JP4533556B2 - テーパー状釣糸 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばフライフィッシング用のフライラインもしくはフライ用リーダー糸、投げ釣り用のちから糸、テンカラ釣りに使用される釣糸などに好適なテーパー状の釣糸に関する。
【0002】
【従来の技術】
フライまたは毛バリなどの軽い仕掛けを使用するフライフィッシングやテンカラ釣りにおいては、釣り竿の動き(アクション)を軽い仕掛けに正確に伝えるため、テーパー状の釣糸が好んで使用されている。また、投げ釣りにおいても、ショック切れを防止することができることから、テーパー状の釣糸が力糸として使用されている。
【0003】
従来、複数本のフィラメント繊維によって組み上げられているテーパー状釣糸であって、前記複数本のフィラメント繊維のうち一部のフィラメント繊維が、糸条の末端に向かう長手方向の途中で切断除去されフィラメント数を減ずることで釣糸の長さ方向に径が小さくされており、かつ切断部分が芯糸として組み込まれているテーパー状釣糸が知られている(特開平8−289708)。
【0004】
しかし、かかるテーパー状釣糸は、フィラメント繊維の一部が切断除去されているから、糸を構成するフィラメント繊維の組み強度が弱いという欠点がある。詳しくは、複数本のフィラメント繊維を組み上げるために用いる製紐機は、所定の本数(通常は、4本、8本、16本などの4の倍数本)の繊維を組み上げるのに適する構造を有しているため、一部のフィラメント繊維を切断しフィラメント数を減ずると、繊維の組み方が歪になり、組み強度が弱くなる。その結果として、繰り返し使用したときの形態安定性に欠け、また耐磨耗性や強度の点で劣ることとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、釣糸を構成する糸条の組み強度が大きく、その結果繰り返し使用に対しても形態安定性を有し、耐磨耗性や強度に優れた釣糸を提供することを目的とする。
また、本発明は、平滑性に優れ、実用面からも見映えの面からも、商品価値の高い釣糸を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記従来のテーパー状釣糸においてはフィラメント数を減ずることにより径を小さくしテーパー状を形成させているのに対し、フィラメント数を減ずることなく、釣糸を構成している糸条を径のより小さい糸条に置き換えていけば、釣糸の長手方向に径が減少していき、テーパー状を形成させることができることを知見した。かかるテーパー状釣糸は、構成糸条の組み方が歪になるという従来の釣糸の問題点を解消でき、組み強度が大きく、その結果繰り返し使用に対しても形態安定性を有し、耐磨耗性や強度にも優れているという思いがけない知見を得た。
本発明者は、さらに検討を重ね、本発明を完成した。
【0007】
すなわち、本発明は、
(1)複数本の糸条によって製紐され、糸条の末端に向かう長手方向の途中で該複数本の糸条のうち一本以上の糸条が径のより小さい糸条に置き換えられることにより、長手方向に径が減少していることを特徴とするテーパー状釣糸、
(2)複数本の糸条によって製紐され、糸条の末端に向かう長手方向の途中で該複数本の糸条のうち一本の糸条が径のより小さい糸条に置き換えられ、さらに前記置き換えの位置から糸条の末端に向かう長手方向の途中で前記径の小さい糸条以外の糸条一本が径のより小さい糸条に置き換えられ、この繰り返しにより長手方向に径が減少していることを特徴とするテーパー状釣糸、
(3)複数本の糸条によって製紐され、糸条の末端に向かう長手方向の途中で該複数本の糸条が一本ずつ径のより小さい糸条に順次間隔を空けてすべて置き換えられ、さらに前記全ての糸条が置き換えられた位置から糸条の末端に向かう長手方向の途中で前記径の小さい糸条が一本ずつ径のより小さい糸条に順次間隔を空けてすべて置き換えられ、この繰り返しにより長手方向に径が減少していることを特徴とするテーパー状釣糸、
(4)糸条が径のより小さい糸条に置き換えられる部分において、置き換えられる糸条が芯糸として組み込まれていることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれかに記載のテーパー状釣糸、
(5)引張強度が20g/d以上、引張破断伸度が8%以下の糸条が含有されていることを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれかに記載のテーパー状釣糸、
(6)金属を含む糸条が含有されていることを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれかに記載のテーパー状釣糸、
(7)中空構造を有する糸条が含有されていることを特徴とする前記(1)〜(6)のいずれかに記載のテーパー状釣糸、
に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明に係るテーパー状釣糸は、複数本の糸条によって製紐されており、糸条の末端に向かう長手方向の途中で該複数本の糸条のうち一本以上の糸条が径のより小さい糸条に置き換えられることにより、長手方向に径が減少していることを特長とする。
ここで、「糸条を径のより小さい糸条に置き換える」とは、より具体的に、本発明に係るテーパー状釣糸を構成する糸条(以下、「構成糸条」ということもある)を製紐過程において切断し、該切断された糸条の代わりに該切断された糸条よりも径の小さい糸条を新たに構成糸条として用い、それ以降、該径のより小さい糸条と切断されなかった他の糸条とを製紐していくことをいう。以下、これを単に「置換」ということもある。
【0009】
本発明に係るテーパー状釣糸において、糸条が径のより小さい糸条に置き換えられる部分において、置き換えられる糸条が芯糸として組み込まれていることが好ましい。芯糸として組み込む長さは、約0.5〜5cm程度が好ましい。かかる態様のテーパー状釣糸を製造する方法としては、具体的には、糸条を置き換える位置で置き換えられる糸条を芯糸として製紐糸内部の芯部に組み込み、該置き換えられる糸条の代わりに径のより小さい糸条を置き換える位置より新たに構成糸条として用い、かかる径のより小さい糸条と置き換えられない他の糸条とにより該芯糸の周りを所望の長さ(好ましくは約0.5〜5cm程度)製紐し、次いで芯糸のみを切断するという方法が挙げられる。
このような構造とすることにより、切断した糸条が外に突出することがない。その結果、釣糸の平滑性が向上し、見映えも良く、また繰り返し使用した場合でも釣糸の形態が安定しているという利点がある。
【0010】
本発明に係るテーパー状釣糸は上記特長を有していれば、その構造は特に限定されない。例えば、構成糸条全てが一度に置換されてもよいし、1回の操作で構成糸条の一部(1または複数本)のみが置換されてもよい。また、本発明に係るテーパー状釣糸において、1回しか置換が行われなくてもよいし、複数回置換が行われてもよい。複数回置換を行う場合は、置換が行われた箇所の間隔が異なっていてもよいし、等間隔であってもよい。さらに、構成糸条のうち一番径の大きいものを常に置換しなければならないというわけではなく、径の小さいものをさらに置換してもよい。
【0011】
本発明に係るテーパー状釣糸の好ましい態様としては、複数本の糸条によって製紐されており、糸条の末端に向かう長手方向の途中で該複数本の糸条のうち一本の糸条が径のより小さい糸条に置き換えられ、さらに前記置き換えの位置から糸条の末端に向かう長手方向の途中で前記径の小さい糸条以外の糸条一本が径のより小さい糸条に置き換えられ、この繰り返しにより長手方向に径が減少しているテーパー状釣糸が挙げられる。このような構成にすることにより、釣糸の平滑性がより向上する。
【0012】
上記好ましい態様のテーパー状釣糸を図1を用いて具体的に説明する。
複数本の糸条による製紐過程の途中、T1の位置において構成糸条a〜dうち一本の糸条aが切断され、糸条aよりも径の小さい糸条a'が糸条aの代わりに用いられる。すなわち、T1の位置以降、糸条a'と切断されなかった他の糸条b〜dとが製紐される。
次いで、間隔e1を空けて、T2の位置において途中から組み込まれている径の小さい糸条a'以外の糸条b〜dのうち一本の糸条dが切断され、糸条dよりも径の小さい糸条d'が糸条dの代わりに用いられる。すなわち、T2の位置以降、糸条d'と切断されなかった他の糸条a'、b、cとが製紐される。
次いで、間隔e2を空けて、T3の位置において途中から組み込まれている径の小さい糸条a'およびd'以外の糸条b、cのうち一本の糸条bが切断され、糸条bよりも径の小さい糸条b'が糸条bの代わりに用いられる。すなわち、T3の位置以降、糸条b'と切断されなかった他の糸条a'、c、d'とが製紐される。
次いで、間隔e3を空けて、T4の位置において途中から組み込まれている径の小さい糸条a'、b'およびd'以外の糸条cが切断され、糸条cよりも径の小さい糸条c'が糸条cの代わりに用いられる。すなわち、T4の位置以降、糸条c'と切断されなかった他の糸条a'、b'、d'とが製紐される。
【0013】
図1において、糸条a〜dの径の大きさは、同じであってもよいし、それぞれ異なっていてもよい。また、糸条a'〜d'についても同様である。中でも、糸条a〜dの径の大きさが同一で、かつ糸条a'〜d'の径の大きさが同一であることが好ましい。また、置換の間隔e0〜e3は、等間隔であってもよいし、それぞれ異なっていてもよい。
【0014】
図1の構造においては、4回の置換(T1〜T4)により、始め釣糸を構成していた糸条a〜dが全て径の小さい糸条a'〜d'になっている。しかし、本発明に係るテーパー状釣糸としては、1回の置換しか行わないT2までの構造、2回の置換しか行わないT3までの構造、または3回の置換しか行わないT3までの構造をとっていてもよい。
また、図1はあくまで本発明のテーパー状釣糸を説明するためのものであり、構成糸条は4本に限られるものではなく、構成糸条が4本以外の場合も上述と全く同様である。また、図1では、置換により釣糸の径が細くなることを強調するため段差を設けているが、本発明のテーパー状釣糸の形状は図1のようになっているのではなく、非常に平滑性の優れたものである。
【0015】
本発明に係るテーパー状釣糸の他の好ましい態様としては、複数本の糸条によって製紐されており、糸条の末端に向かう長手方向の途中で該複数本の糸条が一本ずつ径のより小さい糸条に順次間隔を空けてすべて置き換えられ、さらに前記全ての糸条が置き換えられた位置から糸条の末端に向かう長手方向の途中で前記径の小さい糸条が一本ずつ径のより小さい糸条に順次間隔を空けてすべて置き換えられ、この繰り返しにより長手方向に径が減少しているテーパー状釣糸が挙げられる。このような構造とすることにより、より緩やかなテーパー状を形成させることができる。
より具体的には、上記図1を用いて説明した構造が複数回、好ましくは2〜5回程度、より好ましくは2〜3回程度繰り返されているテーパー状釣糸が挙げられる。例えば、上記構造が2回繰り返されている釣糸としては、糸条a'、b'、c'およびd'が、さらに径の小さい糸条a'’、b'’、c'’およびd'’に上記のように順次置換される構造をとる。
【0016】
本発明に係るテーパー状釣糸において、置換する糸条は、置換される元の構成糸条よりも小さい径を持つものであれば、その素材や形状は問わない。言い換えれば、置換する糸条は、置換される元の構成糸条と同じ素材や構造の糸条であってもよいし、異なる素材や構造の糸条であってもよい。例えば、置換される元の構成糸条が円形状であるのに対し、置換する細い糸条が偏平状であってもよいし、またその逆であってもよい。但し、釣糸の平滑性の観点から、置換される元の構成糸条の径と置換する糸条の径の比は、1:0.99〜0.01程度が好ましく、1:0.9〜0.1程度がより好ましい。
【0017】
本発明においては、上述ように、1回の操作で置換する構成糸条の本数、置換される元の構成糸条の径と置換する糸条の径の比、および置換の回数の組み合わせにより、種々のテーパー形状を有する釣糸を作製することができる。より具体的には、構成糸条を径の差の大きい細い糸に置換すれば、急なテーパーを有する釣糸を作製できる。逆に、構成糸条を径の差が僅かである細い糸に置換すれば、緩やかなテーパーを有する釣糸を作製できる。
【0018】
本発明においては、上述したように置換する糸条として置換される元の構成糸条と異なる素材や構造の糸条を用いることにより、釣糸の構成や比重を任意に設定できる。
例えば、釣糸の径の太い部分を比重の小さい素材からなる糸条または後述する中空構造を有する糸条などで構成し、釣糸の径の細い部分を例えば後述する金属を含有する糸条などの比重の大きい糸条で構成することにより、釣糸の手前(釣り人に近い方)は浮き、釣糸の先(仕掛けに近い方)は沈む釣糸を作製することができる。
また、釣糸の径の太い部分を後述する高強力繊維糸条などの低伸度の糸条で構成し、釣糸の径の細い部分をナイロンやポリエステルなどの伸度が高強力繊維糸条よりも高い糸条で構成することもできる。または、その逆の構成を有する釣糸も作製できる。
【0019】
本発明のテーパー状釣糸を構成する糸条は、特に限定されず自体公知のものを用いてよい。かかる糸条としては、例えば、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、ポリオレフィン系樹脂など自体公知の熱可塑性樹脂を原料として製造される合成繊維からなる糸条などが挙げられる。
ポリアミド系樹脂としては、具体的に、例えば、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン12、ナイロン6,10などの脂肪族ポリアミドもしくはその共重合、または芳香族ジアミンとジカルボン酸により形成される半芳香族ポリアミドもしくはその共重合体などが挙げられる。
【0020】
ポリエステル系樹脂としては、具体的に、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタリン2,6ジカルボン酸、フタル酸、α,β−(4−カルボキシフェニル)エタン、4,4’−ジカルボキシフェニルもしくは5−ナトリウムスルホイソフタル酸などの芳香族ジカルボン酸、アジピン酸もしくはセバシン酸などの脂肪族ジカルボン酸またはこれらのエステル類と、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,4−ブタンジオール、ポリエチレングリコールまたはテトラメチレングリコールなどのジオール化合物とから重縮合されるポリエステルもしくはその共重合体などが挙げられる。
【0021】
フッ素系樹脂としては、具体的に、例えば、ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリモノクロロトリフルオロエチレンもしくはポリヘキサフルオロプロピレンまたはその共重合体などが挙げられる。
ポリオレフィン系樹脂としては、具体的に、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等が挙げられる。
【0022】
本発明のテーパー状釣糸には、引張強度が20g/d以上、引張破断伸度が8%以下のいわゆる高強力繊維糸条が含有されていることが好ましい。具体的には、例えば、ケブラー(登録商標、デュポン社製)もしくはテクノーラ(登録商標、帝人株式会社製)などのポリアミド繊維、ベクトラン(登録商標、株式会社クラレ製)などのポリアリレート系繊維、ダイニーマ(登録商標、東洋紡株式会社製)などの超高分子量ポリエチレン系繊維、ザイロン(登録商標、東洋紡株式会社製)などのポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール繊維(以下、「PBO繊維」という)からなる糸条が挙げられる。
なお、引張強度および引張破断伸度は、万能試験機 オートグラフAG−100kNI(商品名 島津製作所製)など、自体公知の試験機を用いて測定できる。
【0023】
本発明のテーパー状釣糸として、釣糸の径の太い部分が、ポリアミド繊維、ポリアリレート系繊維またはPBO繊維から構成され、釣糸の径の細い部分が、超高分子量ポリエチレン系繊維から構成されている釣糸も好ましい。
【0024】
本発明のテーパー状釣糸は、中空構造を有する糸条が含有されていることも好ましい。糸条を中空構造とすることにより、糸条に浮力を与えることができる。その結果、本発明に係るテーパー状釣糸の沈降速度を調節することができ、また中空構造を有する糸条を組み込んだ特定の部分のみを浮かせることもできる。
ここで、中空構造は、中空部と中空部との間に架橋部が存在する構造が好ましい。言い換えれば架橋部(図3〜図6の2の部分)を介して2つ以上の中空部(図3〜図6の1の部分)を有する構造が好ましい。例えば、図3〜図6に記載の断片形状を有する糸条が挙げられる。このように架橋部を設けることにより中空部の潰れを防ぐことができ、よって所望の浮力を維持することができるという利点がある。また、糸条の強度が維持できるという利点もある。中空部の数は、糸条の強度と形状の保持という観点から3程度以上がより好ましい。また、中空部の数の上限は特に限定するものではないが、製造が困難とならない程度が好ましく、おおむね20個程度とするのがより好ましい。断面積に対する中空部の面積の割合(以下、中空率という)は、約1〜50%程度が好ましく、約5〜35%程度がより好ましい。
【0025】
なお、中空率は、より具体的には次式より算出される。下記式中の面積は、光学顕微鏡、例えばニコン社製マイクロフォトS光学顕微鏡に、顕微鏡写真撮影装置を取り付け、単糸断面の断面形状を撮影し、測定することができる。
中空率(%)=(中空部の面積の総和/断面積)×100 (式1)
【0026】
中空部が複数ある場合は、各々の中空部の断面形状は、中空部の潰れをより防止し糸条の強度を保つために断面積を均一とすることがより好ましい。また、図6のように、中心部に中空部がある場合は、該中空部(例えば、図6の3で示される中空部)の面積があまり大きくならないようにすることが好ましい。
【0027】
上記中空構造を持つ糸条の製造は、それ自体公知の方法に従って行うことができる。該製造の一実施態様としては、上記のような自体公知の熱可塑性樹脂を例えばエクストルーダー溶融紡糸装置などの溶融紡糸装置に供給し、所望の数の中空を形成することができる中空糸用紡糸口金を備えた溶融紡糸装置を用いて、紡糸温度約230〜270℃程度で溶融紡糸する。紡糸後の糸条は液体中を通過させて冷却固化し、一旦巻き取った後または巻き取ることなく、液体または気体中で加熱しながら延伸し、所望により弛緩熱処理を施すという製造方法が挙げられる。
【0028】
上記製造方法において、口金の形状を変更する、熱可塑性樹脂の相対粘度を変更する、紡出後冷却するまでの距離(エアーギャップ)を変更する、冷却用液体の温度を変更する等の方法により、中空率を任意に設定することできる。
【0029】
本発明のテーパー状釣糸には、金属を含有する糸条が含有されていることも好ましい。糸条に金属を含有させることにより、糸条を構成する素材が有する固有の比重に限定されることなく、任意の比重を有する糸条を作製することができる。その結果、本発明に係るテーパー状釣糸において、金属を含有する糸条が組み込まれた特定の部分のみ、比重を変更、特に比重を大きくすることができる。
ここにおいて、使用される金属としては、例えば、鉄、銅、亜鉛、錫、ニッケルもしくはタングステン等を単独で又は混合もしくは合金としたものが挙げられる。中でも、比重の大きいタングステンが好ましい。なぜなら、比重の大きい金属を用いると、糸条に重さを与えやすく、比重を高くする効果が少量の金属添加により現れるため、素材の樹脂の強度低下を極力抑えることができるからである。
【0030】
これら金属は粉末状であると、粒状であるとを問わず本願発明に適用することができる。該金属粉粒物の大きさは約10μm程度以下、好ましくは約5μm程度以下である。大きすぎると、混合後の全体的均一性が乏しくなるので、上記範囲が好ましい。更にその添加量は熱可塑性樹脂100重量部に対して約1〜90重量部程度、好ましくは約5〜70重量部程度が好適である。
【0031】
かかる金属を含有する糸条は、上述したような自体公知の熱可塑性樹脂にそれ自体公知の方法である単軸または二軸混練機で金属を熔融混練し、得られた金属を含有する樹脂を用いて、例えば上述したような溶融紡糸など自体公知の方法で製造することができる。
【0032】
本発明においては、構成糸条の形状は問わず、その断面が円状の糸条はもちろん、断面が偏平状の糸条が含まれていてもよい。断面が偏平状である場合、断面の短い方の長さaと長い方の長さbとの比a/b(以下、偏平率という)が、約0.5〜0.9程度であることが好ましい。
【0033】
かかる偏平状の断面を有する糸条は、断面形状を偏平状にすることができる口金を備えた溶融紡糸装置を用いて、上述のような溶融紡糸により製造するなど、自体公知の方法により製造できる。
また、上記偏平状の断面を有する糸条は、円形状糸条を偏平化させることにより製造することもできる。より具体的には、断面形状を円形状にする通常の紡糸口金を用いて上述のような溶融紡糸法など自体公知の方法を用いて断面が円形状の糸条を製造し、ついで、該糸条を、好ましくは例えば非水系油剤等で表面処置した後、熱ローラーによって適宜延伸し、巻き取ることにより偏平化させるという方法が挙げられる。かかる操作において、巻き取りのスピード、ローラーによる押さえ加減または加熱温度を調節することにより任意の偏平状断面を有する糸条が得られる。
【0034】
本発明のテーパー状釣糸においては、上記(a)中空構造を有すること、(b)金属を含有すること、(c)断面を偏平状にすることの3つの特長のうち、2以上の特長を合わせ有する糸条が含有されていてもよい。
【0035】
本発明のテーパー状釣糸の製造方法は特に限定されないが、以下のように製造するのが好ましい。
本発明に係るテーパー状釣糸のうち径の大きい部分を構成する糸条を用いて、自体公知の方法で製紐する。該糸条として、1種類の糸条のみを用いてもよいし、構造や素材の異なった複数種類の糸条を組み合わせて用いてもよい。製紐方法としては、特に限定されず自体公知の方法に従ってよい。一般的には、製紐は組物機(編物機)を用いて行われる。一例としては、4本組物(編物)、8本組物、12本組物、16本組物などであり、例えばその4本組物は、上記糸条を4本準備し、右側または左側の糸を交互に真中に配置させて組み上げていくものであり、この組上方法(編組方法)としては、丸打ち、角打ち、平打ちなどがあり、これらを組み合わせてもよい。また、一般的には製紐糸の種類にはシングルブレードとダブルブレードの2タイプがあり、本発明においてはいずれを用いてもよい。本発明においては、中でも、丸紐組機を用いて製紐するのが好ましい。ボビンが搭載される組錘(スピンドル)数は、3〜133本と多種類にわたるが、本発明においては、4、8、12、16、24、32、48スピンドルのものが特に好適である。
【0036】
次いで、任意の位置で製紐機を停止し、構成糸条の所望の本数を置換する。置換の際に置換される構成糸条(径のより小さい糸条に置き換えられる構成糸条)を芯糸として組み込むことが好ましい。具体的には、置換される構成糸条が巻かれているボビンを組錘(スピンドル)から外し、該糸条を製紐機の中央の穴に通すなどして芯糸とする。ついで、空いている組錘(スピンドル)に上記置換される構成糸条よりも径の小さい糸条(置換する糸条)が巻かれているボビンを搭載する。ついで、上記芯糸の周りを、所望の長さ、好ましくは約0.5〜5.0cm程度製紐する。ついで、芯糸を切断する。その後、芯糸がない状態で所望の長さ製紐する。
かかる操作を繰り返すことにより、本発明に係るテーパー状釣糸を製造することができる。
【0037】
本発明のテーパー状釣糸は、さらにその表面に樹脂層をコーティングしても良い。このように樹脂層を設けると釣糸の表面が滑らかになり、その結果釣糸と竿のガイドとの摩擦がより低下させることができ、また、耐吸水性や耐摩擦性をより向上できるという利点がある。該コーティングに用いる樹脂としては、自体公知の熱可塑性樹脂が用いられ得るが、例えばナイロン系、ウレタン系、塩化ビニル系などの熱可塑性樹脂を用いるのが好ましい。
【0038】
本発明に係るテーパー状釣糸は、その用途は特に限定されないが、フライフィッシング用のフライラインもしくはフライ用リーダー糸、投げ釣り用釣糸、特にキャスティングラインのちから糸、またはテンカラ釣りに使用される釣糸などに好適に使用される。
【0039】
【実施例】
〔実施例1〕
台座の中心部に芯糸が通るための穴のある8スピンドル丸紐組機を用い、8本のスピンドル全てに超高分子量ポリエチレン繊維糸条(「ダイニーマ」東洋紡株式会社製)200dが巻かれているボビンを搭載し、7mの長さに組みあげた。この段階で、製紐機を止め、1つのボビンをスピンドルから外し、該ボビンに巻かれている糸条を台座中央の穴に通した。ついで、空いているスピンドルに超高分子量ポリエチレン繊維糸条(「ダイニーマ」東洋紡株式会社製)100dが巻かれているボビンを搭載した。台座中央の穴に通した糸条を芯糸とし、その周りを2cm組みあげ、その後、芯糸を切断した。芯糸がない状態で0.25m組みあげ、その段階で製紐機を止めた。
【0040】
次いで、上記と全く同様にして、200dの上記糸条7本のうち1本を100dの上記糸条に置き換え、該置き換えられる200dの糸条を芯糸として2cm組み込み、その後切断した。芯糸がない状態で0.25m組みあげ、その段階で製紐機を止めた。
かかる操作を繰り返し、始め8本あった200dの超高分子量ポリエチレン繊維糸条を1本ずつ順次100dの超高分子量ポリエチレン繊維糸条に置き換えることより、図1に示したような全長13mのテーパー状釣糸を作製した。なお、dはデニール(9000m当たりの糸重量)を示す。
【0041】
〔実施例2〕
200dの超高分子量ポリエチレン繊維糸条の代わりに、200dのPBO繊維糸条(ザイロン、東洋紡株式会社製)を用いて、実施例1と全く同様に本発明に係るテーパー状釣糸を作製した。なお、100dの糸条は、実施例1と同じ超高分子量ポリエチレン繊維糸条を用いた。
【0042】
〔実施例3〕
200dの超高分子量ポリエチレン繊維糸条の代わりに、200dのポリアリレート系繊維糸条(ベクトラン、株式会社クラレ製)を用いて、実施例1と全く同様に本発明に係るテーパー状釣糸を作製した。なお、100dの糸条は、実施例1と同じ超高分子量ポリエチレン繊維糸条を用いた。
【0043】
〔実施例4〕
200dの超高分子量ポリエチレン繊維糸条の代わりに、200dのポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維糸条(ケブラー、東レ・デュポン株式会社製)を用いて、実施例1と全く同様に本発明に係るテーパー状釣糸を作製した。なお、100dの糸条は、実施例1と同じ超高分子量ポリエチレン繊維糸条を用いた。
【0044】
上記実施例1〜4で得られた釣糸を、投げ釣りの力糸として名人と言われる釣り人に使用して評価して貰ったところ、飛翔性および強度が優れているとの評価を受けた。また、平滑性に優れており、釣り竿のガイドに引っかかるなどの問題も生じなかった。さらに、繰り返しの使用にも、編組された糸がホツれることもなく、耐磨耗性も優れていることが確認できた。
【0045】
〔実施例5〕
エクストルーダー型溶融紡糸装置を使用し、モノフィラメントの断面形状が図4に示すような中空部の数が4個となるような紡糸口金を用いて、ペレット状ポリアミド−6(三菱エンジニアリングプラスチック株式会社 ミツビシノバミッド1020A)を溶融紡糸した。紡出したフィラメントを20℃の水で冷却後、引き続いてこれを95℃の水蒸気雰囲気中で2.5倍に延伸し、1900dの4つの中空部を有する糸条を製造した。かかる糸条は、比重が1.14、中空率が10%であった。
尚、比重は、JIS L1013:1999に準じて測定した繊度とPACOCK製ダイヤルゲージGで測定した糸の直径より算出した。また、中空率は、ニコン社製マイクロフォトS光学顕微鏡に、顕微鏡写真撮影装置を取り付け、単糸断面の断面形状を撮影し、中空部の面積および断面積を測定し、上記式1より算出した。
【0046】
ナイロン6/66(宇部興産株式会社製 5033チップ、比重=1.14)に金属(タングステン、比重19.3)を含有する高比重ナイロン樹脂(カネボウ合繊株式会社製 MCTS00004チップ、比重=1.5)を用いて、次の条件によりモノフィラメントを製造した。
すなわち、上記の高比重樹脂チップを40mmφエクストルーダーに供給し、270℃で溶融し、孔径2.1mmの紡糸口金から紡出し、さらに10℃の水溶中で冷却した。引続いて、この未延伸糸を95℃湿熱と220℃乾熱で5.5倍に2段延伸した後、225℃で0.98倍に弛緩熱処理することにより、直径0.515mmのモノフィラメントを得た。
【0047】
200dの超高分子量ポリエチレン繊維糸条の代わりに、上述のように作製した中空構造を有する糸条を用い、100dの超高分子量ポリエチレン繊維糸条の代わりに、上述のように作製した金属を有する糸条を用いて、実施例1と全く同様に、テーパー状釣糸を作製した。
【0048】
上記実施例5で得られた釣糸は、釣糸の手前(釣り人に近い方)は浮き、釣糸の先(仕掛けに近い方)は沈んだ。また、平滑性に優れており、釣り竿のガイドに引っかかるなどの問題も生じなかった。さらに、繰り返しの使用にも、編組された糸がホツれることもなく、耐磨耗性も優れていることが確認できた。
【0049】
【発明の効果】
本発明に係るテーパー状釣糸は、製紐機に適した本数で構成糸条が組まれているので、十分な編みの強さ(組の強さ)があり、その結果繰り返し使用に対しても形態安定性を有し、耐磨耗性や強度に優れた釣糸である。また、本発明に係るテーパー状釣糸は、平滑性に優れ、実用面からも見映えの面からも、商品価値が高い。
さらに、本発明に係るテーパー状釣糸は、テーパーの度合い、または釣糸の構成もしくは比重を任意に設定することができるので、天候や漁場の状況に応じて釣糸を選択したいという釣り人の要求に十分こたえられるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るテーパー状釣糸の好ましい態様を説明するための図である。
【図2】 実施例で作製した本発明に係るテーパー状釣糸の概略図である。図中の1で示す部分は、200dの糸条8本を組み上げてなる。図中の2で示す部分は、200dの糸条7本と100dの糸条1本とを組み上げてなる。図中の3で示す部分は、200dの糸条6本と100dの糸条2本とを組み上げてなる。図中の4で示す部分は、200dの糸条5本と100dの糸条3本とを組み上げてなる。図中の5で示す部分は、200dの糸条4本と100dの糸条4本とを組み上げてなる。図中の6で示す部分は、200dの糸条3本と100dの糸条5本とを組み上げてなる。図中の7で示す部分は、200dの糸条2本と100dの糸条6本とを組み上げてなる。図中の8で示す部分は、200dの糸条1本と100dの糸条7本とを組み上げてなる。図中の9で示す部分は、100dの糸条8本を組み上げてなる。
【図3】 本発明に係るテーパー状釣糸に含有されていてもよい中空構造を有する糸の断面形状の一態様である。
【図4】 本発明に係るテーパー状釣糸に含有されていてもよい中空構造を有する糸の断面形状の他の態様である。
【図5】 本発明に係るテーパー状釣糸に含有されていてもよい中空構造を有する糸の断面形状の他の態様である。
【図6】 本発明に係るテーパー状釣糸に含有されていてもよい中空構造を有する糸の断面形状の他の態様である。
Claims (7)
- 複数本の糸条によって製紐され、糸条の末端に向かう長手方向の途中で該複数本の糸条のうち一本以上の糸条が径のより小さい糸条に置き換えられることにより、長手方向に径が減少していることを特徴とするテーパー状釣糸。
- 複数本の糸条によって製紐され、糸条の末端に向かう長手方向の途中で該複数本の糸条のうち一本の糸条が径のより小さい糸条に置き換えられ、さらに前記置き換えの位置から糸条の末端に向かう長手方向の途中で前記径の小さい糸条以外の糸条一本が径のより小さい糸条に置き換えられ、この繰り返しにより長手方向に径が減少していることを特徴とするテーパー状釣糸。
- 複数本の糸条によって製紐され、糸条の末端に向かう長手方向の途中で該複数本の糸条が一本ずつ径のより小さい糸条に順次間隔を空けてすべて置き換えられ、さらに前記全ての糸条が置き換えられた位置から糸条の末端に向かう長手方向の途中で前記径の小さい糸条が一本ずつ径のより小さい糸条に順次間隔を空けてすべて置き換えられ、この繰り返しにより長手方向に径が減少していることを特徴とするテーパー状釣糸。
- 糸条が径のより小さい糸条に置き換えられる部分において、置き換えられる糸条が芯糸として組み込まれていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のテーパー状釣糸。
- 引張強度が20g/d以上、引張破断伸度が8%以下の糸条が含有されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のテーパー状釣糸。
- 金属を含む糸条が含有されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のテーパー状釣糸。
- 中空構造を有する糸条が含有されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のテーパー状釣糸。
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