JP4534545B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
この種の画像形成装置においては、現像剤を収容しているカートリッジを着脱する場合などに、画像形成装置本体内に作業者が手を入れると、現像器から露出している現像ロールに作業者が触れてしまい、作業者の手などが現像剤で汚れてしまうという問題があった。また、現像ロールが露出していると、作業者が現像ロールに傷などをつけてしまうことがある。そこで、現像剤が収容されたカートリッジを着脱する場合に、現像器の現像ロールをシャッタで覆い、作業者の手などが現像ロールに触れないようにすることが知られている(特許文献1〜3参照)。
尚、本明細書において、像担持体とはトナー像を転写されて担持する中間転写体をさすことがある。
即ち、現像ロールそれぞれが待機位置に停止している場合には、現像ロールと像担持体とが対向しないので、現像剤が移行することを防止することができる。
図1において、本発明の実施形態に係る画像形成装置10の概要が示されている。画像形成装置10は、画像形成装置本体12を有し、この画像形成装置本体12の上部に回動支点14を中心に回動自在の開閉カバー16が設けられていると共に、この画像形成装置本体12の下部に例えば1段の給紙ユニット18が配置されている。
なお、現像剤回収ボトル58の背面側(図1において右側)は、例えばリブなどが形成され、用紙が滑らかに搬送されるように曲面にされて搬送路28の一部を形成している。
なお、ラップインロール68及びラップアウトロール70は、像担持体50から離間している。
なお、二次転写部において、中間転写体64と搬送路28との間が、例えば12°の角度になるように、ラップアウトロール70は配置されている。
また、例えば二次転写ロール80の下方には、搬送路28を通る記録媒体の詰まりが生じているか否かを検知するセンサなどの検知部材81が設けられており、この検知部材81は、検知結果を後述する制御部97に対して出力する。
また、像担持体50、像担持体用クリーナ54、中間転写体64及び中間転写体用クリーナ82は、像形成ユニット96に対してそれぞれ着脱自在にされている。
図2において、現像時における現像器ユニット38及びその周辺が示されている。現像器ユニット38は、回転軸44を中心として回転するの現像器ユニット本体98を有し、この現像器ユニット本体98に上述した現像器42a〜42dが着脱自在に設けられている。これらの現像器42a〜42dは、それぞれ現像器本体99a〜99dを有し、これらの現像器本体99a〜99dに上述した4色の現像剤を収容する現像剤カートリッジ100a〜100dがそれぞれ装着されている。現像剤カートリッジ100a〜100dそれぞれは、筒状に形成されており、長手方向一端側に把手部102が形成されている。また、現像剤カートリッジ100a〜100dは、現像器42a〜42dを介して現像器ユニット本体98に装着されると、外面が現像器ユニット本体98の外周に略一致するようにされている。現像剤カートリッジ100a〜100dそれぞれは、現像器ユニット本体98の回転方向に対する略法線方向に着脱されるようになっており、回転軸44を挟んで像担持体50に略対向する位置が交換位置になっている。
なお、現像時には、図2に示すように、像担持体50、像担持体50に当接する現像ロール108、弾性体118及び回転軸44それぞれの中心が略一直線上に位置し、現像位置Aにおいて像担持体50上の潜像が現像される。
また、現像器42a〜42dは、現像器ユニット本体98に対して着脱自在にされており、それぞれ現像剤カートリッジ100a〜100dを装着された状態でも着脱されるようになっている。
以下、現像器42a〜42dなど複数ある構成部分のいずれかを特定せずに示す場合には、単に「現像器42」などと略記することがある。
図3において、現像前の待機時に停止している現像器ユニット38及びその周辺が示されている。
図3に示すように、現像器ユニット38は、現像ロール108のいずれかが現像位置Aから回転軸44を軸として例えば略10度回転した位置を待機位置としている。つまり、現像器ユニット38が停止する場合、デフォルトとして待機位置(ホームポジション)で停止するようにされている。なお、現像器ユニット38の待機位置は、現像ロール108のいずれか特定のものが現像位置Aから略10度回転した位置で停止することをデフォルトとしてもよいし、単に像担持体50に対する4つの現像ロール108の相対位置のみをデフォルトとして規定したものでもよい。
搬送路28を通る記録媒体が詰った場合、上述したように、検知部材81は、記録媒体の詰まりを検知し、検知結果を制御部97に対して出力する。制御部97は、記録媒体の詰まりが生じたことを検知部材81から受入れると、現像ロール108のいずれかが現像位置Aから回転軸44を軸として例えば略60度回転した位置に移動するように現像器ユニット38を回転させて、現像器ユニット38を停止させる。また、現像ロール108のいずれかが現像位置Aから回転軸44を軸として略60度回転すると、現像ロール108のいずれかが補強部材103aの下方に位置し、その他の現像ロール108のいずれかが補強部材103bの正面側(図4において右側)に位置するようにされている。
図5において、現像器ユニット38が保護位置に停止され、像形成ユニット96が画像形成装置本体12に対して着脱される状態が模式的に示されている。像形成ユニット96の上面には、作業者が像形成ユニット96を把持するための把持部119が設けられている。また、像形成ユニット96の左右の側面(両側面)それぞれには、像形成ユニット96が画像形成装置本体12に着脱される方向に対して略垂直に突出する突出部120a,120bが設けられている。つまり、像形成ユニット96は、突出部120a,120bそれぞれがガイド105a,105bに案内され、画像形成装置本体12に対して、例えばロータリ現像器38の略接線方向に着脱されるようになっている。
よって、開閉カバー16(図1)が開かれて、像形成ユニット96が画像形成装置本体12から脱離されると、現像器ユニット38の上方及び搬送路28の定着装置90よりも下側が開放されるので、作業者は、現像器ユニット38の上方から画像形成装置本体12内に手を入れて、搬送路28に詰まった記録媒体を取り除くことができる。
16 開閉カバー
38 現像器ユニット
42a〜42d 現像器
44 回転軸
50 像担持体
52 帯電装置
60 露光装置
80 二次転写ロール
81 検知部材
90 定着装置
96 像形成ユニット
97 制御部
98 現像器ユニット本体
99 現像器本体
100a〜100d 現像剤カートリッジ
102 把手部
103a,103b 補強部材
104 検知部材
105a,105b ガイド
106 リブ
108 現像ロール
118 弾性体
120a,120b 突出部
Claims (8)
- 画像形成装置本体と、
前記画像形成装置本体の上部を開閉する開閉カバーと、
前記画像形成装置本体内に設けられ、現像剤を露出させた複数の現像器を回転可能に配置し、前記複数の現像器を順次現像位置に移動させて画像形成を行う現像器ユニットと、
少なくとも像担持体と中間転写装置とを具備し、前記現像器ユニットの上方であって、
前記開閉カバーの下方に配置され、前記開閉カバーを開くことにより前記画像形成装置本体に対して着脱可能な像形成ユニットと、
前記現像器ユニットと前記像形成ユニットとの間に位置し、前記現像器ユニットの少なくとも一部を保護する保護部材と、
前記画像形成装置本体内において、前記像形成ユニットよりも背面側に形成され、記録媒体が搬送され、前記像形成ユニットが前記画像形成装置本体から離脱されると少なくとも一部が開放される搬送路と、
を有し、
前記像形成ユニットが前記画像形成装置本体内に装着された際には、前記像保持体は、前記画像形成装置本体内における背面側から前記現像器ユニットに当接し、
前記搬送路に記録媒体が詰まり、前記現像器ユニットが停止し、前記開閉カバーが開かれ、前記像形成ユニットが前記画像形成装置本体から離脱され、前記搬送路の少なくとも一部が開放された際には、前記現像器ユニットに配置された複数の現像器のうちで、上方に位置する現像器が露出させている現像剤及び該現像器が有する現像ロールが、前記保護部材の下方の位置に停止していて保護されていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記保護部材は、前記現像器ユニットを収容する画像形成装置本体を補強する補強部材であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記複数の現像器それぞれは、前記像形成ユニットによって担持される潜像を現像する現像ロールを具備し、前記現像ロールの少なくともいずれかが前記保護部材によって保護される保護位置に停止するように、前記現像器ユニットを制御する制御手段をさらに有することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、現像位置にある前記現像ロールを前記像担持体から離す方向に移動させて保護位置に停止するように、前記現像器ユニットを制御することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
- 前記搬送路に記録媒体が詰まったことを検知する検知手段を有し、
前記制御手段は、前記検知手段の検知結果に基づいて、制御を開始することを特徴とする請求項3又は4記載の画像形成装置。 - 前記保護部材は、前記検知手段を保持する保持手段を兼ねていることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記保護位置の他に、前記現像ロールそれぞれが前記像担持体から離れて待機する待機位置に停止するように、前記現像器ユニットを制御することを特徴とする請求項3乃至6いずれか記載の画像形成装置。
- 前記現像器ユニットは、前記現像ロールそれぞれが前記現像位置から前記保護位置を通って前記待機位置に移動する方向に、前記現像器それぞれを回転可能に配置することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
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