱膨張係数の小さいモールド樹脂5と上記ヒートシンク1との部材間における熱膨張係数差に起因する界面剥離やクラック等の発生を抑制することができるようになる。また、温度サイクル試験等においても、温度差に対する信頼性を高く確保することができるようにもなる。また、上記ヒートシンク1に熱膨張係数の小さい素子や基板等を搭載する場合にはこれらの動作時の発熱に起因するそれら素子や基板等とヒートシンク1との界面剥離等も好適に抑制されるようになる。
(第2の実施の形態)
次に、この発明にかかる集積回路装置の第2の実施の形態について、図6〜図8を参照して説明する。図6は、この実施の形態にかかる集積回路装置の内部平面構造を模式的に示したものであり、図7は同図6の内部底面構造を模式的に示したものであり、さらに図8はこれら図6および図7のB−B線に沿った断面構造を示したものである。この実施の形態も、集積回路装置としての基本的な部分の構成は先の第1の実施の形態と同様であり、上記リードフレームとヒートシンク1との接続態様および上記サポートリードの配設態様のみが先の第1の実施の形態と異なっている。
すなわち図6〜図8に示されるように、この集積回路装置も大きくは鉄系材料からなる矩形状のヒートシンク2を備えるとともに、その上面2aに電子部品搭載エリアEが設けられており、これらが搭載された電子部品と共々、モールド樹脂5により一体に封止されたパッケージとして構成されている。そして、このパッケージの側面の4方向からは、リードフレームから切り離されたそれぞれ複数本のリード22が引き出される構造となっており、これらリード22の各々と上記搭載された電子部品とが、ワイヤ75を用いたワイヤボンディングによって電気的に接続されている。
ここで、この実施の形態にかかる集積回路装置では、上記ヒートシンク2の底面に、同ヒートシンク2の四隅のうちの一方の対角線状に直線状の溝2cが設けられている。一方、上記リードフレームには上記ヒートシンク2の溝2cに係合するかたちで同ヒートシンク2をその裏面(下面)2bから支持する接続片23が延設されている。上記ヒートシンク1と上記リードフレームは、上記接続片23の中央部に設けられた1箇所の接続部26を介したかしめ加工によって接続されている。すなわち、上記接続片23の中央部には貫通孔27が設けられている。また、上記ヒートシンク2の中央部の上記貫通孔27に対応する位置には同貫通孔27に挿入される凸部28が設けられている。そしてこれら貫通孔27および凸部28に先の第1の実施の形態と同様にかしめ加工が施されることで、上記ヒートシンク2とリードフレームとが接続されている。
一方、上記ヒートシンク2の上記2点とは異なる2点には、上記リードフレームのサポートリード24が上記ヒートシンク2の裏面2bの内方まで延設されている。上記ヒートシンク2にはこれらサポートリード24に対応するかたちで凹部2dが設けられており、この凹部2dに上記サポートリード24の先端が係合されている。そしてこれらサポートリード24は、上記ヒートシンク2の裏面2bに当接しており、これらリードフレームとヒートシンク1との平行度を確保するかたちで同ヒートシンク2を支持している。
このように、この実施の形態にかかる集積回路装置では、上記ヒートシンク2がその裏面2bにて上記リードフレームの接続片23に支持されることから、先の第1の実施の形態よりもヒートシンク2上に設けられる電子部品搭載エリアEがより大きく確保されるようになる。また、上記サポートリード24により、これらリードフレームとヒートシンク2との平行度も確保されるため、その位置精度も安定に維持されている。
以上説明したように、この第2の実施の形態にかかる集積回路装置によっても、先の第1の実施の形態による前記(2)〜(5)の効果と同等、もしくはそれに準じた効果が得られるとともに、さらに以下のような効果が得られるようになる。
(6)上記ヒートシンク2は同ヒートシンクの裏面2bにおいて上記リードフレームに支持されるものであり、上記リードフレームの上記接続片23は、該ヒートシンクを支持する面の一方の対角線上に延設されてその中央部で上記ヒートシンク2に接続され、上記リードフレームの上記サポートリード24は、同ヒートシンク2に当接されることとした。このように、これらヒートシンク2がその裏面2bにおいてリードフレームとその中央部で接続されることで、その接合状態を維持することができるようになる。しかも、上記サポートリード24に当接されることで、これらヒートシンク2とリードフレームとの平行度も安定に確保されるようになる。また、上記ヒートシンク2がその裏面2bにおいて上記リードフレームに支持されることにより、上記電子部品搭載エリアEも最大限に確保されるようになる。
(7)上記ヒートシンク2の上記リードフレームに支持される面には、上記接続片23と係合されるべく上記一方の対角線上に形成された直線状の溝2cが設けられることとした。これにより、これらヒートシンク2とリードフレームとがたとえ1点で接続される場合であれ、それらの間でずれ等が生じることも抑制され、その位置精度をより安定に維持することができるようになる。
(8)上記ヒートシンク2の上記サポートリード24が当接される箇所には選択的に凹部2dを設け、該サポートリード24は、この凹部2dに係合された状態で同ヒートシンクに当接されることとした。これにより、平行度はもとより、上記位置精度についても、接続部の数に頼ることなく、高い精度が得られるようになる。
(第3の実施の形態)
次に、この発明にかかる集積回路装置の第3の実施の形態について、図9を参照して説明する。図9は、この実施の形態にかかる集積回路装置の内部平面構造を模式的に示したものである。この実施の形態も、集積回路装置としての基本的な部分の構成は先の第1および第2の実施の形態と同様であり、上記リードフレームとヒートシンク1との接続態様および上記サポートリードの配設態様が先の第1および第2の実施の形態と異なっている。また、この実施の形態では、先の各実施の形態よりも、ヒートシンクおよび形成されるモールドパッケージの形状の小さい集積回路装置を例示している。
すなわち図9に示されるように、この集積回路装置は鉄系材料からなる矩形状のヒートシンク3を備えるとともに、その上面に電子部品搭載エリアEが設けられており、これらが搭載された電子部品と共々、モールド樹脂5により一体に封止されたパッケージ構造として構成されている。そして、このパッケージの側面の4方向からな、リードフレームから切り離されたそれぞれ複数本のリード32が引き出される構造となっており、これらリード32の各々と上記搭載された電子部品とが、ワイヤ75を用いたワイヤボンディングによって電気的に接続されている。
ここで、この実施の形態にかかる集積回路装置では、上記ヒートシンク3の中心にオーバーラップするかたちで上記リードフレームから突出する1つの接続片33が形成されており、この接続片33には貫通孔37が設けられている。また、上記ヒートシンクの中央部には上記貫通孔37に挿入される凸部38が設けられている。そして、これら貫通孔37および凸部38からなる接続部36に、先の第1および第2の実施の形態と同様にかしめ加工が施されることで、上記ヒートシンク3とリードフレームとが接続されている。
一方、上記ヒートシンク3の四隅の4点には、上記リードフレームのサポートリード34が上記ヒートシンク3の上面の内方まで延設されており、各サポートリード34の先端がこれらヒートシンク3に当接している。そして、これらサポートリード34は、リードフレームとヒートシンク3との平行度を確保するかたちで同ヒートシンク3を支持している。
このように、この実施の形態にかかる集積回路装置では、上記接続部36により、これらヒートシンク3とリードフレームとの接合状態が維持されるとともに、上記ヒートシンク3が四隅で上記サポートリード34により支持されることにより、上記接続部36の形成箇所を1箇所に低減することができる。これにより、ヒートシンク上に設けられる電子部品搭載エリアEをより大きく確保することができるようになる。また、上記サポートリード34により、これらリードフレームとヒートシンク3との平行度も確保されるため、その位置精度も安定に維持されている。
以上説明したように、この第3の実施の形態にかかる集積回路装置によっても、先の第1の実施の形態による(2)〜(5)の効果と同等、もしくはそれに準じた効果が得られるとともに、さらに以下のような効果が得られるようになる。
(9)上記ヒートシンク3がその四隅の4点において上記リードフレームの上記サポートリード34と当接され、その中心となる1点において上記リードフレームの接続片33と接続されることとした。このように、上記ヒートシンク3とリードフレームとの接続箇所が1箇所であっても、これらの接合状態が安定に維持されるとともに、上記サポートリード34により平行度をはじめとする位置精度が安定に確保されるようになる。
(その他の実施の形態)
なお、この発明にかかる集積回路装置は、上記実施の形態として示した構造に限らず、これらを適宜変更した、以下に例示する態様にて実施することもできる。
・上記各実施の形態では、上記ヒートシンク1、2、3として鉄系材料を用いることとした。しかしながら、こうしたモールドパッケージの使用環境によって、例えば上記ヒートシンク1、2、3とモールド樹脂5との界面剥離が懸念されなければ、これに代えて、一般にヒートシンクの材料として用いられる銅やアルミニウム等の放熱性に優れた材料を採用することもできる。
・上記各実施の形態では、上記リードフレーム10に対する上記ヒートシンク1、2、3の接続を、上記リードフレーム10の上記接続片13、23、33に設けられた貫通孔17、27、37に、上記ヒートシンク1、2、3に設けられた凸部18、28、38が挿入された状態でかしめ加工が施されることにより行うこととした。これに代えて、嵌合や接着による結合等、による接続方法を用いるようにしてもよい。要は、これらリードフレーム10とヒートシンク1、2、3との接合状態が、少なくとも樹脂によりモールドされるまで安定に確保されるようにすればよい。
・上記第1の実施の形態では、上記ヒートシンク1上に搭載される電子部品等の実装工程および樹脂モールドされる工程が、局部加熱工程、全体加熱工程あるいは常温工程を経ることとしたが、これら電子部品等の実装態様や実装条件はこれに限られない。
・上記第2の実施の形態では、上記ヒートシンク2がその裏面に対角線状に延設される上記リードフレームの接続片23に支持されており、この接続片23は上記ヒートシンク2の裏面2bに設けられた直線状の溝2cに係合されることとした。しかしながら、上記リードフレームが上記接続片23と安定に接続される構造であれば、上記溝2cの形成を割愛することもできる。また、上記溝2cを形成する場合には、その形状は直線状に限られず、上記接続片23と係合される形状であればよい。また、上記接続片23の延設態様も上記第2の実施の形態に例示した態様に限られず、上記ヒートシンク2を裏面2bから支持することができる態様で延設されていればよい。
・上記第1および第3の実施の形態では、上記サポートリード14、34が上記ヒートシンク1、3の上面に当接される構造とし、上記第2の実施の形態では上記サポートリード24が上記ヒートシンク2に設けられた凹部2dに係合されるかたちで同ヒートシンク2の下面に当接される構造とした。しかしながら、これらヒートシンク1、2、3とサポートリード14、24、34との当接態様あるいは配設態様は任意である。すなわち、これらサポートリード14、24、34は、上記ヒートシンク1、2、3の上面、下面のいずれに当接されてもよいし、係合構造の有無も任意である。また、上記第1および第3の実施の形態においても、これらサポートリードとヒートシンクとの係合構造が形成される構造としてもよい。
・上記各実施の形態では、上記リードフレーム10に上記ヒートシンク1、2、3と接続される接続片13、23、33を備えることとしたが、これら接続片13、23、33の配設態様および上記サポートリード14、24、34の配設態様は任意に変更することができる。要は、上記リードフレーム10の接続片13、23、33と上記ヒートシンク1、2、3との接続によりこれらの接合状態が維持されるとともに、少なくともサポートリード14、24、34を併用してこれらヒートシンク1、2、3とリードフレーム10との平行度をはじめとする位置精度が十分に確保される構造であればよい。
・上記各実施の形態では、QFP型の集積回路装置について例示したが、この発明はその他任意の表面実装型の高放熱パッケージ構造をもつ集積回路装置、あるいはピン挿入型の高放熱パッケージ構造をもつ集積回路装置に適用することができる。
この発明にかかる集積回路装置の第1の実施の形態についてその内部平面構造を模式的に示す平面図。 図1のA−A線に沿った断面構造を、模式的にその側面構造と併せて示す断面図。 同第1の実施の形態の集積回路装置の製造過程における平面構造を示す平面図。 図3のA’−A’線に沿った断面構造を示す断面図。 (a)〜(f)は同第1の実施の形態の集積回路装置の製造方法についてその製造手順を模式的に示す断面図。 この発明にかかる集積回路装置の第2の実施の形態についてその内部平面構造を模式的に示す平面図。 同第2の実施の形態の集積回路装置についてその内部平面構造を模式的に示す底面図。 図6および図7のB−B線に沿った断面構造を示す断面図。 この発明にかかる集積回路装置の第3の実施の形態についてその内部平面構造を模式的に示す平面図。 従来の集積回路装置の内部平面構造を模式的に示す平面図。 従来の集積回路装置の内部平面構造を模式的に示す平面図。 図11のC−C線に沿った断面構造を、模式的にその側面構造と併せて示す断面図。
符号の説明
1、2、3、4A、4B…ヒートシンク、1a、2a…上面、1b、2b…下面(裏面)、2c…溝、2d…凹部、5…モールド樹脂、5’…樹脂液、5a…モールド樹脂形成領域、10…リードフレーム、10a…インナーリード、10b…アウターリード、11…タイバー部、12、22、32、52、62…リード、13、23、33、53、63…接続片、14、24、34…サポートリード、14a、24a、34a…接触部、16、26、36、56、66…接続部、17、27、37、57、67…貫通孔、18、28、38、58、68…凸部、71a、71b…プリント基板、72a、72b…素子、73a、74a…半田、73b、74b…接着剤、75、75a、75b…ワイヤ、90…ヒータ、91…恒温槽、92…ヒータ、93…金型。

Claims (8)

  1. リードフレームに接続されたヒートシンクの一面に集積回路を構成する電子部品が搭載され、前記リードフレームのインナーリードを形成する一部が、前記集積回路を構成する電子部品と電気的に接続された状態で、電子部品および前記ヒートシンクとともに一体に樹脂モールドされる集積回路装置において、
    前記リードフレームは、前記ヒートシンクの前記電子部品が搭載される面の裏面において同ヒートシンクと接続される少なくとも1つの接続片を備えるとともに、ダミーのインナーリードとして前記ヒートシンクの内方まで延設されて前記ヒートシンクに接触される複数のサポートリードを備え、前記ヒートシンクは、前記接続片との接続および前記サポートリードとの接触の協働によって前記リードフレームに支持されてなる
    ことを特徴とする集積回路装置。
  2. 前記ヒートシンクは矩形の板材からなって、その四隅のうちの対角となる2点において前記リードフレームの前記接続片と接続され、他の対角となる2点において前記リードフレームの前記サポートリードと当接されてなる
    請求項1に記載の集積回路装置。
  3. リードフレームに接続されたヒートシンクの一面に集積回路を構成する電子部品が搭載され、前記リードフレームのインナーリードを形成する一部が、前記集積回路を構成する電子部品と電気的に接続された状態で、電子部品および前記ヒートシンクとともに一体に樹脂モールドされる集積回路装置において、
    前記ヒートシンクは矩形の板材からなるとともに、前記電子部品が搭載される面の裏面において前記リードフレームに支持されるものであり、前記リードフレームは、前記ヒートシンクを支持する面の一方の対角線上に延設されて同ヒートシンクの中央部に接続される接続片を備えるとともに、ダミーのインナーリードとして前記ヒートシンクの内方まで延設されて前記ヒートシンクにおける前記リードフレームによって支持される面の他の対角となる2点において同ヒートシンクに接触される複数のサポートリードを備え、前記ヒートシンクは、前記接続片との接続および前記サポートリードとの接触の協働によって前記リードフレームに支持されてなる
    ことを特徴とする集積回路装置。
  4. 前記ヒートシンクの前記リードフレームに支持される面には、前記接続片と係合されるべく前記一方の対角線上に形成された溝が設けられてなる
    請求項3に記載の集積回路装置。
  5. リードフレームに接続されたヒートシンクの一面に集積回路を構成する電子部品が搭載され、前記リードフレームのインナーリードを形成する一部が、前記集積回路を構成する電子部品と電気的に接続された状態で、電子部品および前記ヒートシンクとともに一体に樹脂モールドされる集積回路装置において、
    前記リードフレームは、前記ヒートシンクの前記電子部品が搭載される面の裏面において同ヒートシンクと接続される接続片を備えるとともに、ダミーのインナーリードとして前記ヒートシンクの内方まで延設されて前記ヒートシンクに接触される複数のサポートリードを備え、前記ヒートシンクは、矩形の板材からなって、その四隅の4点において前記サポートリードと接触され、該四隅の4点の中心となる1点において前記接続片と接続されるとともに、これら接続片との接続およびサポートリードとの接触の協働によって前記リードフレームに支持されてなる
    ことを特徴とする集積回路装置。
  6. 前記ヒートシンクの前記サポートリードが当接される箇所には選択的に凹部が設けられてなり、該サポートリードは、この凹部に係合された状態で同ヒートシンクに当接されてなる
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の集積回路装置。
  7. 前記リードフレームの前記接続片には貫通孔が設けられるとともに、前記ヒートシンクの前記リードフレームとの接続部には前記貫通孔に挿入される凸部が設けられてなり、前記リードフレームに対する前記ヒートシンクの接続が、前記貫通孔に挿入された凸部の塑性変形加工によって行われてなる
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の集積回路装置。
  8. 前記ヒートシンクが、鉄系材料からなる
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の集積回路装置。
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