JP4533445B2 - 蛍光表示管のフィラメント用電源回路 - Google Patents

蛍光表示管のフィラメント用電源回路 Download PDF

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Description

本発明は、蛍光表示管の駆動回路に関し、特に、蛍光表示管のフィラメントに電力を供給する駆動回路に関するものである。
蛍光表示管は、少なくとも一方が透明な真空容器(外囲器)の中にアノードとカソードを収容した電子管である。通常、アノードとカソードとの間に、カソードから放出された電子の動きを制御するグリッドをさらに備えた3極構造をとる。このような蛍光表示管においては、カソードから放出される電子をグリッドで加速して、アノード上に塗布された蛍光体に衝突させることにより、この蛍光体を発光させて、所望のパターンを表示する。
ここでカソードには、通常、電子放出材料が塗布されたフィラメントが用いられる。このフィラメントに電力を供給し、フィラメントを発熱させることによって、熱電子を発生させている。
蛍光表示管を駆動するためには、フィラメント電圧とグリッド電圧とアノード電圧を供給する駆動回路が必要となる。
フィラメント電圧に必要とされるのは例えば5V程度の交流の低電圧であるのに対し、グリッド電圧とアノード電圧(通常、グリッドとアノードには同一電圧が使用される。以下、グリッド用電圧とアノード用電圧とを併せて「表示電圧」という。)に必要とされるのは例えば50V程度の直流の高電圧である。
従来より、蛍光表示管にフィラメント電圧と表示電圧とを供給するにあたり、倍電圧回路を用いて交流のフィラメント電圧を倍電圧整流して直流の表示電圧を生成することによって、フィラメント電圧用電源および表示電圧用電源の1部共用化が行われていた。
しかしながら、交流を倍電圧整流した場合には、電力損失が大きく、倍電圧回路が高温になるため、信頼性が低下するという問題があった。
そこで、倍電圧回路をパルス駆動することで低損失化を図った駆動回路が提案されている(特許文献1参照。)。
図5に、倍電圧回路をパルス駆動する駆動回路の一構成例を示す。また、図6は図5に示す駆動回路の動作を示す波形図である。
図5において、駆動回路200は、ロジック電源20、基準発信器21、2分周回路22、フィラメントドライバIC23、昇圧回路24から構成されている。
ここでロジック電源20は、入力電圧(直流電圧)Vi から直流電源電圧Vccを生成する。
基準発振器21は、反転増幅器IC、ダイオード、抵抗器およびコンデンサから構成され、図6(a)に示すような、100〜200kHz程度の基準クロック信号を生成する。この基準クロック信号は、フィラメントドライバIC23の端子SELに入力される。
2分周回路22は、フリップフロップおよび抵抗器から構成され、基準クロック信号の周波数を1/2にした図6(b)のような外部クロック信号を生成する。この外部クロック信号は、フィラメントドライバIC23の外部クロック入力端子EXTCKに入力される。
フィラメントドライバIC23は、入力電圧Vi をスイッチングして、出力端子OUT1,OUT2から互いに相補な差動パルス電圧P1,P2を出力する(図6(c),(d))。フィラメントドライバ23からの差動パルス電圧P1,P2はフィラメント6に与えられ、これにより、フィラメント6間(端子F1−F2間)に、交流のフィラメント電圧Efが印加される。また、端子SELが「H」レベルの場合には、フィラメントドライバIC23内の図示しない内部発振器による内部クロック動作となり、端子SELが「L」レベルの場合には、外部クロック信号による外部クロック動作となる。
昇圧回路24は、ダイオードおよびコンデンサからなる倍電圧回路と、トランジスタ、ツェナダイオード、抵抗器およびコンデンサからなるエミッタフォロワレギュレータとから構成され、フィラメントドライバIC23から出力された差動パルス電圧P1,P2を昇圧整流し、表示電圧用の直流電圧VDD2 として出力する。
特開2003−29711号公報 特開2005−181413号公報
しかしながら、上述した従来の駆動回路では、直流電源Vi が変動すると直流電源電圧Vccが変化して、フィラメントに供給される実効電圧が変動してしまう。そのため、フィラメントから放出される電子の量が変動して、蛍光表示管の寿命が短くなる、表示がちらつくなど、表示品位の劣化の原因となっていた。
本発明は、直流電源電圧Vccが変動した場合の蛍光表示管の表示品位の劣化を抑えることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、蛍光材料が塗布されたアノード電極と、このアノード電極と離間して配設されたフィラメントカソードとを真空外囲器内に収容した蛍光表示管のフィラメント用電源回路であって、直流電源電圧に応じた大きさを有するパルス信号が入力される信号入力端子に一端が接続された抵抗素子と、一端が前記抵抗素子の他端に接続され、他端が接地された容量素子と、反転入力端子が前記抵抗素子と前記容量素子との接続点に接続され、非反転入力端子が参照電圧回路と接続された比較回路と、前記蛍光表示管の前記フィラメントカソードの一端と接続されて、前記フィラメントカソードの一端にインダクタンスを介して前記直流電源電圧を印加する第1のフィラメントカソード接続端子と、前記フィラメントカソードの他端と接続されて、このフィラメントカソードの他端を容量素子を介して接地する第2のフィラメントカソード接続端子と、第1端子が前記第1のフィラメントカソード接続端子に接続され、第2端子が接地され、第3端子に前記比較回路の出力が入力されて、前記比較回路の出力に応じて前記第1端子と前記第2端子との間をスイッチングする三端子素子とを備えることを特徴とする。
本発明に係る蛍光表示管のフィラメント用電源回路においては、さらに直流電源電圧の供給を受けて前記蛍光表示管の前記アノード電極に駆動信号を供給するとともに、この駆動信号の周期の整数分の1の周期を持ったフィラメント電源回路用のクロック信号を出力する蛍光表示管駆動用CPUを備え、前記信号入力端子にフィラメント電源回路用のクロック信号を入力してもよい。
本発明によれば、直流電源電圧Vccの変動に対してフィラメント電圧の安定化を図り、直流電源電圧Vccが変動した場合のVFDの表示品位の劣化を抑えることができる。
また、蛍光表示管駆動用CPUから出力され、駆動信号の周期の整数分の1の周期を持ったフィラメント電源回路用のクロック信号を入力信号とすることによって、フィラメント電源回路の周期を蛍光表示管における点灯タイミングの整数分の1に正確に設定でき、表示品位の向上を図ることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態に係る蛍光表示管のフィラメント用電源回路の構成を説明する図である。
図1において、蛍光表示管(VFD:Vacuum Fluorescent Display)30は、基板上に形成され、蛍光材料が塗布されたアノード電極(図示せず)と、このアノード電極の上方に離間して配設されたフィラメントカソード301と、アノード電極とフィラメントカソードとの間に配置されたグリッド電極(図示せず)をガラス等から構成された真空外囲器内に収容したものである。
このVFD30は、後述するフィラメント用電源回路から供給されるフィラメント電圧を印可するフィラメントカソード接続端子F1,F2の他、表示電圧用直流電圧VDDや直流電源電圧Vcc(約5V)が印可される電源端子や、VFD30の駆動表示のために外部(VFD駆動用CPU10)から供給される各種信号(CLK,BK,LAT,SI等)を入力する信号入力端子を備えている。
なお、本実施の形態において、VFD30は、複数の上記アノード電極が平面視マトリクス状に配列されたマトリクス型とするが、本発明においては、電子放出源としてフィラメントカソードを用いたものである限り、任意の形状のアノード電極を配置したいわゆるセグメント型のVFDであってもよい。
また、表示電圧用直流電圧VDDは、例えば、公知の倍電圧回路を用いて直流電源電圧Vccから得てもよいが、図1においては倍電圧回路等の表示を省略し、その具体的説明も省略する。
VFD駆動用CPU10は、直流電源電圧Vccの供給を受けてVFD30を駆動するためのCLK,BK,LAT,SI等の各種信号を出力する蛍光表示管駆動回路である。このVFD駆動用CPU10は、VFDの駆動信号の周期の整数分の1の周期を持ち、直流電源電圧Vccに応じた波高値を有するパルス状のクロック信号を出力するクロック信号出力端子101を備えている。このVFD駆動用CPU10のクロック信号出力端子101から出力されるクロック信号は、同じくCPU10から出力されるVFDの駆動信号(CLK等)と源振が同一なため、このVFDの駆動信号と同期を取るまでもなく、正確にVFDの駆動信号の周期の整数分の1の周期になるように設定できる。
後述するように、本実施の形態に係るフィラメント用電源回路においては、この駆動用CPU10のクロック信号出力端子101から出力されるクロック信号を入力信号、すなわち、フィラメント電源回路用のクロック信号として用いることとする。
[1.フィラメント用電源回路の構成]
本実施の形態に係るVFDのフィラメント用電源回路は、直流電源電圧Vccに応じた大きさを有するパルス信号を入力とするRC回路40と、このRC回路40の出力と基準電圧とを比較する比較回路20と、この比較回路20の出力に応じて、直流電源電圧Vccが供給されるVFD30のフィラメントカソード接続端子F1 を接地する三端子素子として作用するスイッチング素子TR1 とから構成されている。
より具体的には、VFD駆動用CPU10から出力されるクロック信号が入力される信号入力端子(a)に一端が接続された抵抗素子R1 と、一端が抵抗素子R1 の他端に接続され、他端が接地された容量素子C1 とによって上記RC回路を構成する。
比較回路20の反転入力端子は、抵抗素子R1 と容量素子C1 との接続点に接続され、容量素子C1 の端子間電圧が反転入力端子に与えられる。また、比較回路20の非反転入力端子は、参照電圧回路50の出力端子と接続され、所定の電圧がこの非反転入力端子に与えられる。
なお、参照電圧回路は、所定の参照電圧Vrefを抵抗素子R2 と抵抗素子R3 とで分圧することによって所定の電圧Vs(=Vref×R3/(R2+R3)) を出力する。
また、第1のフィラメントカソード接続端子F1 は、VFD30のフィラメントカソード301の一端と接続されて、そのフィラメントカソード301の一端にインダクタンスL1を介して直流電源電圧Vccを印加する一方、第2のフィラメントカソード接続端子F2 は、フィラメントカソード301の他端と接続されて、このフィラメントカソード301の他端を容量素子C2 を介して接地する。したがって、
第1,第2のフィラメントカソード接続端子F1 ,F2 をフィラメントカソード301に接続することによって、L1とC2によるLC回路が形成される。
さらに、第1端子としてドレイン端子が第1のフィラメントカソード接続端子F1 に接続され、第2端子としてソース端子が接地され、第3端子としてゲート端子に比較回路20の出力が入力されて、この比較回路20の出力に応じてドレイン−ソース間をスイッチングするスイッチングトランジスタTR1を備えている。
[2.フィラメント用電源回路の動作]
次に、本実施の形態に係るフィラメント用電源回路の動作について図2および図3を参照して説明する。図2および図3の双方において、(1)〜(4)は、それぞれフィラメント用電源回路の下記の各点における電圧の時間変化、(5)は、フィラメントカソードに供給される電圧の時間変化を示す。
(1):フィラメント用電源回路の信号入力端子(図1におけるa点)
(2):比較回路20の反転入力端子(同b点)および非反転入力端子(同c点)
(3):比較回路20の出力信号(同d点)
(4):第1のフィラメントカソード接続端子F1 (同e点)
[2.1.フィラメント用電源回路の基本的な動作]
まず、図2を参照して、本実施の形態に係るフィラメント用電源回路の基本的な動作について説明する。
図2(1)に示すように、VFD駆動用CPU10から出力され、信号入力端子(a点)に入力されるクロック信号は、波高値Vcc、周期T、ONとなる時間がτのパルス状の信号である。
このクロック信号を抵抗素子R1 と容量素子C1 とからなるRC回路に入力すると、容量素子C1 の端子間電圧は、R1 とC1 によって決まる時定数によって、図2(2)に示すような鋸歯状の電圧変化を示し、これが比較回路20の反転入力端子(b点)に入力される。
一方、比較回路20の非反転入力端子(c点)には、一定の電圧Vs が入力される。
その結果、図2(3)に示すように、比較回路20の出力端子(d点)には、比較回路20の反転入力よりも非反転入力の方が大きい間はON(ton=t1+t2 )、小さい間はOFF(toff=T−ton )となる信号が出力される。
ここで反転入力端子(b点)の電圧波形のVHIGH,VLOWおよびt1,t2は、それぞれ次のように表すことができる。
VHIGH=Vcc × {1−e-(τ/R1C1)}/{1−e-(T/R1C1)} ・・・・・式(1)
VLOW =VHIGH×e-((T-τ)/R1C1)} ・・・・・・・・・・・・・・・式(2)
t1 = −R1×C1×ln(VLOW/Vs) ・・・・・・・・・・・・・式(3)
t2 = −R1×C1×ln{(Vcc−Vs)/(Vcc−VLOW)} ・・・式(4)
図2(3)に示す信号がスイッチングトランジスタTR1のゲート端子に入力され、ドレイン−ソース間がON/OFFすることにより、第1のフィラメントカソード接続端子F1 (e点)の電位の変化は、図2(4)に示すように、比較回路20の出力信号(図2(3))と逆相となる。
このとき、第1のフィラメントカソード接続端子F1 の電位VDSは、比較回路20の出力のデューティ(D)の関数となり、次のように表すことができる。
VDS = Vcc×(T/toff)
= Vcc/(1−D) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・式(5)
ただし、D=ton/T
この結果、スイッチングトランジスタTR1のドレイン−ソース間がON/OFFするごとに、容量素子C2 の充放電が繰り返され、フィラメントカソード301には図2(5)に示すような電圧(フィラメント電圧)が印可されることになる。このとき、フィラメントカソード301に印可される正方向の電圧Vef1と逆方向の電圧Vef2は、次のように表される。
このとき、スイッチングトランジスタTR1がONして容量素子C2 からフィラメント301を介して放電される電荷と、スイッチングトランジスタTR1がOFFしてVccからフィラメント301を介して容量素子C2 に充電される電荷は等しいから、第2のフィラメントカソード接続端子F2 の電位は VF2=Vcc で表される。また、上述したVF2=Vcc を満足するためには、第2のフィラメントカソード接続端子F2 を直流電源電圧Vccに直結してもよい。
Vef1 =VDS−VF2
=D×Vcc/(1−D) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・式(6)
Vef2 =VF2=Vcc ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・式(7)
したがって、フィラメントカソードに供給される電圧の実効値は、次のように表される。
ef1 =Vef1 ×(1−D)1/2
=Vcc ×D×(1−D)1/2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・式(8)
ef2 =Vef2 ×D1/2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・式(9)
フィラメント電圧
Ef=(ef12+ef221/2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・式(10)
以上のことから、フィラメント電圧Ef は、クロック信号の周期T、ON時間τ、抵抗R1、容量C1、所定の参照電圧Vs、および直流電源電圧Vccの関数となっていることがわかる。
したがって、Vccが変動したときのEfの変動が小さくなるようにその他のパラメータの値を設定することにより、フィラメント電圧Efの安定化を図り、直流電源電圧Vccが変動した場合のVFDの表示品位の劣化を抑えることができる。
[2.2.直流電源電圧Vccの変動とフィラメント用電源回路の動作]
次に図3を参照して、直流電源電圧Vccが変動したときのフィラメント用電源回路の動作を説明する。
図3(1)において破線で示すように、直流電源電圧Vccが低くなった場合、容量素子C1 の端子間電圧、すなわち、比較回路20の反転入力端子(b点)の入力電圧信号も図3(2)の破線で示すように低くなる。これに対して、比較回路20の非反転入力端子(c点)の電位Vsは、Vccの値に関わらず常に一定である。
したがって、直流電源電圧Vccが低くなると、比較回路20の反転入力が非反転入力よりも小さい時間が長くなるので、図3(3)に示すように、比較回路20の出力のデューティが変化して、ONとなる時間tonが長くなり、OFFとなる時間toffが短くなる。
このように、直流電源電圧Vccが低くなった場合には、比較回路20の出力は、ONとなる時間tonが長くなり、OFFとなる時間toffが短くなる。すなわち、比較回路20の出力のデューティDが大きくなる。
このようにデューティDが大きくなると、図3(5)において破線で示すように、スイッチングトランジスタTR1のドレイン−ソース間がOFFして昇圧用コイルL1を介して第1のフィラメントカソード接続端子F1 に電圧Vef1が印可される時間が短くなると同時に、この電圧Vef1 の値が、式(6)から明らかなように、大きくなるのである。
これに対し、直流電源電圧Vccが上昇した場合には、比較回路20の出力のデューティDが下がるので、スイッチングトランジスタTR1のドレイン−ソース間がOFFして昇圧用コイルL1を介して第1のフィラメントカソード接続端子F1 に電圧Vef1が印可される時間が長くなると同時に、この電圧Vef1 の値が小さくなる。
したがって、直流電源電圧Vccが変動しても、フィラメントカソード301に印加されるフィラメント電圧とその印可時間が変動して、直流電源電圧Vccの変動を吸収するので、直流電源電圧Vccの変動に対してフィラメント電圧の安定化を図り、直流電源電圧Vccが変動した場合のVFDの表示品位の劣化を抑えることができる。
また、上述したように、VFD駆動用CPU10のクロック信号出力端子101から供給されるフィラメント電源回路用のクロック信号は、VFD30を駆動するためのCLK,BK,LAT,SI等の各種信号と源振を同一とするため、正確にVFDの駆動信号の周期の整数分の1の周期になるように設定できる。
図4に、VFDの点灯タイミングとフィラメントの駆動電圧波形との関係を示す。本実施の形態においては、フィラメント駆動電圧の周期Tは、VFDの駆動信号の周期の整数分の1であるから、ある点灯時間Tn に含まれるフィラメント駆動電圧の周期は常に整数個となるので、フィラメント電圧の実効値も一定になる。これに対し、点灯時間Tn がフィラメント駆動電圧の周期Tの整数倍とならない場合には、各点灯時間ごとに実効値が変動してしまう。
このようにVFD駆動用CPU10から出力され、駆動信号の周期の整数分の1の周期を持ったフィラメント電源回路用のクロック信号を入力信号としているので、点灯タイミング中でのフィラメント電源回路のクロック数は必ず整数個となり、各点灯タイミング間でのフィラメントに供給される実効電圧は一定となり、表示品位の向上を図ることができる。
また、VFD駆動用CPU10からの出力を用いることで、新たにフィラメント電源回路用の発振回路を構成する必要がなくなる。
なお、本実施の形態においては、VFD駆動用CPU10から供給されるクロック信号を入力信号としたが、本発明においては、必ずしもVFD駆動用CPU10から供給されるクロック信号を入力しなければならないものではなく、周波数およびデューティが安定なクロック信号を供給できる限り、他の発振回路等からクロック信号を供給するようにしてもよい。
本発明の実施の形態に係る蛍光表示管のフィラメント用電源回路の構成を説明する図である。 本発明の実施の形態に係る蛍光表示管のフィラメント用電源回路の動作を説明する図である。 本発明の実施の形態に係る蛍光表示管のフィラメント用電源回路の動作を説明する図である。 本発明の実施の形態に係る蛍光表示管の点灯タイミングとフィラメント駆動電圧波形との関係を説明する図である。 従来の駆動回路の構成例を示す図である。 従来の駆動回路の動作を説明する図である。
符号の説明
10…蛍光表示管駆動用CPU、101…クロック信号出力端子、20…比較回路、30…蛍光表示管、301…フィラメントカソード、40…RC回路、50…参照電圧回路。

Claims (2)

  1. 蛍光材料が塗布されたアノード電極と、このアノード電極と離間して配設されたフィラメントカソードとを真空外囲器内に収容した蛍光表示管のフィラメント用電源回路であって、
    直流電源電圧に応じた大きさを有するパルス信号が入力される信号入力端子に一端が接続された抵抗素子と、
    一端が前記抵抗素子の他端に接続され、他端が接地された容量素子と、
    反転入力端子が前記抵抗素子と前記容量素子との接続点に接続され、非反転入力端子が参照電圧回路と接続された比較回路と、
    前記蛍光表示管の前記フィラメントカソードの一端と接続されて、前記フィラメントカソードの一端にインダクタンスを介して前記直流電源電圧を印加する第1のフィラメントカソード接続端子と、
    前記フィラメントカソードの他端と接続されて、このフィラメントカソードの他端を容量素子を介して接地する第2のフィラメントカソード接続端子と、
    第1端子が前記第1のフィラメントカソード接続端子に接続され、第2端子が接地され、第3端子に前記比較回路の出力が入力されて、前記比較回路の出力に応じて前記第1端子と前記第2端子との間をスイッチングする三端子素子と
    を備えることを特徴とする蛍光表示管のフィラメント用電源回路。
  2. 請求項1に記載された蛍光表示管のフィラメント用電源回路において、
    さらに前記直流電源電圧の供給を受けて前記蛍光表示管の前記アノード電極に駆動信号を供給するとともに、この駆動信号の周期の整数分の1の周期を持ったフィラメント電源回路用のクロック信号を出力する蛍光表示管駆動用CPUを備え、
    前記信号入力端子に前記クロック信号が入力される
    ことを特徴とする蛍光表示管のフィラメント用電源回路。
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