JP2002330681A - テーパー状釣糸 - Google Patents

テーパー状釣糸

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JP2002330681A JP2001137857A JP2001137857A JP2002330681A JP 2002330681 A JP2002330681 A JP 2002330681A JP 2001137857 A JP2001137857 A JP 2001137857A JP 2001137857 A JP2001137857 A JP 2001137857A JP 2002330681 A JP2002330681 A JP 2002330681A
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    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B5/00Making ropes or cables from special materials or of particular form
    • D07B5/005Making ropes or cables from special materials or of particular form characterised by their outer shape or surface properties
    • DTEXTILES; PAPER
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    • D07B2201/10Rope or cable structures
    • D07B2201/1024Structures that change the cross-sectional shape

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  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課 題】 本発明は、平滑性に優れ、またテーパー
の度合いや釣糸の構成もしくは比重を任意に設定するこ
とができるので商品価値が高く、さらに、繰り返し使用
に対しても形態が安定で、耐磨耗性にも優れた釣糸を提
供することを目的とする。 【解決手段】 複数本の糸条によって製紐されているテ
ーパー状釣糸において、該複数本の糸条のうち一本以上
の糸条を該糸条より径の小さい糸条に置き換えることに
より、釣糸の長手方向に径が小さくされていることを特
徴とするテーパー状釣糸。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばフライフィ
ッシング用のフライラインもしくはフライ用リーダー
糸、投げ釣り用のちから糸、テンカラ釣りに使用される
釣糸などに好適なテーパー状の釣糸に関する。
【0002】
【従来の技術】フライまたは毛バリなどの軽い仕掛けを
使用するフライフィッシングやテンカラ釣りにおいて
は、釣り竿の動き(アクション)を軽い仕掛けに正確に
伝えるため、テーパー状の釣糸が好んで使用されてい
る。また、投げ釣りにおいても、ショック切れを防止す
ることができることから、テーパー状の釣糸が力糸とし
て使用されている。
【0003】従来、複数本のフィラメント繊維によって
組み上げられているテーパー状釣糸であって、前記複数
本のフィラメント繊維のうち一部のフィラメント繊維
が、糸条の末端に向かう長手方向の途中で切断除去され
フィラメント数を減ずることで釣糸の長さ方向に径が小
さくされており、かつ切断部分が芯糸として組み込まれ
ているテーパー状釣糸が知られている(特開平8−28
9708)。
【0004】しかし、かかるテーパー状釣糸は、フィラ
メント繊維の一部が切断除去されているから、糸を構成
するフィラメント繊維の組み強度が弱いという欠点があ
る。詳しくは、複数本のフィラメント繊維を組み上げる
ために用いる製紐機は、所定の本数(通常は、4本、8
本、16本などの4の倍数本)の繊維を組み上げるのに
適する構造を有しているため、一部のフィラメント繊維
を切断しフィラメント数を減ずると、繊維の組み方が歪
になり、組み強度が弱くなる。その結果として、繰り返
し使用したときの形態安定性に欠け、また耐磨耗性や強
度の点で劣ることとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、釣糸を構成
する糸条の組み強度が大きく、その結果繰り返し使用に
対しても形態安定性を有し、耐磨耗性や強度に優れた釣
糸を提供することを目的とする。また、本発明は、平滑
性に優れ、実用面からも見映えの面からも、商品価値の
高い釣糸を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記従来の
テーパー状釣糸においてはフィラメント数を減ずること
により径を小さくしテーパー状を形成させているのに対
し、フィラメント数を減ずることなく、釣糸を構成して
いる糸条を径のより小さい糸条に置き換えていけば、釣
糸の長手方向に径が減少していき、テーパー状を形成さ
せることができることを知見した。かかるテーパー状釣
糸は、構成糸条の組み方が歪になるという従来の釣糸の
問題点を解消でき、組み強度が大きく、その結果繰り返
し使用に対しても形態安定性を有し、耐磨耗性や強度に
も優れているという思いがけない知見を得た。本発明者
は、さらに検討を重ね、本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は、(1)複数本の糸条
によって製紐され、糸条の末端に向かう長手方向の途中
で該複数本の糸条のうち一本以上の糸条が径のより小さ
い糸条に置き換えられることにより、長手方向に径が減
少していることを特徴とするテーパー状釣糸、(2)複
数本の糸条によって製紐され、糸条の末端に向かう長手
方向の途中で該複数本の糸条のうち一本の糸条が径のよ
り小さい糸条に置き換えられ、さらに前記置き換えの位
置から糸条の末端に向かう長手方向の途中で前記径の小
さい糸条以外の糸条一本が径のより小さい糸条に置き換
えられ、この繰り返しにより長手方向に径が減少してい
ることを特徴とするテーパー状釣糸、(3)複数本の糸
条によって製紐され、糸条の末端に向かう長手方向の途
中で該複数本の糸条が一本ずつ径のより小さい糸条に順
次間隔を空けてすべて置き換えられ、さらに前記全ての
糸条が置き換えられた位置から糸条の末端に向かう長手
方向の途中で前記径の小さい糸条が一本ずつ径のより小
さい糸条に順次間隔を空けてすべて置き換えられ、この
繰り返しにより長手方向に径が減少していることを特徴
とするテーパー状釣糸、(4)糸条が径のより小さい糸
条に置き換えられる部分において、置き換えられる糸条
が芯糸として組み込まれていることを特徴とする前記
(1)〜(3)に記載のテーパー状釣糸、(5)引張強
度が20g/d以上、引張破断伸度が8%以下の糸条が
含有されていることを特徴とする前記(1)〜(4)に
記載のテーパー状釣糸、(6)金属を含む糸条が含有さ
れていることを特徴とする前記(1)〜(5)に記載の
テーパー状釣糸、(7)中空構造を有する糸条が含有さ
れていることを特徴とする前記(1)〜(6)に記載の
テーパー状釣糸、に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係るテーパー状釣糸は、
複数本の糸条によって製紐されており、糸条の末端に向
かう長手方向の途中で該複数本の糸条のうち一本以上の
糸条が径のより小さい糸条に置き換えられることによ
り、長手方向に径が減少していることを特長とする。こ
こで、「糸条を径のより小さい糸条に置き換える」と
は、より具体的に、本発明に係るテーパー状釣糸を構成
する糸条(以下、「構成糸条」ということもある)を製
紐過程において切断し、該切断された糸条の代わりに該
切断された糸条よりも径の小さい糸条を新たに構成糸条
として用い、それ以降、該径のより小さい糸条と切断さ
れなかった他の糸条とを製紐していくことをいう。以
下、これを単に「置換」ということもある。
【0009】本発明に係るテーパー状釣糸において、糸
条が径のより小さい糸条に置き換えられる部分におい
て、置き換えられる糸条が芯糸として組み込まれている
ことが好ましい。芯糸として組み込む長さは、約0.5
〜5cm程度が好ましい。かかる態様のテーパー状釣糸
を製造する方法としては、具体的には、糸条を置き換え
る位置で置き換えられる糸条を芯糸として製紐糸内部の
芯部に組み込み、該置き換えられる糸条の代わりに径の
より小さい糸条を置き換える位置より新たに構成糸条と
して用い、かかる径のより小さい糸条と置き換えられな
い他の糸条とにより該芯糸の周りを所望の長さ(好まし
くは約0.5〜5cm程度)製紐し、次いで芯糸のみを
切断するという方法が挙げられる。このような構造とす
ることにより、切断した糸条が外に突出することがな
い。その結果、釣糸の平滑性が向上し、見映えも良く、
また繰り返し使用した場合でも釣糸の形態が安定してい
るという利点がある。
【0010】本発明に係るテーパー状釣糸は上記特長を
有していれば、その構造は特に限定されない。例えば、
構成糸条全てが一度に置換されてもよいし、1回の操作
で構成糸条の一部(1または複数本)のみが置換されて
もよい。また、本発明に係るテーパー状釣糸において、
1回しか置換が行われなくてもよいし、複数回置換が行
われてもよい。複数回置換を行う場合は、置換が行われ
た箇所の間隔が異なっていてもよいし、等間隔であって
もよい。さらに、構成糸条のうち一番径の大きいものを
常に置換しなければならないというわけではなく、径の
小さいものをさらに置換してもよい。
【0011】本発明に係るテーパー状釣糸の好ましい態
様としては、複数本の糸条によって製紐されており、糸
条の末端に向かう長手方向の途中で該複数本の糸条のう
ち一本の糸条が径のより小さい糸条に置き換えられ、さ
らに前記置き換えの位置から糸条の末端に向かう長手方
向の途中で前記径の小さい糸条以外の糸条一本が径のよ
り小さい糸条に置き換えられ、この繰り返しにより長手
方向に径が減少しているテーパー状釣糸が挙げられる。
このような構成にすることにより、釣糸の平滑性がより
向上する。
【0012】上記好ましい態様のテーパー状釣糸を図1
を用いて具体的に説明する。複数本の糸条による製紐過
程の途中、Tの位置において構成糸条a〜dうち一本
の糸条aが切断され、糸条aよりも径の小さい糸条a'
が糸条aの代わりに用いられる。すなわち、Tの位置
以降、糸条a'と切断されなかった他の糸条b〜dとが
製紐される。次いで、間隔eを空けて、Tの位置に
おいて途中から組み込まれている径の小さい糸条a'以
外の糸条b〜dのうち一本の糸条dが切断され、糸条d
よりも径の小さい糸条d'が糸条dの代わりに用いられ
る。すなわち、Tの位置以降、糸条d'と切断されな
かった他の糸条a'、b、cとが製紐される。次いで、
間隔eを空けて、Tの位置において途中から組み込
まれている径の小さい糸条a'およびd'以外の糸条b、
cのうち一本の糸条bが切断され、糸条bよりも径の小
さい糸条b'が糸条bの代わりに用いられる。すなわ
ち、Tの位置以降、糸条b'と切断されなかった他の
糸条a'、c、d'とが製紐される。次いで、間隔e
空けて、Tの位置において途中から組み込まれている
径の小さい糸条a'、b'およびd'以外の糸条cが切断
され、糸条cよりも径の小さい糸条c'が糸条cの代わ
りに用いられる。すなわち、Tの位置以降、糸条c'
と切断されなかった他の糸条a'、b'、d'とが製紐さ
れる。
【0013】図1において、糸条a〜dの径の大きさ
は、同じであってもよいし、それぞれ異なっていてもよ
い。また、糸条a'〜d'についても同様である。中で
も、糸条a〜dの径の大きさが同一で、かつ糸条a'〜
d'の径の大きさが同一であることが好ましい。また、
置換の間隔e〜eは、等間隔であってもよいし、そ
れぞれ異なっていてもよい。
【0014】図1の構造においては、4回の置換(T
〜T)により、始め釣糸を構成していた糸条a〜dが
全て径の小さい糸条a'〜d'になっている。しかし、本
発明に係るテーパー状釣糸としては、1回の置換しか行
わないTまでの構造、2回の置換しか行わないT
での構造、または3回の置換しか行わないTまでの構
造をとっていてもよい。また、図1はあくまで本発明の
テーパー状釣糸を説明するためのものであり、構成糸条
は4本に限られるものではなく、構成糸条が4本以外の
場合も上述と全く同様である。また、図1では、置換に
より釣糸の径が細くなることを強調するため段差を設け
ているが、本発明のテーパー状釣糸の形状は図1のよう
になっているのではなく、非常に平滑性の優れたもので
ある。
【0015】本発明に係るテーパー状釣糸の他の好まし
い態様としては、複数本の糸条によって製紐されてお
り、糸条の末端に向かう長手方向の途中で該複数本の糸
条が一本ずつ径のより小さい糸条に順次間隔を空けてす
べて置き換えられ、さらに前記全ての糸条が置き換えら
れた位置から糸条の末端に向かう長手方向の途中で前記
径の小さい糸条が一本ずつ径のより小さい糸条に順次間
隔を空けてすべて置き換えられ、この繰り返しにより長
手方向に径が減少しているテーパー状釣糸が挙げられ
る。このような構造とすることにより、より緩やかなテ
ーパー状を形成させることができる。より具体的には、
上記図1を用いて説明した構造が複数回、好ましくは2
〜5回程度、より好ましくは2〜3回程度繰り返されて
いるテーパー状釣糸が挙げられる。例えば、上記構造が
2回繰り返されている釣糸としては、糸条a'、b'、
c'およびd'が、さらに径の小さい糸条a'’、b'’、
c'’およびd'’に上記のように順次置換される構造を
とる。
【0016】本発明に係るテーパー状釣糸において、置
換する糸条は、置換される元の構成糸条よりも小さい径
を持つものであれば、その素材や形状は問わない。言い
換えれば、置換する糸条は、置換される元の構成糸条と
同じ素材や構造の糸条であってもよいし、異なる素材や
構造の糸条であってもよい。例えば、置換される元の構
成糸条が円形状であるのに対し、置換する細い糸条が偏
平状であってもよいし、またその逆であってもよい。但
し、釣糸の平滑性の観点から、置換される元の構成糸条
の径と置換する糸条の径の比は、1:0.99〜0.0
1程度が好ましく、1:0.9〜0.1程度がより好ま
しい。
【0017】本発明においては、上述ように、1回の操
作で置換する構成糸条の本数、置換される元の構成糸条
の径と置換する糸条の径の比、および置換の回数の組み
合わせにより、種々のテーパー形状を有する釣糸を作製
することができる。より具体的には、構成糸条を径の差
の大きい細い糸に置換すれば、急なテーパーを有する釣
糸を作製できる。逆に、構成糸条を径の差が僅かである
細い糸に置換すれば、緩やかなテーパーを有する釣糸を
作製できる。
【0018】本発明においては、上述したように置換す
る糸条として置換される元の構成糸条と異なる素材や構
造の糸条を用いることにより、釣糸の構成や比重を任意
に設定できる。例えば、釣糸の径の太い部分を比重の小
さい素材からなる糸条または後述する中空構造を有する
糸条などで構成し、釣糸の径の細い部分を例えば後述す
る金属を含有する糸条などの比重の大きい糸条で構成す
ることにより、釣糸の手前(釣り人に近い方)は浮き、
釣糸の先(仕掛けに近い方)は沈む釣糸を作製すること
ができる。また、釣糸の径の太い部分を後述する高強力
繊維糸条などの低伸度の糸条で構成し、釣糸の径の細い
部分をナイロンやポリエステルなどの伸度が高強力繊維
糸条よりも高い糸条で構成することもできる。または、
その逆の構成を有する釣糸も作製できる。
【0019】本発明のテーパー状釣糸を構成する糸条
は、特に限定されず自体公知のものを用いてよい。かか
る糸条としては、例えば、ポリアミド系樹脂、ポリエス
テル系樹脂、フッ素系樹脂、ポリオレフィン系樹脂など
自体公知の熱可塑性樹脂を原料として製造される合成繊
維からなる糸条などが挙げられる。ポリアミド系樹脂と
しては、具体的に、例えば、ナイロン6、ナイロン6
6、ナイロン12、ナイロン6,10などの脂肪族ポリ
アミドもしくはその共重合、または芳香族ジアミンとジ
カルボン酸により形成される半芳香族ポリアミドもしく
はその共重合体などが挙げられる。
【0020】ポリエステル系樹脂としては、具体的に、
例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタリン2,
6ジカルボン酸、フタル酸、α,β−(4−カルボキシ
フェニル)エタン、4,4’−ジカルボキシフェニルも
しくは5−ナトリウムスルホイソフタル酸などの芳香族
ジカルボン酸、アジピン酸もしくはセバシン酸などの脂
肪族ジカルボン酸またはこれらのエステル類と、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、1,4−ブタン
ジオール、ポリエチレングリコールまたはテトラメチレ
ングリコールなどのジオール化合物とから重縮合される
ポリエステルもしくはその共重合体などが挙げられる。
【0021】フッ素系樹脂としては、具体的に、例え
ば、ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレ
ン、ポリモノクロロトリフルオロエチレンもしくはポリ
ヘキサフルオロプロピレンまたはその共重合体などが挙
げられる。ポリオレフィン系樹脂としては、具体的に、
例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等が挙げられ
る。
【0022】本発明のテーパー状釣糸には、引張強度が
20g/d以上、引張破断伸度が8%以下のいわゆる高
強力繊維糸条が含有されていることが好ましい。具体的
には、例えば、ケブラー(登録商標、デュポン社製)も
しくはテクノーラ(登録商標、帝人株式会社製)などの
ポリアミド繊維、ベクトラン(登録商標、株式会社クラ
レ製)などのポリアリレート系繊維、ダイニーマ(登録
商標、東洋紡株式会社製)などの超高分子量ポリエチレ
ン系繊維、ザイロン(登録商標、東洋紡株式会社製)な
どのポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール繊維
(以下、「PBO繊維」という)からなる糸条が挙げら
れる。なお、引張強度および引張破断伸度は、万能試験
機 オートグラフAG−100kNI(商品名 島津製
作所製)など、自体公知の試験機を用いて測定できる。
【0023】本発明のテーパー状釣糸として、釣糸の径
の太い部分が、ポリアミド繊維、ポリアリレート系繊維
またはPBO繊維から構成され、釣糸の径の細い部分
が、超高分子量ポリエチレン系繊維から構成されている
釣糸も好ましい。
【0024】本発明のテーパー状釣糸は、中空構造を有
する糸条が含有されていることも好ましい。糸条を中空
構造とすることにより、糸条に浮力を与えることができ
る。その結果、本発明に係るテーパー状釣糸の沈降速度
を調節することができ、また中空構造を有する糸条を組
み込んだ特定の部分のみを浮かせることもできる。ここ
で、中空構造は、中空部と中空部との間に架橋部が存在
する構造が好ましい。言い換えれば架橋部(図3〜図6
の2の部分)を介して2つ以上の中空部(図3〜図6の
1の部分)を有する構造が好ましい。例えば、図3〜図
6に記載の断片形状を有する糸条が挙げられる。このよ
うに架橋部を設けることにより中空部の潰れを防ぐこと
ができ、よって所望の浮力を維持することができるとい
う利点がある。また、糸条の強度が維持できるという利
点もある。中空部の数は、糸条の強度と形状の保持とい
う観点から3程度以上がより好ましい。また、中空部の
数の上限は特に限定するものではないが、製造が困難と
ならない程度が好ましく、おおむね20個程度とするの
がより好ましい。断面積に対する中空部の面積の割合
(以下、中空率という)は、約1〜50%程度が好まし
く、約5〜35%程度がより好ましい。
【0025】なお、中空率は、より具体的には次式より
算出される。下記式中の面積は、光学顕微鏡、例えばニ
コン社製マイクロフォトS光学顕微鏡に、顕微鏡写真撮
影装置を取り付け、単糸断面の断面形状を撮影し、測定
することができる。 中空率(%)=(中空部の面積の総和/断面積)×100 (式1)
【0026】中空部が複数ある場合は、各々の中空部の
断面形状は、中空部の潰れをより防止し糸条の強度を保
つために断面積を均一とすることがより好ましい。ま
た、図6のように、中心部に中空部がある場合は、該中
空部(例えば、図6の3で示される中空部)の面積があ
まり大きくならないようにすることが好ましい。
【0027】上記中空構造を持つ糸条の製造は、それ自
体公知の方法に従って行うことができる。該製造の一実
施態様としては、上記のような自体公知の熱可塑性樹脂
を例えばエクストルーダー溶融紡糸装置などの溶融紡糸
装置に供給し、所望の数の中空を形成することができる
中空糸用紡糸口金を備えた溶融紡糸装置を用いて、紡糸
温度約230〜270℃程度で溶融紡糸する。紡糸後の
糸条は液体中を通過させて冷却固化し、一旦巻き取った
後または巻き取ることなく、液体または気体中で加熱し
ながら延伸し、所望により弛緩熱処理を施すという製造
方法が挙げられる。
【0028】上記製造方法において、口金の形状を変更
する、熱可塑性樹脂の相対粘度を変更する、紡出後冷却
するまでの距離(エアーギャップ)を変更する、冷却用
液体の温度を変更する等の方法により、中空率を任意に
設定することできる。
【0029】本発明のテーパー状釣糸には、金属を含有
する糸条が含有されていることも好ましい。糸条に金属
を含有させることにより、糸条を構成する素材が有する
固有の比重に限定されることなく、任意の比重を有する
糸条を作製することができる。その結果、本発明に係る
テーパー状釣糸において、金属を含有する糸条が組み込
まれた特定の部分のみ、比重を変更、特に比重を大きく
することができる。ここにおいて、使用される金属とし
ては、例えば、鉄、銅、亜鉛、錫、ニッケルもしくはタ
ングステン等を単独で又は混合もしくは合金としたもの
が挙げられる。中でも、比重の大きいタングステンが好
ましい。なぜなら、比重の大きい金属を用いると、糸条
に重さを与えやすく、比重を高くする効果が少量の金属
添加により現れるため、素材の樹脂の強度低下を極力抑
えることができるからである。
【0030】これら金属は粉末状であると、粒状である
とを問わず本願発明に適用することができる。該金属粉
粒物の大きさは約10μm程度以下、好ましくは約5μ
m程度以下である。大きすぎると、混合後の全体的均一
性が乏しくなるので、上記範囲が好ましい。更にその添
加量は熱可塑性樹脂100重量部に対して約1〜90重
量部程度、好ましくは約5〜70重量部程度が好適であ
る。
【0031】かかる金属を含有する糸条は、上述したよ
うな自体公知の熱可塑性樹脂にそれ自体公知の方法であ
る単軸または二軸混練機で金属を熔融混練し、得られた
金属を含有する樹脂を用いて、例えば上述したような溶
融紡糸など自体公知の方法で製造することができる。
【0032】本発明においては、構成糸条の形状は問わ
ず、その断面が円状の糸条はもちろん、断面が偏平状の
糸条が含まれていてもよい。断面が偏平状である場合、
断面の短い方の長さaと長い方の長さbとの比a/b
(以下、偏平率という)が、約0.5〜0.9程度であ
ることが好ましい。
【0033】かかる偏平状の断面を有する糸条は、断面
形状を偏平状にすることができる口金を備えた溶融紡糸
装置を用いて、上述のような溶融紡糸により製造するな
ど、自体公知の方法により製造できる。また、上記偏平
状の断面を有する糸条は、円形状糸条を偏平化させるこ
とにより製造することもできる。より具体的には、断面
形状を円形状にする通常の紡糸口金を用いて上述のよう
な溶融紡糸法など自体公知の方法を用いて断面が円形状
の糸条を製造し、ついで、該糸条を、好ましくは例えば
非水系油剤等で表面処置した後、熱ローラーによって適
宜延伸し、巻き取ることにより偏平化させるという方法
が挙げられる。かかる操作において、巻き取りのスピー
ド、ローラーによる押さえ加減または加熱温度を調節す
ることにより任意の偏平状断面を有する糸条が得られ
る。
【0034】本発明のテーパー状釣糸においては、上記
(a)中空構造を有すること、(b)金属を含有するこ
と、(c)断面を偏平状にすることの3つの特長のう
ち、2以上の特長を合わせ有する糸条が含有されていて
もよい。
【0035】本発明のテーパー状釣糸の製造方法は特に
限定されないが、以下のように製造するのが好ましい。
本発明に係るテーパー状釣糸のうち径の大きい部分を構
成する糸条を用いて、自体公知の方法で製紐する。該糸
条として、1種類の糸条のみを用いてもよいし、構造や
素材の異なった複数種類の糸条を組み合わせて用いても
よい。製紐方法としては、特に限定されず自体公知の方
法に従ってよい。一般的には、製紐は組物機(編物機)
を用いて行われる。一例としては、4本組物(編物)、
8本組物、12本組物、16本組物などであり、例えば
その4本組物は、上記糸条を4本準備し、右側または左
側の糸を交互に真中に配置させて組み上げていくもので
あり、この組上方法(編組方法)としては、丸打ち、角
打ち、平打ちなどがあり、これらを組み合わせてもよ
い。また、一般的には製紐糸の種類にはシングルブレー
ドとダブルブレードの2タイプがあり、本発明において
はいずれを用いてもよい。本発明においては、中でも、
丸紐組機を用いて製紐するのが好ましい。ボビンが搭載
される組錘(スピンドル)数は、3〜133本と多種類
にわたるが、本発明においては、4、8、12、16、
24、32、48スピンドルのものが特に好適である。
【0036】次いで、任意の位置で製紐機を停止し、構
成糸条の所望の本数を置換する。置換の際に置換される
構成糸条(径のより小さい糸条に置き換えられる構成糸
条)を芯糸として組み込むことが好ましい。具体的に
は、置換される構成糸条が巻かれているボビンを組錘
(スピンドル)から外し、該糸条を製紐機の中央の穴に
通すなどして芯糸とする。ついで、空いている組錘(ス
ピンドル)に上記置換される構成糸条よりも径の小さい
糸条(置換する糸条)が巻かれているボビンを搭載す
る。ついで、上記芯糸の周りを、所望の長さ、好ましく
は約0.5〜5.0cm程度製紐する。ついで、芯糸を
切断する。その後、芯糸がない状態で所望の長さ製紐す
る。かかる操作を繰り返すことにより、本発明に係るテ
ーパー状釣糸を製造することができる。
【0037】本発明のテーパー状釣糸は、さらにその表
面に樹脂層をコーティングしても良い。このように樹脂
層を設けると釣糸の表面が滑らかになり、その結果釣糸
と竿のガイドとの摩擦がより低下させることができ、ま
た、耐吸水性や耐摩擦性をより向上できるという利点が
ある。該コーティングに用いる樹脂としては、自体公知
の熱可塑性樹脂が用いられ得るが、例えばナイロン系、
ウレタン系、塩化ビニル系などの熱可塑性樹脂を用いる
のが好ましい。
【0038】本発明に係るテーパー状釣糸は、その用途
は特に限定されないが、フライフィッシング用のフライ
ラインもしくはフライ用リーダー糸、投げ釣り用釣糸、
特にキャスティングラインのちから糸、またはテンカラ
釣りに使用される釣糸などに好適に使用される。
【0039】
【実施例】〔実施例1〕台座の中心部に芯糸が通るため
の穴のある8スピンドル丸紐組機を用い、8本のスピン
ドル全てに超高分子量ポリエチレン繊維糸条(「ダイニ
ーマ」東洋紡株式会社製)200dが巻かれているボビ
ンを搭載し、7mの長さに組みあげた。この段階で、製
紐機を止め、1つのボビンをスピンドルから外し、該ボ
ビンに巻かれている糸条を台座中央の穴に通した。つい
で、空いているスピンドルに超高分子量ポリエチレン繊
維糸条(「ダイニーマ」東洋紡株式会社製)100dが
巻かれているボビンを搭載した。台座中央の穴に通した
糸条を芯糸とし、その周りを2cm組みあげ、その後、
芯糸を切断した。芯糸がない状態で0.25m組みあ
げ、その段階で製紐機を止めた。
【0040】次いで、上記と全く同様にして、200d
の上記糸条7本のうち1本を100dの上記糸条に置き
換え、該置き換えられる200dの糸条を芯糸として2
cm組み込み、その後切断した。芯糸がない状態で0.
25m組みあげ、その段階で製紐機を止めた。かかる操
作を繰り返し、始め8本あった200dの超高分子量ポ
リエチレン繊維糸条を1本ずつ順次100dの超高分子
量ポリエチレン繊維糸条に置き換えることより、図1に
示したような全長13mのテーパー状釣糸を作製した。
なお、dはデニール(9000m当たりの糸重量)を示
す。
【0041】〔実施例2〕200dの超高分子量ポリエ
チレン繊維糸条の代わりに、200dのPBO繊維糸条
(ザイロン、東洋紡株式会社製)を用いて、実施例1と
全く同様に本発明に係るテーパー状釣糸を作製した。な
お、100dの糸条は、実施例1と同じ超高分子量ポリ
エチレン繊維糸条を用いた。
【0042】〔実施例3〕200dの超高分子量ポリエ
チレン繊維糸条の代わりに、200dのポリアリレート
系繊維糸条(ベクトラン、株式会社クラレ製)を用い
て、実施例1と全く同様に本発明に係るテーパー状釣糸
を作製した。なお、100dの糸条は、実施例1と同じ
超高分子量ポリエチレン繊維糸条を用いた。
【0043】〔実施例4〕200dの超高分子量ポリエ
チレン繊維糸条の代わりに、200dのポリパラフェニ
レンテレフタルアミド繊維糸条(ケブラー、東レ・デュ
ポン株式会社製)を用いて、実施例1と全く同様に本発
明に係るテーパー状釣糸を作製した。なお、100dの
糸条は、実施例1と同じ超高分子量ポリエチレン繊維糸
条を用いた。
【0044】上記実施例1〜4で得られた釣糸を、投げ
釣りの力糸として名人と言われる釣り人に使用して評価
して貰ったところ、飛翔性および強度が優れているとの
評価を受けた。また、平滑性に優れており、釣り竿のガ
イドに引っかかるなどの問題も生じなかった。さらに、
繰り返しの使用にも、編組された糸がホツれることもな
く、耐磨耗性も優れていることが確認できた。
【0045】〔実施例5〕エクストルーダー型溶融紡糸
装置を使用し、モノフィラメントの断面形状が図4に示
すような中空部の数が4個となるような紡糸口金を用い
て、ペレット状ポリアミド−6(三菱エンジニアリング
プラスチック株式会社 ミツビシノバミッド1020
A)を溶融紡糸した。紡出したフィラメントを20℃の
水で冷却後、引き続いてこれを95℃の水蒸気雰囲気中
で2.5倍に延伸し、1900dの4つの中空部を有す
る糸条を製造した。かかる糸条は、比重が1.14、中
空率が10%であった。尚、比重は、JIS L101
3:1999に準じて測定した繊度とPACOCK製ダ
イヤルゲージGで測定した糸の直径より算出した。ま
た、中空率は、ニコン社製マイクロフォトS光学顕微鏡
に、顕微鏡写真撮影装置を取り付け、単糸断面の断面形
状を撮影し、中空部の面積および断面積を測定し、上記
式1より算出した。
【0046】ナイロン6/66(宇部興産株式会社製
5033チップ、比重=1.14)に金属(タングステ
ン、比重19.3)を含有する高比重ナイロン樹脂(カ
ネボウ合繊株式会社製 MCTS00004チップ、比
重=1.5)を用いて、次の条件によりモノフィラメン
トを製造した。すなわち、上記の高比重樹脂チップを4
0mmφエクストルーダーに供給し、270℃で溶融
し、孔径2.1mmの紡糸口金から紡出し、さらに10
℃の水溶中で冷却した。引続いて、この未延伸糸を95
℃湿熱と220℃乾熱で5.5倍に2段延伸した後、2
25℃で0.98倍に弛緩熱処理することにより、直径
0.515mmのモノフィラメントを得た。
【0047】200dの超高分子量ポリエチレン繊維糸
条の代わりに、上述のように作製した中空構造を有する
糸条を用い、100dの超高分子量ポリエチレン繊維糸
条の代わりに、上述のように作製した金属を有する糸条
を用いて、実施例1と全く同様に、テーパー状釣糸を作
製した。
【0048】上記実施例5で得られた釣糸は、釣糸の手
前(釣り人に近い方)は浮き、釣糸の先(仕掛けに近い
方)は沈んだ。また、平滑性に優れており、釣り竿のガ
イドに引っかかるなどの問題も生じなかった。さらに、
繰り返しの使用にも、編組された糸がホツれることもな
く、耐磨耗性も優れていることが確認できた。
【0049】
【発明の効果】本発明に係るテーパー状釣糸は、製紐機
に適した本数で構成糸条が組まれているので、十分な編
みの強さ(組の強さ)があり、その結果繰り返し使用に
対しても形態安定性を有し、耐磨耗性や強度に優れた釣
糸である。また、本発明に係るテーパー状釣糸は、平滑
性に優れ、実用面からも見映えの面からも、商品価値が
高い。さらに、本発明に係るテーパー状釣糸は、テーパ
ーの度合い、または釣糸の構成もしくは比重を任意に設
定することができるので、天候や漁場の状況に応じて釣
糸を選択したいという釣り人の要求に十分こたえられる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るテーパー状釣糸の好ましい態様
を説明するための図である。
【図2】 実施例で作製した本発明に係るテーパー状釣
糸の概略図である。図中の1で示す部分は、200dの
糸条8本を組み上げてなる。図中の2で示す部分は、2
00dの糸条7本と100dの糸条1本とを組み上げて
なる。図中の3で示す部分は、200dの糸条6本と1
00dの糸条2本とを組み上げてなる。図中の4で示す
部分は、200dの糸条5本と100dの糸条3本とを
組み上げてなる。図中の5で示す部分は、200dの糸
条4本と100dの糸条4本とを組み上げてなる。図中
の6で示す部分は、200dの糸条3本と100dの糸
条5本とを組み上げてなる。図中の7で示す部分は、2
00dの糸条2本と100dの糸条6本とを組み上げて
なる。図中の8で示す部分は、200dの糸条1本と1
00dの糸条7本とを組み上げてなる。図中の9で示す
部分は、100dの糸条8本を組み上げてなる。
【図3】 本発明に係るテーパー状釣糸に含有されてい
てもよい中空構造を有する糸の断面形状の一態様であ
る。
【図4】 本発明に係るテーパー状釣糸に含有されてい
てもよい中空構造を有する糸の断面形状の他の態様であ
る。
【図5】 本発明に係るテーパー状釣糸に含有されてい
てもよい中空構造を有する糸の断面形状の他の態様であ
る。
【図6】 本発明に係るテーパー状釣糸に含有されてい
てもよい中空構造を有する糸の断面形状の他の態様であ
る。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の糸条によって製紐され、糸条の
    末端に向かう長手方向の途中で該複数本の糸条のうち一
    本以上の糸条が径のより小さい糸条に置き換えられるこ
    とにより、長手方向に径が減少していることを特徴とす
    るテーパー状釣糸。
  2. 【請求項2】 複数本の糸条によって製紐され、糸条の
    末端に向かう長手方向の途中で該複数本の糸条のうち一
    本の糸条が径のより小さい糸条に置き換えられ、さらに
    前記置き換えの位置から糸条の末端に向かう長手方向の
    途中で前記径の小さい糸条以外の糸条一本が径のより小
    さい糸条に置き換えられ、この繰り返しにより長手方向
    に径が減少していることを特徴とするテーパー状釣糸。
  3. 【請求項3】 複数本の糸条によって製紐され、糸条の
    末端に向かう長手方向の途中で該複数本の糸条が一本ず
    つ径のより小さい糸条に順次間隔を空けてすべて置き換
    えられ、さらに前記全ての糸条が置き換えられた位置か
    ら糸条の末端に向かう長手方向の途中で前記径の小さい
    糸条が一本ずつ径のより小さい糸条に順次間隔を空けて
    すべて置き換えられ、この繰り返しにより長手方向に径
    が減少していることを特徴とするテーパー状釣糸。
  4. 【請求項4】 糸条が径のより小さい糸条に置き換えら
    れる部分において、置き換えられる糸条が芯糸として組
    み込まれていることを特徴とする請求項1〜3に記載の
    テーパー状釣糸。
  5. 【請求項5】 引張強度が20g/d以上、引張破断伸
    度が8%以下の糸条が含有されていることを特徴とする
    請求項1〜4に記載のテーパー状釣糸。
  6. 【請求項6】 金属を含む糸条が含有されていることを
    特徴とする請求項1〜5に記載のテーパー状釣糸。
  7. 【請求項7】 中空構造を有する糸条が含有されている
    ことを特徴とする請求項1〜6に記載のテーパー状釣
    糸。
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