JP4532666B2 - 印刷方法及び印刷システム並びに記憶媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷方法及びシステム並びに印刷システムを制御するための制御プログラムを格納した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子メールサービスとネットワークプリントサービスとは全く別のサービスで、これらは連動していなかった。特に、電子メール機能を持った携帯電話やPDA(Personal Digital Assistants:個人向けペン入力小型情報機器)では印刷機能を持っておらず、記録に残したい電子メールを印刷しようとする場合、PC(Personal Computer)をクライアントとしているメールアドレスに電子メールを転送し、前記PCに接続されたプリンタによって印刷しなければならなかった。
【0003】
従って、携帯電話やPDAしか持たない電子メールユーザの場合、受け取った電子メールを印刷する手段がなかった。
【0004】
また、電子メールにはファイルを添付することができるが、このファイルを開くには、前記PC上でアプリケーションプログラムを実行することが必要である。
【0005】
従って、アプリケーションプログラムを実行する機能を持たない携帯電話やPDA等を利用している電子メールユーザの場合、受け取った添付ファイルを参照する手段がなかった。
【0006】
また、電子メールには、ホームページアドレス(URL:User Requirement Language:ユーザ要求言語)を記述することができるが、このアドレスを開くにはPC上でアプリケーションプログラムを実行する必要がある。
【0007】
従って、アプリケーションプログラムを実行する機能を持たない携帯電話やPDA等を利用している電子メールユーザの場合、受け取ったURLを参照する手段がなかった。
【0008】
従って、印刷機能を持たない携帯電話やPDA等を利用している電子メールユーザは、記録に残したい電子メールを受信しても印刷することができない。また、アプリケーションプログラムを実行する機能を持たない携帯電話やPDA等を利用している電子メールユーザは、電子メールに添付されたファイルの内容や付加情報やURLを参照することができないという問題点があった。
【0009】
そこで、上記問題点を解消するものとして、印刷データに変換するアプリケーションサーバと、前記アプリケーションサーバから通信網を介して印刷データを受信し、該受信した印刷データをプリンタのインターフェースのデータ形式に変換するプリンタアダプタと、前記プリンタアダプタから送られた印刷データを印刷するプリンタとから構成される印刷システムが、本出願人によって提案されている。
【0010】
この印刷システムでは、印刷機能を持たない携帯電話やPDA等を利用している電子メールユーザが、記録に残したい電子メールを、予めユーザ登録してあるアプリケーションサーバにプリンタを指定して転送する。この電子メールを受信したアプリケーションサーバは、受信した印刷内容を指定されたプリンタに合う印刷データに変換する。そして、アプリケーションサーバは、印刷データを指定されたプリンタのプリンタアダプタに通信網を使って送信する。プリンタアダプタは、送られた印刷データに対してプロトコル変換を行い、指定されたプリンタが印刷出力する。
【0011】
また、アプリケーションサーバには、予め添付ファイルを開くための複数のアプリケーションプログラムをインストールしておく。そして、添付ファイルを開く機能を持たない携帯電話やPDA等を利用している電子メールユーザは、内容を知りたいファイルが添付されている電子メールを、予め登録してあるアプリケーションサーバに対して添付ファイル印刷を指示すると共に、プリンタを指定して転送する。この電子メールを受信したアプリケーションサーバは、添付されたファイルに対応するアプリケーションプログラムを起動して添付ファイルを開く。更に、アプリケーションサーバは、開いた添付ファイルの内容を指定されたプリンタに合う印刷データに変換する。そして、アプリケーションサーバは、印刷データを指定されたプリンタのプリンタアダプタに通信網を使って送信する。プリンタアダプタは、送られた印刷データに対してプロトコル変換を行ない、指定されたプリンタが印刷出力する。
【0012】
また、電子メールユーザがURL印刷を指定した場合には、アプリケーションサーバは、WebBrowser等のアプリケーションを起動して、所望のURLを取得後、上記同様にプリンタに合う印刷データに変換後、プリンタアダプタに送信する。
【0013】
ホームページは、PCから参照されることを前提としているため、通常カラーで構成されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の印刷システムにあっては、カラーページを白黒で疑似的に印刷しているため、ページによっては非常に見ずらいという問題点があった。
【0015】
本発明は上述した従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、ホームページを印刷する際に印刷手段に搭載されているインク等の印刷剤に最適な印刷データが送信されるようにした印刷方法及び印刷システムを提供することを目的とする。
【0016】
また、本発明は、上述した本発明の印刷システムを制御するための制御プログラムを格納した記憶媒体を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
求項1に記載の印刷方法は、携帯端末から電子メールを使って、第1変換手段に、前記第1変換手段がアクセス可能なインターネット上のホームページであるコンテンツの印刷指示要求を送る送信ステップと、前記第1変換手段が、前記携帯端末から受信した電子メールを印刷データに変換する第1変換ステップと、第2変換手段が、前記第1変換ステップにおいて変換された印刷データを、通信網を介して受信し、印刷手段のインターフェースのデータ形式に変換して、前記印刷手段に送信する第2変換ステップと、前記印刷手段が、前記第2変換ステップにおいて変換された印刷データを受信して印刷する印刷ステップと、判断手段が、前記印刷手段に搭載されている印刷剤がモノクロであるかカラーであるかを判断する判断ステップと、送付手段が、前記判断ステップでモノクロであると判断された場合には、前記コンテンツとしてモノクロ用のコンテンツを取得し、取得した前記モノクロ用のコンテンツを印刷データに変換して前記第2変換手段に送付し、前記判断ステップでカラーであると判断された場合には、前記コンテンツとしてカラー用のコンテンツを取得し、取得した前記カラー用のコンテンツを印刷データに変換して前記第2変換手段に送付する送付ステップとを有することを特徴とする。
【0019】
求項に記載の印刷方法は、請求項1に記載の印刷方法において、選択手段が、電子メールのアドレスによって印刷データを印刷出力する印刷手段を選択する選択ステップをさらに有することを特徴とする。
【0021】
求項に記載の印刷方法は、請求項1または2に記載の印刷方法において、指示手段が、電子メールのアドレスによって印刷出力方法を指示する指示ステップをさらに有することを特徴とする。
【0022】
求項に記載の印刷方法は、請求項に記載の印刷方法において、前記指示ステップは、電子メール本文印刷、添付ファイル印刷、電子メール本文+添付ファイル印刷及びURL(User Requirement Language:ユーザ要求言語)印刷のいずれかを指示することを特徴とする。
【0023】
請求項に記載の印刷方法は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の印刷方法において、前記印刷手段はプリンタであることを特徴とする。
【0024】
求項に記載の印刷方法は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の印刷方法において、前記印刷剤はインクであることを特徴とする。
【0025】
求項に記載の印刷システムは、印刷手段と、受信した電子メールを印刷データに変換する第1変換手段と、携帯端末から電子メールを使って前記第1変換手段がアクセス可能なインターネット上のホームページであるコンテンツの印刷指示要求を前記第1変換手段に送る送信手段と、前記第1変換手段から通信網を介して受信した印刷データを、前記印刷手段のインターフェースのデータ形式に変換して前記印刷手段に送信する第2変換手段と、前記印刷手段に搭載されている印刷剤がモノクロであるかカラーであるかを判断する判断手段と、前記判断手段がモノクロであると判断した場合には、前記コンテンツとしてモノクロ用のコンテンツを取得し、取得した前記モノクロ用コンテンツを印刷データに変換して前記第2変換手段に送付し、前記判断手段がカラーであると判断した場合には、前記コンテンツとしてカラー用のコンテンツを取得し、取得した前記カラー用のコンテンツを印刷データに変換して前記第2変換手段に送付する送付手段と、を有することを特徴とする。
【0026】
求項に記載の印刷システムは、請求項に記載の印刷システムにおいて、前記第1変換手段はアプリケーションサーバであることを特徴とする。
【0027】
求項に記載の印刷システムは、請求項7または8に記載の印刷システムにおいて、前記第2変換手段はプリンタアダプタであることを特徴とする。
【0029】
求項10に記載の印刷システムは、請求項乃至のいずれか1項に記載の印刷システムにおいて、電子メールのアドレスによって印刷データを印刷出力する印刷手段を選択する選択手段をさらに有することを特徴とする。
【0031】
求項11に記載の印刷システムは、請求項乃至10のいずれか1項に記載の印刷システムにおいて、電子メールのアドレスによって印刷出力方法を指示する指示手段をさらに有することを特徴とする。
【0032】
求項12に記載の印刷システムは、請求項11に記載の印刷システムにおいて、前記指示手段は、電子メール本文印刷、添付ファイル印刷、電子メール本文+添付ファイル印刷及びURL(User Requirement Language:ユーザ要求言語)印刷のいずれかを指示することを特徴とする。
【0033】
求項13に記載の印刷システムは、請求項7乃至12のいずれか1項に記載の印刷システムにおいて、前記印刷手段はプリンタであることを特徴とする。
【0034】
求項14に記載の印刷システムは、請求項7乃至13のいずれか1項に記載の印刷システムにおいて、前記印刷剤はインクであることを特徴とする。
【0035】
求項15に記載のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体は、印刷システムの制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納した、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であって、前記印刷システムの制御方法は、携帯端末から電子メールを使って、第1変換手段に、前記第1変換手段がアクセス可能なインターネット上のホームページであるコンテンツの印刷指示要求を送る送信ステップと、前記第1変換手段が、前記携帯端末から受信した電子メールを印刷データに変換する第1変換ステップと、第2変換手段が、前記第1変換ステップにおいて変換された印刷データを、通信網を介して受信し、印刷手段のインターフェースのデータ形式に変換して、前記印刷手段に送信する第2変換ステップと、前記印刷手段が、前記第2変換ステップにおいて変換された印刷データを受信して、前記印刷手段により印刷する印刷ステップと、判断手段が、前記印刷手段に搭載されている印刷剤がモノクロであるかカラーであるかを判断する判断ステップと、送付手段が、前記判断ステップでモノクロであると判断された場合には、前記コンテンツとしてモノクロ用のコンテンツを取得し、取得した前記モノクロ用のコンテンツを印刷データに変換して前記第2変換手段に送付し、前記判断ステップでカラーであると判断された場合には、前記コンテンツとしてカラー用のコンテンツを取得し、取得した前記カラー用のコンテンツを印刷データに変換して前記第2変換手段に送付する送付ステップとを有することを特徴とする。
【0037】
求項16に記載のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体は、請求項15に記載の記憶媒体において、前記印刷システムの制御方法は、選択手段が、電子メールのアドレスによって印刷データを印刷出力する印刷手段を選択する選択ステップをさらに有することを特徴とする。
【0039】
求項17に記載の記憶媒体は、請求項15または16に記載のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体において、前記印刷システムの制御方法は、指示手段が、電子メールのアドレスによって印刷出力方法を指示する指示ステップをさらに有することを特徴とする。
【0040】
求項18に記載の記憶媒体は、請求項17に記載のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体において、前記指示ステップでは、電子メール本文印刷、添付ファイル印刷、電子メール本文+添付ファイル印刷及びURL(User Requirement Language:ユーザ要求言語)印刷のいずれかを指示することを特徴とする。
【0041】
求項19に記載の記憶媒体は、請求項15乃至18のいずれか1項に記載のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体において、前記印刷手段はプリンタであることを特徴とする。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づき説明する。
【0043】
図1は、本実施の形態に係る印刷システムの構成を示す図である。同図に示すように印刷システムは、電子メールを送受信して、その内容を表示することができる端末(以下、PDAと記述する)101と、公衆電話回線、ISDN(統合サービスデジタル網)、衛星通信網等の通信網(本実施の形態では無線回線網を含んだ公衆回線網とする)103と、通信網103とPDA101とを繋ぐ携帯通信端末102と、論理的な空間であるインターネット106と通信網103との間を仲介する外部プロバイダ104と、印刷手段(印字装置)であるプリンタ109と、このプリンタ109に接続されるプリンタアダプタ(以下、単にアダプタと記述する)108と、通信網103とアダプタ108とを繋ぐ携帯通信端末107と、プリンタ109と予め決められたプロトコルで通信するアプリケーションサーバ105とで構成されている。
【0044】
外部プロバイダ104は、PDA101のメールアカウントの管理運営を行う。また、外部プロバイダ104は、予め決められたプロトコルでPDA101と通信し、該PDA101の制御によってメールデータの送受信を行うことができる。アプリケーションサーバ105は、複数のプリンタの各々に関連したメールアカウント、電話番号、印刷するプリンタの種類等、様々な固有情報を管理運営している。また、アプリケーションサーバ105は、通信網103若しくはインターネット106を介したPDA101等との間のメールの送受信、受信したメールの内容の判定、その判定結果に応じた各種サービス(電子メール本文の印刷・添付ファイルの展開とその印刷・添付URLで指定されたアドレスの取得と印刷等)の選択、選択された印刷対象を指定されたプリンタ(例えば、プリンタ109)に合う情報に交換、アダプタ108との接続(状態によりインターネット接続、通信網103への電話の発呼、通信網103からの着信)や認証、印刷データの交換、アダプタ108やプリンタ109のエラー処理等を行う。また、印刷データをアダプタ108に即時転送する要求を出すか、アダプタ108からの発呼を待機するか等の制御も行う。
【0045】
アダプタ108は、接続されるプリンタ109の判定、プリンタ109とのインターフェースによるプリンタ109のエラー状態の認識、プリンタ109のステータスや通信状態等のステータスのアプリケーションサーバ105への通知、携帯通信端末107の制御、ユーザによる操作に従ったアプリケーションサーバ105への発呼、アプリケーションサーバ105からの着信とその指示に従った自動発呼、アプリケーションサーバ105との認証、予め決められた所定のプロトコルに従って受信した印刷データをプリンタ109へ送る送信処理等を行う。
【0046】
上記構成において、PDA101が取得した電子メールの内容をアプリケーションサーバ105に転送する場合の手順について説明する。
【0047】
ユーザは、実行したいアプリケーション(ここでは電子メール本文印刷)に関連するアプリケーションサーバ105のメールアドレスを指定する。印刷したい電子メール本文を、指定したアドレスに転送する設定を行ない、送信命令を入力する。送信命令を受けたPDA101は、携帯通信端末102を制御し、通信網103を通じて外部プロバイダ194と接続する。そして、PDA101は、予め決められたプロトコルに従ってメールデータを転送し、必要なデータ交換を行なった後、回線を切断して終了する。
【0048】
一方、アプリケーションサーバ105は、アカウントの受信BOXを走査(定期的にチェック)するようになっており、印刷用データを受け取ると、上述した電子メール本文の印刷処理を所定の順序に従って行なう。
【0049】
以下に、図1に示す印刷システムの各構成部分の内部構成について詳細に説明する。
【0050】
図2は、図1に示すアプリケーションサーバ105の内部構成を示す図である。
【0051】
同図において、201はファイアウォールサーバ(Fire Wall Server)で、外部からの侵入やアタックの遮断等を行なう機能を持つもので、アプリケーションサーバ105内のイントラネット上のサーバ群を安全に運用するために使用する。202はスイッチ(Switch)で、アプリケーションサーバ105内のイントラネットを構成するためのものである。203はコミュニケーションサーバ(Communication Server)で、PIAFS、アナログモデム、ISDNによる接続をサポートし、ファイアウォール、RADIUSクライアント機能を持つ。204はネットワークプリントサーバ(Network Print Server)で、ネットワークプリントサービスに係わり、目的に応じた印刷データの作成、プリントジョブ生成、アダプタ108との通信等を行なう。
【0052】
205は業界標準のダイアルアップ接続ユーザ認証システムであるRADIUSシステムに関するRADIUSサーバ(RADIUS Server)である。このRADIUSサーバ205は、RADIUSクライアント機能を持つコミュニケーションサーバ203からの認証要求を受け、認証の可否をクライアントに返す機能を有する。206はメールサーバ(Mail Server)で、印刷要求メールを受け取るものである。207はWWWサーバ(WWW Server)で、ネットワークプリントサービスのホームページを持つ。また、ユーザ毎にユーザホームページを提供し、各ユーザがCGI(Computer Graphics Interface)等を用いてプリントサービスを利用できるようにする。208は公衆回線網(PSTNまたはPHS)、209はインターネット(Internet)である。
【0053】
次に、図2のように構成されたアプリケーションサーバ105の電子メール印刷機能について説明する。
【0054】
ネットワークプリントサービスのユーザは、電子メール印刷のサービスを受ける前に、アプリケーションサーバ105内のメールサーバ206の電子メールアカウントを取得する。このアカウントに対して電子メールを送ることにより、ユーザは電子メール印刷サービスを受けることができる。
【0055】
また、前記電子メールアカウントは、1ユーザに対して、提供するサービス毎に異なったアカウントが複数用意される。本実施の形態では、提供するサービスは、以下の4種類として、前記電子メールアカウントも各ユーザに対してそれぞれ4種類用意される。
【0056】
1.電子メール本文印刷
2.添付ファイル印刷
3.電子メール本文+添付ファイル印刷
4.URL(User Requirement Language:ユーザ要求言語)印刷
電子メール本文印刷用に用意された電子メールアカウントに電子メールを送信することで、ネットワークプリントサービスのユーザは、アプリケーションサーバ105に対して電子メール本文のみの印刷データの生成を依頼することになる。
【0057】
また、添付ファイル印刷用に用意された電子メールアカウントに電子メールを送信することで、ネットワークプリントサービスのユーザは、アプリケーションサーバ105に対して電子メールの添付ファイルの印刷データの生成を依頼することになる。
【0058】
また、電子メール本文+添付ファイル印刷用に用意された電子メールアカウントに電子メールを送信することで、ネットワークプリントサービスのユーザは、アプリケーションサーバ105に対して電子メール本文と添付ファイルの印刷データの生成を依頼することになる。
【0059】
更に、URL印刷用に用意された電子メールアカウントに電子メールを送信することで、ネットワークプリントサービスのユーザは、アプリケーションサーバ105に対して電子メール本文中に記述されたURLにあるHTML、XML等で記述された情報の取得と、その印刷データの生成を依頼することになる。
【0060】
尚、添付ファイルが無いにも拘らず、これを印刷するための電子メールアカウントに電子メールを送信した場合、または電子メール本文にURL記述が無いにも拘らず、これに係わる印刷データを印刷するための電子メールアカウントに電子メールを送信した場合は、電子メール本文のみの印刷データが生成される。
【0061】
また、添付ファイルのみの電子メールを電子メール本文印刷用に用意された電子メールアカウントに送信した場合は、添付ファイルの印刷データが生成される。
【0062】
また、電子メール本文にURL記述しかない電子メールを電子メール本文印刷用に用意された電子メールアカウントに送信した場合は、電子メール本文の代わりに、URLにあるHTML、XML等で記述された情報の印刷データが生成される。
【0063】
更に、URL印刷用に用意された電子メールアカウントに、URLが記述された電子メール本文を送信したにも拘らず、HTML、XML等で記述された情報の取得失敗、URL記述の間違い等があった場合は、エラーがあった旨をアプリケーションサーバ105からPDA101を介してユーザに電子メールで通知する。
【0064】
本印刷システムでの電子メールアカウントの付与方法は、電子メール本文印刷用にユーザアカウントのみ、添付ファイル印刷用にユーザアカウント+“A”、電子メール本文+添付ファイル印刷用にユーザアカウント+“B”、URL印刷用にユーザアカウント+“C”とする。これらを、アプリケーションサーバ105のデータベースに登録しておく。また、登録するときに、それらのアドレスに対して電子メールが送信された場合に、印刷に使用するプリンタ109に接続された携帯通信端末107の電話番号もRADIUSサーバ205のデータベースに登録しておく。また、プリンタ109の機種情報をRADIUSサーバ205のデータベースに登録しておいても良い。
【0065】
例えば、メールサーバ206のドメイン名をmnp.co.jpとし、ユーザがtamaというアカウントを取得したものとする。そのとき、メールサーバ206は、電子メールアカウントとして以下のものを自動的に用意する。
【0066】
1.tama@mnp.co.jp(電子メール本文印刷用)
2.tamaA@mnp.co.jp(添付ファイル印刷用)
3.tamaB@mnp.co.jp(電子メール本文+添付ファイル印刷用)
4.tamaC@mnp.co.jp(URL印刷用)
このように4つの印刷機能と電子メールアドレスとが対応しているため、tamaというアカウントを持つユーザは、携帯通信端末102に予め登録してある4つの電子メールアドレスのいずれかを選択するだけの簡単な操作で、印刷コマンドをキー入力することなく、所望の印刷機能を選択設定することができる。
【0067】
図3は、アプリケーションサーバ105内のソトウェアモジュールの構成を示す図である。
【0068】
同図において、PDA301は、図1のPDA101に相当し、最低限メール送信機能を持つ通信端末であるが、HTMLのブラウジング機能を持っていても良い。emailManagerオブジェクト302は、物理的にはメールサーバ206に存在する。emailManagerオブジェクト302は、IMAPサーバ機能を有し、マルチパートMIMEの解釈や、メール到着のIMAPクライアント(本実施の形態の場合は後述するemailオブジェクト303)への通知を行なう。
【0069】
emailオブジェクト303は、印刷対象となるデータ、ユーザID(この場合は電子メールアドレス)を持つ。また、IMAPクライアント機能を持ち、マルチパートMIMEのようなメールでも、IMAPサーバ(本実施の形態の場合はemailManagerオブジェクト302)からMIMEタイプに応じて、個々のパートを取り出すことができる。更に、PrinterManagerオブジェクト305に印刷対象データを渡す機能を持つ。
【0070】
PrinterDB304は、各ユーザの情報を格納し、PrinterManagerオブジェクト305、UserHTMLPageオブジェクト309、HTMLPageオブジェクト310等にデータベースアクセス手段を提供する。
【0071】
各ユーザの情報としては、以下のようなものがある。
【0072】
1.UserID(ネットワーク印刷システム登録時のユーザネーム)
2.UserPassword(ネットワーク印刷システム登録時のユーザのパスワード)
3.UserTelNumber(ネットワーク印刷システム登録時のユーザの電話番号)
4.AdapterID(アダプタ108に固有のID)
5.AdapterTelNumber(アダプタ108に接続される電話番号)
6.PrinterID(IEEE1284経由で取得されるプリンタ機種ID)
これらは、ネットワーク印刷システム登録時に各ユーザ毎に設定される。
【0073】
PrinterManagerオブジェクト305は、PrinterDriverオブジェクト306のIDを持ち、このPrinterDriverオブジェクト306の管理機能(生成、消去、カウント、停止等)、ユーザID(この場合は電子メールアドレス)をキーにしてPrinterDB204を検索する機能、PrinterDB204から取得したPrinterIDより必要に応じて適切なPrinterDriverオブジェクト306を生成し、印刷対象データを渡す機能等を有する。
【0074】
尚、PrinterDriverオブジェクト306の生成とは、プリンタに対応するプリンタドライバを選択し、起動することである。
【0075】
PrinterDriverオブジェクト306は、PrinterIDに応じて各プリンタ用に生成される。PrinterManagerオブジェクト305がPrinterDB204から取得した、ユーザIDに応じたAdapterTelNumber、AdapterID、PrinterIDを保持し、印刷対象データを特定のプリンタが理解できる形式に変換する。添付ファイル印刷の場合は、そのアプリケーションタイプをMIMEタイプから判断し、それに応じたアプリケーションを起動して変換する。
【0076】
PrintJobオブジェクト307は、各PrinterDriverオブジェクト306毎に生成される。その生成時に取得した、ユーザIDに応じたAdapterTelNumber、AdapterID、PrinterIDと、PrinterDriverオブジェクト306が生成した印刷データとを保持し、印刷データをキューイングする機能と、AdapterTelNumberを基に、アダプタ108に対して出力する機能を持つ。
【0077】
WebBrowserオブジェクト308は、WWWのブラウジング機能を持つ。PrinterDriverオブジェクト306からのHTML取得メッセージにより、指定URLからHTMLで作成された情報を取得し、レンダリングする機能を有する。
【0078】
UserHTMLPageオブジェクト309は、各ユーザ毎に生成されるWebPageで、デフォルトプリンタ等のユーザ情報を持つ。また、CGIを用いたプリントステータスの反映、PrinterDriverオブジェクト306にジョブ制御メッセージを送ることによるプリントジョブ制御、HTTPで受け取ったデータをPrinterDB204に反映することによるユーザ設定の変更等の機能を持つ。更に、PrinterManagerオブジェクト305からの依頼により、プリントステータスを本印刷システムのユーザのホームページに反映させる機能を持つ。
【0079】
HTMLPageオブジェクト310は、本印刷システムを構成するドメインのホームページであり、ユーザ登録等の機能を持つ。RadiusServerオブジェクト311は、図2のRADIUS Server205に相当する。PortMasterオブジェクト312は、図2のCommunication Server203に相当する。Adapter313は、図1のアダプタ108に相当する。Printer314は、図1のプリンタ109に相当する。
【0080】
尚、PDA301とAdapter313は、物理的にはPHS等の通信端末を経由して本印刷システムに接続されるが、通信端末の図示は省略してある。
【0081】
次に、アプリケーションサーバ105が電子メールを受け取り、印刷ジョブを生成し、アダプタ108(図3のAdapter313)に送信するまでの動作について、図3を参照して説明する。
【0082】
ネットワークプリントサービスのユーザは、PDA301等のメール端末機器を用いて、印刷したい電子メールをアプリケーションサーバ105へ送信する。電子メールの宛先は、前述したようにユーザが希望するサービスに対応するアドレスが選択される。
【0083】
アプリケーションサーバ105に送信された電子メールは、実際には、emailManagerオブジェクト302が受信する。本実施の形態のemailManagerオブジェクト302は、IMAPサーバの機能を有し、そこでmailManagerオブジェクト302は、IMAPクライアント機能を有する、各ユーザ毎のネットワークプリントサーバ204内のemailオブジェクト303に対して、IMAPプロトコルに従い電子メール受信を通知する。
【0084】
ネットワークプリントサーバ204内のemailオブジェクト303は、IMAPプロトコルにより、メールアドレスに応じた目的のMIMEパートを取得する。取得したデータは、PrinterManagerオブジェクト305に転送される。
【0085】
PrinterManagerオブジェクト305は、電子メールアカウントで示されるユーザIDを用いてPrinterDB304を検索し、ユーザの情報(デフォルトで使用するプリンタのID等)を取得する。そして、取得したデフォルト使用のプリンタに対するPrinterDriverオブジェクト306を生成する。
【0086】
PrinterDriverオブジェクト306は、PrinterManagerオブジェクト305から印刷すべきデータを取得し、印刷データに変換してPrintJobオブジェクト307を生成する。
【0087】
もし、印刷すべきデータがURLであれば、PrinterDriverオブジェクト306は、WebBrowserオブジェクト308にURLを送信する。WebBrowserオブジェクト308は、インターネットから指定されたURLの内容(HTML、XML等で記述されたホームページ)を取得し、それをレンダリングした上でPrinterDriverオブジェクト306に返送する。PrinterDriverオブジェクト306は、レンダリングされた印刷すべきデータを印刷データに変換して、PrintJobオブジェクト307を生成する。
【0088】
通信状態の悪さによるタイムアウト、アドレス間違い等、URL内容の取得に失敗した場合は、WebBrowserオブジェクト308は、PrinterDriverオブジェクト306にエラーであることを示す信号を返す。PrinterDriverオブジェクト306は、更にPrinterManagerオブジェクト305にエラーであることを通知し、emailオブジェクト303がエラーである旨のメールを作成してユーザに返送する。
【0089】
この後、PrintJobオブジェクト307中に蓄えられた印刷データをアダプタ108に転送する。
【0090】
ところで、この転送を、アプリケーションサーバ105が発呼して行なう場合と、アダプタ108が発呼して行なう場合の2通りが可能である。
【0091】
アダプタ108が発呼して行なう場合は、アダプタ108(図3のAdapter313)がアプリケーションサーバ105にログインする。この場合、Adapter313がPortMasterオブジェクト312に電話し、AdapterID、AdapterTelNumber、PrinterIDを認証のキー情報としてログインする。認証のキー情報は、PortMaster312からRadiusServerオブジェクト311を経由して、PrinterDB304に送られ、このPrinterDB304でチェックされる。本発明では、最初にAdapterIDをチェックし、登録されていない場合には、登録フォーム印刷データがこの時点でアダプタ108に送付される。また、登録されている場合には、更に他のフィールドのチェックを行なう。
【0092】
このログイン接続は、TCP/IP接続であるが、PortMasterオブジェクト312によってAdapter313に与えられるIPアドレスは、本印刷システムのプライベートアドレスである。
【0093】
上述したプロセスでログインが許可されたAdapter313は、PrinterManagerオブジェクト305に印刷データの要求メッセージを送る。このメッセージを受け取ったPrinterManagerオブジェクト305は、Adapter313のAdapterID、AdapterTelNumber、PrinterIDに合致するPrintJobオブジェクト307を特定し、そのオブジェクトにデータ送信のメッセージを送る。このメッセージには、Adapter313のIPアドレスが含まれる。
【0094】
PrintJobオブジェクト307は、指定されたIPアドレス、つまりAdapter313のアドレスに対して、LPRプロトコル等で印刷データを送出する。
【0095】
一方、アプリケーションサーバ105が発呼して行なう場合は、PrintJobオブジェクト307自身が持つPrinterTelNumberに対して発呼するよう、PortMasterオブジェクト312に依頼する。PortMasterオブジェクト312は、PrintJobオブジェクト307からの依頼により、前記PrinterTelNumberに電話するが、このとき本印刷システムの電話番号を通知し、一旦通信を切断する。これにより、Adapter313は本印刷システムの電話番号を取得し、該取得した電話番号にかけ直す。これ以降は、上述したAdapter313からの発呼の場合と同じ動作である。
【0096】
尚、前述した4つのメールアドレスと、プリンタ109にアダプタ108を介して接続されている携帯通信端末の電話番号とは対応付けてデータベースに登録されており、アプリケーションサーバ105は、受信したメールのアドレスを基にして対応する電話番号を認識し、印刷データを作成し、公衆回線網を介して携帯通信端末経由でアダプタ108に送信することができる。
【0097】
また、PrintJobオブジェクト307内のプリントジョブは、Printer314に紙が1枚しかない場合(手差しにより1枚づつ給紙するタイプのプリンタの場合)も考慮すると、1ページ単位に生成する場合がある。この場合、PrinterID(機種情報)に基づきプリンタのタイプを判定し、プリントジョブの単位を決定する。例えば、カセット給紙タイプのプリンタに対しては、複数ページのデータを1JOBとして送り、また、手差しタイプのプリンタに対しては複数ページのデータを複数のJOBとして送る。このように処理することで、エラーやジャムが起きたページのデータの再送信を簡単に行なうことができ、エラーやリカバリーに対する処理が行ないやすくなる。
【0098】
また、PrintJobオブジェクト307とAdapter313との間での印刷データ送信中に、Adapter313から紙無し等のエラーが通知されることがある。この場合、Adapter313からのエラー通知をPrintManagerオブジェクト305が受け、PrinterDriverオブジェクト306に対して印刷データ送信停止メッセージを送る。これにより、印刷データのPrintJobオブジェクト307からAdapter313への転送を中止することができる。更に、その際、PrinterDriverオブジェクト306は、emailオブジェクト303にエラーが発生した旨のメールをユーザに通知するように依頼することができる。
【0099】
UserHTMLPageオブジェクト309に依頼し、ユーザの本印刷システム内のホームページに、エラーを含むプリントステータスの反映を依頼することもできる。
【0100】
次に、本印刷システムにおけるアダプタ108について、図4を用いて説明する。
【0101】
図4は、アダプタ108の電気的構成を示すブロック図である。同図に示すように、アダプタ108は、携帯通信端末107に通信端末インターフェース(I/F)401を介して接続し、この通信端末インターフェース401は、内部バス408に接続する。この通信端末インターフェース401は、異なる通信端末を接続する際に電気特性の相違を吸収して内部バス408に接続する。
【0102】
即ち、アダプタ108は、PHS等の通信インターフェースのプロトコルをプリンタ109のセントロニクスインターフェース等のプロトコルに変換するためのものである。
【0103】
プリンタ109は、プリンタインターフェース(I/F;IEEE1284)404を介してアダプタ108の内部バス408に接続する。本実施の形態では、アダプタ108とプリンタ109はIEEE1284インターフェースで接続される。
【0104】
内部バス408には、全体動作を制御するマイコン(マイクロコンピュータ)402と、内部の動作プログラムを記憶すると共に設定内容を記憶するROM (リードオンリーメモリ)405、プログラム実行領域及び送受信データを一時記憶するRAM(ランダムアクセスメモリ)406、ユーザのアダタ動作設定・登録・表示を行なうユーザインターフェースであるU/I403が接続される。
【0105】
ROM405は、書き換え可能なメモリであり、ソフトウェアの追加変更が可能である。また、その際に新たなプロトコルの追加も可能である。
【0106】
新しいデータの入手方法として、ROM405はインターフェース401やインターフェース404を介してデータをロードし、内部プログラムの書き換えを行なう。また、接続に必要な電話番号、アダタID等もROM405に格納される。
【0107】
マイコン402は、ソフトウェアによってモデムやプロトコルを実現するパフォーマンスを持っている。電源407は、アダプタ108を動作させるための電源である。
【0108】
図5は、アプリケーションサーバ105及びアダプタ108に実装されるソフトウェアの構成を示す図である。同図において、左側のアプリケーションサーバ105には、アプリケーション501、通信網プロトコル502、通信キャリアプロトコル503、H/W(Hardware:ハードウェア)504が実装されている。また、右側のアダプタ108にも、アプリケーション505、通信網プロトコル506、通信キャリアプロトコル507、H/W(Hardware:ハードウェア)508が実装されている。
【0109】
アダプタ108では、携帯通信端末107と物理的に接続されるH/W508の上位に、通信端末との接続を確立する通信キャリアプロトコル507が実装されている。実際には携帯通信端末107を介して通信網103に接続されているので、通信キャリアプロトコル507は、通信網103に接続する発呼・着信・切断等の制御を主に行なう。通信キャリアプロトコル507の上位には、通信網プロトコル506が実装される。この通信網プロトコル506は、本実施の形態では、TCP/IPやキャリア独自のプロトコル等である。プロトコル506の上位にあるアプリケーション505は、アダプタ108とアプリケーションサーバ105との間のアプリケーションプロトコル、初期化、IEEE1284制御等のアダプタ機能制御を担当し、プロトコル506を介して通信網103に対して通信を行なう。アダプタ108では、通信キャリアプロトコル507、プロトコル506、アプリケーション505をソフトウェアにて実装しているため、アダプタ108の諸機能は、図4のマイコン402、ROM405、RAM406等にて実現される。
【0110】
OM405上のアダプタ情報領域には、アダプタ情報として、長さ、アダプタID、登録パスワード、登録センター番号、スタンバイタイムアウト時間(秒)、アップデートID、アップデートパスワード、チェックサム等が格納されている。
【0111】
ダプタ108のフラッシュROM内には、ユーザ登録、サービス環境設定、支払い方法等に関する情報が格納されている。
【0112】
以下、本実施の形態に係る印刷システムにおける通信制御動作について説明する。
【0113】
アダプタ108にプリンタ109が接続されると、インターフェースのIEEE1284のネゴシエーションによりプリンテ109からプリンタIDを取得する。
【0114】
このとき、プリンタ109に電源が投入されずにプリンタ109が動作しない状況にあれば、任意のプリンタID値に設定したり、プリンタ109が不明であることからアダプタ108の使用を許可しない等の処理を行なう。
【0115】
取得または設定されたプリンタIDは、内部バス408を介してROM405またはRAM406に記憶される。プリンタ109が自動検出に対応していない場合は、正確にプリンタIDを取得することができないため、設定された任意のプリンタIDをROM405またはRAM406に記憶する。これはユーザが設定する、またはアプリケーションサーバ105が判断する。取得したプリンタIDは、後述の認証IDでも使用される。
【0116】
次に、アダプタ108とアプリケーションサーバ105との間でデータ通信を行なう場合の動作について説明する。
【0117】
携帯通信端末107に用意されている外部インターフェース部は、通信端末の通信網103への発信、着信、切断等を、外部からインターフェース401を介して制御する。マイコン402は、インターフェース401を介して携帯通信端末107に対して発信、着信、切断等の制御を行なう。また、携帯通信端末107は、自己の電話番号を外部からの要求により、外部インターフェースを介して出力する。これにより、アダプタ108は、接続された通信端末の電話番号を取得し、また、これを利用して電話番号が異なる場合に接続を拒否するといったことも可能である。発信を行なうのは、アプリケーションサーバ105またはアダプタ108のどちらからでも構わない。
【0118】
また、コールバック用の電話番号をアプリケーションサーバ105よりデータとして受信し、切断後にアプリケーションサーバ105に対して前記電話番号でコールバックを行なう。
【0119】
アプリケーションサーバ105及び携帯通信端末107は、通信網103に接続されている。携帯通信端末107が無線方式の通信端末である場合は、無線基地局経由にて通信網103へ接続される。
【0120】
アダプタ108は、インターフェース401を介して携帯通信端末107に対して、アプリケーションサーバ105に接続される電話番号に発呼する処理を行なう。携帯通信端末107は、通信網103に対して前述の電話番号での接続を試みる。ここでの接続の確立は通信網103の方式に従う。
【0121】
アプリケーションサーバ105側の通信端末が携帯通信端末107からの発呼を受理すると、通信網103での接続が完了する。更に、通信網103より上位のプロトコルで接続に対する認証を実施する。この認証を実施するのは、例えば、発呼してきた携帯通信端末107の電話番号が登録していない電話番号であった場合等である。本実施の形態では、認証パケットを用いて認証を行っている。
【0122】
アプリケーションサーバ105への接続は、「アダタ認証」を用いて認証を行う。これに使用する情報は、「認証パケット」として準備され、接続時にアダプタ108からアプリケーションサーバ105に対して送信される。
【0123】
前記認証パケットには、次の情報が含まれる。
【0124】
1.AdapterID
2.AdapterTelNumber
3.iPrinterID
iPrinterIDは、先に説明した接続ネゴシエーションによって取得し、これを利用して認証の他にデータ作成用のドライバー等の選択にも利用される。
【0125】
接続が確立し、プロトコル間での通信が確立した状態では、後述する図5におけるように各層での通信形態であることを示す。
【0126】
通信が確立し、認証が成功してデータ通信開始が可能になると、アダプタ108はアプリケーションサーバ105から送信されてくるデータに対して処理を実行する。また、アダプタ108は、接続されているプリンタ109のステータスや自身のステータスをアプリケーションサーバ105に送信する。アプリケーションサーバ105は、このステータスを利用して送信するデータの形式を変更したり、送信サイズの分割や圧縮等の処理を施す。
【0127】
また、プリンタ109の用紙切れやインク切れ等のエラー情報もステータスとしてアプリケーションサーバ105に通知する。
【0128】
プロトコルより上位のレイヤーでは、アプリケーションサーバ105から送られてきたデータそのものを取得し、そのデータにはプリンタ109を制御するコマンドまたはアダプタ108を制御するコマンドが包括されている。このコマンドにより制御するばかりでなく、そのままプリンタ109にデータを渡し、このプリンタ109で処理を行なっても良い。
【0129】
例えば、アプリケーションサーバ105においてプリンタコマンドを包括したデータを、アダプタ108がデータの変更無しにプリンタ109に出力することにより印刷を行う。
【0130】
尚、プリンタ109の用紙サイズに合わせた拡大縮小等の処理は、アプリケーションサーバ105にて行うことにより、容易に出力を変更することができる。
【0131】
また、プリンタ109に装着されている印刷剤であるインクの種類をアプリケーションサーバ105に通知することにより、アプリケーションサーバ105にてカラーの場合にはカラー用URLの取得を、またモノクロの場合にはモノクロ用URLの取得をそれぞれ行なう。
【0132】
データをスルーさせたり、一部コマンドとして解釈する構造を採ることにより、アプリケーションサーバ105からのデータを任意に変更するだけで、アダプタ108、プリンタ109への処理内容を変更するばかりでなく、複雑な処理や持たない機能の処理をアプリケーションサーバ105側で行い、アダプタ108での負荷を最小限に抑えることができる。
【0133】
次に、各デバイスでの処理内容を示すフローについて説明する。尚、各フローに係るプログラムは、各デバイスのメモリに格納され、CPUによって実行されるものである。
【0134】
次に、図1の印刷システムを構成する各構成デバイスで行われる処理内容を、図6乃至図17のフローチャートを参照して説明する。尚、各フローチャートで示す処理プログラムは、各デバイスのメモリに格納され、CPUによって実行されるものである。
【0135】
図6は、PDA101でのクライアント処理の動作の流れを示すフローチャートである。
【0136】
図6において、まず、ステップS601で、クライアントは印刷処理したい文書の電子メールを作成する。次に、ステップS602で、電子メール本文印刷、添付ファイル印刷等の印刷目的に応じて電子メール送信先アドレスを選択する。
【0137】
次に、ステップS603で、前記ステップS602において選択した電子メール送信先アドレスに電子メールを送信した後、本処理動作を終了する。
【0138】
図7は、アプリケーションサーバ105において一般的なメール印刷機能を実現する際のサーバ処理の動作の流れを示すフローチャートである。
【0139】
emailManagerオブジェクト302は、SMTPサーバ、IMAPサーバ機能を有し、まず、ステップS701で、メール受信を待ち受け、メールを受信した場合は、IMAPプロトコルでemailオブジェクト303に通知する。この詳細については、図9を用いて後述する。
【0140】
emailオブジェクト303は、IMAPクライアント機能を有し、前記ステップS701においてメール受信を通知されると、ステップS702で、emailManagerオブジェクト302から必要なパートを受信する。その後、PrinterManagerオブジェクト305に印刷指示を出す。この詳細については、図10及び図11を用いて後述する。
【0141】
次に、ステップS703で、PrinterManagerオブジェクト305は、emailオブジェクト303からの印刷指示を受け取ると、そのUserIDを基にPrinterDB304を参照し、UserID、UserTelNumber、UserPassword、AdapterID、AdapterTelNumber、PrinterIDからなるプリントIDを取得する。そして、PrinterIDに示されたPrinterDriverオブジェクト306を生成し、印刷すべきデータを渡す。この詳細については、図12及び図13を用いて後述する。
【0142】
次に、ステップS704で、PrinterDriverオブジェクト306は、受信メールの要求が電子メール本文の印刷ならば、テキストをレンダリングする。また、添付ファイルの印刷ならば、適したアプリケーションを起動してレンダリングする。また、URL印刷ならば、WebBrowserオブジェクト308にHTML記述情報取得とそのレンダリングを依頼する。その後、画像処理及び色処理を行って、PrintJobオブジェクト307を生成する。この詳細については、図14及び図15を用いて後述する。
【0143】
次に、ステップS705で、PrintJobオブジェクト307は、プリントIDより出力先アダプタ108に接続して印刷データの出力を試みる。この詳細については、図16を用いて後述する。
【0144】
前記ステップS705における処理終了後は、本処理動作を終了する。
【0145】
図8は、アダプタ108の処理の動作の流れを示すフローチャートである。
【0146】
同図において、まず、ステップS801で、アダプタ108は、自ら、またはコールバックにより印刷システム(ネットワークプリントシステム)に接続する。そして、RADIUSサーバ205等で認証処理を行ない、接続が完了したならば、次のステップS802で、印刷システムのアプリケーションサーバ105のPrinterManagerオブジェクト305にプリントジョブの転送を依頼する。そして、アプリケーションサーバ105からのプリントジョブの転送を待ち、次のステップS803でプリントジョブの受信を開始する。
【0147】
次に、ステップS804でIEEE1284等を経由してプリンタ109に印刷データを送信する。その際、アダプタ108はプリンタ109からのエラー等のステータスをハンドリングする。
【0148】
図9は、アプリケーションサーバ105内のメールサーバ206での処理動作の流れを示すフローチャートである。
【0149】
メールサーバ206は、SMTPサーバ、IMAPサーバ等の機能を持ち、電子メールの送受信サービスを提供する。
【0150】
図9において、まず、ステップS901で、メールを受信した場合は、次のステップS902で前記ステップS901において受信したメールのアドレスを解析し、次のステップS903でIMAPクライアント303にメール受信を通知した後、本処理動作を終了する。
【0151】
図10及び図11は、アプリケーションサーバ105内のネットワークプリントサーバ204で行なわれるemailオブジェクト303の処理動作の流れを示すフローチャートである。
【0152】
図10において、まず、ステップS1001で、emailオブジェクト303は各ユーザ毎に生成され、emailManagerオブジェクト302より電子メール受信通知を待ち受ける。そして、電子メール受信通知を受け取ると、次のステップS1002でメールアドレスを解析し、次のステップS1003で電子メール本文の印刷であるか否かを判断する。そして、電子メール本文の印刷であると判断された場合は、次のステップS1004でemailオブジェクト303は、MIMEタイプを指定することにより、emailManagerオブジェクト302から電子メール本文パートを取り出す。次に、ステップS1005でテキスト印刷であることを示す印刷機能IDを付加して、PrinterManagerオブジェクト305に処理を依頼する旨通知した後、前記ステップS1001へ戻る。
【0153】
一方、前記ステップS1003において電子メール本文の印刷ではないと判断された場合は、ステップS1006へ進んで添付ファイルの印刷であるか否かを判断する。そして、添付ファイルの印刷であると判断された場合は、ステップS1007へ進んでemailオブジェクト303は、MIMEタイプを指定することにより、emailManagerオブジェクト302から添付ファイルパートを取り出した後、前記ステップS1005へ進む。
【0154】
一方、前記ステップS1006において添付ファイルの印刷ではないと判断された場合は、図11のステップS1008へ進んで電子メール本文+添付ファイルの印刷であるか否かを判断する。そして、電子メール本文+添付ファイルの印刷であると判断された場合は、次のステップS1009へ進んで電子メール本文パートを取り出し、次のステップS1010へ進んで添付ファイルパートを取り出した後、前記図10のステップS1005へ進んで、添付ファイル印刷であることを示す印刷機能IDを付加して、PrinterManagerオブジェクト305に処理を依頼する旨通知した後、前記図10のステップS1001へ戻る。
【0155】
一方、前記図11のステップS1008において電子メール本文+添付ファイルの印刷ではないと判断された場合は、図11のステップS1011へ進んでURLの印刷であるか否かを判断する。そして、URLの印刷であると判断された場合は、次のステップS1012へ進んでemailオブジェクト303は、MIMEタイプを指定することにより、emailManagerオブジェクト302から電子メール本文パートを取り出す。次に、ステップS1013でテキストからURL記述を取り出し後、前記図10のステップS1005へ進んで、URL印刷であることを示す印刷機能IDを付加して、PrinterManagerオブジェクト305に処理を依頼する旨通知した後、前記図10のステップS1001へ戻る。
【0156】
一方、前記図11のステップS1011においてURLの印刷ではないと判断された場合は、前記図10のステップS1001へ戻る。
【0157】
図12及び図13は、アプリケーションサーバ105内のネットワークプリントサーバ204のPrintManagerオブジェクト305での処理動作の流れを示すフローチャートである。
【0158】
図12において、まず、ステップS1201でPrintManagerオブジェクト305は、emailオブジェクト303やAdapter313からのメッセージ受信を待つ。そして、メッセージを受信すると、次のステップS1202で前記ステップS1201において受信したメッセージがAdapter313からのメッセージであるか否かを判断する。そして、Adapter313からのメッセージであると判断された場合は、次のステップS1203でAdapterID、PrinterIDを取得して確認する。次に、ステップS1204で、そのメッセージタイプに応じてPrinterDriverオブジェクト306にメッセージを送って動作を制御し(停止、再開、削除等)、を行ない、その後、前記ステップS1201へ戻る。これにより、プリントジョブの制御(停止、再開、削除等)が行なわれる。
【0159】
一方、前記ステップS1202においてAdapter313からのメッセージではなく、emailオブジェクト303からのメッセージであると判断された場合は、ステップS1205へ進んで、印刷指示であるか否かを判断する。そして、印刷指示であると判断された場合は、次のステップS1206へ進んで、UserIDを解析し、次のステップS1207でPrinterDB304を検索する。ここで参照するIDは、UserID、UserTelNumber、UserPassword、AdapterID、AdapterTelNumber、PrinterIDからなるプリントIDである。
【0160】
次に、ステップS1208で、プリントID中のPrinterIDがAプリンタであるか否かを判断する。そして、PrinterIDがAプリンタであると判断された場合は、次のステップS1209へ進んで、Aプリンタ用のPrinterDriverオブジェクト306を生成した後、前記ステップS1201へ戻る。
【0161】
一方、前記ステップS1208においてプリントID中のPrinterIDがAプリンタでないと判断された場合は、図13のステップS1210へ進んで、プリントID中のPrinterIDがBプリンタであるか否かを判断する。そして、PrinterIDがBプリンタであると判断された場合は、次のステップS1211へ進んで、Bプリンタ用のPrinterDriverオブジェクト306を生成した後、前記図12のステップS1201へ戻る。
【0162】
一方、前記図13のステップS1210においてプリントID中のPrinterIDがBプリンタでないと判断された場合は、図13のステップS1212へ進んで、プリントID中のPrinterIDがCプリンタであるか否かを判断する。そして、PrinterIDがCプリンタであると判断された場合は、次のステップS1213へ進んで、Cプリンタ用のPrinterDriverオブジェクト306を生成した後、前記図12のステップS1201へ戻る。
【0163】
ここで、Aプリンタ、Bプリンタ、Cプリンタとは、例えば、A社インクジェットプリンタ、B社レーザビームプリンタ、C社サーマルプリンタ等であり、それらのプリンタに応じたPrinterDriverオブジェクトを生成する (対応したドライバを選択して起動する)。
【0164】
一方、前記図13のステップS1212においてプリントID中のPrinterIDがCプリンタでないと判断された場合は、図13のステップS1215へ進んで、UserIDに対してエラータイプに応じたエラーメールを送信し、次のステップS1216で、UserHTMLPageオブジェクト309にエラーである旨を通知し、ユーザのホームページにそのステータスを反映した後、前記図12のステップS1201へ戻る。
【0165】
一方、前記図12のステップS1205において印刷指示でないと判断された場合は、図13のステップS1214へ進んで、PrintManagerオブジェクト305が受け取ったメッセージがエラーメッセージであるか否かを判断する。そして、PrintManagerオブジェクト305が受け取ったメッセージがエラーメッセージであると判断された場合は、次のステップS1215へ進んで、UserIDに対してエラータイプに応じたエラーメールを送信する。
【0166】
一方、前記図13のステップS1214においてPrintManagerオブジェクト305が受け取ったメッセージはエラーメッセージでないと判断された場合は、前記図12のステップS1201へ戻る。
【0167】
図14及び図15は、アプリケーションサーバ105内のネットワークプリントサーバ204のPrinterDriverオブジェクト306の処理動作の流れを示すフローチャートである。
【0168】
PrinterDriverオブジェクト306は、PrintManagerオブジェクト305から印刷データ、そのMIMEタイプ、プリントID、印刷機能ID(電子メール本文/添付ファイル/URL)を渡されて起動する。
【0169】
図14において、まず、ステップS1401で印刷機能ID、印刷データがテキスト印刷を示すものであるか否かを判断する。そして、テキスト印刷を示すものであると判断された場合は、次のステップS1402へ進んで、テキストをレンダリング処理する。次に、ステップS1403へ進んで、画像処理及び色処理を行ない、次のステップS1404でPrintJobオブジェクトを生成した後、前記ステップS1401へ戻る。
【0170】
一方、前記ステップS1401において印刷機能ID、印刷データがテキスト印刷を示すものでないと判断された場合は、ステップS1405へ進んで、印刷機能ID、印刷データが添付ファイル印刷を示すものであるか否かを判断する。そして、添付ファイル印刷を示すものであると判断された場合は、次のステップS1406へ進んで、MIMEタイプを基に、そのファイルフォーマットがAであるか否かを判断する。そして、ファイルフォーマットがAであると判断された場合は、次のステップS1407へ進んで、Aに対するレンダリングアプリケーションを起動して、Aフォーマットのレンダリング処理を行なった後、前記ステップS1403へ進んで、画像処理及び色処理を行なう。
【0171】
一方、前記ステップS1406においてファイルフォーマットがAでないと判断された場合は、図15のステップS1408へ進んで、ファイルフォーマットがBであるか否かを判断する。そして、ファイルフォーマットがBであると判断された場合は、次のステップS1409へ進んで、Bに対するレンダリングアプリケーションを起動して、Bフォーマットのレンダリング処理を行なった後、前記図14のステップS1403へ進んで、画像処理及び色処理を行なう。
【0172】
一方、前記図15のステップS1408においてファイルフォーマットがBでないと判断された場合は、図15のステップS1410へ進んで、ファイルフォーマットがCであるか否かを判断する。そして、ファイルフォーマットがCであると判断された場合は、次のステップS1411へ進んで、Cに対するレンダリングアプリケーションを起動して、Cフォーマットのレンダリング処理を行なった後、前記図14のステップS1403へ進んで、画像処理及び色処理を行なう。
【0173】
一方、前記図15のステップS1410においてファイルフォーマットがCでないと判断された場合は、図15のステップS1415へ進んで、エラーである旨をPrinterManagerオブジェクト305に通知し、印刷を中止した後、本処理動作を終了する。
【0174】
ここで、ファイルフォーマットA,B,Cとは、例えば、AdobeSystems社のPostScript、Microsoft社のWORD、JPEG、GIF等のフォーマットを指す。
【0175】
一方、前記図14のステップS1405において印刷機能ID、印刷データが添付ファイル印刷を示すものでないと判断された場合は、図15のステップS1412へ進んで印刷機能IDがURL印刷を示すものであるか否かを判断する。そして、印刷機能IDがURL印刷を示すものであると判断された場合は、次のステップS1413へ進んで、WebBroserオブジェクト308にURL取得を依頼する。次に、ステップS1414へ進んで、URLで示されたWebPageのHTMLデータをレンダリングしたものが得られた(成功した)か否かを判断する。そして、成功したと判断された場合は、前記図14のステップS1403へ進んで、画像処理及び色処理を行なう。
【0176】
一方、前記図15のステップS1412において印刷機能IDがURL印刷を示すものでないと判断された場合及び前記ステップS1414において成功しないと判断された場合は、いずれも次のステップS1415へ進んで、エラーである旨をPrinterManagerオブジェクト305に通知し、印刷を中止した後、本処理動作を終了する。
【0177】
即ち、印刷機能が不明な場合或いはURLに示されたWebPageのHTMLデータの取得失敗のメッセージがWebBroserオブジェクト308から返された場合は、その旨エラーとしてPrinterManagerオブジェクト305に通知し(ステップS1415)、印刷を中止する。
【0178】
図16は、アプリケーションサーバ105内のネットワークプリントサーバ204のPrintJobオブジェクト307の処理動作の流れを示すフローチャートである。
【0179】
図16において、まず、ステップS1601でPrintJobオブジェクト307は、印刷(プリント)開始メッセージを待つ。そして、PrinterDriverオブジェクト306による処理が終了し、印刷開始メッセージがきたならば、ステップS1602へ進んでCommunicationServer203(PortMasterオブジェクト312)を介してAdapter313に接続を試みる。次に、ステップS1603へ進んで、前記ステップS1602における接続が成功したか否かを判断する。そして、接続が成功したと判断された場合は、ステップS1604へ進んで、Adapter313のPrinterIDを確認する。次に、ステップS1605で、前記ステップS1604において確認したPrinterIDが一致したか否かを判断する。そして、一致したと判断された場合は、次のステップS1606へ進んで、印刷データをLPRのようなプロトコルを用いてAdapter313に対して送信した後、本処理動作を終了する。前記ステップS1606において印刷データを送信する際、PrinterIDから判断して、紙トレーの無いプリンタの場合、プリントジョブを1ページ単位に区切ることがある。
【0180】
一方、前記ステップS1603において接続が失敗したと判断された場合或いは前記ステップS1605においてPrinterIDが一致しないと判断された場合は、いずれもステップS1607へ進んで、エラーとしてPrinterDriverオブジェクト306に通知した後、本処理動作を終了する。
【0181】
次に、Mono/Color URL取得処理動作について、図17のフローチャートを用いて説明する。
【0182】
図17において、まず、ステップS1701でアプリケーションサーバ105は、アダプタ108を発呼する。次に、ステップS1702でアダプタ108に接続を試みる。次に、ステップS1703で前記ステップS1702における接続が成功したか否かを判断する。そして、成功したと判断された場合は、次のステップS1704へ進んで、印刷剤であるインクのIDを取得する。次に、ステップS1705で、前記ステップS1704において取得されたインクの種類がカラーであるか否かを判断する。そして、カラーであると判断された場合は、次のステップS1706へ進んでカラー用URLを取得した後ステップS1708へ、また、モノクロであると判断された場合はステップS1707へ進んでモノクロ用URLを取得した後ステップS1708へ進む。
【0183】
本実施の形態では、URL自身はカラー用のページを、また、その後に“/Mono”を付加したURLにモノクロ用ページを格納している。
【0184】
ステップS1708では、URLを印刷データに変換し、次のステップS1709で印刷データをアダプタ108に送信した後、本処理動作を終了する。
【0185】
一方、前記ステップS1703においてアダプタ108の接続に失敗したと判断された場合は、ステップS1710へ進んで、PrinterDriverオブジェクト306に通知した後、本処理動作を終了する。
【0186】
以上のように、アダプタ108に送信されるデータは、プリンタ109に搭載されるインクの種類に応じてカラー/モノクロ用データが送付されることになる。
【0187】
また、本実施の形態に係る印刷システムは、記憶媒体に格納された制御プログラムをコンピュータが読み出して実行することにより、上述した本実施の形態の機能が実現されるものであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、前記制御プログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等の実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した本実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0188】
また、制御プログラムを格納する記憶媒体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、CD−R(Compact Disk Recordable)、磁気テープ、不揮発性メモリカード、ROMチップ等を用いることができる。
【0189】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を図18に基づき説明する。
【0190】
図18は、本実施の形態に係る印刷システムの構成を示す図であり、同図において、上述した第1の実施の形態の図1と同一部分には同一符号が付してある。
【0191】
図18において図1と異なる点は、図1の構成から携帯通信端末107、アダプタ108及びプリンタ109を削除したことである。
【0192】
尚、本実施の形態に係るその他の構成及び動作は上述した第1の実施の形態と同一である。
【0193】
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態を図19に基づき説明する。
【0194】
図19は、本実施の形態に係る印刷システムの構成を示す図であり、同図において、上述した第1の実施の形態の図1と同一部分には同一符号が付してある。
【0195】
図19において図1と異なる点は、図1の構成からPDA101及び携帯通信端末107を削除し、携帯端末10にアダプタ108及びプリンタ109を接続したことである。
【0196】
尚、本実施の形態に係るその他の構成及び動作は上述した第1の実施の形態と同一である。
【0197】
(その他の実施の形態)
尚、上述した各実施の形態以外にも、携帯端末102は、PHSやPDCで代表される無線で通信を行なう無線通信機器や有線で行なう固定式電話に置き換えることも可能である。また、通信網103と接続して電子メールを送受信する装置としては、PDA101と携帯端末102とが一体化した装置でも良い。
【0198】
また、上述した各実施の形態の電子メールを送受信できる印刷システムとして、PDA101と携帯端末102とを例示して説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、いわゆるモデムとコンピュータシステムで構築することも可能であることは言うまでもない。従って、通信網といってもLAN(構内通信網)で構成するものでも同様な効果が得られる。
【0199】
また、プリンタ等の出力デバイスの形態に関しても、レーザビームプリンタ、インクジェットプリンタ等でも良く、また、アダプタ108とプリンタ109との間のインターフェースの種類に関しても、IEEE1284以外にも、RS232C、USB、IRDA、1394等でも良い。
【0200】
また、アダプタ108をプリンタ109に内蔵(一体化)する構成も可能である。また、上述した各実施の形態では、印刷データ変換工程をアプリケーションサーバで行なった場合を例示して説明したが、印刷データ変換工程を実施する場所については、アダプタ108内で行なっても良く、その場所は特に限られるものではない。
【0201】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明の印刷方法及び印刷システムによれば、印刷手段に搭載された印刷剤の種類に応じたコンテンツを印刷手段に送れるので、印刷手段に搭載されている印刷剤に最適な印刷データが印刷手段に遅れるという優れた印刷環境を提供することができるという効果を奏する。
【0202】
また、本発明の記憶媒体によれば、上述したような本発明の印刷システムを円滑に制御することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る印刷システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る印刷システムにおけるアプリケーションサーバの内部構成を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る印刷システムにおけるアプリケーションサーバ内のソフトウェアモジュールの構成を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る印刷システムにおけるアダプタの電気的構成を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る印刷システムにおけるアダプタに実装されるソフトウェアの構成を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る印刷システムにおけるPDAでのクライアント処理動作の流れを示すフローチャートである。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る印刷システムにおけるアプリケーションサーバにおいて、一般的なメール印刷機能を実現する際のサーバ処理動作の流れを示すフローチャートである。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る印刷システムにおけるアダプタの処理動作の流れを示すフローチャートである。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る印刷システムにおけるアプリケーションサーバ内のメールサーバでの処理動作の流れを示すフローチャートである。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係る印刷システムにおけるアプリケーションサーバ内のネットワークプリントサーバでのemailオブジェクト処理動作の流れを示すフローチャートである。
【図11】本発明の第1の実施の形態に係る印刷システムにおけるアプリケーションサーバ内のネットワークプリントサーバでのemailオブジェクト処理動作の流れを示すフローチャートである。
【図12】本発明の第1の実施の形態に係る印刷システムにおけるアプリケーションサーバ内のネットワークプリントサーバでのPrinterManagerオブジェクト処理動作の流れを示すフローチャートである。
【図13】本発明の第1の実施の形態に係る印刷システムにおけるアプリケーションサーバ内のネットワークプリントサーバでのPrinterManagerオブジェクト処理動作の流れを示すフローチャートである。
【図14】本発明の第1の実施の形態に係る印刷システムにおけるアプリケーションサーバ内のネットワークプリントサーバでのPrinterDriverオブジェクト処理動作の流れを示すフローチャートである。
【図15】本発明の第1の実施の形態に係る印刷システムにおけるアプリケーションサーバ内のネットワークプリントサーバでのPrinterDriverオブジェクト処理動作の流れを示すフローチャートである。
【図16】本発明の第1の実施の形態に係る印刷システムにおけるアプリケーションサーバ内のネットワークプリントサーバでのPrintJobオブジェクト処理動作の流れを示すフローチャートである。
【図17】本発明の第1の実施の形態に係る印刷システムにおけるMono/ColorURL取得処理動作の流れを示すフローチャートである。
【図18】本発明の第2の実施の形態に係る印刷システムの構成を示す図である。
【図19】本発明の第3の実施の形態に係る印刷システムの構成を示す図である。
【符号の説明】
101 PDA
102 携帯通信端末
103 通信網
104 外部プロバイダ
105 アプリケーションサーバ
106 インターネット
107 携帯通信端末
108 アダプタ
109 プリンタ
201 ファイアウォールサーバ(Fire Wall Server)
202 スイッチ(Switch)
203 コミュニケーションサーバ(Communication Server)
204 ネットワークプリントサーバ
205 RADIUSサーバ(RADIUS Sever)
206 メールサーバ(Mail Server)
207 WWWサーバ
208 PST&PHS
209 インターネット(Internet)
301 PDA
302 emailManagerオブジェクト
303 emailオブジェクト
304 プリンタDBオブジェクト(PrinterDB)
305 プリンタマネージャオブジェクト(PrinterManager)
306 プリンタドライバ(PrinterDriver)
307 プリントジョブオブジェクト(PrintJob)
308 ウェブブラウサーオブジェクト(WebBrowser)
309 ユーザHTMLページオブジェクト(UserHTMLPage)
310 HTMLページオブジェクト(HTMLPage)
311 RadiusSever
312 ポートマスターオブジェクト(PortMaster)
313 アダプタ(Adapter)
314 プリンタ(Printer)
401 インターフェース(I/F)
402 マイコン(マイクロコンピュータ)
403 U/I
404 インターフェース(I/F)
405 ROM
406 RAM
407 電源
408 バス
501 アプリケーション
502 プロトコル
503 通信キャリアプロトコル
504 H/W
505 アプリケーション
506 プロトコル
507 通信キャリアプロトコル
508 H/W(ハードウェア)

Claims (19)

  1. 携帯端末から電子メールを使って、第1変換手段に、前記第1変換手段がアクセス可能なインターネット上のホームページであるコンテンツの印刷指示要求を送る送信ステップと、
    前記第1変換手段が、前記携帯端末から受信した電子メールを印刷データに変換する第1変換ステップと、
    第2変換手段が、前記第1変換ステップにおいて変換された印刷データを、通信網を介して受信し、印刷手段のインターフェースのデータ形式に変換して、前記印刷手段に送信する第2変換ステップと、
    前記印刷手段が、前記第2変換ステップにおいて変換された印刷データを受信して印刷する印刷ステップと、
    判断手段が、前記印刷手段に搭載されている印刷剤がモノクロであるかカラーであるかを判断する判断ステップと、
    送付手段が、前記判断ステップでモノクロであると判断された場合には、前記コンテンツとしてモノクロ用のコンテンツを取得し、取得した前記モノクロ用のコンテンツを印刷データに変換して前記第2変換手段に送付し、前記判断ステップでカラーであると判断された場合には、前記コンテンツとしてカラー用のコンテンツを取得し、取得した前記カラー用のコンテンツを印刷データに変換して前記第2変換手段に送付する送付ステップとを有することを特徴とする印刷方法。
  2. 選択手段が、電子メールのアドレスによって印刷データを印刷出力する印刷手段を選択する選択ステップをさらに有することを特徴とする請求項1に記載の印刷方法。
  3. 指示手段が、電子メールのアドレスによって印刷出力方法を指示する指示ステップをさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷方法。
  4. 前記指示ステップは、電子メール本文印刷、添付ファイル印刷、電子メール本文+添付ファイル印刷及びURL(User Requirement Language:ユーザ要求言語)印刷のいずれかを指示することを特徴とする請求項に記載の印刷方法。
  5. 前記印刷手段はプリンタであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の印刷方法。
  6. 前記印刷剤はインクであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の印刷方法。
  7. 印刷手段と、
    受信した電子メールを印刷データに変換する第1変換手段と、
    携帯端末から電子メールを使って前記第1変換手段がアクセス可能なインターネット上のホームページであるコンテンツの印刷指示要求を前記第1変換手段に送る送信手段と、
    前記第1変換手段から通信網を介して受信した印刷データを、前記印刷手段のインターフェースのデータ形式に変換して前記印刷手段に送信する第2変換手段と、
    前記印刷手段に搭載されている印刷剤がモノクロであるかカラーであるかを判断する判断手段と、
    前記判断手段がモノクロであると判断した場合には、前記コンテンツとしてモノクロ用のコンテンツを取得し、取得した前記モノクロ用コンテンツを印刷データに変換して前記第2変換手段に送付し、前記判断手段がカラーであると判断した場合には、前記コンテンツとしてカラー用のコンテンツを取得し、取得した前記カラー用のコンテンツを印刷データに変換して前記第2変換手段に送付する送付手段と、を有することを特徴とする印刷システム。
  8. 前記第1変換手段はアプリケーションサーバであることを特徴とする請求項に記載の印刷システム。
  9. 前記第2変換手段はプリンタアダプタであることを特徴とする請求項7または8に記載の印刷システム。
  10. 前記電子メールのアドレスによって印刷データを印刷出力する印刷手段を選択する選択手段をさらに有することを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の印刷システム。
  11. 電子メールのアドレスによって印刷出力方法を指示する指示手段をさらに有することを特徴とする請求項乃至10のいずれか1項に記載の印刷システム。
  12. 前記指示手段は、電子メール本文印刷、添付ファイル印刷、電子メール本文+添付ファイル印刷及びURL(User Requirement Language:ユーザ要求言語)印刷のいずれかを指示することを特徴とする請求項11に記載の印刷システム。
  13. 前記印刷手段はプリンタであることを特徴とする請求項7乃至12のいずれか1項に記載の印刷システム。
  14. 前記印刷剤はインクであることを特徴とする請求項7乃至13のいずれか1項に記載の印刷システム。
  15. 印刷システムの制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納した、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であって、
    前記印刷システムの制御方法は、
    携帯端末から電子メールを使って、第1変換手段に、前記第1変換手段がアクセス可能なインターネット上のホームページであるコンテンツの印刷指示要求を送る送信ステップと、
    前記第1変換手段が、前記携帯端末から受信した電子メールを印刷データに変換する第1変換ステップと、
    第2変換手段が、前記第1変換ステップにおいて変換された印刷データを、通信網を介して受信し、印刷手段のインターフェースのデータ形式に変換して、前記印刷手段に送信する第2変換ステップと、
    前記印刷手段が、前記第2変換ステップにおいて変換された印刷データを受信して、前記印刷手段により印刷する印刷ステップと、
    判断手段が、前記印刷手段に搭載されている印刷剤がモノクロであるかカラーであるかを判断する判断ステップと、
    送付手段が、前記判断ステップでモノクロであると判断された場合には、前記コンテンツとしてモノクロ用のコンテンツを取得し、取得した前記モノクロ用のコンテンツを印刷データに変換して前記第2変換手段に送付し、前記判断ステップでカラーであると判断された場合には、前記コンテンツとしてカラー用のコンテンツを取得し、取得した前記カラー用のコンテンツを印刷データに変換して前記第2変換手段に送付する送付ステップとを有することを特徴とするコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
  16. 前記印刷システムの制御方法は、選択手段が、電子メールのアドレスによって印刷データを印刷出力する印刷手段を選択する選択ステップをさらに有することを特徴とする請求項15に記載のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
  17. 前記印刷システムの制御方法は、指示手段が、電子メールのアドレスによって印刷出力方法を指示する指示ステップをさらに有することを特徴とする請求項15または16に記載のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
  18. 前記指示ステップでは、電子メール本文印刷、添付ファイル印刷、電子メール本文+添付ファイル印刷及びURL(User Requirement Language:ユーザ要求言語)印刷のいずれかを指示することを特徴とする請求項17に記載のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
  19. 前記印刷手段はプリンタであることを特徴とする請求項15乃至18のいずれか1項に記載のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
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