JP4590909B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、像担持体が、画像形成装置本体に着脱される支持フレームに支持された像形成ユニットが着脱される画像形成装置に関する。
感光体ドラムや中間転写ベルト等(像担持体)が、画像形成装置本体に着脱される支持フレームに支持された像形成ユニットでは、感光体ドラムや中間転写ベルトの一部が、転写や現像を行うために支持フレームから露出されている。
ここで、像形成ユニットを画像形成装置本体に装着する迄は、感光体ドラムや中間転写ベルトの露出部を、防塵や防傷等の為に保護する必要があり、像形成ユニットが画像形成装置本体に装着されると開かれるカバー、或いは新品の像形成ユニットを画像形成装置本体に装着する前に取り除く保護紙等によって、この露出部を保護している(例えば、特許文献1参照)。
露出部を開閉するカバーを無くし、保護紙で露出部を保護する構成では、部品コストを低減できるという利点を有する。
しかしながら、新品の像形成ユニットを画像形成装置本体に装着する前に、保護紙が取り除かれ、感光体ドラムや中間転写ベルトが支持フレームから露出される。このため、像形成ユニットを画像形成装置本体に装着する際に、感光体ドラムや中間転写ベルトに手で触れたり、感光体ドラムや中間転写ベルトを画像形成装置本体等に当てて感光体ドラムや中間転写ベルトに傷付けたりすることが起こるという問題があった。
特開平8−272281号公報
本発明は上記事実を考慮してなされたものであり、支持フレームから露出した像担持体の露出部が保護シートによって保護された像形成ユニットを、画像形成装置本体に装着する作業時に、像担持体の露出部に手で触れたり、傷を付けたりることを防止することを目的とする。
請求項1に記載の画像形成装置は、現像手段によって形成されたトナー像を担持し、該トナー像が転写媒体に転写される像担持体と、前記像担持体の転写面を露出させて支持し、画像形成装置本体に着脱される支持フレームと、前記転写面を保護する保護シートを、前記支持フレームを前記画像形成装置本体に装着した後に、前記支持フレームと前記画像形成装置本体との間から抜き取ることができるように、前記支持フレームに支持する保護シート支持手段と、を有する像形成ユニットが着脱される画像形成装置であって、前記保護シートを検出する保護シート検出手段と、前記保護シート検出手段から検出信号を受信すると、前記画像形成装置本体のプリント動作を禁止する制御手段と、前記現像手段の現像面を露出させて該現像手段を支持する支持手段と、前記現像面の上から前記支持手段に取外し可能に取付けられる現像面カバーと、前記現像面カバーが前記支持手段に取付けられた状態で、前記保護シート支持手段によって前記保護シートが支持された前記支持フレームを前記画像形成装置本体に装着不能とする装着不能手段と、を有し、前記装着不能手段が、前記現像面カバーに設けられ、前記保護シートに当接する突起であることを特徴する。
請求項1に記載の画像形成装置では、感光体、中間転写ベルト、及び中間転写ロール等の像担持体が、画像形成装置本体に着脱される像形成ユニットの支持フレームに支持されている
この像担持体は、用紙、中間転写ベルト、中間転写ロール等の転写媒体にトナー像が転写される転写面を支持フレームから露出させており、この転写面を保護する保護シートが、保護シート支持手段によって支持フレームに支持されている。
ここで、保護シートは、保護シート支持手段によって、像形成ユニットを画像形成装置本体に装着した後に、その支持フレームと画像形成装置本体との間から抜き取ることができるように、その支持フレームに支持されている。
このため、保護シートを取付けたままの状態で像形成ユニットを画像形成装置本体に装着できるので、像担持体の転写面に手を触れたり、像担持体の転写面を画像形成装置本体に直に当てて傷付けたりすることを防止できる。
また、保護シートが取付けられた像形成ユニットが画像形成装置本体に装着されると、保護シートが保護シート検出手段によって検出される。そして、制御手段が、保護シート検出手段から検出信号を受信すると、画像形成装置本体のプリント動作を禁止する。
このため、ユーザーが、像形成ユニットを画像形成装置本体に装着した後、保護シートを支持フレームから取り忘れたとしても、画像形成装置本体内の保護シートが像担持体に巻き込まれる等の問題が、画像形成装置本体や像形成ユニットの各部に起こることがない。
また、現像手段が、支持手段によって支持されている。この現像手段は、像担持体の被現像面にトナー像を現像する現像面を、支持フレームから露出させており、現像面カバーが、露出した現像面の上から支持フレームに取外し可能に取付けられる。
ここで、保護シートが保護シート支持手段によって支持された支持フレームは、装着不能手段によって、現像面カバーが支持手段に取付けられた画像形成装置本体に、装着不能となっている。
これによって、現像面カバーを支持手段から取り忘れたユーザーに対して、支持フレームを画像形成装置本体に装着する際に、現像面カバーの取り忘れを気付かせることができる。
また、現像面カバーを支持手段に取付けたまま、画像形成装置のプリント動作を行うことが不可能なので、取り忘れた現像面カバーによって画像形成装置の各部に問題が発生することがない。
更に、保護シートが保護シート支持手段によって支持された支持フレームを、現像面カバーが支持手段に取付けられた画像形成装置本体に装着すると、現像面カバーに設けられた突起が、保護シートに当接し、支持フレームを画像形成装置本体に装着不能とする。
これによって、ユーザーに現像面カバーの取り忘れを気付かせることができる。
請求項2に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記保護シート検出手段が、前記像担持体の表面又は該表面を覆う前記保護シートに向けて光を射出し、該表面又は前記保護シートで反射された光量を検出し、該表面と前記保護シートとの光の反射量の差に基づいて前記保護シートを検出するセンサであることを特徴とする。
請求項2に記載の画像形成装置では、センサから像担持体の表面又は該表面を覆う保護シートに向けて光が射出され、このセンサによって、該表面又は該表面を覆う保護シートで反射される光量が検出される。
そして、センサは、該表面と保護シートとの光の反射量の差に基づいて、保護シートを検出する。
また、保護シート検出手段を、像担持体の表面に向けて光を射出し、該表面から反射される光量を検出するセンサとしたことで、保護シート検出手段を、像担持体の表面のトナー像の濃度を検出するためのセンサや、像担持体の回転位置を検出するためのセンサと兼用することが可能となり、専用の保護シート検出手段が不要となる。
なお、保護シート支持手段が、保護シートの抜き取り方向の奥側端部が差込まれる差込み部であると、保護シートを支持フレームと画像形成装置本体との間から弱い力で抜き取ることができる。
特に、その差込み部が、先端が保護シートの抜き取り方向へ向けて延出するスナップ片であると、保護シートをスナップ片から容易に引き抜くことができる。
また、像形成ユニットが画像形成装置本体外の平面に載置された状態で、支持フレームの下面を、その平面から離間させる離間手段を備えると、像形成ユニットを画像形成装置本体外の平面に載置した安定した状態で、保護シートの取外し作業を行うことができるので、像担持体の転写面に手を触れたり、傷を付けたりすることを防止できる。
更に、像形成ユニットが、画像形成装置本体に設けられた係合部と係合する被係合手段を備え、その被係合部が、保護シート支持手段によって支持フレームに支持された保護シートによって覆われて係合部と係合不能になっていると、像形成ユニットが画像形成装置本体に装着された際に、支持フレームが画像形成装置本体に装着不能となるので、保護シートの取り忘れをユーザーに気付かせることができる。
本発明は上記構成にしたので、支持フレームから露出した像担持体の露出部が保護シートによって保護された像形成ユニットを、画像形成装置本体に装着する作業時に、像担持体の露出部に手で触れたり、傷を付けたりすることを防止できる。
次に本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の実施形態の像形成ユニット96を用いた画像形成装置10の概要が示されている。画像形成装置10は、画像形成装置本体12を有し、この画像形成装置本体12の上部に回動支点14を中心に回動自在の開閉カバー16が設けられていると共に、この画像形成装置本体12の下部に例えば1段の給紙ユニット18が配置されている。
給紙ユニット18は、給紙ユニット本体20と、用紙が収納される給紙カセット22とを有する。給紙カセット22の奥端近傍上部には、給紙カセット22から用紙を供給するフィードロール24、及び、供給される用紙を1枚ずつ捌くリタードロール26が配置されている。
搬送路28は、フィードロール24から排出口30までの用紙通路であり、この搬送路28は、画像形成装置本体12の裏側(図1の右側)近傍にあって、給紙ユニット18から後述する定着装置90まで略垂直に形成されている。この搬送路28の定着装置90の上流側に後述する二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72とが配置され、二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72の上流側にレジストロール32が配置されている。また、搬送路28の排出口30の近傍には排出ロール34が配置されている。
即ち、給紙ユニット18の給紙カセット22からフィードロール24により送り出された用紙は、リタードロール26により捌かれて最上部の用紙のみ搬送路28に導かれ、レジストロール32によりー時停止され、タイミングをとって後述する二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間を通ってトナー像を転写される。そして、用紙は、この転写されたトナー像を定着装置90により定着され、排出ロール34により排出口30から開閉カバー16の上部に設けられた排出部36へ排出される。この排出部36は、排出口部分が低く、正面方向(図1の左方向)に向けて徐々に高くなるよう傾斜している。
画像形成装置本体12には、例えば略中央部にロータリ現像装置38が配置されている。ロータリ現像装置38は、現像器本体40内にイエロー(Yellow)、マゼンタ(Magenta)、シアン(Cyan)及び黒(Black)の4色のトナー像をそれぞれ形成する現像器42a〜42dを有し、ロータリ現像装置中心44を中心として左回り(図1において反時計回り)に回転する。現像器42a〜42dそれぞれは、現像ロール46a〜46dを有し、例えばコイルスプリングなどの弾性体48a〜48dにより、現像器本体40の法線方向に押圧されている。
ロータリ現像装置38には、例えば回転支軸49を軸として回転する感光体50が当接するように配置されており、現像ロール46a〜46dは、感光体50に当接していない状態で、それぞれの外周の一部が現像器本体40の外周から半径方向に、例えば2mm突出している。また、現像ロール46a〜46dそれぞれの両端には、現像ロール46a〜46dの直径よりもわずかに大きい直径のトラッキングロール(図示せず)が現像ロール46a〜46dと同軸で回転するように設けられている。つまり、現像器42a〜42dの現像ロー46a〜46dは、ロータリ現像装置中心44を中心として、それぞれ90°の間隔で現像器本体40の外周に配置され、現像ロール46a〜46dのトラッキングロールが感光体50の両端に設けられたフランジ(図示せず)に当接し、現像ロール46a〜46dと感光体50との間に所定の隙間を形成しつつ、感光体50上の潜像をそれぞれの色のトナーで現像する。
感光体50の下方には、該感光体50を一様に帯電する例えば帯電ロールからなる帯電装置52が設けられている。また、感光体50には、回転支軸49にぶら下がるように像担持体用クリーナ54が保持されており、感光体50と像担持体用クリーナ54とは一体化されている。像担持体クリーナ54は、例えば一次転写後に感光体50に残留する廃トナーを掻き取るクリーニングブレード56と、クリーニングブレード56が掻き取った廃トナーを回収するトナー回収ボトル58とから構成される。
なお、トナー回収ボトル58の背面側(図1において右側)は、例えばリブなどが形成され、用紙が滑らかに搬送されるように曲面にされて搬送路28の一部を形成している。
ロータリ現像装置38の下方背面側には、帯電装置52により帯電された感光体50に、レーザ光などの光線により潜像を書き込む露光装置60が配置されている。また、ロータリ現像装置38の上方には、ロータリ現像装置38によって可視化されたトナー像を一次転写位置で一次転写され、後述する二次転写位置まで搬送する中間転写装置62が設けられている。
中間転写装置62は、例えば中間転写ベルトなどの中間転写体64、一次転写ロール66、ラップインロール68、ラップアウトロール70、二次転写バックアップロール72、スクレーパバックアップロール74及びブラシバックアップロール76を有する。
中間転写体64は、例えば弾性を有し、ロータリ現像装置38の上方で長辺と短辺とを有するように略扁平に張られている。中間転写体64の上面側の長辺は、例えば画像形成装置本体12の上部に設けられた排出部36に対して略平行となるように張られている。
また、中間転写体64は、該中間転写体64の長辺下方で一次転写ロール66の上流に配置されたラップインロール68と、一次転写ロール66の下流に配置されたラップアウトロール70との間で感光体50にラップ状に接触する一次転写部(像担持体ラップ領域)を有し、感光体50に所定の範囲だけ巻きついて、感光体50の回転に従動する。
このように、中間転写体64は、一次転写ロール66によって感光体50上のトナー像を例えばイエロー、マゼンタ、シアン、黒の順に重ねて一次転写され、この一次転写されたトナー像を後述する二次転写ロール80に向けて搬送する。なお、ラップインロール68及びラップアウトロール70は、感光体50から離間している。
このように、中間転写体64は、ラップインロール68、ラップアウトロール70、二次転写バックアップロール72、スクレーパバックアップロール74及びブラシバックアップロール76の5つのロールにより張架されており、一次転写ロール66によって感光体50上のトナー像を転写される。
さらに、中間転写体64の裏側(図1の右側面)には、ラップアウトロール70及び二次転写バックアップロール72により、平面部(短辺)が形成されており、この平面部が二次転写部となって搬送部28に臨むようにされている。
なお、二次転写部において、中間転写体64と搬送路28との間が、例えば12°の角度になるように、ラップアウトロール70は配置されている。
スクレーパバックアップロール74は、二次転写後に中間転写体64に残留する廃トナーを後述するスクレーパ84が掻き取ることを補助し、ブラシバックアップロール76は、二次転写後に中間転写体64に残留する廃トナーを後述するブラシロール86が掻き取ることを補助する。
中間転写装置62の二次転写バックアップロール72には、搬送路28を挟んで二次転写ロール80が対峙している。つまり、二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間が二次転写部における二次転写位置となっており、二次転写ロール80は、二次転写バックアップロール72の補助により、中間転写体64に一次転写されたトナー像を二次転写位置で用紙に二次転写する。
ここで、二次転写ロール80は、中間転写体64が3回転する間、すなわちイエロー、マゼンタ、シアンの3色のトナー像を搬送する間は中間転写体64から離間しており、黒のトナー像が転写されると中間転写体64に当接するようにされている。
なお、二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間には、所定の電位差が生じるようにされており、例えば二次転写口―ル80を高電圧にした場合には、二次転写バックアップロール72はグランド(GND)などに接続される。
中間転写体64の反像担持体側端には、中間転写体用クリーナ82が設けられている。中間転写体用クリーナ82は、スクレーパ84、ブラシロール86、トナー回収ボトル88及び回転支軸89を有し、回転支軸89を軸として揺動する。スクレーパ84は、例えば二次転写後に中間転写体64に残留する廃トナーを掻き取ってクリーニングする。プランロール86は、スクレーパ84によるクリーニング後に残った廃トナーをさらに掻き取る。トナー回収ボトル88は、スクレーパ84及びブラシロール86によって掻き取られたトナーを回収する。スクレーパ84は、例えばステンレスの薄板からなり、トナーとは逆極性の電圧がかけられている。
ブラシロール86は、例えば導電性の処理がなされたアクリルなどのブラシからなる。そして、中間転写体64がトナー像を搬送する間には、スクレーパ84及びブラシロール86が中間転写体64から離間しており、所定のタイミングでこれらが一体となって中間転写体64に当接するようにされている。
なお、中間転写装置62、感光体50、帯電装置52、像担持体クリーナ54及び中間転写体クリーナ82は、一体化され、後述する像形成ユニット96の一部を構成する。
二次転写位置の上方には、定着装置90が配置されている。定着装置90は、加熱ロール92と加圧ロール94とを有し、二次転写ロール80及び二次転写バックアップロール72により用紙に二次転写されたトナー像を用紙に定着させ、排出ロール34に向けて搬送する。
図2乃至図7において、像形成ユニット96の詳細が示されている。
像形成ユニット96は、左右(図4において左右)に設けられた一対のサイドフレーム100a、100b、上下(図3において上下)に設けられた一対の保護カバー102a、102bとで構成される支持フレーム99、中間転写装置62、感光体50、帯電装置52、像担持体用クリーナ54及び中間転写体用クリーナ82を一体化したものである。また、サイドフレーム100a、100b、保護カバー102a、102b、中間転写装置62及び中間転写体用クリーナ82は、一体化されて中間転写組立体97を構成する。また、感光体50、帯電装置52及び像担持体クリーナ54は、一体化されて感光体ユニット98を構成する。つまり、図3にも示すように、後述するベアリング111及びベアリング132を介し、感光体ユニット98が中間転写組立体97に組み付けられることにより、像形成ユニット96が形成されている。また、感光体ユニット98は中間転写組立体97に対して着脱自在にされており、中間転写体組立体97は、感光体ユニット98が装着されることにより、中間転写体64に所定の張力が与えられ、感光体50との間に一次転写部が形成される。
中間転写体64は、二次転写バックアップロール72、ラップインロール68、ラップアウトロール70、スクレーパバックアップロール74及びブラシバックアップロール76の5つのロールにより回転するように支持され、一次転写ロール66により感光体50に担持されたトナー像を転写される。一次転写ロール66、ラップインロール68、ラップアウトロール70、スクレーパバックアップロール74及びブラシバックアップロール76それぞれは、両端にベアリング104(図5参照)が設けられており、ベアリング104を介してサイドフレーム100a、100bに支持される。二次転写バックアップロール72は、軸部106と、この軸部106を軸として回転する回転部108とを有し、軸部106の両端が例えばネジなどの固定部材110、110によりサイドフレーム100a、100bにそれぞれ固定されている。
サイドフレーム100aは、感光体50の回転支軸49を貫通させると共に、ベアリング111を介して回転支軸49の一端を支持する孔部112と、中間転写体用クリーナ82の回転支軸89を貫通させる孔部114とを有し、回転支軸49及び回転支軸89が側方に突出するようにされている。サイドフレーム100aの感光体50側上部には、保護カバー102aの後述する突起140が係合する凹部116(図7参照)が設けられ、中間転写体用クリーナ82側上部には、保護カバー102aの後述する固定部142が固定部材110により固定される孔部120が設けられている。サイドフレーム100aの中間転写体用クリーナ82側下部には、保護カバー102bの後述する突起144が係合する凹部122が設けられ、感光体50側下部には、保護カバー102bの後述する固定部146が固定部材110により固定される孔部126が設けられている。
また、サイドフレーム100aには、二次転写バックアップロール72の軸部106の一端を固定部材110により固定する固定部128が設けられている。また、サイドフレーム100aの内側には、ラップインロール68、ラップアウトロール70、スクレーパバックアップロール74及びブラシバックアップロール76の一端を、ベアリング104を介して側方から支持する受け部130(図5のサイドフレーム100b参照)がそれぞれ設けられている。なお、一次転写ロール66の一端は、ベアリング104及び図示しない保持具を介してサイドフレーム100aに支持されている。
サイドフレーム100bは、感光体50の回転支軸49を通過させると共に、ベアリング132を介して回転支軸49の一端を支持する切欠き134と、中間転写体用クリーナ82の回転支軸89を貫通させる孔部114とを有し、回転支軸49及び回転支軸89が側方に突出するようにされている。なお、切欠き134は、ベアリング132が取り付けられる部分に対し、回転支軸49を通過させる部分が狭くなっている。ベアリング132は、図示しないネジなどの固定部材によってサイドフレーム100bに固定されるようになっている。サイドフレーム100bの感光体50側上部には、保護カバー102aの後述する突起140が係合する凹部116(図7参照)が設けられ、中間転写体用クリーナ82側上部には、保護カバー102aの後述する国定部142が固定部材110により固定される孔部120が設けられている。サイドフレーム100bの中間転写体用クリーナ82側下部には、保護カバー102bの後述する突起144が係合する凹部122が設けられ、感光体50側下部には、保護カバー102bの後述する固定部146が固定部材110により固定される孔部126が設けられている。
また、サイドフレーム100bには、二次転写バックアップロール72の軸部106の一端を固定部材110により固定する固定部128が設けられている。また、サイドフレーム100bの内側には、ラップインロール68、ラップアウトロール70、スクレーパバックアップロール74及びブラシバックアップロール76の一端を、ベアリング104を介して側方から支持する受け部130(図5参照)がそれぞれ設けられている。なお、一次転写ロール66の一端は、ベアリング104及び図示しない保持具を介してサイドフレーム100bに支持されている。
保護カバー102aは、カバー本体135a、把持部136、凸部138、突起140、140及び固定部142、142を有する。カバー本体135aは、例えばABS樹脂などからなり、弾性を有して中間転写体64及び中間転写体用クリーナ82の上方を覆う。把持部136は、例えば可撓性を有する部材からなり、作業者が像形成ユニット96を把持することができるようにカバー本体135aの上面に設けられている。凸部138は、例えばカバー本体135aと一体に形成され、定着装置90(図1参照)に臨むように突出し、カバー本体135aの上面に載った異物が画像形成装置本体12内に混入することを防止する。突起140、140は、サイドフレーム100a、100bの凹部116、116にそれぞれ係合し、固定部142、142は、固定部材110、110により、サイドフレーム100a、100bの孔部120、120にそれぞれ固定される。
保護カバー102bは、カバー本体135b、突起144、144及び固定部146、146を有する。カバー本体135bは、例えばABS樹脂などからなり、弾性を有して中間転写体64及び中間転写体用クリーナ82の下方を覆うように湾曲している。突起144、144は、サイドフレーム100a、100bの凹部122、122にそれぞれ係合し、固定部146、146は、固定部材110、110によりサイドフレーム100a、100bの孔部126、126にそれぞれ固定される。
即ち、サイドフレーム100a、100bは、感光体50及び中間転写体64の回転方向に対して略平行に配置され、中間転写体64の上部及び下部をそれぞれ覆う保護カバー102a、102b並びに二次転写バックアップロール72の軸部106を介し、互いに3ヶ所で連結されて、像形成ユニット96を構成する各部の相対位置を決めると共に、感光体50、中間転写装置62及び中間転写体用クリーナ82の側方を覆う。また、像形成ユニット96は、二次転写バックアップロール72の軸部106両端がサイドフレーム100a、100bに固定されているので、中間転写体64の二次転写位置近傍が安定した状態で露出している。
一方、保護カバー102a、102bは、上述したように弾性を有し、互い違いに一端がサイドフレーム100a、100bに固定されている。また、一次転写ロール66、ラップインロール68、ラップアウトロール70、スクレーパバックアップロール74及びブラシバックアップロール76は、それぞれベアリング104を介してサイドフレーム100a、100bに支持されており、サイドフレーム100a、100bに対して遊びを有する。このように、一次転写ロール66、ラップインロール68、ラップアウトロール70、スクレーパバックアップロール74及びブラシバックアップロール76は、それぞれの一端を中心に、サイドフレーム100a、100bに対して旋回する遊びを有し、この遊びの範囲を保護カバー102a、102bによって制限されている。
つまり、像形成ユニット96は、中間転写体64の二次転写位置近傍を安定した状態で露出させつつ、捩れが生じる自由度を有する。
次に上記実施形態の作用について説明する。
画像形成信号が送られると、感光体50が帯電装置52により一様に帯電され、この帯電された感光体50には、画像信号に基づいて露光装置60から光線が出射される。露光装置60からの光線は、感光体50の表面を露光し、潜像を形成する。露光装置60により形成された感光体50の潜像は、ロータリ現像装置38によってイエロー、マゼンタ、シアン、黒のトナー像を現像され、中間転写体64に重ねて一次転写される。一次転写において、感光体50に残留する廃トナーは、像担持体用クリーナ54によって掻き取られ、回収される。
一方、給紙信号等により、給紙カセット22に収納された用紙は、フィードロール24により送り出され、リタードロール26により捌かれて搬送路28に導かれ、レジストロール32により一次停止され、タイミングをとって二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間に導かれる。用紙が二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間に導かれると、中間転写体64に一次転写されているトナー像が二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72とによって用紙に二次転写される。二次転写後に、中間転写体64に残留する廃トナーは、中間転写体用クリーナ82によって掻き取られ、回収される。
トナー像を転写された用紙は、定着装置90に導かれ、加熱ロール92とによる加圧ロール94とによる熱圧力によって、トナー像を定着される。トナー像が定着した用紙は、排出ロール34により排出口30から排出部36へ排出される。
次に、上記実施形態の像形成ユニット96の着脱方法について説明する。
図8において、像形成ユニット96を画像形成装置本体12から取外した状態が示されている。像形成ユニット96を画像形成装置本体12から取外す場合、画像形成装置10は、画像形成装置本体12の開閉カバー16が回動支点14を中心に回動されることにより、画像形成装置本体12の上部を開放する。像形成ユニット96は、中間転写装置62及び感光体50が定着装置90とロータリ現像装置38との間に位置するように配置されており、定着装置90とロータリ現像装置38との間の空間を通じて、画像形成装置本体12から斜め前方(図8において左斜め上方)に取外される。このように、像形成ユニット96は、搬送路28を開放することなく取外される。
また、像形成ユニット96は、画像形成装置本体12に対して着脱自在となっており、開閉カバー16を開くことにより、画像形成装置本体12に装着される。
また、感光体ユニット98は、像形成ユニット96が画像形成装置本体12から取外された状態で、中間転写組立体97に対して着脱されるようになっている。
図9において、像形成ユニット96を画像形成装置本体12に装着する方向が模式的に示されている。像形成ユニット96は、把持部136を把持されることにより、主位置決め手段148及び補助位置決め手段150に案内され、画像形成装置本体12に対して所定の方向に着脱される。把持部136は、例えば上方から保持された場合に、像形成ユニット96が画像形成装置本体12への挿入姿勢(図9に示す姿勢)になるようにされている。つまり、把持部136を把持することにより、像形成ユニット96を上方に持上げると、像形成ユニット96は、像担持体用クリーナ54が下方に位置するように傾斜して保持されるようになっている。
主位置決め手段148は、例えば画像形成装置本体12側に設けられた案内溝152、及び、像形成ユニット96の側方に突出した感光体50の回転支軸49から構成される。回転支軸49は、案内溝152に係合する円柱状に形成され、案内溝152に沿って移動するようにされている。補助位置決め手段150は、例えば画像形成装置本体12側に設けられた補助溝154、及び、像形成ユニット96の側方に突出した中間転写体用クリーナ82の回転支軸89から構成される。回転支軸89は、例えば補助溝154に係合する円柱状に形成され、補助溝154に沿って移動するようにされている。
案内溝152は、下部に接離案内溝156が水平線に対する角度Aで形成され、上部に移動案内溝158が水平線に対する角度Bで形成されている。また、補助溝154は、下部に接離補助案内溝160が水平線に対する角度Aで形成され、上部に移動補助案内溝162が水平線に対する角度Bで形成されている。角度Aは例えば70°であり、角度Bは例えば55°である。よって、回転支軸49及び回転支軸89をそれぞれ接離案内溝156及び接離補助案内満160に沿って移動させると、像形成ユニット96は、ロータリ現像装置38の略接線方向より接離する方向に移動する。
また、回転支軸49及び回転支軸89をそれぞれ移動案内溝158及び移動補助案内溝162に沿って移動させると、像形成ユニット96は、ロータリ現像装置38の現像位置を通る略接線方向に移動する。
像形成ユニット96は、上述したようにサイドフレーム100a、100bにより像形成ユニット96を構成する各部の相対位置が決められており、捩れが生じる自由度を有する。よって、回転支軸49及び回転支軸89が、それぞれ案内溝152及び補助溝154に沿って移動することにより、像形成ユニット96を構成する各部は、画像形成装置本体12に対し、所定の位置に位置決めされる。つまり、像形成ユニット96単体での中間転写体64及び感光体50などの位置決め調整を行わなくても、像形成ユニット96を画像形成装置本体12に装着することにより、二次転写ロール80に対する二次転写バックアップロール72及びロータリ現像装置38に対する感光体50の位置などの位置決めをすることができると共に、中間転写体64の蛇行などを防止することができる。
また、上述したように、中間転写体用クリーナ82は、回転支軸89を軸として揺動し、感光体50は、回転支軸49を軸として回転して中間転写体64を従動させる。つまり、画像形成装置本体12側から駆動される軸が画像形成装置本体12に対して直接位置決めされているので、像形成ユニット96を駆動する駆動力によって像形成ユニット96が変形することを防止することができる。
また、像形成ユニット96は、サイドフレーム100a、100bの一部、中間転写体64を支持する複数のロールの一部など、像形成ユニット96を構成する各部の一部がどのような組み合わせで案内溝152及び補助溝154に案内されてもよい。
図10には、出荷時の像形成ユニット96を示している。像形成ユニット96の支持フレーム99には、保護紙101が取外し可能に取付けられている。ここで、図2、図12に示すように、像形成ユニット96では、現像ロール46a〜dからトナー像を現像される感光体50の被現像面50a、用紙にトナー像を二次転写する中間転写体64の転写面64aが、支持フレーム99から露出されている。このため、図10に示すように、保護紙101は、この露出された被現像面50a、転写面64aを覆うように支持フレーム99に取付けられている。
図11、図12に示すように、支持フレーム99の下面、即ち保護カバー102bの中央部にはスナップ片103が形成されている。このスナップ片103は、保護カバー102bの中央部にU字状の孔103aを形成し、このU字状の孔103aの間の部分を保護カバー102bの厚み分程、外側に突出させることで形成されている。なお、スナップ片103は、感光体50側、即ち後述する保護紙101の抜き取り方向(図12中の矢印A方向)に向けて開口している。また、スナップ片103は弾性変形可能である。
これにより、図11に示すように、保護紙101の抜き取り方向奥側端部の中央部を、スナップ片103に差込んで、スナップ片103と保護カバー102bとで狭持させることができる。
そして、図10乃至図12に示すように、抜き取り方向の奥側端部をスナップ片103と保護カバー102bとで狭持された保護紙101は、像担持体用クリーナ54に巻き掛けられて抜き取り方向の手前側端部をカバー本体135aにテープ105でテープ止めされる。これによって、感光体50の被現像面50a、中間転写体64の転写面64aが保護紙101で覆われ、保護される。
なお、保護紙101はカーボンを含有した黒色の紙であり、感光体50の被現像面50a、及び中間転写体64の転写面64aを遮光している。また、保護紙101の中間転写体64の転写面64aを覆う部分には、中間転写体の転写面64aに触れてはいけないという注意を喚起するための警告表示101aが印刷されている。これは、中間転写体64が黒色で、黒色の支持フレーム99と一体的に見え易く、ユーザーが、不注意で中間転写体64の転写面64aに触れてしまい易いためである。
次に、保護紙101が取付けられた新しい像形成ユニット96を画像形成装置本体12に装着する方法について説明する。
図13に示すように、新しい像形成ユニット96には保護紙101が取付けられているが、本実施形態の画像形成装置10においては、保護紙101を取付けたまま、像形成ユニット96を画像形成装置本体12に装着する。そして、図14に示すように、テープ105をカバー本体135aから剥がす。この状態で、保護紙101の抜き取り方向の奥側端部は、スナップ片103に差込まれ、引き抜き可能な力で狭持されているだけであり、また、支持フレーム99と画像形成装置本体12との間には保護紙101の厚み以上の隙間が空けられている。このため、保護紙101は、感光体50の被現像面50aと現像ロール46a〜dとのニップ力、及び中間転写体64の転写面64aと二次転写ロール80とのニップ力で狭持されているだけである。
これによって、図14、図15に示すように、像形成ユニット96を画像形成装置本体12に装着した後で、保護シート101を画像形成装置12と支持フレーム99との間から容易に抜き取ることができる。
従って、保護紙101を付けたままの状態で像形成ユニット96を画像形成装置本体12に装着できるので、感光体50の被現像面50aや中間転写体64の転写面64aを手で触ったり、画像形成装置本体12に直に当てて傷付けたりすることを防止できる。
次に、像形成ユニット96を画像形成装置本体12に装着した後の画像形成装置10の主制御部109(図17参照)による画像形成装置10の制御方法について図16のフローチャートを参照して説明する。
画像形成装置10の電源がオンになると本フローが開始され、ステップ100へ進む。ここで、図1、図13に示すように、画像形成装置本体12には、中間転写体64の転写面64aに面してADCセンサ107が配設されている。このADCセンサ107は、転写面64aに向けて光線を出射し、転写面64aで反射される光線の光量を検出する反射型センサであり、プリント動作時には転写面64aのトナー像の濃度検知を検出するセンサ、及び、中間転写体64上に形成されたトナーのパッチを読取り、中間転写体64の回転方向における位置を検出するセンサとして機能する。
ステップ100では、このADCセンサ107が作動され、転写面64aで反射される光量が検出される。ここで、中間転写体64の表面はコーティングされて光沢があるので、保護紙101よりも光の反射率が高い。このため、中間転写体64の転写面64aが保護紙101で覆われている時と、露出している時とでは、ADCセンサ107によって検出される光量が異なる。
そして、ステップ101では、ADCセンサ107によって検出された光量が所定値Aより高いか低いかが判定され、高い場合、即ち保護紙101が検出されなかった場合はステップ102へ進み、低い場合、即ち保護紙101が検出された場合はステップ103へ進む。ステップ102では、画像形成装置10の主制御部109が画像形成装置本体12及び像形成ユニット96の各駆動部を待機状態、即ちプリント動作が可能な状態にし、本フローを終了する。
また、ステップ103では、主制御部109が画像形成装置本体12及び像形成ユニット96の各駆動部の作動を禁止し、プリント指令を受けてもプリント動作が行われないようにする。また、操作パネルの表示画面113(図17参照)に警告表示を表示させる。これによって、ユーザーが、像形成ユニット96を画像形成装置本体12に装着した後、保護紙101を像形成ユニット96から取り忘れたとしても、画像形成装置本体12内の保護紙101が画像形成装置本体12や像形成ユニット96の各部に問題を起すことがない。そして、ステップ104へ進む。
ステップ104では、保護紙101が取り除かれるまで否定判定が繰り返され、肯定されると上述したステップ102へ進み、画像形成装置12及び像形成ユニット96の各駆動部を待機状態にし、本フローを終了する。
なお、本実施形態では、中間転写体64上のトナー像の濃度や中間転写体64の回転方向の位置を検出するセンサで保護紙101を検出する構成としたが、感光体50上のトナー像の濃度を検出するセンサ等、他のセンサを用いても良く、また、保護紙101を検出するための専用のセンサを設けても良い。
次に、図18、19に示す画像形成装置本体12に取付けられた現像面カバー61の取り忘れを防止するための構成について説明する。
画像形成装置本体12の出荷時等に、現像面カバー61が、現像ロール46a〜dを支持するフレーム43に、フレーム43から露出した現像ロール46a〜dの現像面46sの上から取外し可能に取付けられている。即ち、現像面カバー61が、現像面46sを覆っており、現像面46sとフレーム43との隙間からのトナーこぼれが防止されている。この現像面カバー61の長手方向一端部には、突起61aが形成されている。また、保護カバー102bには突起61aが係合する凹部63が形成されている。
ここで、図20に示すように、保護紙101は、凹部63を覆うように支持フレーム99に取付けられるので、保護紙101を取付けた像形成ユニット96を、現像面カバー61を付けたままの画像形成装置本体12に挿入すると、保護紙101が突起61aと凹部63との間に挟まり、突起61aと凹部63が係合できなくなる。これによって、像形成ユニット96を画像形成装置本体12に装着できなくなるので、ユーザーに、現像面カバー61の取り忘れを気付かせることができる。
なお、本実施形態では、保護紙101を支持フレーム99に支持する支持手段を、保護カバー102bの中央部で抜き取り方向に向けてのみ開口した1個のスナップ片103とすることで、保護紙101の取付け作業の効率を向上させているが、これに限らず、支持手段は、図21に示すように、保護カバー102bの両端部で内側に向けて開口した2個のスナップ片103´としても良い。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図22、図23に示す像形成ユニット51は、保護紙101を取外してから画像形成装置本体13に装着する仕様となっている。保護カバー53aの中間転写体64に被さった端部には像形成ユニット51の仕向けを識別するためのキー溝55が形成されている。このキー溝55は、像形成ユニット51を画像形成装置本体13に装着した際に、画像形成装置本体13の内部に設けられたキー57に係合する。このキー57は、画像形成装置本体13の仕向け毎に形状を異ならせている。このため、仕向けが一致しない像形成ユニット51を画像形成装置本体13に挿入した場合、キー溝55とキー57が干渉し、像形成ユニット51が画像形成装置本体13に装着不能となる。
ここで、保護紙101は、キー溝55を覆っている。このため、図24に示すように、保護紙101を取付けたままの像形成ユニット51を画像形成装置本体13に挿入した場合、保護紙101がキー溝55とキー57との間に挟まり、仕向けの一致・不一致に関わらず、キー溝55とキー57が係合できなくなる。これによって、像形成ユニット51を画像形成装置本体13に装着できなくなるので、ユーザーに、保護紙101の取り忘れを気付かせることができる。
また、図22、図25に示すように、サイドフレーム59の挿入方向奥側の下部が、感光体ユニット98や保護カバー102bより下方に突出している。このため、像形成ユニット51を画像形成装置本体13の外の平面Sに載置すると、サイドフレーム59の挿入方向奥側の下部が平面Sに当接して、感光体ユニット98、保護カバー102bが、平面Sから離間する。
このため、感光体50及び中間転写体64を備えるがために重量が大きい像形成ユニット51を平面Sに載置した安定した状態で、保護紙101を感光体ユニット98、保護カバー102bと平面Sとの間から抜き取ることができる。これによって、保護紙101を像形成ユニット51から外す際に、中間転写体64の転写面64aや感光体50の被現像面50aに手で触れたり、傷を付けたりすることを防止できる。
なお、第1、第2実施形態では、本発明を感光体50と中間転写体64が備えられた像形成ユニット96、51を例に取って説明したが、これに限らず、感光体50のみ、中間転写体64のみを備える像形成ユニットや、感光体50と現像装置38を備える像形成ユニット等にも本発明を適用可能である。
本発明の第1実施形態に係る像形成ユニットを用いた画像形成装置の側面図である。 本発明の第1実施形態に係る像形成ユニットを示す斜視図である。 図2に示した像形成ユニットを中間転写組立体と感光体ユニットとに分解した状態を示す斜視図である。 図2に示した像形成ユニットの分解斜視図である。 図2に示した像形成ユニットの保護カバーを除いて下方から見た分解斜視図である。 図2に示した像形成ユニットの下側の保護カバーとサイドフレームとの接続を示す分解斜視図である。 図2に示した像形成ユニットの上側の保護カバーとサイドフレームの部との係合を示す拡大図である。 本発明の第1実施形態に係る像形成ユニットを画像形成装置本体から取外した状態を示す側面図である。 本発明の第1実施形態に係る像形成ユニットを画像形成装置本体に装着する方向を模式的に示す側面図である。 本発明の第1実施形態に係る像形成ユニットを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る像形成ユニットを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る像形成ユニットを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る像形成ユニットを画像形成装置本体に装着する状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る像形成ユニットを画像形成装置本体に装着する状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る像形成ユニットを画像形成装置本体に装着する状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る像形成ユニットを画像形成装置本体に装着した後の画像形成装置の制御方法を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の回路構成の概略を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の現像装置を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る像形成ユニット、及び画像形成装置の現像装置を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る像形成ユニット、及び画像形成装置の現像装置を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る像形成ユニットの変形例を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る像形成ユニットを示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る像形成ユニットを画像形成装置本体に装着する状態を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る像形成ユニットを画像形成装置本体に挿入した状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る像形成ユニットを平面に載置した状態を示す正面図である。
符号の説明
10 画像形成装置
12 画像形成装置本体
43 フレーム(支持手段)
46a 現像ロール(現像手段)
46b 現像ロール(現像手段)
46c 現像ロール(現像手段)
46d 現像ロール(現像手段)
46s 現像面
50 像担持体
50a 被現像面
51 像形成ユニット
53 保護カバー(支持フレーム)
55 キー溝(被係合部)
57 キー(係合部)
59 サイドフレーム(支持フレーム)
61 現像面カバー
61a 突起(装着不能手段)
64 中間転写体(像担持体)
64a 転写面
96 像形成ユニット
99 支持フレーム
100a サイドフレーム
100b サイドフレーム
101 保護紙(保護シート)
102a 保護カバー(支持フレーム)
102b 保護カバー(支持フレーム)
103 スナップ片(保護シート保持手段)
107 ADCセンサ(保護シート検出手段、センサ)
109 主制御部(制御手段)
S 平面

Claims (2)

  1. 現像手段によって形成されたトナー像を担持し、該トナー像が転写媒体に転写される像担持体と、
    前記像担持体の転写面を露出させて支持し、画像形成装置本体に着脱される支持フレームと、
    前記転写面を保護する保護シートを、前記支持フレームを前記画像形成装置本体に装着した後に、前記支持フレームと前記画像形成装置本体との間から抜き取ることができるように、前記支持フレームに支持する保護シート支持手段と、
    を有する像形成ユニットが着脱される画像形成装置であって、
    前記保護シートを検出する保護シート検出手段と、
    前記保護シート検出手段から検出信号を受信すると、前記画像形成装置本体のプリント動作を禁止する制御手段と、
    前記現像手段の現像面を露出させて該現像手段を支持する支持手段と、
    前記現像面の上から前記支持手段に取外し可能に取付けられる現像面カバーと、
    前記現像面カバーが前記支持手段に取付けられた状態で、前記保護シート支持手段によって前記保護シートが支持された前記支持フレームを前記画像形成装置本体に装着不能とする装着不能手段と、
    を有し、
    前記装着不能手段が、
    前記現像面カバーに設けられ、前記保護シートに当接する突起であることを特徴する画像形成装置。
  2. 前記保護シート検出手段は、前記像担持体の表面又は該表面を覆う前記保護シートに向けて光を射出し、該表面又は前記保護シートで反射された光量を検出し、該表面と前記保護シートとの光の反射量の差に基づいて前記保護シートを検出するセンサであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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